2024/07/22

【クライミングによる地域おこし】一人で何もかもしなくてもいいんだよ?

 ■ 自分だけで何もかも面倒見る必要はないよ?

クライミングによる地域おこしという提言を行っていますが、たぶん、外野の人からは、

口で言うばかりで何もしないじゃないか~みたいな批判をもらっているんじゃないですかね?

ふと、そう思ったので、その前提で文章を起草してみることにしました。

セルフコンパッション活動の一環です。

■ 反論1 物事は3度実現する

ビジョンは語らないと実現しない、って意味です。語ること自体が大事なんですよ。

■ 反論2 いっぱい行動している

九州に来て以来、良い岩場、私が取り組んでいた岩場が遠くなったので、そのような境遇で出来ることは何か?と考えて、九州の岩場がある自治体に

 アウトドアツーリズムでロッククライミングと言う活動が使えますよ

と教えたり、

 カットアンカーは時代遅れのボルトですよ

と示したり、

 終了点直掛けで降りるローカルルールは、一般的でないクライミング習慣ですよ

と指摘したり、

 新人クライマーに必要な危険予知はなんだろうか?

と研究したりする活動をしていました。

■ 反論3 九州では成長できない

・九州にはクラックの岩場が少ない

・九州では正しいビレイが普及していない

・九州ではボルトルートも危険で、周囲の人も危険を認知していない

以上の理由で、自分自身がクライマーとして成長する喜びを紡いでいく、っていうのが難しくなりました。

なんせボルトルートは、チビにはむしろ危険です。というのは、一緒に登る人たちが、小さいクライマー特有のリスクを認知できないので、周囲の人に危険な羽目に追い込まれる、という別のリスクが浮上してしまいます。

しかも、ランナウトのリスクがないとしても、九州では、ボルトがカットアンカーで強度が危うい上、更新されず、ビレイも2時代、3時代も前の遠ーい、スタイルで、そんなビレイで、俺のビレイに落ちろ落ちろと、山岳会に参加したりしたら、言われるわけで、え~、殺されるぅ!となりました。幻想ではなく、現実でした…(汗)。

たしかに一般論で言えば、私がクライマーとして成長するためには、落ちる能力は、必須なのですが、だからと言って、九州の、この環境で言われるがままに落ちれるか?というと落ちれないし、九州じゃなくても、ルートのどこでも落ちていいか、というと?

良くない。

まぁ、そういうわけで、私のクライマーとしての成長は、ヒト、岩場含め、環境悪化という要因のため、この5年ほど一時停止中です。

成長には、安全安心な環境は大事ですね♪

というか、登っていないから、体力もムーブ能力も落ちていると思われ、なんか能力の回復のほうが必要な具合です(汗)。こないだも岩場に行ってみましたけど、登攀スキル自体は後退していないみたいでした。普通に確保も、懸垂もできました。

■ 反論4 すでに成果をいっぱい出している

しかし、ただ何もしないでいたのではなく、その間に、福岡八女、長崎大村、大分八面、宮崎日之影と、いくつかの地方自治体に、クライミングによる地域おこしの可能性を教えるという三井物産新事業開発室時代のプロボノ活動をして、いくつかの自治体からは、結構、満足のいく成果が出ました。

私のような活動をしたクライマーは、これまでにいなかったのではないか?と思います。

あ、いました…。平山ユージさんです。ユージさんが先駆者で、小鹿野では高橋議員がユージさんの提言に賛同する形で、小鹿野ではクライミングによる地域おこしが行われており、頼もしいなぁ、うれしいなぁと思っていつも見ています。

というわけで、真似をして後に続くような人が出たらいいなぁ…と思っています。

■ 反論5 自分でしなくてもいい活動をしないのは大事

例えば、福岡の八女は、奥日向神キャンプ場というのがあって、私が最初に出かけたときは、誰も使っていない放置されたキャンプ場でしたが、久留米の非クライマーが取得して、経営をスタートしています。

そこは歩いて岩場に行ける。

しかも、地元のクライマーも、歩いて岩場に行けるキャンプ地は、小川山みたいな可能性があるわけなのは、みんな知っているので、地域おこしに岩場を使うなら、そのキャンプ場をクライマーがごひいきにしたらいいだけのことなんですよね。

経営者がクライマーでなくても、普通に商売している人なら、特定の種類のお客さんが増えたら、この人たちにもっと喜んでもらうにはどうしたらいいだろう?と普通に発想するだけのことです。

キャンプ場を運営しないのは、県外者や海外クライマーが来たときに、落ちるはずの外貨が落ちないということで、もったいないことなので、頼まなくてもやってくれる人が出て、よかったな~という経験でした。

これは岩場のあるほかの地域でも同じです。既存の施設で、クライマーが宿泊に使える施設があるなら、クライミングのことを解説して経営者に分かってもらい、あとはその人たちにゆだねる、自然の流れに任せるほうが結果的にはうまくいくでしょう…

例えば、日向神は、課題数も多いので、県外や海外の人が訪ねてきても十分楽しめると思いますが、

・支点がカットアンカーだったり、

・リスクが高いランナウトがトポに記載されずに放置されている、

という2点から、小鹿野のようなローカルクライマー組織の結成による、改善や対策がないまま、積極的にクライミング観光をPRすると、事故が増えるだけなのではないか?と思えました。

何も知らない人が無邪気にクライミングによる地域おこしが儲かる、と踏んで、ゼニに目がくらんで取り組んでも、結局、クライミングではそんなにもうからないという結果になった時に、人のせいにして終わりになるのではないでしょうかね?

私も何人か外国人を日向神には連れて行っていますが、連れて行った相手にとっては、

 手取り足取りの大名クライミング、

です。私だってやってもらっていないような、ギアも貸し、トップロープ限定でビレイもさせないという、内容の手厚いクライミングで、そうしないと、初心者には危険だと思います。

■ 反論6 できる人を知っていればそれでよい

私が思うには、インドアクライマーを外岩に安全に導入する手段を確立する、こと、が今のアウトドアクライミング界に求められていることだと思います。

各岩場に、クライマーハウスがあれば、そこを拠点として、地元外クライマーへのベータ提供ができる。

地域貢献活動である、岩場の整備活動もできる。

他にも、例えば、トポなど、共有することで、節約できる貴重資料は、そこに保管できる…。

1000円で寝泊まりすることにしても、経年で、それなりに活動費がまとまれば、例えば、

  • ボルトの購入費
  • 岩場のフィックスロープ整備費用
  • 新トポ製作費
  • クライマー・ウィ・ロスト(死者の追悼記事)の製作費
  • クライミング事故情報まとめサイトの製作費
  • 地権者への謝礼(固定資産税程度)
  • クライマーコーヒーなどのクライマーの事故防止啓発活動
  • 一人身クライマーのパートナーマッチング

など、様々な共通のメリットがある費用の補填に使えてよいと思います。

これまで、こうした費用は、クライミングジムの運営で、成功したトップクライマーや地元のクライミングガイドが担ってきたのではないでしょうかね?

例えば、瑞牆のトポは、内藤さんの出資だと思いますし、岩場に貼ってあるアプローチ用のフィックスロープは、大体は、地元のガイドさんの古い使い古しのロープだと思います。

例えば、奥日向神キャンプ場の経営者が、これらのことが出来なくても、できる人を知っていれば、別に良いわけです。

逆に言えば、地元の古いクライマーらが自ら名乗り出て、そうした活動に取り組めばよい、ということになります。

今の日向神でのクライマー個人の活動は、俺があそこに登ったここに登った、という内容だけで、何か社会を良くしようという意図を持ったもの、というより、自己礼賛、みたいな感じかなと思います。

■ 反論7 新人クライマーへの岩場導入…誰か必要です…外人は良く私のところに来ます

日本にかぎらず、岩場は、いろいろな方針で、いろいろなカラーがあります。

ベガスの近くのレッドロックスとジョシュアの違いを語っていて、面白い動画。


こんな風に岩場には違いがあるにも関わらず、日本では、あんまりベータにその旨書かれていないことが多いです。どういう経緯や発想で作られた岩場か?ということですね。

たぶん、今までのクライミング界を作ってきたトップクライマー、エリートクライマーたちの世界観は、ちょっと古くなっているのではないかと思います。というのは、昔はホントにすごい人たちばかりですが、そういう人たちが、今私が山に連れて行っている若者を見たら、箸にも棒にもかからん、と言いそうだからです…。

昔の人はホントエリートぞろいだったんですよ。

そういうエリートが作った岩場…若い人はついていけない、というのが起こっていることなのかもしれません。

例えば、福岡の四阿屋という岩場は、2グレード位辛いと言われているそうでした…。そんなこととはつゆ知らず、出かけて、びっくり仰天、初日にグランドフォール事故を見ました。


どうも古いクライマーというのは、リスク認知の感性がマヒしていて、そのグランドフォールを見て、思うところ、考えるところがあったクライマーは、その場では、私だけみたいだったのですが… まさか、3ピン取るまでにランナウトしているとは…でした。

というのは、3ピン目までは落ちてはいけない、と私は山梨で習ってきており、その意味を考えると、3ピンまではグランドフォールの危険がある、という認知がその言葉にすでに含まれているという意味だと思えたからです。つまり、3ピン目までは開拓するほうも、グランドフォールしないように意識しながら作っているはず、という意味です。まぁ、あきらかにそうなっていなかった、ってわけですが。

しかも、5.10dが5.10bとグレーディングされていたら… 普通に登れると思って、誰でも気軽にアップで取りついちゃいますよねぇ…

つまり、事故防止には、ベータが大事ということが分かったのでした。

しかし、この岩場は、ランナウトが激しく、グレードは2グレード辛いです、と自分で自分のトポに書きます?書きませんよね?

なので、岩場の評判やレーティングというのは、第三者がやらないと適正な表現はされないってことです。

余談ですが、このスチュアードの役割、すでに外国人向けに何人か私は果たしています。英語ができるクライマーの務めかな、と思って無償でやっています。

比叡だって、『宮崎の岩場』というトポが出ていますが、どこにも、大ランナウトが核心です、っては書いてありません(笑)。そんなこと書いたら、クライマー、来ます?来ませんよね? でも、正直に書いたほうがいいと思いますけど…。

なんせ、そういうのが好き、というのも、クライマー業界では大あり、なので。そういうのが好きな人が、分かっていて登るのは、別にいいんではないでしょうか? 私はわざとランナウトして粋がるようなクライマーとは、違いますけど。

例えば、ジョシュアなどは、倫理的に厳しいみたいですよね。でも、そう公言しているから、それでいいのでは?

たぶん、日本人は、何か自分が良くないことをしているという自覚が、そこはかとなく、無意識であるので、率直さを欠き、自分の岩場の特徴を正確に自己申告できていないトポ、という現実に投影されているのではないか?と思います。

課題がランナウトしていたら、ランナウトしているので落ちない人だけ登ってくださいと書いても、別にその岩場の方針だと示されていれば、それで問題ないように思いますが、そうなっていない… 結果として、騙しになっている、そこが問題なわけですが、問題を問題であると認知したくない、という心が古いクライマーにはありそうです。

 そんなの書いてなくてもクライマーなら分かってるだろ!

みたいなことになっていますよね?

というわけで、誰かがオフレコで、適切に岩場に導入してあげないと、クライミングジムで登っているクライマーは、無意識に刷り込みがあります。

・課題に付与されているグレードはあっているし、
・ボルトルートは安全なんだ、という無意識の前提を疑わない

という状態で、岩場にやってきてしまいます。当然、人工壁はランナウトしていないですし。
  • グレードがあっていない
  • ランナウトしていてどこでも落ちれるわけではない
  • 初心者向けの落ちても保険が付いているルートはこれですよ

くらいは、誰かが教えてやらないと、クライミング界では新人の間に殺されてしまいそうです。それを教える人のことを、クライミングスチュアードと言いますが、日本では全く存在が認知されていない。

というか、クライマーならこれくらい自分で分かれ、って態度だと思いますけど、私の白亜スラブの先輩のクライミングを見たでしょう? 

25+35=60が計算できないのが、立派なクライマーだ、頑張れ、と特待生として厚遇されるレベル感が、現代クライマーのレベル感なんですよ?

