ウクライナのパイプラインを破壊 |
アメリカがウクライナから関心を失って、しばらくたちますが、もはや誰もウクライナを助けない…終戦は見えています。
ウクライナのパイプラインを破壊 |
■ 投資仲間のこと
日曜に、投資仲間の頭を冷やしてやりたくて、大井幸子さんの国際金融事情解説の動画をカフェで一緒に見たのですが…正直に言って、
こんな基本的なことも知らずに相場に参加する人もいるんだなーって思った…。
為替が、日米金利差で成り立っていることを解説したものでしたが、それは田中泰輔さんが普通にYoutubeで解説しています。
そして、日銀の利上げも、微々たるもので、金利差の解消にはならない…ので、まぁ現状は何も変わらず。
週明け相場が下がって、損切に右往左往している様子の仲間…。ここ、私から見たら、ただの買い場にしか見えないんですが…。押し目買いチャンスです。
大きい視点で見ると、そうなるはずなんですが…。
せっかく国際金融情勢的に今がどう位置づけられるか?を教えたのに、
相場との向き合い方
あんまり分からなかったみたいで、残念…。無力感を感じる。
■ どっちも間違ってる!
いろいろな人が、どうやって投資するの?と聞いてくるので、カフェなどであったら、懇切丁寧に教えるのですが…
1)楽天証券かSBIに口座を開くところから、分からない人
2)何かうまい儲け話があって、それにどーんと入れるのが投資だと思っている人
で、二分されている。それ以外の人がいない…(汗)。
”どうやって”の中身が、
1)の人は非常に具体的で、そんなのGoogle先生に聞けば分かるよね~ってレベルで、
2)の人は、投資の概念自体が間違っていて、それ、ギャンブルだから…ってレベル。
なんでそういう発想になるのか分からない…(汗)。
なんかクライミング界での出来事とデジャブー感があるんですが…。
A)クライミング教えてくださいって、エイトノットから?!それ動画、出てますよね?!
B)クライミングしましょうって、ボルトにバンバン落ちるのがクライミングだと思ってる?!そんなのリアル岩場でやったら、命がいくつあっても足りませんよねっ?!
■ 現代のトレーダーは恵まれている
楽天のマーケットアロー(メマガのことです)を購読すれば、もうサポートもレジスタンスも自分で罫線引かなくても教えてくれるんですよ…
それも知らないみたいだった…。
いや~、むかーし、投資の学校に通って、罫線、手書きで引いてたなー。
いくら便利になっても、最初からその概念を知らないのでは…。
■ 投資手法は人それぞれ、というけど、レベル感が違いすぎ!!
投資手法は人それぞれ。
だけど、あまりにも基本的なことを押さえないで投資しているので驚きました。
それって、人それぞれって段階に達していません。
私は去年の今頃からの経験値なので…そんなに経験ないけど、中立金利との兼ね合いで、市場操作をFRBがしていることくらいは、投資歴1か月くらいで学んだけどなぁ…
なんで、みんなはそういう形の学びにならないのだろうか…?
これはデジャブー感があり、クライミングを学んだときに、私は雪の山を登り始めた直後、読図を学んだんだが、ほとんどの男子は読図力ゼロで、バリエーションルートに来るんですけど… バリエーションルートって道がないから、バリエーションルートっていうんですよね?みんな分かってる?
そこが道迷い遭難の根本なんですけど…。ルートファインディングをしないで、どうやって登る気なの?
同じことで、チャート分析や金融の基本を知らずにトレーディングするっていうのも、同じくらい破滅への道かもしれん…
なぜ、そういう投資行動になるのか?
なぜ、そういうクライミング行動になるのか?
相手の思考回路が分からない、というのが私が一番、困っていること。
トレーディングは一人でできるけど、クライミングは一人じゃできませんよねぇ…。
まぁ、もう一生分からないのだ、とあきらめることにしました。みなさん、勝手に頑張ってね☆
私を羨ましがられても、私の目線がみんなに伝わらない、ということで、ロープを組むの無理です、だって、私の方の命が取られてしまう。命は一人一個しかないんですよ。
いくら、あなたについていきたい☆と言われても…。
お金は失っても取り戻せば済むけど、命は一人一個分しかないよなぁ。
トレーディングは、そんなに難しくもないし、ギャンブルでもないです。リスクリワードレシオで、リワードが上ならトータルで勝ちます。毎回勝ち続けるってことはないですよ?当然ですが。
でも、勉強無しでやろうっていうのが…それって必ず負けること100%確実な道ですよね?
