2024/12/12

【クライミング心理学】 説明し続けようとする心理にハマっていました…

■ 以下抜粋

もう、ほんとにこれですね。

 なんど、優しく、丁寧に、言っても、”ナルシストやボーダーの人には”、分からない、のです。

ナルシストやボーダーではないクライマーと言うのは、現代では少数派なのです…

ーーーーーーーーー
いのち軸で自己肯定感を育む
心理カウンセラーの南ユウタです。

ナルシシストやボーダーラインの人の考え方や行動は、非論理的で利己的なことがよくあります。

感情的に未熟ですので、「子どもっぽい」ところがあります。

健康な人なら、ナルシシストやボーダーラインの人とかかわることがあっても、そうした子どもっぽさに対して怒ったり、困った顔をしてため息をついたりして、最終的には離れていきます。

でも、ケアテイカーの人は違いますよね。

ナルシシストやボーダーラインの人の非論理的な言い分に対して、

論理的に説得をしようとしていませんか?

「正してあげなきゃ」と思ってしまいませんか?

そして、長いことそういう

「何回も言って聞かせても、同じことをくり返される」

パターンを繰り返していませんか?

実は、それもナルシシストやボーダーラインの人と

ケアテイカーさん

の間ではよくある

「罠」

です。

加害者、被害者、救済者の3つの役割をくり返して抜けられなくなる「人間関係の昼ドラ」にハマる罠です。

僕も、高校生や大学生の頃、相当な時間とエネルギーをそういうことに費やしていました。

当時は言葉にしていませんでしたが、

「もし、僕が論理的に説明してあげて、わからせてあげられたら、もうこんな風にはしないはずだ。」

と信じていたのですよね。

あなたも、そんな風に信じていませんか?

実際には、ナルシシストやボーダーラインの人の思考回路の大きな特徴は

「ランダム性」

だと言われています。

論理的に考えられる時もあるけれど、非論理的な時も多くあります。

「そんなこと、普通の人でも同じじゃないか」と、思う人もいらっしゃるかもしれませんが、ナルシシストやボーダーラインの人の思考回路のランダム性は、そんなにかわいいものじゃありません。

非ナルシシストや非ボーダーラインの人なら、非論理的に考えふるまった後に、「あっ、これはまずかったかな」と気づく確率が高いですよね。

さらに、自分のふるまいが相手をどんな気持ちにさせたのか、想像がつきやすいです。

「私のあの時の言動は、きっとあなたを傷つけ、不快な気持ちにさせたよね」

みたいに考え直し、謝罪したり、関係を修復しようと努力できます。

ところが、ナルシシストやボーダーラインの人は、これがとっても苦手なのです。

また、思考の特徴として「自分を中心にしか考えられない」というものが出やすいです(いつもではないですが)。

こういう時のナルシシストやボーダーラインの人は、「論理でもの考える」のではなく

「感情でものを考える」のです。

だから、どうしても被害的に受け取ってしまうこともあります。

そんな状態の人に、論理的になるよう説得をしながら絡み続けると、

救世主のポジションに知らないうちにハマっていくのです。

そもそも、救世主を求めている段階や、救世主を実際にそばに置いているナルシシストやボーダーラインの人は、セラピーや心理治療の場にほとんど現れないです。

「自分で自分をよくしよう」とセラピーの主人公になっていないナルシシストやボーダーラインの人を、説得するのは無理があるし、原理的に不可能です。

ーーーーーーーーーーーーー