それに、普通に、観光でホテルに泊まっても、「この辺でおすすめのレストランってありますか?」って聞きますよね?そして、その情報、そのホテルはオフレコ以外では出せませんよね?だって出したら、他のレストランに、はばかりがあります。

初めて行く岩場で、どの課題を登ったらいいか?みたいなことは、近所のおすすめレストランと同じような程度のことです。

そんな御大層にもったいぶって、クライマーなら自分で登る課題を選べ…と古いクライマーが意固地にいえば、いうほど、事故は増えるって寸法です。

言ってる当人だって、最初は先輩に連れられて岩場に行って、この課題は面白いよ、と教えてもらっただろうのに…。遠い昔のことは忘れちゃったんですかね…?

ぶっちゃけ、栗城劇場と同じで、現代のクライマーは、自分がその課題をきちんと登れていなくても…カムスタックしたり、ロープドラッグしたり…、終了点に何とかたどり着けばOK認定してしまうのです…。

現代のクライマーは死ななかったという事実だけで、たとえ、そのクライミングが30点の評価しかもらえないような内容でも、次回はよりリスクを吊り上げて難しい課題に挑んでしまいます。このようになるので、死ぬまでリスクを吊り上げることになっている。これは、ナルシシズムの特徴です。

栗城さんのようなショービニスト的な劇場人ではなくても、例えば、一般市民の例で言うと、1点のボルトに二人でぶら下がった白亜スラブは、リードクライマーにとっては自信が付いた山になってしまっていました…。

そういう思考回路だということは、私にも理解が難しかったくらいなので、昔のエリートクライマーにはなおさら理解が難しいでしょう。

これも、フラクタルで、ダイハツの不祥事がありましたけど、似ていますね。

上の人が現場を全然理解していない&経営理念が絵にかいた餅ってことです。

https://youtu.be/e0vWe3d4ano?si=eMSWbFhIoq49CHsE

昔のクライマーは、ほんと選ばれたエリートしかクライマーにそもそもなれなかったと思いますが、今の人は、クライミングジムで登ってから来るので、偏差値50の人も、誰も師匠がいない人も、一回も都岳連の岩講習を受けたことがない人も、来ます。できるのはムーブだけで、他は何にもない白紙ってことですよ。

なので、安全に岩場に慣れていくステップアップ法をある程度、特定の岩場に即した形で、導入してあげないと、つまり、

 あれを登りなさい、これを登りなさい

と指南してあげないと、登れないってことですよ。何を登ったらいいか?ということも分からない。だからウェブザベなわけですし。

もちろん、長く通っている、通なクライマーは、俺はアレが一番好き、これが良かった、こっちが面白い、と、どの課題がどんなに楽しいか?というのは、好きに議論していればいいのです。そういうのが酒の魚で飲めるってのが、クライマーの楽しみです。

今の人は、ウェブザベ世代なので、みんなが登る人気の課題に登りたがりますが、それは、そうしたクライミング談義に自分も参加したいから、なのではないでしょうかね? 要するに、仲間に入りたい。

人が登らないような、誰にも知られていないところを登る、辺クラみたいなクライミングだと、そこ行った行った~とかいう共感トークできませんよね?ウェブザベもできないし。

ちなみに私は辺クラタイプなので、誰も登っていないようなのに吸い込まれそうになるので、クライミングではよけいに危険で、好みの面から、マイナー好きなタイプの人は、普通のクライマーより、要注意です…。

話がそれてしまいましたが…

■ 反論8 利益を広く分散するのなら、運営も取得も一人でしなくてもいい

私は、クライマー界から事故を減らすにはどうしたらいいか?という発想でやっています。

ので、紹介する自治体がぜんぶ、私に来てほしがるのが、いまいち理解できないのですが…。

例えば、八面の岩場がある、八面山には、すでにクライマーが宿泊できる公共の宿があります。だから、そこの宿泊施設の管理人が、この山には、クライマーが登りに来るんだな~と理解して、

・雑誌の『山と渓谷』だの、
・八面のトポが載っているロクスノだのを置いたり、
・クライマー歓迎のために、クラッシュパッドを貸し出すとか(その際に、石舞台は登攀禁止だとクライマーたちに知らせる)

今やっている業務の範囲内で、クライミングを認知し、事故を減らすような活動に向いて行けばいいだけのことです。

年に一回くらい、地元のためにゴミ拾いしたり、クライミングの講習会を開いたりすれば、もっといいですが、こんな活動だって、別にクライミングの素養はイラナイ。

クライマーに来てほしいなら、地域おこし協力隊の業務募集をすればいいだけです。

どうも地元自治体はこうしたことすら発想できないみたいなんですよね…。こんなの、別にクライマーじゃなくても誰でもできますし…。

たぶん、自治体が思うのは、クライマー愛好家が大挙して押し寄せてくる、って図なんではないかと思いますが、人口減少時代の今、そういうことが起こるはずがないですよね。

たぶん、昔のスキー場開発みたいなのを夢見て施設作っていそうです…いや~勘違いというか、頭がお花畑と言うか…

日之影のほうで出していた、北方パーク構想などは、箱もの行政の最たる失敗事例かと思いました…お金余りニッポンって感じです。



八面では、地域の人の目には価値がないと分かっている山を都会の人が買って、プライベートキャンプ地にするというのが、絵にかいた餅にありそうでした。

地域の人は無知な都会人により高額買取をもくろみがちです。都会人が二束三文の土地に、何百万か払ってくれるというのが、たぶん、地元が思い描いている成功の図式だと思います。

でも、そのようなことが、負動産時代に、そもそも起こりそうにはないです。

なんせクライミングジムも淘汰されている時代です。時の人気の上下に乗っかって、その時だけ儲ける、みたいな商売の仕方は、インバウンド大量流入の都会でのみ成立可能です。

すでに過疎化して、人口が出ていく側の地域は、人口がゼロにならない、現在地に踏みとどまっているだけで、成功という意味ですよ。

地域おこしの成功が何か? この数年、大阪の空堀と福岡を行き来して、結局、町が亡くならなければ成功なのだ、と分かりました。

私のいる空堀は、町おこしの先進事例で、町のマップなどが作られてきましたが、結局、濡れ手に粟でウハウハ状態になったのは、2020年ごろの民泊業者だけでした。その民泊業者も、民泊新法以来、鳴りを潜めています。

一方、地方では、林業が再度盛り上がって、フォワーダ導入で伐採だけをバッサバッサやっている人たちはポルシェが買えるくらい儲かっています。

しかし、持続可能な林業だったり、災害防止型の産業だったりするか?というと、疑問ですね…こうした林業が地域に役立つ林業なのか?というと疑問ですし、それは現行の農業も同じです。

というわけで、クライミングと言う活動で、ポルシェが買える成功を手にする時代は、当の昔に終わっているような気がします。そもそも、クライミングで金持ちになるってのは、自己矛盾する価値観のような気がしますしね。

世界クラスでの偉業を成し遂げても、スポンサードされて、クライミングに必要なシューズが無料化するくらいのことしか得られないのではないでしょうか?

その辺は私には図り知れませんが…。

親の世代が夢見たような、世界の最高難度を登って有名になり、その有名になったことを使って、テレビCMでぼろ儲けしたりするってのは、世界のアレックス君でも、そうそうなかったみたいです(笑)。

と以上、8点の反論を上げてみました。






【新しいクライミング教育】10年観察して分かったクライミング3原則

■ もっと問題回避思考をクライミング界に

問題回避型思考というのは、モチベーションの持ち方の方向性のことです。

物事の悪い方を見つけて、ネガティブ面を改善していくことをモチベーションとする、という思考タイプのことです。

クライミングや登山などのリスクがある活動をするには、必要な資質です。悲観的防衛思考と言って、まず、何かにチャレンジする際には、

 1)一番起きてほしくないことは何か?を考える

です。それを避ける作戦をとります。というか、とらないとバカみたいな浅はかな理由で死ぬ羽目になります。

例えば、祝子川での事故など、水流があるゴルジュで1方向でロックする確保器で確保したら、窒息のリスクがあることくらい、誰だって知ってるぞレベルの知識です。

■ クライミングでの最悪ケースは?死亡事故

クライミングをするにあたって、皆さん、何メートルから落ちると人は死ぬと思っています?

私は長く確保理論の論文から、6mで、13kNで人体は壊れる=高衝撃事故と同じと思っていたのですが、2022年に奥村さんの講習に出たとき、奥村さんは、2~3mと言っていたと思います。

https://allnevery.blogspot.com/2022/01/blog-post_9.html

思っていたより、低い高さなので驚きました。

2~3mって、ボルト間隔ですよねぇ?というか、適正ボルト間隔。日本の課題では、4~5mもランナウトしているのが当然です。20m、5本っていうのが、日本的な平均的ボルト間隔と思います。20÷5で4m。

4mって6mよりは低いけど、2~3mよりは高い。となると、総論としては、やっぱり落ちれませんね。

ボルダリングも、ハイボルって何メートルからハイボルなんだろうかなぁ?

こういうディベートをたけちゃんねるやってくれないですかねぇ? 

4~5mの課題って普通で、私も岸良で5mくらいの5級を登っていますが…。あれ、怖かったよなぁ…。めちゃ怖かったのに、ガマンして登ったのに、誰も褒めてくれなくて悲しかったなぁ…。

クライミングは、理解力が上がれば上がるほど、恐怖がもたげてくる、という活動です。師匠が言っていました。つまり、バカと煙は登りたがるというのは、登るには、無知識で、無思慮な人間である必要がある、みたいなことです。

リスクについて知らなければ怖くないからです。でも、それって本当の勇気とは、全く別ですよね?

■ 死亡事故を避ける

さて、死亡事故をクライミングにおいて避けるには?と発想すると…?

大事なことは

2)登る前に降りる方法を確保する 

です。

今朝は、こちらの記事がなぜか人気を集めた記事として、ピックアップされました…いや~。

https://allnevery.blogspot.com/2021/03/314nfa.html

展海峰に行ったときの記事です。いや、びっくりしたなぁ。あの時は。

ボルダリングの初心者講習なのに、

 ランディングも教えない

 登る前にクライムダウンを教えない

 マントリングも教えない

なんて…。

いろいろな、降りるスキル】

・山登りで降りる方法は、尾根を読図で降りることができるスキル。

・リードクライミングにおける、降りる方法は、ローワーダウンと懸垂下降。

・ボルダーで降りる方法は、ランディング練習とクライムダウン。

です。これらを身に着ける前に、なぜかみんな岩場に来ちゃいます。山岳総合センターの講習はよく考えられていて、雪上確保の前には、懸垂下降を必ずします。

■ 初心者ボルダラーだった私

私は、当時、ボルダーは初心者で、故・吉田さんと1回、中根穂高さんと1回の、計2回の外ボルダリング経験があるだけで、小川山バイト中に簡単ボルダー4級をオンサイト出来てよかった~と、ホッと胸をなでおろしている状態でした…。

なんかボルダーのほうがロープに守られているリードより危険ってイメージがあります。

九州では、ボルダリングの本場ということで、さー、ボルダラーデビューするぞ~と内心思わないでもなく、とっても希望に満ち溢れていたのです…。というのは、九州のボルダーはどれも素晴らしいですよ~と前評判を聞かされていたからです。

どれほど希望に満ちていたか?というと?

私には全く用事の無い、2段のボルダーですら、視野が広がってよかった、と評価するくらいなポジティブシンキング具合だったわけです…。

https://allnevery.blogspot.com/2019/12/5.html

これがどれくらいのポジティブシンキングか?というと、30代男性3人を先日、油山川の岩場と尾根に連れて行きましたが、彼らは30代前半で体力もあるのに、懸垂と読図をしただけで懲りた、そうです。

半分は読図山行、半分はこれ以上ないくらいの懇切丁寧な懸垂下降をしたのですが、横で同時にインストラクターが懸垂下降するという、クライマー人種にはありえないVIP待遇で懸垂下降を教えてあげましたが、彼らは懲りた、そうです(笑)。恐怖体験だったそう。

彼らがもっと怖かったのは、上級者コースと題された300mほどの谷間の登山道。そこ、すでに道が消えかけている登山道なのですが、ただ広い谷間を北上するだけのことすら、現代の若者はできない、のです。

つまり、ここを歩くのですよ、と道が明快に指示されないと歩けないのです…。

これでは、何が正解か?不透明な時代、VUCA時代を切り抜けられるはずがありませんね…

この山行のテーマは、登る前に降り方を覚えること、でしたが、それを教えるため、近所の石垣に連れて行ったときも、降りることを確認しないで登っちゃうし、8mくらいの壁を前にスラブの登りを教えるためにホールドの見つけ方を講習したら、登れる!と思って、とりつこうとするし… 

要するに行動する前に、その行動の結果どうなるか?を考えないみたいでした。しかも取り付こうとしたのは、何メートルから落ちると人は死ぬか?を教えた後(笑)。

つまり、予習しても、その結果を行動に生かす習慣がない、ということです。この場合、登る前に降りる方法を確認する、習得しようとする、ということです。

3)行動する前にその行動の結果、どうなるか?をシミュレーションする、そして、それを行動に生かす

さて、話を戻すと、上記の2つの過去のログを見ると、要するに、九州で私に起こったことは、私は九州のクライミング界の上級者と称する人たちの

 クライミング理解の浅さについて、いたく失望した

というのが、適切な表現でしょう…。

自称、”上級者です”と自称するだけの、十分なクライミングに関する危険予知能力がなかった…そのことを発見した、ということです。

■ クライミング界には伝統的にリスク予知(KY)がない?

