2023/06/14

【ベテランからのアドバイス】 正しいアドバイス

九州には、ペテランしかおらず、真のベテランがいないようなので、シェアします。

こっちの若い人は、トンデモな人を大げさにあがめています。冬壁していないと山やってるっては、言えないのが本州での理解なので、雪がない九州で、本物の山やがいないのは、仕方がないかもしれません。

九州の人の雪山って、”大山、以上終わり、”なんで…

■ 昔の人は、どのように冬壁を教わってきたのか?

答え) 

私が会で教わったのは滑落停止・雪上歩行と肩絡みの懸垂・確保だけです。後は全て自己学習でした。(昔から独学が山やの基本だったのです)

数々の失敗から学んで、先が読める登山ができるようになったのは、10年過ぎてからです。もう少しで死んだかもしれないことは10回以上あります。

その間、同行者が一人も死ななかったのが、最高の勝利だと考えています。

■ ビッグウォールには、フリーで5.12が登れても登れないですよね?

答え)

この白亜スラブでのロープワークでは、ビッグ・ウォールは登れないでしょうね。

少しのロスタイムでも、何十ピッチもあれば、時間切れとなります。

ビッグ・ウォールは登る事と同じくらい荷揚げが重要です。

効率的な荷揚げポイントをナチュラルプロテクションで構築する技術です。

想像力+経験=荷揚げ技術です。

■ 昔の人はジムがないころはどれくらい登っていたのでしょうか?

答え) 

私はジムがなかった時代に土日に湯河原、小川山を登っていて、半年で11aくらい登れました。(つまり、男性の標準は、半年で11Aってことです)

それまでは、たまに登って5.9でした。

■ ジムについてどう思いますか?

答え)

ジムは大雑把なんですよ。

特に足が雑になります。

岩とインドアは別物です。

フィジカルは強くなります。Pump1で12cを登る女性が岩だと12aが登れないです。Pump1の12cはフィジカルだと岩で13bくらいです。

■ 昔の人はみんながみんな、すごいわけではなさそうですが…

答え)

山岳会ごとに違いがあるのではなく、人ごとに違いがあります。危ない人はどこの会に行っても危ないです。

ある有名な会は、トップロープをスリングに直かけしていました。

注意しても意味が分からない人たちでした。

■ ガイド登山が、登山者の依存症的なスタイルを生んだのでは??

答え)

久野弘龍さんはGWのコブ尾根を岳沢小屋を出発するときから、帰着するまでアンザイレンでした。

ガイドという責任上そうなるでしよう。

ヨーロッパアルプスのガイドは、ルート上のチェックポイントが幾つかあって、そこで標準タイムをオーバーしたら即下山となります。

日本でもこのシステムを採用すれば、ガイドの能力に依存した、一般登山者の自己顕示欲の山(登った山の名を自慢するために登り、まったくその山に必要なスキルは身についていないこと)は、減るでしょう。

■ 南極横断は、すごいのでしょうか?

答え)

私には南極とクライミングに何らかの関連性があるとは思えません。

長谷川恒男さんのガイドでマッタ―ホルンを登った女性(40歳)が、単独で冬の北岳で凍死しています。

■ デナリは、すごいのでしょうか?

答え)

登山の素人が七大陸最高峰を登った動画ではデナリは、ただ歩くだけです。

ヒドンクレパスが恐いので隊員全員が一列にアンザイレンしていました。

当会でデナリをBCから24時間以内で往復した人は、クライミングは下手で、冬の赤岳や谷川岳にも登っていない人でした。


■ 世界の14c以上のクラックは?