ロープが出るクライミングでロープワークサボっていたら、そりゃ100%失敗するよなぁ。
なぜ、それで行こう!って発想になるのか分からない。
それは無理です。
基礎力なしに、大きな成果を得たい、って、原因と結果の法則違反なので、ありえないです。
クライミングも同じです。これ書いている意味が分からない新人さんは、都岳連の岩講習などに出てください。
テスト:この支点が変だなと気が付けないレベルの人は、全員、都岳連の岩講習出たほうがいいですよ?■男性性が過剰で父性が乏しい人たち
クライミングをするようになって、男性の精神発達にあらためて、興味を持つようになった。のは、
客観性 (精神医学用語でメンタライゼーション)
という点が発達していれば、どう考えても選択肢として上がる可能性のない、
自己破滅的解 (=わざとランナウト)
を取る人がかなりの数いるからだ。
■ 第2子
その人たちの属性を見ていると、
・第2子で (=常に追いかける対象がある)
・自己誇大性がある人が多く (兄ちゃんよりもっとうまくやれるはず)
・女性について無知で (=女性の兄弟がいない、女性とロープを組んだ経験がない)
・すべての女性に母親を投影する (=自分が守ってもらうばかり)
人が多いという監察結果を得た。
行動は、
・男性性が強く(筋トレなどをして、より男性性を高めようとする)、
・男性の中で行動することを好み(グループ行動、ジャイアン行動)
・役割を担う意識は低い。
・父性は感じられない
・赤信号無視、人権無視などの社会規範への逸脱への心理的抵抗感が少ない
・少しでも面倒だとすぐ投げ出す
・明らかに間違っている場合も、間違いを認めない
強度に、強弱があれど、愛着と言う面で見ると、
自己愛性パーソナリティ障害の人が多い。
と思う。極端なナルシズムがある。
■ それを支える共依存環境を求める
社会の中で、問題になるのは、それを支える共依存的関係を求めるところで、それは、アクセス問題を、意図的に作り出しているとしか思えない、開拓者著作権論などの、摩訶不思議な便説を作っている人たちが提供しているように思える。
弁護士の先生が、開拓者著作権論を見たら、学者としてどういう見解を持つのだろうか?
ひとんちの土地にある岩に、ここを一番乗りで登ったからという理由で、おれのもの、にする言説に、根拠はあるのだろうか?
まあ、それを否定してしまえば、アメリカの建国自体が否定されるのかもしれないが…なんせ、あの方たちは、すでに先住民がいた土地を
発見した
と言ってしまえる図々しさ(笑)。しかも、命を助けてくれた人たちを虐殺して、国を作ったという…。
まぁ、そこまでさかのぼらなくても、開拓者の著作権論は、次に開拓する人がマナーとして、先に開拓した人に、なんでここにボルト打つんですか?と尋ねる程度のことでよろしいことだと思う。
クラックも、アイスも、プロテクションは自分で打つんだが、その位置が安全と非安全を分けることが多い。
■ 共依存関係=アルパインのリード・セカンド
さて、男性性を特別に誇示したがる人たちはその価値観を支える共依存的な関係を求めることが多い。
その共依存的関係性の温床に、アルパインのリード・セカンドの関係性が使われることがある。
簡単に言えば、俺を男にしてくれ…みたいなのだ。
実はトップが優れているのではなく、セカンドがトップを登らせてやっている場合。それは秘密にしておかなくてはいけない、トップに花を持たせなくてはならないという心理が働くことが多い。
■ 登山・クライミング界特有のガスライティング
「山は自己責任」という本来、
責任を自分で自分に求めるセリフ
が、逆転して、
相手に責任を押し付け、自分の無責任を正当化する
ほうに使われることが多い。
ガスライティングとは、本来客観的に見てAさんが正しいことを、あたかもAさんが間違っているかのように演出し、自己不信に陥らせることである。
ナルシストの自己都合で使われることが多い。
攻撃対象になったAさんは、いわれのない否定に悩むことになる。
その悩みは弱点として利用され、いいように人を利用する(=ドレイヤーにする)ということで、究極は命までもてあそばれることになる。
これらの症状は、男性の成人の人格発達障害、要するに、
父性ホルモンであるアルギニン・バソプレシンの分泌異常
なのではないだろうか?
