2019/03/18

油山川 9回目

■ ヨレヨレですが、日々練習

また油山川に行ってきました☆ 

もうワイドクラックで、なぜか左の股関節が痛かったり、右足のふくらはぎを釣ったのが、治っておらずなんかヨレヨレ、ぼろぼろの体なのですが…とりあえず、出かけてきました。

いつものように平和そのものの素晴らしい岩日和でした。

昨日は、私はサブフェイスだけで、10本。

体がアチコチ痛かったのに、登っていたら、必死なので、痛みを忘れるという良い効果があることが分かりました(笑)。

今回は10本でも、休み休み行ったので、前回ほどヨレヨレにならずに済みました。

やはり回数を重ねると少しずつでも上手になっているようです。

■ ナッツ

赤のナッツをセットしたら抜けなくなってしまいました…いや~赤のナッツ要注意。ナッツって入ったら必ず抜けるはずなのですが、知恵の輪みたいになってしまって、どうしても抜けない!!焦りました。

■ 干物屋さん

道すがら、干物屋さんがあるのですが…この干物屋さんが、10時開店で、セール品を出しているのですが、いつも夕方に行くので、セール品はもぬけの殻でした。

ためしに、朝行ってみたのですが、黒山の人だかり!びっくり。

すごく人気のようです。

この干物は、色々な人に送ったら、すごく評判が良かった(笑)。

■ サツマイナモリ

偵察で、未開拓のエリアに行ったら、サツマイナモリという湿った林床に咲く山野草を発見しました。初めて知る花でした。


とっても穏やかな楽しい岩登りの日でした。

2019/03/14

竜頭泉 カム落ち練習

■意図せずにカム落ち(笑)

今日はいい日でした☆ 

今日は竜頭泉に行ったのですが…意図せずして、カム落ち練習になってしまいました。

カムって落ちれるんだ~ってことを意図せず、体験中…(笑)。

なんかこのパターン前にも見た…と振り返る…と初めてのアイスクライミングでした。ロープに頼ることを始めて覚えた日は、登攀がギリギリで、意図せずにロープにぶら下がって、ほんとロープが一番頼りになると思ったんでした。

いや~、ギリギリにトライするってことは、常に落ちるってことですね!!

わざわざカム落ち練習しなくても、ギリギリで頑張っていれば、そうなってしまうという論路構造を学んだ日でした。

しかも頑張りすぎて、足をつってしまい…、その後も登攀力便数出せば出すほど後退。ガーン…。

■ 回収がないほうが難しい

そして、5.10cのワイドでは、カムを回収しながら登るセカンドの時は、カムエイドが可能なので登れたのですが、トップロープで完全フリーだと四苦八苦…結局何度も落ちねばならず… だいぶくたびれました。

クラックに関しては、カムのセットさえマスターすれば、最後はエイドもあるさということができるので、リードのほうが簡単。回収があるほうが簡単ということを学びました…

ホントにカムって素晴らしい(笑)! 

カムこそ私のお友達!カムこそ命の恩人!

ってことです。

■ リードしないと楽しくないことが分かった

私も先輩もアルパインでスタートなので、自分がリードできるグレードのところをリードするのが一番楽しいんだということが分かりました…。

確かにトップロープだと短い課題でも繰り返し登っていれば、量的なものが解決できますが…。それだと脳がサボってしまうみたいでした。

リスクジャンキーというのとは、また違うみたい…。リードだと、何かこう、ちゃんとせねば!みたいなものがありますよね。適度な緊張感というのかな?

なので、ジムでのびのび登る日も必要だし、外岩でトレーニングする日も必要だし、カムのセットばかり練習する日も必要だし、リード練習の日も必要だし、ということが分かりました。

今日は基本的に新たな課題を獲得する日、みたいな感じ。

でっかい南天?
■ 春でした

道すがら、桜がもう咲いているところがありました。

偵察で行った新しく樹木が伐採されて、クラックが露出しているエリアは大規模に掃除が必要そうでした。

掃除がないと、快適とは言えなさそう…しかし、掃除に通うには、少々遠いかなぁ。

まぁ2時間なので、日向神と変わらないくらいですが。




■ ビッグウォール

オマケで、サラテのトポを見せてもらいました。へぇ~が一杯。

エイドの難易度が、そのまま墜落距離ってことが発見でした(笑)。つまり怖い度=難易度みたい。

だとしたら、比叡にもそれを入れるといいのかも…(笑)?

C2というのは、5~30フィートの墜落、C3というのは、35~50フィートの墜落だそうです。これは、それぞれ、1.5 ~9mの墜落、10m~15 mの墜落ということです。

仮に、5.6でも、墜落可能性が15mの大長正ルートなど…、さしずめ、墜落のFを取って、5.6 F2、です(笑)。

明らかに、ラオスは5.6 F0です。






2019/03/12

白亜スラブ

■ 白亜スラブの記録がMissing!だったこと

白亜スラブの記録がないのは、たまたま当時Moveという会に所属しており、その会を抜けるときに会のブログから記録をこちらに移すのを忘れたためだ。記録はきれいさっぱり無くなってしまった(--;)。

白亜スラブは、私にとって学ぶことの多かった、意味あるルートなので、思い出せる範囲で、記録を書いておくこととした。

■ 「敗退なしで!」

「11のクラックがあるから難しいだけど、フォローやってくれないかな」と先輩が持ちかけてきてくれたのは、小川山のアルバイトから帰り、龍洞の遠征目前の9月。

行く予定の台湾・龍洞は、クラックの岩場なのに一人で行く。当然、誰だって心配だ。というので、できるだけ多くのクラックを触らせてあげたいという先輩のやさしい思いが見える、2泊3日の比叡行き。が、問題のクラックが…5.11と私の技量をはるかに超えている。・・・ので返事は保留(笑)。

初日は、台風一過の日之影へワイドクラックがあるボルダーを探しに行った。日之影は、とても美しく、楽しそうな場所で、何日も長居したい感じだった。ところが、台風で大増水中で、ボルダーは見つからなかった。ただとても美しい渓谷で、その美しさに満たされた。二人とも、別にボルダーが見つからずとも満足な感じだった。

翌日、マスターズルーフへ出かけた。5.12のルーフクラックだ。私は当然、ルーフには用はないのだが、下が5.9(と言われている10c)のコーナークラックなので、私にとっても勉強になる。この記録は割愛する。ただ、同行していたベテランが、もっとも行ってはならないと最初に教わった支点ビレイをしていて、肝を冷やした。ベテランたちのビレイが超怖いというのは、これで2例目だった。

最終日の帰宅日で、帰り間際にサクッと登ろう!と提案されたのが白亜スラブ。これは、私はクラックがやりたかったのと、最初の1P目と5P目はグレードが低かったので、私でもリードが取れるのではないかと思ったのだった。「行ってもいいですよ」。行って”も”、というところが、多少の譲歩感を出しているのだが、これは、自分のルートではないという意味だ。

