2019/04/16
Okinawa Climbing Guide
https://www.threepeaksclimbing.com/
I might like to join their program!
2019/04/09
肉離れの経過
受傷から、本日で13日目ですが、ちっとも良くならない…肉離れ。
つま先を少しでもフレックスすると、激痛です(><)。はぁ~。
平らではない地面で、足を突くと痛いので、片足を90度横にして歩く技を身に着けた。
■ 7cm×7cm
ただ私くらいの年齢の人となると、運動して鍛えていても、アキレス腱断絶の可能性が増えるのだそうです。高リスクグループだって。
アキレス健じゃなくて肉離れ程度で済んでよかったね~って話らしいです。アキレス腱なら半年だそうです~。いや~この状態で半年って最悪。
■ 準備体操をしましょう
2019/04/08
2019/03/30
Kishira Crack
We've gone to Kishira Crack in Kagoshima.
It's 5 hour drive from Fukuoka.
This is 5.7 crack, I on-sighted.
I loved 5.9 there.
Kishira has tons of easy cracks which I can practice.
I got injured my leg before I get to the climbs, and I barely climbed 3 climbs.
My calf has teared... I guess I was driving long hours and suddenly I moved...
so sad... It was too painful even to walk.
The parking lot we stayed. |
We've gone to a Hot Spring, and got some food for dinner.
We had a Akumaki, Kagoshima's local food.
Recip for Akumaki
Dinner for the night |
Cherry Blossom |
Ondake They've got multi pitch. |
Kaomondake Mountain across the ocean. |
https://www.town.kinko.lg.jp/soshiki/10/1080.html
The power also was available.
岸良の岩場で肉離れ
楽しみにしていた岸良の岩場。
…しかし、行く前になんとなく、”大丈夫かなぁ”という虫の予感が少しありました。ただ、虫の予感…不安が、漠然としすぎていて、山行をキャンセルするほどの問題とは思わなかったんですよね。
以前の師匠の鈴木さんに、”山行目的を明確にするように” とだいぶ言われたのですが、それがぼやけていた。今回は、私が甘かったです。
パートナーの山行目的と私の山行目的がずれていた違った、と思います。互いに、期待やもくろみが違うと、ちぐはぐになってしまいますよね。一致しなくなり、それぞれが自分のエゴ(山行目的)を通そうとしだすと、分解します。互いをつなぐ横糸がないからです。
それで行く前に一回、不安になり、大丈夫ですかね?とメールしたことがあったんですが…不安の中身を私自身が良くつかめていなかった。
おそらく、
相方
・メインは鬼岳
・宴会で旧友に会う
・クライミングはついで
私
・易しいクラックの登り貯めが主たる目的 ぶっちゃけクラックだけで充分
・鬼岳はついで
でした。
■ 悪天候と沈殿
しかも天候が悪い予報が出ており、4日間中、天気が確実なのが初日だけ。その上、初日に怪我をしてしまいました。悪天候の予報だと当初の目的を達することができないため、その場合の対策をきちんと考えた計画をすべきでした。反省です。
なにか不測のことが起きた場合、というのは、その対応のいかんで、信頼関係が向上したり、悪化したりします。
不測の事態というのは、試金石でもあるのです。
■ いいクラックでした!岸良の岩場
今回は、岸良の岩場でナインアンダーのクラック登り貯めが、私のメインの目的でした。私の目的の一つは、何とか達成しました。ただ3本しか登っていないですが。
岸良の岩場は良きクラックの岩場でしたが、なにしろ一本も登る前に、アプローチで肉離れになってしまったのです…。
それでも、なんとかクラックを触りたい!という目的は、根性で達成!
5.7をアップでオンサイトした後、5.9のクラックを登りましたが、これはとても良いクライミングでした!
5.7の易しいクラック 2番が一杯いります |
まだどんなムーブでも来い!って段階にないから、登れるものを登って、”登れる実感”を貯めないといけないんですね。
私のクラック登攀は5.9オンサイト登りだめが課題です。
リードで5.10bに取り付くのは、ギリギリすぎて楽しくないってことみたいです。
その後、足が腫れて悪化し、何も登れなくなり、歩くのすら、つらくなったので、岩場の偵察もできず…。
■ 甘いリスク管理
本来この時点で、アイシングを考えるべきでしたが、リスク管理が甘く、アイシング用品も、保険証も持って行っていませんでした。これは反省です。
岩場では常に怪我のリスクがあるからです。
しかも海だったり、近くに沢が流れ込んでいたので、海に足を浸していればよかったなぁと今振り返ると思います。
なんというか、自分の体のニーズを後回しにする心理的な癖、それを当然受け入れてしまう、という習慣、あまりよくない日本的習慣?があるかもしれません。
やっぱり体育会系(笑)?