このようなケースでビレイヤーが悪いのが一般の人の考え。■ 自慢したい心が不必要な攻撃性の温床
クライマー界あるあるですが…
クライミングのことが良く分からない一般人に、
「俺、マッターホルンが登れるんだぜ~」
とか自慢するから、ちょっと実力があり”そうな”…そう、あなたがこいつは俺より登れるんじゃないか?という不安を、根拠があろうがなかろうが、持っただけで…
ちょっとしたほころびを見つけて、その相手に 噛みつかねばならなくなるんですよ…
元をただせば、あなたの見せびらかし心、自慢するべきことでないことを自慢話に思わずしちゃったということを知っている心が、
攻撃は最大の防御!
とばかりに、無関係な人を攻撃させるわけですよ。
■ 具体的解説 (特定の人の話ではないようにしかし、指摘は的を得ているように工夫しています)
だって、八ヶ岳赤岳主稜より、マッターホルンの標準ルートは簡単ですよ。
日本人クライマーたちが目指していたのは、
マッターホルン”北壁”
であって、いっくらヘルンリ稜を登っていたって誰も、「北壁一緒にやろうぜ!」とはいいませんよ? 師匠によると、50ピッチくらいはあったそうです。ちなみにフランスの山岳会に入会しないと登れないそうです。(遭難対策)
なんせ、
(みんなが歩いて踏み固められた一般ルートの雪山)と、(誰も歩いていないバリエーションの雪山)って、歩行スタイル全く違います。
一般ルートの雪山は、無雪期の一般登山道より歩きやすいくらいで、その歩行をバリエーションで通用すると思っている人を、セカンドでも連れていくと、まぁ命取りになります。
なんで、普通は、一般ルートの雪からステップアップしたい人が、次に考えるのは、
踏まれていない雪をどう歩行するか?
です。なので、普通に考えると、人がいない山を登ろうとするはずです。
少しでもステップアップするために思考を回している人なら。
私は、八ヶ岳の踏まれていない雪尾根を歩いていたから(川俣尾根など)、こいつはバリエーションルート(踏まれていない雪山)を歩かせても歩けそうだ、というので、鎌尾根やら、真砂尾根やらになったわけなんですよ。裏山でだって、踏まれていないところをラッセルしていたわけなんですよ。
冬壁をやるには、歩行にプラスして、登攀が必要で、それでアイスをやったわけですよ。
今時、冬手袋ではみんな登っていないですからね…冬壁したかったら、ミックスクライミングをしないといけない。ミックスと言うのは岩と氷が両方出てくるルートって意味です。
余談ですが、手袋で登れるのは、阿弥陀北稜程度までですよ。つまり全部ガバってことです。大体、普通に雪山行くだけでも、あー寒すぎて感覚分からない…と自覚するでしょう、普通。
それで、ミックスルートの荒船昇天が必要になりました。あそこはボルト整備されているので、保険付きのミックスだからです。
そういう思考回路に普通はなります。 なので、マッターホルンに行ったぜ!と自慢されても、必要になるスキルが初級レベルなんで、なぜマッターホルン?としか、玄人は思わない。
ので、そのマッターホルン自慢は、素人さん向けです。カタカナの外国語の山ならすごい、と思ってしまう、騙し安い人をだまして、実力自慢して、なんでうれしいのかな?
その自慢が、あなたを不必要に攻撃的にさせるんですよ。バレちゃう!と焦るから…。
俺の実力が、金メッキだ!と言っているのは、私ではなく、あなたの内なる自分、ですよね?
金メッキで、愛人作ろうとか、後輩の○○君を俺のとりこにしよう!としている山ヤは、いっぱいいるからなぁ…。
こないだユージさんやマサさんに会いましたけど、誰もそんな陳腐なこと、してませんでしたよ?
ホンモノはそんなことしないでもいいからです。故・吉田さんもそうでしたよ?