先輩は、「じゃロープは一本で!敗退なしで!」という。振り返れば、この時に、よく事態を理解すればよかったのだが…。

最近とても強くなっている人で、上り調子だ、自信がある、ということに聞こえた。むしろ、問題は私がフォローで11のクラックを登れるかどうか?だと思えた。大体、登れなくなって、フォローもできないとなるのが核心のように思われた。

それで、一応ユマールを保険に持っていくこととし、目的は、5.11のクラック!という認識だった。2、3時間でサクッと登って早めに帰ろうね!ってことだ。宮崎は遠い。

5.11のクラックは、当然だが、まだ登れたことがなく、私にとっては難しすぎるチャレンジというのは明らかだったので、先輩は無理についてきて、とは言わない。でも、行きたいんだろうなぁというのは、感じられた。

いつも世話になっている先輩のことだし、ここはいっちょユマールを保険に頑張るか!と思ったのだった。

■ 当日

翌日も快晴でいい日だった。白亜スラブはとっつきも、簡単で、ほぼゼロ分だ。トンネルの上。それで、ルンルン気分で出かける。さっさと片づけよう~みたいな感じだ。

身軽に装備する。ロープ、最小限のギア、下山用の靴。水。まぁ5ピッチしかないしね!みたいな感じ。ランチは下山後でいいよね!ってことだ。セカンドがザックを背負ってリードする人は空荷だ。ずっと、これが標準スタイル。

ところが、最初の1ピッチ目を一目見て、私のリードはないと、先輩も私も瞬時に理解。

…というのは、確かに登攀は易しく段々なのだけど、斜め右に上がっていて、ピンは10mは先であり、地面は8m下であり、まったくピンの意味をなしていない配置だった。ゼロピン目を取りましょう~と言っても、そのゼロピン目は、ビレイヤーを守るだけで、クライマーには全く関係なし。たしかに人間は8mから落ちても死なないとは思うけど。

別の人だが、ずっと以前に雪の北岳で、下部岸壁のトラバースでフォローしていたら、全く中間支点がなかった。先行している先輩に「これ~、何のビレイにもなっていないよー!」と叫んだら、先輩から「すいませーん!!!」と返事があった…のを思い出した。あれは、先輩もアップアップで、中間支点が取りたくても取れないのだった。リードクライマーの先輩も危険だったし、フォローの私もノービレイと同じだった。ロープ、タダの邪魔。むしろあったほうが墜落した時、2名になってしまう。

 
しかし、これは違う。明らかにランニング(ボルト)を入れる手間を省いていて、ただ怠惰なだけなのだった。

私の目には、ただのバカっぽいピッチにしか見えなかった。

何も言わず、当然のように先輩のリード。まぁ、このルートは彼が来たかったルートなんだしね。

2ピッチ目は直上で素直なピッチで少しホッとする。しかし、ロープが上がらないので困った。しばらく待ったが、フリーは断念し、ユマールで上がった。今回は、いつも持っているロープクランプを持ってこなかったので、フリーで登れない。もし自己確保して登るとなると、自己確保に使える器具がユマールしかない。

上がったら、ロープが上がらなかったわけが分かった。カンテの屈曲でロープがスタックしている。カムの回収も、セカンドでも工夫が必要だった。少し振り子で振って回収。

■ ひん曲がったRCCボルト

その後が問題だ。3P目は、ルート名の由来になった、きれいな白いスラブ。

だが、先輩がなかなか離陸できない。 

私の見た目には5.10だし、普段ゲレンデのショート、フリーで登っている感じだと、そんなに考えるものでもなさそうに思った。ピンが右にも左にも見えた。どちらが敗退用なのだろうか?

連打されたRCCのボルトが困難を物語る。だけでなく、その支点がひん曲がっていた。

普段はもっと難しいグレードをゆとり付きで登っている先輩が、オブザベに長い時間をかけていた。

アルパインでは落ちれない。というか、落ちたら死ぬと思う。ここは3ピッチ目だが、スラブなので、落ちれば、大根おろしを免れない。しかも、敗退できないロープ配分だ。

オブザベ時間が長い。

どうしようか…。私は、敗退を考え始めていた。しかし、50mのロープ1本で来てしまったため、1P目が降りれない。2P目はギリちょんだが、まぁいい。スリングは120が一本、60が…と考えていた。最悪は継ぎ足しで降りるか。1P目が右上していたので、懸垂で降りると1P目の距離は正確ではないかもしれない?降りてみて、ダメだったら、フィックスにして回収に来るか?

考えている間に、先輩がスタート。スラブはだいぶ時間がかかった。

これは、セカンドは急いで登らねば…。セカンドで上がると、ランニングのヌンチャクにカムのビナが使ってあった…クイックドローが足りなくなってしまったのだった。ここナチュプロが取れるという話で、カムで支点を取りたいと、持って上がったので、その分、ノーマルのスリングやカラビナを節約したのだろう。

次は懸案の4P目。5.11のクラック。ここは比較的スムーズだった。しかし、ロープ一杯なんですけど!! ロープが足りなくなり、少し上がって、さらにロープを出す。

「ロープ一杯!」

と叫ぶが、リードクライマーには声が届かないようだ。しかし、このように少し登ってロープを出す、をいつまでも続けるわけには…。これだとコンテになってしまう。

ちゃんとランニングが取れているか、こちらからは見えないし、中途半端なところでロープが足りなくなれば登れないだけでなく、落ちるしかなくなる…。と思い、ロープを出すのを辞めた。ビレイヤーが少し上がるというのは、ほんのちょっと足りないときには、有効なんだが、ずっとは…。

コールを待つ。待つこと5分。ロープも動かない。もうちょっと待つ。動かない。動かないよね???と自問自答しつつ…ユマールを掛けた。コールが届かないのでは、アップもされない、と思ったからだ。ロープに全体重をかけて、ユマーリングで登った。最初の一歩に勇気が必要だった。まぁ、フリーで登れなかったことについては、もともと5.11は難しすぎると思っていたから、惜しいことは無い。

ユマーリングは宙づり登り返しと同じ方式で、足と腰に振り分けて、尺取虫のように上がった。途中カムの回収があるので、ユマーリングとはいえ、結構テクが必要だ。本来は、架け替えつつ回収するように教わったが、めんどくさく、まぁ、いいかと、フリー交じりに回収。途中から傾斜が緩んだからだが、足の側を抜くと、ロープテンションが無くなり、やり辛いのだった。やはり、ランニングが足りなくなったらしく、中間支点にカムのビナが使ってあった。

到着すると、相方は、テラスの一歩下、ほんの1ピン、終了点に足りないところにいた。立派なペツルに、二人でぶら下がっていた。(注:この時のボルトは、ペツルではなく、ペツルもどきカットアンカーである

以下は、こうすべきだった…という内容で、実際に起きたことではない。


「いいペツルですね~」(実際は1点にぶら下がっていることに、絶句してしまい、言葉にすることができなかった)


