以下、こちらの記事からの抜粋です。https://allnevery.blogspot.com/2024/04/blog-post_11.html
■ 下手くそリードを見て参考になった
見栄っ張りリードと言えば、アイスクライミングで相沢大滝に行ったときのことがありました。連れて行ったビレイヤーが、私がリードすると言ったにもかかわらず、心配して、「いや俺がリードするよ」と言ったので、そんなに自信があるなら、してもらおうか…となったのですが…
あちゃー!ってリードでした…。
・まず、トータルの登攀ラインを見ていない。
・次に、見栄っ張りで、強点に取り付いた (下は難しいライン)
・しかし、登りながら弱気になって、弱点に流れて行った (上は簡単ライン)
・そのせいで、ルートが屈曲し、ロープが90度近くに屈曲
・結果、くねくねしたリードラインになった
ね?経験の浅いクライマーにリードさせると、どうなるか?こうなるんですよ。
もしかしたら、これがスタートだけが難しくて上に行くほど簡単になるルートの起源かもしれませんね?
■ 岩のルートにも失敗作はいっぱいある
アイスクライミングなら、まだ岩は傷つきません。氷はアイススクリューでリードするので、失敗しても自然界は無傷です。
しかし、岩に取り付いて、上記のようなリードしたら???
そりゃ、岩場で、屈曲したルートができますね?
それでも初登は初登とか言って、このヘンテコなリードラインを保存します?
したくないですよね?だって、最初から失敗丸見えなんですよ?
アイスクライミングは、クライミング自体は簡単です。なので、出来の良しあしというのはリードラインの美しさの勝負なんですよ。
これは僭越ですが、わたくしのリードラインです。教育をきちんと受けていると分かるラインだと思う。
そういうことを分からないで10年以上の時を過ごすことができるっていうのが、そもそも不思議、なんですが…。
たぶん、ジムで正解ムーブを見つけることを課題にしているとそうなりますね。
つまり、何年経験を積んでも、自分でリードし、正しい師匠から教わらない限り、岩や氷との対話については、分かるようにはならないってことです。
私が青ちゃんと組んだのは、たった1年、それもアイスは登れる季節が短いので、3か月だけですからね。
こないだ小鹿野のクライマーズトークで宴会に出たら、クライマーと一杯、喋れて楽しかった♪
みんなこんな話してるんですよ…
どうりで、このヘンテコリードした人とクライミングの話題で話が盛り上がらない…と思ったんですよね。
だって、私、クライマーでも相手によっては無限にクライミングの話で盛り上がれるんですよ。洋の東西を問わず。
こないだも、ギンちゃんやサチさんにいろいろ教えてもらってうれしかった。