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2018/10/25

龍洞の岩場 (1) 行くことに…

台湾の岩場、龍洞へ行きました。私バージョンの世界岩場紀行…その3です。最初はラオス、そして韓国、それから、今回の龍洞。龍洞と書いて、ロンドンと呼びます。

今年の夏は小川山での小屋バイトに捧げました…2か月の夏山バイトは、結構、人間関係的なものがつらかったです。

そんなつらい時期を過ごす中、心のオアシスだったのがドラツー練習会。ドライのために小川山に行っているのに、人工壁すらビレイヤー問題で触れなかったんですよねぇ…誤算。

ドラツーの練習会で、龍洞のトポを見ました。パラパラとページをめくったとたんに目が釘付けに…これは、私、行けそう…。海岸のクラックなのですが、高難度スポーツルートと簡単クラックのオンパレード。クラックは5.7とかが一杯なのです。

湯川でデゲンナーをリードしてから、次は疑似リードというところでクラック修行は、一時停止しています。なにしろ、クラックってカムの設置技術が確かでないと、命がけです。湯川は師匠の青ちゃんとの良き思い出の岩場ですが…意見の相違がありました。

それがカム設置練習。

青ちゃんは、私の疑似リードしたい!という願いを断ってピンクポイントで、でした。ピンクで登ったところで、各人、背の高さが違うので、絶対に同じようなところにカムを入れることはないのです…。なので何の練習にもならないのです…。特に私は背が一般と比べて、著しく低いので、普通にクライマーが設置したカムをセカンドで回収するときすら、大変なのです。遠すぎて…。

なので、ピンクしたって自分がリードできる道へは続かない… それを分かってもらえなかったのです。

どうも青ちゃんは、私が度胸がない、メンタルが弱いと思っていたようですが、それは誤解というものです。

誰もが私の腕力、私の背丈であれば、私と同じように恐怖を感じるはずです。というのは、ボルトルートでも、ボルトにクリップする前に核心を処理しなくてはならなくなることが、日本の岩場では多数だからです。

それが大きい人は分からない。日本のボルトルートは、それに適した体格でないと安全ではないです。

今回も台湾で小川山経験者がいて、小川山のグレーディングのおかしさやピンの遠さを話しており、世界中で認識されている問題らしいと理解しました。

例えば小川山のブラックシープという5.9がありますが、1本目のピンは背が高ければ、ガバを掴んでクリップできるのです。しかし、背が低いと、そのガバを掴むことが不可能なので、極小スタンスに立って…というワンムーブが必要になり、それだけで5.9ではなくなること確実で、しかも1本目を取る前です。みんなには5.9でも、私には5.10cです。これは、ボルダーで、6級の課題が、シットスタートにすると2段になったりするのと同じです。

同じことがクラックにも言え、クラックは私の小柄という不利益にあまり拘束されないクライミングではありますが、背の大きい男性が設置したカム位置は、私にはほとんどのケースで遠すぎるのです。青ちゃんの設置したカムも遠くて回収が大変だったり、今回も、タオの設置したカムが一か所遠くて回収するのに手がとどなかったです。

とは言え、湯川はパラレルなところが少ないのか、カムの設置は難しいと言われています。

疑似リードがダメって…なんで?

というわけで、私のクラック修行は、湯川の易しい課題を、ばんばんリードするというところで一時停止中です。

この夏、竜頭泉で疑似リードし、易しいクラックをオンサイトし、その後、小川山レイバックをレッドポイント、その後、モツクラックをオンサイト、カサブランカを疑似リード、でカムについて、いい感じに自信がついたところで、停止しています。

実は韓国に、ドラツーの練習会で行く予定でした…しかし、ドライはギアがまだそろっていない…前回韓国に行ったときに、ノミックを買えばよかったのですが…買えていなかったんです。ノミックでいいのか?というところもあったし、新型が出ると旧型の価格が下がるとも言われていました。