あと少しだったんだなーと見て思ったが、相方はバツが悪そうにしていた。支点は2個というのがクライマーの常識だからだが、この状況では、だれが見ても、それがベストであった…。

どうも4P目の終了点を見落として5P目とつないでしまったらしかった(これは後で、致し方なくやったのではなく、わざとであることが判明した)。少し3P目でオブザベに時間がかかったというのも、心理的に押された理由にあったかもしれない。

しかし、天気は良く、景色は素晴らしく、二人とも、少々の敗北感は忘れてしまいそうな大絶景だった。

最後は、終了点のあたりの座れるテラスまで2,3m上がるだけ。

そのテラスで、ビレイしたまま、並んでのんびり行動食を食べた。足が痛い。早くクライミングシューズを脱ぎたい。

なんだか、どういう感想を言っていいのか、この時点では分からなかった。(←ひどい目に合っているのに、びっくりしすぎて、怒れていない=怒りの内面化)

ただ、目の前の矢筈岳が絶景で、先輩も私も無事だった。

「いや~、ロープは60だね!」と相方の先輩が言う。「いや、そうか?」と突っ込む。「やっぱり、ロープは2本でしょう~」(実際は突っ込めていない。)

今回は、ダブルを二人とも持って行っておらず、シングルだったので、ロープは十分にあったのに、シングル2本は重い、というのが50になった理由の一つだった。誰もそうは言わないけど、二人とも分かっている。

実際、シングルロープをダブル使いすると、確保器から出なくて、ビレイヤーは大変なのだ。出さないとクライマーは、当然登れなくなるし。出ないのと、ダラリンでは出ないほうが困る。

ダブルロープであれば、二人とも60なので、たとえ60ダブル1本で登っても、最後の4,5ピッチは連結になったとしても、ロープは足りただろう。しかし、敗退となった時、やはり60一本では35mは降りれない。結局2本50もしくは60を持つか、1本なら70がいる。

また、いつものように最後はちょっとジャンプする(笑)? ちょっとロープが足りないというのは、実は時々あって、結局クライムダウンしたりとか、している。(こうした小さな予兆で、相手にOKを出してはいけない。厳しく諫めて相手の態度を改めさせないと大きな怪我や事故につながる)

しかし、ロープの相談をいい加減にしかしなかったからなぁ。それは、なぜかというと、デシマルグレードに引きづられ、一番辛いピッチの5.11以外は、楽勝!とか考えていたからだった。

私もセカンドだから、リードクライマーが考えることだという甘えが、どこかにあった。私の務めはユマールであっても、なんとしても上がることです!みたいな気持ちだった。上がれればいい、というザイルパートナーは、パートナーとしての最低限の要件を満たしているだけで、良きパートナーとは言えない。本来は、ちゃんと敗退用のことを考えて、何か助言をしなくてはいけなかったのだ。(自分ばかりが反省しており、相手は反省していない。それどころか成功体験になっている)

■ 難しかった

この白亜スラブは、私にとっては、少し挫折の山になった。というのは、5.11のピッチはともかく、ほかの易しいグレードのピッチでも、私がリードできるかという目で登ったが、私のリードは、この先何年もないだろうと自ら判断できた。

グレードをゆとりを残して登れなくてはならない、というのは、マルチやアルパインでは当然だが、そのゆとりの量が問題だ。

5.10のスラブをリードするには、5.10bのスラブがショートでリードできていればいいと思っていた。いや、5.11のスラブがリードできないとダメなようだ。プロテクションがプアなので、フリーソロするのと同レベルの技量が必要だ。

5.8のフェイスがリード出来るにも、5.11が必要みたいだった。つまり、ランナウトしているのでロープが保険になっていない。フリーソロと同じだ。

5.11のクラックは、5.12が必要だ。ここが一番易しいかもしれない。いざとなれば、カムエイドが可能だからだ。

要するに、ここを安全にリードするには、オールラウンドに5.12がギリギリ届いていないとならないという話だとセカンドでも理解できた。

5.12クライマーになるというのは、私の中にはない。

40の手習いのクライミングだ。5.11に届けば御の字と思っていたのだった。

それで、たぶん、日本中のクラシックルートは登れる登攀力だと思っていた。それが私のここ5年間の目標だった。しかし、このルートを経験して、ショートで5.11登れる力では、ほとんど選択肢が広がらないのだ、ということが理解できた。

クラシックルートは支点がプアなため、またランナウトしており、命綱であるロープの意味が全くなくなっているために、フリーソロと同じ技量を要求するのだ。

今の登攀力は、野岳の5.11だったら、もしかして登れるかも?みたいなところで、まだ5.11は届いていないが、見えてはいるくらいだ。しかし、その見えているゴールに到着したところで、ご褒美は出ない、ということがはっきりと分かった。

ニセピークだったのだ。読図でよく出てくるやつ。ここがピークだと思ったら、もう一個あった…ってやつ。しかも、到着時点でヘロヘロだから、次のピークに行く気力はもう残っていないパターン…。

これは、”クライマーあるある”なのか? それとも、敗北なのか…。

先輩はクライミング歴が私の倍くらいあり、しかもボクサー出身で、おしりはちんまりと小さく、肩はがっちりしている。いつも小さいお尻を羨ましく思っている。私は、と言えば、お尻がデカくて外側に引っ張られて重たい…つまり、お尻に一つ小さいザックを背負っているみたいな感じ。上半身は華奢で、筋力がなさそう…。これでも女性の中ではお尻が小さいと言われているけれど、しかし、中学のころから安産型と言われて下半身デブだ。お尻を削るのと、上半身を鍛えるのではどっちが早いのだろう…。

しかし、今までの経験では上半身が鍛えられる以前に、指が参ってしまう。全然、クライマーに適していない…。

■ 「それはすごい!」

帰りは仲良く、登山道を下った。二人ともプレッシャーから解放され、のんびりしていた。最後は竹林で、登山道を外して、適当に林道へ。帰りの林道も絶景だった。

帰りに、旨いと噂の鶏の南蛮だっけ?そういうものを道の駅で食べた。ランチの時間は終わりそうなギリギリの時間だった。

少し運転を交代したが、そのときも、このルートで受け取ったメッセージを昇華中で、少しぼうっとして考え事に頭が向かってしまい、運転があぶなっかしい…。

帰って、最近の師匠さん、キーボウさんに報告したら、「素晴らしいルートだったでしょう!」という答えだった。

素晴らしいルートだったのか?