やはり、一番大事なのは、体です。私自身は自分が連れて行く人に対して責任感が十分あるのに、自分自身を同じくらい大切にする、ということが貫徹できていないようです。
泊まり場 |
岸良の岩場は、町が寂れて過ぎて、周辺に何も商業施設がないです。買い物するところがない。
幕営も海に面した展望休憩用のパーキングスペースです。
基本的に、山やに泊まれない場所はないですが、山と同じことを町でせざるを得ない=岸良。
快適性は、全くなしです。
一応、幕営によさそうな場所(調理せずに食事でき、トイレと風呂と水道があり、泊まっても怒られないところ、雨の場合、屋根があるところ)の目星をつけて行きましたが、そこは通らなかったので、初日は展望駐車場で泊まりました。私はテントも持っていましたが、雨だと面倒が増えるため、車中泊にしました。
なかなか景色が良いところでした。トイレもなく水道もないので、幕営場所としては快適度は低いですが、まぁ、山やなら問題なし。
■ 二日目
さくらはもう散り初めでした |
二日目は、朝から雨だったので、次の偵察地に向けて出発したのですが、選択した道が失敗。
時間がかかる上に展望もなく、ただ悪いだけでした…(汗)。
いや、あの道は疲れた。
鬼岳 マルチがあるそうです |
開聞岳がかっこいい |
途中で疲れて休憩しようにも、ずーと何もない林道で休憩すら…です。
鬼岳を偵察し、近所で仕入れによさそうな道の駅で夕飯になりそうなものを購入し、本日の予定終わり。
大隅半島は、肝付周辺より、根占側のほうが栄えています。ので、ベースとするのは、根占側のほうが良いみたいです。
根占のほうは、車中泊に良い神川オートキャンプサイト(電気も取れる)があるようでした。コンビニも道の駅もあり、温泉もご近所。
今思えば、あそこに泊まったら、節約になり良かったな~、なんですが。テントもあったので。
連日の車中生活だと、充電は結構、問題になります。今回はパソコンを充電するのに、新しいバッテリーを購入してみました。
金曜夜が宴会だったのでそれに送り届けるため、あと二日、クライミングができないならば、何をして過ごそうか?と考え、湯治宿に投宿することにしました。
何もしない時間を無為に過ごすより、ゆっくりして、体を癒すことを考えたほうが良いかなと思ったため。この湯治の本、なんとなく、ふと魔が差した、な感じで、出かけに入れたんですよね。今回はこれが保険になった。人間の予感力は不思議なものです。
大隅半島はゲストハウスなどの安宿もないので、(山や)&(車中泊装備)でないと、旅行することも基本的に困難かもしれません。
■ きらく館
きらく温泉 |
きらく温泉
お湯も良かったし、清潔さもOKだったので、足さえ大丈夫だったらまた行きたいです。
しかし、足がどんどん悪化するし、とどまる理由は相方の宴会出席だったので、2泊の予定を繰り上げて、一人でも帰ったほうが良いと判断。先に帰りますと言うと、その判断に相方が寄り添う形で、2名で帰ってきました。
2泊分の宿泊料を払った後だったので、無駄になってしまいましたが…。宿からは公共の交通機関で、鹿児島市や福岡にも、たどり着くことができそうでした。
やはり、けがをした後は、一旦、山行は中止にして、負傷者と怪我の療養を第一に考えるべきだと勉強になった。
今回は、帰ってきたほうが良いということだったんだろうなぁと思います。
とはいえ、海岸の岩場岸良の5.9、負傷があるにもかかわらず、ノーテンで楽勝で登れてよかった。
黒稜会の若い人にも会えました☆
やっぱりクラックなら何とかなる感があるんですよねぇ‥‥指力がいるフェイスはダメですけど。
2019/03/26
4 Day Climbing Bumming!
今回は、私でも登れる易しいクラックということで岸良の岩場☆
クラックは湯川を登りだめするところで、中途半端に終わっています…ので、易しいクラックの習得中。
■準備その1
お酒(笑)。おとといくらいに近所の酒屋さん、杉屋のおじさんが取っておきのを出してくれた♪
冷やで飲むとおいしいらしい。黒麹という特殊な麹を使っているらしい。
■その2 雨の日対策
ゲーム(笑)。これは、別件でお金のゲームを探していて、見つけたのですが…。まぁ、時間つぶしに。
他にオセロ。あと、リン・ヒルのDVDとメルー。
本当は、『DawnWall』を一緒に見たいけれど、無理だろうな~。ネットの通信環境がない…(汗)。
登山のゲームを作れないかなぁ。その土台になるようなゲームを探しているんだが…。見つけたのは、テレビゲーム…。
ボードゲームじゃないと、テント泊沈殿中にみんなでできない。
■ その③ 登攀と食事
まぁ車中泊が可能なので、別に食事も凝らなくていいし、そんなに大変でもないですが、道具は増えますねぇ。
塩・コショウ、まな板などの調理器具セット。カセットコンロ。フライパン。お湯は小さいコッヘルで沸かせばいいかと思っています。小さいやかん、かってもいいなと思いつつ…買っていないやかん...