そして、それは指摘した私のせいか?というと、私とは全く関係ありませんね。

まるでリトマス試験紙のようにクライミング界の欠陥をあらわにして悪いな、とは思いますが…。

こちらの山野井泰史さんの動画を見ると、やはりきちんと、登る前に降りることを考えつつ進行していますよね。

山野井さんほどすごくない人たちが、長年にわたり、リスク予知をサボっていた、という事実は、私とは関係ないですよねぇ…。

これって、デジャブー感ありますが…、それは松下でのロボット開発部での経験で、私はロボットに行く前に、別の開発部にいたのですが、その時はバグ管理データベースというのがあったのでした…。ところが、バグ管理DBがロボット開発部のほうにはなく、私は自分の仕事でもないのに、MSアクセスでDB組んだんですよね…。

そうすると、なんと、バグを指摘されたら、そのバグの修正プログラムの中にさらにバグを仕込んで、延々と自分に仕事が回ってくるようにしていた開発者(外部業者)が何人もいたんでした…。

これは、社内で大きな問題になり、これまで仕事してない人に、松下は延々と高額な外部委託費…(正社員より高いんですよ、即戦力なんで)、お金を払い続けていたことになり、私に無料でDB作らせた松下の上司は、栄転したみたいなんですが…。首になった外部業者が5,6人出たんですよねぇ… でも、これ、ワタシのせいです?違うよなぁ。

…というようなエンジニア時代の事例を思い出したのでした…。

クライミングしている間は、過去の出来事のデジャブー感が半端なかったです。これは九州に来る前からそうでした。実は、御坂山岳会でも同じようなことはありました。念のため、言うと、私は御坂山岳会には大変感謝していますが…。特に誘ってくれた先輩。

たぶん、日本的な発想、古い人を無条件に守って、どんなに意義があり、根拠の正しいことを言っても、新しい人は、理不尽な古い人に従うべき、嫌なら、組織を去れ、という体質が問題なんではないですかね??

日本国内の一般世論では、外資への批判や敵視が激しいですが、私はド・日本企業と外資の両方の経験値がありますが…その私が思うには、ド・日本企業の松下さんでは優秀な人から辞めていくという流れにあり、それは、日本的体質、優秀さが報われない…みんなで赤信号を渡っている…そういうものによるような気がしましたし、外資では、効率的で合理的に働いているだけで別に日本下ろしなんてしていないし、どうも、高橋洋一チャンネルを聞いていると、官僚制度、が日本的組織の害悪、その最たるもの、のようで、

 日本社会がホワイト化するのが、単純に世界と比べて、遅れているのではないか?

と思いました。

同じことで、日本クライミング界では、他の組織同様に、改革が遅れに遅れまくっているだけなのでは? 

みんなで赤信号を渡って、クライミングはそういうもんだ、と、実際は、諦観やサボりでしかない、リスク予知を放置して言い訳にしているってことです。

でも、リスク予知がなくても、死なないでいれるのは?逆に言えば、難しいことはしていないからですよねぇ?

その端的事例が、5.14RXが若い人に登られる時代に、5.8で40mランナウトしている課題で、粋がる、というような行為に私には見えるのですが…。

というわけで、

 初心者男子君たち を見ても、×

 自称ベテランを見ても、×

な印象しか持てなかったクライミング業界体験…

 かっこよくて、頼りになる、強いクライマー男子

は、どこにいるんかーい!

■ まとめ クライミング3原則

1)一番起きてほしくないことは何か?を考える

2)登る前に降りる方法を確保する 

3)行動する前にその行動の結果、どうなるか?をシミュレーションする、そしてそれを行動に生かす

少し表現が難しくなったので、ちょっと調整しました。

1)落ちたら、どうなるか?常に考える

2)登る前に、降りる方法を確保する

3)リスクを予知したら、当然、予防的行動をとる

以上で、どうでしょうかね?

まだやっぱり抽象的過ぎて、具体化するのがクライマー諸氏には難しいかもしれません。 

2024/07/21

【クライミングによる地域おこし】みんなで岩場のそばにクライマーハウスを持とう!

 甲府時代も入れれば、ここ10年ほど、様々な空き家物件を見ています。

九州に転勤になってからも、クライミングによる地域おこしの可能性を、岩場が存在する地域自治体の皆さんに、提案・お知らせする、というプロボノ活動を行っていて、そのうち成功したな、と思える事例が、いくつかあるほどです。

■ 物件取得費用が限りなくゼロ円に…

私がもったいない!と思っていたのは、岩場のある自治体が、岩場でクライマーが登っていることすら気が付いておらず、その地域に、心あるクライマーが足繁く、通ってきている、ってことをそもそも知らない、ということでした。

特に、小川山&瑞牆がある北杜市は、アルパインクライミング界のアカデミー賞と言われているピオレドール賞受賞者が何人も暮らしているほどの、日本のクライミングメッカ。

なのに、地元の人…農協のおじちゃん、おばちゃんみたいな人々です…は、そのことを誰も知らない。

本当は誇らしいことなのに、誰も知らないのです…

それはなぜか?というと??

クライマーは歴史的に、地元の人に見つからないように隠れてコソコソ登ってきたから…なんですよね… 

”本質的に悪いこと”をしているから怒られるぅ!と思っていたわけです。

でも、岩に登ることって悪いことですかね?? 

楽しいこと、ですよね。山に登るのが楽しいことなら、岩に登ることも、基本的にはその延長で、ただ普通に楽しいことだったのに… 

クライミングの安全対策を不行き届きなままでやる人が多いと、事故や怪我が起きたときに、地権者に対して責任問題になる。

だから、黙って(隠れて)登っちゃえ!そうやって、最初から嘘の上塗り路線で、クライミングの歴史が作られてきたわけなんですね…(汗)

でも、その歴史って、公共の人々…特に地元の人々から、承認をもらう…っていう肝心の大事な部分を後回しにして、内輪だけで、やーれ、5.14だの、フリーソロだの、登山やクライミングの歴史を作って、盛り上がってきたわけです。

内輪って言っても、その”内輪”は、グレードシステムによって、”世界規模な内輪”につながる道があった、わけなのです…。

例えば、故・吉田和正さんは、本来、世界で初めての5.14aを登った人のはずでした…もし今だったら、ネットで情報が瞬く間に広がるので、再登してくれる人が出て、確かにこれは、5.14Aです、と言ってもらえるかもしれないのですが、1989年当時だと、本当に5.14Aなのか分からないので、5.13dとしてしまい、それだと世界一にならない…ということで、得れたかもしれない栄誉を得そこなう、というような歴史の波間に消える人も出てきます。

世間に成果が認知されていない…

これが、クライミングが、なんとなく社会の日陰な存在である理由でした。

■ ロッククライミングをお日様の当たる活動にしよう!

しかし、時代は変わってきました。オリンピックの種目になったことで、クライミングは一気に、市民権を得て、クライマー人口はうなぎのぼりです。

岩場のある地元だって、若くて元気なクライマーが岩場で楽しく遊んでくれれば、それだけで、若さと言うエネルギーが地域に流れ込んだかのようで、うれしくないはずはないでしょう。

■ 障害1 地元が一攫千金濡れ手に粟のイメージを持っている

自治体が持っている岩場によるアウトドアツーリズムの成功イメージが、バブル期の遊園地開発みたいな、濡れ手に粟で、ウハウハ路線だ、という点に、誤解という問題がありますが、そんな観光開発ではなくて、もっと地元の本当の良さと結びついた観光開発の良さが、ロッククライミングによる観光開発にはあります。

岩って、正真正銘、その地域に固有の財産、なんですよ。世界広し、といえども。例えば、大やすり岩は、世界に一つしかないですよね?

だから、一番よくないのは、岩を削る、みたいな、固有性を失わせる行為です。クライミングでは、チッピング、という名前がついて、クライミング界最大の背徳、とされています。

■ 障害2 事故

クライマーと一口に言っても、今、都会のジムでクライミングしている人が思っているクライミングって、

 プラスチックホールドを登るボルダリングのこと

です。外のロッククライミングで主流は、ロープを使ったリードクライミングです。クラッシュパッドを使った外のボルダリングも盛んですが、共通点は?

どっちも、インドアより格段にリスクが大きい、

ということです。そのことが切り分けられないで、外の岩に、クライマーです、と自己申告してくる人が後を絶たないんですよね。

アウトドアのクライミング歴を聞かないとクライマー認定すべきではないです。

アウトドアの経験がないと、当然、リスク予知がおろそかなので、びっくりするような、おバカな理由で

 事故

になります。現在、大体の事故は、内輪でもみ消されているような感じです。

事故の情報が共有されないので、反省もされず、次の事故も阻止されないという流れにあります。

■ 障害3 クライマー界内部の足の引っ張り合い

クライマー界って、9割男性です。男性同士が名誉を競って、切った、張った、している、ってことが多いです。

結局、そうなると、起こるのが足の引っ張り合い…

というので、古いクライマーが新しい次世代のクライマーの足を引っ張っている、ということは全く珍しくありません。(例:小鹿野)

インドアジム経営では、逆に、新しいクライマーが全くクライミングの素地なしでクライミングジムを立ち上げるので、これがクライミングってものだったっけ?みたいな、クライミングジム運営に陥ってしまっているジムも多いようです。

かいつまむと、クライミングジムでは、登る内容をセッターと言う人が決めています。そのセットが消費される…ってことですね。漫画に目覚めた子供が、次々、漫画買って!と親におねだりするみたいなことになっています。それに追い立てられるジムは、疲弊する、という循環みたいですが、これは、外の岩を登っている限り、起きない問題です。

その他、クライミングジムの弊害はいっぱいありそうですが…目的は、問題の整理ではないので、とりあえず、大雑把なもので今回は割愛します。

■ 過疎の田舎にある0円物件を地域のクライマー有志で共同保有しよう!

日本では、不動産剰余時代がすでに到来しています。

子どもが減ることで、自分の親が資産がなくても、叔父・叔母から、不動産が相続されることが珍しいことではなくなりました。

例えば、配偶者が亡くなった時、その配偶者に100%資産が行くか?というと?これが行かないんですよ、日本では。亡くなった配偶者の兄弟にも財産権があります。不動産は分割できないので、売却ということになりますが、簡単には売却もできない…となると、固定資産税を払いっぱなしで何年も過ごさないといけない、ということになりますよね。

例え、年数万円の固定資産税でも、年金が年数万円だとすっかり消えてしまいます。ので、タダでも手放したい、という負の不動産は、現代には多いです。

例えば、

 家いちば

 0円物件

 山いちば

みたいなサイトで、購入者を探す不動産オーナーも多いです。

そこで私が提案したいのは、長い間、会費を貯めに貯めて、高級外車と言わないまでも、国産新車くらいなら、買えるようになっている地域山岳会は多いわけなので、

そうした会が、団体、法人として、岩場のそばの0円物件などを所有したらどうか?

