2024/04/27

【奥村ポッドキャスト】クライマー的思考を身に着ける=生きるチカラを身に着ける

 なかなか面白いポッドキャストだった…。

私は、最近来たクライマーなので、へぇ~。

変なところにある課題… 。混みこみぎゅうぎゅうの岩場ができる機序と同じだった。

倉上さんの千日の瑠璃

https://keitakurakami.com/%E3%83%A2%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%82%B9%E9%96%8B%E6%8B%93%E8%A8%98/

■ クライマー的思考を身に着ける

奥村さんのポッドキャストの中で、印象的だったのは、クライマー的思考です。そんなの、やるのが当然だと思っていたんだが…例えば、ここで落ちるとどうなるか?ということを常に意識しつつ、自分の登攀能力と落ちた場合のリスクを天秤にかけて、リスクのほうを取ったりすることもあります。

投資で言えば、リスク・リワードレシオがプラスなら、リスクを取ることもあります。

例えば、私の阿弥陀北稜は楽勝になってから行ったので、リスクは自分ではほとんど感じませんでした。ただのでっかい簡単な冬季ボルダーって感じでした。ところが、ここ、天候リスクがあります。また下山時の道迷いリスクも高い。どんなに晴れても、逆に晴れで安全であればあるほど、寒冷リスクは高くなります。それでリスクをマスクしないで行くと、やっぱり凍傷になったり、下山路を間違えて、阿弥陀南稜側に降りてしまったり…遭難が起こります。私の場合は、寒冷リスクに対応する方法は、数年かけて学んでから行きました。

フリークライミングも同じで、このルートをどう登るか?という場合に、落ちたらどうなるか?最悪何が起りそうか?というリスクを考えて、それをマスクできるようになっていくのが楽しい、という感じです。リスクは隠れていて、思わぬリスクが出てきます。

その考え方は思考回路的に、正解を求める、という考え方ではだめです。

一個の正解があるという前提のもとの、狭い正解を辿る戦法…お受験で常套手段になっている戦法…ではだめで、

 今あるリスクは何か?

と考えて、そのリスクさえ、回避で来ていれば、まぁOKなわけです。例えば、命がけのギリギリルートであれば、敗退が確保されている。ゲレンデのフリークライミングであれば、ビレイが安心。

私は最終的に、私の個人的なフリークライマーとしてのリスクが、指導者やパートナーから全く理解されていないことが分かりました。

例えば、「これ、5.9だぜ、これくらい登れよ」です。

第一に、日本の5.9は、全く意味がない…男性の平均身長の人にとってすら、5.9ではないことが多いです。

第二に、そもそも、小さいクライマーにとっては、グレード意味ないです。なんせ平均的な人が頑張れば登れる奴に5.9とか、5.12をつけていたんですよ。間は全部適当な主観です。

開拓した○○さんにとって、10bに感じた、ということで、客観的指標ではないので、再登した人が、意義を申し立てて、これは5.11では?と本来はグレードがフィードバックされて決定されなければならないのです。

九州では、このフィードバックが起こっておらず、激辛ルートは放置されているので、まるで詐欺みたいなことが起こっており、ちゃんとまじめにビレイしてまじめに登っても、事故が防げないことになっている。

本来、5.10bを登れる多くの人が登れないんだったら、それは5.10bではないです。

そのフィードバック機能が停止して、俺の課題は辛いんだ!俺は強いんだ!という個人のエゴの声を表現するコミュニケーションツールになっている。

それって、私の目には、なんだか、弱い犬ほど吠えるみたいな、劣等感の塊の人が見え隠れしています。「長所をPRしているつもりで欠点をPRしている状況」に思えるんです。

それは、奥村さんがこのポッドキャストで語っているような、クライマー的思考回路、今は落ちれないなぁ…しかし、プロテクションも取れないので、頑張るしかない…という岩との駆け引き…そして、それを残したルートとは意味が全く違うと思います。

たまたま背のたかーい人が、ある一つのフットスタンスに載って、そこで手が届く一番遠くのギリギリのところにボルトを打ちました、すると、それはロープの伸びがある場合はランナウトになりました、というだけの、あとからよく見たら、もう少し下にボルトを打つべきだった…でも、もう打ってしまったから、打ちなおすのもなぁ…という成り行き任せの結果できた、危険なルートを放置しているだけ、ではないですかね?

しかも、そこで初登者権利論などが出てきてしまったので、皆が遠慮して、「このボルト位置、変っすよね?」も言えない…という。

これは、例えば、ジャンボさんが、アメリカでは残すべきルートは打ち換えられて残されている、そこに美学を感じた、という話とは、まったくレベル感が違う話だと思います。

なんせ美学、そもそもそこに無いですよね。

私はクラックも登るので、時にランナウトに耐えて登っています。したがって、ただランナウトを避けるのが良いと思っているボルトクライマーではありません。

アメリカ人や西洋人のクライマーは、8割は、絶対にリスクを取らないスポートルート限定クライマーです。

でも、そういう人たちは、市民クライマー、であって、エリートクライマーでもトップクライマーでもないです。

そんな命がけの活動は、トップの人々が率先してクライミング文化として広めていけばいいんじゃないですか?

クライマー全員に命を懸けろ、って、それ、ちょっと市民クライマーに求めすぎ…。

そもそも、そんなことをしなくても、すでに命がかかってしまう面がクライミングにはあります。

それにこう言っては何ですが、現実の元・アルパインクライマーの方々は、私のように、40代からクライミングしているおばちゃんクライマーが取れるリスクですら、もはや取れなくなっている。

例えば、私が寒冷リスクと単独リスクを取って、登って帰ってこれる阿弥陀北稜に、団体で挑んで凍傷になって帰ってくる…あれって、まるで徒党を組むことで、むしろ墓穴を掘っている。もしくは、いかに墓穴を掘っているかをPRするのが目的なのか?そんな感じでしたが…。

アルパインではなく、フリークライミングでは、白亜スラブで起った登攀スタイルにも同じものを感じました… 俺はこんなにダメなんだよ…だから俺を男にしてくれよ…みたいなの。つまり女性に育ててもらいたがっているのかな?って感じでした。つまり、女性なら、メンツを立てつつ、俺の欠点を俺が受け入れやすい形で指摘してくれ、リスクを彼女が回避してくれることで、俺もリスク回避になるってことです。

例えば、男性同士なら、意地を張っちゃうところ、「女性がいるから○○できない(しない)」と言えばメンツが立つ、みたいなことかな?