答え)

ここにリストがあります。https://micki-pedia.com/trad-14c.html。

2023/06/13

【心理学】発達障害から見る、クライマーとして自分のクライミングの良しあしを振り返れない若い人のこと

クライマーとして平均的であるのではないか?という男性クライマーと福岡に転居して以降は、登っていましたが…

謎だったのは、どう見ても失敗している、そこは自信をつけるところではなく反省するところだろ、っていうのが、どうも自信になっているってことです。

例えば、こちらの記録。

https://allnevery.blogspot.com/2019/03/blog-post.html

これは、リードしている人はどう見ても、まともなリードはできておらず、まぁ、及第点も行かない…。出直してきな~みたいな内容です。

しかし、これで男性は自己肯定感が上がりまくってしまうみたいなんですよね…

■ 母親の自己犠牲という溺愛が、過剰な自己肯定感の源泉

自己肯定感に過剰なんてあるのかなって気が私もしていましたが… やっぱり、ありますね。

頭が悪いのは、基本的にはハンデだと思いますが、ハンデをハンデと認識しないのは、”当人にとっては”幸せなことです。

それって、でも、自分の実力を客観的に見れないってことで、大きい視野でいえば、日本がアメリカに戦争を仕掛ける、みたいな、トンでも、と誰でもわかることが本人はわからないってことになります。

その”本人”に 国全体がなってしまったのが日本の戦争。

あれは、ある意味、女たちが、男たちを一方的に盛り上げ、担ぎ上げることで作り出してしまった心理的モンスターなのかもしれませんね…

母親が自信の源泉である男性の姿を総括すると、そういう男性を作り上げた母親たちがいます。

■ ADHD

今日はADHDの本を読みましたが、こういう自己肯定感が高いというより、自分の実力を客観視できず、等身大よりも自分のことをすごいと思っている男性クライマーって、ADHDの人が多いのかもしれません。


多動、高いところに上りたがる、危険を認知しない、など、クライマーにありがちな素質とADHD児特有の行動は重なることがあります。

■ なんで師匠が突然子供になったのか?

空港で、韓国人のラインに並んだりして、違うよ、と教えても強情はったりして、え?小学生?な振る舞いが理解できないことがあった師匠…ADHDだったんですよねぇ…

発達を勉強して、思春期あたりで自我発達がとまったんだなぁと分かるようになった。

この本はADHDを持つ親御さんには、必読の書です。ほんと目からうろこ。どういう手助けが必要なのか?どうすれば、相手がかみ砕ける程度に問題をかみ砕けるか?が分かります

ADHDは

1)注意力が持続しない

2)即応性がないとだめ

3)情報が多すぎると混乱する 例:もの

要するにワーキングメモリが小さいのです。10歳でも7歳の心理発達段階ってことです。

成人以降は、だれでも自分で心を発達させないと、発達は停止します。

サイコシンセシスという心理療法では、欲が沸いたとき、〇〇しなければならない、などの欲を制御する心の声は、親の声です。親の声が厳しすぎると?自己肯定感が低い人、自罰的な人、になる。ので、思春期までに親が寄り添うと、その子の心の声(脳内の親)は、肯定的になります。

ただ自己肯定的になりすぎて、失敗した登攀も、失敗だと認識できず、そのために反省もできない人が多いのがクライマーですが…それは、認知力の弱さ=ADHD特有の症状、ですね。

健常者でもADHD気味の人がクライマーは多いです。

■ 瞑想を追求中

瞑想のためにクライミングしていたんで、瞑想ができれば、別にクライミングは私には必要ではない…

で、脳内の親と真の自分、真我は、別のものです。見ている自分を見ている自分です。シンガのことをトランスパーソナルセルフと言ったりします。

私はASD受動型のお母さんに生まれたと思うので、私自身もASD気味ではあります。例えば、話し言葉より書き言葉が私は好きです。それは、話し言葉は、人との距離が近すぎるからです。

しかし、自分のASDより、より深刻な症状のお母さんに生まれてしまったので、どっちかというとケアラー側、スーパー優等生に育ちましたが、そうなると困るのが、内なる声(脳内の親)が厳しく、高いハードルを自分に課しがちなことです。フリーチャイルド自我が、十分、子供時代を過ごしていないんですね…

だから、親元を出るときは、これでやっとハンデなし!と思っていました。

私自身にケアラーが必要なのに、ずっとケアする側だったんで。

ので、遊ぶことは大事なことです。私がやりたいのは、遊びとして仕事するってことです。

登山では遊びとして、登山してかなり成功しました。

2023/06/12

北杜市=新僻地集落

 日本総研の藤井さんが、こんなレポートを出している。

https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/jrireview/pdf/8129.pdf