ということです。今、不動産は、管理者不足時代なのです。

■ 日本版岩場トラスト

なぜなら、まるで自然トラスト、のように、岩場のそばの物件って、地域やその岩場を愛しているクライマーの共有の財産にするのが、本来は良いことなのではないか?と思うからです。

岩場を大事にしているクライマーなら、そこをゴルフ場開発に安易に売ったり、太陽光パネルだらけにして、災害の原因を創ったりしないでしょう。

ただ、自然をあるがままに愛する、それが大事なことなのです。

実際、山岳会やクライミングの会の総会って、ただのデカい個人宅で開かれていることが多いです。岩場のそばではないですが…。大体、会の裕福な人の家です(笑)。

もちろん、都会の会は、市民センターなどで例会を開いていますが、結局、飲み会の席で実際の山の企画は盛り上がるって結果になっていますよね。みんな、飲まないと本音言いませんよね(笑)。

田舎では、居酒屋はないので、これが大体個人宅ってことになっています。

■ メリット

岩場のそばに、〇〇会山の家があったりしたら、そこへ遠くの別の会が、交流や遠征に来たりすることができるでしょう…

まぁ、昔からやっている本格的な人は、自前の車中泊で、どこでも勝手に寝泊まりしちゃって、宿泊費用なんてゼロ円というのが普通なのですが、こう新規参入の人が増えると、

 雑魚寝ハウス

があると便利ですよね。特にトイレ問題や、女性には軽犯罪のことを考えると、家があると楽です。雑魚寝ハウスの宿泊費用は、1000円が普通です。

今は、小川山一人勝ち、な日本の岩場です。

小川山はクライマー以外の人からも人気で、週末などは駐車場も停めれないし、課題は行列だし、大変ですね。それは、今までの小川山の歴史があって、どんなスキルの人がどの課題を登ればいいのか、指南書が結構出ているから可能になっています。

それに、小川山が人気なのは、

 オフィシャルに宿泊が許可されている&歩いて岩場に行ける

から。

そんな場所が日本全国に広がれば、それらをつないでツアーとすることで、楽しく日本中を一周できる。

季節の良い岩場を追いかけ、冬は南下し、夏は北上する。そんな楽しいクライミングツアーができるのが、日本の全体の岩場の良さ、だと思います。

昔は、一部のエリートクライマーにのみ許された、そんな楽しさが、普通の人にも可能になれば、それはとても楽しい世界ではありませんか?

クライミング遍路、みたいな。

私自身は、旅行するより、一か所に留まるのが好きな性格ですが、それでも、自分のペースで各地の岩場を訪ねて、その地域の岩場の思想や歴史に触れることができれば、楽しいだろうなぁと思ったりします。

そうしたことをかなえるのに…不動産あまりの今の日本は、絶好のチャンス。

実際、アドレスという会社が、あちこちの田舎に短期間住むことができるサブスクをやっています。

クライミングができる岩場のそばの物件で、アドレス社と同じことをやれば、車中泊なしで、日本一周クライミングの旅が可能に。

これは、体力の落ちた高齢クライマーやクライミング入門者にはありがたいと思います。

■ こんな物件はいかが?

昨日は、宇陀市にあるこの物件は、ナバラーの皆さんに、どうかな~と思ったりしました。

https://zero.estate/zero/kinki/1983_uda/

上記に上げた0円物件というサイトには、結構、伊東の物件が多いです。

城ケ崎も良い選択肢なのではないでしょうかね?

ただ城ケ崎は、アクセス問題が非常に大きい岩場ではあると思いますが。

ユージさんのいる小鹿野は、なかなか出ませんが、都市に近い田舎は、負動産化が遅いので、時間がかかるかもしれません。

負動産化が早い、というのは、過疎化が激しいということだからです。

実際、過疎化してから手放すより、そうなる前に、利用開始したほうが人の流れもスムーズだと思いますが…。

日本全国の規模間で、岩場を掌握している誰か、古いクライマーがクライミング人生のまとめとして、こんな活動をやってくれたら、それは楽しいのではないか?と思ったりしています。

みなで作っていく手作りの地域活動、そういう活動が私は日本の理想だと思います。

変にアメリカ式にビジネスの成功!みたいなことを考えて色気を出してしまうから、嫉妬という足の引っ張り合いで、にっちもさっちも行かないようにデッドロックに捕まるのでは?


2024/07/20

【時事問題】日本の未来は暗くない?お金持ち日本 VS 崩壊するサンフランシスコ的なるもの

■ 高橋洋一チャンネル

大阪に来て、風邪ひきさんになってから、視聴している高橋洋一チャンネル。元・大蔵官僚で、政治と官僚組織の内部事情に詳しい、高橋さんのぶっちゃけトークが、面白いです。

気に入ったのは、少子化を”問題”としてではなく、”何が問題なの?”と捉える視点のガッテン具合…

たしかに、世界では、人口爆発のほうが問題で、減少のほうではないよなぁ…。前から思っていますけど…。 

日本は、これまでぎゅうぎゅうだったわけなので、うまいこと、人が減れば、暮らしやすくなりますよね?
高橋洋一「日本は借金で破綻する」は本当か?(不動産投資の融資で自己資金が必要な理由も解説!)

そんなこんなで、小泉改革を再評価しているが、大学の再編は、改悪だったような気がするんだけどなぁ…

大阪外大が個別の大学として存在しなくなり、阪大の一部になってしまって、なんか悔しい、というのはさておき、大阪外大って、文化的にも、京都大学のほうにより近く、あんまり阪大とは協力関係になかったんだけどなぁ…。結局、外大は、日本語科、つまり外国人留学生に日本語を教える専門機関みたいになってしまって、日本人が多様な言語を知る、例えば、スワヒリとか、ウルドゥとか…のほうは、衰退するに任せられてしまったみたいな感じで、外大卒業生は、才能を持て余す結果になっていると思います…

本来は、国の諜報機関(国益を守るための情報収集機関)予備軍だったはずの外国語学部…の弱体化は、そのまま、日本の外交能力の弱体化…ってことかなぁと思ったりしました。

高橋さんの解説の中でも外務省はひどいようで、大学1年の時外務省のセミナー出たけど、ただ国のお金で遊んでいるとしか思えない人たちの集まりだったんだよなぁ…と思い出したりしました…。日本の国際政治の危機を当時ですら、感じました。

■ 現代アメリカの衰退

私はサンフランシスコ、ベイエリアでアメリカの洗礼を受けたので、当然ながらリベラルな政治の空気感の洗礼を受けたのですが…、最初に住んだのが、白人の富裕地帯だったので、アメリカって豊かだなぁという印象でした。ただ、サンフランシスコで恋人だった人は、共和党支持で、銃規制反対派でした。古き良き自立と独立のアメリカ派だった。『大草原の小さな家』みたいな世界観は、共和党寄りと思います。リベラルのアメリカって、ヒラリー・クリントンみたいなイメージです。

しかし、トランプが出た時は、アメリカの良識も地に堕ちたと思ったよなぁ…。当時、甲府で仲良くしていたコロンビア大学卒のアメリカ人の友人も、同じように言っていて、アメリカが保守化することについては、ネガティブな印象でした…。

しかし、30年の間に、アメリカの富は、軍需産業やら、テック企業やらに、むしばまれて、普通の平穏で穏やかなアメリカ的ミドルクラスな生活…ETとかスタンドバイミーに出てくる生活…は、消えてしまったのかも?です。

サンフランシスコは、もはやゴーストタウン…

https://youtu.be/nnH0bVPwukQ?si=0kLNxgUtu7C-2Phr

最後にSFに行ったのは、夫とヨセミテ国立公園に出かけたころなので、2000年前後かなぁ(2005年でした)と思うのですが、当時はまだ普通だったのに…


https://youtu.be/qz9vcHXMjA8?si=Dy6OefDFrCSqRsQ1

失われた30年の日本と対照的にアメリカは、経済活況だったというより、移民と言うカンフル剤を打ち続けて問題先送りにした、って感じなのかもしれませんね…

アメリカではサンフランシスコに限らず、オフィス用賃貸物件がだぶついています。

なんか桑港さんの動画を見ていると、私がアメリカに残ったとしても…幸福になれたかどうか…という気がしてきてしまいました。仕事を見つけるのが大変っていうのが、どこの世界にいてもありました。


そして、アメリカは保守化(自国民ファースト、反グローバリズム化)して、代わりに共和党の牙城テキサスが降臨中… 


自由と多様性の代償が、高い家賃、薬物常習、ホームレス、って誰が想像するでしょうか?

ニューヨークですらホームレス急増中…

普通に、温かい家族主義的な家庭、安定、安全、ってのはないのかなぁ… 安全くらいは確保してもらいたいけど、アメリカでは、安全は地域によって違い、地域によって家賃が違うので、安全はお金で買うもの、でした。

日本は、全然、経済パッとしないまま、2024年も引き続き、日経平均過去最高とか言っていましたが(今少しダウンしています、押し目買いチャンスかも)、日本経済のみならず、いったい世界の経済は、過去30年の間にどういうかじ取りをして、どういう状態に陥ってしまったのか?

なんか23年にトレードをスタートしてからだいぶ見えてくるようになり、それだけでもトレーディングをスタートしてよかったなぁって思っています。

世界経済は、FOMCが発表する金利でアクセルとブレーキを踏まれることになっており、日本経済も決して自律的には動いていない、むしろ、円キャリで他律的な動きをしている市場だということが分かりました…

トランプ再選確実化で、7月利下げ観測も出た。9月まではこの調子だなと思っていたら、うかうかとしていられないかもしれません。現大統領のバイデンの評価が下がっても気にならない感じ=利下げ前倒し…になると、11月の大統領選までは大きな恐慌はないと思っていた米国市場に対する投資(ETFなど)も引き上げたほうがいいかもしれません。

しかし、30年にわたる壮大な社会実験を見たなぁ…という気持ちです。

まさか、テキサス的なレッドネックアメリカが、サンフランシスコ的な多民族主義にとってかわるとは…。

まさに多民族主義、サラダボールアメリカの敗北… それは、多民族パワーが生かせなかったというより、軍需産業とのズブズブの関係で内側から病んでしまい、本来の理想を生かせなかった、ということなのかもしれませんが…

価値とは?なんだろう…と思わずにはいられません。

2024/07/19

【近況】アデノウイルスとの闘いつつ、大阪の街を眺める日々

 ■ アデノウイルスと闘いつつ…大阪の街を眺める日々

10年ぶりくらいな感じで、風邪(プール熱)をもらってしまい、楽しい夏山小屋バイトが延期中…です(汗)。

アデノウイルスはしつこい。気管支の病気なので、運動再開が微妙で、じっとしている分には、頭痛や発熱もなく、元気と言えば元気なのですが、治ったかな~と思って外出してみると、ちょっと石段を上がっただけで、ゼーハー言ってしまい、

”こりゃ、山道歩いて小屋までたどり着く前に伸びちゃうよ”

というので、サンダーバードの予約を入れるに入れにくい感じで、固まっています。ほんとは早めに入れると少し安くなるんですが…。

今回は、福岡のプールで、子どもたちから、バイ菌もらったな…実感があります。

しかたないので、大阪に待機していますが…あってよかった大阪の家。これ、この家なかったら、たとえ、一泊1000円でも、もう10泊目くらいですから、1万円。えらいこっちゃ。

■ 私の大阪… 青春の町

私にとって、大阪は、ほろ苦い青春の町、です。18歳で進学で大阪に来たのですが…進学っていうより、どっちかというと、決戦だ!サバイバル!な感じで来たんですよねぇ…。

文字通り、”生活”が懸かっていた…ので、大阪外大で1回生の時は、学業、後回し(笑)。何が何でも稼がねば!って感じで、目が三角に吊り上がっていたと思います(笑)。なんせ種銭の17万円以外は、まったく経済的見通しがなく、学生寮3000円だったから、首がつながったけど… バイト=仕事って、働き始めても最初の1か月は、お給料出ませんよねぇ?なんで、めちゃスレスレライフだったのでした。

入学式で浮かれている、その辺の新入生とおなじにせえへんといて!みたいな感じでした(笑)。

さらに、3年後にアメリカに行く話が降ってわいたのは、ラッキーなのですが、その後、帰国したら、同じことを今度は、種銭5万円で、学生寮無しで繰り返す羽目になった…(汗)ので…。

懐かしの豊津…トイレ共同風呂無しの長屋で楽しく学生生活していましたが…アメリカから、恋人のデイビッドが来たりして一緒に暮らすことになり、さらに彼はスミノフの空き瓶をいっぱい部屋に隠して、救急車で緊急帰国することになったり…と、あれやこれやと破天荒な出来事?目白押しな大阪生活だったのでした。当時、私の長屋は、エスニック風インテリアで、みんなのたまり場みたいになっていました。

たくさんの人が集まる家にしたい、というのが当初の私の願いでした。

豊津の長屋には、ロボット開発室時代も、まだ暮らしていましたが…その後、富士経済に仕事を得て、福島へ転居。その頃、自殺未遂で伸びてしまった妹を大阪に引き取ったら、妹が、私のOL戦闘服を勝手に着たり、戦闘用ハイヒールを勝手に履いて伸ばしてしまったり…てんやわんやの大阪ライフでした。富士経済、今思えば、もっと長く勤めればよかった。レポートを書く仕事なので、私に適していました。Googleは富士経済時代に使い始めました。

学生時代だって、マイナススタートで、自活して大変なのに、卒業と同時に育英奨学金400万円の返済を抱えて、ハンデが付いているOL生活の上、大阪は家賃が高く、こんな高額家賃を払い続けたら、一生大変だ!と思える賃貸マンション家賃だったよなぁ… 長屋の時代は月3万円でよかったのですが。収入と釣り合った家賃は、3万と思えました。

で、中古で購入したのが、今いる空堀の家です。中はやり替えて、とても美しい家に仕上がっています。ので、空堀の、この家にいるだけで、アートな気分になれる…

こんな家なんですよ☆

アートなおうち。

そんな、ほんとのほんとのゼロ…どころか、マイナスから作り上げた、大阪の自宅マンション…

と言っても、転勤流浪中の身で、この美しい家に住む時間がない、っていうのが悩みの種なのですが…。

今はベッドを2台だけ入れて、夫と私が休暇?を過ごせるようにしています。

でも、福岡みたいな都会に暮らしていたら、休暇は田舎に行きたいかも(笑)?