ドライもフリーと同じで、最初は人工壁しかできないのですから、コンペ用のクルコを買えばよいのか?とも悩んでいました。

ギア不足で、みんなの前に登場するのは… ギア不足というのは、クライマーとして、もっとも初歩的なミスというか、欠陥というか、「最初から来ないで!」と言われても反論できない感じなんですよね…。

そして、二か月の間バイトに忙殺され、トレーニング不足を痛感していました。ドライって、ほんとに大変なんです…体力というか、フィジカルがワンランク上が必要です。

ので、タイミング的にドライは、まだ準備不足感がありました…でも、韓国へはアイスの布石で行きたかったんですよね・・・本当は。

アイスは韓国へ行くほうが本格的な氷に触れ、距離も長く勉強になると思います。日本の氷は、氷結具合のいまいち化が温暖化で進行中なうえ、短く、プロテクションも悪いのです。短いということは、落ちたらグランドってことです。

しかし、九州へ来たことで環境悪化ですから、そもそもアイスもドライもできるかどうか不明です。

ドラツーの練習会で、龍洞のトポを見たとき、これは!とピンと来た、って話から、だいぶ話が膨らんでしまいましたが、そういう事情で今回は台湾でした。

トポをポストした瞬間、ラオスで一緒に登ったカナダ人のデイビッドが行くという連絡をくれました。私も快諾。

その後、バイト先に友人が訪ねてきてくれたのですが、その人は龍洞に行ったことがあるそうで、トポを郵送してくれると言ってくれました。

事前にトポを見ることができる、というのも、かなり高いポイントで、行くべし!という神のお告げのように感じられました。

しかし、問題は資金… 韓国ドライ練習会 × ギア購入 × 台湾 をすべて両立させるだけの資金は、バイトでは稼げませんでしたので、ドラツーとギアはセット販売だし、というので、今回は韓国をあきらめ、台湾へ。

終わってみて思うのですが、これは正解でした。直感で選んだ道でしたが、韓国に行っても、準備不足でたいして登れなかったでしょうし、私はコンペ志向のクライマーではないので、皆さんとの溝が深くなったかもしれません。

一方、台湾へ行くのは、半分は偵察気分ですし、ゲストハウスの状況を知りたい!という思いがありました。

台湾は全く知らない国ですが、日本人の海外旅行初心者向きかと思います。漢字が共通で
全然読めちゃう道路標識
読めるからですが、一方、郊外…龍洞は、海外なれしている人向きかもしれません。

なにしろ、田舎すぎて、日本でもそう見ないくらい、レストランやスーパーがありません。

セブンイレブンが唯一の町ってくらい、隔離された場所なので、一般的にはレンタカーを所望するでしょう。

というので、予想以上に、”海外っぽい”台湾で、もっと日本語が話されているのか?と前評判からは思いましたが、私はアメリカナイズされた日本人なので、私にとってちょうどよかったです。

よく言われますが、日本はアジアの中では唯一の先進国で、西洋文化の浸透率が高い国です。

その中でも私は若い時にアメリカで暮らしているので、洋風化の度合いが一般的な日本人より強いかもしれません。

毎日味噌汁を飲むかと言うと、飲まずに、毎日飲むのはコーヒーのほうです。日本全体が西洋化し、そのライフスタイルのほうが楽になってしまったからですね。 

そんなわけで、The Bivyに泊まったことも正解でした。公用語が英語なので…。

英語を話さない、ほかのところでは、快適に過ごせなかったかも… 

さて、以上が、龍洞の岩場へ行くことになった前振りです。

2019/10/17

愛あるクライミング♪ 初めての奥壁 

ドピーカンな朝!
 ■ 愛を感じました!