そこには男性の甘えというか、本音は、”俺も怖い”だったり、”俺も分かっていないから誰かに頼りたい”だったり、”俺を守ってほしい”だったりするのをカッコ悪いから言えないから、女性がいればいいな、みたいな感じかな?

女性や新人は、”出し”にされている、そのリスクがある、ということです。

でも、いくら誰かを”だし”にしても、”そもそも存在しない実力”は、出ない。

そこが私はリスクとして見落としていたのでした…つまり、最初から、25+35をつないだら、50mシングルロープでは、どう考えても途中でロープは足りなくなります。その計算ができるかできないか?が、ビレイヤーが勘案しなくてはならないリスクに含まれる、とは、まさか思っていなかったのです。

これで、いかにあの登攀が、日本のクライマーの総体としてのレベル低下を示すインデックスとなっているか?ということが分かりますかね?

なんせ彼は別に僻地だったりクライミング文化的に儒教の影響か、一かばちかスラブクライミングが主体の九州育ちではない。ちゃんと山梨で登ってきたはずでした。

だから一般現代クライマーを表現しているに近いはずです。

現代のクライマーって、10年クライミングしても、そのレベルにとどまる…あるいは、とどまらざるを得ない、メタ認知レベルってことなんですよ。

もしかしたら、これは世界的現象かもしれませんが…。

世界的現象かどうか?を確かめに自分の身を危険にさらす気にはなれませんが…。


2024/04/23

【クライミング詐欺】ほとんど詐欺みたいなことになっているグレード付与


 

これは、5.11ではないか?とちゃんとグレードのフィードバックが行われるべきですね。いくら、辛いって言っても離れすぎです。

人身事故をわざわざ誘発するように作る必要はないはずです。特に初心者が登ることが前提になっている初級グレードですから。

【抜粋】下手くそクライマーのリード ラインを見る練習はアイスで

以下、こちらの記事からの抜粋です。https://allnevery.blogspot.com/2024/04/blog-post_11.html

■ 下手くそリードを見て参考になった

見栄っ張りリードと言えば、アイスクライミングで相沢大滝に行ったときのことがありました。連れて行ったビレイヤーが、私がリードすると言ったにもかかわらず、心配して、「いや俺がリードするよ」と言ったので、そんなに自信があるなら、してもらおうか…となったのですが…

あちゃー!ってリードでした…。

・まず、トータルの登攀ラインを見ていない。

・次に、見栄っ張りで、強点に取り付いた (下は難しいライン)

・しかし、登りながら弱気になって、弱点に流れて行った (上は簡単ライン)

・そのせいで、ルートが屈曲し、ロープが90度近くに屈曲

・結果、くねくねしたリードラインになった


ね?経験の浅いクライマーにリードさせると、どうなるか?こうなるんですよ。

もしかしたら、これがスタートだけが難しくて上に行くほど簡単になるルートの起源かもしれませんね?

■ 岩のルートにも失敗作はいっぱいある

アイスクライミングなら、まだ岩は傷つきません。氷はアイススクリューでリードするので、失敗しても自然界は無傷です。

しかし、岩に取り付いて、上記のようなリードしたら??? 

そりゃ、岩場で、屈曲したルートができますね?

それでも初登は初登とか言って、このヘンテコなリードラインを保存します?

したくないですよね?だって、最初から失敗丸見えなんですよ?

アイスクライミングは、クライミング自体は簡単です。なので、出来の良しあしというのはリードラインの美しさの勝負なんですよ。


これは僭越ですが、わたくしのリードラインです。教育をきちんと受けていると分かるラインだと思う。

そういうことを分からないで10年以上の時を過ごすことができるっていうのが、そもそも不思議、なんですが…。

たぶん、ジムで正解ムーブを見つけることを課題にしているとそうなりますね。

つまり、何年経験を積んでも、自分でリードし、正しい師匠から教わらない限り、岩や氷との対話については、分かるようにはならないってことです。

私が青ちゃんと組んだのは、たった1年、それもアイスは登れる季節が短いので、3か月だけですからね。

こないだ小鹿野のクライマーズトークで宴会に出たら、クライマーと一杯、喋れて楽しかった♪

みんなこんな話してるんですよ… 

どうりで、このヘンテコリードした人とクライミングの話題で話が盛り上がらない…と思ったんですよね。

だって、私、クライマーでも相手によっては無限にクライミングの話で盛り上がれるんですよ。洋の東西を問わず。


こないだも、ギンちゃんやサチさんにいろいろ教えてもらってうれしかった。

【クライミングアドバイス】宇宙クライミング…健全な市民クライミングに必要なこと

 2022年1月2日の記事です

■ 仏教説話

私は毎日仏教説話を聞いています。今日の仏教説は、願行具足、のお話でした。

願いと行いの両方が十分に満たされると

成就する

ということで、逆に言えば、

2つのことが揃わないと、成就しないということです。


願い=というのは、私がラオスで垣間見た、”健全な市民クライミングの実現” です。

海外の市民クライマーたちは

 ・5.10aテンションも、5.12aテンションもやっているのは同じこと
 ・誰だって低グレードから高グレードの順にステップアップする
 ・嫌がっている人、ビビっている人にリードを無理強いしない
 ・一般市民レベルのクライミングは、エリートクラスのクライミングとは別話
 ・クライミングを楽しむ

トニーなんて、リードを無理強いされている私を助けに来てくれたくらいです(笑)。

私が想像するには、単純に日本人が楽しい市民クライミングの在り方を受け入れられないのは、エゴによる干渉を受けているからだと思います。 

また、昔と今では、評価される基準が大幅に違ってしまってしまい、クライマーの間で尊敬を得られるレベルも大いに変わり、正当な評価が得られにくいと思います。

昔:山→沢→雪→岩→氷→フリー とオールラウンドクライマーがノーマルコース
今:ジムからいきなり外岩。結果、外ボルダーだけ、外リードだけ。

昔の人の中に、本当にすごい人がいたのは、その通りなのです。山や壁が要求する困難は、絶対値であり、その要求は、50年や100年そこらで変わるものではないので。

その絶対的なものに立ち向かっていた人たちに光が当たらず、先入観や誤解など、誤った基準でスゴイということになってしまった、本来はその敬意に浴すべきでない人に、光が当たっている…おかしな状況…なのも、その通り。

岩場再生で、5.11にグレーディングされた古い課題を登っていたら、有段クライマーがうんうん唸ってやっとこさ登れる、ということもあると思います。

”行”ですが、私の場合の行は、行政などへの働きかけです。

私の場合は、地域おこし、農業、林業、などの人手不足の分野に、若い人材を取り込める可能性を開く魅力としてのクライミングを行政に提案しています。飴ってことです。これは、私の前職である三井物産での新事業開発室勤務の経験をプロボノ中ということです。

■ 願と行の詳細





何のために → 事故を減らすため

正しく理解 → 市民クライミングと競技クライミングは異なる

技術を学んで → 知識を普及する手段を得る = 行政のパイプと繋がる

実践する →  様々な手段で、事情を説明して回る

です。

■ なんで自分の得にはならないのにやっているのか?


