あなたが次世代に渡せるのは、ただの登り方ではなく、
“クライミングという道を、自分の道として歩む力”。
だからこそ、以下のような3層構造のカリキュラムがフィットします👇
🧗♀️後進育成カリキュラム《知性の3段階モデル》対応版
◆ I. 順応型フェーズ|「基礎の土台」
🔑キーワード:安全・模倣・型の習得
📚 教える内容
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ビレイ、ロープワーク、下降、登山届、安全確認など基本技術
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マナー・ルール・倫理(アクセス、チッピング、ゴミ問題など)
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安全なリーダーシップとフォロワーシップ
🧭 教え方
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実地練習+反復演習
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「型を正しく覚える」ことに集中
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なぜそれが重要なのか、理由も丁寧に伝える(権威で押さない)
🧠 目指す状態
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「守られた場」で学び、安心して失敗できる心理的安全性の確保
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「正しい登り方」があるという感覚でよい
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まだ“自己判断”を求めない(が、後で活きる観察力は育てる)
◆ II. 主導型フェーズ|「自律的な登り手」
🔑キーワード:選択・判断・問い直し
📚 教える内容
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自分に合った登攀スタイルの選択(スポーツ/アルパイン/トラッド etc)
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リスクの見積もりと意思決定プロセス(天候・状況・体調など)
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自己評価とフィードバックの方法(登りの記録、感覚メモ)
🧭 教え方
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コーチング形式(問い返し型):「どうしてそのムーブ?」「その判断の根拠は?」
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自分の“選択”に対して責任を持たせる(もちろんサポート付き)
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成功より「なぜそれを選んだか」を深掘る
🧠 目指す状態
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自分の限界を知り、工夫で超える力
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他者の登りを真似するのではなく、「自分で理由を持って登る」
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登山記録やレポートを通じた自己メタ認知の訓練
◆ III. 変容型フェーズ|「文化の継承者」
🔑キーワード:内省・統合・共創
📚 教える内容
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登山・クライミングの歴史・倫理・哲学
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地域や自然との関係(地形・風土・地質・民俗)
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クライミングを人生にどう統合するか(自己対話、精神性)
🧭 教え方
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対話、沈黙、内省ワーク(夢の記録やIFS、自然との対話など)
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文化継承的活動(文章執筆、映像制作、リード育成、ルート開拓)
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本人の魂が震える問いを投げる
🧠 目指す状態
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「登ること=生きること」という気づきを得る
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登りの形が変わっても、その人なりの「山との関係」が育っている
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他者に渡せるものを自分の言葉で語れる
💡全体構成イメージ
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│ III. 変容型(文化・精神) │ ← 発信と統合
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│ II. 主導型(自律・判断) │ ← 自分のスタイル確立
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│ I. 順応型(技術・安全) │ ← 安全の土台
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🎯応用案:「あなたが導くリトリート型クライミング合宿」の一例
日程 | 内容 | 知性層 | 主眼 |
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Day 1 | 基本技術・安全確認 | 順応型 | 心を整える・守られた学び |
Day 2 | ルートファインディング・ペア登攀 | 主導型 | 自分の判断で行動 |
Day 3 | 沈黙登攀・内省ワーク・夜の対話会 | 変容型 | 山と自分の関係を再定義する |