■ ブリーフセラピー
「自分が望む未来を手に入れるためにに、何が必要なのだろう? 何ができるのだろう?」
と考え、解決方法を作り上げていくのが、ブリーフセラピーと言われる手法です。
■ ビッグウォールを目指しているのに、RPグレードを上げようと頑張る?
私が謎の行動だな~と日ごろ思っていたのは、
ヨセミテビッグウォールを毎年登ろうとしている
のにもかかわらず、
日ごろは、ショートの岩場で、ハングドッグで、自分の限界グレードを上げようとする
ということの相関関係のなさが、何で分からないのかなぁ~ってことです。
いくら5.13登れても、ビッグウォールに必要なスキルとは違っています。なんで、なぜそこを頑張るって話になるのか?疑問でした。
■ Do More & Do Something different
うまく行っていることを続ける(「Do More」)
うまく行かなければこれまでとはなにか違うことをする(「Do Something Different」)
が次のステップです。
うまく行っていることの判定が違うんじゃないかと思ったんですよねぇ…。
自分が気持ち良くなることがうまく行っていること、ではなく、
目的に利していることがうまく行っていること、
ですよ。
■ 例外探し
うまく行かないときの原因を探すのではなく、うまく行ったときのうまく行った要因を探します。
うまく行った事例… うーん。相方には、相方のリード技術が、本人が思っているような良い内容でないことを伝えようと苦労しましたが、あんまりうまく行きませんでしたね。
私のフィードバッグ技術が足りていなかったのかな?
■ ミラクルクエスチョンを問う
「今晩眠っている間に奇跡が起こり、抱えている問題がすべて解決したとします。次の日の朝、どのような違いがあることで、奇跡が起こって問題が解決したことがわかるでしょうか?」
今朝は、なんかまさしくそれで、なぜか非常に調子が良く、作業がサクサクとはかどりました。
■ タイムマシーンクエスチョン
「もしもタイムマシンに乗って5年後の自分に会いに行ったら、どんな友人と過ごしていますか?」
信頼してビレイしてもらえるクライマーとはつながっていたいですねぇ。
なんかトンデモ収集器な私でしたが、私がわざと集めている収集器と言うよりは、本当に単純に、往年のクライマーが作ってきたクライミングの世界観が
零落
しているってほうが事態を正しく表現しているような気がします。
若い人には頑張ってほしいですが、その若い人たちが、
人まね
に終始しているのが残念です。クライミングの自己責任っていうのは、無責任のことではなく、自分の安全は自分で考えて守るって意味ですよ。
■ スケーリングクエスチョン
セラピスト「一番いい時を10点、悪い時を0点としたとき、今は何点ですか?」
クライアント「3点です」
セラピスト「3点を4点にするためにはどんなことをすればいいでしょうか?」
です。今が10点の人はいないのではないでしょうかね?
たぶん、クライミング界は、年配の人のイメージでは、7,8点…いや9点くらい入っているのかもしれませんが‥若い人のRPグレードは上がっているので…実際にマルチをリードさせてみたら、40年前に登攀歴10年の40代男性が登っていたレベルを10とすると、今では、3か4点くらいしか登れなくなっています。
アルパインロックの経験値、ボルトルートであってもマルチピッチの経験値が、著しく軽薄化して、ほとんどの人は、
ゲレンデでハングドッグして登り、RPグレードを上げているだけ、
で、それでは、ムンターもクローブヒッチもいつまでたっても必要性が出てきません。
従って結べるようになるはずもなく、さらに言えば、マルチやアルパインロックで遭遇する可能性があるピンチに、想像力を働かせることができるようになるはずもありません。
そんなお粗末様…というのが、スポーツクライミング偏向の結果、であるということですね。
手がかかる教育から逃げてきたら、40年後はこうなります、という未来が現在現れているだけというのが事実でしょう。