■ クライマー格言
自分の弱さに負けて自慢話しすると、怖くもないものに怯える羽目になる。
If you brag something unnecessarily,
you will fear someone might find out
that you are not up to the level.
Stay brag-free if you want a peace of mind.
Stay humble.
荒船 昇天ミックスを登る師匠の青ちゃん 今時セミチューブの人はいません■飯山健司さん
熊本五木天狗岩は、
飯山健司さんが
「おれ、ここに住む!」
と言ったほどの、石灰岩で、石灰岩の岩場としては日本最大級と目されている岩場です。
しかし…ある場所がなぁ。五木。
五木と言えば、五木の子守歌で知られる、熊本の平家の落人の里で、まぁ辺境・奥地です。
日本で辺境と言えば、めっちゃ不便な場所にあるってこと。
つまり、ローカルの人も、え…五木かぁ…と躊躇するような遠隔地にあります。
しかし、素晴らしい岩場であることは間違いないようです。
ただ、当然ながら、地元行政は、五木天狗岩の可能性に気が付けるクライミングリテラシーがあるか?ないですよねぇ…。
例えば、ギリシャのカリノモス程度でも、行ったことがある日本人は超少なく、結局、日本人にとってのクライミングって、外岩ではなく、人工壁のことで、勝った負けたの切り貼りのことです。つまらん。お受験と同じです。そんなつまらん価値観は、小学生で卒業したぞ?
さて、その五木ですが…。
■ 最悪のケース
五木の地元行政に開拓許可が取れる。
しかし、その一方を聞いた途端に、開拓技術の未熟な全国の開拓者が一斉に岩場に集まって、岩場全体としてのグランドデザインがゼロのまま、なし崩し的に開拓がはじまり…それは結局、誰が一番難しいルートを引くか競争なので、結局、その岩場の個性は無視され、岩場としての整合性より、無理に難易度を上げたルートばかりになり、結局のところ、他の全国の岩場と同じ、5.11~5.12に収まり、せっかくの岩場が台無しになる。
オマケに違法駐車で、全国から集まったクライマーがみな浮浪者みたいな様子なので、地元住民は、その様子を見て、上野のホームレス炊き出しみたいになるんじゃないか?と超不安に。
ルートも混みこみぎゅうぎゅうで、見つけづらく、あるルートを登ったつもりだったら、上部で他のルートに行ってしまっていた…ということが頻繁に起こり、ナチュラルなラインになっていない。
誰もがこぞって開拓したいと大急ぎで開拓するため、安物ボルトを使って、なおかつボルト数を節約する。
その結果、ボルトも遠く、とても、5.9を登る人が5.9とつけられた課題に取り付ける状況にない。
当然のごとく、死亡事故が起こって、登攀禁止になる。
■ 最善のケース
五木の地元行政に開拓許可が取れる。
そして、地元行政は、開拓許可の代わりに以下のような条件を付ける。
・決して事故を起こさないこと
・事故を未然に防ぐこと
・近隣住民の迷惑になる行為は現に慎むこと
・環境破壊につながるような行為は、事前に町に相談すること
・クライマーの責任と行政の責任をきちんと線引きすること
これを受けてクライマーたちは、
・事故を誘発しない作りの岩場の開拓に何が必要か?と思案し、墜落に耐える適正ボルト間隔、墜落に耐える強度のある適正ボルトを使う。
・安全性を第一に考えた結果、混みこみぎゅうぎゅうは、ビレイの関係からも不適切と判断される
・石灰岩のどっかぶりであるので、その石灰岩の適正に見合った開拓が指向される
・佐久の岩場のように、プリクリップが必要な課題にはトポにそう記載される。
■ 石灰岩の開拓は、花崗岩の開拓のような見栄っ張りができない
花崗岩って、見栄、張れちゃいますよね…。ほんとは怖いのに、いや俺は怖くねぇ!って、こんなところでボルト打ったら、弱虫って思われるかなぁ?とか思っちゃって、ボルト打つのは、あと1m先にしよ~、とかなっちゃいませんか?
