■ 俺が俺の命を粗末にして何が悪い
という言説が主流の日本の岩場。
でも、
賢・愚
で考えると、
それは本当に
愚かな考え
です。
このスマナサーラ長老の本にも、
なぜ悪を行ってはならないか
書いてありました。
■ 岩場を拓くには…長い長い交渉時間が必要
ひとつの岩場を拓くには、長い長い交渉時間が必要で、多くの人の多くの労力が投資されています。
その労力は、
岩場のある地元の経済に貢献してあげたい とか
海外で見た楽しいクライミング体験を日本のクライマー達にも経験させてあげたい とか
俺さえよければ、他の人はどうでもいい、という思想とは、およそ近くない場所にあります。
ところが、一つでも、事故が起きてしまうと?
長い長い時間をかけて開いた努力は、パーになるんですよね。
そこから、また長い時間をかけて落ちた信頼を取り戻さないといけないんですよ。
だから、岩場で事故を安易に起こすような心構え… は辞めてほしいんですね。
つまり、
ええかっこしい
のために、事故るということです。
ひとつの事故の陰には、300のヒヤリハットがあります。