さて、翻訳中のボルティングバイブルですが…、ずんずん進化中!
リンクはこちらです。
https://www.hownot2.com/
なんと手が足りなくなり、雇用できるだけ収入ができたそうです。
なんだか、日本も古いままでは、ダメね~と励まされます。
(探究心) × (現代のネット技術)
があれば、大きな広がりを作れるってことですね!
■ おまけ
九州のTradの岩場のトポ。
新しいトポだと、やっぱり、見やすいです。
さて、翻訳中のボルティングバイブルですが…、ずんずん進化中!
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なんと手が足りなくなり、雇用できるだけ収入ができたそうです。
なんだか、日本も古いままでは、ダメね~と励まされます。
(探究心) × (現代のネット技術)
があれば、大きな広がりを作れるってことですね!
■ おまけ
九州のTradの岩場のトポ。
新しいトポだと、やっぱり、見やすいです。
■ 昨日は久しぶりのモビトレクリニックの日だった♪
いやはや、私の、
”頼りになる弟”
は、ここにいたんですね!
院長の光安先生は、実はお姉ちゃんがいる。お姉さんとの関係を聞いたら、先生的には、「俺は姉貴がうざいんだけど、あっちは俺のことが大好きらしい」という感じだった(笑)。まさに、我が家。
私は、子供のころ、弟と姿かたちが似ておりで、「僕?」と姉&弟ではなく、兄&弟と間違われつつ、育ちました。
その弟は、24歳で突然死しました。水泳でメダルを取るような、すごいスポーツ選手でした。6歳から泳いでいたからなぁ。スポーツは万能で、中学のころ、チョコを14個もらってきました。亡くなった時は彼女が3人いました(汗)。
■ 分かっていないヤツ…
だけど…私の弟は、ほんと、分かっていないヤツだったんですよねぇ…。
だって、ロッキングチェアーに登って落ちて、頭、縫ったんですよ?
そんなの、登る前から、ごろん!ってなるってわかるやん!って、4歳児の私は思いました。
■ 小学生の世界観
まぁ、小学生くらいまでの勉強ができない子供=単純に理解力がない子供、です。
子供のころの彼は、自分を取り巻く物理世界、人間世界の理解について、限定的な視野しかもっていなかった…。
物理の法則、より、誰がえらいか?かっこいいか?が優先…
子供時代の彼の世界観と言えば、親が水泳を習わせたせいもありますが、例えば、
誰が誰に勝つ!
とか、そういうのです。まぁ、子供のころの男の子の世界観、なんて、そんなもんですよね(笑)。ご飯は、何もしなくても、自動的に出てくるのが当然とか(笑)。
なので、12歳で、すでに20歳の”大人”を演じていた… うちは片親なので、私は長く母親役の代行者でした… 少なくとも、演じる能力があった”子供大人”の私とは、かなり世界観(物事の理解力)が、かけ離れており、それがゆえに、
弟への心配、
が募るのでした…。
奴は物理の法則がわかっていなんじゃないか?
ってことです。
■ いやらしい比較
いやらしい比較ですが、必要なのであえて、比較しますね。このようなことは、社会人になってめったにしなくなりましたが、クライミング界、という限定条件で必要です。
私と弟がどれくらいかけ離れた世界にいたか?というと、私は各中学から一人か二人しか合格者が出ない、県内トップの進学校…周囲は医者とか弁護士とかの家庭しかいない…に進学したのに、弟は高校入学初日に、額にそりこみを入れ、学ランは裏地に龍。つまり、そんな学校しか入るところがなかったのでした…。
私の進学した大阪外国語大学は、司馬遼太郎を排した大学で、東京外国語大学と並ぶ、外交官の養成機関でした…一年生の時に外務省から学生招待があります。大学入学時、私の覚えている自分の偏差値は74でしたが、それでも周囲が賢いので、気分は、落ちこぼれ組でした…。
参考に、久留米大学の偏差値は…47~
学歴偏重というか、大人になったら、社会での成功に、偏差値などは関係ないというのが一応の建前ですが…クライミングに来て、
普通の物理法則がどうも理解できないらしい
クライマーたちの様子を見て、学歴や偏差値は、自分の安全を守る参考情報として重要だと意見を変えました。
誰もを公平に扱うにも、程度があります。
物理の法則…文登研が出している”確保理論”が理解できる程度には、知性がないと、クライミングを経験や瞬間風速であるクライミンググレードだけで実践するのは危険です。
さて、弟が高校の入学初日に、ヤンキーへ鞍替えしたのを見たとき…、私は、弟も苦労しているなぁと思ったのでした…。ですので、弟クラスの知性しかないクライマーにも同情的です。
そこが多くのちゃんとしたクライマーとの違いです。トップクラスのクライマーのみなさんは、物理法則が分からないダメクライマーのことなんて顧みてくれないですよ。
■ クライミングで再現された弟との関係性
この関係性は、私がクライミングで、しっかりとしたクライミング教育を長野の山岳総合センターで受け、経験40年の師匠について学び、そこから、
リスク管理がクライミングのすべて、という世界観
を理解したのに対し、周囲のジム出身の若い男性たちの世界観は、
10mランナウトより、40mランナウトする奴がえらい
とか
クライミンググレードが上のほうがえらい
みたいな世界観…であるのと相似形です。つまり、子供時代と、
起こったことが相似形
なんです。
子供のころ、ロッキングチェアを登った弟を心配して、
やっぱそうなったじゃん!