あとはテント&シュラフ…。マット。
登攀は、大きいサイズのカムから小さいのまで一式と。
ロープが3本…(汗)
つまり、ダブル1本(マルチがあるから)とシングル2本(リード用とトップロープフィックス用)。
普段のゲレンデみたいに各自登るっていうやり方でなくても、遠征の時はリードメインでいいと思っているのですが…。大体通常、シングル一本しか持っていかないからなぁ。
ああ、もう一本のロープ売らなきゃよかったなぁ。新人さんがロープを持っていなかったので、軽量シングルを売ってしまったんですよね…。あれ、こういう時役立つんだよなぁ。
ダブルもあれで代用できるので…。 でも、ノットの練習用に、はい!ってあげれる5mくらいの端切れロープのストックがなかったんで、何かあげないと彼も練習できないし…とか思ってしまったんですよねぇ… かといって売らずに上げるには、ちょっと高級すぎるロープでしたし…。
メルーを一緒に見たいな~とずっと思っていたんですが、どうやって? DVDを再生するには、パソコンを持っていくしかなく、しかし、パソコンも、電気がなくてはただの箱なんで…うーん?と悩んだ末、車で充電できるのを買いました…。
■ 準備その4
充電器
これ。今回、試用。
■ ギア
ギアは今回大量です…。ヌンチャク一杯。カム一式。
■ 節約のこと・・・
今年は、ひょうたんから駒!で、5月にウェールズに招待されてしまったため(しかも航空券が高額なゴールデンウィーク中!)、渡航費を工面するのに苦労中です。
ラオス&ウェールズっていうのは、節約のため(?)、無理だろう…と代替え案を探していました。
最初は、今の時期にアイスとクラックを両方と思っていました。
というのは、長野へ行けば、南沢大滝と小滝でアイス、湯川と城ケ崎でクラックということが可能だからです。一緒に行ってもメリットがありそうな人がいたので。
これまた、瓢箪から…で、(アイス&クラック)が(クラック&スラブマルチ)になりました。
岸良と鬼岳。
心配は雨対策かなぁ~。長野であれば、雨の日に行くところも、土地勘がすでにあるので、問題がないのですが、行ったことのない土地は、どうしようかなーというところ。
夏に長野にクライミングに行ったときは、雨で、沢装備持っていけばよかったよな~って状態だったよなー。蘇る思い出(笑)。
今回はゲームで時間つぶし?!
とはいえ、私のドリームトリップです。一緒に出掛けてくださる仲間がいて感謝☆
チェストアッセンダーのテストで鬼ヶ鼻岩
鬼ヶ鼻岩の整備に行ってきました。と言っても実は、
・遠征の打ち合わせ
・新しいアッセンダーのテスト
もあります。なんか登攀が後回しだな~(笑)。何でしょうか?!この”登攀後回し感”は(笑)? いつでも登攀できると思うとしなくなる系?!
いや、実はそれよりももっと根深いもの…しいて言えば、失望というものです。
日本で頑張ったって仕方ないなー感ですね。
■ チェストアッセンダー
ま、とはいえ、私はクライミングで成長していくのが好きなので、まぁクライミングには行くので、自分のやるべきことをやっていくということになるんですけれども…(笑)、それはこのチェストアッセンダーのテストです。
このチェストアッセンダーは、結構、当たり!でした。ユマール2個よりも使い勝手は、良好です。
しかも激安!おすすめです。3360円でした。CEマークがあるので、安全性も良いと思います。
しかし、アマゾンで購入しましたが、来るのが遅い。
そして、予定日に来なかったので、連絡したら、なんだかたどたどしい日本語でカスタマーサポートからメールが来ました。なんか文法が怪しい日本語でした…(笑)ので、2個必要なのですが、2個目は違うところから買うことにしました。
ロックテリクスのロープクランプは、プルージックコードでセットするよりもセットが楽なので、ここ数年、ロープがアップされないときなどに活躍してきましたが、まぁ基本、あまり出番がない道具でした。このギアだと適合ロープ径が太い。実際は8mmでもちゃんと機能していましたが、とはいえ、メーカーの保証外であると思います。
その点、このチェストアッセンダーでは、適合ロープ径が8mm~13mmです。適合ロープ径の幅が広いです。
■ 自己効力感
クライミングの大きな魅力は、おそらく自己効力感です。
自分の力でなんとかできる、
状況打開できる、
という実感がクライミングにはあります。たとえ困難があったとしても、その困難を乗り越える力が自分にある、と感じれることは、ものすごく強い自信になります。
私のラオスを考えても、旅のプロセスで様々な困難に直面したものの、すべて私の社会的な能力、語学、経験、そういうもので打開でき、それは楽しく海外登攀が貫徹できたのでした。能力をフルに生かすと人間はとても楽しいのです。
■ もう落ちないけどさー
2度のラオスや韓国の登攀が功を奏して、今では初心者ルートで落ちることは無くなりました。まぁ、もうⅣ級では落ちないでしょうね。
したがって、Ⅳ級なら行けます。
しかし、そのような危険な状態にあるⅣ級に行くべきか?というと?さて、どうなのでしょう?
・行ける能力がある、ということと、
・行きたいという欲求があることと、
・行くべきという義務があることとは、
それぞれ全く違います。
危険で易しいルートに関しては、能力があっても欲求がない…というのが、大方のクライマーの帰結であるようで、その帰結に私も来てしまったようです。
あーあ、せっかく登れるようになったのに、ご褒美なし?
というわけで、これまで5年間の努力はなんだったのか?ご褒美がないじゃないか!という帰結になってしまったわけです(笑)。
私に今、必要なのは、まさにご褒美です(笑)。ランナウトした怖いⅣ級なんて、ただの罰ゲームになってしまいますよねぇ。
自分にとって何がご褒美なのか?というと、それはやっぱり楽しい遠征のような気がします…
2019/03/23
Iwara Mountain
Since she was a beginner, I wanted to bring her to an easy mountain trail but beautiful place...
