■ 昨日は楽しかったなぁ…
楽しいってどういうこと?っていうことが、もしかしたら、古いクライマーは分からなくなっているのかもしれないなぁ…
ガハハ~ とか、ワハハ~
とか
ニコニコ顔で笑っているのが、
楽しい!!
って意味ですよ~
眉間にしわ寄せて、うんうん唸っているのが楽しいんだ、ってことに倒錯してるのかもなぁ…
実はバレエは、女性版クライミングみたいな感じで、Mな業界なんですが…。本音は、もう、めちゃ大変なんです。なので、そういう
M的な倒錯に、慣れていた、
というのが、私がクライミング界に来たときに、すでに免疫持っていた理由なのかもしれません(笑)。
■ クライミングジム同志が仲良くないのかもしれない?
クライマーは、ローカルクライマーと、都会からのビジタークライマーでは、全然仲良くない…。
チームたわしの内藤さんは、荒らし、だったのだろうか…?よく分からんが、
外部の人が来ると、グレード激辛になる
そうです(笑)。小鹿野で聞きました。すぐ競争したがるところが、男の子は…、って感じ。
上手く行っているクライミングジムに視察に行く、とか、沽券がかかわるのかもしれないなぁ…と想像したりしています。
でも、沽券とジム存続では、沽券?存続?
■ もう限界?
やれること全部やってから、もうダメ~(><)というのなら、分かるけど、やれることやらないで、もうだめ~って言っているような印象を持っていたりする。
もちろん、閾値はそれぞれなので、違うのかもしれないが…。
東京へ行くつもりで、沖縄方面に向かっているような努力をしていませんか?
もし、ラットレース(走っても走ってもどこへもつかない)にハマっているような気がしたら、立ち止まり時、ですよ。
■ ルートセットが、”消費される問題” への解決策
どこかのジムで、ルートセットが、お客さんに”消費される問題”ってのが語られていたんだが…
この消費への簡単な処方箋は?
ホームジムのピラニアでは、すでに処方されていました。
ピラでは、常連さんは、自分で課題を設定して、公開するんですよ。
それで、「誰とかさんの課題、もう登った~?」「ううん、まだー」みたいな会話が成立します。
私は、小瀬人工壁育ちなので、もう最初から、自分でホールド見つけて登らないといけない、感じでした。誰もセットしていないので。
セットをするのは、セッターだ、
とか
ビレイをするのは、コーチだ、
とか、
先輩は落ちないからロープは持っているだけでいい
とか、
(マルチの)セカンドのビレイはどうでもいい
とか
全部、心理学上の課題で、間違ったクライミング指導法による弊害ですよね…。
ジムの運営とか、マーケティング手法の問題ってよりも…
■ 問題解決が得意です☆
あー、また
問題解決志向
になってしまった… と、こういうことを考える度に反省しています。
問題解決が得意な人に育ってしまったんですよねぇ…。子供時代から、親の親をやっていたため…。
大学進学費用がない!っていう問題すら、自力解決してしまった…ワタクシ…。
本当は、問題解決志向ではなく、
目的志向型
でありたいな~と思ったりしているんですが、今、適切な目標が見当たらないんですよね。
目的志向などの言葉は、梯谷先生の心理技法で、私も気に入っていた女性スピリチュアルリーダーの体に聞いて食べなさい、の著者、リズ・ブルボーの理論をさらに発展させたものです。
■ 問題回避型と目的志向型とは?
問題回避型=俺を馬鹿にしてきた奴らを見返してやりたい!
で
目的志向型=目標、ゴールが明確
です。
見返してやりたいクライマー多いですよねぇ…
3級しか登れないのに2段をノーマットで登りたいって言ってたボルダラー、あの後、登れるようになったのかなぁ…。2段に行く前に足の骨、折るよね~な方でしたが…。
このように、何となく、劣等感チックなのです…。問題回避型の人って。
昔バカにされた、とか、貧乏から抜け出したい、とか、自分を変えたい、とか、生きている感覚がほしい、とか、
なんか、クライマー界で良く聞きそうではないです?