となる可能性が高い…(汗)。私の自動的な身体反応… 心理反応
アラート
が立つんです。 このアラートは、パニック障害、みたいな感じです。私が弟を守らなければ!という気持ちになってしまうんですね。実際、守ってやりましたが。
■ 原理的に死につながる世界観
なぜなら…
・10mランナウトより40mランナウトがえらい
・グレードだけが能力のモノサシ
という、クライマーの世界観(古価値観)だと、”原理的に”、もれなく死につながります(汗)。
この
”原理的に”
って、ところが大事で、そこがどうも、男性クライマー(で、知性が低いタイプの方々?)は、分からないみたいなんですよね…(汗)。
■ 心身がアラート反応
そこが、私にとっては、感情が自動的に反応してしまい、
”焦燥”・”いらだち”・”軽蔑”・”攻撃したくなる”
のポイントでした。
一言でいえば、「アホちゃう!」って感情です。
腹を立てて付き合ってられん、と出ていくならまだしも、”弟”と脳が反応しているから、出ていけないんですよね…。
だから、ダブルバインドでうつになりました。
■ 真の弟はここにいた!
ところが、光安先生は、私より、物事が分かっているんです!弟なのに!(← あくまで私の脳の誤解です!血のつながりは当然ですがありませんよ…笑)
年下の男性で、自分より、頭が良く、知性が高く、頼りになる男性に出会ったことで、なんだか、すっかり肩の荷が下りたというか…
私にとっては、先生の存在自体が、クライミングで殺されかけ、トラウマの映像がフラッシュバックするようになったことのセラピー…です。
やっぱり、ちゃんとしている人は、ちゃんとしているんだ…的な(笑)。
■ 当たりが悪かっただけ
そう、私は単に、当たりが悪かっただけ、なのです。
しっかし、九州に来てからは、ベテランなら安心、という山梨クライミング時代に培った、安心の行動法則も役に立たず(汗)。ベテランはおらず、ペテランしかいなかった。
老クライマーはむしろ、間違ったことを世間に流布している側でした…(汗)。樋口先生以外。
ダメ事例としては、
・カムの配置が悪くてロープがスタックしても、おかしいと気が付けない
・マルチピッチのルートで、適正にロープの計画を立てる能力がない
・新品を持っている人がいると、人のロープでリードしようとする
・リードを任せたら、ロープアップされない
・カムが3つ飛んで、反省するのではなく、自信をつけてしまう
・岩場のルートのグレードが5.9とあるとき、5.9ではないことが分かっていない
・エイドルートを目指しているのに、フリーを頑張る
・自分の力量(登れていない)を客観的に評価できない
・人をグランドフォールで落とすまでビレイを顧みることができない
・ぱっつんビレイが、リードクライマーに負担があるビレイだと分からない
・スポーツクライミングのビレイは、外岩のビレイと同じではない(流してはいけない)
・たぐり落ちでも、ちゃんとキャッチできないといけない(クライマー側のミスであってもミスをカバーできるだけのビレイ能力が必要)
・相手を自分のミスで、死の危険にさらしてもそうと気が付くことができない
・残置で登ろうとする
・プロテクションの適正な設置について理解ができない
・動くものに道標つける
・支点ビレイは、リードに使ってはいけないと分かっていない
・一人のビレイヤーが2名をビレイする
・ちびにエイドルートを登らせようとする
・残置を使って登ることが、危険行為だと分かっていない
ということかなぁ…。
山梨時代は、ビレイについて分かっていないのが初心者だと思っていましたが、そうではなく、山から入門した人でも、
きちんとした登山教育を受けていない人は、ジムクライマーと同じ考え方をアウトドアに適用
している。それは同調圧力のためですかね?