というので、出番がない家、という結論になっているのが、悲しい…。

しかし、この家にいると、良いデザインってホントに価値があるなぁ~と感じます。いるだけで気分が良くなるから、です。

以前は、製造業で働いていて、例えば、ロボット開発室って、美と全く無関係な無機質空間なんで、こういう木の家で心を休めたかったんですよね。

でも、転勤で鍛えられ、不本意な安普請の家に住まわされる間に、どんな住まいでも、それなりに美しくしつらえて、心地よく暮らせるようには、なってきました。成長したなぁ、と思います。

”住まいを与えておいて、それを奪う”っていう神の残酷なる試練? その試練に屈せず、どんな場所でも、たくましく生きよう!って感じですかね?

そういえば、Goodデザインな店というつながり、では、空堀にさつま芋をコンセプトにしたカフェができていました☆ 店舗デザインに同類を感じました☆

https://www.ufu-sweets.jp/cafe/20240430itadaki/

■ 高津の宮さんの夏祭り

高津と書いて、こうづ、と読むのですが、夏祭りがあったので、二日とも出かけてきました。

金魚すくい

                   浴衣の少女たち

4歳~6歳くらいの、小さな子供たちが、みな、じんべえさんや浴衣を着せてもらって、可愛く髪をゆってもらい、大人にだっこされたり、手を引かれて、夜店でお菓子を買ってもらったり、金魚すくいやら、命中ゲームやらをさせてもらっていました。大きいお姉ちゃんやお兄ちゃんたちは、友達同士で浴衣着たりして来ていました…

ほほえましい景色… 私自身は、こういう”普通の幸福”をあんまり、味わうことなく大人になったなぁと思って、大阪に来て、改めて、夏祭りって大事だよなぁみたいな感想を持っています。小さい頃って行事が大事ですよね。それは、人間の人生80年の中、子供時代を大事にする、いとおしく扱う、ということなんだよなぁ…と、改めて実感したりしています。人間性の土台ができるのが、子供時代なんですよね。

私は、子どものころ、こういう夜市に限らず、お出かけ自体が、とっても苦手でした…。特に夏。暑くて、騒々しくて、神経に触り、食べ物もおいしくないし、いったいこんなの、何が楽しいの!と思っている子供でした(笑)。というのは、アトピーがあるから、汗をかくと、すぐあせもになって、悪化。混雑で着物もはだけるし、人込みは、できるだけ避けたいと思っている子供でした。たぶん、自分の体のお世話をうまく焼いてもらっていなかったんですね。

そもそも皮膚感覚的に不快だから、大人が遊園地やら、海やら、連れて行ってあげるよーと言っても、ちっとも楽しくないわけですよね。ひたすら不快を避けて家にいたい、という子供時代でした…。

さて、今回、大阪の夏祭りで、テキ屋さんたちは頑張っていましたが、これは小さい子供たちに大人が奉仕する日、だったんだなぁ…と思いました。この不況下で、てきや稼業が基本的に厳しい中、どこかから湧いてきた、怪しげな人たちは、人生の苦悩を顔のしわに刻み、儲かんねー!って顔をしていましたが、それでも、大人の義務、楽しいテキや稼業、頑張っている!と思いました。

私は、ひやしパイナップル200円と牛カルビ600円を購入して貢献しました。通りがかりに、若い人が、「これが今日の夕ご飯…(汗)」と言っていて、”そうだよなぁ…若いころ、私も、夜市に800円歳出するのはつらかったよなぁ…”と思ったりしました。

神社の境内では、町内会の催しみたいな感じで、和太鼓や獅子舞の上演があり、獅子舞が子供にかじりついて、それなりに楽しそうでしたが、その二つ以外は、おじさんが一人壇上で、カラオケを熱唱する…って感じで、それを白けた顔で世間話でもしながら、聞いている高齢者ばかりになり、町内会らしいというか… ここは、大阪の大都会の真ん中ですが、渡る世間ってこんなもんですよねぇ…。たとえ、田舎でも。

お囃子が、踊りがなんか気持ち悪い踊りで、あまり振り付けもないような感じだったので、…もうちょっと盛り上がる、踊りだったらいいのになぁと思ったりしました。

小さな子供がとても可愛かったです。社会の中で、大事にしていきたいもの、No1は子供ではないですかね?

■ MyPeople…いったい誰のために生きたいか?

人々を見ていて、

 こういうのが私の国の人々で、私はこういう国の人々の力になりたいと思う人なんだなぁ、

と思ったりしました。

というのは、地下鉄で、我が物顔の外国人などを見ていると、とてもこの人たちに何かしてあげたいとは思えないというか… 日本人にありえないサイズの巨漢のアジア人女性で刺青だらけの人とか、なんかきもーい!と思ってしまいます…。

海外にも行くたびに、同じような感想を感じます。こんな最悪マナーの、図々しい人たちのために働きたいと思えない!!という感じというか…。そういえば、富士経済時代も市場調査で行ったタイやベトナムでそう思っていたんでした…。

経済的に繁栄して、豊かになり、その先にあるものが、ただの消費や浪費だったりするのが、欧米諸国の幸福って感じ…です。

何十年の労働の結果が、タダの贅沢って…虚しいと思うのは私だけ?プライベートジェット買って、環境汚染する以外、何するんだろうなぁ。

価値ってなんだろ?

ずっと昔に思ったのですが、海外留学でも、エージェントにお仕着せでやると何にも勉強にならないですが、手作りで自分でやると、イチイチ勉強になって世の中が分かって楽しいです。お金があるから、人生がつまらなくなる、というほうが正しいのです。

■ 人と人との心のふれあいが大事

日本では、繁栄とは、幸福をもたらすもので、幸福とは家族が幸せに暮らす、ということなのではないでしょうか? みなが小さな幸せをひとつずつ、みたいな。

風邪で寝ている間、トランプが銃撃されて、結局ほぼトラ路線が固まったりしましたが、暗殺未遂で射殺された若い男性って、いったい何のためにこの世に生まれてきたんだろうなぁ…と思ったりしました。トランプ再選確実を後押しする結果にしかならないで、犬死したわけですが…彼の両親は何のために彼を育てたんだろうか?

結局、アメリカが目指したアメリカンドリームって、なんなんだろうな? 大統領になる?なったってねぇ…。みたいな白けた気持ちになるばかりで、何か尊い価値観をアメリカが体現しているとは考えられなくなりました…。

アメリカ史の学徒としては、民主主義と自由と平等を体現しているのがアメリカだということで、封建的な出る杭は打たれる式の社会の日本で、とても生きづらかった私は、アメリカにいるってだけで、おおー!って昔はやる気になったものでしたが…。今のアメリカの零落具合を見ると…、これが、理想主義のなれの果てかぁ~みたいな気分です。

■ 気分を変えて…

暇な時間に見ている高橋洋一チャネルですが… 

https://youtu.be/WLtzofDDUgg?si=p5VPPht7ObgFNQdP

日本の失われた30年を作った小泉改革が日本の元気のなさの原因かなぁと自己分析していましたが…あれがあってもなくても、日本は、ダメダメ路線を自己修正はできなかったのかもしれん…と考えを変え始めました。

私の高校は、100%進学で、早稲田だの慶応だの、エリート路線に突っ走るクラスメートばかりみたいな学校を出ましたが…当時から日本と言うシステムの破綻は高校生の目にも明らかで、東大東大!と血道を上げる人はおらず、白けムードでしたし、外大にも外務省のリクルーターが来て外務省の様子を先輩が聞かせてくれるなどの計らいがありましたが、官僚システムは、学生に人気がなく、三井物産みたいな商社か、製造業がやっぱりエース、日本の産業を支える仕事だ、として、人気がありましたが…製造業は日本は米国との経済戦争真っただ中で、私がまだ学生の間に、半導体産業などは、コテンパンにやられました…。日本は一人勝ちしすぎて、製造業の成功のために、農業やら、思いやり予算やら、いろいろなものを差し出したのですが… いびつな形はそのまま、持ち越されて、日本社会の歪み、みたいなものは、何十年も放置されてきたなぁと思います。

商社も商社で日本経済を引っ張っている重責を担っているようには、思えず…動く額が大きいので、レバレッジ効いているので、あの仕事は大して何もしなくても、みたいなところはあります。あちらでも、ほんの少数の優秀な人が大勢を食わせていたような気はします。

結局、優秀な人は官僚にはならなかったけど、だからと言って社会の役に立てるような地位にもいきつけなかったのではないかと思ったりします。

例えば、私が商社に残っていたとして何らかの役割が担えたか?とか、開発部に残っていて、日本の製造業の力の歯車の一つに慣れたか?とか、いろいろ想像してみましたが、なんか日本には、目指すべき社会がなくなってしまったのではないか?というような気がします…

結局、我々は誰も漕ぐ人がいない巨大なタンカーにただ乗っているだけで、惰性で運行しているだけ…みたいな感じなのかなぁ…。

そんなことを考えつつ… 大阪の暑い夏をゴホゴホやりつつ、やり過ごしています。

はやく元気になって、山に旅立ちたい!