私は、すごく良い師匠に恵まれ、頼まなくても向こうから師匠がやってきました…。

なので、自分一人が楽しく登っている分には、何にも問題がない時代が山梨時代でした。

とっても楽しかったので、他にも人をお誘いしようとしたのですが、なかなかうまく行かなかったです。平たく言えば、師匠らのお眼鏡にかなう人がいなかった、です。

このボルトは、ペツルのハンガーが付いていても、カットアンカーであって、施工が良くて15kNしか強度がなく、ガンガン落ちるようなクライミングには耐えられないだろうから、テンション程度にしておこう…というような知識に基づく知恵が現代クライマーにはない、です。

グージョンとカットアンカーが見分けられなかったら、分かるはずがありませんし、落ちないように登る知恵も出てこないです。

ずばり、現代日本のフリークライミングに必要な教えは

1)3ピン目を取るまではクライマーは、決して落ちてはならない

2)本チャン(マルチ)は、2グレード下げる

3)山の支点(ゲレンデであっても)を全信頼してはいけない 残置は信頼してはいけない

です。

4)岩場のグレードを信頼してはいけない

5)ボルト配置が適正ではない課題を見極めて登らないといけない

5)ギリギリに迫っていいのは、人工壁のスポーツクライミングだけ

です。

外岩のボルトルートはスポートルートと呼ばれ、建前上、バンバン落ちながら登っていいという定義がされています。しかし、それは信頼できるボルトがある場合のみ。現代の岩場ではほとんどの岩場がボルトが40年経過しているし、しかも、当時のボルトなので、必要な強度がありません。しかも、異種金属とか、カットアンカーとかです。

ギリギリに迫っていいという建前は、現実のものではない。が、現実の岩場では、”3ピン取るまで落ちるようなクライミングをしてはいけない”、です。

ラオスでは、例外的に、ボルト配置が極めて安全志向で、近くに打たれています。つまり、5cというグレードなら、5cを登るクライマーのためにボルトが打たれています。

国内岩場では、ケミカルにリボルトされた岩場であっても、ボルト配置がそのグレードを登るクライマーのために打たれているとは限りません。また、安全なボルト配置は、登るクライマーのリーチによって変わります。

海外では、どんなリーチのクライマーにも安全なように、ボルトが打たれた岩場が登場しています。

が、日本の岩場はそうではありません。文句を言っても、今後10年以内に状況が変わる可能性は、ほとんどゼロです。

ならば、建前に拘るのではなく、現実に合わせた方針を新しいクライマーに指導するほうが現実的です。

実際、クライミングがメッカの山梨では、そのように指導されていたと思います。

それでも、無知なクライマーによる事故が完全に防げていたとは思えず、無防なチャレンジで事故る若いクライマーは後を絶たないようでした。しかし、だとしても、事故は、中山尾根とか、阿弥陀南稜とか、本格的なアルパインの入門ルートであり、ある程度、ジムデビュークライマーならば、無知も仕方がないなという、高度な場所でした。しかし、九州では、事故が起こっているのは、四阿屋とか、比叡のような”ゲレンデレベル”の場所です。

この記録は、私の2018年4月22日の四阿屋でのグランドフォールを目撃したときのものです。

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グランドフォール

今日は四阿屋の岩場でグランドフォールをみました。

インディアンフェイスというルートで、2ピン目から3ピン目までがランナウト気味、つまり、

(最終クリップから出ているロープ長)と(それより下で出ているロープ長)が、ほぼ同じくらいになっていました。

背の高いクライマーを同じくらい背が高く、細身のクライマーがビレイしていたのですが、たぶん、体重は釣り合うくらいですが、クライマーが落ちると、ロープの伸びがあるので、結局伸びの分でグランドフォールしていたと思います。腰を打ったようで、病院へ行く、ということでした。

私は岩場でグランドフォールを見たのは、自分が落ちて頭を7針縫った以外は初めてです。(アイスは2度見ている)

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理由は、グレードが適切でないため、です。

別にジム出身クライマーでなくても、5.10bだったら誰でも取り付いてしまいますよね。

これらの事情により、九州福岡では無謀な人だけでなく、普通に慎重に正しいビレイで登っているクライマーまでもが、取り返しのつかない事故を回避できないということになっています。異様にグレードを辛くつける習慣は、おそらく九州の文化的なもの…一か八かがクライミングなんだ、という誤解…によると思われます。どうも、大阪から西はそうらしいです。

さらに、ボルト位置の問題、適正ボルトではなく、ボルト間の距離が遠い問題は、全国で共通しています。

これはリーチの問題が、多くのクライマーに理解されていないためです。誰にとっても、難易度は同じである、という間違った前提に立っていて、ジム上がりではないクライマーでも、そのことを理解していません。

ボルトの配置が適正でない場合、正しくビレイしていても、ランナウトしていれば、落ちればグランドフォールになる。そのような、ルートの作り、岩場の作り、のために、適正にビレイしていても、落ちれば、この四阿屋のように腰椎骨折の事故に遭うことになります。

その原因は、クライマー側の無知を有知に変えてやる、指導者側の一種の手薄さ、があると思います。

つまり、”3ピン目取るまでは決して落ちてはいけない”、とか、”マルチでは2グレード下を登る”、ということを明示的に教えることです。


■ クライミングは楽しむために登るもの、自慢するために登るものではない


楽しくなかったらクライミングではない!なぜなら、クライミングは余暇、レジャーだからです。楽しく登る=上達の秘訣、でもあります。

そもそも、自尊心を守るために登らなくてもいいのです。すべての人は存在だけで生きる価値があるからです。

それよりも、クライミングは、過度に集中を要求する活動なので、他がおざなりにならないように気を付けないといけません。

■ 事故を減らす
今までの経験で行くと、私は弟を早くに亡くしているので、いわゆる、

”登れるだけで危険認知が伴っていないクライマー”