そのことが分かったのが収穫かな…。
■ モビトレの勧め
モビトレでは、整形外科の先生以外に、内科の先生とPTの先生がいます。
クライマーで、ケガをした人が、ケガを繰り返させないために、どのようなトレーニングに進めばよいかを、先生は、レントゲンで全身状態を見ながら、適切に助言することができます。
また、コツ(骨)や人体の再生には、コラーゲンという基本栄養素の十分な補給が不可欠ですので、現代の最新の栄養学である分子栄養学での食事指導もセットで行われています。
いくら運動しても、体の素材になるものが摂取されていなければ、回復は、遅延しがちになります。それでなくても、成長期を過ぎた人は、老いと戦っているのに…
というので、クライマーでケガをして、慢性症状がある方は、ぜひ一度モビトレを訪ねてみてください。
先生、とっても知性が高いスポーツ選手なので、しっかりとしたリハビリ計画が立てられます。
ほんとスポーツ分野に必要なのは、運動能力ってより、知性のほうです。
ほんと、九州のクライミングで欠けている資質は、勇気でも、能力でもなく、
知性=理解力
のほうですよ。
■告解と自浄ごい
今日の仏教説話。
チュッリパンダカが、掃除から、心のチリと垢を払うのが大事だと悟った話。
この話、何度聞いても、「あー、お兄さん可哀そう…」と思ってしまいますね…。
私は勉強がよくできて、100点取れる子どもでしたので、先生に「ほかの子にも教えてやって」と言われることが多かったのですが、教えても、みんなできないんですよね…。
特に、弟。弟の数学とか、こっちがキーっとなって、すぐギブアップでしたね…。そもそも、相手も教わる気がないし。
クライミングも同じでした…。
「カムでロープスタックしてるよ~」
「なんで、そんなこと言うんだよー!!!」と頓珍漢な答え=怒ってるけど、その怒り間違っていますけど?
なんでって…、そりゃ、登れなくなるからですよ…
子どものころは、馬鹿につける薬はない、と思っていました(笑)。
大人になってからは、これは…と青くなることが多い…。
というのは、こういう知性の人がリーダーだと、それにぶら下がっているメンバーの人、全員が間違った考えを受け入れてしまうからです。リーダーの知性=メンバー全体の知性。
日本のリーダーをやっている人たちの知性が下がっていることは、政治家の様子を見れば明らかでしょう…。
そのために、庶民が割を食っていることは、各国比較でも明らかでしょう…。
まさに起きていることは、すべて正しいみたいな感じ。
クライミング界は世界の縮図。
https://www.yarigatake.co.jp/dakesawa/blog/details/12348/
からの引用です
■ こんなお粗末な遭難者にかける温情は無い
ーーーーーーーーーー
警察での事情聴取を終え、テントを郵送で送ってくれないかと本人から電話が来たので、
「こんなお粗末な遭難者にかける温情は無い、自分で回収に来るまで毎日2000円のキャンプ代を加算するからな」と言った私はひどい人間でしょうか?
■ トンデモ収集器になっているワタクシ No Marcy on Poorly prepared climbers
またロープも持っていないのに登りに行きたいという人がいて、困っています。
以下、リンヒルペルソナによるAIの生成回答。
もう、トンでも収集器として耐性、付きつつあります(笑)。いちいち付き合ってられん系ですわ。
私のような指導的立場にある人は、AI活用してください。適切な文面、作ってくれます。
■ AI's answer
You: Hey, I'm new here and really want to find a climbing partner, but I don't have the right gear. Any advice?
Answer: I understand the challenge you're facing. Climbing without proper gear is not just tough, it's impossible and unsafe. Here's what you should do:
1)Rent Gear: Check if local climbing gyms or outdoor shops offer gear rental services. It's a practical way to access the necessary equipment.