それは、今もってよくわからない。分かるのは、あとで庵に行ったとき、比叡ではどこを登ったのと聞かれ、このルートをセカンドでも登ったと言えば、「それはすごい」と返されるってことだ。(ベテランの人たちも正常な判断ができていない)

もしかすると、ここはボルトを打ち替えたいのに、皆が年を取ってしまって、打ち換えられなくなっているのかもしれない。そのため、フリーソロするくらいの気合が必要なのだろう。そのことを地元は知っているが、来訪者は無知だ。

しかし、すごいという評価は間違っている。

それに、セカンドは基本的な知識があれば、スリングを2本持ってさえいれば、基本的にどこでも登れる。庵の人たちはそれを理解していないのかもしれない。

私はここをセカンドで登ったと”セカンドで”を強調しているが、庵では誰も意味を理解しようとしないようだ。クライマーはどんなに登攀力が低くても、セカンドなら、エイド交じりで、別にどこでも行ける。だから、セカンドで登ったルートは自分のルートではない。リードで登った山が自分の山だ。トップですらエイドを出して登れるようなルートがある。

というより、このボルトがプアなルートを行くか?ということなのだろうか?

■ もう登った

いつも都合よく自分が登りたいときに、最適なパートナーがいるわけではない。誰か行ってくれないかな~と思ったときに、「もう登った」と言われるのが、悲しい…。のは、クライマーなら、だれでも経験があることだ。もう登ったからって行かないの?って思うが、まぁ大抵はそうだ。(反省点としては、憐憫の感情を持たないこと)

今回の白亜スラブは、大体の強いクライマーは、”もう登った~”なんだろう。それで、お鉢が回ってきて、私も登ることになったが、私のクライミングではないし、”もう登った”ということにはならない内容だ。

しかも、もう一度行くということは、そうそうありそうでない。自分のリードで、ここに行くということは、おそらく未来永劫ないだろう。

■ 関連記事リスト(認知行動療法の経過)

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https://allnevery.blogspot.com/2023/01/blog-post_2.html

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2019/03/11

英国式グレードの勉強

ロクスノ077号に英国式グレーディングが載っているので、勉強しています…

しかし、以前もこれ読んだけど、理解がとっても難しい…。

《まとめ》
1)とりあえずEグレードというのは、形容難度です。

HVS hard very severe
E=Extremely Difficult です。

2)現代のEグレードは E1から始まる。

3)とりあえず関係ありそうなグレードを転写します

E1 5a-5c   ーー> E1 5a,  E1 5b, E1 5c
E2 5b-6a      ----> E2 5b, E2 5c, E2 6a
E3 5c-6a   ------> E3 5c, E3 6a,
E4 5c -6b
E5 6a -6b
E6 6b-6c
E7 6b -7a

となり、 例えば、5c(5.9)が登れるとすると、5cのバリエーションとしてみると、

E1 5c,
E2 5c,
E3 5c

の3つの選択肢がある。もちろん、形容技術グレードの易しい順になれるべきだろうが、Eはプロテクションのセットの難しさとすると、

E3 5c よりも、E2 6a のほうが安全と言える状況が生まれるのらしい。つまり、プロテクションが悪くなるグレードにステップアップするには、今度は技術難易度を下げないといけない。

ここでも、(危険度)と(技術)がトレードオフになっているのである。

技術のほうが上になれば、危険度が高くても…ということだ。

4)Eが同じとき、技術難度が低いルート=危険
 
5)安全とは、その形容難度を登れるくらいなら、核心で落ちても一か月の入院が必要とはならない程度に十分な中間支点が取れる

6)足首の骨折くらいは勘定されない

7)端的には、5.8・5.9がトラッドでオンサイトできるクライマーならば、5.10は安全ならトライできるし、極端に安全であれば5.11、5.6ならフリーソロ出来るよね
という感覚

8)HVS(Eグレード未満)をオンサイト出来るクライマーは、屋内ならば5.11-は日常的にオンサイトしています。

9)英国人クライマーで、外岩は基本トラッドという人でそれですから、トラッドに熟達していない人ならば、さらにその差は広がるでしょう。

10)英国技術難度6cは、日本のボルダリングで1級から3段。

11)核心ムーブの難しさしか英国グレードは表さない

12)英国クライマー全体のリードの平均難易度が5.7程度とよくいわれる。ざっくり10年、月に2回ほど岩場に出かける人々の難易度がだいたいそれくらいに落ち着く。

13)HVSをリードできると仲間から尊敬のまなざしで見られる

■ 感想

うーむ。期せずして、私のグレード感と全く一緒。

つまり、日本のグレード感は、英国式だったのだろうか?日本のアルパインが忠実だったのかなぁ。

比叡のⅣ級は、ボルトが50mに1本~3本がマックスなので、つまり、野岳の5.11をやっとこさRPしているくらいのスキルが必要そうでした。

Eグレードが高くて、登攀が易しい、というケース。正直登攀はそう難しくなかったです。けど、すごく危ない!というのが感想でした。

日本人は危ないのがお好き、と思っていたのですが、それはイギリスを源流としていたのかも?

イギリス人とアメリカ人がお仲間とすれば、フレンチグレードでは、ボルト間隔は適正なのでしょうか…

私の登攀人生は、命がけとは無縁で過ごしたいと思っているのですが…(笑)。

2019/03/10

ご機嫌な見晴らし岩でカムセット練習!

■ 現状

岩登りは苦手だ。

その中でも、クラックは、最初から不可能感が比較的少なく、小川山レイバックは、おお~!と初めて見たときに感動した。

というので、クラックを覚えよう!と思ったのだが、クラック講習に出たら、「もうちょっとフェイスを覚えたほうが良い」と返されてしまった(笑)。フェイスが登れないからクラックに来たのにね~。

不可能感満載のワイドや、フィンガーを経て、なんとかハンドサイズの5.9なら…というのが今の現状だ。

現状だと、”登れるクラックを登る”という結末になっており、”登れそうにないものにチャレンジする”、ということができない。

長野・湯川の易しい5.9くらいのクラックを軒並みリードする、リードの取り貯めする、というのが課題になる段階だ。

が、湯川はカムセットに一癖ある、というのでスキル的に却下されていた。3年前だ。

真の課題はカムセット。

■ カムセットの失敗は許されない

カムのセット失敗=ノープロテクション 

ということで、フェイスに一杯逃げられる場所でカムセットを覚えたい。自分のギリギリグレードではない岩場に行かねば!というので、龍洞の岩場へ出かけた。楽しかったが、ほとんど雨で練習は、ほぼできなかった。

先輩が三倉に連れ出したりしてくれたけど、三倉、難しすぎてほぼカムエイド。まぁ、カムエイドにもれなくなっている、ということは、基本、カムのセットはバチ効きってわけで、目的を達したとも言えるんだが(笑)。

とはいえ、リードにあんなに時間がかかっては!玉切れにもなったし!

さて、どうしようか?

