2024/08/12
【瑞牆研究】その② おすすめ入門ルート
【クライミングジム】ご縁のあるジムで…一皮むけるかなぁ? ジム1日目
■ 糸の切れた凧になっていたワタクシ…
白亜スラブで、目標を失って以来、次なる目標を見つけられないでいるワタクシ… ああ、あの登攀はヤバイ登攀だったなぁ…。
50mシングルで登っているのに、25mのピッチと35mのピッチをつないだら、誰だってロープが足りなくなります! あれでヘリが出なかったのは、主にセカンドを務めた私のおかげと思うよ?
しかし、ラオスに向けて体を作っておかないといけないので…今月はジム月間。ダイエットも多少必要ですが、夏がチャンスです。日中のエアコンはオフにし、夜だけエアコン生活。
大汗かきながら、汗はデトックスなのだ、と言い聞かせています。
吉野先生がそう言っていました。
さて、ジムでのムーブクリニックですが… 3,4年ぶりくらいのジムクライミング。
さすがのベテラン指導。小島さんをお頼りすることにしました。
■ 正対立ちこみが苦手なんじゃなくて、必要ないところで振り過ぎ
私は腕力が弱いのです…握力も17㎏。しかも、アイスクライミング出身。岩はトラッド中心。
アイスのサイト:https://iceclmb.blogspot.com/
アイスクライミングでは、今の70~50代の人が若いころしていた登り方が、アックス打ち込み&正対立ちこみ系で、ダサいのです。いわゆる、”ウィル様登り”だと、対角線に体を使う。ウィル様っていうのは、ウィル・ガットのことです。
フリが身についたら、トラッドで、ハンドのちょうどいいサイズだと、スイスイ登れます。
あと、外岩ならスラブですよね。外岩入門者の定番はスラブ。
それらの登りで、身についた登り=クラシカルな登り。
というわけで、クライミング史になぞらえると、私は1980年代あたりにいるみたいです。1990年代に早く進化せねば!!フリー化は終わっているけど、登りが遅い、ダサい、みたいな感じかなぁ。
デッドで取ってはいけない、が山梨の外岩クライミングでした。
まぁ、私が登っていた岩場は、プロテクションディフィクルトで落ちれない湯川とか、九州でも、ナニコレ?ヘンテコ支点の日向神なので、そりゃ仕方ないということにしましょう。
結果、ツイスト登りが得意になり、出さなくていいところでも勝手に体がそう動いてしまうようで、今日は、動的ムーブを一つ伝授されました☆
■ 名前がないので…命名!立ちこみパワーを手に伝えるムーブ
苦手の正対立ちこみって、じわじわハイステップ状態のフットフォールドに、立ちこむ系のです。スラブで良く出てくる。(トントンして解決)
それが苦手であるというのは分かっていましたが…大体、男性とは違うムーブで解決してきました。アラーキーは楽に立ち込めるところで、結局、リーチの問題で、私は立ち込めないので、細かく足を拾って、乗っていました。
しかし、そういうのではなく、正対だけど、縦に二つのホールドを持ち、片方が振られ止めで、伸びたい方向の反対に先に細かく足を出し、踏みこんだらお尻をいったん下げて、勢いを貯め、その後は、片足切っちゃうのです。すると、勢いの分、リーチが出ます。
これは、昨今の、どうなってるの?的動的ムーブ主体のオリンピックなクライミングとは違い、現代クライマーの皆さんが普通に身に着けている技だそうです。
早く、現代クライマーになりたい(笑)。
また、私はスタティックに取りすぎるようです。そりゃそうだ、九州の外岩で、めちゃ怖い目にあったんだから…。ロープに守られている感なしで、むしろ、皆の無知により、殺されそうになっている感があった。結果、フリーソロ並みの確実性です。余計疲れるって!
いやはや。誰だって、死にたくない。慎重になりますよね。
クライミングって、理解すればするほど、リスクが良く見えるようになるものだからです。
■ 今日はサクっと1時間半で帰ってきました
そりゃ4年程度、ジムクライミングとは、おさらばだったので、疲れるだろうと…。
外岩のロープ技術は、まだ全然衰えていない。
帰宅して、このブログを書いていますが、まぁ、パンプも大丈夫です。前腕のパンプ、すぐ収まった。もっとパンプさせてきてもよかったな、とか、今頃、思っていますが。
今日の場合、パンプ=下手くそ。
なんせ、今日登ってきたのは、8級。パンプゼロで登れて当然。なんなら片手とかで登れて当然。
それだけ、弱くなっているということです。…(遠い目)。
■ 次なる目標…?
私がクライミングを頑張れないのは、次なる目標が見えてこないから、もあります。
ただ難しいのが登りたい…?というドーパミンによる達成感のクライミング時代は終わった感がありました。
私がしたいのは、楽しいオキシトシンの登りです。あるいはエンドルフィンの登り。
故・吉田さんが紹介してくれたジャムジャム84は、3ピッチのマルチです。あれは登っておきたい。大体、基本、思い出つなぎで登っています。
小鹿野(二子)は、石灰岩で、日本の石灰岩は、私には難しすぎて、(たぶん)登れるものがない。
海外の石灰岩、ラオスは楽しかったので、また行ってもいいんですが、クライミングの課題としては、まぁ、ラオスの5Cは登りつくしたのです。6Aへ行ってもいいんですが、6Aになると被ってくるだけなので、クライミング技術としては、またしても、振ることになり、そんなに目新しいことがないんだよなぁ…
八面は、大分のフェイスですが、ボルトも良くなったし、行ってもいいと言えば、いいけど…。八面の岩って、ねちっこい性格というか、細かいカチを、指先でどれだけ拾えるか?みたいな課題だったんだよなぁ…
指力?ないです。まあ、ナインしか登らなくても楽しいけどね。
あとは、外ボルダーになってしまい、うーん?ランディング、女子の体って落ちると壊れやすいんだよなぁ…となってしまって、やっぱりジムでのクライミングを目標にするのがいいのかも?