2024/07/11

【近況】10年ぶりくらいな感じで急性咽頭炎(プール熱)

 ■入山瀬戸際で、急性咽頭炎

山小屋バイトの入山で、大阪に来ています。

夜行バスに乗る予定のその日に、楽しくバタフライの個人練習をしてしまい… その数日前から、福岡は急激に気温が上がり、プール利用者が増えた上に、プールの水温も上がって、普段、私が見ているより、水質が悪いなぁと感じていました…。

で、もらってしまったプール熱。急性咽頭炎です。

入山瀬戸際で発症して、やむなく、出発取りやめに。

新幹線やら、宿泊のキャンセルで、足元救われた感じでした。

Agodaというサイトで、キャンセル不可のホテル予約を取っていましたが、病欠を告げると、ちゃんと無料キャンセルしてくれました。だだ、電話番号、非常に見つけにくいです。

今、最悪期を超えたところで、昨晩がかなりひどく、昨日から、食事も、ゼリー飲料だけ。のどの炎症なので、水を飲むのさえ苦痛という有様です。

■ 反省1 感染症を甘く見てはいけない…

こんな状況なのに、普通に出発を予定して、この感じでは、歩きのスピードが出ないだろうなぁ…と6時間のハイクアップに不安を感じていた私…

不安を感じる、程度ではなく、横になって寝て、

 全ての身体エネルギーをアデノウィルスとの闘いに向けないといけない

っていう話でした…。なんか、計算がおかしい。

 体を後回しにする、体について、酷使してしまう傾向がある、

という点が、治っておらず、超反省です。これは、子供のそばに親がいなかった証ですね。親がいれば、子供は無理をすること自体が許されないわけですから。

山小屋のおかみさんは、下界で治してから来てください、ということで、普通に考えれば、そうだよなぁ…、山に感染者が来ても、他に感染者を増やしてしまうじゃんか…と思ったのですが、忙しい週末前に入山しなくては!という

 変な責任感

で頑張ってしまう…。これは良くないです。頑張りが、逆に迷惑になることもあります。

これは、母から頼りにされていた子供時代の悪い癖で、長女である私の代わりのピンチヒッターが、我が家にはいなかったんですよね…。私がいないとシンプルに、家が回らない…。

しかし、子供が家事をこなさないと家が回らない、って(汗)。

いまさらながら、大変な家庭に育ったんだなぁ…。

最近、やっと、再認識しつつあります。子供時代から、自分が育った家庭については、ちょっと変だよなぁ、大変だったよなぁとは思ってはいましたが、

 過ぎたことを蒸す返しても仕方がない

という思いが勝り、あんまり深く実感したり、納得するということは、やっていなかったんですね…

正確に言えば、ヤングアダルトである15歳の時に気が付いて、それで終わった気でいました。15歳って…まだ子どもじゃん!なので、子供が子供時代を振り返って、ああ大変だったなぁと言っても、インナーチャイルドは癒されない訳ですなぁ。

まぁ、でも、当時15歳の人間の判断としては、正しかったと思いますが。

というようなことで、今回のプール熱で出てきたインチャは、

 変な責任感で無理に頑張る子

 体の不調を無視して頑張る子

の二人です。

みなさんの中にもいませんか? こんな子たち…

俺がリードしなければ誰がやる、とかって。大丈夫ですから、やりたい人はいっぱいいますから。

■ 発見 1 鼻うがいはネティポットでやらないと意味がない

私は咽頭は弱いので、プールのあとは、必ず、鼻うがいをしているのですが…これが…

ハナノアのプッシュタイプだと鼻の浅いところしか届かず

で、

ネティポット式にやると、咽頭まで届く

ということが分かりました。鼻うがいは、日本ではあまり習慣がないですが、インドの健康習慣です。感染症多いんでしょうね、インドでは。

感染してからやっても、除菌効果はないですが、喉の通りがよくなるし、直接幹部を冷やせるので、やったらスッキリすると思います。生理食塩水が必要ですが、すぐ作れます。

■ 反省2 対症療法も時には必要

自然療法支持派なので、昨日は内科で、自然免疫で頑張ります!と言ってきたのですが、痰きりの薬剤の効果を実感しました。のどがはれ上がった痛くて水も飲めず、水は生命維持の触媒として必要なので、これは、頑張っても無駄、と思い、あきらめて、イブプロフェンが主成分の風邪薬を買いました。

長く、風邪薬否定派でしたが、症状が重いと対症療法が必要になるケースがあると分かりました。風邪薬、買ったのは、生まれて初めてかもしれません。

しかし、西洋医薬は、効果がてきめんで、普段そういったものと無縁のせいかもしれませんが、あっという間に聞いて、今は、卵豆腐が食べれるようになってきました。おかゆさんも試してみましたが、まだでした。

■ 風邪の余禄 高橋洋一チャンネル

前回の、ひどい風邪の時の余禄は、

我々はいかに岩にかじりついてきたか https://amzn.to/4627tVT

という菊池さんの本でした。結果として、本に書いてあったことを、ホントだー!と、現実に確認したのが、九州でのクライミング目撃談、みたいな結果になった。

今回は、YouTubeで高橋洋一さんという元大蔵官僚の方のYouTubeチャンネルを発見して、なぜかすっと入ってきました。

https://www.youtube.com/watch?v=emDZSoTYk6Q

どうも、税務の専門家のようなので、税のマクロ的な効果についておくわしく、話を聞いてよかったなと思いました。

円安で、国家財政は潤って、近隣窮乏化という現象で日本だけが、経済一人勝ち状態の現在のようですよ。

高橋さんによると、移民は、社会保障制度的には、トータルマイナス効果になるそうです。

■ 移民に関する当方の経験と考え

私もそうだろうなぁと思ったりしていました。

日本とアメリカでは社会が異なり、アメリカは、移民の低賃金労働を原動力に経済を成り立たせている国なのですが… アメリカの移民って、一般市民の4分の1くらいの賃金だったりします。

私も、アメリカでの最初の仕事のとき、収を時間給に直して計算したら、2ドル45セントくらいで、びっくりしました。普通にアメリカ人でベビーシッターをするとなると、時給でも10ドルが最低賃金だったので、その辺の中学生でも私より上だったことになります。もちろん、食費も家賃もかからないから、当時の私には、月収400ドルで食費・住居費無料のほうが、実質取り分が多かったのですが。

このような超・低賃金労働者階級がアメリカにはいて、男性だと農場の季節アルバイトとかはそのうちです。日本だと山小屋バイトとかも入るのかなぁ。

日本は、移民国家アメリカとは国の成り立ちも違うし、移民政策を受け入れた国が軒並み、移民反対、自国民ファーストの政策を取っている流れから見ると、日本のゆるゆるの移民政策では、移民の中でも、あまり優秀でない人達の掃き溜めになってしまうリスクがあるかもしれません。

オーストラリアやアメリカでは、大学教育が優秀な移民ゲットの門戸となっています。日本は?というと低賃金労働が入り口。

全く真逆で、手に職がない人を集める結果になっている、ように思います。



2024/07/07

【時事問題】外国人に生活保護が行き渡り、日本人に行き渡らない理由

【武田邦彦】7月7日最新!かなり危険な事になっていいます、注意してください!

■ なぜ外国人が日本の生活保護を受けることができて、日本人が受けられないのか?

昨日、国内の外国人向けのソーシャルワーカーの活動紹介を聞きました。それで分かった。



生活保護がなぜ外国人に回って、日本人に回らないのか、分かったんですよ…

先日かめのり財団の多文化共生プログラムを推進している北九州市の職員の話を聞きましたが、市の職員ですが、超一流の大学院教育を受け、海外視察をいっぱいしている、多文化ソーシャルワーカーでした。そういう日本国のトップレベルの頭脳が外国人の世話をしているわけです。

一方、日本人向けのソーシャルワーカーって、知っています? 老後は共助とか言っていますが、伝統的に民生委員さんが、相談事に載ってくれますが…民生委員って無教育…しかも、無報酬(汗)。その辺の町内会のおっちゃん、おばちゃん、ってことです。だから、国の制度や、県の制度、市の制度があっても、知らない。愚痴の聞き役ということで慰められておしまいです。

本当に困っている、経済的支援が必要だとしても、頑張れ、で終わりです…。そういうわけで、我が家は、シングルマザーで子供3人もいて、どう逆立ちしても大変な家庭だったのに、生活保護が受けられなかったんですね… 教育費の支援もなかったです。

私の知り合いで、非課税世帯の人がいますが、子供たちの医療費や学費はみんな無料です。

そういうのは、行政の人が、日本人にはわざわざ教えないように工夫を凝らしていると思えるほどなので、よほど、根性が座っていて、食い下がる性格で、しかも男性でないと、日本国民と言う権利を行使できないということになっています。これは昔からそうなのではないかと思います。

自国民に対するサービスは、市役所一般職員レベル。

つまり、大学院などでの専門教育は受けていない人たち…生活保護の窓口はそうでしょう。

一方、外国人向けのソーシャルワーカーは、超一流…

そして、外国人と、一般日本人だったら、どっちがひっ迫しているか?と計算されてしまうと、日本人なら、まずは誰か親せきを頼りなさい、と思われてしまいます。つまり、後回し…。

そういう理由で公営住宅に外国人ばかりになるのでした…つまり、困っている人順だから。

でも、公営住宅って、日本人の税金で建てられていますよね?


無料でプロのカウンセリングまで受けれる北九州… 一般日本人は臨床心理士にかかるとかなり高い金額がかかりますよ。

■ 在日韓国人の団体だった…

どんな団体なのかな?と調べてみたら…

https://www.kamenori.jp/seminarseries202405/ より引用
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康本健守(やすもとけんもり)の父・亀範(かめのり)に由来します。韓国済州島出身の亀範
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とありました…。 私は在日韓国人の方は、2世、3世は、もはや日本人ではないかと思いますが…

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外国人市民や、職場や学校・地域で外国人とかかわる方を対象に、生活情報の提供や様々な困りごとに対する相談対応を行っています。  
解決が難しいケースについては多文化ソーシャルワーカーが継続した支援を行います。  
まずはお気軽にお問い合わせください。  
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こんなわけで、一般日本人には、支援が行かず、困っている人は誰か?と探した結果、外国人になる…というわけで、日本の国税は、外国人への奉仕に使われる…という逆転現象が起こってしまうのでした…。

■ 東京都でも同じなのでは?

誤解がないように、これは北九州市の事例紹介があり、先進事例であり、自治体により温度差がある、ということでした。

先進事例で、無言の前提があって、これは、追い付かねば、と他の自治体は、無自覚に前提を持つということです。

 外国人受け入れが進んでいるほうが良い、

という前提が無意識に入ってしまいますよね…。もちろん、アメリカなら、多民族国家なのですから、それが前提であってもいいのでは?と思いますし、私も20代の時、移民として、手厚いアメリカのサービスを受けた側ですが…

例:無料の語学学校、無料のピル配布、ソーシャルセキュリティNoの取得

しかし、日本は歴史的に移民国家に舵を切りますと国民の総意や合意が得られてやっているわけではありません…

しかも、最近増えているのは、中国の方ですよね? えー、移民に形を変えた侵略?と思われても仕方ない買収劇が繰り広げられています。

中国の国情を考えると、たぶん、多くの日本人が、気の毒だな~と思うと思いますが、だからと言って、日本国内に、中国を設立していいか?となると?

それこそ、軒先貸して母屋取られる…です。

実際、大阪の島之内は、中国語しか通じない中華レストランがありました…。

レストランが、普通に、日本へのビジネスビザで来ている人で、20年、30年経過した後にしか永住権が取れず、参政権も永住し、気化して、日本人としての自我を確立した人がとるのなら、話は別かもしれませんが…

そうではなくて、3カ月武蔵野に滞在したら、参政権、みたいな話だとしたら、アメリカの移民政策がかなりゆるゆるだった94年以前の状況でも、最低限6年は在住の証拠を突きつけないとアメリカですらグリーンカードくれなかったのですから、3か月で参政権なんて、日本の移民政策は緩すぎます…。

そもそも、納税していない外国人が納税者が払った公営住宅に入れるというのも、納税していないのですから、その分の加算金があるべきかもしれません。

外国での暮らしは大変なのは、私もアメリカでさんざん味わったので、同情はしますが、だからと言って日本を乗っ取ってよいという話とは違うでしょう…

なにより、日本人の間で、日本の移民政策についての合意形成がされていないのではないか?と思います。

日本人は過去40年貧しくなり、福祉の手が必要な人は増えたのに、さらに福祉が必要な人を国内に増やしてどうするんですかね?

日本で育った外国の人たち、基本、日本にはいないで、元の国に帰っちゃうみたいですし…

都知事選、熱く語り合ってほしいです。

ほんと小池さんとかに任せていたら、ヤバイです。九州では、経済産業省のお役人と同席する機会も昔ありましたが、任務に忠実ってだけで、カジ取りしているのは、政治家ですからね…

福岡で言えば、麻生さんってことです。麻生さんですよ? 学識あると思います?思いませんよね?

【自然界から学ぶ】才能をすべて開花させる

■ 全部開花してうれしい!

このカサブランカを全部開かせることができて、とてもうれしかった…。

このカサブランカ、一つは咲いて、4つのつぼみがある状態で購入しました。

切花は、その花の持つすべてのポテンシャル…を充分に開花させて天寿を全うさせてあげることが、なかなか難しいです。

特に夏は、水がすぐ腐ってしまう。

そして、つぼみのまま枯れてしまう花は多い…。

最近、ちょっと研究して、ほんの少しのお砂糖と塩素を水に入れるようになって、あとは頻繁に水を替えてやることで、すべてのつぼみを開かせることができるようになりました。

朝も夜も替えてあげます。

■ 早めの引退

しんなりしてり、水を吸い上げられない、疲れてきた、お花は早めに、茎から切り落とします。

しんなりする花は同じ茎でも起きます。これは不思議で、水切りしても、なるときはなります。水切りとは、水中で、茎を切ることです。

引退は早めってことがお花全体としては、長寿になります。でも、切ったお花も、別の花器に入れて、余生は個室で…。隠居部屋みたいなものかな?