引退後の山やのあこがれ、別荘暮らし…

しかし、住んでみたら、大阪と比べてだいぶ不便だし、冬は寒いし、隣近所は遠くて、人さみしい、というので、結局大阪にかえろっかなーって具合になることが多いのかもしれない。

特に、足腰が立たなくなるなどの身体の不自由が出てきたら、そうなることが多いであろう。

別荘って、ほんと借地権で10年も住めば満足って感じなんですよね。

基本的に北杜市の家賃はオーバーレイティッドであろう… 山梨では一戸建てが5,6万円で借りれるのが普通であるが、狭い2LDKに押し込んで、転勤族から、高値でぼっている不動産業が、勝ち組のようであった…

癒着があり、特定の不動産業者しか会社からは紹介されない仕組みだったしなぁ。

明るい話題として、北杜市はクライマーを誘致すべし!と思うが、たぶん、やる気がないだろうなぁ…八ヶ岳人気?でだいぶ味を占めているというか、行政が、お上依存症でも、なんとか持ってしまっているお金持ち県である、という点が、現実を見つめて対応しない、というネガティブな方向に働いてしまっていると思われる。

ま、登りたい人は、環境に関係なく、移住してくるので、いっか。

ーーーーー

 新僻地集落は、公共交通網から外れており、場合によってはコミュニティが形成されていないことに

よる互助機能の欠如もあり、そもそも年齢の高い住人が多いこうした地域は、そう遠くない将来、生活維持が難しくなることは想像に難くない。加えて、従来の別荘地の利用状況などを見れば、住民の入れ替わりが起こりにくいことは容易に想像され、初期入居者一代限りとなる可能性が高いエリアといえよ

う。このような新僻地集落の形成は、実質的に限界集落もしくは消滅集落の予備軍の乱造となっている

と危惧される。北杜市でも、旧来からの集落では空き家が多く発生している現状から、どのように転入

者をそうした空き家や集落に誘導するかが課題と言えよう。

ーーーーーーーーーーーーーー



2023/06/10

【クライミングによる町おこし】 地方行政にクライミングによる町おこしに主体性を育てるには?

■ 広告でも売れるようになるための基本は、IDOMA

消費者はまず、その製品の存在を知り( Attention)、興味をもち(Interest )、欲しいと思うようになり(Desire)、記憶して(Memory)、最終 的に購買行動に至る(Action)という購買決定プロセスを経る、という理論ですが、町づくりのビ ジョンにおいても同じではないでしょうか? 

市町村は、まず、地域の自然資源(山や岩場、具体的には、比叡、行縢、日之影)の存在を知り、 興味を持ち、そののちに、それらを自分たちの文化に取り入れてもいいと思うようになり、今まで 培われた地域文化との共通点を見出し、最終的に実現に至る、ということです。 

一般に、地方の市町村は、岩場があること自体を知らない

そこから、一足飛びに、最終的行動(宿泊施設を作ればクライマーがわんさか来てくれ、何もしなくても、お金がじゃらじゃらとスロットルマシーンのように落ちてくる)はあり得ません。これまで、地方行政は数々の失策を冒しており、その代表は、箱物、です(笑)。

すでに小鹿野で、いきなり箱物、という方法論での失敗事例があります(笑)。それは欲に目がくらんで、”おいしい話”に飛びつこうとしたからです。

さて、そうではない方法論をここでは提案します。

■ まずはクライミングが本当に町のためになるのかを知る

まずはクライミングの存在を知る、ということが、町の人たちの良き未来を創るためには必須のステップです。

クライミングっていうのはどういう人たちがどういう楽しみで、どういう価値観で来るのか?が分かっていなければ、それが自分たちの町のためになるのか?ならないのか?も、わかりません。

■ まずは一流クライマー招聘でセミナーを開催し、町の人がクライミングを知る

一口にクライミングと言っても、

  • 登山と地続きのアルパインクライミングやエイドクライミング
  • ロープに頼らない フリークライミング
  • 支点を自分で作るトラッドクライミング
  • 大会に出て勝つことを主眼にしており、リスクゼロのインドアスポーツクライミング
  • すでにボルトが打たれた外の岩を登るスポートクライミング
  • 外の岩場を登ることの総称 ロッククライミング