さて、トンデモクライマーに引っかかってしまった前回の日向神クライミングですが…

でも愛を感じるクライミングでもありました。

愛その①

ジローさんの紹介。クライマーはジローさんの紹介でした。日向神近所のゲストハウスをされている方です。海外から多くのゲストを受け入れている地元では超めずらしい勝ち組です。

ジローさんがクライマーを紹介してくれてうれしかった☆

しかし、ジローさんはクライマーではないので、相手がどんなクライマーか?峻別する能力はない…のです。残念ながら…。

ので、変なクライマー、クライマー未満のクライマーを紹介してくる羽目になっても、ジローさんには望みようがありません。ロープ持ってこないクライマー=ダメクライマー。

というので、次回から、クライミングガイドの方を紹介することにしました☆ これなら、いいでしょう☆



■ 愛その②  奥壁ツクツクホウシ 5.10A

奥壁にある課題で、お!これは登れそう!

というのが

つくつくほうし 5.10A

でした。

これは、リードしてくれたT木さんのクライミングを見て、将来、フラッシュで登るのに取っておくことにしました。

登れそうに見えた♪

T木さんとは、竜岩で会ったのですが、何か月か、そのままでした。

今回私が膝が悪くて、リードできないので、ちょうど日向神に行かれるところだったので、トップロープを張るの、お願いしました。

いくら外国の人がクライミング経験者って言っても、いきなり、知らない人のビレイで登れる岩場ではない日向神。

実は、日向神ではなく、歩いてトップロープ張れる見晴らし岩でって、思っていたんですよね。なにしろ、膝の問題で、リードは無理だし、わざわざキーボウさんを見晴らしまで呼びつけるわけにもいかないので。見晴らし岩なら、私一人でも、トップロープ張れるので。

今回は、T木さんが私に接待してくれたクライミングでした☆ 愛その②です。

愛あるクライミングってこんなことか~って分かった♪ ついたら、なんとずらーとヌンチャクがかかっていました!ほら~登り放題!って(笑)!

そう私リーチに問題あるので、ぬん掛けしてくれるとホント助かるんですよね。甘えちゃいけないと思って、マスターでもリードするように心がけていますが、日本の課題は作りがマズイことが、けっこうな頻度であります…(とほほ)。

■ 愛その③ キーボウさん

足軽 5.10b
そして、愛その③は、キーボウさんが来てくれたこと…。実は、お世話になるまでもないかなと思っていました。いつもお願いしてバッカリで恩返しがなく、悪いなって思っていたので。

でも実際は、来ていただいて、すごく助かった。私は通訳で手一杯だったからです。













■ 愛その④ 英語人材 T中さん

またFBの外岩募集で来てくれたT中さんも、ステキな方でした☆ 

なんか英語を話せる人が唯一私というより、複数のほうが、歓迎しています、という雰囲気がでるので…

でも、来てくれた外人さんは、ちょっと疑問の人材でしたが、応援に来てくれてうれしかった。

しかも、ビレイで活躍してくれました☆ ありがとうございました。

かかってきなさい 5.11A
■ 愛その⑤ 女性クライマー

女性クライマーが二人来てくれていました☆ 先輩格。

テルマ&ルイーズな感じで、二人で組んで登っているようで、ワタシ、ちょっと憧れます。

かかってきなさい5.11Aをされていました。

核心が2つあるのですが…。

みんなで同じようなところをあれこれ工夫するのが楽しい♪

クライミング歴10年とおっしゃっており、クライミングを始めた年齢も私より遅く、なんか憧れます…

私もずっとクライミングしていきたいので…。女性の経験は本当に知りたいことの一つです…

女性たちのクライミング経験をインタビューした本があったらいいのになぁ。すごい人のではなく、普通の人の。

だって、そうじゃないと、指導者が男性ばかりなので、男性と同じ期待をされてしまい、それって絶対能力的に無理なので、なんか違和感が拭えません…

ワタシと先輩をみたら、まぁ身体能力の差って、もう火を見るより明らかですよ(笑)。なんなら体力測定で数値で出してもいいくらいです。

まぁクライミングは、身体能力に劣っても、才能で結果が出せるのが魅力ですが(笑)。



■ 男は分かっちゃいないのかも?!