I thought it is Kujyu at first... but it was rainy day, I changed the plan to the place where we would stay under the woods for most of the time... Kujyu is too exposed I thought. And I was right.
I love the exposed place but not in a rainy day...
Genkai Kansen No139 |
It took us half an hour drive from Nishishin Subway station. I picked up her at 9:00 am.
Genkai Kansen No139 means we are walking in the trail for the power line from Genkai Nucluear power unit.
Power line Tower No139 |
It's easy trail. You can even run!
Soon it becomes like this, with sun it's so nice.
I love the feeling of exploring...
Top of the Iwara Mountain. |
2019/03/18
油山川 9回目
また油山川に行ってきました☆
もうワイドクラックで、なぜか左の股関節が痛かったり、右足のふくらはぎを釣ったのが、治っておらずなんかヨレヨレ、ぼろぼろの体なのですが…とりあえず、出かけてきました。
いつものように平和そのものの素晴らしい岩日和でした。
昨日は、私はサブフェイスだけで、10本。
体がアチコチ痛かったのに、登っていたら、必死なので、痛みを忘れるという良い効果があることが分かりました(笑)。
今回は10本でも、休み休み行ったので、前回ほどヨレヨレにならずに済みました。
やはり回数を重ねると少しずつでも上手になっているようです。
■ ナッツ
赤のナッツをセットしたら抜けなくなってしまいました…いや~赤のナッツ要注意。ナッツって入ったら必ず抜けるはずなのですが、知恵の輪みたいになってしまって、どうしても抜けない!!焦りました。
■ 干物屋さん
道すがら、干物屋さんがあるのですが…この干物屋さんが、10時開店で、セール品を出しているのですが、いつも夕方に行くので、セール品はもぬけの殻でした。
ためしに、朝行ってみたのですが、黒山の人だかり!びっくり。
すごく人気のようです。
この干物は、色々な人に送ったら、すごく評判が良かった(笑)。
■ サツマイナモリ
偵察で、未開拓のエリアに行ったら、サツマイナモリという湿った林床に咲く山野草を発見しました。初めて知る花でした。
とっても穏やかな楽しい岩登りの日でした。
2019/03/14
竜頭泉 カム落ち練習
今日はいい日でした☆
今日は竜頭泉に行ったのですが…意図せずして、カム落ち練習になってしまいました。
カムって落ちれるんだ~ってことを意図せず、体験中…(笑)。
なんかこのパターン前にも見た…と振り返る…と初めてのアイスクライミングでした。ロープに頼ることを始めて覚えた日は、登攀がギリギリで、意図せずにロープにぶら下がって、ほんとロープが一番頼りになると思ったんでした。
いや~、ギリギリにトライするってことは、常に落ちるってことですね!!
わざわざカム落ち練習しなくても、ギリギリで頑張っていれば、そうなってしまうという論路構造を学んだ日でした。
しかも頑張りすぎて、足をつってしまい…、その後も登攀力便数出せば出すほど後退。ガーン…。
■ 回収がないほうが難しい
そして、5.10cのワイドでは、カムを回収しながら登るセカンドの時は、カムエイドが可能なので登れたのですが、トップロープで完全フリーだと四苦八苦…結局何度も落ちねばならず… だいぶくたびれました。
クラックに関しては、カムのセットさえマスターすれば、最後はエイドもあるさということができるので、リードのほうが簡単。回収があるほうが簡単ということを学びました…
ホントにカムって素晴らしい(笑)!
カムこそ私のお友達!カムこそ命の恩人!
ってことです。
■ リードしないと楽しくないことが分かった
私も先輩もアルパインでスタートなので、自分がリードできるグレードのところをリードするのが一番楽しいんだということが分かりました…。
確かにトップロープだと短い課題でも繰り返し登っていれば、量的なものが解決できますが…。それだと脳がサボってしまうみたいでした。
リスクジャンキーというのとは、また違うみたい…。リードだと、何かこう、ちゃんとせねば!みたいなものがありますよね。適度な緊張感というのかな?
なので、ジムでのびのび登る日も必要だし、外岩でトレーニングする日も必要だし、カムのセットばかり練習する日も必要だし、リード練習の日も必要だし、ということが分かりました。
今日は基本的に新たな課題を獲得する日、みたいな感じ。
でっかい南天? |
道すがら、桜がもう咲いているところがありました。
偵察で行った新しく樹木が伐採されて、クラックが露出しているエリアは大規模に掃除が必要そうでした。
掃除がないと、快適とは言えなさそう…しかし、掃除に通うには、少々遠いかなぁ。
まぁ2時間なので、日向神と変わらないくらいですが。
■ ビッグウォール
オマケで、サラテのトポを見せてもらいました。へぇ~が一杯。
エイドの難易度が、そのまま墜落距離ってことが発見でした(笑)。つまり怖い度=難易度みたい。
だとしたら、比叡にもそれを入れるといいのかも…(笑)?
