2024/04/08

【クライミングによる地域おこし】当方の思いと知見 またスタンス

もともと海外志向なのでクライミング歴3年で海外登攀に出るようになりました。

■ 海外のトラベリングクライマーについて

・一般に一か月~2か月のスパンで旅しながらクライミングしている

・海外のトラベリングクライマーには、足がネックかもしれません。

・岩場付近にキャンプできたら、毎日は車を使うものはない。

・クライマーの理想は、一応、徒歩で岩場にいけ、来る時と帰るとき以外車は無しでも済ませられる岩場

・現実は車に寝泊まりする人が多く、宮崎の日之影にクライマーを案内したが、その時も、公民館で1000円で寝れるにも関わらず、車中泊だった。

https://www.facebook.com/groups/1397118133710191

■ 小鹿野vs小川山(瑞牆)

小鹿野がある、秩父は、九州の日向神(八女、福岡)や大分八面(中津)、宮崎日之影の町の廃れ具合と比べても、都市として発達しており、豊かな感じだ。

史跡も多く、大都市・東京に近く、トラベリングクライマーが訪れる都市のタイプとしては初心者向き。

例えば、大堂海岸など岩場としては素敵だが、周囲に何もなく、どう考えてもキャンプしか選択肢がない。休日の楽しみがない。

その点、秩父は都市として快適なので、うまくやらないと、人気が出すぎて、オーバーツーリズムになる可能性があるかも。

■ 宿泊は、民間AirBを行うと非戦活動にもなる

宿泊ですが、可能であれば、普通の方の家にクライマーが宿泊できると、草の根の民間交流になります。おぢか島に成功事例があります。

https://youtu.be/0Bnc67l89bw?si=t0hhrCJqW96EWncG

草の根交流はそのまま、平和活動になります。家族のような人たちがいるところを攻撃したい人間はいない。

大事なのは、一般市民と訪問クライマーが心理的な絆を築くことです。

https://allnevery.blogspot.com/2024/03/blog-post_72.html

■ トポの英語化は必須

トポですが、英語で作ったら、海外の人に売ることができる。

そのようなこと、海外向けマーケティングが、私がしたいことなので、もし何かお手伝いが必要でしたら、いつでもおっしゃってください。

私は仕事で通訳、翻訳業の経験があり、語学はビジネスレベルです。

以上のようなことから、TheCrag.comのCEO、ウルフからお声がけいただいて、同社の唯一の日本人翻訳者です。

■ 国内問題解決が先

しかし、問題があり、日本の各岩場を不用意にプロモーションしてしまうと、逆に国内アクセス問題が悪化します。

また、日本のボルト状況は悪いので、再整備が進まない状況下で、外岩に不慣れな、海外クライマーが大挙して押し寄せると、問題のほうが増えてしまいます。

たとえば、先日私と組みたいと言ってきた、コスタリカのクライマーはロープさえも持ってきておらず、確保器も持ってきていませんでした。つまり、誰かに混ぜてもらって、ごまめ状態で、トップロープで登るクライミングしかしたことがない、補助輪付きクライマーで、全く自立していない人が、まるで自立したクライマーであるかのように、「一緒に登りませんか」と言ってくるってことです。本人にはまるで自覚がありません。それでいっぱしのクライマー気どりでした。

日本ではある程度上級のクライマーしか、旅しながらクライミングを行う活動(バム)はしません。昔はクライマーになるということは社会人を捨てるという意味だったからです。

しかし、海外の人は、5.9しか登れない下手くそでも普通にバム活動をやるので、非常に初級の段階から、来ます。海外ではバムをすることは、それこそ、教授レベルの人でもやるアウトドア活動です。まぁ日本でも、米澤先生は大学教授ですよね?

日本のボルト事情や岩場事象を知らない人…初級クライマーが、海外から大量に来てしまうと、死亡事故や違法駐車などの問題が大きくなってしまうリスクがあります。

そのようなクライマー、日本ではジム上がりのクライマー、が、クライミングジムと同じ常識を外岩に持ち込んだ状態で登れる岩場、というのは、日本国内にはないです。

戦後最大のインバウンドブームですが、岩場の再整備が追い付かないゆえに、この外貨獲得チャンスを各地の岩場は、生かし損ねていると思いますが、死者の屍の山が増えるより、良いのではないでしょうか?

■ カスタマージャーニーは確認済み

ということで、活動は私は、クライマーの流れが作れるという確認程度にとどめていますが、流れは確実に作れます。確認済みです。

九州はクライミングメッカではなく片田舎です。それでも組もうという外国人は来ます。

日本で初のアウトドアアドベンチャーツーリズムとしての外岩…それにふさわしい日本の顔となる代表クライマーは、私はユージさんだお思います。花崗岩クライマーと自認する古いクライマーは石灰岩は苦手なのではないでしょうか?

ユージさんは両刀使い。さらに後継者としてサチさんも育っていました。

したがって、小鹿野がやれば、成功する確率が高く、そして成功すれば、全国が真似すると思います。

それには、地域おこし協力隊の制度利用もアリだと思います。

私としては、影の立役者みたいな立ち位置が好みで、できれば表立ちたくありません、念のため。