2)Buy Essentials: Prioritize essential gear like climbing rope and draws. These are crucial for safety and can be more affordable than a full set of gear.
3)Learn About Gear: Educate yourself about the different types of climbing gear and their proper usage. This will help you make informed decisions when acquiring gear.
4)Safety First: Remember, safety is paramount. Climbing without proper gear can lead to accidents. Consider indoor climbing options until you can secure the gear you need.
5)Save Up: If possible, start saving for the gear you need. It's an investment in your safety and enjoyment of the sport.
Well-being should always come first in climbing. Good luck on your climbing journey, and remember to prioritize proper gear for your own safety.
ーーーーーーーーーーーーーーー
あなた:やあ、僕はここに来たばかりで、クライミングのパートナーを見つけたいんだけど、適切な道具を持っていないんだ。何かアドバイスはある?
答え あなたが直面している課題はよくわかります。適切な装備なしでクライミングをするのは大変なだけでなく、不可能で危険です。以下は、あなたがすべきことです:
1)ギアをレンタルする:
ギアをレンタルする:地元のクライミングジムやアウトドアショップがギアをレンタルしているかどうか調べてみましょう。必要な道具を手に入れるには現実的な方法だ。
2)必需品を買う:
クライミングシューズやハーネス、ロープやドローなど、必要な道具を優先的に購入する。安全面でも重要で、一式揃えるよりリーズナブルな場合もある。
3)ギアについて学ぶ
クライミング・ギアの種類や正しい使い方について知識を深めましょう。道具の種類や正しい使い方を知ることは、道具を揃える際の判断材料になります。
4)安全第一
安全第一です。適切な装備のないクライミングは事故につながります。必要な道具が揃うまでは、インドアクライミングも検討しましょう。
5)お金を貯める:
可能であれば、必要な道具のためにお金を貯めましょう。クライミングを安全に楽しむための投資です。
クライミングは、常に生命維持が第一です。あなたのクライミングの旅の幸運を祈るとともに、あなた自身の安全のために適切なギアを優先することを忘れないでください。
■ 老兵は死なず…
じゃないんですよね…。 誰でも年齢が上がると、視野狭窄に陥ってしまうもの…
年配の開拓者は、ご本人は気が付いていないですが、
若い人に開拓の場を譲ってもらっている
ということを知るのは、残酷かもしれませんが、真実です。
参考記事: https://allnevery.blogspot.com/2020/03/blog-post_23.html
1980年代ならいざ知らず、2023年の現代でもカットアンカーを使い続け、適正グレードが分からないからグレードええ加減&適性ボルト間隔も分かっていない…のに、一度打ったボルト位置は変更不可能という不文律があるクライミング業界で、限られた貴重な岩資源に新しいルートを引く…って、貢献じゃなくて、迷惑行為に、むしろなっているってことなんですが…。
現代では、海外経験が豊富で適正グレードが分かり、不可能と言われた課題をフリーで登れる若い人は、ちゃんといるんですよ。生活のゆとりがなく時間が限られているだけで。
誰だって若いときはそうでしょう…
年を取って、家庭にも居場所がなく、クライミングが唯一の生きがい、と言う生活を送っていることが、容易に想像できるご高齢の開拓者に、迷惑行為なんですよ…と面と向かって言える人は、通常いません…。
なんというか、というと?