C2というのは、5~30フィートの墜落、C3というのは、35~50フィートの墜落だそうです。これは、それぞれ、1.5 ~9mの墜落、10m~15 mの墜落ということです。
仮に、5.6でも、墜落可能性が15mの大長正ルートなど…、さしずめ、墜落のFを取って、5.6 F2、です(笑)。
明らかに、ラオスは5.6 F0です。
2019/03/12
白亜スラブ
■ 白亜スラブの記録がMissing!だったこと
白亜スラブの記録がないのは、たまたま当時Moveという会に所属しており、その会を抜けるときに会のブログから記録をこちらに移すのを忘れたためだ。記録はきれいさっぱり無くなってしまった(--;)。
白亜スラブは、私にとって学ぶことの多かった、意味あるルートなので、思い出せる範囲で、記録を書いておくこととした。
■ 「敗退なしで!」
「11のクラックがあるから難しいだけど、フォローやってくれないかな」と先輩が持ちかけてきてくれたのは、小川山のアルバイトから帰り、龍洞の遠征目前の9月。
行く予定の台湾・龍洞は、クラックの岩場なのに一人で行く。当然、誰だって心配だ。というので、できるだけ多くのクラックを触らせてあげたいという先輩のやさしい思いが見える、2泊3日の比叡行き。が、問題のクラックが…5.11と私の技量をはるかに超えている。・・・ので返事は保留(笑)。
初日は、台風一過の日之影へワイドクラックがあるボルダーを探しに行った。日之影は、とても美しく、楽しそうな場所で、何日も長居したい感じだった。ところが、台風で大増水中で、ボルダーは見つからなかった。ただとても美しい渓谷で、その美しさに満たされた。二人とも、別にボルダーが見つからずとも満足な感じだった。
翌日、マスターズルーフへ出かけた。5.12のルーフクラックだ。私は当然、ルーフには用はないのだが、下が5.9(と言われている10c)のコーナークラックなので、私にとっても勉強になる。この記録は割愛する。ただ、同行していたベテランが、もっとも行ってはならないと最初に教わった支点ビレイをしていて、肝を冷やした。ベテランたちのビレイが超怖いというのは、これで2例目だった。
最終日の帰宅日で、帰り間際にサクッと登ろう!と提案されたのが白亜スラブ。これは、私はクラックがやりたかったのと、最初の1P目と5P目はグレードが低かったので、私でもリードが取れるのではないかと思ったのだった。「行ってもいいですよ」。行って”も”、というところが、多少の譲歩感を出しているのだが、これは、自分のルートではないという意味だ。
先輩は、「じゃロープは一本で!敗退なしで!」という。振り返れば、この時に、よく事態を理解すればよかったのだが…。
最近とても強くなっている人で、上り調子だ、自信がある、ということに聞こえた。むしろ、問題は私がフォローで11のクラックを登れるかどうか?だと思えた。大体、登れなくなって、フォローもできないとなるのが核心のように思われた。
それで、一応ユマールを保険に持っていくこととし、目的は、5.11のクラック!という認識だった。2、3時間でサクッと登って早めに帰ろうね!ってことだ。宮崎は遠い。
5.11のクラックは、当然だが、まだ登れたことがなく、私にとっては難しすぎるチャレンジというのは明らかだったので、先輩は無理についてきて、とは言わない。でも、行きたいんだろうなぁというのは、感じられた。
いつも世話になっている先輩のことだし、ここはいっちょユマールを保険に頑張るか!と思ったのだった。
■ 当日
翌日も快晴でいい日だった。白亜スラブはとっつきも、簡単で、ほぼゼロ分だ。トンネルの上。それで、ルンルン気分で出かける。さっさと片づけよう~みたいな感じだ。
身軽に装備する。ロープ、最小限のギア、下山用の靴。水。まぁ5ピッチしかないしね!みたいな感じ。ランチは下山後でいいよね!ってことだ。セカンドがザックを背負ってリードする人は空荷だ。ずっと、これが標準スタイル。
ところが、最初の1ピッチ目を一目見て、私のリードはないと、先輩も私も瞬時に理解。
…というのは、確かに登攀は易しく段々なのだけど、斜め右に上がっていて、ピンは10mは先であり、地面は8m下であり、まったくピンの意味をなしていない配置だった。ゼロピン目を取りましょう~と言っても、そのゼロピン目は、ビレイヤーを守るだけで、クライマーには全く関係なし。たしかに人間は8mから落ちても死なないとは思うけど。
別の人だが、ずっと以前に雪の北岳で、下部岸壁のトラバースでフォローしていたら、全く中間支点がなかった。先行している先輩に「これ~、何のビレイにもなっていないよー!」と叫んだら、先輩から「すいませーん!!!」と返事があった…のを思い出した。あれは、先輩もアップアップで、中間支点が取りたくても取れないのだった。リードクライマーの先輩も危険だったし、フォローの私もノービレイと同じだった。ロープ、タダの邪魔。むしろあったほうが墜落した時、2名になってしまう。
しかし、これは違う。明らかにランニング(ボルト)を入れる手間を省いていて、ただ怠惰なだけなのだった。
私の目には、ただのバカっぽいピッチにしか見えなかった。
何も言わず、当然のように先輩のリード。まぁ、このルートは彼が来たかったルートなんだしね。
2ピッチ目は直上で素直なピッチで少しホッとする。しかし、ロープが上がらないので困った。しばらく待ったが、フリーは断念し、ユマールで上がった。今回は、いつも持っているロープクランプを持ってこなかったので、フリーで登れない。もし自己確保して登るとなると、自己確保に使える器具がユマールしかない。
上がったら、ロープが上がらなかったわけが分かった。カンテの屈曲でロープがスタックしている。カムの回収も、セカンドでも工夫が必要だった。少し振り子で振って回収。
■ ひん曲がったRCCボルト
その後が問題だ。3P目は、ルート名の由来になった、きれいな白いスラブ。
だが、先輩がなかなか離陸できない。
私の見た目には5.10だし、普段ゲレンデのショート、フリーで登っている感じだと、そんなに考えるものでもなさそうに思った。ピンが右にも左にも見えた。どちらが敗退用なのだろうか?
