■ 男性5.12、女性5.11
まぁほっとけば、男性は、みな5.11~5.12の間に落ち着くのです。
女性は、5.10~5.11の間が落ち着きどころです。
私は、40代からクライマーをやっているのですが、43でスタートしたときは、大町の人工壁3mくらいで落ち、トップアウトしたら、拍手がもらえる感じでした。
ところが、3年やったら、アイスはすいすい、ラオスの登攀で海外パートナーと登ったことで、日本の岩場の怖い理由が分かって、呪いが解け、5.10Aではまず落ちない、というくらいになりました。5.11を初オンサイトくらいでクライミングからは離れましたが、それで4年目とかでした。
つまり、どんなにパワーがない人でも3年もやれば、イレブン。あとは老後に向かってゆっくり退化して行ったり、仕事の状況によっては成長できたり、いろいろでしょうが、大体そんなところが平均的な運動能力の落ち着き先です。
ボルダーグレードなら、女性で5級。男性で3級。
そうすると、開拓者は、男性が多いので、5.11~5.12の間の課題が増えるでしょう。
女性開拓者は、ほとんどいないので、5.10~5.11は増えない。
さらに誰もが通る道である5.9も少ない。
ナインアンダーになると皆無、ということになります。
これが、
初級者のうちから海外に出たほうがいい、
と言われる理由です。
海外では、日本よりもクライミングの歴史が長く、最多クライマーは、6A~6Bです。
つまり、5.9~5.10です。
なので、ナインもテンも登りつくせないくらい課題数があります。
龍洞の岩場なんて、5.4からありました。
そういうところでバンバン数をこなして登っているから、上達できるんですよ。
クライミングジムでいくら登っても、外岩経験は積めません。岩の歌も聞けるようにはなりません。(ヘンテコリード)
なので、海外に2週間行ってバンバン登ってきましょう。
インスボンで、チラ見した隣のクライマー たぶん韓国の人https://workfromgreece.gr/