「限られた岩場資源を守っていきましょう」
と婉曲表現します。
「岩を傷つけるのを辞めましょう」
とか。
大ランナウトなど、ロープの意味のない打ち方をしても、そのボルトは落ちれない箇所にあれば、ただの気休めでしかなく、むしろあるほうが自然破壊になります。
適性ボルト以外の、どんなボルトもあるだけ、逆に落ちてもよいという心理が働くので、逆に危険です。
ただ、昔からの習慣と無知で、カットアンカーによる開拓を続けてしまっている場合、あるいは、適正ボルト間隔を身に着ける機会が、生涯なかった人が打ち続けている場合、これまでの習慣を改めるのは難しいかもしれません。
明日は我が身、ということで、儒教の伝統がある日本の若い人は、年配の人に対して
「そっとしておいてあげよう」
と思っているわけです。現代クライミングの内容を理解せず、古い価値観(エイドクライミングでのアルパインがアルパインの前提になっている)を先入観から持ち続けたまま、
「あいつもまだまだだな…」
と若い人の登攀を雑誌で見ても、思ってしまっているんだろうなぁ…と思います。たぶん、トップクラスの登りの意味が、もはや分からない…ってことなんですよね…。昔はエイドが前提だからです。
その意味では、青ちゃんはちゃんと現代レベルのすごいクライミングを、いかにすごいか?が理解できていない状況には陥っていなかったので、えらいなと思います。
こちらの年配者は、最低ラインを5.12に設定するフリークライミングを基礎力とした、現代アルパインクライミングを理解していません。だから、
結果、
老兵は死なず…(というナルシズム…俺も頑張らねば)
(一流クライマーを見ても)あいつらはまだまだだ…
という心境に陥るものと思われ、それが
俺が開拓せにゃ誰ができる
という、事実誤認に基づく使命感につながっている、ということが言えるように思います。
なんせ、トニーの登りを見て、昔のアルパインクライマーは、未知じゃない、と言ってバカにしているんですよねぇ…。あなたたちが登れる未知のラインはつぶし切ったんで、今の若い人は困難を課題にしているんですよ。それもひと時代おわって、今では、困難を基にする課題すら、枯渇中です。そんな中で、登攀力の落ちた人が初登ルートを開いても…(汗)。
現実は、若い人に岩資源を譲ってもらっているんですよ。
■ ダブルバインド
危険なカットアンカー&長距離ランナウトで登らなかったら
→ チキン呼ばわり
登って落ちて死んだら
→ 自己責任
と言う風に巧妙に支配の構造が見えます…。 前に「蛮勇」とか、「もうちょっとボルトを信頼して」とか言われましたが、そのボルト、海岸にあるカットアンカー… それを信頼する奴がいたら、バカである、って奴でした…。
ので、基本、「大丈夫?」と言ってあげたほうがいいのは、危険なボルトと知っていて、そこにバンバン落ちて、ロシアンルーレット状態を楽しんでいる人のほうです。
アドレナリンジャンキーになってしまっており、”中毒状態”ですね…。
https://www.youtube.com/watch?v=_5kWMeJUzCk
■ 私はチキンです!
私の知っている限り、きちんとしたクライマーは、自分が、臆病者呼ばわりされることを受け入れています。
怖いというのは、当然の感情です。ので、怖い場合は、それを受け入れることがクライマーとして大事です。
大体、俺は怖くないぞーとやらないといけない、というのは、思い込みです。
40mノーピンがいかに簡単でも、危険なものは危険だと分かる感性のほうが大事です。
■ ACの心理学と重なることが多い クライミング界
アダルトチルドレン系の心理学は、もともとはアルコール中毒患者の研究からスタートした、共依存関係の心理学です。
なんで、共依存の心理学が、クライミング界で有効なのだろうか?というと…
奥深いものがありますね…。
日本人は特に、クライミングするということに自尊感情の根拠を求めてしまい、怖いもの知らずの俺=かっこいい俺=自己肯定しやすいということになってしまっているような気がします。
怖いもの知らずの本場、ヨセミテでは、そっち系の人が究極のお手本(=死)を何例も示しているので、その行為の異常さがあまりにも明白なので、それに続く若い人が出ない。
一方、日本では、中途半端です。自分の小さい山で(周囲の人の間で)、10mランナウトより、20mランナウトがすごい、20mより40mがすごい、みたいなミニミニ競争になっています…。
しかし、エルキャップフリーソロの時代に40mランナウトを自慢しても、かなりちんけですよねぇ?
国内を見ても、甲斐駒スーパー赤蜘蛛フリーソロの時代なんですよ?
5.8とかの40mランナウトで自慢になるんでしょうか?なりませんよね?
