■ 適切な岩場の、”適切”の中身
1)5.9なり、5.11なり、そのグレードを登るクライマーのために、適切にボルトが配置されている。
2)岩場としての全体的なグランドデザインがある。
3)課題同士が2m以内に接しているなど、近すぎない。無理をして、課題数稼ぎをしていない。
4)登攀自体が楽しめる内容である。
5)リスクを上げることでの興奮だけを求めるというような本末転倒が起こっていない。
6)わざと事故を誘発するような作りになっていない。
7)やむを得ず、危険を甘受する場合は、R、Xなどの記号付与をフリークライミングの慣行に従って行い、クライマーに危険を明示的に知らせる。
8)必要もないところにボルトを打っていない
9)現代的強度を満たすボルトが使用してある(25kN)
■ 美しい
一言で言えば、美しいってことですかね…?
日本の町並みは美しくないことが多いでしょう、特に戦後、五月雨式開発で作られた町は…。パリの町が美しいのは、グランドデザインがあるから…。