だから、花崗岩って、結構、見栄っ張り路線なんですよ。
■ 下手くそリードを見て参考になった
見栄っ張りリードと言えば、アイスクライミングで相沢大滝に行ったときのことがありました。連れて行ったビレイヤーが、私がリードすると言ったにもかかわらず、心配して、「いや俺がリードするよ」と言ったので、そんなに自信があるなら、してもらおうか…となったのですが…
あちゃー!ってリードでした…。
・まず、トータルの登攀ラインを見ていない。
・次に、見栄っ張りで、強点に取り付いた (下は難しいライン)
・しかし、登りながら弱気になって、弱点に流れて行った (上は簡単ライン)
・そのせいで、ルートが屈曲し、ロープが90度近くに屈曲
・結果、くねくねしたリードラインになった
ね?経験の浅いクライマーにリードさせると、どうなるか?こうなるんですよ。
もしかしたら、これがスタートだけが難しくて上に行くほど簡単になるルートの起源かもしれませんね?
アイスクライミングなら、まだ岩は傷つきません。氷はアイススクリューでリードするので、失敗しても自然界は無傷です。
しかし、岩に取り付いて、上記のようなリードしたら???
それでも初登は初登とか言って、このヘンテコなリードラインを保存します?したくないですよね?だって、最初から失敗丸見えなんですよ?
アイスクライミングは、クライミング自体は簡単です。なので、出来の良しあしというのはリードラインの美しさの勝負なんですよ。
これは僭越ですが、わたくしのリードライン 教育をきちんと受けていると分かるラインだと思う |
そういうことを分からないで10年以上の時を過ごすことができるっていうのが、そもそも不思議ちゃん、なんですが…。たぶん、ジムで正解ムーブを見つけることを課題にしているとそうなりますね。
つまり、何年経験を積んでも、自分でリードし、正しい師匠から教わらない限り、岩や氷との対話については分からないってことです。私が青ちゃんと組んだのは、たった1年、それもアイスは登れる季節が短いので、3か月だけですからね。
こないだ小鹿野のクライマーズトークで宴会に出たら、クライマーと一杯、喋れて楽しかった♪
みんなこんな話してるんですよ…
どうりで、このヘンテコリードした人とクライミングの話題で話が盛り上がらない…と思ったんですよね。
だって、私、クライマーでも相手によっては無限にクライミングの話で盛り上がれるんですよ。洋の東西を問わず。
こないだも、ギンちゃんやサチさんにいろいろ教えてもらってうれしかった。
■ 私の個人的な意見
花崗岩ではなく、石灰岩を開拓するなら、ギリシャのカリノモスみたいな、ジム上がりクライマーが外岩クライマーになるのに、易しいルート、5Cから、9Aまで、一通りそろっているような、そんな岩場になったら、ジムクライマーばかり増えて糞詰まり状態になっている、日本の閉塞したクライミング状況の突破口になるかもしれないと思います。
日本にはジム出身クライマーが安全に楽しめる岩場がほとんどない。
沖縄の岩場の開拓が参考になるかもしれない。
石灰岩をきちんと岩と対話しつつ開拓できるトップクライマーって、
ユージさんくらいなんじゃないんでしょうか?
だって、アルパインのクライマーは、フリークライミングは、花崗岩止まりの方がほとんどです。石灰岩は無理そう…なんせ被っているから、今日本に存在する平均的なアルパインクライマーの思考回路では、被ったとたんにエイド出しそうです。
アイスクライミングですら、トップのクライミングは、どっかぶっていて、アックステンションはしないで、それにスクリュー打つんですよ? 腕力の関係で、そんなに頻繁にはプロテクションを出せないのでロングフォール前提です。師匠が教えてくれました。
しかし…40年前に時を止めた九州のクライミングシーン…そして、ボルダラーの人は、ロープにぶら下がってボルト打つとか、できないんじゃないですかね?