まぁ、自慢じゃないんだったら、ただ、怠惰なだけってことになりますが…。
私も小川山では、大ランナウトが核心の”春の戻り雪 3P”で、マルチの練習していましたけど、大ランナウトということを聞いて落ちれないルートだということが分からない初心者時代は、すでに抜けていました。
いまだに古いメンタリティで、小山に登って俺が一番だ!とやる自慢大会に陥っているとしか思えない九州のクライミングルート… 小学生レベルです…(汗)。
そんなのに、うっかり付き合わされないよう、若い人は気を付けましょう☆
こちらでは、古い山岳会に所属していた人は、すべからく、古い感性を身に着けているようで、山岳遭難の温床となる考え方に気が付けていません。
正しい感覚と言うのは、このようなものです。
■ 事例
ーーーーーーーーーーーーー
■催眠=変性意識状態=ゾーン&フロー=トランス=パーツ=ペルソナ
その時出している”自分”、一種のトランス状態、ということが分かった。
うまく行かないのは、その時出している”自分”が、おかれた状況や環境にmatchしていないから。
これ以上、納得の答えを得ることはないなーというくらい、納得した。
つまり、
年下の男性と登る=弟を守る姉ペルソナが、自動発動して、殺されそうになった。
以前、師匠と登っているときは、やんちゃなのは、私のほうで、
遊びたい盛りの娘ペルソナ、
だったかもしれない(笑)。
■ トラウマの消し方■ ダブルループ学習
と言う言葉を知って、クライミング界に全く足りていないのは、これだと思った。
詳細はこちら。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ダブルループ学習」とは、既存の枠組みや前提そのものを疑い、新しい考え方や行動の枠組みを取り込む学習プロセスのこと。 過去の学習や成功体験を通して獲得した考え方や行動の枠組みのうえで問題解決を図る「シングルループ学習」を改善のプロセスとするなら、「ダブルループ学習」は「改革」と言えます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
40mランナウトで特攻隊=的外れなヒロイズム=俺ってかっこいいを求めるクライミング…
って、”俺の成功体験”にしかならないですよねぇ? 10mより20mがすごい、20mより40mがすごい、って、階段何段飛べる?のレベル感…つまり、誰が見ても幼稚ってことです。
原理的に、クライミングの安全管理としては破綻している。
現代では、ただのバカっぽいクライミングって意味になりますけど。
バカっぽいクライミングが、そんなに価値がある活動のようには、感じられないんですよね。
しかも、そんなので殺されかけたとあっては(笑)。
かっこいいっていうより、
バカっぽい
です。なんで、
”勝手にやればー”
って気分なんですよね。
ゾーンやフローを求めて登っていた甲府時代、アイスクライミング時代とは、まったく違う、ちんけな活動に感じられます。
クライミングの初期のころ、
けつを歩いてくれる先輩が良い先輩だ、
という指導を受けました。
大体山からスタートした人は、トップを登る(リード)が好きなもの、だからです。なんせ一人で山に行っちゃうくらいってことなんで。
しかし、同時に
嫌がっている人にリードを無理強いしてはならない
というのも教わりました。 この2番目のは、大体は守られていません(笑)。
■ 初心者に何を登らせていいのか、分かっていない指導者が死亡事故を作る
一般にクライミングの初心者が、
自分が何を分かっていないのか、分かっていない
っていうのは、大体許されます。どこの世界でも、初心者ってそんなもんだからです。
しかし、
会を率いていたり、開拓者名簿に名を連ねるような人
が、昨今では
分かっていないことが分かっていない、
ということが、九州に来てわかりました。
そのため、本来初心者が取りつくべきでないところに、「〇〇さん、ここを登ったら?」と取りつかせている。そのため、事故が減らないってことなんですね。
もう、これ、世紀末的症状ですね…。
私は師匠の青ちゃんとは、クラックのリードをめぐっては喧嘩しましたが、それは、私に危険なことを無理強いしようとしたからです。そのような喧嘩ができる心理土台(信頼関係)が、彼との間にはすでに築かれていました。ですので、喧嘩ができる。
つまり、上下関係はなかったということですね。格下の私が自己主張して、自分の身は自分で守るということをできていたわけなので。
■ 境界線の侵略=怒り
怒りというのは、個人の境界線を侵されたときに沸き起こるもの、です。
境界線侵略の最たるものは?
殺されるー
です。命は一個で代えが効きません。その場合に、正常な怒りが必要です。
九州では、単純に、
40mノーピンを新人に勧めるということが、殺人に匹敵する境界線の侵略だという自己認識がない
のでしょう…。
クライミングは、いい加減な気持ちで取り組めば、死に至ることがある活動だ、という自覚がないのか?
