2024/08/13

【トップクライマー】ギンちゃんのサフィラ M15ー見ました!

 ■ 220円だった…

もっと高いと思っていたんだが…NHKオンデマンド、たったの220円でした。そんなに安いとは知らなんだ。みなさん、もっと見ましょう!

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2024139789SA000/

いや~、見てよかった☆

なんか、ギンちゃんというトップクライマーからの、一般クライマー…私みたいな?…への応援のようにすら、感じられました。

■ クライミングは各界でリスクの取り方が違う

例えば、アイスクライミングは、決して落ちないクライミング、です。アックスバチ効き以外ないんですから、別にフリーソロしても、いいくらいなんです。ロープつけるほうが、あれこれ面倒が増えるっていうか…。労力は大きいです。

だから、ハンノキ滝冬期単独は、さぞかし大変だったでしょう。アレックス君みたいに誰かに録画してもらったほうがいいです。

誤解が大きいのが、スポーツクライミング。リスクほぼゼロ。コンペも、落ちても、死なないこと確実だから、リスクゼロ。

スポーツクライミングでポロポロ落ちていて、あれを見てすごいねーと言っている人は、お上りさんです。落ちてなんぼのクライミングですし、全く死のリスクほとんどないです。

ビレイヤーに落とされる以外は。

しかし、フリークライミングは、違うんですよね… ルートによる。

■ 張って~

今回のサフィラは、ドライのルートなんで…しかも、ルーフ…いっぱいヌンチャクぶら下がっていましたが…つまり安全タイプってことです。

でも、ギンちゃんは、いつも日本のクライマーらしく、下のビレイヤーに 「張って」と言ってから、ぶら下がっており、無駄にロングフォールなんてしません。

これが私が山梨で教わった登り方です。

海外のフリークライミングの人、ロングフォールをPR動画に使っていたりして、命知らず自慢っぽいカルチャーです。特にニュージーランドとか、オーストラリア、アメリカ。ヨーロッパは、もう少し大人のような気がします。違うのかもしれませんが。

いくらルーフで、何にもぶつからずに落ちれると言っても、コントロールしないでロングフォールしたら、壁に戻るのに、プルージックが必要になってしまいます。めんどくさいでしょ、そんなの。

ちなみに、余談ですが、プルージックで自己確保で登る技は、マルチピッチに出る前に、セカンドでも当然身に着けておかないといけない技術ですよ?みんなセカンドは何も勉強しなくてもできると勝手に誤解していますよね?特に九州人!!!

さて、血圧を上げる前に、ギンちゃんのサフィラに戻りましょう…

■ 標高 = 血液濃度

サフィラ、標高2700mもあった… それで、フィギュア4連続出すって、標高8000mでただ歩くのと同じくらいしんどいのでは???

酸素は、75%なんだそうです。75%の空気がどれくらい薄いのか分かりませんが…。

先日まで立山にいましたが、2500mでも、結構、体調悪くなる子供とかいました。たぶん、ヘモグロビンの血中濃度と関係があると思います。血が濃い男性は有利かと。

下界にいる間にヘモグロビンだけでなく、フェリチンの値を測ったほうがいいと思います。

激しい運動をすると、ヘモグロビンというのは傷つきます。また、フェリチンは血の預金です。預金が多くないと、高い標高ではしんどいです。

私は、今回フェリチンもだいぶ改善してきた、と思ったので、小屋入りしました。それでも、以前より筋力が落ちていたので、歩荷だめだめでした。

高い標高で暮らすと血が慣れてきます。8000mとかでクライミングしたい人は、年中富士山や高山の山小屋で暮らすといいと思うのですが、課題は、クライミングができなくなること。大日小屋は、2500ですが、たぶん、雑穀谷で多少登ることはできそうです。

なんなら、称名滝で日々トレ? まさかぁ?ですね(笑)。

■ 山ヤは、栄養欠損に気を付けろ

前の師匠の青ちゃんは、アスペルガーでした。アスペって、要するに昔で言えば、落ち着きがなく、すぐ慌てたり、口ではなくすぐ手が出たりする子って意味で、昔であれば、別に病気だとか、精神疾患とは認知されない程度の、つまり、スペクトラム、って意味です。