に同情的すぎる、甘い傾向があります。それは私の弱みとなっています。

自分自身を振り返っても、私も分からない時代があったので、人に厳しくするのはどうか…という気持もあり、つい脇が甘くなりがちです。

クライミング事故のすべてが無くなり、すべての人を救うのは無理だとしても、”3ピン目を取るまでは決して落ちてはならない”という教えを普及することで、多くの人が事故らず済むような気がします。

昨日は、JFA発刊のフリーファンの『安全ブック』を精読していましたが、あの書き方では、たぶん、現代のクライマーは、どう行動に落とし込んでいいのか?分からないのではないかと思います。

行動に落とし込む、というのは、”3ピン目を取るまでは決して落ちてはいけない” など、具体的にどうすればいいのか?を教えた内容です。



2024/04/21

【クライマーの自立教育】一人の”聖人”に永遠にたかり続ける戦法の日本社会

 

■ 瑞浪

朝一発目に入ったFBの話題が瑞浪だった。

いや~、トイレ問題、超・大変そうでした。気の毒で見ておれません。

グランドフォールの事件の処理(搬送・経緯)も書かかれており、まるで管理人みたいになっている新聞記事にもある、伊藤さんは、本当に大変そう…

この記事を読んで、九州人が私に押し付けようとした役割はこれだ…と思いました。

■ 責任転嫁、持ち上げているけど、実際は嫌なことを全部一人に背負わせているだけ

私は、伊藤さん役をやりたくもないのに押し付けられそうになっていた…と思う。

そのことに途中で気が付いた。

なぜなら、私には、日向神は遠く、地元でも、何でもないのに、管理者の紹介があったからだ。ただのビジターであるのに。

例えば、見晴らし岩、油山川の岩場の話なら、分からないでもない。開拓者の米澤さんと私は懇意にしていたからだ…

しかし、日向神は…。

その岩場で何一つ、楽しんでもいないし、何のつながり…絆を感じられるような良い出来事もない。ただ脅されて、こんなのも登れねーのか?みたいな挑発的な扱いを受けただけだ。

さらに言えば、問題の火元になっている開拓者を紹介され…Yさん、なに?私が彼のメンタルトイレなわけ?という感じだった。

しかも、そのYさんは別の開拓者のHさんは犬猿の仲でいがみ合っており、その渦中に放り込まれそうな気配があった。いや~ほんと、リスクを察知した。私は利用されそうになっていたと思う。

というか、実際、利用されたと思う。問題の開拓者に進められて登った大蛇山が、直後にリボルトになった件だ。リボルト対象になる課題をクライマーに登るように薦めるなど、おかしい。

なぜ、トイレ問題解決係、レスキュー係、苦情処理係を、外部から来た人に求めようと日向神勢はしたのだろうか?

そこんとこが、超謎。の出来事だったよなぁ…

私はうまく被害者にならずに済んだわけであろう…

子供時代、私の家事労働力にフリーライドして、生活した家族たち…それをお断りし、各自自立をお願いすると、私をわがままと誹謗中傷した家族たち…を思い出した。

自分で自分の食事を作るのは、自己責任である。

自分で自分の洗濯物を洗うのは、自己責任である。

自分で自分の栄養管理するのも、自己責任である。

仮に、私が家族への家事労働奉仕のために、進学できなくなったら?それは私の自己責任になってしまうのである。

いくら、家族が「やって~」とピーピー泣いても、彼らは彼らの自己責任を全うしないといけない。

それは私の仕事ではない。

いくら”儒教”が、”家族でしょ!”が、私を苦しめても、それに屈するわけにはいかない。

同様に

クライマーが自分のうんこを処理するのは、自己責任である。

クライマーが事故を起こさないカムセット能力を身に着けるのも、自己責任である。

クライマーが地域に歓迎されるクライマーになる、登攀禁止に岩場をしないためには何が必要か?自分で考えるのは、自己責任である。

私が望んでいるのは、この記事クリップのような”家族クライミング時代”の出現であって、エンドレスに続く、うんこ紙処理、2個もカムが外れるような稚拙な登り方をしてのグランドフォール、理不尽な地域のドンとの交渉役、ではない。

なぜなら、それらは全く問題の根本原因をたたいたことにならないからだ。

日本では、

 一人の犠牲者に問題のすべてを背負ってもらう

という伝統が長い。それは子供時代に十分やった。

級長を10年。生徒会を3~4年。生徒会連盟は1年。

票を集め、世直しもやった。

その間、何が起ったか?

級長の私、姉の私に依存してばかりの人々は、成長しなかったのである。

家族の者は、ピーピー泣くばかりで自立せず、しまいには自己破産し、あるいは自殺未遂し、

クラスメートたちは、私がお受験勝者になっていくのをただ指をくわえて眺め、

私の弟や妹は、私の労働にフリーライドして、ただ遊んで暮らしていたのである。

命名、”ザ・人を自立させない、日本というシステム”、

という感じだった。

つまり、これは、依存する側に都合が良い共依存システム、なのである。

もちろん、このことは、この新聞記事にある伊藤さんの努力や功績、人物を貶める目的でない。

ただ私はその立場に立つのが嫌だ!ということだ。なぜなら、すでに子供時代にそれはやって、十分私は自分の能力を世の中に提供してきたからだ。

当時の私の気分は、これだった。

アトラス。

しかも、地球を背負ったまま、オリンポスの山を登っては、降り、登っては降り、ということを永遠に繰り返させられているのである

彼は。

まさに永遠のうんこ苦情処理、事故処理、陳情…。

私は子供のころに生存の要求から、仕方なく登った山を再度登るつもりはない。

■ 私が望むもの

私が望んでいるのは

1)そもそも、うんこ紙が岩場で散乱しないで済む、うんこ処理能力を身に着けたクライマーを育成する、うんこ処理教育

⇒ うんこロジーの方が講演活動している。 https://nogusophia.com/profile

2)正確なカムセットを身に着けるプロテクション教育

落ちても普通はカムが効いていれば、グランドフォールにはならない。

3)ビレイ教育

ビレイも、正しく行えば事故にならない。

特にフリークライミングでのビレイミスは、単なる人的ミスで、アルパインクライミングのような致し方ない事故とは判定されない。

4)クライマーコミュニティの自立

理不尽な地域のドンに、頭を下げ続けてお情けで、”許可”をもらいつづけるのではなく、クライマーに来てくれてありがたいと言ってもらえる産業としてクライミングが成長する必要がある。

以上のほうだ。

しかも、これらは別に難しいことではない。やる気があれば済むことだ。

なぜなら、根本原因の解決にならないから。

いつまで、クライマーたちは大人にならず、寄生し続ける気なのだろうか?