スポートとスポーツが違うクライミングだなんて、普通にロッククライミングをしている人でも知らないくらいです。

しかし、クライミングを主宰する側となれば、スポートのトとスポーツのツでは、天と地ほど違います。

A)スポートクライミング=ボルトを主催者が提供せず、初登者が提供するので、安全管理の主権は岩場の主催者にはない

B)スポーツクライミング=人工の壁なので、すべてが安全第一に作られている 事故は非常に少ない 大会はすべてこれ。

スポートとスポーツは誤解しやすく、誤解に便乗して、ちゃっかりクライミングするクライマーがいても不思議ではないかもしれません。

したがって、岩場の主催者となる地方行政が、正しいクライミングの知識をもっていることが、将来の町おこしに禍根を残さない大事な知識になります。

そこで提案は、一流クライマーの招聘で、町の人たちに、正しくクライミングを伝えてもらうことです。

講師は市とか県のレベルの人では視野が狭いので務まりません。事例へ

■ 一流クライマーって誰ですか?

最近のポッと出のボルダリングジム(ちゃんとしたクライマーがやっていないジム)などに、「だれか?一流クライマー知りませんか?」などと聞いてはいけませんよ。

きちんとしたクライマーのネットワーク(人脈)につながっていない人に聞いたところで、その辺の5.13登れるだけの人を紹介されてしまうのが関の山です。

アルパインの一流クライマーは、比較的楽に選べます。ピオレドール賞をググればいいからです。

山野井泰史さんなど、ピオレドール賞を受賞している人に事情を話し、講演してもらえばいいでしょう。

ボルダーが多い町なら、小山田大さんですね。長年地域との交渉をされて、誠実な登り方で登ってきておられます。地権者の目をかいくぐってこっそり登っちゃおう、というのはない方です。

フリークライミングなら、フリークライミング協会に問い合わせればよいでしょう。

ロッククライミングであれば、菊池敏之さんに問い合わせれば、その地域にゆかりの人物を紹介してくださるでしょう。

以下は、ちなみに私が担当者だったら、日之影町には、こういう開催にするなぁというものです。

費用は一回当たり10万円でおつりがくるでしょう。

■ 全体

提案1)

ロッククライミングにおいて著名で、地域にゆかりのある方にクライミングの世界について 解説をしてもらう車座形式の懇親会を開く。

参加費は町民無料、町外参加者2000円、交流会あり、町外参加者は、希望すれば、町民の家に安価で宿泊可能。行政がマッチングを行う。クライマーと町民の草の根レベルの交流のため。 公民館宿泊(雑魚寝)は 通常通り可能。

案)第一回 

山野井泰史さん。世界的トップクライマー。 行縢山の『明日なき暴走』を20代の若いころの放浪中に登っている。若き日の行縢の経験がどのように、その後の、”ピオレドール功労賞”受賞の偉業にすらつながる、世界的クライミングにつながっていったか?を語ってもらう。比叡の代表的なルートについて、トポというクライミングのルート図を見な がら、当時のクライマーとしての心情などを山野井さんに解説してもらう。 

狙い: クライマーのライフスタイル・放浪スタイルについて理解を深める。地域資源が若き次世代のクライマーを育てることについて、すでに具現していることを知る。

ハイキングの一般登山者層と玄人の山やの違いが見分けられるようになる。ごみを捨てていくのは一般登山者が多いです。本当の山やの価値観を知る。

資料: 『日本の岩場(上)』のプリント および比叡のルートトポプリント 

案)第二回 

講師 小山田大さん。 長年の日之影ボルダー開拓における最大の功労者。 日之影町のボルダーの魅力について語ってもらう。最近のボルダラーの現状をボルダリングとい うクライミングの歴史的変遷から語ってもらう。チッピングという行為がNGであることや、マットを使わないボルダリングは公共のマナーに反しているようなことだというボルダーとしての規律の 逸脱行為と、そういうことを知らないで岩場にやってくる若い人の現状を語ってもらう。

