2019/03/26

チェストアッセンダーのテストで鬼ヶ鼻岩

■ 整備に行ってきました!

鬼ヶ鼻岩の整備に行ってきました。と言っても実は、

・遠征の打ち合わせ
・新しいアッセンダーのテスト

もあります。なんか登攀が後回しだな~(笑)。何でしょうか?!この”登攀後回し感”は(笑)? いつでも登攀できると思うとしなくなる系?!

いや、実はそれよりももっと根深いもの…しいて言えば、失望というものです。

日本で頑張ったって仕方ないなー感ですね。

■ チェストアッセンダー
 
ま、とはいえ、私はクライミングで成長していくのが好きなので、まぁクライミングには行くので、自分のやるべきことをやっていくということになるんですけれども…(笑)、それはこのチェストアッセンダーのテストです。

このチェストアッセンダーは、結構、当たり!でした。ユマール2個よりも使い勝手は、良好です。

しかも激安!おすすめです。3360円でした。CEマークがあるので、安全性も良いと思います。

しかし、アマゾンで購入しましたが、来るのが遅い。

そして、予定日に来なかったので、連絡したら、なんだかたどたどしい日本語でカスタマーサポートからメールが来ました。なんか文法が怪しい日本語でした…(笑)ので、2個必要なのですが、2個目は違うところから買うことにしました。

ロックテリクスのロープクランプは、プルージックコードでセットするよりもセットが楽なので、ここ数年、ロープがアップされないときなどに活躍してきましたが、まぁ基本、あまり出番がない道具でした。このギアだと適合ロープ径が太い。実際は8mmでもちゃんと機能していましたが、とはいえ、メーカーの保証外であると思います。

その点、このチェストアッセンダーでは、適合ロープ径が8mm~13mmです。適合ロープ径の幅が広いです。

■ 自己効力感

クライミングの大きな魅力は、おそらく自己効力感です。

自分の力でなんとかできる、
状況打開できる、

という実感がクライミングにはあります。たとえ困難があったとしても、その困難を乗り越える力が自分にある、と感じれることは、ものすごく強い自信になります。


私のラオスを考えても、旅のプロセスで様々な困難に直面したものの、すべて私の社会的な能力、語学、経験、そういうもので打開でき、それは楽しく海外登攀が貫徹できたのでした。能力をフルに生かすと人間はとても楽しいのです。

■ もう落ちないけどさー

2度のラオスや韓国の登攀が功を奏して、今では初心者ルートで落ちることは無くなりました。まぁ、もうⅣ級では落ちないでしょうね。

したがって、Ⅳ級なら行けます。

しかし、そのような危険な状態にあるⅣ級に行くべきか?というと?さて、どうなのでしょう?

・行ける能力がある、ということと、
・行きたいという欲求があることと、
・行くべきという義務があることとは、

それぞれ全く違います。

危険で易しいルートに関しては、能力があっても欲求がない…というのが、大方のクライマーの帰結であるようで、その帰結に私も来てしまったようです。

あーあ、せっかく登れるようになったのに、ご褒美なし?

というわけで、これまで5年間の努力はなんだったのか?ご褒美がないじゃないか!という帰結になってしまったわけです(笑)。

私に今、必要なのは、まさにご褒美です(笑)。ランナウトした怖いⅣ級なんて、ただの罰ゲームになってしまいますよねぇ。

 自分にとって何がご褒美なのか?というと、それはやっぱり楽しい遠征のような気がします…