■ すべてのポテンシャルを開花させること

生花を生けるという一つのことをとっても、生活の中から、自然の中から、人は人生の在り方を学ぶことができる。

人は意味を問う生き物だからです。

亡くなった倉上さんは、彼の一つの才能=ポテンシャルを、RXが付いている超高難度スラブで開花させたんですね…

例え、それが、彼にとって、心臓という代償を支払うことになっても。

このRX(命の危険があるルート)についての代償は、クライミング界にとって、非常に大きな学びになったのではないでしょうか?

命を懸けると命が縮むということです。

■ 花のメッセージ

人にとっても、花にとっても、すべてのつぼみを開かせることは、とても幸福なことであるはず。

そうか、送られたメッセージはすべての才能を開花させよ、かな?

私は、てっきり誰かほかの人の才能を開花させてあげることばかりを考えがちですが、なかなか私の才能を開花させることを考えてくれた人が人生にいなかったのでした。

子どものころ、才能があったなー、なのに開花させてもらえなかったなぁと思うものは…

1)体操大好き ラジオ体操ですら好きでした。だからヨガの先生になったのは才能の一つの形ですね。

2)ぬいぐるみ 一人で考えて、一枚の平面から、立体を作ることが6歳で出来るほどでした。

3)絵  絵は、クラスで一番か2番に上手なのに、学業優先で絵は後回しで残念でした。

4)手芸 ビーズと刺繍が得意だった

5)カリグラフィ カリグラフィは独学でも結構上手でしたので、本格的にやれば、上手になれそうです

6)服を作る 高校の時の学園祭の衣装は、型紙から自分で作れた

昨日は、アートセラピーの本を見つけて、とても良い内容だったので、取り組みたくなりました。

なんか、老後の楽しみ、みたいに取ってあったんですよねぇ…でも、老後はないかもしれないし、取り組むなら早い方がいいですよね。

https://www.youtube.com/live/YnPARXpioEU?si=FJt_ScN4fMt5D9BV

立山には色鉛筆持っていこうかな。


2024/07/06

【クライマーと時事問題】小川山に123便が不時着するところだった?!

話題作の『書いてはいけない』を本人が徹底解説



ということらしいですよ?

倉上さんも元・半導体エンジニアとどこかに書いてありましたが、日本の製造業は、もうほんとに世界中から叩かれて、大変です。

事の経緯は…

85年  123便の事故

41日後 プラザ合意  超円高で、日本製品は100%関税と同じに 240円→120円

翌年  半導体協定 日本の半導体シェア=5割から1割へ

以後  日米構造協議
    年次改革要望書   日本だけがアメリカの要望を聞く=日本の転落

私が松下に入ったのは、97年以降なので、とっくに半導体は斜陽産業でした。ロボットは、半導体製造装置の中にパーツとして組み込まれているので、半導体製造装置の中でロボットのテストやコントローラの恒温テストをしていました。作業服着て、ねじ回し持っていましたが、若い美空で、まだ26歳の女性がそんなことをする羽目になったのは…ソフトウェアに私を向かわせない対策みたいな感じで、なぜか業務はハードウェアよりだったんですよねぇ。男性は、一般的に優秀で賢い女性が怖いのかも?

その後研究所付きのソフトウェアエンジニアになり、展示会向けの仮ソフトとか作っていました。当時はソフトウェアの師匠がおり、その人がドライバ関係を作るので、私はその他の非核心的な部分、UIとかを作っていればよく、二人で荒稼ぎしていました…。そんな風な仲間がいれば、ソフトウェア業界に戻ってもいいけど…。大体の男性って、私が作業全部して、いいとこの上前だけはねていこうとします。

クライミングでも再演が起きたよなぁ… (白亜スラブ)

あ、話がそれましたが… 森永さんの論説は、

 日本の製造業、ひいては、日本の産業・経済が斜陽なのは、123便への誤攻撃を自衛隊が隠蔽したからではないか?というものです。

嘘のうわぬりで後に引けなくなり、外交カードが限られ、アメリカのいいように使われるようになった、というものですが、日本政府が、日本国国民を犠牲にしたことをひた隠しにするだけで、パシリにされる、というのは考えにくいかなと思っています。

一つの要因にはなるかもしれません。もっと大きな利権があるんでしょう…

以前、三井物産に勤めており、社内の会議の書記もしていたので、採掘関係の報告も聞いていましたが、巨大利権がらみの話は天の声、ありそうでした…。

私は福岡の〇〇会みたいな経営者のランチ会などに出る役目もしていたのですが、地元のデパートや地銀、電力系のトップなどが出席しますが…私が出されているってことは、あまり有力ではないからだろう…と当時でも考えていました。

当時はトヨタが北九州で稼ぎ頭であり、トヨタに向けて、部品を作る下請け会社が足りていなかったんですよね…。今はもう、グローバル企業になってしまったのでは…。

■ EVとトヨタつぶし

現在も、EUやアメリカからEVシフトでたたかれているのはトヨタつぶしです。

https://youtu.be/8z9EMNV2hU4?si=DmZuE5niRqr0EzKs

今のところ、EV車の敗北。なんせ電池が突然発火して、海上輸送中の輸送船もろと海底に沈めないといけないレベル…

https://youtu.be/wO_5UztJUCM?si=9AfvuTYki-Nk7LKg

なので、トヨタが今は株価売り時です。

トレーディングすることで、このようなことも分かってきます。

しかし、川上村に不時着していたら、クライミングどころでは亡くなっていたのではないでしょうか…

平和なクライミング活動も、123便の犠牲の上に成り立っていたということですね…

2024/07/05

【クライミング教育】クライミングの3原則って何だろう?

 ■ 才能は、どんな場所にいても芽生えるものだ

ギンちゃんのたけちゃんねるでの対談を聞いていて、

 ギンちゃんは一体どういう経緯で、九州人なのに、アイスのクライマーになったんだろうなぁ

と思いました。

実は、中津で、ギンちゃんにクライミングを教えたという、池田さんに会いましたが、池田さんが登っているのは八面だし、ダイハツアリーナだし、アイスクライミングは全く関係なし…。

知らなかったらもぐり、というような名誉ある老舗山岳会の中津山岳会も、私が山梨で所属した御坂山岳会とあまり変わらないのではないだろうか… 要するに活動実績は、遠い過去のもので、現代版の活動は実績出せなくなっているってことです。

山岳会は、参加するほうがむしろ危険な存在に九州ではなっており、教育ゼロで、イケイケなので、ビーコン持つみたいな意味しかなくなっているようでした。いやビーコンより悪く、参加するほうがむしろ、危険にさらされるでしょう…つまり、危険を予知してやる側に、新人が押し込まれそうだということです。

福岡で有名な高田さんが育てたクライマーがフランベという会の若い男性ですが、まったく現代フリークライミングのレベル感を理解しているとは思えなかった…。

山梨だったら、5.13登る人はゴロゴロしているので、もっと上手にならないと、天狗になることができないレベルで、九州では天狗になることができてしまうので、とっても自信があるのですが、それは、周囲に強いクライマーがいないからなのではないか?と思えました。

なんせ、強いクライマーと言えば、代表者みたいな、小山田大さんすら、なんか80代などの、目上の人にいじめられていそうな気配でした。庵では、大という言葉を出すな、とすら、言われたんですよね…。その辺の経緯も聞きましたが、なにが悪いのかな?と年配の人の側が怒る理由が分からなかったです…。

■ ヒエラルキーではなく、多様性

年配の人は登山者とクライマーは別、登山者とマウンテンバイクの人は別、トレランの人は別人種、と対立の構造ばかりで、多様性、とか、多文化共生、いうのは、分かっていないと思います。

九州では、危険予知はおろそかの一言です。なんせ、さして先鋭的でもない、家庭的な会の会長さんが、「祝子川は、スポーツルートみたいな沢だから、2名でも気にせず行って来たら?」なんて頓珍漢なことを言ってしまう程度の、理解度なんですから…。

ギンちゃんみたいな世界的クライマーが、そのような地で、誕生したということ自体が、奇跡だよなぁ~と思いました。

倉上さんもそうですが、なんで、新潟でボルダリングやっていて、ハイボル?むしろ、沢ヤになるとか、地の利を生かしたらありそうですが…。

■ 縦走→冬季→アイス

私は、もともとは、縦走が好き、歩く沢が好き、な逍遥派です。だから、ある意味、歩きの山しかない、九州にぴったりな登山者ですが…、低い標高の山は歩く気になれない。九州で夏山って不快って意味だよなぁ…。阿蘇まで行っても、暑いです。夏は歩かないで、沢で冷えているのがいいんでは…?

しかし、山梨でクライミングをスタートしたので、山梨では下界でもクライミングが良いので、クライミングをたしなむことになりました。山梨で味わうべきはクライミングだからです。

山岳王国の山梨は、ほかにもブドウや桃などの、有力な産業がいっぱいあるので、クライマーはひっそり、日本で一番良い環境を秘密裏に満喫できるかも(笑)。あんなに狭くて人口少ないのに、クライミングジム、5つもあるし。

おかげでピラニアがホームジムで、日本でトップクラスのクライミングを味わうことになりました。初心者で。

そんな環境では、室井さんは、俺はすごい奴なんだぞーオーラがゼロでした。

九州の人が何の知名度も実績もないのに、すごい奴だと言ってほしそうなのと正反対です。

■ 独学に適した環境

しかし、口の悪い人に言わせれば、現代は、いろいろなクライミングに関する書籍が出ていて、ちゃんと勉強する気になれば、先生が誰もいなくても、ある位程度は分かるはずだ!と言います。

私もそう思います。本で調べるほうが確実。

年配の人に聞いても、無駄な時が多いですね。実は、初めてロープを買うとき、山岳総合センターのセンター長が、

 最大衝撃荷重の値の小さい物がよい

ことを、大きいほうが良いと勘違いしていたことがありました…。要するに古い人は、ロープの性能がうんぬんという世界にはいなかったんでしょう…。落ちる=死ぬ、一択で。

でも、今はネットでも書籍でも、ちゃんと情報収集ができます。

しかし、そうなると、ちゃんとしているかどうか?は個人次第、なのですよね。

■ テキトーな花束と整えた花束の差…原則を教えることの大事さ

こちらの画像は、かってきたばかりの花束と私が活け変えたものです。
  • 葉の裏を見せない
  • 花の高さを変える
  • どこから見るか?を意識して、見える面を確立する
の3つのアドバイスを実践しただけで、この差。

クライミングを学ぶときに、

原則を教えてください!

とだいぶ何度も、年配の人にはお願いしましたが、誰一人原則を教えてくれた人はいませんでした…

私が知りたかった原則って、花を生けるときのこの3つみたいなものです。

花の原則は、Youtubeで花道の家元がしゃべっていました。

西洋フラワーアレンジメントではなく、生け花の人です。

それを取り入れただけで、こんなに良くなるんですから…

クライミング界にも、

3原則

くらいのことは言ってもらいたいなぁ…

新人さんのために…。

一般的なクライマー連中がなんで、ダメダメなのか?は、もうすっかりわかりました。

ナルシシズム × 同調の弊害

でした。

なので、今はトップクライマーから、どうやって正しい道を見出したのか?を抽出することに興味があります。

たけちゃんねるで、次は、誰になるのかなぁ… けんじりくんも出たし…。女性アルパインをやっている朝子さんってクライマーさんいますけど、その方とかどうですかね?

なんかいろいろ、成功事例となっている人たちに話を聞いてみてもらいたい気がします。



2024/07/04

【トレーディング】債券にシフトしましょう

  ■ 変革

そういえば、医師のうつみんが、都知事選に出馬のニュースを聞いて、大変好ましく思いました。

https://youtu.be/f8WhuyBiIhw?si=qD7v-GmLqMwO0geJ

参政党が内部分裂して、入れる先がないなぁ…と思っていたので。

農業にしても、政治にしても、日本国はこの40年ほどおかしいようです。

私が大学にいたころ郵政民営化の小泉首相が改革があり、そこから日本の停滞がスタートしていますが…私は国立大学にいたので、非常に激しい大学側の抵抗を見ていますが、つぶされ、外大はなくなり、阪大になりましたが…外務省入省のためのセミナーなどにも出ましたが…え?っていうレベルの低さでした…。結局、日本人の無能化がかなり進んでいる。

その後、私は社会人になりましたが、日本の一流企業である松下では人材流出で、優れている人から出ていく、という話でしたし、私がいた外資で知ったこと(=日本国民だけが無知化されている)や、三井物産で知ったこと(地方行政は食い物にされている)、クライミングで知ったこと(日本だけが40年前で時が止まっている)を総合して、結局のところ、何が起っているのか?というと?