実は、男は分かっちゃいないのでは…???

というのを最近、ますます強く感じるクライミング…(笑)。

クライミングにおいて、男性主導というのは、まずいかのもしれません。

女性主導、というほうが、男女ともに幸せな関係を築けるのかも??

というのは、男性主導にさせてあげると、男性は、

 男女双方にとって自己破滅的解

を取り勝ちなのかもしれないからです。勝者がいない解を選び勝ちということです。

たとえば、自分の我を通して、マルチ2本登って、その後、登れなくなったら、何の得が? 

男性はどうも直観力、鈍いので、直観力に優れた女性のほうが判断はいいのかもです。

■ 邪魔くさがって後輩指導を端折ると自分も損をする

男性の感じる、”邪魔くさい” ”面倒だな~”というのは、実は、そのほうが近道なのかもです。

つまり、ちゃんとコミュニケーションをとったほうが、です。

”黙って俺についてこい”は、ますます市民権を失い、もはやレガシーですらあるアルパインの世界でも、誰も黙ってはついて来てくれない時代です(笑)。

”素直な人”と”服従する人”は、違いますが、新人の間は右も左も分からないので素直な人ですが、自立を獲得するということは、自分のやるべきことが自分で分かるということなので、無条件でついてくるわけじゃなくなります。

そうすると、”服従”しなくてはならなくなりますから、いくら従順が売りの女性でも、そうは問屋が卸すわけがないです。

なにしろ、盲目的な従順はクライミングでは死すら意味します。

■ 急がば回れ

例えば、後輩の後ろを歩いてやったほうが実は近道です。賢い人はそれをすでに実践していると思います。

人は恩義を忘れないものだから、です。

そのほうがリードできないように育てて、自分を頼るように仕向けるより、人は離れて行かないものだと思います。

例えば、私が3年前に烏帽子岩左稜線をどこか一か所でもリードしていれば、あるいは、湯川で疑似リードしたいというのを聞き届けていれば、今頃はシュイナードBでも納得したでしょう(笑)。たった2日で疑似リードまで進めそうな私って、だいぶ才能あったと思います…その時、ちゃんとやるべきことをやっていれば…。

実際、シュイナードBは今の身体能力のレベルにあってはいるからです。リード技術がないだけで。

何しろ核心は、リード技術=セカンド=後輩、なのですから、いつまでも初級ルートが終わっていないのに、飛び級で、上位のルートの難しいのに、自分が行きたいからと言う理由を貫いて連れて行っても、セカンドの後輩は、それを聞き続けてくれるはずがないのです…。万年セカンドを強いられていることに気が付かないクライマーなどいません。

