2023/09/23

【新人問題】ピンチ経験が少なすぎて、どうする?と問いかけても、答えようがないのかも?

 ■ ロープなしでクライミングツアーに出かけるクライマーが7割の海外

ということが分かった今回の事件なんですが…

「いっつも、そうしていて問題が起こったことがない」

「ボルトが危険ってどれどこの話?今まで聞いたことがない」

などなど… うわ~ 経験不足を分かっていない!って感じでした。

■ ロープの伸びはいろいろ ロープの径もいろいろ

細いロープだと良く出るし、ストレッチがあると良く伸びますが、私が自分のロープを伸びが良いものにしている理由は、下のビレイヤーのほうが私より重たいことが99%だからです。

なんせ、私は、ぱっつんビレイが嫌なのです。だらりんビレイで落とされましたが。

しかも、四阿屋で見たグランドフォールって、適正ビレイでした。なので、ランナウトしている課題が多い九州で、運悪くランナウトした箇所で落ちたとき、伸びが良いロープだったら…グランドフォール助長してますよねぇ? 

大体ロープのことを分かっていないクライマーって一事が万事で、大けがしない限り、重要性を理解できない系、です。

■ あっちこっちの岩場中で事故は起きているが、内密にされている

のは、岩場の改善活動に、役立ちそうな人にしか知らされないからです。

なんで、その程度のクライマーなんですよね、お上りさんってこと。

岩場はアクセス権で、存在があやういので、事故があれば、登攀できなくなります。

そのため、不必要に事故報道をしない。っていうか、秘密にします。まともなクライマーなら、足首骨折くらいで、事故報告しないです。

お前のせいで登れなくなったじゃないか、と言われるのが関の山。

■ 蓄積された経験を貯める時代 5年

というので、結局、昔から、新人は5年程度は連れて回られるもの、と決まっていたようなのですが…

その5年程度では、もしかして、足りなくなっているのかもしれません。なんせ、10年登ってきました、ってクライマーが、ATC持ってこない時代です。

今までと同じ教え方では、育たない、想像力の欠如だけでなく、経験値も欠如しているので、想像力のネタになるものが足りていない、ということになります。

ヒヤリハットを経験することは大事ですが、ヒヤリハットを経験したとしても、それがヒヤリハットだと理解すること自体ができないクライマーっていうのも存在します。

となると、どうしたらいいのでしょうかね?っていうのが謎。