人の善意…伊藤さんの善意、地域のお情け、にすがって寄生するだけの、存在に成り下がっている気なのだろう???

伊藤さん役をやってくれる人がいなくなったら、どうする気なのだろうか?

次の”伊藤さん”を作り出し、またその人にすべての負の面を背負ってもらうつもりだろうか?

”一人の人”の善意に、全員がぶら下がる日本と言う悪しきシステム…その”一人の人”、つまるところ救世主と言う体の犠牲者、になることに、同意を感じる人間ばかりではない。

私は、伝統的日本人の在り方を良いと思ったことは一度もない。

一部の超有能な人が、多数の無能者と共依存関係を築く関係性だからだ。


“I do my thing and you do your thing.

I am not in this world to live up to your expectations,

And you are not in this world to live up to mine.

You are you, and I am I, and if by chance we find each other, it’s beautiful. If not, it can’t be helped.”

「私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。

私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。

そして、あなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。

もしも、縁があって、私たちが出会えたのなら、それは素晴らしいこと。

出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。」

                       ゲシュタルトの祈り


トップクライマーは、自己犠牲してトップクライマーになったのではない、彼らは楽しんで登り、いつの間にかトップクライマーになったのだ。

誰もが、自分がトップクライマーと同様の在り方で登れる道を選ぶべきだ。

そして、それは私には、岩場の管理人、ではない。

立候補したことは一度もない。

ただ押し付けられそうになったことがあるだけだ。

究極に押し付けられた人たち…


2024/04/19

【動画】ヘイゼルからのアドバイス グレードは平均身長の人のためにある

How to be a short climber – 10 tips from Hazel Findlay

■ グレードは平均身長の人のためにある

小さい人にはグレードは全く意味をなさない…って世界のトップクライマーも言っていますよ?

いや~ほんとに。

しかも、小さいとダイナミックムーブを起こさないといけなくなり、それは、

 日本の腐ったボルトでは禁止

です。

私が殺されそうだ!というのは、幻想ではない。事実です。

背が低いことに対するリスクに無知な、日本平均身長男性クライマーは、無自覚に背の低いクライマーを殺そうとしていますよ?

さらに言えば、

 たぐり落ちリスク倍増

もうわかっていないクライマーばかりで嫌でした‥‥

2024/04/18

【世界情勢に強いクライマーになる】トニーの事件は他人事ではない

■ トラベリングクライマーには国際情勢は必須

世界のトップクライマー、トニー・コードウェルが誘拐されたことは、映画『The Dawn Wall』に詳しいですが…

今では、トップクライマーではなくて、一般市民クライマーがトラベリング、な時代。

その際、安全確保には、世界情勢の知識は必要です!

■ プーチンがイランに電話?

始まりは、イランにプーチンが電話しました、というこちらのニュース。


このニュースの意図するところは、自制呼びかけ=第三次世界大戦阻止、です。

プーチン、えらいですね。

で、これを理解するためには?

西先生の動画が必要です。

【予測的中】じつは2015年時点で始まっていた⁉︎ 西教授が語る「イランvsイスラエル」から第三次世界大戦へのシナリオ|西鋭夫のフーヴァーレポー...

プーチンがイランに電話したわけ
イスラエル建国以来、アメリカの傘の下のイスラエル
アラブスプリングで中東民主化にトライ
イランにオバマさんアプローチ
イスラエル真っ青 今に国が無くなる?!と怯える日々 (キューバ危機のイランバージョン)
イスラエルがイランに攻撃されると、アメリカは助けるしかない
そうなると、第三次世界大戦突入か?
そのシナリオを避けるため、イランがイスラエルを挑発するのを辞めさせる、逆も。

■ アメリカのATMである日本

アメリカが第三次世界大戦に入ると、日本は戦費と兵役を要求される可能性が…。

アメリカでは、第三次世界大戦に入りたい、他国の戦争は自分の利益、という人たちが一定数いるような気がします。

しかもその人たちはバイデン側で、トランプ側ではないと思います。

しっかし、オバマさん、理想主義はいいけど、アラブスプリングの失敗で、中東での秩序をダメにしたというので、ノーベル平和賞・受賞のまったくの正反対に、事は動いたのでした…皮肉な結果ですね。

今回の西教授の動画は本当に勉強になった。

■ ダブルチェック


■ さて、続きがあります。

日本にいる我々市民はどうしたらいいのか? ATM岸田首相の言いなりになっていてはいいはずありませんね。

長時間労働というのは、思考力を奪うマインドコントロールの手段として取り上げられています。つまり、疲れているときに、間違った言論を与えると人をそれを信じてしまう。

まさにテレビを信じている方々のことですよ?

大井幸子さんの今回のお知らせです。

ロシアは、ウクライナへの経済制裁を余儀なくされました。
ウクライナのパイプラインを破壊
https://www.youtube.com/watch?v=x6zW0D_dlcQ&ab_channel=%E5%A4%A7%E4%BA%95%E5%B9%B8%E5%AD%90%E3%81%AE%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9 


アメリカがウクライナから関心を失って、しばらくたちますが、もはや誰もウクライナを助けない…終戦は見えています。

アメリカはどこでもいいから、兵器を在庫処分したいのです。

今のゴールド高は有事のゴールドによるものです。ゴールドは一定の比率(資産の1割)は確実にポートフォリオに入れておく必要がありますが、今過去最高です。少し入れるだけで値上がり確実ですが、理由はイスラエルがあるからです。

無くなれば下がりますので、利益を取るなら、今から終戦までが取り時です。

■ アメリカの覇権が終わりそう

国際金融の世界では、ドルの覇権、つまりアメリカの覇権が終わるのではないかと言うことが、長く語られています。ローマ帝国のように終わる節が有力です。

理由は?