小山田さん から見た、世界の素敵な岩場のある町の在り方…例としては、地域のコンビニで冊子となってい るトポが売っており、コンビニのバイトの人ですら、ここには有名な岩場があるんだなぁと分かっているよ うな在り方…の紹介もしてもらう。

ネットで穴場を探してきました、みたいな関係性だと、人と人とのつな がりが希薄になり、相互の理解(絆)も起きない。誰が来ているのか?知らないうちに人が来て、 こっそり登って去っていくという在り方ではなく、地域に密着している事例を教えてもらう、笠置など。 

熊本のボルダリングジムを運営する清川氏にも、来てもらい、日之影ボルダーの発展にどう都会 のジムが貢献しているかの現状を語ってもらう。(都会のジムは、主たる情報発信基地になって いるため) 

狙い:ボルダリングとアルパインクライミングの違いを町民が自ら理解できること。ボルダリングを 活用した町おこしについて、理想的な未来の姿を町民自ら、なんとなく脳裏に描けるようになるこ と。良き関係性についてのイメージが持てること。 

資料:日之影のトポ。 資料:お粗末系クライマーの実態資料

案)第三回 

佐藤祐介氏。現代のピオレドール受賞のトップアルパインクライマーで、宮崎・祖母傾エリアでのルート開拓の経験がある。花崗岩の初登攀の魅力を語ってもらう。ガイド業をされているので、町民を含めたクライミング一日 体験会(開拓一日体験)を開いてもらう。 

アシスタントに町民の男性がつけるようならつく。無理なようであれば、地元延岡のクライミングジムの店長さんにお願いする。(役に立たないかもしれないですが、良き経験になるはず)

佐藤さん には、誰か一人連れてきてよいとアシスタント役を一応、連れてきてもらう。 狙い:現代の眼で見ても、自分たちの地域には、まだまだ手つかずの資源がいっぱいあることを 理解する。 

案)第四回 

天野和明氏。 全国チェーン登山用具店の石井スポーツ登山学校校長。高千穂神社にて奉納のクライミングを 行っている、地域にゆかりのある方です。 天野さんはアルパインクライマーでありながら、一般登山者の登山教育に取り組んでおられ、現代登山者の現状(東京方面)に詳しいので、現状を踏まえた登山の在り方(どのくらいにレベル設定したほうがいいのかなど)で、天野さんがこうしたらよいと思う姿を話してい ただくのが良いと思います。

クライミング以外の、登山道の安全管理、一般登山道としても、比叡のある祖母傾エリアは難路であり、九州では、最も難しい登山道です。

そこを安全に歩くための現代のガイドの在り方 を提言してもらう。 今の登山ガイドはほとんぞ全部自然ガイドになっており、植物に詳しいことがガイドの意味になってしまっていますが、難路以上の登山道では、それではガイドは務まりません。最低限の危険認知とセルフレスキュー技術は必携です。

以上が、すでに宮崎県のクライミングに深い、ゆかりがあるクライミング界の著名人物です。

以下、以降のイメージは 

案)第5回

鈴木亘さん: 岐阜県下呂市のボルダリングによる地域おこしの地おこし協力隊員。町とクライミングの程よい関係について、クライミングを取り入れて町に起こったよい変化を話してもらう。若者の移住候 補になる魅力的な村づくりには何が鍵だったのか? 福岡県のご出身なので、九州と本州の温度差も心得ておられると思います。 

案)第6回 

気象予報士 猪熊さん 日本の登山での気象事故についてリーダー的地位にある気象予報士。九州の特徴的な気象リ スクについて語ってもらい、5割を占めるハイカーの気象事故を町が対策として防ぐ基準作りに 提言をいただく。雨量〇〇㎜で登山禁止など。 交流ハイキングを実践し、雲を見ながら簡単なルートを町民と歩く。 