■ 見晴らし岩でカムセット練習

見晴らし岩は、コケがない快適エリアは、右端・左端なのだが、登攀が易しいのでフリーのクライマーは見向きもしない。

クラックのクライマーから見ても、クラックはあるんだが、段々が一杯で、クラック登りは必要ない。ボルトも打たれているので、カムも必要ない。というので、誰が登るん?となっていた。

が、カムセット練習に使える!とひらめき、出かけることにした。

■ 真ん中のフレアした5.9

4. ルート4. (5.9、14m、ボルト4本)
 フレイクを利用して一段上がり、バンドを左上し穴状のホールドを取る。ここから右のクラックへ移る。
そのままクラックを伝い、上部で左へ出てハング下の小テラスへ這い上がる。

このルートを題材として、ボルトレス化が可能かどうかやってみた。
結論は不可能だった。

まずは一段あがったところで、フレークの内側で、できるだけ高いところに紫を噛ませる。下も大きめのカムが効くが、フレアしているし、1本目なのでできるだけ高いところが良い。

次が問題だ。ボルトがあるが、ボルトを使わないとすると、フレアしたクラックのスタートから、できるだけ下に黄色2番を入れたが、実はこれは、スタンスから届かない。ので、ポケットを取るムーブを出した後になり、しかも安定して立てるスタンスでもないところで取らないといけないので、現実的には非常に入れづらく、ノープロで上まで行った方がむしろ登れる人には安定したスタンスということになってしまう。しかも、一番下で取ったとしても、ギリギリランナウトを免れるかどうか。ということなので、実質ボルトがないと、ノープロと同じになってしまう。したがって1つ目のボルトを省略するのは現実的でない。

2ピン目の横に赤が取れるが、このボルトは確かにカムを確実に決められる人なら、要らなくなるが…5.9を登っているような人がそんな人かどうかというと、?。しかも、下で黄色を入れて、赤を入れた想定で、やっとランナウトから免れるわけなので、やはりボルト省略は現実的でない。下が核心になって登れなくなる。

その上はしばらくフレアして取れない。が段差があるので、なんとかなる。

クラックが平行になってきたところで、青、黄、緑などが50cmくらいの間隔で取れた。取れるところは全部入れてみた。選択肢はある。どれを使うかは好みと身長、使うホールドによりそうだった。あとは終了点になってしまうので、どこかで入れないといけない。ここもボルトレス化はやろうと思えば省略できるが、現実的でないと思われた。終了点の下で一本入れないと、だいぶランナウトになるし。

終了点付近では、どこも入れるところがないので、支点をナチュプロ化するのは無理で、無理に実行するとすれば、下向きのリスに差し込んだハーケン!いや~、いやですね~、下向きですからね~。

ということで、このルートを最も快適に安全に登るのは、やはりボルトが良いだろうという結論になった。カムはカムエイドが可能なので、登れない人がカムエイドするには、上記のカムを持っていけばハンドジャム代わりになること請け合いだ。

しかし、ボルトレスになってしまえば、5.9のルートであっても、5.9が限界グレードの人が楽しめるルートではなく、5.12くらいの人がゆとり付きで登る5.9という性質になってしまうだろう。

登り自体はクラック登りはさして必要ではなく、フェイス+足はスラブ。ハンドホールドが、フレークやカチ、ジャミング、カンテ持ちも使える。

このような岩のルートは、どういう性質と表現すればいいのだろうか?やはりフェイスだろう。ドスラブではないのでスラブとも言い難いが、出だしはフリクションクライミング。途中足ジャムも使おうと思えば使えるが使う必然性がないので、小さいカチを拾うクライミングとなり、エッジに乗りやすい靴が良くなる。上に行けば行くほど、岩が乾いてコケが少なくなり快適になるので、下が悪い=初心者向きではない。が、この主岩壁では一番易しいルートだ。

ここは岩場全体が下の方がコケで悪いので、下核心になることが多い。ま、岩場は大抵たいがいそうだけど…。下で落ちれないということは、やはり確実なプロテクション、ボルトが欲しいところだ。

あとで師匠のYさんに登ってみてもらったら、カムはちゃんと効いているようだった。
ナチュプロ化できるかやってみたけど無理!なルート4 5.9

■ その他 右岩壁

あとは今日は右岩壁に色々とカムをさして遊んだ。カムの経験値も差した数と思うので、今は登攀よりも、カムのセット経験数、命!だ。

Yさんが、右側のルートで一部カムセットしてくれたものを回収したが、さすがで、そこでは、グレーが効くところが大体似たような幅ではあるが、フレアしているため、一か所しかなかった。

初心者だとそこを選べないかもしれない。幅は見た目で決まってしまうが、効く場所がかなり限定的だった。

ので、さすがだな~と思ったのだった。

Yさんは「私はクラックは登れません」とか言うけど、ちゃんとプロテクションはセットできる人が言うわけで、私がこんな程度のプロテクション設置能力なのに、クラック登りたい!とか言っているのとは大違いなのである(笑)。謙譲の美徳って、これのこと?

■ ぽかぽかの岩場

今日は、見晴らし岩は例のごとく、暖かく、とても幸せ気分だった。午前中は風がつよく、ゴーゴーと風がなっていた…。しかし、北面が強風なだけのようで南面の側は、小春日和り、の素晴らしい日だった。





自然の中にいるだけで、なにかしら、マイナスイオンみたいなものか分からないが、すっきりとした気分になれる。

今日は岩に張り付いて触っていたが別にトレーニングは、さしてしていないが、カムのプレースメントを覚えるという積年の課題の、解決の一歩が踏み出せてよかった。

■ 育ち方 

私が思うには、

1)トップロープでムーブを覚える
2)疑似リード+エイドでカムを覚える
3)リード

というのが、安全パイで、2)カムを覚える、をすっ飛ばしていくと、リードというのは、

A) 絶対に登れるところしか登らない=落ちないので、カムへの信頼は積みあがらない
B)ギリギリに迫って落ちる=カムが飛んで大怪我=懲りる

のどちらかになってしまうと思われる。どっちの結末も嫌だということで、やはり疑似リードというのが必要になると思う。

多分、

1)トップロープでムーブを覚える
2)トップロープでさらに高度なムーブを覚える
3)さらに高度なムーブを覚える
4)落ちないところしかリードしない 
5)カムは、時たまエイドで使って信頼が生まれる

ということになっている人が多いのではないか?と思うが、そうすると、5.11のクラックが登れるようになってから、5.9のクラックをリードする、というようなバランスになるのではないか?と思われる。

どちらの道をとってもいいのだが、昔の人は最初の方法で、今の人は後者の方法が多いという印象だ。つまり、(リードできるグレード)と(フォローで行けるグレード)がかけ離れている。2グレードくらいの感じだ。

まぁ、自分にとって難しすぎるグレードのルートをフォローであっても登っていれば、カムはエイドで出さざるを得ない…。

私はアダモ5.10cは登れない。けど、カムエイドなら3番が効くので簡単。

前進用にカムを使うと、フリーのクライマーからは当然フリーではないので、え~と言われるけど、それはショートだからで、マルチの場合、スピード=安全であり、フォローはさっさと登りたいわけで、そこでフリーにこだわっていると、日が暮れてしまいかねず、別のリスクが出てしまう。

