2024/04/10

【開拓】なぜ日本の岩場には5.9の名作がほとんどないのか?

■ 男性5.12、女性5.11

まぁほっとけば、男性は、みな5.11~5.12の間に落ち着くのです。

女性は、5.10~5.11の間が落ち着きどころです。

私は、40代からクライマーをやっているのですが、43でスタートしたときは、大町の人工壁3mくらいで落ち、トップアウトしたら、拍手がもらえる感じでした。

ところが、3年やったら、アイスはすいすい、ラオスの登攀で海外パートナーと登ったことで、日本の岩場の怖い理由が分かって、呪いが解け、5.10Aではまず落ちない、というくらいになりました。5.11を初オンサイトくらいでクライミングからは離れましたが、それで4年目とかでした。

つまり、どんなにパワーがない人でも3年もやれば、イレブン。あとは老後に向かってゆっくり退化して行ったり、仕事の状況によっては成長できたり、いろいろでしょうが、大体そんなところが平均的な運動能力の落ち着き先です。

ボルダーグレードなら、女性で5級。男性で3級。

そうすると、開拓者は、男性が多いので、5.11~5.12の間の課題が増えるでしょう。

女性開拓者は、ほとんどいないので、5.10~5.11は増えない。

さらに誰もが通る道である5.9も少ない。

ナインアンダーになると皆無、ということになります。

これが、

 初級者のうちから海外に出たほうがいい、

と言われる理由です。

海外では、日本よりもクライミングの歴史が長く、最多クライマーは、6A~6Bです

つまり、5.9~5.10です。

なので、ナインもテンも登りつくせないくらい課題数があります。

龍洞の岩場なんて、5.4からありました。

そういうところでバンバン数をこなして登っているから、上達できるんですよ。

クライミングジムでいくら登っても、外岩経験は積めません。岩の歌も聞けるようにはなりません。(ヘンテコリード

なので、海外に2週間行ってバンバン登ってきましょう。

      インスボンで、チラ見した隣のクライマー たぶん韓国の人


ある日本人女性のデジタルノマドの投稿。男子なのに、なんでみんな行かないのかなぁ。
女子でも頑張っているのに?

https://workfromgreece.gr/