今日はエライ勉強になった。
そういえば、山梨ではアクティバの内藤さんに、大昔に同じようにムーブを教えてもらったことがあったなぁ。
さて、垂直で出来たことが、水平で出来ないか、ちょっと研究してみます。立ちこみの足の筋肉鍛えるのが課題かと思っていた…(汗)。
全然、違った。ムーブという技術課題でした。技術習得は、それだけで、私にとっては喜びです。身体技法に興味がある。
水泳でも、バタフライあっという間に習得したぞ?あと、テニスかなぁ…福岡で習っていた大学生のコーチ、私が終わるとき、悲しそうだった。せっかく今から上手になるところなのに…みたいな? 私は教え甲斐はある生徒なのです。すぐ習得します。たぶん、予習と復習を欠かさないせいだと思う。
ムーブのあれこれ、って、こうやって文字に起こしても、なんじゃこりゃ?みたいになるので、あれこそ、動画にして取っておきたかったかも。
ホントにいろいろ大事なことを小島さんに教えてもらった☆
小島さんって、天才なんじゃないかと思ったけど…ジムの運営は大変そう…。いや~、大阪も、クライミングジム淘汰の時代ですもんね…
しかし、最初から登れる人は、初心者に教えることができない。
水泳もそうで、80代の女性の先生たちは、みな言語化して教えてくれた。大学生男子バイトの先生は、泳いで見せるだけで、それ、誰ができるの?っていう、高度でパワフルなバタフライとか…
フィジカルの差を分かっていないと思っていたんだが、小島さんは全くそういうことがなかったです。
こんなもったいない人材がいるんだな~と思ったりした。
というジムトレ一日目でした。元の体に戻すまで、頑張ります!
今、48kgだった体が52㎏くらいあるので、あれこれ、重いとしんどいです。
歩荷も、15~6kgは平気だったのに、自分の体脂肪が増えて、同じ重さでも20kg級になっていた。しかも、筋肉は衰えて無くなっているのです!!
早く戻さないと、定着してしまいそうです(笑)
参考: 大昔の初心者のころ、ヒグラシにお世話になった記録
https://blog.goo.ne.jp/osakahensyu05/e/c0c3d2a772ff0e4e8cd182f50368d818
当方の3世代前のブログの記事…かなり、お上りさん時代。内容を見れば分かる。
雪山メインのブログも終わり、このブログは岩用です。他にアイスクライミング用と沢用のがあります。分けないとルート研究の保存先にできないのです(笑)。
なんせ書いている目的は、宣伝、ではなく、自分のための記録、です。
しっかし、当時を振り返り、一見さんで来たお客さんが、まさか、フリークライミング界のレジェンドクライマーの故・吉田さんのビレイヤーになり、アイスクライミングでは昇天荒船ミックスをセカンドとはいえ登って、中級者となり、海外のクライミングにも一人でホイホイ出かけるようになり、まさか、UIAAの事務局長とお友達になるとは、まさか誰も思わないよなぁ…
私だって思ってもみませんでした。人生は不思議の連続。というか奇跡の連続。
【山の思い出】小屋による違い…
■めちゃいい小屋だった大日山荘
vs五竜と比較、五竜山荘、ごめん!!
初めての小屋バイトはつらかったんだよなぁ…。五竜にいった理由は、ただ単に雪稜やっていて、厳冬期の北アに足を運ぶには?