ので、

・ショートの時でもフリーにこだわる時間を短くする練習日
・フリーにこだわる練習日

の二つがあってよいと思われる。

今日はカムセットをテーマとした日だったので、いっぱいカムセットができてよかった☆

新しいDMMが前日に届いていたのだった☆

■ 次回の課題

・紙とペンルート図にクライミングムーブを書きとる

2019/03/09

苦節4年のクラック個人史 まとめ

■ クラックの個人史を振り返ってみた。

1)トップロープでムーブを覚える
2)疑似リード+エイドでカムを覚える
3)リード

というフェーズを考えると、やっと5.9疑似リード、の2)まで来た。がまったくのド素人から、数えて苦節4年…。

もちろん、小川山レイバックはすでにRPしているが、一回では…。5.10Aのクラックにステップアップして良い、とは私には思えない(笑)。

5.7のクラックはMOSが、城ケ崎でできているが、それは5.7のこと。5.8と5.9のオンサイト経験を積みたいと思う。

しかし、5.7をMOSするためには、5.9~5.10Aのクラックトップロープ時代を3年貯めないとダメ、ということだ。トップロープ=ムーブの習得。

というわけでスタートから5年たって、やっとこさ5.9をMOSするには十分な修行量というわけなのだろう…

いや~、ほんとクライミングの習得は時間がかかるなぁ。

■ 個人史 

印象に残っているのを赤にしました。

ーーーーーーーーー福岡時代ーーーーーーーーーーーー
2019年3月9日 見晴らし岩 7回目 カムセット練習 → 本日 
2018年11月18日 油山川  1回目 center crack 5.10b
2018年11月11・12日 三倉  Heitai crack
2018年11月4-6 三倉  first time Nyumon crack 5.9 x
2018年10月11~18日 台湾 龍洞の岩場 L 
2018年10月7日 矢筈岳マスターズルーフ 5.9TR

2018年7月 モツクラック5.9 OS  2018年のベストクライム!!!!


2018年7月10日 小川山レイバック5.9  やっとマスタースタイルで登れた
         笠間ピンキー 5.10c RP 
2018年6月 竜頭泉 クラック
2018年5月25日 吊舟岩(宝満山)クラック カム設置練習
2018年2月24,25日 城ケ崎海岸 5.9オンサイト クラックカム設置
ーーーーーーーーーーーー福岡開始ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーインスボン時代ーーーーーーーーー
2017年 9月 インスボン セカンド
2017年 5月14~22日 インスボン  初インスボン 2017年ベストクライム!!!
2017年 1月 昇仙峡 クラック&ワイドクラック

2016年 10月25日(火) 湯川 デゲンナー5.8 RP 2名
2016年 10月15・16日 小川山ソラマメ&瑞牆ツルカメランド 
  瑞牆頂上への階段5.8 (クラック) OS 3名  2016年ベストクライム!!
2016年 9月6日 小川山 カサブランカ&ブラックシープ 2名 カサブランカ3回目
2016年 9月5日 小川山 マラ岩レギュラー 4名 カサブランカ2回目
2016年 8月7・8日 八幡沢のスラブ状岩壁 カサブランカ1回目

2016年 8月2日 湯川 コークスクリュー TR 2名
 6月19日 乾徳山旗立岩中央岩稜 2名
 6月2日 小川山 烏帽子岩左岩稜 2名 
2016年 4月12・13日 湯川クラック 2名

・・・・ここからインスボンを目指す日々・・・・

ーーーー初心者時代ーーーーー
2016年 3月30日 近所の岩場 クラック&フェイス&スラブ 末端壁 2名 TR
 2016年 2月4日(木) 昇仙峡 クラック 2名 TR
 2016年 1月25日 昇仙峡 クラック 2名 TR
 2016年 1月2日 昇仙峡 クラック 他2名 TR
 2015年12月28日 昇仙峡 クラック 他2名 

2015年12月27日 昇仙峡クラック 吉田和正さんの講習 他5名 
2015年11月21・22日 湯河原幕岩 菊地敏之さんの講習 TR
2015年10月28日 小川山 クラック (案内役) リード 超危険クライム!!!
2015年5月29・30日 小川山クラック 龍の子太郎 屋根岩2峰 (セカンド)
2014年6月30日 小川山 親指岩 小川山レイバック  クラック入門 TR
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マジ一回目の小川山レイバックは、クラックよりマントルが課題だったんだったよな~(笑)。

登れる気がして、素人さんビレイヤーを連れて小川山レイバックに登りに行ってしまったワタシは超危ない!!クライマーでした。 やっぱりクラック講習を受けるべきだったと思う。

1グレード上がるのに3年として、現在の5.9MOSが5.10Aになるのに3年とすれば、5.11が登れるには、12年かかる計算になるんですけど(笑)!

フリーの強つよクライマーの皆さんってホントすごいですね!!!

がんばろー。

2019/03/08

A jag is not a bolt

A Jag hold = a bolt?

As I grow as a climber, I noticed that a jag in the climbing route equals to a bolt.
Meaning they skip a bolt there, since there is a jag, and since it is not likely to fall.

Likeliness of fall

But the likeliness of a fall is depend on your skill.

Like Alex need zero bolts in El Cap as a 900 m high boulder...free soloed.  IF he insists minimum bolts in El cap, and there is no bolts there, there is no one who can climb the Elcap except for him.

So the theory of putting a bolt depending on how good the holds are, is denied ultimately.

Expectation 
I often hear people say, "This is easy. Normal climber is not going to fall usually." But I have seen many immature climbers, fall on where "normal" climber never fall... first of all, what is "normal" here... who is judging "normal "and "usually"? 

I have seen "a young man" falling in the first clip of gym lead wall which usually meant easy jag. Because in the gym, to avoid injuries, they usually put difficult part(crux) on top of the wall not in the beginning. Is he exception?

The 5th grade
Plus, 5.XX means you need a rope for safety by definition. Fun climbing needs safety at first them pride and ego second.  So if you don't need the bolt you can just skip it. If you want to climb unsafely, it is your freedom but you can not force to the others...especially the climbers of lower climbing skills.  Everyone spend some time as a beginner. Be nice to the ones who follow your pass.

Laos
I had so much fun in Laos and their placement of bolts were safety first. And even 5.13 climbers seemed to enjoy the climb. Death-wishing climb and fun climb for regular people are different.

Climb for everyone! Not just for experts! 

