2024/12/21

これまでの歩み

 ■これまでのあゆみ

前史:2009~2017年 山梨時代

ヨガのインストラクターをしつつ、雪山からアイスクライミング&トラッドクライミングへ。 クライマーとしての詳細はこちら

夫の仕事の転勤により、福岡へ3度目の転居。同じタイミングでUIAA『登山総合ハンドブック』の出版依頼を出し、出版される契機をつくる。翻訳依頼を受けるが、固辞。

以後、クライミング教育の不在により、僻地と言える九州でのクライミング環境の悪さに、クライミング自体をあきらめ、クライミングによる地域おこし活動へ、活動内容をシフトする。

■ ここから

2017年 クライミングによる地域おこしに取り組みを開始する

    ・積雪期登山ガイドステージ2を取得  筆記試験・実技試験 合格

2018年 岩根山荘でアルバイトし、川上村について知識を得る

    カウチサーフホストを実践し、外国人(クライマー含む)のゲスト対応。

    同時に、福岡市公認・観光ガイドを個人事業主として行う

    スタートアップ福岡に参加し、起業プランを練り始める

    このころより、クライミングによる地域おこしについてフィジビリティスタディ開始。

2019年 

           ゲストハウス天空の茶屋敷でゲストハウスキーパーを行う

    外国人向けに福岡八女・日向神のベータサイトを作成する

    TheCrag.com ウルフからの依頼で、日本で唯一の翻訳者となる

    3月 岸良クラックで肉離れし、クライミングできなくなる。

    自給自足のエコビレッジを目指し、自然農をスタートする

    9月12日 膝を亜脱臼し、登れなくなる(3年)。

2020年 

   九州で普及しているカットアンカーが、現代では不適切なボルトであることが判明し、JFAが協力に来てくれる。日向神でリボルトが行われる。

 https://allnevery.blogspot.com/2021/04/21.html

 ・岩とお友達になる会を発足し、子供たちに体験クライミングを行う無償活動を行う

 ・大分八面にクライミングによる地域おこしを提案する

 ・熊本五木村にクライミングによる地域おこしを提案する

 ・農業を覚えるため、マキイ農園で農業のアルバイトをスタート

2021年 農業研修に参加し長崎県大村市で、クライミングによる地域おこし提案を行う

 https://allnevery.blogspot.com/2021/02/blog-post_2.html

 林業就業者支援講習に参加し、自伐型林業×クライミングの可能性を打診する

 宮崎県延岡市・日之影町にクライミングによる地域おこしの提案を行う

 https://allnevery.blogspot.com/2021/11/blog-post_7.html

 日本フリークライミング協会の奥村さんがビレイ講習をしてくれる

2022年 2月、うつ病発症し、一年あしぶみ。栄養療法に取り組む。

  ・和歌山県色川地区に農業研修に出かけ、南裏健康さんの幼馴染の方と知り合いになる

   ニワトリのトサツを経験させてもらう

  ・天草に牛・豚の放牧の勉強に出かける。だるま放牧豚さん。

  ・3月悪性貧血によるうつ病を発症

  ・11月 熊本水上村にてログハウスビルド講習会に参加する (国産材の用途開発) 

  ・1月 奥村講習2度目 たぐり落ちのキャッチ

2023年 うつ病治療のため、分子栄養学を学び、ONE(Orthomoleculer Nutrition Expert)を取得する。以後、栄養相談窓口開設。

 2月 北海道・旭川および下川町へクライマーがやっているゲストハウスを視察に行く

 3月1日 アキレス腱断裂。一年のリハビリ期間を余儀なくされる。

  水泳を習い、フラッシュバック(トラウマ)を克服する

  心理療法を勉強し、トラウマについての知見を深める。

2024年 立山で夏山小屋バイトを行う。9月、瑞牆に空き屋を見つける。

 9月 さかさま不動産より大家さん発見の連絡をもらう

 10月 プチMBAに参加中。

■ 当方の共同生活経験

・学生寮にて7名の女性同士での共同生活経験(自炊、トイレ、バス共同)

・アメリカサンフランシスコ郊外での住み込みバイト経験

・アメリカサンフランシスコ市内でのシェアハウス経験(6か所、含むゲイ・レズビアンとの共同生活。高齢者・子供)

・オーストラリア・メルボルンでのシェアハウス経験(水彩画アーティストの家など3か所)

・東京・中野でのシェアハウス経験 個室&女性

・Wwoofにて共同生活経験

・夏山小屋バイト(五竜山荘・大日小屋 個室なし)

・ゲストハウス運営(天空の茶屋敷)

