2023/04/23

貧すれば鈍する を避けよう!貧しても鈍せずいれるクライマーになる具体的な方法


 結局、

・お金持ちのお客さんに旅費負担してもらって、ヒマラヤ登りたいよ~とか、

・オレに惚れてくれる女が、生活費だしてくれないかな~ 山だけやりたい、とか

・本気トライしたいけどロープがなー あ、新人さんのを使おう!とか

・ジムで5.11が登れるだけだけど、北岳行きたいって言えば、優しい女の人なら行ってくれるかも?…とか

・僕、ついていきます!って言えば、ロープワーク、タダで教えてくれるかも?とか

・おねえさーん!って甘えていれば、海外登攀に連れて行ってくれるかも?とか

たぶん、

 貧すれば鈍する もしくは  自信がない

 から、というのが、心理的背景なのではないかと思いました。

なんか気の毒ですが、

 1)貧して鈍するは、自分がバイトすれば、解決だし

 2)自信のほうも、自分でしか解決できない

というか、実際、貧しさも自信のなさも、10代後半で、ハンデから自己解決して来た私からすると、

 甘えられても困る

しか、ないかな…。 救世主願望って、甘えと表裏一体なのでは? でも、仏様でも、救えないんですよ。自分が自分を救うしか無いとわからない人は。

■ 第三の解

日本の男性社会って、誰が誰に勝ったか?っていう視点で男性同士が小競り合いをしているようなんですよね‥ 

未だに、江戸幕府みたいなんです。お山の大将を小競り合ってるっていうか… 

それはビジネス界も同じで、それで日本国は、世界からガラパゴス化している。(市場調査の仕事をしていました)

それで、勝ちに入れない男性は、女性をいじめる。

チェーンソーの講習のときに、私に危険な位置での玉切りを強要しようとした、怪我をしたオジさんがいました。私が、”腰高より上で切るな、と教わった、危険だから嫌だ”というと、バカにした態度でした。煽ってる…。

たぶん、自分が、チェーンソーで取り返しのつかない失敗をして誰にも同情してもらえないので、同類が欲しい、みたいな心理現象かもしれん…

共感者ができれば、同類、類を憐れむ、ということができるからです。

このときは、私と同じくらい背が低いおじさんがいて、「オレにだって危険だ」と言って、私を守ってくれました。

これに相当するのが、「安全マージン厚すぎ」ですね。 

煽ってる…。 

そして、背の低いオジさん=黒田さんが文登研に書いた論文ですね。

あれがでて、ほんとにホッとしたというか、なんせ九州では、正しいことを言っているの、私だけみたいだったんです… 

まわりが全部変だと、変なのは自分の方ではないか?と不安になるのが人間心理です。

その後、樋口先生が奥村さんの講習会を開いてくれましたが、私が知っている福岡の山岳会の人、全員に声をかけましたが、全部、無視でした。来たのは若者の会の人だけ。

彼らは危機感を持っていますが、だからといって、頼りになる師匠役がいるわけではないですよね。

そもそも、本州には雪があり、山の天候リスクがありますが、九州には、天候リスクがあるような山自体がないので、なかなかその現状から想像力を働かせろ、というのも厳しいものがあります。

他の会の人達…つまり、高○さんや松○さん、ムーブの若い男性たち…は、奥村講習に誘っても来なかった。

つまり、上級クライマーから、直接、教わる機会、チャンスが格安で用意されたとしても、それを得ようという気がないのです。

それは山梨でも同じだったかも…。なんせ海外遡行同人の集会、誘ったけど、誰も来ませんでした。 ギリギリボーイズの方との宴会もです。男性は、おれなんか、と思う人が多いみたいです。

ということは、彼らが本当に得たいのは、クライミング能力ではなく、栄誉とか、あまり根拠のない称賛、なのです。

アルパインクライミングが廃れるのも当然ですね。

今、この世界には、アルパインで栄誉となるルートなんて残っていないからです。あるけど、すごく高嶺の華です。

講習に出たくない理由を聞いたら、

「ビレイは、オリンピックのビレイボランティアで学んできたから自分にはいりません」

でした。

スポーツクライミングのビレイを外岩でしてはいけないです。

この方は会を率いていますが、他の事例でも、誤解があるような発言が多かったです。例えば、沢。「ボルトが整備されてスポーツルートみたいな沢」と言っていましたが、九州のボルト現状から言うと、常時水にさらされていない場所でもカットアンカー40年もので腐食が進んでいます。だから、すでに時限爆弾化しているのに、沢にあれば、なおさらです。むしろ、「ロシアンルーレットみたいなルート」ですよね…。

つまり、昔の人の判断だと、ボルト=強固、安全の前提なのです。その前提が崩れているにもかかわらず。

会の若い人たちが、全く山のリスクを教わらずにクライミングだけをしているのも、きちんとした山屋教育をすることが自分の責務だと思っていないようで、教えてあげて、という私へのセリフは、丸投げ、責任放棄、とも受け取れました。

ただ、こうした事例を取り上げても、言えることは

 教える立場にある人もきちんと教わっていないから、教え方が分からない

ってことかもしれません。

本当はお気の毒なのかもです。

で、次元を変えるには?

■ AMEGAを取るという手もあります

なぜなら、この資格が、世界のクライマーたちが取っているクライミングインストラクター資格だからです。

今きちんと登れている人たちは、ほとんど、地頭力が高くて自分で独学できる人、です。

その中でも、二世クライマーたちは、一流の教育を受けている、と言えると思います。

自分のクライミングが終わったら、ぜひAMEGAのクライミングインストラクターの資格などをアルテリアとかの助成をもらって、取りに行ったらどうでしょうか?

私だってしてあげたいですが、43歳スタートのクライマーなんですよ?現実的にみて、能力の限界というより、人間なら誰でも無理でしょう。 もう引退時期にスタートしているんですから(笑)。

知り合いでは、台湾のケリーがアークテリクスの助成で、AMEGAのクライミングインストラクター資格をユタでとっていました。

シンガポール人が、アメリカの資格を取って、台湾で開業しているって時代なんですよ?

内輪で喧嘩していると、日本は ますます世界から乗り遅れます。今でも、相当ガラパゴス化しています。

しかし、日本国としての現実を見れる立ち位置にいる、年輩のえらいさんクライマーはいない。つまり、内輪揉めは、男同士のプライドをかけた戦い=容易に収束しない、でしょう。

そんなのに付き合ってやれるほど、普通、人は暇ではありません。

特に若いときの一週間は、歳をとってからの1ヶ月です。その時間で、自分のクライミングをして、取れる、のりしろを取りきったほうがいいですよね。

■ 貧して鈍せずいるために… 投資能力をつける

カネだけが人生ではありませんが、貧して鈍すると、ボルド代も出せなくなり、タダで登らせろ、と零落せざるをえないのも真実。

米国長期債権は今、大変買い時でした。私の個人的意見ですが。

参考:https://leverage-investment.com/us-bond-etf/