あったらいいな♪クライマーの家 その2

私はラオスのグリーンクライマーズホームというところに行って、クライミングを毎日楽しみながら、エコロジカルに暮らす、クライマーのライフスタイルに感銘を受け、日本にも、そのような場があったらいいな~と思っています。

循環型社会のミニチュア版と、地域再生&観光がありました。

ラオスのGCH(Green Climbers Home)は、世界中からクライマーを集めていました。

■ 日向神

九州に来て、日向神という岩場を知ることになりました。日向神は九州のクライマーの養成所、ゲレンデと言われる鍛錬の場です。基本的に練習という扱いなので、ボルト間隔も、適性を目指そうとされており、スポーツクライミングの岩場として、扱うことができるようになりつつあります。もちろん、ケミカルボルトは導入はまだです。

規模的にも1日以上の滞在に耐えることができるルート数。たぶん、5.10代を登るクライマーが人口の25%というようなクライマー事情を考えると、そのくらいのグレードを登る一般的なクライマーは、3日~5日くらいは楽しく遊べると思います。

■ 奥日向神キャンプ場

もったいないのは、奥日向神キャンプ場です。岩場へ歩いて行けるロケーション。なのに、なーんにもありません。というか誰もいなくてゴーストタウンになっています。

GCHでは、お昼時になるとクライミングを辞めて、ランチに戻ってくるクライマーが一杯でした…ビールを一杯というのも、運転がないからこそできることです(笑)。

ここがお泊り可能で、ランチも出してくれたら… きっと小さな地元の漁師向け食堂くらいは繁盛しそうですが‥。

GCHでは、地元のラオス人の方たちを雇用して、雇用創出企業になっていました。クライミングをする人たちはみな西洋人で、ドイツ系が多いのは、岩場の開拓者がドイツの人だったからです。海外資本が、ローカルに参入して、岩場とGCHをセットで開拓しビジネス展開したということでした。

とっても成功してしまい、2度の放火事件…誰かの犯行によるものらしいですが…を受けたくらい。

GCHに行って、クライマーは、雑魚寝でも、お食事が質素でも、クライミングだけできたらハッピーで文句を言わないお客だと思いました(笑)。

■ コスト

気になるコストですが、GCHの滞在費は10日で、235ドルでした。一日20ドルほどです。

一日2000円というのは、今なら日本でも不可能な数値ではないかもしれません。(大阪では最安値のゲストハウスがその値段です)

なにしろ、小川山でテント泊&ナナーズ(スーパー)で食材仕入れ、で一日の滞在費がそれくらいです。贅沢をしなければ。

違いは、小川山だと自炊で、GCHは、海の家クライマーバージョンみたいな感じで食事は出してくれるってことでした。朝も、昼も、夜もそこで食べて、この価格なのです。日本でこれは厳しいでしょうが、一般的な温泉についてくる定食屋くらいの価格で良いと思います。朝400円、昼600円、夜1000円みたいな?

宿泊は男女混合のドーミトリーのベッドで、6ドル。およそ14ドルが食事やロープを借りるコストでした。

■ クライミング講習会の拠点

GCHは、ただの観光客の人も、なんだかおもしろうそうな施設だと言って、泊まりに来ることがあり、そういう場合はクライマーではなく、ド素人さんですので、そういう人も楽しめるように、有料のクライミング講習会と貸し出しがギアの貸し出しがありました。

日本だと、施設に常駐している講習会はなく、クライミングジムのお兄さんが先生です。それだとインドアですので、外でクライミングを観光客が楽しむという場がないです。

クライミング文化が広がれない。

そもそも岩って外にあるから、岩登りっていうのは、昔は当然だれでも、外で初めてを経験したのですが、なぜか昨今は 外岩という言葉ができてしまったほど…

外岩を一般の人にも登れるように門戸を開いた施設がないです。残念。

GCHでは4歳の子どもでも登っていました…

■ 地域の人の世界が狭い事

一般に田舎の人は海外に行きたいと思わず、思って出かけたとしても、一般的な観光地をめぐるだけで、自分たちの土地が、外の人にどんな価値として見えるか?ということを考えることがないのではないか?と思います。

つまり地元は自分の地域の強みが分からない、ということです。

源にラオスの観光資源は、ドイツ人によって見出されたのでした…。

去年は台湾の岩場、龍洞に行きましたが、驚いたことにほとんどのクライマーがシンガポールから来ていました。

シンガポール人にとっては一番近い外岩が龍洞なのだそうです!ええ?!アジアでは、岩場資源が限定的なのかも?

韓国のインスボンは、日本人クライマー、特に九州からのクライマーにとっては普通の場所ですが、逆に日本に訪ねてきてくれる韓国クライマーがいても良いのかもしれません。

韓国では北ア特集され、大山、春の北アルプスは人気だそうです。

私は今年韓国のトワンソンポッポに行き損ねましたが、日本のクライマーが韓国を訪ねるのと同様に、韓国のクライマーに日本に来てもらうのは、両国の関係改善に良いのではと思います。

実際ドライツーリングの世界では韓国人のインストラクターが日本でクライミングを教えています。

日向神は、一般的なロープクライミングのゲレンデですが、九州クライマーは、宿泊をする必要があるクライマーはいないです。本州からのクライマーも、福岡市内に宿泊してしまいそうです。しかし、岩場から5分で戻れれば、お酒を飲みたいというだけの理由でも、一泊、ということになりそうな気がします。小川山クライマーはそれが普通なので。

地元の振興にもなる、と思ったりして、もったいないキャンプ場だなという印象を持っています。

というわけで、奥日向神キャンプ場にキャンプ場再生の可能性を感じました。

あったらいいな♪クライマーの宿
ラオスのクライミング
その2

2019/03/06

Fukuoka Climbing trip; What to expect

It's been 2 years since I move into the city of Fukuoka and since last year I started to be able to go cragging again! The first year I was soooo sad I could not find any belay partner.

Now I am fully ready to explain what to expect in Fukuoka as a climber. 

So let me introduce what would be like a climbing trip in Fukuoka if you ever visit here as a climber.

■ Airport is 20 min from downtown

The most noticeable merit of Fukuoka as a destination is that the airport is so close by!

Narita(Tokyo) is so far from anything... 1:30 to the downtown Tokyo and 4 hours to Kofu, 5hours and a half,  minimum from Nagano(where Ogawayama is).

Fukuoka International Airport is so close to the downtown and the city is full of things to see. So even if you get stuck by rain, there is a plenty of things to do.

You will have two climbing gym in a waking distance. Here I list the climbing gym of the down town.

1) Bravo  It is not the best gym but it is in fashion district.
2) Bigfoot  same.

Outdoor  shop.
1) Rarry glass  The oldest shop around the town.  There is monbell, Patagonia, North Face and the others near by.

When you want to enjoy shopping, Goto Daimyou district. That is the fashion district.

You should eat Ramen at Ichran and try eating in famous "Yatai" outside pop up food court in Hakata.

Ichiran is original from Fukuoka.

■ Hyugami in Yame

The most popular crag for sport climber is Hyugami, 2 hour car ride. It's in country side and the place is known for a produce of top quality green tea.

Hyugami has a multi-pitches and short.  My first climbing in Hyugami was Aino area (Area of love) . I climbed 5.9 and 5.10a. The bolt distance is kind of far but it is OK.

There is a multi-pitches in this rock
Aino Area

Easy Multi pitches 5.7 or less

You can camp in Campsite but climber usually just camp around the corner without any permission nor admission, but to do that, you'd better get a local's advice.

