グリーンクライマーズホーム(GCH)へ出かけた。行く前から、GCHそのものに興味があった。同時にクライミングも、楽しく、楽しかったおかげで、上達して帰ってきた。
GCHは、クライミングに専念できるライフスタイルが可能となる施設。たとえば、日本では、
・湯治宿 = 湯治に専念できる生活が可能
で、すでに実績があるビジネスモデルだ。1)宿泊、2)食事に加え、
3)アクティビティ
この場合は、湯治・・・がついている。
最近では、
・ヨガのリトリート = 合宿型のヨガ集中トレーニング、宿泊食事はついてくる
・トレランの大会 = 同じく宿泊型、食事、滞在先は、トレラン出場のついで
などがある。海外では
・アートレジデント =芸術家のために、宿泊住まいを提供し、芸術家は制作に専念できる
も有名だ。
要するに、一般的な観光が魅力を失い、人を呼び集めるのに
個性ある(人気ある)アクティビティを必要としている
のだ。
■ クライミング王国 山梨
日本でクライミングを中心とした生活をしようと思ったら、山梨がベストチョイスである。
・長野と比べ、雪に閉ざされることがなく、オールシーズン登れる。
・東京と比べ、生活コスト(土地、交通費)が安い。
・伊豆だと、冬のゲレンデ八ヶ岳が遠い
・山梨は、長野と比べて、雪が積もらず、生活コストが安い
・山梨なら、アイスクライミングと岩が両立できる(世界でもまれ)
・山梨は晴天率が全国No2
・長野と比較し、土地や施設が非常に安い (150万円で老朽化した戸建てが買える)
・クライミングジムが多数ある (人口80万人しかいないのに、5件もある)
・東京に近接している
・世界的に有名な富士山がある
とまぁ、デメリットは、ほとんどない。群馬や谷川へは遠いが、穂高方面へ出かけても、2時間半でさわんどについてしまう。
■ 考えられるデメリット
・生活に車が必ず必要
・訪問者にとって電車でアクセスできず、不便
・地元の不理解
■ 背景
・全国でクライミングジム総数、うなぎのぼり
・日本ではインバウンド(外国人観光客)増加中
・山梨はクライミング王国
・一例として、クライミング界のノーベル賞(ピオレドール賞)を受賞したような、つよつよクライマーが5人も住んでいる土地柄である(北杜市)
・有名クライマーもワールドツアーで来ている 例:昇仙峡、太刀岡山、瑞牆、甲斐駒
・わざわざクライミングのために引っ越してくる人も多い
・日本ではインバウンド(外国人観光客)増加中
・山梨はクライミング王国
・一例として、クライミング界のノーベル賞(ピオレドール賞)を受賞したような、つよつよクライマーが5人も住んでいる土地柄である(北杜市)
・有名クライマーもワールドツアーで来ている 例:昇仙峡、太刀岡山、瑞牆、甲斐駒
・わざわざクライミングのために引っ越してくる人も多い
・ラオスに出かけたら、グリーンクライマーズホームでは、世界中のクライマー(ヨーロッパ、アメリカ、シンガポール、台湾、韓国)が集まっていた
・ラオス人はクライミングしないが、集まってくる人は世界中から。
⇒世界中からクライマーが集まる長期滞在型ゲストハウス&シェアハウス(クライミング中心の生活をするための家)はどうだろうか?
■ 期待できる成果
・国際交流
・インバウンド観光収入(欧州系 北米系、台湾、シンガポール、韓国)
・山梨が日本のクライミングの首都化
・若者の貧困対策(シェアハウス)
・クライマーへの恩恵 クライミングに集中できる環境(岩場へのアクセス)
・ここへ来れば、常にパートナーが存在する
・世界中のクライマーが集まる=世界の岩場情報の情報交換
・情報発信基地とできる可能性がある
■ 空室対策 (悪天候でクライミングできない日の対策)
■ 空室対策 (悪天候でクライミングできない日の対策)
・複合施設化(簡易カフェ、英会話教室、ヨガ教室、ジム併設、マッサージ併設)
■ 資金調達
■ 資金調達
・クラウドファンディング
■ スモールスタート
・少人数のクライマーが集まりシェアハウス →生活コスト削減
・宿泊施設のアウトソーシング(ゲストハウス)?
・食事提供のアウトソーシング(近所の飲食店やコンビニ)?
・アクティビティ(クライミング)だけを提供する?
・登山ツアー提供?
・ハイキングツアー提供?
■ 参考: グリーンクライマーズホーム(GCH)の施設概要
・宿泊: ドーミトリー大部屋 簡易ベッド 男女混合 約600円/泊
・もしくはバンガロー(カップル向け)
・食事棟: 一食約400円 朝、昼、夜、バー併設
・シャワー・トイレ: 共同
・立地: 市街地から12km
・岩場までのアクセス: ゼロ分
・滞在費: 10日間の滞在で、235ドル 旅費含まず
・滞在費: 10日間の滞在で、235ドル 旅費含まず
・旅費込みで約10万円 (これくらいが先進国の人でも出せる限界では?)
・GCHでも、洞窟ツアーなどがあったが、利用者は余りいなかった。あくまでクライミングをするための施設であり、食事や設備の豪勢さなどは謳っていない。
そもそも、湯治客やスキー客、ヨガ学習者、芸術家にとって、食住は、あくまでもその活動をするためのコストであり、食住に必要以上の豪華さを求めるのは異なる方向性であると思われる。
■ アウトソーシングの可能性
ちなみに、甲府市内のゲストハウスでは、宿泊客がいても、アクティビティ(甲府でやること)が不足しているという現状があります。
■ アウトソーシングの可能性
ちなみに、甲府市内のゲストハウスでは、宿泊客がいても、アクティビティ(甲府でやること)が不足しているという現状があります。
魅力がまず先にあり、その後に出来たニーズを満たすと言うのが、王道ではないかと思うので、そもそも魅力がないところに、施設を準備しても仕方がない。
山梨がクライミング王国である、ということが、成否を決める要素であると思われる。