連打されたRCCのボルトが困難を物語る。だけでなく、その支点がひん曲がっていた。
普段はもっと難しいグレードをゆとり付きで登っている先輩が、オブザベに長い時間をかけていた。
アルパインでは落ちれない。というか、落ちたら死ぬと思う。ここは3ピッチ目だが、スラブなので、落ちれば、大根おろしを免れない。しかも、敗退できないロープ配分だ。
オブザベ時間が長い。
どうしようか…。私は、敗退を考え始めていた。しかし、50mのロープ1本で来てしまったため、1P目が降りれない。2P目はギリちょんだが、まぁいい。スリングは120が一本、60が…と考えていた。最悪は継ぎ足しで降りるか。1P目が右上していたので、懸垂で降りると1P目の距離は正確ではないかもしれない?降りてみて、ダメだったら、フィックスにして回収に来るか?
考えている間に、先輩がスタート。スラブはだいぶ時間がかかった。
これは、セカンドは急いで登らねば…。セカンドで上がると、ランニングのヌンチャクにカムのビナが使ってあった…クイックドローが足りなくなってしまったのだった。ここナチュプロが取れるという話で、カムで支点を取りたいと、持って上がったので、その分、ノーマルのスリングやカラビナを節約したのだろう。
次は懸案の4P目。5.11のクラック。ここは比較的スムーズだった。しかし、ロープ一杯なんですけど!! ロープが足りなくなり、少し上がって、さらにロープを出す。
「ロープ一杯!」
と叫ぶが、リードクライマーには声が届かないようだ。しかし、このように少し登ってロープを出す、をいつまでも続けるわけには…。これだとコンテになってしまう。
ちゃんとランニングが取れているか、こちらからは見えないし、中途半端なところでロープが足りなくなれば登れないだけでなく、落ちるしかなくなる…。と思い、ロープを出すのを辞めた。ビレイヤーが少し上がるというのは、ほんのちょっと足りないときには、有効なんだが、ずっとは…。
コールを待つ。待つこと5分。ロープも動かない。もうちょっと待つ。動かない。動かないよね???と自問自答しつつ…ユマールを掛けた。コールが届かないのでは、アップもされない、と思ったからだ。ロープに全体重をかけて、ユマーリングで登った。最初の一歩に勇気が必要だった。まぁ、フリーで登れなかったことについては、もともと5.11は難しすぎると思っていたから、惜しいことは無い。
ユマーリングは宙づり登り返しと同じ方式で、足と腰に振り分けて、尺取虫のように上がった。途中カムの回収があるので、ユマーリングとはいえ、結構テクが必要だ。本来は、架け替えつつ回収するように教わったが、めんどくさく、まぁ、いいかと、フリー交じりに回収。途中から傾斜が緩んだからだが、足の側を抜くと、ロープテンションが無くなり、やり辛いのだった。やはり、ランニングが足りなくなったらしく、中間支点にカムのビナが使ってあった。
到着すると、相方は、テラスの一歩下、ほんの1ピン、終了点に足りないところにいた。立派なペツルに、二人でぶら下がっていた。(注:この時のボルトは、ペツルではなく、ペツルもどきカットアンカーである)
以下は、こうすべきだった…という内容で、実際に起きたことではない。
「いいペツルですね~」(実際は1点にぶら下がっていることに、絶句してしまい、言葉にすることができなかった)
どうも4P目の終了点を見落として5P目とつないでしまったらしかった(これは後で、致し方なくやったのではなく、わざとであることが判明した)。少し3P目でオブザベに時間がかかったというのも、心理的に押された理由にあったかもしれない。
しかし、天気は良く、景色は素晴らしく、二人とも、少々の敗北感は忘れてしまいそうな大絶景だった。
最後は、終了点のあたりの座れるテラスまで2,3m上がるだけ。
そのテラスで、ビレイしたまま、並んでのんびり行動食を食べた。足が痛い。早くクライミングシューズを脱ぎたい。
なんだか、どういう感想を言っていいのか、この時点では分からなかった。(←ひどい目に合っているのに、びっくりしすぎて、怒れていない=怒りの内面化)
ただ、目の前の矢筈岳が絶景で、先輩も私も無事だった。
「いや~、ロープは60だね!」と相方の先輩が言う。「いや、そうか?」と突っ込む。「やっぱり、ロープは2本でしょう~」(実際は突っ込めていない。)
今回は、ダブルを二人とも持って行っておらず、シングルだったので、ロープは十分にあったのに、シングル2本は重い、というのが50になった理由の一つだった。誰もそうは言わないけど、二人とも分かっている。
実際、シングルロープをダブル使いすると、確保器から出なくて、ビレイヤーは大変なのだ。出さないとクライマーは、当然登れなくなるし。出ないのと、ダラリンでは出ないほうが困る。