定番入門ルートが遠見尾根なので、なら五竜でバイトすれば、山の個性…天候やルート危険個所…を掴めるかなと思ったから行ったのだった… あの辺は冬季バリエーションの宝庫で、一杯登りたいところがあった。それで行ったのだった。
小屋に勤めるまで、夏山の中高年登山のことは知らなかった。
そこで驚きの無謀登山の実態を知った。
私:(ヨレヨレの登山者にむかって…)「お客さん、大丈夫ですか?なんで五竜に来たんですか?」
お客さん:「唐松岳がNHKで紹介されていたので、隣まで行こうかなって…」
私:「えー?! 唐松と五竜だと、難易度、全然、違いますよ?!」
と、そんな奴しか来ない小屋だった。
今回の小屋のお客さんは玄人さんばかりで、「下山は、急だと聞いているのですが、どうでしょうか?」みたいな、良いお客さんばかりで、血圧はほとんど上がらなかった(笑)。
師匠の鈴木さんが言ったことは本当だった。小屋によっては、良い経験ができる、と鈴木さんは言っていた。
■ 傾向: NGな小屋=グループ経営
五竜は白馬〇山荘グループなので、支配人は雇われ人。つまり…、権限がほとんどない。なので登山者に有利な判断ではなく、小屋が儲かる判断をする。その点で、キレット小屋のバイトが苦情をネットに上げていて同感だった。
しかし、場所が危険なので、遭対協の人は常駐。かれらは、山仕事しかしない。食事作ったり、掃除したりはしない。私は、その方と一番話があったので、だいぶブログも拝見した。遭難の解析が書いてあり、かなり役立つブログだった。今検索すると全くヒットしない…
豊後ピートさん、元気かなぁ。
https://blog.goo.ne.jp/bongo-pete
余談だが、2016年ごろ、Googleの検索機能に変更が加わり、ヒットするのは広告ばかりになった。私のブログ読者もだいぶ減った。Google広告へお金をかけるのがビジネスの根幹となった。Google検索の結果の横に、小さく”広告”、と出ている。
さて、そんな調子なので、山の解説をする人も、まとも人は広告の下へ追いやられ、ただ煽情的なだけのトンデモ遭難解説が闊歩している。森山元編集長が苦情をネットに上げている。
小屋の話に戻ろう…
白馬〇山荘グループでは、ヘリはグループの小屋全体で雇っているので、霧が晴れて飛べるようになった小屋に歩荷に行くことも…。大きい小屋なので、人数優先で、やっぱり山を知らない人がバイト。
若い人の間では、まぁ10代20代だから仕方ないが、いちゃつき…恋愛が問題に…。美人の女子大生が入ってきて、仕事しないで男子といちゃついているだけなのだった・・・しかも、大学生男子も仕事しなくなる。まぁ、半分子供だからなぁ。もらうことになるお金に生活が懸かっていないので仕事しない。…のは、いつ首になっても平気だからだろう。
というので、仕事をするタイプのバイトとしないタイプの人が完全に分かれてしまっていた。そういう、仕事しないタイプの人は夏休みしか来ないので、終わってから、秋に100人、入った…(汗)ので、3人で100人回す羽目に…。
いやー、あの時は死ぬかと思った。一生分の皿は洗ったぞ!と思った。
五竜では、夕飯がカレーで、油モノなので洗い方が下界と同じだと下水管が詰まる。何度、言っても、洗い方を改めてくれない…それでストレスを貯めた。案の定、詰まって、仕事ができなくなった。やっぱりーと思った。支配人は同年齢だったが、高圧的で、俺様タイプだった。
それで、私は仕事がしたくないのではなくて、効率的に出来ないので、ストレスだった。
今回の大日小屋は、配管が詰まるようなのは、ハンバーグだけだったので、そこさえ押さえておけば、つまりはないような感じだった。それに、紙で拭うという良い方法を取っていた。オヤジさんがいい人で、提案も聞いてくれるタイプみたいだった。
ハンバーグの油モノのために、コーヒーかすを干していたんだが、「こんなことするな!」とか言われなかった。
今回、早月小屋のバイトと話をしたが、バイトが提案するのを全部やらせてくれるそうで、すごく楽しいと話していた。
■ 山は山小屋では学べないだろう…
私は山を学びたいと思っており、そういう人に適した本格的な山ヤがいる山小屋はどこなんだろうか?
花谷さんのやっている甲斐駒、七条小屋かなぁ。八ヶ岳青年小屋も竹内さんがやっており、本格山やなんだが…遭対協、隊長。
余談だが、赤岳鉱泉の沖田君は、兄弟子である。青ちゃんは、私を教える前に、沖田君に教えていたそうだ。米澤さんも同じで、小山田大さんと同じ岳人と私はご一緒したことになる。米澤さんとは、3カ月しか一緒にいなかったが。ちゃんとした山やだった。
青ちゃんとは3年共にした。私が登れるようになったせいで関係解消になった、と思う。
故・吉田和正さんと青ちゃんを引き合わせたら、二人は全然合わなかった…(汗)。ようするに男性は、主義主張が強すぎて、相手を受け入れる度量がないみたいだ。
だからオールラウンドに成長できないんだよ・・・。
小屋バイトすると、一日中、小屋にいないといけなくなり、運動不足になる。
登山道の監視や、登山者への指導、注意喚起、インターネットの整備など、ができなくなる。
いきおい、男性バイトは、まかない食を女性バイトに期待する。
それは、私のしたいことではないんだけど…?
勝手に各自作って食べるのではだめなの?
今、大阪の家で一人暮らし中だが、一人分の食事なんて、5分でできるので快適。片付けも5分。
食事って、大人数分まとめると非効率になるという最大の作業ではないだろうか?
夫と私の関係で、一人分作るも2人分作るも、労力は同じと思って、普通に作ってきたが、夫はそれを勝手に愛情だと勘違いしていたらしい(笑)。
それは、作業の都合であり、愛情というのは、もっとその人の事情に沿ったものだと思う。
今回は、オヤジさんにどうしたら快適になってもらえるか?と思い、緑茶を持参したんだが、それは保存できるお茶のうち、緑茶だけが、ビタミンC豊富だからだ。玉露にしたのは、葉までポン酢で食べれるから。
そういうのを愛といい、ついでに乗っけてあげるよーってのは、ただの人類愛と思うけど?
人類愛すら与えられずに愛情渇望状態で生きていたのかもしれないが…。
家に泊めてあげるとか、ただの人類愛ですよ?