それ、楽しくない原因です。
だって、
昔バカにされた → どーだ!(観客が必要)
貧乏 → 成金見せびらかし (観客が必要)
自分を変える系 → どーだ!(観客が必要)
生きている実感 → アディクション (依存症)
と 上の3つには、幸福感に 観客、が必要、最後の一つは、アディクション(依存症、中毒)ってことになってしまいますよね。
つまり、自立していない。自分で自分を幸せに出来ていない。
■ 劣等感を見直す
つまり、もし何かが上手く行かない場合、自分の劣等感を見直すと、うまく行き始める場合が多いです。
人が、何を行動の動機にするか?という、動機の点で、人の動機には
問題回避型
と
目的志向型
の二つがある、ということなのです。
■ 悲観的防衛主義を持とう
が、クライミング界では、例外的というか、悲観的防衛思考が不足しており、
外岩に出る前に、ロープの技術を全く学んでこない
クライマーが多数です。
■ 岩場のマナー違反が減らない理由… 疾病利得、です
私の経験では、10年登っていても、50mシングルで、25mと35mのピッチをつなげて登ろうとすらします。それで、10年、5.12RP、偏差値50の普通レベルのクライマーです。
そんな状態で40年登り続けているのですから、そりゃ当然アクセス問題にもなろうというもの…
いくらJFAが口を酸っぱくして、迷惑駐車はダメだ、残置ビナは持って帰るな、等々、PRしても、そりゃ~こういう人たちが聞くわけないですよね…。
逆に聞いているヨイ子ちゃんだけが、閉鎖された岩場から登れなくなり、肝心の迷惑行為組は、JFAが言えば言うほど、ガラガラで空いてる岩場になって登りやすくていいわーとなります。
貸しきりにしたい、ってのが迷惑クライマーの真意で、ホワイトクライマーは一杯食わされています。コロナの時、閉鎖の岩場の最寄り駐車場にいっぱい停まっていましたよね。
というわけで、クライマー界の実態は、悪いことをしている人が現実的には利益がある、ようになっているんですよね。罰則などもないわけですし。
これは、心理学で、疾病利得、って言われています。
一般に無自覚ですが、クライマー界では、自覚ありそうです(笑)。
余談ですが、これ、アメリカの銃規制と同じなんですよ。アメリカでは規制しても悪い人は規制無視で、良い人だけが規制を聞くので、聞いたほうが損することになっている。
■ 自分のビジョンを確立するのが大事
さて、話を戻しますと、
一般に行動の動機は
A)ネガティブを避けたい
B)ポジティブを得たい
の2つの方向があります。
ネガティブな出来事を避けたい人は、備えます。一番の備えが、保険ですね。あまり行き過ぎると失敗を恐れて前に出れなくなります。
ポジティブを得たい場合の代表的事例は、何でしょうか?モテたい、なら、ヘアカットする、とか、そういうのですかね?モテたい男性が、一流企業に入るとかも入るかもですね。
人間は、どちらもしますが、ポジティブな動機、〇〇したい、が強いほうが、行動の動機として強力だということなのです。
なので、例えば、ジムの経営にしても、
ビジョンを持つ、
というのは大事なのです。
■ ビジョンは持っていないようで、皆、持っているもの
私は、別にビジョンなどなく、クライミングはただ楽しいからやっていたんですが、言われてみたらありました。
師匠の青ちゃんとの二人だけのクライミングには、いつも、できるだけ若い男性などの、
今からの子、
を連れていくようにしていました。だから、ギリギリボーイズの伊藤さんも来てくれたのです。
大体、クライミングで安全なのは、3~4人だし、あと一人いないと、写真も取れないし、ビレイがちゃんとしているか、見張りもできない。
つまり、私のビジョンは、
みんなで登る
だったわけです。インクルーシブ、ということです。
これって、
岩場の課題がそもそも挑戦状
で
これを登れない奴は来んな!
と言っている外岩の構造と真逆ですよね?
つまり、日本の外岩は、大体全部、インクルーシブの反対で、エクスクルーシブなんです。
特権主義的という意味です。
これをクライミングジムに置き換えると?
もし、初心者もどうぞ~とインクルーシブなPRをホームページで歌いながら、実際のジムは、常連さんが固まっていて、なんか居づらーい雰囲気だったりしたら…?
要するに、言っていることと現実がマッチしていない、
つまり、マーケティング失敗事例ってことですよ。
処方箋は、自分はもともと、どんな思いでジムを立ち上げたのか?初心に帰ることです。
自分を固めた後、立ち止まって、本当はどんなジムにしたかったのか?心に問いましょう、そしてそれを実現させる活動をしましょう。
そうすれば、生きていることが楽しく、ジム運営が楽しくて仕方なくなりますよ!