スペクトラムというのは、病気と健康は一続きって意味です。だれだって物忘れしますよね?それとADHDの境目は?つけづらいです。

そんなこと言ったら私もADHDだし。結構、忘れ物多いタイプです。でも、それは集中力の裏返し。

昔の山ヤさんは、自分の生まれつきの才能で、標高に強いこと、筋力があること、なんでもたべれる内臓力、などが自慢です。

しかし、近年、それらは、生まれつきの才能というより、ご両親、特に母親が妊娠中にどんな栄養状態であったか、で生まれた赤ちゃんの体質が変わってくることが分かり始めました。

現代で発達障害の子供や自閉症スペクトラムが増えているのは、母親が妊娠時に糖質過剰だからだと言われています。そして、古くからの日本の食事から肉魚を引いたら、当然、糖質過剰食なのです。日本食でヴィーガンは辞めましょう。

■ メチレーションのタイプを知ろう

アスペや自閉症スペクトラムの人は、低メチレーションタイプと高メチレーションタイプがいます。

https://miyazawaclinic.net/test/

私は高メチレーションタイプ、つまり、セロトニンを非常に多く分泌してしまうタイプです。最新の医学会では、オーバーメチレーションが問題になっています。

話が専門的にそれそうですが…話を戻すと… 

クライミングはメンタルとフィジカルの両方がかかわってくるスポーツ

というのは、誰にでも共有されている知識だと思いますが… クライマーのメンタルの強化は、

 根性論ではなく、オーソモレキュラー栄養医学

ということです。

ちなみに、一般登山者の皆様は、筋力不足です。これも、BCAAの欠乏、糖質主体の食事習慣が基本的原因です。

 糖質 = 持久力

 たんぱく質 = 筋力、内臓、各種酵素、脳内伝達物質、血液… 

血液すら、たんぱく質からできているのです。年を取った山ヤは、BCAAの摂取、朝晩を習慣にしましょう。骨格筋の喪失が防げます。老化というのは、たんぱく質を異化するスピードが、同化するスピードより速いという意味なのです。

フリークライマーは、みなどうも6000mgも取っているようですよ?アミノバイタルだって、2000mgとかなのに。そりゃ強いのが普通です。

■ メチオニンとは?

たんぱく質の同化のスイッチを入れるアミノ酸です。

なので、回復をスムーズにしたかったら、メチオニンが豊富な食材を食べると良いのです。

<メチオニンを多く含む食物>

果物、肉、野菜、ナッツ、マメ科。特にホウレンソウ、グリーンピース、ニンニク、ある種のチーズ、トウモロコシ、ピスタチオ、カシューナッツ、インゲンマメ、豆腐、テンペ。

肉類では鶏肉、牛肉、魚肉など大部分のもの。マグロ、カツオなどの魚介類。

メチオニンにより、同化のスイッチを入れないと、筋肉は分解されたままになります。

お勧めの料理の教科書はこちらです。

サムライレシピ https://amzn.to/3yzgARK

たぶん、日本の伝統食では、私のように高メチレーションの人にとっては良くても、低メチレーションタイプの人には、メチル基が足りなくなるかもしれません。

■ どっちのタイプか?

性格で大体分かります。正確には、血液検査が必要です。

低メチル化でみられる症状、性格

  • 競争心が強く、完璧主義
  • アレルギー体質
  • 強迫的(いつも同じでないと気が済まない)

メチル化回路が回っていないため、セロトニン、ドーパミン共に少ない傾向にあります。

セロトニンが少ないため、SSRIは効果的で、ドーパミンが少ないためドーパミン渇望の依存症状が出てきます。ヒスタミンがメチル化回路の産生物SAMeで処理されないため、アレルギー症状が出現しやすくなります。三大症状は以下の通りです。