案)第7回

日本フリークライミング協会: 現代クライミングの事故発生状況の説明と正しいボルトの打ち方を講習会をしてもらう。 

案)第8回

樋口先生 多久高校教諭。佐賀県スポーツクライミングのヘッドコーチ。若いころに開拓して学生が開拓した 竜頭泉は全国でも珍しい高校生が開拓した岩場として有名。クライミングを地域に根付かせるた めには、どのような活動をしていったか、過去のご経験を語ってもらう。 

案)第9回

菊池敏之氏: フリークライミングの文化・歴史を語る第一人者。フリークライミングとは、ルートとボルダーがあり ますが、道具に頼らずに登るクライミングです。

日本のフリークライミングの歴史における比叡・行 縢・日之影の位置づけと今の現状を語ってもらう。 

案)第10回

東秀樹氏: フリークライミングの開拓王。年間開拓数最多。現代のクライミングジム上がりの人でも楽しめる、クライミングルートの開拓のコツ、資材の紹介、道具などの紹介を受ける。 

案)その他

・大分出身の若手トップクライマー 門田ギハード君、
・山での糞尿処理の仕方を講習してく れるNogusofiaの伊沢さん
・九州のボルダリングの父と言われている、柏木敏治氏

など、が優先度高い方々です。 一般的な面では、

・北山真氏、
・草野俊平氏、

なども候補に挙がります。

・大阪あたりの登山学校を運営している団体 (ローカル登山学校運営)
・世界的な登山学校であるUIAA (グローバル登山学校運営)

なども、招聘してアドバイスを聞くのによいと思います。 

予算は一回あたり10万円でおつりがくると思われ、効果の高い施策であると思います。

全部やっても150万円でおつりが来て、地域おこし協力隊に付与される必要経費の160万円の枠に収まります。

これらの知識をポケットマネーで足で稼いできた私ってすごいなぁと改めて思いました(自画自賛です☆でも、ほんとうです。これだけ分かっている人は、なかなかいないでしょう)

登山技術・クライミング技術・知識は過小評価されている知識技術エリアですので、知らない人たちの無知に付け込んだ、なんちゃってクライマーが量産されている現代です。

■ ”あなたやって”は、お門違いです

これだけ提案力がある人はなかなかいないので、じゃあ、あなたやって、と言われますが、

私はアイスクライマーです。

アイスクライミングができないようなところに移住するほど、お人よしではありませんので、悪しからず。
価格などが参考になります。学生と10代は無料。山やってビンボーなんですよ、基本。

【要望】”ロッククライミング”の指導者マニュアルを作ってください

 日本では、

ロッククライミング

の括りでのクライマー育成指導者要綱がなく、あるのは

  •  山登りの指導者要綱
  •  アルパインクライミングの指導者要綱
  •  スポーツクライミングの指導者要綱

です。ので、抜けがでてきます。フリークライミングがその代表。

結局、フリークライミングというのは、

 市井の人がいろいろ工夫して書いています。中根穂高さんとか比較的正確です。

しかし、フリークライミングのカテゴリーで書くとエイド技術は当然ですが抜けます。

つまり、

ロッククライミング

としてまとまったものがないため、外岩=ロッククライミング、に必要な知識は、何かが抜け出てしまい、隙間に落ち込む知識が出てきます。

例えば、ロッククライミングとして勉強してこなかった人の知識には、ボルト知識は入ってきません。

それにたとえ、ロッククライミングとしてみなしても、天候とか歩荷などの山の基本知識は入ってきません。


<事例>

・懸垂下降  スポーツクライミングしか知らない人は懸垂下降がない

・プルージック登攀(宙づり登り返し) フリークライミングではエイドは教えなくて当然

・途中停止(仮固定→固定) フリークライミングではエイドは教えなくて当然

・支点知識 ボルトの強度について勉強しない人が99%

・支点の間隔 ボルトを打つ間隔については、トラッドとアイスのクライマー以外は知らない

・ビレイ知識 インドアのビレイとアウトドアのビレイは異なる

・墜落への知識 スポーツクライミングと同じようにバンバン落ちることはできない

・ストッパーノット すっぽ抜け事故=初歩的な事故だが、良く起きる

・スタイル オンサイトとは何か?グリーンポイントとは何か?