大根の皮で切り干し大根制作中… ビタミンD強化!2024/08/11
【瑞牆研究】その① スポートではない”瑞牆プライド” ーフリークライミングの原点
■ クライミングネットより引用
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瑞牆山のルート開拓は、1970年の東京ハイピーク・クラブによる、大ヤスリ岩の初登に端を発する。
その後、十一面岩、カンマンボロン、大面岩などのおもだった岩に最初のラインが引かれるのが1975年。
70年代後半には多くのフリークライミングを意識したルートが拓かれる。そして1981年、戸田直樹によって十一面岩末端壁の「春うらら」1ピッチ目がフリー化され、5.11bがあたえられる。これを皮切りにフリー化、またはフリーを中心とした新ルートが数多く拓かれる。
1983年にはその後人気ルートとなるベルジュエールが、1984年には懸案となっていた「春うらら」2ピッチ目に戸田が成功、5.12aがあたえられ当時の最難ルートの1本となる。
その後、奥秩父のメインエリアの座は小川山に移ることになるが、この地を愛するクライマーによって地道に開拓は続けられていった。1989年にはカサメリ沢がスポートエリアとして開拓され、瑞牆も小川山と同じ道をたどるかに見えたが、開拓も含めクライマーの流れはあくまで小川山が中心であった。
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■ まとめ
1970年代前半 エイドクライミング時代 (50年前、今の70代が20代のころ)
1)1970年の東京ハイピーク・クラブ大ヤスリ岩の初登(エイドクライミング)
2)75年、十一面岩、カンマンボロン、大面岩 (エイドで開かれてフリー化されたエリア)
1970年代後半 70年代フリークライミングを意識したルート (エイドで開かれ後フリー化)
1980年代~ フリークライミング時代 (40年前、今の50代が10代のころ)
1981年、戸田直樹によって十一面岩末端壁の「春うらら」1ピッチ目がフリー化(5.11b)
1983年 ベルジュエール 人気ルート
1984年 「春うらら」2ピッチ目(5.12a)=当時の最難ルートの1本
↓
奥秩父のメインエリアの座は小川山に移る
↓
1989年 カサメリ沢がスポートエリアとして開拓 (スポートは開拓しないことが大事ですね)
瑞牆も小川山と同じ道をたどるかに見えたが、開拓も含め、クライマーの流れは、あくまで小川山が中心
↓
近年、ボルトを使わないトラッド志向のルート開拓が見直され、この地でも実践されている。
瑞牆は小川山とは違う、フリークライミングの原点を意識した発展をしていくべきだろう。
瑞牆で初オンサイトした当方…スポーツクライミングをやっていないへたっぴなのに、瑞牆で一からコツコツしているんですよ~ マジ怖いよ! プロテクションに信頼が生まれていないのに、登れるのは、5.8までです!! スポートなら、5.11まで登れます。【クライミング技術】トラッド&アイスは特殊なクライミングではなく、必修科目
■アイスクライミングやトラッドをしないから、山がステップアップできない
論より証拠。
こちらをご覧ください。これは中島健郎さんの、トレーニング動画からの一枚です。
https://youtu.be/qTiVzzFT7gY?si=BlXtSNLCVP2DphBH より引用。
支点は?
2024/08/10
【近況】めっちゃ忙しい… 気づきのまとめ、南海トラフ、相場、運動再開、心理学
■ なんか大阪に帰ったら、世界が激変していました…
相場が大荒れで、山に入る前に手当してきた、とはいえ、トレードの潮目が変わったというか、新しい戦略を再度立案しなくてはならず…、まとまった思考の時間が必要でした。
購読している大井幸子さんのグローバルストリームニュースも、何度も来て、びっくり。今まで週一で、内容もそっけなかったのに、いきなり40ページの論文級の大作が来て、読みこなすのに一苦労中です。知らない言葉満載で。レパトリとか知ってます?
いや、忙しい…
山小屋では、みんなが、無邪気に、ねぇ今日の晩ご飯なあに?の世界なので、そのような関係性の中では、こちらが忙しいというのが分かりにくく、取り組みにくかったので、大慌てで、大阪へ戻ってキャッチアップしています…
いやはや… 忙しいなぁ。
今日はこれから、投資のオンライン勉強会です。まだ、いろいろキャッチアップしていないのに忙しい。
■ 優先度1 南海トラフ地震の備え
我が家は上町台地の上なので、とりあえず、備えは、たいして必要なく、すぐ終わりました。
逆に地震が起きたら、泊めてあげる側かもしれません。
元・自衛隊によると、すべての人を救うのは無理みたいです。
https://youtu.be/TEsEtgU7eQM?si=2I15MuEYm4A6MYPY
落ちても壊れないプラのお皿など、買ってきて、キャンプみたいな感じです。
■ トレード
入山前に、さっさと利確しておいてよかったです。ただ、今後日本株が回復することはないみたいなのです。円も円安時代は終わり、円高時代に入ったみたいです。
なので、シナリオを替えないといけない。
シナリオをどうするかは、たぶん、数日以上の思考が必要なので、ゆっくり考えます。
シナリオが変わったため、成績もまとめないとトータルの自分のトレードが良かったのか、悪かったのかも分からない…。
戦略立案より、そっちが先かな。
田中師匠の動画
https://youtu.be/z8BTWpoytBg?si=O1T6d9r1QoSlVCKV
今後は逆業績相場に推移予定。
■ 世界情勢
どうも世界中が、動揺中みたいです。
インドインデックスも大幅値下げしました。全く関係ないのに。
イギリスも暴動だらけ。
https://youtu.be/VhP4J6Qpz34?si=u_LJlNrEHU434BQN
トヨタつぶしの相場なんじゃないかと思う。円安でトヨタに恩恵があったのが悔しかったのかな?
