■ 面白い人間観察
このような動画を発見しました。
【4タイプまとめ】人間関係を見極めるツール..「人生を楽にする」「性格とは何か」「他人を操る手法」3コンテンツまとめ 【岡田斗司夫/切り抜き】
阪大でも、講演されたそうなので、それなりの基準は満たしているかと思いつつ…思考の遊びを行います。以下が使用する概念です。
■ 横軸を、感情⇔理性、縦軸を登攀力に取ります
するとこんな図になります。
■ クライマーの分類
登攀うまい
現代初心者 | 自立者
感情ーーーーーーーーーーーーー>理性
ペテラン | ベテラン
登攀下手
現代初心者に理性が追加されると →自立者
ペテランに登攀力が追加されると →現代初心者と同じ
ベテランに登攀力が追加されると →自立者
自立者が登攀力を失うと → ベテラン
1)反目の回転 右回りは反目し合う
ベテランはペテランを見下す
ペテランは現代初心者を見下す
現代初心者は自立者を見下す
自立者は、ベテランを見下す
と、こういう関係になっているようです。
2)尊敬の回転 左回り
ベテランは自立者を尊敬ましい
自立者は初心者を好ましく思う
初心者はペテランをそうと気づかず尊敬する
ベテランはベテランが羨ましい
■ ダークサイド墜落
1)初心者が、理性的技術力を身につけないままだと?
→ ダークサイドに落ちて、”ペテラン化”する。
つまり、現代に50代~60代のペテラン登山者が大勢いるのは
教育の不在の結果、
ですね。もう、結果が出ている時代なのです。登山教育が存在しなくなって何年たつのでしょう?
必要なのは理性であって登攀力は別にいいです。ほっとけば、そこは勝手に上がるので。
2)経年も説明できる 人が年を取ると?
初心者 → 自立者 → ベテラン と遷移する。
3)ベテランに高いフリークライミング能力があれば?
自立者。 現代は、標高5000~6000mに5.12ノーマルの登攀力を持っていく時代。
4)ペテランが、理性的判断力を備えると?
ベテランと言っても良い状況になる。
5)対角線は、愛憎
一般に、ベテランは、「最近のクライマーはポロポロ落ちるから嫌い」と言う。ペテランは、ボルトがカットアンカーの時に落ちると危険だということがそもそも分からないから、何が問題なのか分からないので、現代初心者とは仲良しである。
一般に自立したクライマーは、ペテランがあまり好きでないようである。大体、苦言を行っていることが多い。
■ 教育の不在
教育の不在の問題を放置して、
登攀力だけあげてきた九州のクライミング
肝心の理性的判断力が身につくプロセス…を教育というが…が、まったく用意されていない。
つまるところ、勝手に上がってこい!の、小乗仏教みたいなことになっているので、現代の初心者のみならず、40年前からの初心者(今はペテラン化)は、多数が上がってこれない…
ということが、登山界に起きていることなのではないかと思います。
九州に限らず、初級のクライミング技術講習(都岳連の岩講習みたいなの)は、全然足りていないようです。
教育がない限り、10年以上登って、ヨセミテにも連れて行ってもらい、国内の一流クライマーと登っても、やはり、ロープはスタックするわ、懸垂でジャムるわ、参考計画書もなしで敗退ロープなしで、1つのボルトにみんなでぶら下がるクライミング、しかできないみたいデス…この身で体験して分かりました。
俺らはそんなこと教わらなかった、と言って、盗むのがクライマー、なんて弱者にきついことを言い続け、
このまま教育不在が続けば、ジムで鍛えたクライマーも、10年後には
りっぱにペテラン
になりますね。 歴史がすでに証明しているようです。