私は九州出身のクライマー、叶うなら熊本の人が開拓のグランドデザインをするのがいいとは思いますが、人材いないような気がします。
私が見た中ではユージさんがグランドデザインを引くのが、一番岩場の個性を生かすことになると思います。
ユージさん、昇仙峡の11C、11Cとつける、心のやさしさ。
故・吉田さんは、あれ、私に11bと言って触らせていたんで…吉田さんは、グレード厳しめだったみたいです。
ユージさんは若いときからヨーロッパ中で登って、ヨーロッパグレードを体感しておられるので、
”こんなの、俺にとっては11bなんだよ!”というエゴの声ではなく、
”俺には簡単だだけど、これって客観的に見て、11cだよね~、普通の人にとっては”
って声の方を選んでグレードつけると思います。
11bを触るのは何とも思わないけど、11cって言った途端に、わたしなんかは、最初から登れるわけない!と思って敗退しちゃいますから、11cを11bと言ったのは、吉田さんの思いやりだったのかもしれませんが…。
という以上のような考察でした。
心のないクライマーの餌食に、熊本・五木の岩場が食い物にされないことを祈っています。
故・吉田さんと過ごした昇仙峡の春 8年前の今頃■ 男性5.12、女性5.11
まぁほっとけば、男性は、みな5.11~5.12の間に落ち着くのです。
女性は、5.10~5.11の間が落ち着きどころです。
私は、40代からクライマーをやっているのですが、43でスタートしたときは、大町の人工壁3mくらいで落ち、トップアウトしたら、拍手がもらえる感じでした。
ところが、3年やったら、アイスはすいすい、ラオスの登攀で海外パートナーと登ったことで、日本の岩場の怖い理由が分かって、呪いが解け、5.10Aではまず落ちない、というくらいになりました。5.11を初オンサイトくらいでクライミングからは離れましたが、それで4年目とかでした。
つまり、どんなにパワーがない人でも3年もやれば、イレブン。あとは老後に向かってゆっくり退化して行ったり、仕事の状況によっては成長できたり、いろいろでしょうが、大体そんなところが平均的な運動能力の落ち着き先です。
ボルダーグレードなら、女性で5級。男性で3級。
そうすると、開拓者は、男性が多いので、5.11~5.12の間の課題が増えるでしょう。
女性開拓者は、ほとんどいないので、5.10~5.11は増えない。
さらに誰もが通る道である5.9も少ない。
ナインアンダーになると皆無、ということになります。
これが、
初級者のうちから海外に出たほうがいい、
と言われる理由です。
海外では、日本よりもクライミングの歴史が長く、最多クライマーは、6A~6Bです。
つまり、5.9~5.10です。
なので、ナインもテンも登りつくせないくらい課題数があります。
龍洞の岩場なんて、5.4からありました。
そういうところでバンバン数をこなして登っているから、上達できるんですよ。
クライミングジムでいくら登っても、外岩経験は積めません。岩の歌も聞けるようにはなりません。(ヘンテコリード)
なので、海外に2週間行ってバンバン登ってきましょう。
インスボンで、チラ見した隣のクライマー たぶん韓国の人https://workfromgreece.gr/
■ 混みこみぎゅうぎゅうの岩場の原因
あちゃー… これが、混みこみ、ぎゅうぎゅうの岩場の原因か‥(ため息)
ここからの引用は、ある業界重鎮のセリフです。リーダーがこんな考えだから、今、混乱した岩場で、クライミング教育は欠如し、人工壁の登り方で若い人は腐ったボルトにバンバン落ちる羽目になっているんですね。
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クライミングはあくまで個人の自由意思によるもの
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なら、ボルトを抜きましょう…。自然界にボルトあります?ないっすよね?
朽ちていくボルト…登りたい人が勝手に打ち換えればいい…んじゃなくて、山にうんこを残置してはいけないように、ボルトも残置してはいけないんですよ。特にアルパインの倫理観ではそうです。懸垂支点など、仕方ない場合も、仕方がない、という認知です。
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岩場も管理されたものではなく、また管理すべきものでもありません
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まったくの事実誤認です。
太古の昔から、日本の里山は管理されています。高い標高の奥山(北アや南ア)もとっくの昔に管理されています。
岩場も、基本的に誰かのもの、です。放置されているじゃないか!管理されていないじゃないか!という方は林業をちゃんと勉強していないのでしょう…
岩場は地権者のもの、地域の財産です。間違ってもクライマーのものではないですよ?
木の1本から資産として、数えられて、ちゃんと管理されているんですよ。
ひとんちの壁に落書きして、それに著作権を主張しますか?しないですよね?
たぶん、そこんところをクライミング界は全員で誤解してしまっています。
著作権がないのと、素晴らしいルートを引く能力があって、そのルートが素晴らしいことは別の話です。権利主張と賞賛は別ってことですよ?
