■ミキヤツさんのサイト
http://mikiyatsu.jp/page058.html
ここにカリノモス島のクライミングが書かれていますが… まぁこれが日本の岩場にかけている、というのが私の言いたいことです。
■ クライマー人口の9割は、初心者
クライミングジムが全国で500件を超えたおかげで、岩場に来る人=ジム上がりクライマー。
全国中で、互いに名前も顔も割れて、クライマーの友達で知らない人がいない状態っていうのは、古き良き時代の話になっている。
そして、古くからいる人だって、老い。つまり、昔ほど登れない。
結局、9割は、10プラクライマーです。
昔から登っている人=アルパインを昔はやっていたが、老いて、山のリスクは取れなくなったので、老後の活動でより安全なフリークライミングをやろうという人たち=5.13なんか登らない、ので、ほとんどが初級クライマーです。
若い人も初級クライマー 年を取った人も初級クライマー。クライマー人口の9割が、登っている時間の長さは別にして、現代では初級クラスになってしまったアンダー5・11せいぜい11クラスまでのクライマーです。
5.12から上のルートなんてほとんど登れる人がいない、って意味です。コンペに出ている人の世界です。コンペに出ている=練習量がフルタイム。フルタイムでそれだけやれば、能力を開発されない方がおかしいでしょう…
というので、一般の市民クライマーというのは、現代では、その辺のレベルに落ち着いているわけです。
そこで、昔の栄誉を競った時代のへのツッパリで、ランナウトをすることで、かっこいい俺を気取ってしまっても、気取り損でしょう…
よくベテランが懸垂で落ちていますよね… 屋根岩2峰もそんな事故あったようですが、懸垂下降って失敗が許されないと分かっているのに、すっぽ抜けている。大体のクライマーの反応は、ええかっこしい、したんじゃないの?と同情のかけらもないです(笑)。
だぶん、それは正しいです。
ええかっこしい…こそがクライマーを罠に陥れる穴です。
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カリムノス島は楽しく、快適に登るために拓かれた岩場です。
高いレベルで登ることができなくても、「クライミングは楽しい」と教えてくれる場であり、そんな状況だからこそ、自分のレベルを押し上げることに繋がります。
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これは本当です。グレードを追っかける受験勉強みたいなクライミングをしている人にはわからない世界です。
楽しいクライミングをしないで、日本人は、過労死をやっているサラリーマンと何が違うのでしょう? いつまで昭和を引きづる気でしょう?