EVは、SDGsと同じで、ビル・ゲイツをはじめ、アンソニー・ファウチのプランでミックと同様に何か、胡散臭い感じです。
https://youtu.be/joefXiHk-O0?si=rRc2Q4KW4BTRnSfm
どうも、LGBT法案なども、同じ流れらしい。
https://youtu.be/93cy9dgCqLc?si=wpeZTq8h6hNv7sxu
どうも、とっても変な勢力が後ろにあるんですよね。
■ トレーニング
一週間は、地震対策でお出かけなしで、家で頑張ろうと思っています。
で、やっとぶら下がり用のホールドをセットしました。
お花屋さんに行きたかったけど、今日は勉強会もあるので、時間がないかな…
いやはや、めちゃ忙しいです。
■ お魚屋さん、お肉屋さん、八百屋さん、お花屋さんで買う生活…
空堀に帰ってきて、個人の、細々とした商店が連なる空堀商店街での暮らしの真価というのが、生き残ってきた人たちの、しぶとさ、なのではないか?と思ったりしました。
華やかな成功を求めず、逆風でもひたすら耐える、高山植物みたいな…?
■ 雷鳥沢キャンプ場のこと
久しぶりに山に行って、たった1泊だけど…楽しいキャンプ生活だった☆
一人キャンプだったけど、何人もの人とお話しし、愉快に過ごした。
一人旅のお兄さんが、いらなくなった行動食をたくさん分けてくれたり、おじさん二人組に宴会に呼ばれたり… 朝も楽しくご来光を眺めた…
たぶん、あれを3,4泊すれば、山渇望症が解消するかもしれない。
【技術情報】やっと解決!稜線での支点の取り方
■ 雪とおなじでした
夏山の縦走で、お客さんが転滑落したときに、どうやって懸垂下降の支点を創ったらいいのだろう?と思っていました…
長野県山岳総合センターのリーダー講習では、
・縦走コース
と
・アルパインコース
の2コース用意され、それぞれ、
・縦走での安全が確保できる。セルフレスキューができる。目標は八ヶ岳全山縦走
・クライミングが含まれる山ができる。セルフレスキューができる。目標は赤岳主稜
でしたが…
講習に参加した人のうち、35名中5名しか女子がおらず、そのうち2名が初日を迎える前に辞退。
初日で、残りの3名の女子のうち、1名が辞退…と結局、二人になり…
もうほんと、男性の講習生のみなさんも、危なかった… 私の班は一番ビリケツの10班でしたが、仲間の男性が、私より歩けない男性ばかりでした。えー?!でした。
やっと、私も寛容を身に着ける年齢に来ましたが…。
…というので、実は、私は縦走コースに申し込んだ2名のうちの一人です。2名しかいないので、全員アルパインコースにさせられてしまったんですよ。
それで枝もない、立木もない、岩もカムが使えない、そんなときの縦走路での支点の作り方が分からなかったんです。
今回、新・高みへのステップのレスキュー編を読み分かりました。土嚢袋でした。
なんだ雪と同じか…でした。
縦走でカム持って歩くのも、ないですよねぇ。都合よくクラックあるわけないし。”いわし”かなと思っていました。
イワシを切る、はこちらのPDFで開設されています。
https://admin.jaspi.jp/photo/event/user/keystone/pdf/manual_08_jp.pdf
これで、スッキリ!!長年の疑問が解消しました!!!
昔の記録: https://stps2snwmt.blogspot.com/2014/03/blog-post_6002.html
新・高みへのステップに載っていました☆ スッキリ~参考: https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/tabid/213/Default.aspx
【技術情報】衛星によるインターネット回線 個人用
■ スターリンク
です。初期費用55000円で、月額6600円で、僻地でもインターネットが使えるようになります。
まさに山小屋に一つかもしれん。
師匠の別荘…アイスクライミングの基地化していた…で、ネットが入らず、仕事ができなかったのですが、スターリングがあれば、出来たと思うので、アイスクライミングのために、近いところへ移住するのもあり、と思うようになりました。
今回はDocomoのWifiを用意していきましたが、全く使えず…5000円くらいのWifiは下界専用ですね。
こんなところで働けるんですよ?技術って素晴らしい!! だから私もエンジニアになったんだけど…【クライミングについて思索】称名滝、見てきました☆
■ 帰りに見てきました
これを見て、私が登りたい!って思うか?って聞かれると、全然思わない…。こんなん、良く登ったわー、彼ら、とは思うけど…。しかも、逆層になっているのが見えるんだけどなぁ…
滝には近づけないだろうし、できるだけ外側を登ると、水流に洗われていないので、もろいし…どうやったら、登れるのか、想像もつかないな。しかも、集中力を途切れさせることはできないわけだし…
しかし、なんで、称名川完全遡行などの偉業は、いまだ、一般ハイカーにはスルーな知識なんだろうか?
