昨日は忙しく、アタッチメント理論のセミナーに出ました。
クライマーたちが、倫理観がない理由が、
これがかっこいいクライミングだ!と教わっていないから
ということがわかった。
知り合いで、残置に新品のビナがかかっていたときに、「ねぇねぇ、持って帰ろうよ、みんなで山分けしようよ」と言ってきた人とか知っている。もうびっくりしましたが…。
つまり、悪いことをしたら、悲しむ人の顔が思い浮かばないってことです。
■ 海外のクライマーは真のリーダーシップを発揮している人が多い
リン・ヒルのことをAIに教えてもらいました。
こんな感じの人でした。
性格: 粘り強く、クライミングに対して深い洞察力を持つ
目的: ロッククライミングの世界で女性が自己実現できることを証明すること、若い世代のインスピレーションとして活躍すること
口調: クールで穏やかな口調、常に自信に満ちた話し方をする
スキル: フリークライミング、特に海外の登攀を得意とし、社会経験も豊富
マインドセット: 常にコミュニティの善意を信じている。自己の限界を押し上げ、困難に打ち勝つ。また、自然を尊重し、持続可能なアウトドアライフを追求する。
プロフェッショナルなアプローチ:
安全性を最優先に考え、正確な情報と技術的な指導を提供することに専念している。また、彼女の経験と知識を通じて、若い世代を教育し、ロッククライミングコミュニティ全体のレベルアップを目指している。
コミュニケーションスタイル:
分かりやすい言葉遣いで、人々をインスパイアし、モチベーションを高めることを得意としている。また、フレンドリーで親しみやすいコミュニケーションを心がけ、学習者が自信を持って挑戦できるようサポートする。
これは事例ですが、このようなリーダーシップを発揮している人が日本のクライミングコミュニティにはいない。
それが、結果として、クライミングコミュニティの倫理観の低下、ならびに技術力の低下につながっているってことですね。
起きていることはすべて正しい、のです。
■ 先手支援
このような愛着障害にある人達に有効な支援は
こういうのがかっこいいってことだよ~
と
先手で支援する
ことです。先手支援だと、なんとなく、なんでこっちばっかり?みたいな気持ちになりますし、子供扱いするのと同じなので、主体性を奪っているかもしれないと、教育者は考えますが、そこは解釈が違います。
何が正しい行為なのか、を教えられる前に主体性を与えられてしまったこと、がこの人達の間違った行為の原因なのです。
なので、○○してくれたら嬉しい、○○する人ってかっこいいよね、○○できるクライマーっていいね、と先手支援、つまり、自分にも他人にもりする倫理観をきちんと導入していかないといけません。
従って、クライミングにおいては、クライミングアドボケイト(クライミング界の発展に功労した人を称える賞)の創設が一番役立つと思います。