■ ロープなしでクライミングツアーに出かけるクライマーが7割の海外
ということが分かった今回の事件なんですが…
「いっつも、そうしていて問題が起こったことがない」
「ボルトが危険ってどれどこの話?今まで聞いたことがない」
などなど… うわ~ 経験不足を分かっていない!って感じでした。
■ ロープの伸びはいろいろ ロープの径もいろいろ
細いロープだと良く出るし、ストレッチがあると良く伸びますが、私が自分のロープを伸びが良いものにしている理由は、下のビレイヤーのほうが私より重たいことが99%だからです。
なんせ、私は、ぱっつんビレイが嫌なのです。だらりんビレイで落とされましたが。
しかも、四阿屋で見たグランドフォールって、適正ビレイでした。なので、ランナウトしている課題が多い九州で、運悪くランナウトした箇所で落ちたとき、伸びが良いロープだったら…グランドフォール助長してますよねぇ?
大体ロープのことを分かっていないクライマーって一事が万事で、大けがしない限り、重要性を理解できない系、です。
■ あっちこっちの岩場中で事故は起きているが、内密にされている
のは、岩場の改善活動に、役立ちそうな人にしか知らされないからです。
なんで、その程度のクライマーなんですよね、お上りさんってこと。
岩場はアクセス権で、存在があやういので、事故があれば、登攀できなくなります。
そのため、不必要に事故報道をしない。っていうか、秘密にします。まともなクライマーなら、足首骨折くらいで、事故報告しないです。
お前のせいで登れなくなったじゃないか、と言われるのが関の山。
■ 蓄積された経験を貯める時代 5年
というので、結局、昔から、新人は5年程度は連れて回られるもの、と決まっていたようなのですが…
その5年程度では、もしかして、足りなくなっているのかもしれません。なんせ、10年登ってきました、ってクライマーが、ATC持ってこない時代です。
今までと同じ教え方では、育たない、想像力の欠如だけでなく、経験値も欠如しているので、想像力のネタになるものが足りていない、ということになります。
ヒヤリハットを経験することは大事ですが、ヒヤリハットを経験したとしても、それがヒヤリハットだと理解すること自体ができないクライマーっていうのも存在します。
となると、どうしたらいいのでしょうかね?っていうのが謎。