小屋で称名川の話を知っている人は誰もいなかった。
まぁ、小屋のバイトは、岳人ではない。
むしろ、力仕事などしたくない、家事能力が高い男性のほうがあっていると言えばあっているんだが…。将来、女性に稼いでもらって、自分は女性をサポートしたい!っていう男性にぴったりなのが小屋バイトと思う。なんせやっていることは、調理・清掃ですから。料理、掃除って意味です。
■ 大西良治さんの称名川完全遡行
ーーーーーーーーーFBより転載ーーーーーーーーーーーーー
沢登りを始めて20年、ついに日本の最終目標を達成することができた。
【称名川本流 完全遡行】
2013年の秋に下ノ廊下を3回に分けて初遡行し、称名川を全部で5つのパート(称名滝、下ノ廊下、中ノ廊下以降)に分けて遡行したことになった。
もう未知のない沢をただ繋げるだけの愚を知りつつも、この沢だけは全てを繋げ一本の沢登りとして遡行しておきたかった。
気温の高い9月を狙いつつも天候が安定せず、結局10月になってしまった。そして今年最後のチャンスが訪れた。
台風直後の晴天を狙って称名滝を完登し、雨天停滞2日間を挟んで、下ノ廊下に突入。晴天でも全く陽が射し込まない廊下内は、強風、極寒でまるで別世界のような過酷な環境だった。言うなれば常に生命の危険にさらされているような感覚。
気の遠くなるような長いトラバース登攀を繰り返し、ついに下ノ廊下を抜けると、その晩には大雨が降り、沢は大増水した。危ういタイミングだった。
下ノ廊下より先は河原が現れ、普通の沢登りとなる。だから大増水でもかろうじて遡行を続けられた。中ノ廊下、上ノ廊下を抜けて待望の室堂、そして源頭の浄土山へ。
気力の面、自由が効く面で、称名川の完全遡行は今年できなければ、もう一生できないと思っていた。それゆえ、今回限られた好天をものにし、遡行に成功できたのは、本当に奇跡のように感じている。
2016年10月7~19日 単独
7~8日 称名滝登攀(左壁オールフリー)
9~10日 雨天停滞
11~16日 下ノ廊下
17~18日 中ノ廊下~室堂
19日 室堂~浄土山
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー太字当方ーーーーーーーー
■ 素朴な疑問。FBで回しても、北アの小屋関係者は見ないのでは?
クライマーのネットワークだと見るけど…
まぁ、山小屋関係者は岳人ではない、ともいえるが…でも、近所で起きたことなのだから、知っておくのがいいとは思う。
太字を作ってみたんだが…10月にしたのは、作戦かと思った。夏山の終わりの時期=水量少ない…の法則かなって。
しかし、ゴルジュにいる間に増水しなくてよかったですよね。
■ もう未知のない沢をただ繋げるだけの愚
部分にバラシて、あとで全体をつなげる、って、フリークライミングの作法ですよね。
それって、オンサイト至上主義の昔の山ヤさんからは、ちっ!と舌打ちされる。
そのことを、もう未知のない沢をただ繋げるだけの愚、と表現しているんだろうなぁ…
と思いました。
でも、未知のところをちゃんと埋めたんだから、いいじゃん。
今、おじいさんの山やが、ぜーんぶ未知のところは、つぶしてしまったので、もう未知のところなんて、国内どころか、ヒマラヤでもないくらいなんですよ。
自分たちだけ、初登のおいしいところ取っておいて、
昨今の若者は…
とか言われてもなぁ。はるかに技術的に高度なことしているのに…。
なんでオヤジは分かってくれないんだぁ?!
みたいな叫びをしたくなるよなぁ…
それが那智の滝につながったんだろう…と理解しました☆
オヤジが分かってくれないのは、フリークライミングを理解せず、エイドで登っているから、困難には価値がなく、オンサイトだけが価値あるからですよ。
九州で古い山ヤを見て分かりました☆
ちゃんと理解されるには、アレックス君みたいにカメラに収めないとだめですね…
こんな高度なことをしている人が登山界で知られず、評価されず、おれ5.12の内容が、ただお買い得品を登っただけの人が「特待生」って評価されてる…(汗)
https://allnevery.blogspot.com/2025/09/chatgpt_18.html
https://note.com/kinny2021/n/n2656793099a7?from=notice
2024/08/09
【クライマーのための分子栄養学】登山とクライミング…BCAAやサプリは小屋にこそ必要です!
【南海トラフ地震】一週間は警戒 1437回に6回をどうとらえるか?
2024/08/08
【クライマーの心理学】山で男性心理の研究観察&インナーチャイルドの癒し
■ 母との関係を振り返ることができた
実験的ワーケーションから帰り、中島渉さんのHumbleを見ています。
私は、次のプロジェクトのために、瑞牆研究を加速しないといけません。
■ ASDだった母、アスペルガーだった師匠・青ちゃん
今回、アスペルガー症候群という精神疾患の方…認知や知性に障害があるわけではなく、物事の受け取り方や、常に同じ行動様式に執着してしまうという、発達障害と言っても、昔は、ユニークな性格、で済まされていたようなものです…との接点があり、自分の子供時代をしみじみと思い出してしまいました。母は、その方とそっくりさん、でした。
その方は、”俺のことを察してほしい…”と思っており、この、察してほしいということすら、言葉にせず、察してほしいのでした。
母は、同じことを”気を利かせろ”と長女の私に要求していました。しかし、子供が親のニーズに気を利かせて応じる、って、親の親役をしてくれ、って意味です(笑)。
■ 赤ちゃん返り
察してほしいというのは、一種の赤ちゃん返りなのです。
というのは、赤ちゃんと言うのは、母親に100%依存し、すべてを察してもらうことが、生命線だからです。お腹が空いているんだな、と察してもらわなかったら、死んじゃう。
しかし、大人の、”察する”、には、自己の投影が含まれており、自分と相手は同じだと考えて察すると、間違うことが多いと大人は分かります。人と人は100%完璧に察しあうことはできないから、言葉を使うのです。
察すること、察してほしいと要求すること…、それは、はっきり言って”甘え”であり、自分で自分のしてほしいこと口にする、助けてほしいと口に出すということへの”責任逃れ”、です。
■ 私の自己肯定感が低い理由を理解しました
人と人であれば、100%完璧に察することなどできません。どんなに親しくても。
妻でも、子でも、あなたを100%察することができるはずがないのに、なぜそれを数日前に会っただけの赤の他人に要求し、満たされないからって怒るのでしょう?