賞賛されてもいいけど、権利は主張できないってことです。なんせ人の、なんですから。
そういえば、佐藤さん、「ルートは別に俺のモノじゃないし…」っておっしゃっていました。ですよね。
なんでか知らんが、一部の人が、自分に権利がないものを権利主張することになって、再整備も進まない上、腐った残置だらけになってしまっている日米の岩場。
国立公園、国定公園、ならなおさら。国や県、地方自治体に管理されています。
アメリカでは、残置禁止になりそうなそうです…そりゃそうだろう…。もともと残置しないのが美学なのに、いつのまにかボルトで100%安全に落ちながら登るのが権利化している…。
自然界は管理されていない、というのは、あたかもそう感じる、レベルの幻想です。たぶん、雨風が管理できないので、近所の裏山も管理されていないと感じるのだと思いますが、実際は、違います。
ボルトを打つなら、打った人が責任をもって管理する必要があります。なぜならボルトは人工物でキノコのように生えてくるものではないからです。
管理責任が負えないのであれば、打たなければいいのです。それでも初登(FA)はできます。
FAは、トップロープによる試登で現在は行われているんですよ?したがってボルトレスで可能です。
発表すれば、誰かがホントに9Aあるのか?登りに来るでしょう…
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昔はそのあたりのことは皆わかっていて、モラルというか、紳士協定みたいなものが成立していたのですが、今はどうなんでしょう?
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私は小鹿野の初期の開拓者4人のご様子や甲府の昇仙峡しか分かりませんが、1980年代の昔から、紳士協定なんてなかったみたいな感じでした(笑)。ともかく、誰か一人でも開拓許可を取ったら、他の人は、当然許可は取れているもの、として、我も我も!と開拓に押し掛けたので、ルート混みこみ、でとなりと1mも離れていない…という結果になったっぽい話しぶりでした。
開拓に割り込んでいいか?聞くと言っても、自分が引きたいラインの隣の開拓者に、ここ、いいっすか?とまるで映画館の席に座るように、開拓しちゃっただけみたいでした…。
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あくまで各人の裁量で、開拓するかどうかは決めればよいのではないでしょうか?
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問い)開拓する能力がない人が開拓すれば?
答え)危険なルートが出来上がります。
これが、1980年代に才能がない人が開拓した結果、3ピン目でランナウトした課題で2018年に人が腰椎骨折をする理由です。
参考:https://allnevery.blogspot.com/2022/01/blog-post.html
下手くそクライマーのリードの仕方 https://allnevery.blogspot.com/2024/04/blog-post_23.html
残念ながら、登る能力と、開拓能力はセット販売じゃないんですよ。
5.12登れてもロープワークお留守のクライマーが9割なのと同じで、人工壁をいくら登っても開拓能力はつかない。
人工壁のルートセッターは高度な職業とされています。
外の岩場の開拓は、同じかそれ以上の能力がいるのに、誰もその人の能力を問わず、誰でもできる。
そんな、お得な、誰でも得れる栄誉、ちゃっかりもらっちゃおー♪と思わない自己愛性パーソナリティ障害の人がいるとは思えない。
自己愛性パーソナリティ障害の人なら、必ず、ちゃっかり俺様欲求を満たすチャンスにしますね。
この目で見ました!!
ここからは私の考えですが、私の考えによれば、ホワイトクライマー(例:故・飯山健司さんとか横山ジャンボさんとか)が弱体化すればするほど、きちんとルートも引けないクライマーが、名誉欲だけの理由で変なところにボルトを打って、それが永遠に残る結果になっています…。 それを擁護するのが、初登者権利論。
岩場にまったくグランドデザインというものがなく、しっちゃかめっちゃかになった理由はこれですね… 超・納得。
Ueno
The diploma award ceremony for molecular nutrition was in Nihonbashi, so I looked for a place to stay nearby.
This time I stayed at HostelOwl, a small handmade capsule, but it was comfortable and next to a public bathhouse for only 2,500 yen. I would recommend it to climbers going to the Tokyo area.