・育て方  価値観的な面。これが欠如してきた現状が九州の悲惨なクライミング現象。

ある意味、九州では、指導者がいなかったらどうなるか?という見本を提供している、と言えます。

真意は、ひどい惨状になるって意味です。

弱ったところにアブラムシが付くみたいに、金に目がくらんだもともとクライマーではない人が、それぞれ勝手にボルダリングジムを開いて、荒稼ぎして、無知なクライマーを無責任に量産しています。昔は、みな責任をもって育成していたのです。

岩場でロッククライミングをするために必要な知識を教えるには、フリークライミングとして教えても、アルパインクライミングとして教えても、抜けが発生します。

ボルダラーなんて抜けだらけというか、知っていることはクライミングという全体像からすると逆に小さいくらいです。

ロッククライミングの指導マニュアルを作ろうと、甲府時代から頑張っていますが…本来、

JMSCAがきちんと整備するべきでしょう。

そうすることで、雨後のタケノコのように全国に増えているボルダリングジムの無責任さというものも浮かび上がった来るでしょう。

クライマーがやっていないジムに規制をかける根拠の一助となること請け合いですよ。

2023/06/09

【クライミング界の実情】楽しみ方を教えないといけない時代

【LIVE配信】世界自然遺産登録30周年記念トークイベント「あきた白神のここがすごい!」

噛んで含めるように楽しみ方を教えないと、分からない人が大半、ということが分かる事例だと思います。

地域の山をそれぞれの自治体が、良さをPRする意味で、

 登り方指南

すればよい、ということだと思います。

【ジムクライミング】ジムでは5,6級の出来栄えが、初心者が定着するかしないかの分かれ目

友達がFB投稿で、

ジムでは5,6級の出来栄えが、初心者が定着するかしないかの分かれ目

って言っていましたが、我が意を得たりと思いました。

グレード思考になると、習得すべき、技術をほったらかしにして、前に進もうという人が出てくる。

5.12が登れても、私よりムーブまずい人いますからねぇ…

初心者が面白くないジム=流行らないジム、ですなぁ… 

段とかにお金かけて、5,6級をおろそかにしている=入会者が集まらない=閉店

っていうのは、自業自得では?

なんせ、私なんて故・吉田和正さんにジムで長居しすぎだ!と言われて、短くしたら、外岩でもっと登れるようになったんですからねぇ…

アメリカ人の友達、アリは、5級くらいすいすい登っていましたけど、城ケ崎に連れて行ったら、ちっとも登れず。私のほうが上手でした。


2023/06/08

【心理学】過剰な自己責任=被害者有害論

 過剰な自己責任=被害者有害論

痴漢をされたほうにも、痴漢を誘うような部分があった、あたなが悪いという過剰な自己責任論です。
たとえ素っ裸で歩いていても、レイプする人のほうがされる人より悪い。

これとほとんど同じなのが、

ビレイヤーに落とされたら、落としたビレイヤーではなく、落とすようなビレイヤーを選んだクライマーのあなたが悪い

という理論です。真っ向から時代遅れです。

どう考えても、ビレイヤーはクライミングに必要な装置なので、それを身に着けていないでクライミングに来るビレイヤーのほうが悪い。

日本人は、被害者に過剰な自己責任論を押し付けて、加害者側が反省せず、2,3度と連続加害する歴史があったそうです。

まさにそれにクライミング界がなっているような?

二人を一人でビレイする人が、ダメビレイヤーと呼ばれるのは当然のことだし、
カットアンカーは現代のボルトとしてふさわしくないのは、真実だし、
10-15年程度で取り換えるべきボルトを40年放置していたのは、怠惰、もしくは情弱、というのも、真実だろう…