◆強迫神経症状  (レストランで毎回同じを注文するなど)

◆季節性アレルギー(花粉症、ぜんそくなど)

◆完璧主義    (完璧主義すぎてかえっていろいろな事が出来ない場合もあります)

ドーパミン合成が比較的少なく、強迫的なまでに規則的な生活をする。また、ドーパミン渇望によるアルコール、たばこ、ギャンブル、砂糖などの依存症が強くある。

高メチル化でみられる症状、性格

  • 不安、不眠
  • しゃべり始めたら止まらない
  • 音楽的、芸術的なセンスあり

セロトニン、ドーパミン共に多く産生されます。セロトニンが多いため、SSRIでは効果が見られません。

鬱に加えて、強い不安、パニックの傾向があります。不眠の方も多いです。ドーパミンが多いため、芸術的、音楽的な才能があります。

ドーパミン過剰のため、やや早口の傾向があります。時には多動になることがあります。花粉症は少なく、食物、化学物質過敏症は多いです。むずむず足症状が出ることがあります。

https://miyazawaclinic.net/biotype/ より引用まとめ

■ ギンちゃんは?

ギンちゃんは高メチレーションタイプではないかと思います。

途中、一日部屋に引きこもって、出てこない日があった。みんなに、彼のクライミングを批判された日です。

でも、ちゃんと登りなおしていたし、等身大の彼を見せてくれたと思います。

世界の5本の指に入る、トップクライマーが、パワーセーブしたがるのに、なんで、一般クライマー女子の私が、落ちるの嫌がるからって、チキン呼ばわりされないといけないのでしょう?

しかも、チキン呼ばわりしてくる人、私と同じ壊れやすい肉体を持っているわけじゃないのに?

リスクは人それぞれです。私が8m落ちたら死ぬけど、筋肉もりもりの男性なら生き延びます。

女性は更年期になると、女性ホルモンが減り、体質が変わります。そうでなくても、男性でも、若いときは怖くなかったところが、年を取って力が弱くなれば、当然怖くなります。50代も後半になると男性更年期で私が言っていることが分かるでしょう。

南裏健康さんだって、私が墜落したあの日、5.10bでテンションかけていたんですよ?私が5.10Aで落ちても不思議はないです。それより、墜落を止めてくれなかったビレイヤーの過失だと思います。

私は、高メチレーションタイプなので、しつこいのです(笑)。

さて、私はギンちゃんは、いちど、栄養療法の専門医…

 溝口徹医師

にかかり、栄養に関するアドバイスを受けることで、スタミナが大幅にアップすると思います。特にビタミンB50。

Youtubeで人気のなかやまきんに君の栄養監修もしている先生です。

もし、紹介が必要であれば、先生紹介します。当方、オーソモレキュラー栄養医学のエキスパート(ONE)という資格取得者です。

血液検査の結果を見ないで、できるアドバイスとしては、

・毎日たんぱく質を体重の1.5倍程度はきちんと毎食摂ること、

・ビタミンB50を摂ること、

・ビタミンC 毎食1000㎎×3回

です。もしかすると、私にはナイアシンが著効したので、ナイアシンで彼も体調が大幅にアップするかもしれません。B6は特にメンタルに聞くビタミンです。

購入はiHerbが定番ですが、トップクライマーなので、最高品質を…という場合、私は医師レベルのサプリを購入する権限を持っていますので、購入代行いたします。

溝口先生には、小鹿野のクライマーズMTGの日、お会いして、ツーショットを取ってもらってきました☆

私は、クライマーに世界最先端の栄養情報を提供し、バックアップすることを使命としたいと思っています。

最後余談ですが、NHKはクライマー界を分かっていない。ギンちゃんのクライミングやクライマーとしての評価をする、先輩フリークライマーは、平山ユージさんではなく、天野和明さんが適任ですよ?


参考:

栄養素のチカラ https://www.youtube.com/watch?v=3urh4z3LkX8

当方サイト: https://allnevery.blogspot.com/p/what-you-should-eat.html