それとも、それは知っていて、自分が危険に陥りたくないために、右も左も分からない新人にリードさせたいのでしょうか?それなら、なおのこと、たちが悪いですね。
自分にはもうリードする能力がない、だから、誰かやって…というのは、年をとればだれでもありますから、それは許されるのではないかと思いますが、それなら、普通に”お願い”すればいいだけです。
■ 「〇〇さんなら登れる」のおだてに弱い人は要注意
良く使われる話法が、「〇〇さんなら登れる」です。
おだてに弱い人は用心しましょう。
実は、おだてに弱い=自尊心が低い、という心理法則があります。
あまりうがった見方をする必要もありませんが、大ランナウトしたルートでリードクライミングがこなせるかどうか?というのは、
属人的スキルではなく、登攀力のゆとりの量次第
です。誰であるか?は関係がありません。
つまり、5.6は、5.10aが登れる人は、まず落ちません。(その5.6のレーティングが正しい前提で)
5.9を安全安心に登れる登攀力のゆとりは、5.12です。(日本のルートの5.9には、5.2~5.12以上の全部が含まれるからです)
これが、あなたなら登れる、と言われてしまうと、”俺”が登れて、”俺”がすごいという属人的スキルのことだ、と言う風に勘違いしてしまう人が現れます。気を付けましょう。
そうでないと、ただフォローで安全安心に登りたい人に、利用されてしまいます。
■ 現代の若者 5.12は普通
現代の若者は利用されがちです。
現代の若い人は、昔、5.9の外岩を登るために必要十分のスキルのゆとりだとされた、5.12は、すぐに登れてしまいます。ので、ほだされてリードに進むと思いますが、リード能力には、登攀力だけではない、ほかの能力が、いります。
他の能力って?そこのところをきちんと説明できる、言語化できる年配の指導者には、私は会ったことがありません。
最初の師匠は易しいルートに連れ出して、私に盗ませようとしていました。二番目の師匠は、セカンドで登りながら、観察によって盗ませようとしていました。これが王道のようです。
この王道は、鈍い人だと、ただ楽しー!だけで終わってしまって、何にも学ばないです…師匠が作った支点を見て、見て盗むって、余裕がない人にはできないわけです。
■ 日本にはロッククライミングの指導者マニュアルも資格もない
海外ではきちんとロッククライミングの指導者向け講習があるようですが、日本では、日本フリークライミングインストラクター協会の資格取得以外は、
指導者になるための学習カリキュラムがない
です。
結果、この資格を持たない人、山岳会で年齢が上だから、前からいるから、と言う理由だけで後輩にクライミングを教えることになってしまうのが、日本の現実です。
これは、言うまでもないですが、うまく行っていない現状です。これまで通りのことをやり続ける限り、この現状は変わらないでしょう。
■ 若者は利用されがち
自分はもう年を取ってリスクを取りたくない、つまり、リードでは登りたくない、登れる若者を利用したいと思う人がいた場合、たぶん、ビレイで自分に依存するように仕向けてくるでしょう。
「僕、〇〇さんのビレイでしか登る気になりません」
みたいなのが、期待となるはずです。
私の提案は、年配の人は自分が登れるようなところを登ったらどうですか?ということです。アドレナリンジャンキーになっており、易しいところでは萌えないのかもしれませんが。
■ 一般的には、クライマーは、リードを覚えるより先に、ビレイを覚えるほうが先決です
自分の命を守るのが先か?人の命を守るのが先か?みたいな卵と鶏の関係ですが、ビレイができないクライマーと登りたいクライマーはいない訳なので、ビレイが先だと私は思います。
そして、ぎりぎりのリードをしている人のビレイをしなくては、ビレイは身に付きません。
こちらのユージさんの登攀では、ぎりぎりのリードで、ユージさんがビレイに守られている状況を見ることができます。
https://allnevery.blogspot.com/2023/08/yuji-hirayama.html
フリークライミングで必要なのは、このような登攀のビレイで、落ちないアルパインのルートでロープの端っこを持っているだけのビレイではありません。
9割以上落ちているのがフリークライミングなんですよ? RPでグレードを上げるっていうのはそういうことです。
■ 古いクライマーのビレイが悪い事情
アルパインクライミング、ましてや、アルパインが全部エイドクライミングだったころのクライマーができるビレイと言うのは、
