2024/12/15

【冬山入門】正月の天狗岳でスタートしましょう

 ■ 装備に不備があると、凍傷になります

当方が、冬山(雪山)デビュー時に通った山です。一年で3回、4回と同じ山に通う、というのが、冬季登攀デビューにおすすめの手法です。

未知の要素が多すぎると、アップアップになりますので、同じ山に通えば、雪質の違い、天候によって変えるべき行動の差…など、経験値を貯めることができます。

八ヶ岳独得、八ヶ岳固有のリスク、を知る、ということが経験値の中身です。

山小屋で歓談することで、他の登山者から、教えてもらったり、自分で経験することで、よく知ることができます。


ここがスタートで

装備に不備があると一発で凍傷の可能性があります。ので、事前に山道具屋さんで、相談して、最初は

ビビり過ぎ

位で行ってもOKです。徐々に過剰装備が外れて行きます。

逆に、良くないのは、過小装備です。6本爪アイゼンで行けるよ、などと言いがちですが、どうせステップアップしたら買いなおしになります。きちんとしたアイゼンを求めましょう。

靴も同じで、シングルのブーツでも行けますが、富士山へ行く軽登山靴ではさすがに無理です。

■ こうなった…第一ラウンド終了

           これがゴールでした(笑)第一ラウンド

北八ヶ岳で雪の山に憧れて、独学でスタートした私の山は、神津牧場のアイスリードで、終了しました。

八ヶ岳のアイスクライミングのルートも、いくつか行きましたが、そのうちのいくつかは、この天狗岳に、初心者さん、お上りさんで、登っていた時代に、他の宿泊者から教えてもらったルートです。

それらへ行く中で、工夫して独学し、これ以上高度な山に行くには、独学では無理だ、と自覚して、山岳総合センターや都岳連の講習会に参加し、山岳会に所属しました。

その自覚自体が起きるためには?

自分の足で、ステップアップして行かないとだめなのです。

なんせ行きたいのは自分なんですから… ほかの人が連れて行ってくれるから行く、という山をやっていたら、凍傷で指がもげたら、その人のせいってことになりますが、こんな簡単な天狗岳程度でも、凍傷で下山する人も、います。

その自覚を一つ一つ作っていく、自分にとってのリスクに一つ一つ対処していく、それが、山における自信を作っていく源、です。

ロッククライミングも同じです。

自己顕示欲の山より、自分の足で作る山。楽しいですよ。本当の意味での自信もつきますし。