I used to stay at the Intercontinental for a month when I was in Wellington on business and at the CandlewoodSuite when I was in Kansas for a month.
https://www.ihg.com/candlewood/hotels/us/en/overland-park/mkcgv/hoteldetail
That's I had to stay in a hotel room all day long, working 16 hours at a desk, so I think it's worth it to pay this much.(Actually company took care of the cost)
From there, I grew to the point where I could complete staying in a tent stay all by myself in the mountains, even in -25C cold.
I've come a long way, come to think of it.
Confidence that no one can take away
So this is the confidence that no one can take away from me.
range of experience.
I have a wider range of experiences. It broadens our horizons. My perspective is much wider than normal Japanese, and that is my source of confidence.
I think that is the meaning of having experience and being adulthood.
If I were to stay in a hotel all the time, you will only know what's like this hotel and that hotels... I think it is boring.
Memories of Ueno
This time, after the diploma ceremony, I had dinner with climber friends in Ueno.
What made me happiest was that I was able to treat that older, senior climber to dinner.
I have excessive amount of love and I just want to love without being taken advantage of.
The young climbers takes advantage of you and oversea climbers too. I am not that dumb.
This older climber supported me when I was trying to be an alpine climber. He still gives me advices and support me. When I went to Hatatate iwa middle ridge, he was my second climber.
It is a route that offers a miniature version of an alpine route, starting with rappelling but requiring route finding and in the top you will join in to hikers.
I still have a picture of it as a proud moment in my life. If I were to die, I would recall that moment and remember him as an important person who climbed with me.
Ueno
In Ueno, the cherry blossoms had not yet bloomed. I remembered that when I was in college, I came from Osaka to visit the art museum in Ueno to see an exhibition of Georgia O'Keeffe.
My childhood was full of good museum days. My mother was a graduate of the Tokyo Women's Institute of Fine Arts, so it was a tradition in my family to go see every major exhibition that came along. So the art museum and the forest attached to it became my home.
When I was in my first year of college, I was longing for Tokyo and visited a classmate from junior high school who had gone on to Hitotsubashi University, but was surprised to find a one-room apartment in a distant suburb (Machida) that was not Tokyo in name only....
My friend who went on to Waseda University lived in a boarding house near Toshimaen, which was not even a one-room apartment, and had a shared bathroom. I was surprised at how rural it was....
Seeing this, I was living in a student dormitory in Minoh, an hour by bus from the last train station in North Osaka, and I thought that the big city was just as far away from the city as if I were living outside of Osaka.
After seeing O'Keeffe's exhibition, I immediately went to work in the U.S. and lost all longing for Tokyo and the big city....I now prefer to be in a nature, country side.
It was as if, after visiting Laos or Ryu-dong, me losing interest in crags in Japan.
I was able to go back to Ueno, the place I had always longed to visit, and treat my senior who had taken care of me so well....
Thinking of my long and distant journey, I felt that I had grown up completely as an adult.
Yes, the age of crying and saying, "Help me Dad! " is over.
I was no longer at the age of crying out.
Of course, seniors give us all kinds of life advice.
Especially as I myself am now at the age of starting to age, how I should face the rocks...those things, of course, are taught by those seniors who have already gone before me.
I have always thought so, but free climbing is, from the alpine point of view, just an Enjoyable Climbing after retirement (laughs). Nothing serious.
A young man took my picture.
In Ueno Park, where the cherry blossoms had not yet bloomed, there was one place where only one cherry tree was in bloom.
I wandered around there... because I wondered if someone would take a commemorative photo of me. That's what I was thinking.
Then, a young man in his twenties, who looked like a young, flirtatious guy, recognized me... and despite his appearance, he quickly understood and said, "Shall I take your picture?" I could tell that he was a very considerate man because of the way he said it, which was very easy to get into my mind and without any pretense.
People judge people by their appearance, and we learn this in our adult life... Of course, after my office worker days when I strolled around Marunouchi in a suit, we learn that people are influenced by their appearance, and if you want to get good service, you have to wear a good suit... And then, as an adult And as we grow up, we learn that looks don't matter....
Inner Father, Inner Mother
The mountains of Okuchichibu raised me: the Southern Alps and the Maeho North Ridge. The days in Shosenkyo.... The ascent of Mitsutoge. Climbing with Iwacchan in Okuchichibu and Ogawayama. The time with the late Mr. Yoshida. The days of multi climbing in Insubon. And ice climbing days.
My mother is the students who followed me in yoga.