2024/08/15

【クライミングによる地域おこし】重鎮の方々へ:地域の人、ってローカルクライマーのことではないですよ? 一般市民のことですよ?

 最近、研究していて分かったことなんだが…

クライミング界の重鎮

= ただクライミングが上手だった人

= のうち、山で他の奴が死んでしまい、生き残った歴史の生き証人

= 日本をどうするか?とか○○町をどうするか?という視点はない人

= 地域開発のド素人さん

= いまさら、俺に言われても…俺、何をしたらいいの?

かもしれん…。

大体、登れる方って、

 「登れる俺をみてみて~」

という原始的な欲求に素直な人だった、ってだけなので… 

・自分がどうふるまえば、みんなの役に立つか?とか

・日本経済と世界経済の位置づけ

・第二次世界大戦後の日本社会がどういう風に向かい、これからどう向かっていくか?

というような、

 おりこうちゃん

なことは興味がないのが普通である。逆に

 社会貢献

なんてことは、やってる奴はうそつきだ、くらいな勢いで憎んですらいるかもしれません。

なんせそーゆ―奴のせいで俺の存在がかすむんだよ、くらいな思考回路なんで。

もちろん、登山界には、立派な方々が一杯いました。医師、大学の先生、など、しかし、クライミング界には、とんと聞きません。

なぜか? クライマーって、逆に社会的不適合者の集まり、だったそうなのです。そして、そのことに誇りすら持って、キセルやったりと、むしろ仲間との連帯を強めるために、犯罪行為に手を染めることすらしていたみたいです。不良少年と同じ心理です。

その文化的名残が、

 超ランナウトして、粋がって見せる

ことです。

例えば、小川山のカサブランカは、超人気課題ですが、ハンドなので、クライミングムーブとしては易しいです。

で、カム3つで登って見せる、ことで、同じ課題を登っても、

 粋がって見せる

ことができます。つまり、もう、ハードで難しい課題を登れなくなった人でも、カッコつけることなら、できるのです。

それを、かっこいい!と思ってしまう若い男性がいるのは、たぶん、その男性の心が人間として成熟していないからです。

まぁ、同じことで、人は異なるスピードで人間として成熟します。

10歳で、自分が欲しいお菓子を兄弟に譲ることができる子供もいれば、50歳になっても、人のものが欲しくなり、人のモノに手を出す…例:不倫する…ような人もいます。

つまり、ボルトルートのランナウトは、人間的成熟の問題とかかわりあっているって意味ですね。

同じことが、クライミングによる地域おこしに言えます。

■ 隠れてコソコソ登る時代は終わった。じゃ次は何をすればいいの?

”地域のためになるクライミング”って、そこに住民票を置いている一般住民にとってためになるクライミングって意味で、

   ローカルクライマーにとってためになる

って意味ではありませんよ???

なんでそんな理解になったのか?

私が理解するまで時間がかかりました…。

歴史的にクライミング界は、現地の岩場に近い場所に存在する山岳会が使っていた、ゲレンデを、都会から勝手に許可なく、やってきたフリークライミングのクライマーが、その山岳会に無許可で、フリー化、してきたという経緯があるので、その東京組み?都会のクライマーからすると、

地域の人、という言葉が、ローカルクライマー、という意味に聞こえた、

のでしょう…。

違いますよ。

アクセス問題に発展した場合、登攀禁止を宣言するのは、誰ですか?

地主さんをはじめとする、地域の一般の人びと、でしょう。

だから、地域の一般の人々にとって、メリットがない岩場はダメな岩場って意味なんですよ?

岩場って、その人たちの資産であって、あなたのモノではないんですよ?開拓したとしても。

小山田大さんが、登山道の整備用募金で、岩がある地主さんに、現金を還流したら、ローカルクライマーである庵の民が激怒した、ってのが、比叡や日之影の失敗の理由です。

小山田大はけしからん、って? それを言う人は、岩場を私物化しているから、そう思うわけです。

しかし、地主さんにメリットがないのに、岩を登らせてもらいたい、って、

 人の家にタダで住みたい、っていうホームレス並みの発想

ですよね?

そんなの、おかしいって普通は思うでしょう。

まぁ、クライマーに普通を期待するほうが間違っているのですが…。あいつらの頭の悪さは、一般のまともな市民の想定を凌駕する、想定外の頭の悪さなので…。25+35が分からないくらい頭が悪い。

ということで、こちらが、クライマー側の誤解を慮って誤解を解いてやらないといけないですが…

今回も盲点でした。町づくりの本とか、クライマーが読んでいないからでしょうね…

 地域一般の住民への説明努力

ということの中身は、

 地域行政官、地主、岩場の近所にある民家の一軒一軒

ひいては、

 岩場がある〇〇町住民の一般の方々

って意味ですよ? 〇〇山岳会で80代になっている人ではない。

なんでそういう理解になったかなぁ…ということが分かった論文。

https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/images/contents/syusai/2024/tozankensyu39/2-3-vol.39.pdf

今後の課題が分からないという課題が書かれている。

こーゆーのを何とかすることが求められているんですよ… ↓↓↓

     大阪上町台地の一等地でも過疎化が進んで、がーらがらの地域経済