 日本の指導者層が庶民を食い物にしている…

ではないのだろうか?と思ったりします。

そんなの私が感づいたくらいですから、誰でも分かっているのですが、それを言語化できるには、生命線を握られていない必要があり、それには、医師になるくらいの食い扶持の安定・自立が必要です。

私なんて、九州クライミングがエイドクライミングで時を止めている!と指摘しただけで干されたくらいなので、何が起りうるか?というと、結構ひどいことが起こりうるんだと思います。日本国民ってみんなで泥船に乗って沈むってのが好きなのか、おかしいよ、と指摘すると、指摘したほうがおかしいことにされてしまいます。

これにはガスライティングと言う名前が心理学でつけられています。

■ 若手クライマーが広い視点を得るには、どうしたらいいか?投資がおすすめ。

私は、国立大大卒で、しかもその大学の図書館で働いていたので、どちらかというと大学側の立場を知っていますし、その後は松下でエンジニアですし、10代からインターネットの住民、つまり情報は得ていて、海外暮らしの経験もあり、外資や調査の仕事があったので、海外の情勢を見聞きする機会もあり…という、情報と言う意味では、比較的恵まれた立場にいました。

そうすると、コロナになっても、なんか胡散臭いなと思ったりします。

例えば、コロナでっち上げみたいですよね… アンソニー・ファウチ氏がスケープゴート化されています。

https://amzn.to/3zoKGr0

9.11も、でっち上げだったというのが、だいぶ後に暴かれて、映画にもなっており、今では、アメリカ人は誰も、オサマビンラディンが犯罪者だとは信じていないですが…

しかし、日本一般国民は、そういう経験値もない…。与えられる情報も歪んでいる。

そのこと自体に気が付いていない。

■ 上の世代は羊… ちょっと脅されるとすぐ靡く、ゴールデンカフスに縛られた羊

市役所勤めだった2番目の師匠は、小池知事の出馬を見て「いいかい?上の人に任せておけばいいんやで。あの人ら頭がええんやから」という意見でした。

え?!まさか!です。

小池さんって、東京都をダメにしている第一人者ですよ…?

つまり、私の父親世代はこのような思考力しかないのです…。ナルシストは、知能が低いことも、ありますが、知能が低いことが、ナルシシズムを強化しているかもしれません。

私はこうした人が世界をきちんと理解できるためには、

 トレーディング

がおすすめだと思います。投資は、お金に直結するので、どんな人でも必死になるでしょう。トレードの世界は、世界を反映しています。世界情勢を理解するために、欲を使うという手です。

現代の若い人の情報力があれば、正しい情報に手が届くのは、すぐだと思います。

■ 高橋ダン

私のお勧めは、何人かいますが…大井幸子さんと、田中泰輔さんは紹介していますが、高橋ダンさんもおすすめです。

https://youtu.be/OVqWo5ETfY8?si=ij3A6QjepYpb7EX2

彼の戦略は、債券とコモディティ、です。これは大井幸子さんの意見とも重なります。

高橋ダンさんを見る度に、なとなく知り合いのアイスクライマー、門田ギハード君を思い出します。二人とも新時代の日本人と言うか…とってもたくましくて好感しています。

昨日は、たけちゃんねるで、ギンちゃんの対談を見て、うれしかった☆

■ 今、転換期です。

最近、終に逆イールド解消しつつあります…

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-05/S21R9FT0G1KW01

私が投資に参入したのは、23年で、まだ1年もないキャリアですが、

 逆イールド解消は世界的恐慌の前兆

とされ、日々チェックしているのは、逆イールドがいつ解消されるか?ということです。

解消で、恐慌は歴史的にみると確定なので、投資資金を引き揚げないといけません。上がり続ける市場はないのです。

しかし、今回の恐慌は、前回のリーマンショックで、ショートに掛けて大儲けした人がいるので、たくさんの人がショートに入れるタイミングを計っています。

ちなみにショートに入れる、というのは、株価が下がるほうに掛ける、という意味です。

多くの人が大金持ちになるチャンス。

気になる人は、映画の『マネー・ショート』を見てください。

今のうちにショートに入れる方法を学習しておけば、役に立つでしょう。

■ 若い人はトレードを

投資、というよりも、トレード、と言ったほうがいいかもしれません。ネット証券会社で、株式や債券などを、買ったり売ったりして、利益を得ること、です。

暇じゃないとやりたくないかもしれないので、毎月1万円づつ、投資信託に入れるだけでも、貯蓄以上の成果が得られると思います。

ここ数年は、ガチホはなし、です。というのは、市場サイクル的に、大暴落前夜、だからです。

米国市場は、おそらく大統領選までは上げ基調です。11月ですね。

7月は、サマーラリーと言って歴史的に例年上がる時期ですが、私は今年は投資はお休みです。山に入るので。

あずけっぱで何もしないというのは、過去20年くらいはOKだったのですが、恐慌前夜にあずけっぱにするのは、アホです。

私がトレーディングをしてみて思うのは、トレーディングとは、波がある株価のどこを切り取るか?という活動だということです。上がり基調を切り取らないと。

下がり基調を切り取ったら、ただ、損失を受けるばかりです。

■ 円安?

円安は、円キャリの影響です。

https://youtu.be/z3pFsaW3MUE?si=QIl0qIiWwk-4aq4G

そして円キャリは、歴史的に暴落の前兆です。

こういう投資市場の歴史的流れについては、田中泰輔さんが解説しています。

登山やクライミングもですが、何事でも、歴史をざっくりでも学んでおかないと、今起きていることがどういうことなのか?把握できないと思います。

■ 歴史を学ばないとモノサシがおかしくなりますよ

”かっこいい”に魅せられた男性(=ナルシスト)は、何がかっこいい行為なのか?を理解する前に、隣のクライマーと同じことをしようとしますよね?その結果、カッコ悪い行為をその近所全員でやることになってしまう。

九州で見かける40mランナウトとか、その事例です。かっこいいとみなされているのは、その小さなコミュニティ内部だけですよ?

その外に出たら恥ずかしくなるでしょう。

なんせ同じモノサシ…ランナウトするほうがすごい、でも、いいです…そのモノサシ自体がカッコ悪いと思うけど…まぁ100歩譲って…、そのモノサシでかっこいいとしましょう。

で、5.14でランナウトしているのがトップクラスの時に、5.8で自慢しているんですから…。

え?ちっさ… って私が感じるのは、この点です。

■ 歴史転換点

話がそれましたが、現在、トレーディングの市場でも歴史的転換点にいます、という話です。

2008年のリーマンショックの10倍の規模の恐慌が来ると言われています。

衝撃に備えましょう☆

東京にいる人は投票に行きましょう☆

若い人はトレーディングして歴史的視野を得ましょう☆

クライミングに現実逃避するのは、やめましょう☆




2024/07/03

【日記】今の私があるのは自分のおかげ80% 無数の皆さんのおかげ20%です

■ 2019年7月2日の投稿…

正常な判断力を持っていた2019年当時に大体、回復してきました☆

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誰のおかげか?

一番目の師匠は、私は岩場で会いました。感謝はしていますが、「弟子にしてください」とかって、私が頼んだわけではなく、「勝手に山に登りますので、結構」と言っていたのに、「いや、山には師匠が必要ですよ」と説得されての押しかけ師匠でした。思えば、心配だったのだろうと。どこでもいいから山岳会、入って、と言われましたが、その入った山岳会では、一回目の山から、私はガイドする側でした。このころは相方ができて、その相方が分不相応にすごい山に行きたがるので、決裂。

2番目の師匠も押しかけ師匠でした。頼んでもいないのに、レスキューを一杯、教えてくれて大感謝☆ ステキ☆と、目がハートマークになり、歓迎しました。

が、どちらの師匠も、別に私が「弟子にしてください」と言ったわけじゃないんです…。どっちかというと、向こうから勝手に来た。

それに、1番目の師匠は、人工壁に通うと、ぐちぐち文句を言って来たし、2番目の師匠は、私がしたいアイスクライミングのリード練習をさせてくれないし、どう考えても、なんか変…コントロールしようとして来るので、嫌でした。

登攀力が足りないなら、補わないと困るのは私だし、リード練習したいのは、クライマーなら普通のことです。

私が先輩なら、後輩がしたいようにやらせます。それが先輩のあるべき姿と思う。

ので、結局のところ、今の登山者としての私があるのは、一番大きく、誰のおかげか?というと、

  私のおかげ

です。 

UIAAのトップ、スティーブ・ロングさんとも知り合いですが、なんでか?というと、インスボンで登った時に、アルパインサマーと言う教科書が韓国語で出ているのをみて、

 なんで韓国語があって日本語のがないのー ゆるせーん!

と、私が勝手に思ったからで、別に誰から紹介されたわけでもなんでもない。師匠2は、私がその本を発見した時、一緒にいましたが、素通りです。目の前にあっても見えるものは、それぞれ違うからです。

ので、私みたいな、ちんちくりんの人がなんでクライマーなんだよ?!と、腹が立つ人もいると思いますが、そして、私だって俺だって…と私と比べてしまい、言いたくなっていると思いますが…今のクライマーとしての、自分を形成するのに

誰のおかげだったのか?と言えば、8割、自分のおかげです。

I am proud of myself!

誰に一番世話になったかと言うと、自分に一番世話になりました。

その他は、無数のみなさんのおかげです。

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■ B12欠乏による悪性貧血

22年2月に鬱のアタックがあり、希死念慮再発して、そこから回復に2年5カ月目。ヴィーガンに入っていたのは、2018年からです。ので、4年でB12枯渇。ビタミンB群は、体内の細胞に貯蓄されているみたいです。

つい最近も血液検査、受けてきたところです。B6のインバランスが改善されていないのは、腸内環境の改善がまだだからだと思います。

■ ビタミンB12の真実

・胃酸が出ていないと吸収されない

・胃酸はたんぱく質からできている

・体内貯蔵は5年で枯渇する

胃で生産されるタンパク質である内因子と結合しないとB12は吸収されません。 内因子がないと、ビタミンB12は腸を通過し、便と一緒に排出されてしまいます。

■ 福岡でもっと上手くやれただろうか?

一昨日は歩きたくなって、ももち浜に行ってきました。

もし、山野井さんだったら、自分軸がしっかりしているので、ももち浜と油山しか身近に自然がなくても、着々と自分の山をやれるのかもしれないなぁと思ったためです。

しかし… 何回見ても、魅力がない場所でした。

要するに、私にとって、甲府の愛宕山の裏山は、油山と同じ標高でもトレーニングに使う気になったが、ももち浜ではやる気減退ってことでした。

今、福岡が何か?を知っている目で見ても、とても魅力がない場所でした。福岡よりももっと魅力がない大都会の大阪でも、暮らしたことがありますが…やっぱり、福岡は私の町でない感じですね。福岡大好きとは思えないですね。

しかし、かといって山梨が大好きか?と言われるとそれも困りますね…

日本では、私が住みたい!根っこをおろしたいという町はないかもしれません。流れ流れていきついた先でいいかなーみたいな感じかな~

なんせ、私がホントに欲しいのは、ビクトリアンレイディーズなのです。古民家とかいろいろ見ていますが、まぁ魅力に欠け、頑張る気になれません。

ので、全く徒労な日々だった…。

最近、脱出し始めました。

■ 納豆


今日は、自家製納豆仕込みました。もうすぐ山、ってだけで気分はうきうき☆

山にいると何か、先祖の集合意識に近いような?抱かれている、ような、そんな気持ちになれますよね。

海外との接点があると、日本人の日本人性は何にあるのかな?と感じたりしますが、

 日本の細やかな自然界の美しさ

は、日本人の日本人らしさを表したものであると思います。

その細やかな自然の元で暮らすのは、意外に大変なんですが…それでも、日本の先祖は、なんとかやりくりして次世代につないできて今があるわけですよね…

そのヘリテッジが失われつつあるのは、非常に悲しいですが、時代を乗り越えて、したたかに日本の魂は続いていくことを山で感じてきたいと思います。