賃金が日本の3倍でも、夕飯にケロッグを食べないといけないんですよ?


こんな風刺動画が作られているくらい…

いや~やばいでしょう。
 
金融を抑えると、世界の真実が見えてきます。 そのために新NISAをスタートする価値があるくらいです。

■ 世界の情勢を追っていたら…シオニズムに行きつきます。

オバマさんがノーベル平和賞をもらいながらも、中東の平和をぶっ壊した理由は?

民主主義の押しつけ

でした。民主主義を、宗教国に押し付けてもうまくいかないのです。

現在、中東は無政府状態。アメリカも同様です。

人の国のことに口出している場合ではないアメリカ。だから、トランプが勝つのですね。

だから、各国からみんなが逃げ出して、日本までくるんですよ… 北海道も大阪島之内もすでに日本ではない…日本語通じません。

基本的にみなさん、安全を脅かされるために来ている。生きるか死ぬか問題なんです。なんせ私ですら、サンフランシスコ時代は銃を携帯していたくらいですから。

プーチン大統領は、アメリカの軍需産業に動かされていないので、世界の中で正しい判断ができる政治家になっている、というか、ならざるを得ない立場のようです。挑発に乗れば、それこそ、核兵器による戦争がスタートしてしまいます。

■ 日本は言論統制されている

こちらはシオニズムについての記事をシェアしようとしたときの私のFB画面です。



シオニズムをシェアしようとしただけで…。

これが何を意味するか?は賢いクライマーの皆さんなら分かりますよね!

2024/04/16

【フレッドベッキー化】トレーディングを始めるには?

■ 投資仲間のこと

日曜に、投資仲間の頭を冷やしてやりたくて、大井幸子さんの国際金融事情解説の動画をカフェで一緒に見たのですが…正直に言って、

 こんな基本的なことも知らずに相場に参加する人もいるんだなーって思った…。

為替が、日米金利差で成り立っていることを解説したものでしたが、それは田中泰輔さんが普通にYoutubeで解説しています。

そして、日銀の利上げも、微々たるもので、金利差の解消にはならない…ので、まぁ現状は何も変わらず。

週明け相場が下がって、損切に右往左往している様子の仲間…。ここ、私から見たら、ただの買い場にしか見えないんですが…。押し目買いチャンスです。

大きい視点で見ると、そうなるはずなんですが…。

せっかく国際金融情勢的に今がどう位置づけられるか?を教えたのに、

相場との向き合い方

あんまり分からなかったみたいで、残念…。無力感を感じる。

■ どっちも間違ってる!

いろいろな人が、どうやって投資するの?と聞いてくるので、カフェなどであったら、懇切丁寧に教えるのですが…

 1)楽天証券かSBIに口座を開くところから、分からない人

 2)何かうまい儲け話があって、それにどーんと入れるのが投資だと思っている人

で、二分されている。それ以外の人がいない…(汗)。

”どうやって”の中身が、

1)の人は非常に具体的で、そんなのGoogle先生に聞けば分かるよね~ってレベルで、

2)の人は、投資の概念自体が間違っていて、それ、ギャンブルだから…ってレベル。

なんでそういう発想になるのか分からない…(汗)。

なんかクライミング界での出来事とデジャブー感があるんですが…。

A)クライミング教えてくださいって、エイトノットから?!それ動画、出てますよね?!

B)クライミングしましょうって、ボルトにバンバン落ちるのがクライミングだと思ってる?!そんなのリアル岩場でやったら、命がいくつあっても足りませんよねっ?!

■ 現代のトレーダーは恵まれている

楽天のマーケットアロー(メマガのことです)を購読すれば、もうサポートもレジスタンスも自分で罫線引かなくても教えてくれるんですよ…

それも知らないみたいだった…。

いや~、むかーし、投資の学校に通って、罫線、手書きで引いてたなー。

いくら便利になっても、最初からその概念を知らないのでは…。

■ 投資手法は人それぞれ、というけど、レベル感が違いすぎ!!

投資手法は人それぞれ。

だけど、あまりにも基本的なことを押さえないで投資しているので驚きました。

それって、人それぞれって段階に達していません。

私は去年の今頃からの経験値なので…そんなに経験ないけど、中立金利との兼ね合いで、市場操作をFRBがしていることくらいは、投資歴1か月くらいで学んだけどなぁ…

なんで、みんなはそういう形の学びにならないのだろうか…?

これはデジャブー感があり、クライミングを学んだときに、私は雪の山を登り始めた直後、読図を学んだんだが、ほとんどの男子は読図力ゼロで、バリエーションルートに来るんですけど… バリエーションルートって道がないから、バリエーションルートっていうんですよね?みんな分かってる?

そこが道迷い遭難の根本なんですけど…。ルートファインディングをしないで、どうやって登る気なの?

同じことで、チャート分析や金融の基本を知らずにトレーディングするっていうのも、同じくらい破滅への道かもしれん…

なぜ、そういう投資行動になるのか?

なぜ、そういうクライミング行動になるのか?

相手の思考回路が分からない、というのが私が一番、困っていること。

トレーディングは一人でできるけど、クライミングは一人じゃできませんよねぇ…。

まぁ、もう一生分からないのだ、とあきらめることにしました。みなさん、勝手に頑張ってね☆

私を羨ましがられても、私の目線がみんなに伝わらない、ということで、ロープを組むの無理です、だって、私の方の命が取られてしまう。命は一人一個しかないんですよ。

いくら、あなたについていきたい☆と言われても…。

お金は失っても取り戻せば済むけど、命は一人一個分しかないよなぁ。

トレーディングは、そんなに難しくもないし、ギャンブルでもないです。リスクリワードレシオで、リワードが上ならトータルで勝ちます。毎回勝ち続けるってことはないですよ?当然ですが。

でも、勉強無しでやろうっていうのが…それって必ず負けること100%確実な道ですよね?

ロープが出るクライミングでロープワークサボっていたら、そりゃ100%失敗するよなぁ。

なぜ、それで行こう!って発想になるのか分からない。

それは無理です。

基礎力なしに、大きな成果を得たい、って、原因と結果の法則違反なので、ありえないです。

クライミングも同じです。これ書いている意味が分からない新人さんは、都岳連の岩講習などに出てください。

テスト:この支点が変だなと気が付けないレベルの人は、全員、都岳連の岩講習出たほうがいいですよ?