・ラオスグリーンクライマーズホーム ドミトリー

・台湾 The Bivy ドミトリー

・その他:車中泊、無人小屋、雪中テント泊など…女子にしては大概のところで泊まれます

■ 空き家再生系の勉強

このほか、以下の空き家再生系の勉強も行っています。

1)5年にわたる不動産の監視と勉強(含、山梨時代)

2)空き家プロジェクトIn福岡でのセミナー参加

3)建築不可物件再生セミナーへの参加

4)地域おこし協力隊 募集要項を規定するコンサルタント集団の勉強会参加

5)八女のゲストハウスでのアルバイト

6)岩根でのアルバイト

7)不登校の子どもの支援をしているまさみさんとの出会い(地方移住経験11回)

8)エンジョイワークスでの空き家再生プロデューサー講座への参加

9)空き家レンジャーへの参加

10)当方の空堀の転勤留守宅の活用の試み

■ 提案リスト

https://allnevery.blogspot.com/2023/06/blog-post_34.html

https://allnevery.blogspot.com/search/label/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E3%81%8A%E3%81%93%E3%81%97

ずいぶん長い道のりを来ました。

ここまで、無給&無休で働いてきた気がします。途中、怪我により、クライミングそのものができなくなり、栄養療法や水泳によるリハビリ期間などを経て、心理療法のカウンセリングを受けることになりました。これまで、活動にトータルで約300万円ほど出費しているのではないかと思います。

■ トラウマ、脱臼、アキレス腱、鬱病…数々の試練を乗り越えて

言語獲得以前の幼少期に父親に水に突き落とされ溺死しかけたことがクライミングによってフラッシュバックで蘇るようになり、考えの浅さにより、他者を命の危険に陥れるという、”未熟な男性性”を持った男性に対して、”強烈な怒り”を未解決の感情として、持っていたのが原因で、逆にそのような人を投影、シャドーとして引きよせることになり、クライミングをきちんと教えていないクライミング界全体に対して、非常に強い憤りを感じ、そのことが、夢の実現の障害、となっていたことが判明しました。

カットアンカーは、もはや古く、グージョンが今では主流だということについて教えに来てくれた井上大助さんを始め、現代のボルトについて論文を書いてくれた黒田ガイド、ビレイ講習を開催しに来てくれた奥村さん、また、屋久島にてクライミングによる地域おこしに取り組んでくれたジャンボさんや倉上さん、そして、リボルトしてくれた新田さん、また、最後にアルパインクライミング協会を立ち上げてくれた菊地さん…などなど、私個人のためではなく、ましてや私心のためではなく、クライミング界全体の福祉や公益のために立ち上がってくれた皆さまに感謝申し上げたいと思います。

現在も続々クライミング教育の不足を補う企画がたくさん出ているような気がします。

現在、当方のところには、見知らぬ外国人クライマーが、時折、クライミングすべきルートはどこか?とか、〇〇の岩場に行くが宿泊はどうしたらよいか?などの問い合わせが来ている状態です。”クライミングスチュアード”としての役割を初期の形態で担いつつあります。

当方ブログのいくつかある、英語記事は、そうした海外クライマー向けに書いたものです。

外国人クライマーたちは、確実に日本にクライミングに来たいと考えているでしょう。

ただ、日本の現状の岩場の状況ですと、スポートルートは、ボルトが40年前のままの岩場と新しいボルトの岩場の見分けが、外国人でなくても、日本人の新人クライマーでも、つきづらく、案内人なしのゲレンデクライミングは考えにくく、ジム上がりクライマーにとっても、ラオスの岩場のように普通にリードで取りつくことがお勧めできる岩場は、小豆島、程度でしょう。(まだ行ったことがないですが)

また、日本のグレーディングが海外と比べて格段にばらついている、という事情が、ボルトが、たとえよくても、気楽にとりつけない事情となっています。5.9ではじかれるのは、ランナウトが普通に起こっているためです。少なくとも日向神では5.9、ヨセミテ仕込みとかいう普通の外国人クライマーは登れませんでした。

ボルダーは万人に薦められるものの、岩そのものが見つけにくいという問題があります。こちらも案内人(スチュワード)を職業として確立するほうが、良いかもしれません。

スポートルートの岩場のボルトの現状は一朝一夕には変わる見込みはありません。

以上のような理由から、外国人が仮に登りに来る、という場合は、まずは上級のクライマーからというのが、事故を防ぎつつ外国人に日本の岩場の良さを知ってもらうには、良い一つ目のステップだと思います。

上級者のトラッドクライマーであれば、ボルトは不要で、事故も経験者でない限り、いきなリードで取りつくことは少ないのではないでしょうか?

というので、日本を代表するトラッドの岩場として、また、トラッドの登攀に関する厳しいクライミング倫理観を持つ岩場として、瑞牆は、良い取り組み先ではないかと思っています。

瑞牆からのスタートを計画しています。