■ トライアル&エラー
青ちゃんは、「山は傾向と対策」と言っていたと思いますが…
山に限らず、人生は、トライアル&エラーの繰り返し、です。
昨日の学習によると、
母性愛 → 失敗しても、あなたはいい子よ、いいよと全面肯定する愛
父性愛 → でも、次はこうしよう、ああしよう、と現実的に教える愛
なのだそうです。自己肯定感は
母性が先で、父性が後。
だということでしたが、なんか、母性愛しか受け取っていない生い立ちの人が多いから、何年登っていても全くトライアル&エラーのフィードバック回路が働いていない人が見受けられるのかもしれません。
■ なんか父性愛過剰なワタクシ
なんだか、母性愛的自己受容よりも、父性愛的自己受容のほうが、強固に発達していそうな私ですが…
我が家は母がメンヘラチックで、私は母の親役というよりも、あとで考えたら、母の夫役を母には期待されて大きくなったのかもしれないと考えるようになりました。
それは、母は、兄弟げんかがあるときに、裁判官役を私に求めてきた、からです。
すごく嫌だった。うまく行かないに決まっているからです。
というので、結局、私が父性…合理的思考力…が強く育ったのは、何の影響なのか?
読書でいろいろな本を読んだことくらいしか、思いつかないですが…。
■ クライミングでも読書しましょう
一般的に、男性クライマーたちの様子を見ていると、本を読んでさえいれば分かるというようなことも知らなかったりし、私に師匠がいた、という特権的条件とは関係がないような気がします。
例えば、九州で、結び変えを教えず、カラビナにロープをじかに掛けて降りるのがローカルルール…っていうのは、普通にペツルのクライミングに関する項目…スリングの解説書やドローの解説書を見ていたら、分かることです。
一番正確な技術解説書は、クライミングギアの取説です。大体、みんな取説、読んできていないですよねぇ?
ビレイ器だって、取説にきちんと使い方書いてありますけど、取説を参考にせず、隣の人だの、友達だのを参考にしているから間違うんじゃないでしょうか?
みんなと同じにしていたら大丈夫
っていう人生訓がそもそも、もはや機能していないのに、しがみついているような気がしますが。
■ みんなの真似してうまく行く人はいない
なぜなら、
もしみんなの真似でうまく行くなら、今はみんなうまく行っていないといけない
からです。
みんながうまく行っている
ということが、みんなの真似をしてよい、という前提条件ですが、
そこはそもそも崩れています
模倣は学習の基本なので、別に模倣してもいいのですが、するならば、
うまく行っている人の真似をして、そうでない人の真似はしない、
が、大事なことですね。
まぁ、言われたら当然のことですが、なんかうまく行っているの定義がおかしいのかもしれないですね。
■ 父親不在家庭
戦後70年、経済成長だけに身を捧げ、両親揃っていたとしても、実質的には父親不在の家庭が多かった日本社会。
そこで育った男性たちがママボーイに育つのは必然かもしれません。
そう思えば、トンデモクライマーたち、みな、も、
みな社会の被害者
お気の毒な境遇は共通ということなのかもしれませんね。
年配の人でも、ちゃんとしたビレイ