生きにくいのは、誰のせい? その他者のせいですか?それとも、察してほしいという気持ちのせい?
母を100%察することができないので、娘の私は、
・どんなに優秀な成績を取っても…、→ オール5でトップ進学校に行き、夜学で国立大卒
・どんなに家事を頑張っても、→ 8歳から料理してる
母からは、
”できていない”、
”もっと頑張れ”
しか、フィードバックをもらっていません。そりゃ、母を100%完璧に察することができる訳はないのですから、当然です。
私のせいではなかったんだなぁ… (しみじみ…)
今回の経験で、超納得しました。
だから、TOEICは21歳で925点、IELTSは7.0、大学は夜学で自腹に行き、しかも国立大で、今となっては阪大卒となった、大阪外大、偏差値は74、海外生活経験は働きながら、国内では、外資でプロマネまで勤め、外資にヘッドハントされ、最後の職歴は三井物産…でも、偏差値50のアラーキーにドレイヤーにされてしまうわけなんです(笑)。
アルパインクライミングにしても、セカンドですが、荒船昇天のミックスルートM5まで登っています。阿弥陀北稜はソロ、明神主稜はその辺の男子と。そんな女子クライマー、めったにいない。
今回、北アを歩いていて、私より早く歩く人はいっぱいいましたが、みんな空荷でした。体重の33%を担いでいる人なんて見ませんでした。ようするに、私がすごくないにしても、私は
稀有な人材
とは言えます。それが客観的に見た事実と言えると思います。
なのになぜ、こうも自己肯定感が低いのか?理由が分かりました。自分の実績をShowoffしないのも、良くないのかもしれませんね。舐められて。
■ 察してほしい親は、共依存の温床
察してほしい…という人は、共依存の温床です。
要するに、本人が素直に”助けて”が言えない。助けてを言わずに助けてもらいたい。
”ママの親役”をして過ごした、私の子供時代。母の心理的ニーズなら、ほぼ的確に察することができる人材に育ちました(笑)。
助けてと言わずに助けてほしいんだな~と分かる(笑)。
メンツを失わずに助けてほしいんだな~ でも、なぜ、「○○してください」っていうのが、借り、や、メンツの喪失になるの?
そもそも、自分の中で、何か、カッコつけているから、なんでは?
兜を脱ぎましょう、そして、素直に”助けて”を言いましょう。
助けてが言えないときは、「〇〇したい」と言えばいいのです。例えば、「コーヒー飲みたい」
私は、個人の選択として、相手のニーズは分かるけど、あえて察さない選択肢をとることにしました。
それが、その個人にたいし、人間としての成長を促す愛の鞭、だからです。
本当の愛は、相手の人間的成長を促すもので、赤ちゃん返りを助長するものではありません。
大人に対して、無条件の愛は必要ありません。
無条件の愛が必要なのは、子供に対してだけです。
大人は自分で自分のピンチには、助けて、を言いましょう。
私は、クライミングで落とされて、頭を7針も縫いましたが、ちゃんと自分で救急車を呼びました。岩場から背負い搬送で下ろしてもらいました。ほかの怪我もすべてセルフレスキューで何とかしました。
頑固に頑張りすぎ事例https://www.sangakusogocenter.com/topics/docs/konentozansya.pdf より引用
■ 男子の世界観
今回、私が学習したのは、
男性の世界観の中では、背の低い男性、体格の華奢な男性は、より大きな男性にこき使われるということ
です。
高校生男子ですら、体格の小さい年上の男性を平気で顎で使います。
実は、私の名前と男性の名前が聞き間違えやすかったので、私に「油揚げとってください」と高校生バイトが言っているのか?と思ったんです。そしたら、違った。一番偉い人である、その男性に、「油揚げ取ってください」と高校生バイトが言っていたんでした…。
その子は味噌汁を注ぐ担当をしていたのですが…。
いや、油揚げくらい、自分で取れよ!でした。私が親なら、ピシッと言ってやりますね。
はぁ?それくらい自分で取れってね。
それに「取ってください」ではなく、「すみませんが、〇〇さん、今手を離せないので、取っていただけないでしょうか?」ですよね。敬語がなっていない。
だから、そういう失礼な依頼は、その男性はスルーして無視するべきなのです。
しかし、夫が泣いて、転勤についてきてほしいと私に懇願していたとき、何が会社で起こっていたか?それが分かったのでした…。夫は、こういう奴らに囲まれていたんだなって。
■ ママボーイの自尊心の高さは半端ない
最近の若い男性の自己肯定感の高さは半端ないです。
どれだけ自分がしょぼくて、周りに助けられていても、俺ってスゲーと思っている。
他者と比べる視点がない、というのも、いかがなものかと思います。昔の人は、他者と比べすぎて、自己肯定感が下がってしまっていた…偉人と比べて、俺なんて…という世界が長く続きました。ハセツネに誰でもなれる訳じゃありません。
そういう上の世代の反省から、今の若い子には、「あなたは特別」という自己肯定感アップ教育を日本中で施してしまった結果だと思いますが、全然すごくないのに偉そう…。
特に高校生くらいの若い男子は、自尊心を傷つけられないように、皆が持ち上げてくれるので、俺すげー、俺ってかっけーって思っています。
けど、最近の若い奴って、たった30kg程度の歩荷すらできないんですよ?