ダブルロープであれば、二人とも60なので、たとえ60ダブル1本で登っても、最後の4,5ピッチは連結になったとしても、ロープは足りただろう。しかし、敗退となった時、やはり60一本では35mは降りれない。結局2本50もしくは60を持つか、1本なら70がいる。
また、いつものように最後はちょっとジャンプする(笑)? ちょっとロープが足りないというのは、実は時々あって、結局クライムダウンしたりとか、している。(こうした小さな予兆で、相手にOKを出してはいけない。厳しく諫めて相手の態度を改めさせないと大きな怪我や事故につながる)
しかし、ロープの相談をいい加減にしかしなかったからなぁ。それは、なぜかというと、デシマルグレードに引きづられ、一番辛いピッチの5.11以外は、楽勝!とか考えていたからだった。
私もセカンドだから、リードクライマーが考えることだという甘えが、どこかにあった。私の務めはユマールであっても、なんとしても上がることです!みたいな気持ちだった。上がれればいい、というザイルパートナーは、パートナーとしての最低限の要件を満たしているだけで、良きパートナーとは言えない。本来は、ちゃんと敗退用のことを考えて、何か助言をしなくてはいけなかったのだ。(自分ばかりが反省しており、相手は反省していない。それどころか成功体験になっている)
■ 難しかった
この白亜スラブは、私にとっては、少し挫折の山になった。というのは、5.11のピッチはともかく、ほかの易しいグレードのピッチでも、私がリードできるかという目で登ったが、私のリードは、この先何年もないだろうと自ら判断できた。
グレードをゆとりを残して登れなくてはならない、というのは、マルチやアルパインでは当然だが、そのゆとりの量が問題だ。
5.10のスラブをリードするには、5.10bのスラブがショートでリードできていればいいと思っていた。いや、5.11のスラブがリードできないとダメなようだ。プロテクションがプアなので、フリーソロするのと同レベルの技量が必要だ。
5.8のフェイスがリード出来るにも、5.11が必要みたいだった。つまり、ランナウトしているのでロープが保険になっていない。フリーソロと同じだ。
5.11のクラックは、5.12が必要だ。ここが一番易しいかもしれない。いざとなれば、カムエイドが可能だからだ。
要するに、ここを安全にリードするには、オールラウンドに5.12がギリギリ届いていないとならないという話だとセカンドでも理解できた。
5.12クライマーになるというのは、私の中にはない。
40の手習いのクライミングだ。5.11に届けば御の字と思っていたのだった。
それで、たぶん、日本中のクラシックルートは登れる登攀力だと思っていた。それが私のここ5年間の目標だった。しかし、このルートを経験して、ショートで5.11登れる力では、ほとんど選択肢が広がらないのだ、ということが理解できた。
クラシックルートは支点がプアなため、またランナウトしており、命綱であるロープの意味が全くなくなっているために、フリーソロと同じ技量を要求するのだ。
今の登攀力は、野岳の5.11だったら、もしかして登れるかも?みたいなところで、まだ5.11は届いていないが、見えてはいるくらいだ。しかし、その見えているゴールに到着したところで、ご褒美は出ない、ということがはっきりと分かった。
ニセピークだったのだ。読図でよく出てくるやつ。ここがピークだと思ったら、もう一個あった…ってやつ。しかも、到着時点でヘロヘロだから、次のピークに行く気力はもう残っていないパターン…。
これは、”クライマーあるある”なのか? それとも、敗北なのか…。
先輩はクライミング歴が私の倍くらいあり、しかもボクサー出身で、おしりはちんまりと小さく、肩はがっちりしている。いつも小さいお尻を羨ましく思っている。私は、と言えば、お尻がデカくて外側に引っ張られて重たい…つまり、お尻に一つ小さいザックを背負っているみたいな感じ。上半身は華奢で、筋力がなさそう…。これでも女性の中ではお尻が小さいと言われているけれど、しかし、中学のころから安産型と言われて下半身デブだ。お尻を削るのと、上半身を鍛えるのではどっちが早いのだろう…。
しかし、今までの経験では上半身が鍛えられる以前に、指が参ってしまう。全然、クライマーに適していない…。
■ 「それはすごい!」
帰りは仲良く、登山道を下った。二人ともプレッシャーから解放され、のんびりしていた。最後は竹林で、登山道を外して、適当に林道へ。帰りの林道も絶景だった。
帰りに、旨いと噂の鶏の南蛮だっけ?そういうものを道の駅で食べた。ランチの時間は終わりそうなギリギリの時間だった。
少し運転を交代したが、そのときも、このルートで受け取ったメッセージを昇華中で、少しぼうっとして考え事に頭が向かってしまい、運転があぶなっかしい…。
帰って、最近の師匠さん、キーボウさんに報告したら、「素晴らしいルートだったでしょう!」という答えだった。
素晴らしいルートだったのか?