【クライマーの心理学】クライミングは国際言語ですよ

■ 国際コミュニ―ションコンプレックス

英語ができると多くの人の嫉妬の攻撃を受けます。

そのために中2は、下手な発音にしておいて、クラスから浮かないようにするくらい。

しかし、私が通訳になって分かったことは、英語自体ができることより、通訳しようとしている事柄事態に詳しいことのほうが、コミュニケーション上、有利だということです。

私は、小難しい、相場テクニカル分析の英語でも平気で聞けますが、それは、英語ができるからではなく、単純に日ごろテクニカル分析しているからです。

ソフトウェア業界にいて、今頃、みんなアジャイルとか言っていましたが、業界先端のほうでは、20年前の私がいたころで、アジャイル開発取り入れましょうでした…今の日本のIT業界は、30年後ろを走っている…そんなところに戻りたいか?戻りたくないですよね。

当時、私がソフト関係のテクニカルライターとして英語を使った仕事で、頭角が表せたのは、そもそもソフトウェアエンジニアで、コーディングが可能だったからです。

コーディングしたことない人に、Variableって言っても、それ一般英語では変化って意味です。変数ではなく。一般英語の理解で考えていると意味が通じなくなります。

ところが英語ができる人はいっぱいいて、コーディングできる人は少ないので、私はしたくないコーディングの仕事が回ってきそうになるんですよ。日本はジョブ型ではなく、メンバーシップ型なので。

あ、話はずれましたが、英語コンプレックスは、理系界に根強く、理系界は男性が多く、英語になったとたんに、ただ絵でかいてあるだけの表示すら言語化してもらいたがり、とたんに通訳が、”お母さん”になります。男性は、幼児化して、何もかも通訳頼みになるので、ありとあらゆる便利屋さんをやってあげないといけなくなります。

相手の外人さんも、本人ではなく、通訳を見て話し始めます。そうなると、乗っ取り、ですが、これは乗っ取られているのか? 自分から敗北を明け渡していますよね。

というのが、男性の大方の人の国際コミュニケーションコンプレックスの実態、です。

と・こ・ろ・が!

クライミングが分かれば、英語は要らない。

エイトノット結んだ次は、パートナーチェックに決まっているんだから…

別に語学は要らないです。英語ができない!と嘆かなくても、別にスペイン語だろうが、何語だろうが、クライミングの手順は同じです。

おまけに、日本語で落石を示す、「らーく!」という警告の言葉は、英語では、「Rock」に聞こえて好都合。落を考えた人に拍手です。

海外登攀で、日本の年配の男性が本当に恐れているのは何でしょうか?

それは、クライミングができないことではなく、クライミング以外の何もできないことではないでしょうか?

そのほかのことは、全部、日本国内でも、他の奴に丸投げしてきたから‥‥。

どうやって飛行機券取るの~とか、どうやって岩場にいくの~とか、どうやってどのルートを登るか決めるの~とか、どこに泊まるの~とか…

そういうことを俺様扱いしてもらうことで、しないで、済ませてきたってことがバレるのが本当は怖いんじゃないですかね?

「実は、俺、飛行機の取り方分からないんだ、教えて。」と言えばいいのが、

言えない。

たぶん、そこが核心なんだな。

それで私を攻撃してくるんだと思います。たぶん、合ってると思う。

ミラーニューロンで考えました☆

             現代版クライマーの国際社会

何を目的にして登るか?クライミングから得れるもの、の男女差

あ、分かった。

男性にとっては、スポーツは、余った性的エネルギーの発散先

それで、スポーツをしている女性も、自分と同じだと思うのだろう…

女性が、余った性的エネルギー発散先に、スポーツを使うことは稀だと思います。

■事例

クライミングパートナーのA木さんは、私が食事の記録をアップするのを、女子力PR、だと思っていました…。それは、投影で、彼にとってSNSのアップが全部、俺様PRだから…

たぶん、世の中の女性は、食事を作るのに、うんざりしているんで、食事のアップはPRではなく、なんとか日常やりくりしてます…ってことだと思うよ?

男性の目線は、女性の現実を知らないそのため、非常にゆがんだ見方をしているという事例だと思う。

■ 体力を知る意味は、限界を超えないため。

特にスポーツでは、女性は、体力を消耗したい、とは思っていない。

私はオールアウトすることに興味があった時期はほとんどない。もちろん、スキルトレーニングを終わって、持久力トレーニングの時期に入ると、体力的なもので、どこまで自分が行けるか?に関心を持つけれど、体力の消耗が快感、ってことはないと思います。

例えば、私はアイスクライミングで持久力時期にいたとき、クラックは初心者でした。アイスでは、何十メートルも登っていましたので、体力を知ることが核心でしたが、結果、55m×3本でも、すいすいと体力消耗せず登っており、それは韓国のアイスクライミングで昇華して、楽勝で登って帰ってきました。

しかし、クラックでは、5.9でも、ワイドだと、数メートルでぐったりです。

■ 男性は、果てたがっている

男性は、果てる、という状態になりたがっていますよね?

男性の体力と女性の体力は桁違いなので、そんなのに付き合える女性はいません。

たしかに体力の価値が相対的に下がり、頭脳労働の価値が上がっている現代では、体力を大量に持て余している男性が多く、体力を使うクライミングはそこに魅力があるとは思いますが…

そういう人が登るべきクライミングは、クラックとか、アルパインではなく、石灰岩やドライツーリングですよね?

石灰岩のクライミングは、けた違いに上半身のパワーが必要です。

ドライツーリングは、けた違いに上半身のパワーが必要です。フィギュア4など、体操選手並みの能力がいりますよ。

そういうのをやらないで、現代では、デイケアセンターと称される体力要求度のクラックやアルパインで、俺様PRしようとするから、ちょっとズレたことになってしまうんでは???

ボルダーなんて1級始まりですよ?

ジムで2級限界だったりしますよね、アルパインの出身の方は…。アルパインの歩きを主体にした山だと、体力が一般女性並みしかない私ですら、日本国内で歩けない山は、数年でなくなりましたよ?