落ちないクライマーのロープの端っこを持っているだけのビレイ
です。古いクライマーは人工壁での落ちるクライミングをしていない人が多く、また、していたとしても、自分の古いビレイスタイルが、全く不十分なビレイだと分かっていない人が大多数です。
壁から、2mも3mも離れたビレイをしています。指摘しても、言うこと聞かないです(笑)、それは確かに人工壁では、びったんこビレイをしても、ビレイヤー本人には痛くもかゆくもないからです。なんせロープに衝撃きません(笑)。それ自体が間違ったビレイの証なんですが。俺はこれで40年安全に登ってきた、と言い返してきます。
それは、本人が、リスクをビレイされている側に転嫁してきたってだけです。我慢しているのは、ビレイされているクライマー側です。
まとめると、ビレイヤー側の無自覚、クライマー側の我慢がセット販売になっています。
父子で登っていたりすると、子供の側は父親のビレイがまずいビレイだとなかなか気づけないです。機能不全家族と同じですね。山岳会でも同じです。
■ 5.9で落ちたクライマーを馬鹿にするクライマー
山梨にいたころ、同じ山岳会にいた女性クライマーで、国体にも出た若い人が、外岩5.9で落ちていたんですが…
フリークライミングで、5.13が登れるという人に、えらいバカにされていました。
私は?というと・・・
その人が落ちた5.9って、ほんとにナインなのかなぁ…
と思っていました。私は行ったことがないルートだから、分かりませんが。これが正しい認知だと思います。
だって、その人、山梨代表で国体に出たほど、クライミング上手なんですよ?それで落ちる場所って…ナインじゃない可能性のほうが高いんじゃ?
外岩5.13だと、その外岩の5.13は評価が確立している5.13ではなく、もしかしたら、お買い得品の可能性もあります。
■ グレードが正しいというのが、そもそも幻想です
アイスクライミングでは、グレードはその年の氷り具合によって変わりますので、グレードを意識しながら登ります。
「今年は6級やなー」とか、「もうみんなに登られすぎて段々ついているから、トポは5級だけど今なら4級」とかです。
つまり、自分の中でグレードを判定する内的基準を自分で作っていく作業が、グレーディングです。
逆に、人工壁だと、グレードが正しいという前提で登ります。ピンクが6級、黄色が7級とかそういう感じです。なので、赤=2級を登っていると、ふんふん!と鼻に掛けたりする人もいます。
しかし、外岩になると、
課題に与えられているグレードがあっている、という前提は全く危険
です。
外岩に出る人が、無意識で信じているのは、外岩のグレードが正しいっていう誤解です。
外岩のグレーディングは、比較的正しいのは、UIAA4級まで、です。登攀グレードである、5クラス以上は、5.7易しい、5.8やや易しい、5.9=5.15まで全部含まれる、みたいなことになっています。
したがって、普段、5.9がすいすい登れる人が、普通にとりつくと、5.12が途中で出てきますので、当然ですが、登れなくなります。
外のルート、現状では、マルチピッチは易しいところほど、昔のアルパインルート(エイド)の置き替えボルトなので、グレードがあっていない率が高く危険です。
くだんの、5.13の彼は、最初から高い登攀グレードのところしか登らないでいたのでしょう。
高い登攀グレードのところ=ピン間隔が狭く命がけには全くならない
です。特にショート、つまりゲレンデではそうです。ルートでも同じなんではないですかね?
つまり、高難度ルートだと命がけはないので、5.9くらい登れよ、と発言している人は、その内容を実は分かっていないかもしれませんね?
あなたなら、難しくて命の危険がゼロのルートを登る人と、易しいけど命の危険があるところを登る人、どっちになりたいです?
どっちが勇気ある人か?っていう天秤にかけると後者になりますが、勇気ある人の称号を得るために命がけになって死んでしまって、
いや~今世もいい命の使い方したなーっ
て思います?
実際死んでしまった人はどう思ったんでしょう…
山梨時代も、三つ峠で取るべきセルフを易しいからと言って取らず、落ちて死んだ人や、アイスクライミングのパートナーが見つからず、冬の富士山に行ってしまって死んだ人がいましたが、ああいう人たちは、自分が精いっぱい生き切ったと思って死んでいるんでしょうかね?
九州なら、根子岳に登って死んだ人とか。
私には、愚かな死としか思えませんが。
話がそれましたが、九州の指導者は、フリークライミングによるロッククライミングが、分かっていない可能性が濃厚だ、という話題でした。