それは、今もってよくわからない。分かるのは、あとで庵に行ったとき、比叡ではどこを登ったのと聞かれ、このルートをセカンドでも登ったと言えば、「それはすごい」と返されるってことだ。(ベテランの人たちも正常な判断ができていない)
もしかすると、ここはボルトを打ち替えたいのに、皆が年を取ってしまって、打ち換えられなくなっているのかもしれない。そのため、フリーソロするくらいの気合が必要なのだろう。そのことを地元は知っているが、来訪者は無知だ。
しかし、すごいという評価は間違っている。
それに、セカンドは基本的な知識があれば、スリングを2本持ってさえいれば、基本的にどこでも登れる。庵の人たちはそれを理解していないのかもしれない。
私はここをセカンドで登ったと”セカンドで”を強調しているが、庵では誰も意味を理解しようとしないようだ。クライマーはどんなに登攀力が低くても、セカンドなら、エイド交じりで、別にどこでも行ける。だから、セカンドで登ったルートは自分のルートではない。リードで登った山が自分の山だ。トップですらエイドを出して登れるようなルートがある。
というより、このボルトがプアなルートを行くか?ということなのだろうか?
■ もう登った
いつも都合よく自分が登りたいときに、最適なパートナーがいるわけではない。誰か行ってくれないかな~と思ったときに、「もう登った」と言われるのが、悲しい…。のは、クライマーなら、だれでも経験があることだ。もう登ったからって行かないの?って思うが、まぁ大抵はそうだ。(反省点としては、憐憫の感情を持たないこと)
今回の白亜スラブは、大体の強いクライマーは、”もう登った~”なんだろう。それで、お鉢が回ってきて、私も登ることになったが、私のクライミングではないし、”もう登った”ということにはならない内容だ。
しかも、もう一度行くということは、そうそうありそうでない。自分のリードで、ここに行くということは、おそらく未来永劫ないだろう。
■ 関連記事リスト(認知行動療法の経過)
https://healthycitizenclimbing.blogspot.com/2024/02/blog-post_22.html
https://allnevery.blogspot.com/2023/01/blog-post_2.html
https://allnevery.blogspot.com/2024/02/blog-post_37.html
2019/03/11
英国式グレードの勉強
しかし、以前もこれ読んだけど、理解がとっても難しい…。
《まとめ》
1)とりあえずEグレードというのは、形容難度です。
HVS hard very severe
E=Extremely Difficult です。
2)現代のEグレードは E1から始まる。
3)とりあえず関係ありそうなグレードを転写します
E1 5a-5c ーー> E1 5a, E1 5b, E1 5c
E2 5b-6a ----> E2 5b, E2 5c, E2 6a
E3 5c-6a ------> E3 5c, E3 6a,
E4 5c -6b
E5 6a -6b
E6 6b-6c
E7 6b -7a
となり、 例えば、5c(5.9)が登れるとすると、5cのバリエーションとしてみると、
E1 5c,
E2 5c,
E3 5c
の3つの選択肢がある。もちろん、形容技術グレードの易しい順になれるべきだろうが、Eはプロテクションのセットの難しさとすると、
E3 5c よりも、E2 6a のほうが安全と言える状況が生まれるのらしい。つまり、プロテクションが悪くなるグレードにステップアップするには、今度は技術難易度を下げないといけない。
ここでも、(危険度)と(技術)がトレードオフになっているのである。
技術のほうが上になれば、危険度が高くても…ということだ。
4)Eが同じとき、技術難度が低いルート=危険
5)安全とは、その形容難度を登れるくらいなら、核心で落ちても一か月の入院が必要とはならない程度に十分な中間支点が取れる
6)足首の骨折くらいは勘定されない
7)端的には、5.8・5.9がトラッドでオンサイトできるクライマーならば、5.10は安全ならトライできるし、極端に安全であれば5.11、5.6ならフリーソロ出来るよね
という感覚
8)HVS(Eグレード未満)をオンサイト出来るクライマーは、屋内ならば5.11-は日常的にオンサイトしています。
9)英国人クライマーで、外岩は基本トラッドという人でそれですから、トラッドに熟達していない人ならば、さらにその差は広がるでしょう。
10)英国技術難度6cは、日本のボルダリングで1級から3段。
11)核心ムーブの難しさしか英国グレードは表さない
12)英国クライマー全体のリードの平均難易度が5.7程度とよくいわれる。ざっくり10年、月に2回ほど岩場に出かける人々の難易度がだいたいそれくらいに落ち着く。
13)HVSをリードできると仲間から尊敬のまなざしで見られる
■ 感想
うーむ。期せずして、私のグレード感と全く一緒。
つまり、日本のグレード感は、英国式だったのだろうか?日本のアルパインが忠実だったのかなぁ。
比叡のⅣ級は、ボルトが50mに1本~3本がマックスなので、つまり、野岳の5.11をやっとこさRPしているくらいのスキルが必要そうでした。
Eグレードが高くて、登攀が易しい、というケース。正直登攀はそう難しくなかったです。けど、すごく危ない!というのが感想でした。
日本人は危ないのがお好き、と思っていたのですが、それはイギリスを源流としていたのかも?
イギリス人とアメリカ人がお仲間とすれば、フレンチグレードでは、ボルト間隔は適正なのでしょうか…
私の登攀人生は、命がけとは無縁で過ごしたいと思っているのですが…(笑)。