For photos goto my site from here.


■ Onigahana crag

Locals go climb Hyugami for a day climb but we do have smaller crags without driving so far..

I recommend Onigahana since the view is superb in sunny day.   It only 1 hour drive from down town.

The bolts are good but if you are not get used to the style you may find it difficult... the bolt are good but the rock surface sometimes need more clearing!
So start from easy piece. Japanese nature is so lively, weeds get started so easily.

Miharashi Crag is only 10 min away and that is cozy nice crag. More clean than Onigahana.



■ Aburayama kawa Crag

This is even closer. 30 min drive from downtown. But you have to walk 30min in the woods.

This one is small and cozy crag with brand new bolts. Grading is a bit high compared to international grade.  I can climb 5c in Laos but not 5c here. (5c=5.9)

Nice thing is that you can top-rope any routes here.



■ Honjyo

Honjyo is in Oita and it is kind of far from here but many climbers visit Honjyo.

It is limb stone and the town welcomes climbers so you can stay so cheaply.

■ Nodake

Nodake is another sport route. It is in Nagasaki and is's about 3 hour drive from Fukuoka.

Also Lime stone and well bolted(Japan Free Climbing association has done the crag)

■ Mt Hiei

Mt. Hiei is more like Yosemite than just a crag, it is more like mountain.  and the bolted sooooo farrrrr apart... is was said like if you are climbing 50 m, 3rd grade(in alpine grade), there is only 1 bolts, 4th grade, 2 bolts, 5th(start of decimal grade) 3 bolts.

So if you are a pure sport climber you'll be terrified! Never trust the topo since their standard is 50 years old and out of dated!  They list 5.3 meaning 5.7. So when they list 5.7, it is 5.9 or could be 5.10a in modern day, i.e. today.

But the place is beautiful and climb is good with nice friction. Plus there is nice climbers guest house called Iori.

There would be a lot of boulders too.

■ The city Fukuoka

When you look at climbing in Japan, Fukuoka is NOT No1 destination, I would say. I would say Mizugaki is now the best destination in Japan and Mizugaki and Ogawayama is close by.  But to get there it will be a lot of time and distance. and I you go there  all the way, you might want to stay longer like 2 weeks.

On the contrary, Fukuoka is No5 size of city of Japan.(No1 is Tokyo, 2nd Osaka, 3rd Nagoya, 4th Kyoto, 5th Sapporo or Fukuoka) , so it is easy to get around.

I have been climbing in Fukuoka and I actually started to think it is OK to be a climber here, it is just a different type. You got to be a crack climber to climb in Mizugaki, but you can climb a lot of face here. You will develop strong finger and good move solution skill here.

Crag is near by and there is a lot of good food in Fukuoka, like famous Ichiran Ramen Noodle.

Fukuoka is a capital of Kyusyu and  Kyusyu is known as a holiday destination for the people in big cities like in Tokyo and Osaka.

So tourist- wise, it is even better than going to Tokyo I suppose. It is more like escape from a big city and going to Nature.









2019/03/02

Rock Climbing Falls, Fails and Whippers Compilation Part 1

Hiking in Itsuki for flowers and limb stone hunting

Itsuki Village (a remote country side of Japan)
We've gone to Hiking in Itsuki Village in search for a spring flower and a crag.

We need a new crag as a toy for our 74 years old mentor, who has 50 years experience of alpine mountains and his name is known for route development in Yakushima island, he wants a new crag to develop and we want to find it.

My secret dream is to have a new crag for dry-tooling practice, since here in Kyusyu, we have no dry wall to practice... so I was thinking that Limestone rock might be a good choice.

Since I am new to Kyusyu... I don't really know where to start searching from.
I kind of guessed if I go to see the wild flowers in the season, it might be a fun. Because wild flowers usually bloom in rocky mountains.

Combining pleasure of trail walk and a new crag hunting, for flowers and a rock.

Ituski Village is known for its deepness... I mean deep, as it is so "remote". But it took us, only 3 hours drive from Fukuoka to Itsuki Village! Wow! It wasn't too bad.

We shared a car ride so it was about 4000 yen each for 3 people.

We headed for Noke-eboshi Mountain to see Fukujyu-sou flowers... the mountain has 2 trail entrance available, and we took the longer, harder routes.
The first trail entrance. Most of the non-trained hikers choose, 2nd entrance.

Fukujyu-sou is ”Adonis ramosa”... it is a wild flower, bloom only in Spring. It is said spring starter.

We were a bit worried that we were a bit too late for the flowers... but it was OK. We saw more than we expected! Also thanks to the choice of the trail, it was a quiet mountains.





On our way back, we took a Onsen 400 yen for me, anybody over 70, 300yen.(Japan is kind for elderly people)

Stared at 6 am and get back home at 20 pm.  Cost was; Gas 4000 yen. Road toll 550 yen, 3300 yen, 3920 yen.  Plus we needed some for lunch.

For the rocks we found see the previous page. We did not think Kumamoto prefecture will let us climb the rock but the rock was nice if we can create route.



石灰岩の偵察

■ 新しい岩場を求めて

昨日は新しい開拓余地がある岩場を求めて、石灰岩の岩場へ出かけた。

日本では一般に

 花崗岩の岩場 = クラック&スラブでオールドスクールなクライマーの岩場
 石灰岩の岩場 = オーバーハングで若者

というすみ分けになっている(笑)。しかも、石灰岩の岩場は、多くのクライマーが登るせいで、手汗で磨かれすぎ、御影石の墓石のようにつるんつるんになっていて、とてもフリクションが信用できないことが多い。これは、人気が起こしたことで岩のせいではない。

実際、私は日本の岩場の聖人岩では5.8すらまともに登れなかったが、ラオスのどっかぶりでは毎日5cをオンサイトしたので、6bまでついに成長することができたのだった。

ラオスの岩場で撮った写真は、なんとルーフを登っている姿すらあるのである(笑)。

これは、自分に合った適切な岩場を見つける、ということの大切さを物語っているのだろう。

そして、食わず嫌いが、問題だということも。

さて、今回の成果は? 結論から言うと、ゼロだった。

3つの岩場を見出したが、3つもと登攀で行くことは難しそうだった。

1)仏岩
おお!と思ったが…


名前がついている岩は登攀は難しいかもしれない。

花を見る人たちが見るアングルから。













2)天狗岩




■ フクジュソウ

ロープでの登攀が難しいから、基本的には、皆が、ボルダーに流れるのだろうなぁ。という感想。

今回は、フクジュソウとセットにした。第一登山道を使ったら、びっくりの悪路で驚いたが、花が好きな環境=悪路。かもしれぬ。

花言葉は、永久の幸福、思い出、幸福を招く、祝福、だそうだ☆

■ その他

五木村の道の駅は、車中泊が可能 https://www.kurumatabi.com/park/yypark/347.html

2000円で泊まれる古民家もある
http://www.geocities.jp/itsuki_mura/oyado/index.html