■ 開拓者を訴えるクライマー?
岩場の事故を受けて、大開拓者の東さんから、通達?案内文が来ていたのでアップします。
たぶん、フリークライミングの世界では、個人化が進み、山岳団体と接点があるクライマーがあまりいません。
スポーツクライミングの世界とも、アルパインクライミングや登山をするための組織の山岳会とも、接点がないので、普通に外岩でクライミングしていても、どこの組織ともつながらない、ということになる。
その上、ネットをしないSNSをしない人だと、てんで、情報が流れてこず、
見様見真似、
が広まる結果になっているんではないですかね? 九州の一時代前の支点を見る限り。
その見様見真似した相手がまっとうな人ならいいけど、”友達”とか、だからなぁ…
それで、まったく頓珍漢な結末になるんではないだろうか?というのが、”周囲の人から学習しているクライマーたち”を観察して思った結果です。
ひどい人だと、トップロープノーテンで登って、”オンサイト!”とか言ってる。
マシな人でも、ロープドラッグしてまともなビレイになっていないのに、オンサイト!とか言っています。
昔の人でも、その周囲の人たちの偉い人1名が間違えば(カットアンカーを現代のリボルトに使おうとすれば)、その人を参照する全員(九州の開拓者全員)が間違う、と言う流れになっている。
■トップクライマーが情報発信しないと、ピンキリのキリの人がすることになる事例
クライミング界というか、日本人全般かもしれませんが、情報発信をしてリーダーシップをとる…例えば、世界のリン:ヒルのように…ことがなく、待ちの姿勢で、誰かから盛り立てられることを待っている傾向があり(謙虚さの美徳?)、その結果、ちゃんとしたクライマーほど陰に隠れ、実績が認められず、全く実績が頓珍漢な、栗城さんやら南谷さんやらが、自己主張するので、メディアに大々的に取り上げられる…という顛末になっているような気がします。
余談ですが、野口さんなんて、栗城さんが出てちゃんとしたほうに入れてもらえるようになった感じで、野口さんですら、お坊ちゃんクライマーとしてアルパインクライマーの世界では全然認められていない感じでした。
フリークライマーの世界では、奥村さんやら、菊池さんやら、北山真さんやらのプレゼンスが薄い。
それは、なぜなのか分かりませんが、ユージさんが花形なので、譲っているのでしょうか?そこは分かりませんが、アルパインも誤解がひどい世界ですが、フリークライミングは輪をかけて勘違いが横行しています。
私が言いたいことは、
ちゃんとしている人たちが積極的に情報発信してリーダーシップを取っていかないと、トンデモがトンデモと気づかれないまま、はびこり、何も知らない新人クライマーにとっては、異常が普通のことになる…。
ということです。事例としては、カットアンカーで二点が水平に二つ並んだハンガーのない終了点を見ても、それが変な終了点だということがまったく気が付かず、常態化している、ということが挙げられます。終了点で気が付かなければ、ランニング支点で気が付くはずがないでしょう。
正しい情報が入ってこない…が長く続いたのは、山岳会が形骸化して〇十年… 『高みへのステップ』にも、間違った支点が掲載されている事態になっていました。
九州では、私が来た時には、すでにそういう事態になってから、〇十年が経過していた…、ということだと思います。