したがって、男性がアルパインで体力を計るなら、パチンコをやらないと、体力を自慢したことにならない…。

そこが分かっていないで、ルート名で自慢しようとするからおかしくなります。

私の行ったことがあるルートで最も難しいミックスのルート、荒船の昇天ですら、天候と氷具合に左右され、私が出かけたときは楽勝でした。

それを聞いて、ギリギリボーイズの伊藤さんが、「4P目の落ち口って結構シビアだったんですよ、僕が行ったときは…」と言っていました。ルートは生もので、行った時々で難易度違います。

女性は、あくまで安全のための閾値を超えないために、自分の能力の限界や体力の限界を知りたいのです。

例えば、本格的登山をしていたころ、私は月に12~13山行で、体力の限界が来ていました。それで登山ガイド業には、体力的に適性を感じられませんでした。40代でその体力ですので、それ以上の年齢になるともっと弱くなるでしょう。

さらに体重差があって、自分のほうが危険にさらされる、となると仕事として行きたいと思うと思いますか?思いませんよね?

■ 海外登攀は楽ですよ

海外は、特に、一か所に定着して登る、定着型なら、そんなに体力喰いませんよ。

ヨセミテとかもキャンプ4に定着して毎日登っているだけでしょう…

何歳になってもできる活動でしょう。

■ 客観的指標を使うべし

メッツで測ると今は、たぶん週30メッツくらいしか運動していないので体力余裕があり、もっと運動量を増やしたいと思っています。

男性は、100メッツ、300メッツ/週の運動ができるのではないでしょうかね?






2024/04/15

【アドレナリンからオキシトシンの幸せへ】愛の種を撒け!

Tears for Fears - Sowing the Seeds of Love (Live)

男性の成長… かっこよくなっている!


一目で明らか。 男性のみなさん、頑張ってください☆

■ 試訳

我々が立ち上がる時だ
そして庶民の見方を揺さぶろう
そして愛の列車は海岸から海岸へと走る
D.J.は俺たちが最も愛する男だ
あなたは潔白でいられるだろうか?
民主主義の希望を打ち砕くのか?
見出しにあるように、選ぶのは自由だ。
顔に卵、靴に泥がつく
いつかブルースと呼ばれる日が来るさ

[コーラス1:カート・スミス&ローランド・オルザバル]
愛の種をまこう、愛の種を
愛の種を蒔けば何だってできる
種をまく
愛の種をまく
何だってできる
愛の種
愛の種をまく



2024/04/13

【クライマーのための分子栄養学】アルギニン・バソプレシンの分泌異常なのでは?

 ■男性性が過剰で父性が乏しい人たち

クライミングをするようになって、男性の精神発達にあらためて、興味を持つようになった。のは、

客観性 (精神医学用語でメンタライゼーション)

という点が発達していれば、どう考えても選択肢として上がる可能性のない、

 自己破滅的解 (=わざとランナウト)

を取る人がかなりの数いるからだ。

■ 第2子 

その人たちの属性を見ていると、

 ・第2子で (=常に追いかける対象がある)

 ・自己誇大性がある人が多く (兄ちゃんよりもっとうまくやれるはず)

 ・女性について無知で (=女性の兄弟がいない、女性とロープを組んだ経験がない)

 ・すべての女性に母親を投影する (=自分が守ってもらうばかり)

人が多いという監察結果を得た。

行動は、

・男性性が強く(筋トレなどをして、より男性性を高めようとする)、

・男性の中で行動することを好み(グループ行動、ジャイアン行動)

・役割を担う意識は低い。

・父性は感じられない

・赤信号無視、人権無視などの社会規範への逸脱への心理的抵抗感が少ない

・少しでも面倒だとすぐ投げ出す

・明らかに間違っている場合も、間違いを認めない

強度に、強弱があれど、愛着と言う面で見ると、

  自己愛性パーソナリティ障害の人が多い。

と思う。極端なナルシズムがある。

■ それを支える共依存環境を求める

社会の中で、問題になるのは、それを支える共依存的関係を求めるところで、それは、アクセス問題を、意図的に作り出しているとしか思えない、開拓者著作権論などの、摩訶不思議な便説を作っている人たちが提供しているように思える。

弁護士の先生が、開拓者著作権論を見たら、学者としてどういう見解を持つのだろうか?

ひとんちの土地にある岩に、ここを一番乗りで登ったからという理由で、おれのもの、にする言説に、根拠はあるのだろうか?

まあ、それを否定してしまえば、アメリカの建国自体が否定されるのかもしれないが…なんせ、あの方たちは、すでに先住民がいた土地を

 発見した

と言ってしまえる図々しさ(笑)。しかも、命を助けてくれた人たちを虐殺して、国を作ったという…。

まぁ、そこまでさかのぼらなくても、開拓者の著作権論は、次に開拓する人がマナーとして、先に開拓した人に、なんでここにボルト打つんですか?と尋ねる程度のことでよろしいことだと思う。

クラックも、アイスも、プロテクションは自分で打つんだが、その位置が安全と非安全を分けることが多い。

■ 共依存関係=アルパインのリード・セカンド

さて、男性性を特別に誇示したがる人たちはその価値観を支える共依存的な関係を求めることが多い。

その共依存的関係性の温床に、アルパインのリード・セカンドの関係性が使われることがある。

簡単に言えば、俺を男にしてくれ…みたいなのだ。

実はトップが優れているのではなく、セカンドがトップを登らせてやっている場合。それは秘密にしておかなくてはいけない、トップに花を持たせなくてはならないという心理が働くことが多い。

■ 登山・クライミング界特有のガスライティング

「山は自己責任」という本来、

 責任を自分で自分に求めるセリフ

が、逆転して、

 相手に責任を押し付け、自分の無責任を正当化する

ほうに使われることが多い。

ガスライティングとは、本来客観的に見てAさんが正しいことを、あたかもAさんが間違っているかのように演出し、自己不信に陥らせることである。

ナルシストの自己都合で使われることが多い。

攻撃対象になったAさんは、いわれのない否定に悩むことになる。

その悩みは弱点として利用され、いいように人を利用する(=ドレイヤーにする)ということで、究極は命までもてあそばれることになる。

これらの症状は、男性の成人の人格発達障害、要するに、

 父性ホルモンであるアルギニン・バソプレシンの分泌異常

なのではないだろうか?

このようなケースでビレイヤーが悪いのが一般の人の考え。
そんなビレイヤーを選んだクライマーの自己責任にするのが、クライマーのガスライティングな考え。

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