2023/06/06

【クライミングのスタイル】スポーツクライミングはロッククライミングではない

 という普通のことが分からなくなっている日本の山岳上位団体…

ということが総括かなぁ。九州クライミングの。

スポーツクライミングとロッククライミングは別物です。

ロッククライマーは、スポーツクライミングができるが、

スポーツクライマーは、ロッククライミングはできない。

Season2へ移行します

 ■ Season2

記事数が多いと過去ログを見つけたいと思ったときに困るので、適度な頃合いで移行するのがよろしかろう、ということで、Series2に移行します。

https://healthycitizenclimbing.blogspot.com/2023/06/series-2.html

ひきつづき、

  日本に健全な市民クライミングをもたらす、

をテーマに活動していくこととします。

こっちはクライミング業界の悪口専用にします(笑)。

【クライミング界の実情】親ガチャ(日本の岩場)外れている日本の若手クライマーたち

■ 親ガチャ外れている日本の岩場

日本の岩場って、親ガチャ、外れました… の親みたいなことになっています。そもそも、欠陥がある人なのに、その人が親だから、子供の側は、親のすべてを受け入れるしかなく、結局、有能になって親の欠陥を補うような人になってしまう…というような状況なんだよなぁ・・・

例えば、落ちれば死ぬランナウトをミニマムボルト、と言って、譲らなかったりする。

そこで落ちれば、地面まで落ちてしまう場合、それは、ミニマムボルトとは言わない。ただの役に立っていないボルト、と言う。

しかし、性的被害者の世界では、とっくの昔に破棄されている被害者有害論(チカンされるお前が悪い)が、クライミングの世界では、自己責任論として、いまだに世間を闊歩しており、落ちるお前が悪い、ってことになっている。

は? フリークライミングって、落ちること前提のクライミングなんですけど…?? 

教科書的には、落ちていいのがフリー。なのに、日本の岩場では、落ちれば死ぬことがあり、警告の定例であるRがついていない。

ので、子供の側つまり、クライマー側が過剰適応して、結局、日本の若いクライマーは、Rつきを、あたかもそうでないかのように、ばんばん登れる、世界でもまれにみる有能者になってしまっている…例えば、倉上さんとか、中島さんとか。

倉上さんレベル、中島さんレベルを趣味の一般市民クライマーに要求すれば?

そりゃ、死者がボロボロでるわなぁ…

日本では普通なのに、海外に出れば、だれでも超有能者であるという現実と似ている。私も20歳でカリフォルニアで一人暮らしを経験したが、自分の名前と住所が書けるだけで、超有能者扱いであった(笑)。日本ではかたずけられない人、も、アメリカでは、とってもオーガナイズドな人。

あ、そうか、分かった。私にとってのクライミングは、私は

 過剰適応を拒否した、という輝かしいインチャ卒業の事例か… 

また過剰適応させられそうになって、それを嫌がり、拒否したことは、正常なメンタルを証明することになるよなぁ・・・。

欠陥だらけの日本の岩場なのです。欠陥だらけの親。

それでも、日本のクライマーはそこで登り続けるしかない…。親を捨てる頃合い…自分がクライマーとして自立できそう…な頃合いになったら、自立(海外へ行く)しましょう。

そうでないと、過剰適応をさせられてしまうことになります。


2023/06/04

【惨状】トップロープでノーテンで登って、「オンサイト!」とか言っている若い人たち…

■ [クライミングを語ろう12]ホームジムってもはや必要ないんかな?

今の若い人って、ホームジムがないから、

トップロープでノーテンで登って、「オンサイト!」とか言っているんですね(笑)。

誰も教えてくれなくなった理由は、ホームジムがないから

関連記事:

お粗末系クライマー ボルダラーの事例
お粗末系クライマー 文登研 リー研 出身者事例
お粗末系クライマー 10年登っていてヨセミテに行っていると豪語する人
お粗末系クライマー 若手のホープ

■ スポーツ指導者講習会

クライミングの選手指導でお悩みの方はいらっしゃいませんか?
今回は医師の視点からアスリートの健全な指導法と育成方法についてのセミナーを行います。

日時:2023年7月13日(木)19:00-21:30
場所:国立オリンピック記念青少年センター セ311室
講師:都岳連理事 本郷利夫氏
   日本臨床スポーツ医学会名誉会員 医師 飛松好子先生
参加費:500円 (事前申し込み不要)

https://www.togakuren.com/youkou/sports-leader/

https://www.togakuren.com/wp-content/uploads/2023/06/leader-seminar2023.pdf