クライミングは自己責任の世界で、このままでは、ギャンブルの掛け金が上がっていくだけだと分かるからです。

■ 神の采配! 膝の脱臼経験者との出会い

さて、今回の出会いは、神様が用意したとしか思えませんでした…

M本さん… 膝の脱臼経験者でした…。彼女の話を聞いて、私は台湾は取りやめることにしました。

膝の回復には長い期間がかかるということが、経験者の話を聞いて分かったからです。

この出会いで、私は龍洞、キャンセルを決定しました…苦渋の決断。

■ 龍洞…パートナーが必要な岩場です

実は、龍洞は、もう半年以上前から、M居さんと一緒に行く約束をしてあったのですが、韓国に行く時点で、チケットを取っておらず、後ろめたく思っていました…。

チケットを取っていなかった理由は、私は4日では足りず、もう少し登りたかったからです。

しかし、龍洞は、相手を予約せずに登れる岩場ではありません。ので、誰か一緒に行く人があと一人現れないか?と待ち状態でした… 大体1週間くらいいたかったんですよね。

というので、龍洞のチケット、取るに取れず、もう取らないと値上がりする!ってタイミングで取ったんです‥‥韓国初日に。

だって、整形外科の先生、3週間で治るって言ってたし…。

そして、実際韓国に入って数日は、痛み止めを飲んでいたのですが、Dulegilを歩いてだいぶ、回復しました。

が、シュイナードBでは、やっぱりワイドは大変でした。足と腰で突っ張るボディテンション、無理…

でも、スラブはまぁ慣れているのもあって、インスボンのスラブは細かい立ち込みでも対応できるので大丈夫でした…

足が真下なら大丈夫なのです。ハイステップやきょんは禁止です!!

いい感触をもって帰ってきたインスボンでのクライミング…

ところが、今回、日向神でフェイスをやって、こりゃだめだわ、と理解…

5.10bの足軽、3回くらいテンションでした…怖かった…。

でも、触った感触からして、普段なら登れるだろう、と思いました。ギリギリではあっても、なんとか登れるレベルの困難でしたが、異様に怖く感じました。

やっぱり足のせいです…

というので、膝の脱臼ってエライ時間がかかる、ってことに納得しました。

■ 龍洞でもトンデモパートナーしか見つからず…

また、龍洞でも、パートナーは見つかりました…ところが、その人、ガールフレンドと登りに来ているクライマーで、自前のロープなし、ヌンチャクなし…。

マックス君と同じではないですか… これでは、パートナーどころか、抱え込むのは

 ”お荷物”

であることがはっきりしました。つまり、龍洞行かないほうがいいという神のお達し=マックス君だったのです…

というので、QXに宿泊キャンセルのメールを打ちました…

3万円がなにもなく流れていくことになりますが…まぁ、格安航空券にはいつもお世話になっているからなぁ。

お金より、体が第一です。

■ 自分が正しい!と言う気持ちが強すぎる人は海外には合わない

自己肯定感が強い、というのは素晴らしいことですが、自分があっていて、周りが間違っている、という観念が強すぎる人は、海外には適性がないです。

慣れてる韓国ですら、AirBなのに、普通のホテルのつもりで、突撃しちゃうとか…チェックイン時間前に行く…ことです。事前に読んでおいてね、と送ったハウスルールは、読んでいない。

海外では、自分の常識、相手の非常識、というのがよくあることです。なので、事前に分かることは分かっておくのが普通です。それを怠って、あら?ってのは私も良くやりますが、それでえー!って怒ることはないです。自分のせいですから。

海外というのは適性があります…私は、別に、そう、適性が高いタイプではなく、前にいた会社では、男性たちはフィリピンなども行っていましたが、私はそういう危険国は行きませんでした。

つまり、私が行くような国は、海外と言っても初級と言うか、治安が安定しており、一般先進国の常識が通じるような国だけなのです。


賄賂を渡さないと通行もできないとか、そんな機転は必要ない国ばかりです。ただ、だとしても、多少の用心は必要で、何がその国での普通なのか?ということは、まぁ自分が分かっていないかもしれないという前提で、考えていく謙虚さというか、頭の柔らかさが必要です。

その辺は年配の人には、お願いしづらい。

そういえば、以前こんな苦情を言われました。バスのチケット、発券がコンビニなのに、できるコンビニとできないコンビニがあるのはおかしい!と。

ローソンではOKで、ファミマでは扱っていないとか。それでコンビニの店員さんを責めて自分に正当性があると思います? 普通の人はないです…だって違う会社だし。

でも、コンビニ各社は同じサービスを提供すべきだ!と声を荒げていた青ちゃん…うーん。たしかにコンビニは、もう行政機関そっくりに機能していますが…。でも、お門違いと思うぞ?

