■めちゃいい小屋だった大日山荘
vs五竜と比較、五竜山荘、ごめん!!
初めての小屋バイトはつらかったんだよなぁ…。五竜にいった理由は、ただ単に雪稜やっていて、厳冬期の北アに足を運ぶには?
定番入門ルートが遠見尾根なので、なら五竜でバイトすれば、山の個性…天候やルート危険個所…を掴めるかなと思ったから行ったのだった… あの辺は冬季バリエーションの宝庫で、一杯登りたいところがあった。それで行ったのだった。
小屋に勤めるまで、夏山の中高年登山のことは知らなかった。
そこで驚きの無謀登山の実態を知った。
私:(ヨレヨレの登山者にむかって…)「お客さん、大丈夫ですか?なんで五竜に来たんですか?」
お客さん:「唐松岳がNHKで紹介されていたので、隣まで行こうかなって…」
私:「えー?! 唐松と五竜だと、難易度、全然、違いますよ?!」
と、そんな奴しか来ない小屋だった。
今回の小屋のお客さんは玄人さんばかりで、「下山は、急だと聞いているのですが、どうでしょうか?」みたいな、良いお客さんばかりで、血圧はほとんど上がらなかった(笑)。
師匠の鈴木さんが言ったことは本当だった。小屋によっては、良い経験ができる、と鈴木さんは言っていた。
■ 傾向: NGな小屋=グループ経営
五竜は白馬〇山荘グループなので、支配人は雇われ人。つまり…、権限がほとんどない。なので登山者に有利な判断ではなく、小屋が儲かる判断をする。その点で、キレット小屋のバイトが苦情をネットに上げていて同感だった。
しかし、場所が危険なので、遭対協の人は常駐。かれらは、山仕事しかしない。食事作ったり、掃除したりはしない。私は、その方と一番話があったので、だいぶブログも拝見した。遭難の解析が書いてあり、かなり役立つブログだった。今検索すると全くヒットしない…
豊後ピートさん、元気かなぁ。
https://blog.goo.ne.jp/bongo-pete
余談だが、2016年ごろ、Googleの検索機能に変更が加わり、ヒットするのは広告ばかりになった。私のブログ読者もだいぶ減った。Google広告へお金をかけるのがビジネスの根幹となった。Google検索の結果の横に、小さく”広告”、と出ている。
さて、そんな調子なので、山の解説をする人も、まとも人は広告の下へ追いやられ、ただ煽情的なだけのトンデモ遭難解説が闊歩している。森山元編集長が苦情をネットに上げている。
小屋の話に戻ろう…
白馬〇山荘グループでは、ヘリはグループの小屋全体で雇っているので、霧が晴れて飛べるようになった小屋に歩荷に行くことも…。大きい小屋なので、人数優先で、やっぱり山を知らない人がバイト。
若い人の間では、まぁ10代20代だから仕方ないが、いちゃつき…恋愛が問題に…。美人の女子大生が入ってきて、仕事しないで男子といちゃついているだけなのだった・・・しかも、大学生男子も仕事しなくなる。まぁ、半分子供だからなぁ。もらうことになるお金に生活が懸かっていないので仕事しない。…のは、いつ首になっても平気だからだろう。
というので、仕事をするタイプのバイトとしないタイプの人が完全に分かれてしまっていた。そういう、仕事しないタイプの人は夏休みしか来ないので、終わってから、秋に100人、入った…(汗)ので、3人で100人回す羽目に…。
いやー、あの時は死ぬかと思った。一生分の皿は洗ったぞ!と思った。
五竜では、夕飯がカレーで、油モノなので洗い方が下界と同じだと下水管が詰まる。何度、言っても、洗い方を改めてくれない…それでストレスを貯めた。案の定、詰まって、仕事ができなくなった。やっぱりーと思った。支配人は同年齢だったが、高圧的で、俺様タイプだった。
それで、私は仕事がしたくないのではなくて、効率的に出来ないので、ストレスだった。
今回の大日小屋は、配管が詰まるようなのは、ハンバーグだけだったので、そこさえ押さえておけば、つまりはないような感じだった。それに、紙で拭うという良い方法を取っていた。オヤジさんがいい人で、提案も聞いてくれるタイプみたいだった。
ハンバーグの油モノのために、コーヒーかすを干していたんだが、「こんなことするな!」とか言われなかった。
今回、早月小屋のバイトと話をしたが、バイトが提案するのを全部やらせてくれるそうで、すごく楽しいと話していた。
■ 山は山小屋では学べないだろう…
私は山を学びたいと思っており、そういう人に適した本格的な山ヤがいる山小屋はどこなんだろうか?
花谷さんのやっている甲斐駒、七条小屋かなぁ。八ヶ岳青年小屋も竹内さんがやっており、本格山やなんだが…遭対協、隊長。
余談だが、赤岳鉱泉の沖田君は、兄弟子である。青ちゃんは、私を教える前に、沖田君に教えていたそうだ。米澤さんも同じで、小山田大さんと同じ岳人と私はご一緒したことになる。米澤さんとは、3カ月しか一緒にいなかったが。ちゃんとした山やだった。
青ちゃんとは3年共にした。私が登れるようになったせいで関係解消になった、と思う。
故・吉田和正さんと青ちゃんを引き合わせたら、二人は全然合わなかった…(汗)。ようするに男性は、主義主張が強すぎて、相手を受け入れる度量がないみたいだ。
だからオールラウンドに成長できないんだよ・・・。
小屋バイトすると、一日中、小屋にいないといけなくなり、運動不足になる。
登山道の監視や、登山者への指導、注意喚起、インターネットの整備など、ができなくなる。
いきおい、男性バイトは、まかない食を女性バイトに期待する。
それは、私のしたいことではないんだけど…?
勝手に各自作って食べるのではだめなの?
今、大阪の家で一人暮らし中だが、一人分の食事なんて、5分でできるので快適。片付けも5分。
食事って、大人数分まとめると非効率になるという最大の作業ではないだろうか?
夫と私の関係で、一人分作るも2人分作るも、労力は同じと思って、普通に作ってきたが、夫はそれを勝手に愛情だと勘違いしていたらしい(笑)。
それは、作業の都合であり、愛情というのは、もっとその人の事情に沿ったものだと思う。
今回は、オヤジさんにどうしたら快適になってもらえるか?と思い、緑茶を持参したんだが、それは保存できるお茶のうち、緑茶だけが、ビタミンC豊富だからだ。玉露にしたのは、葉までポン酢で食べれるから。
そういうのを愛といい、ついでに乗っけてあげるよーってのは、ただの人類愛と思うけど?
人類愛すら与えられずに愛情渇望状態で生きていたのかもしれないが…。
家に泊めてあげるとか、ただの人類愛ですよ?
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