山ヤは、男性35kg、女性25kgが担げて、大倉尾根3時間で歩けないと、アルパインルートには出してもらえません。
そういう体力度を図る昔ながらの指標がなくなり、キツイことは何もしないで、楽でかっこいいところだけを取っていく奴がスマートだ、という価値観に若者がなっている。
ひいては、それが、
・5.12でも、ロープドラッグして、ちゃんと登れていないのに、レッドポイントしましたーって言っちゃうとか、
・25+35が計算できず、2ピッチを60mのロープで登ってしまったのに、白亜スラブ登りましたーっ!とか言っちゃう
・たった4級の氷瀑を運よく凍り、それを登っただけで、称名滝冬期登攀ばりの初登記録を書いてしまう…
という、全く何も成功していないのに、成功と自ら数えて、自己肯定感を上げまくり、しっかりアルパインクライミングが理解できない周囲の人から、誤解による尊敬の念をもらって、さらに自己肯定感をパワーアップし、もっと難しいルートにチャレンジしてしまう、という循環になっています。
■ 栗城劇場ができたわけ
その極限の形が栗城さんで、彼は易しいところも登れていないのに、さらに難しいところへチャレンジし続けるという、常人からしたら、謎の戦略を取っていましたが、こうした男子を見て、どういう思考回路なのか理解しました。
つまり、成功していない登山も、成功体験に数えてしまい、さらに難易度を上げるから、でした。
この”成功していない登攀を成功体験に数えて、難易度を上げる”という習慣は、男性の間で蔓延しています。なので、みんな落ちて死ぬことになる。
つまり、PDCAのCとAが上手く行っていない。いや、Pもないし、Dだけがあるのです。PはPlanのP、DはDoのD、CはCheckのC、AはAssessのAです。
結局、男性は頭悪すぎという結論に達しました(笑)。せめて小学生の算数レベルは、マスターしてからクライミングに来てくれ。
■ 自己肯定感を低める教育
すでに自己肯定感が高くなっている若い男性の自己肯定感の源はお母さんなどの、女性の自己犠牲です。「僕の食事を作ってくれるのが、母である私の幸せ」を無邪気に信じています。お母さん役の女性が、自分のためにご飯を作ってくれる限り、こういう男子は幸せです。
男子なのに年上の女性に、可愛く甘えていれば、ご飯を作ってもらえると思っている。
そして、上がった自己肯定感で、すでに楽勝の仕事をさらに楽勝化するために、年配の男性を顎で使います。
あごで使われた男性は、仕事が自分に偏ってアップアップになり、そして、女性に「助けてー!」となります。
どっちも、女性に支えられてこその男性。でも、女性の地位は低いです。俺のために女が存在するという前提です。子供の視点と言うことですね、母親は子供のためにいるので。
私の師匠の青ちゃんもそういう思想で、私が相沢大滝55mをリードできるくらい、アイスクライミングが上手になったのに、スクリュー1本、打たせてくれませんでした…。残念。 そして、私が彼を凌ぐと、「もう君とは登らない!」と言い放ちました。普通、師匠って弟子が成長したら、うれしいはずですよね。
私にリードさせてくれないのは、もしかして、私が女性で墜落が心配だからかな?と思って、まぁいいかと受け流し、どうせリード練習できないのなら、トップロープでスキルを上げようと思い、岩根のアイスコンペに出たのでしたが…
結局、コンペに出だしたら、リードしろ、と言ってきて、察しが悪い奴だなぁ…という感じでした。
自分は察してほしいのに、相手を察するのは苦手というのが、こういう男性の特徴です。
だから、女性の側は察してあげてサポートするばかりで、逆にサポートはしてもらえないということになり、不満を貯めます。私も青ちゃんと登っていた時代は、めちゃ不満いっぱいでした。
なのに、相手は、「〇ちゃん、わがままだけど可愛いから許す」と思っているんです。わがまななのってそっちやん!こっちは100%合わせてるんやで?
夫だってそうです。今まで人生100%夫に合わせています。まぁ、それで、それぞれの地で、何かしら良いものを得ているから、いいんですが、各地に適応しているのは、私の才能であって、彼のおかげではない。
という感じで、私の周りの男性は、まぁ、だいたいダメンズ系です。
…かといって、アラーキーは自己肯定感高すぎ男なんで、あんなのと登ってたら、こっちが殺されます。山は弱い奴から喰うのです。
■女性クライマー募集中
…というわけで、女子の後輩クライマーか、女子で先輩格のクライマーのパートナー募集中です。来期は、アイスクライミング復活できる見通しが立ってきました。
なので、早くトレーニング開始しないと、落ちたフリークライミング能力が回復しません…
今期は山トレはあきらめて、ジムに行く予定です(笑)。すいません、クライミングジム嫌いで…。だって、ジム代高いんだもん、得るもの少ないのに。
というわけで、今回のワーケーションへのチャレンジは、
私が取り組んでいた、インナーチャイルドの癒しにぴったりの環境でした。
アサーションの課題としては、
・課題の分離はできている
・Iメッセージもできている
・ただ面と向かって対峙するのが、苦手
ということが分かりました。克服課題が明確になってよかったです。
■ 偉人続々誕生中?HUMBLE -Wataru Nakajima- Official Teaser from Imashi Hashimoto on Vimeo.

