でも、黙っていました…。そういうのは、時代的背景や文化的背景、育ちでだいぶ違うだろうと思うからです。

それにいつも娘さんの話をしてくるので、私を娘さんに重ねて、頼ってきているのだと思っていました… 本当は娘さんと岩に登りたいんだろうな★と。

私は父を知らないで育ったので、まぁ父親を世話するみたいなもんかなーと思っていました(笑)。本人には内緒ですが。まぁ、これは好意的解釈すぎますね(笑)。

■ つくつくぼうし&竜頭泉友田開拓エリア!

さて、そんなこんなで、日向神奥壁には、足が治った暁には、つくつくぼうしを登りに行くぞ~!と思っています。

いけなくなった龍洞のお口直しは、岸良もとい竜頭泉です。最近易しいクラックが開拓されて、一杯登れそうなところがあるらしいです☆

今から、楽しみです☆




2018/10/19

龍洞の岩場

■ 龍洞の岩場の反省

クライミングトリップについて書こうとしているのですが、なんか座りが悪く…というので、反省点を書こうかな!

■ 今回の龍洞の岩場 反省点

1)雨対策
もっと化繊ウエアオンリーにすれば良かった。ラオスではコットンでもすぐ乾くが、台湾は湿度高い!乾きが悪いので、化繊がいいです。

ドライバックにウエア類を入れれば、ザックが濡れても、まぁよかったかも。

2)ロープは太いの

今回60mのロープを新調したんだが、もっと太いのにすればよかった。9.4mmは、上等すぎ。

この岩場は、オーバーハングがロープに当たることが多く、それで現地ガイドのQXは、2度ロープが切れたことがあるそうです。

4)ロープガードもしくはガムテープ持参

ということなので、ロープガードやガムテを持ってくると良いです。

3)トップロープに不向き

というわけで、この岩場はリード&フォローで、上から確保するクライミング向きです。トップロープにぶら下がるようなクライミングには不向き。二人とも上がって、ラッペルで降りましょう。

4)現金よりキャッシュカード
ラオスは現金でないとお支払いができないけど、電子マネーのほうが便利そう。電子マネーを作っておくと、電車とバスのほか、コンビニでも使えるようです。

5)近所に何もないので雨の日対策 必要

近所は、うら寂しいというか、さびれた海岸の町で、数件の軽食屋さんやレストラン以外何もない。スーパーもなくセブンが一番、人口密度高いという日本の田舎にもあるような感じのところです。ので、レスト日対策必要。

ジョギングするような人は大丈夫。ほかにすることないと困る人は、町に泊まるほうがいいかも?でも兼ね合いです。

6)PC持参

というわけで、PCがあればいろいろと調査できて楽しめたでしょう。

7)スリッパ
ビーチなのでビーサンが快適。


2020/02/17

大堂海岸2泊3日

■大堂海岸2泊3日

やっと時間ができて、記録を書くところまで来ました。いや~、初日から結構スリルとサスペンスでした(笑)。

1日は雨でしたが、まぁ、なんとか。初めて行ったので、たくさん登るという感じではなく、様子見、でした。


■ Place to stay

お泊りはクライマーの定番 幡多郷さん。 http://hatago.boy.jp/


■ まとめ

初日に行った柏島のルーフクラックエリアは、お帰りもクライミング力、必要。今回は、案内者がいたので、本当に助かりました。というか、いないとたどり着くこと自体が不可能を思われ…(笑)。お帰り用にフィックスを張っておく必要があります。糸島の野北の岩場と一緒ですね。

大堂海岸の各エリアをアプローチ偵察しましたが、モンキーエリア以外は、そもそもアプローチにプチ・ボルダリングが必要で(笑)、カム1式+ロープの重さで、チビだと、そもそも、アプローチにお助け紐が要る困難度です。雨だとすることがなくなる土地柄。

3日目は、モンキーエリアとハーバーエリアでしたが、ハーバーエリアは波高すぎ!課題の下にたどり着けず…。

モンキーエリアは、スーパークラックが快適で驚いた!この日はリードしたし、ムーブのアドバイスをもらってうれしかった!快晴でした。もう少し長居できたら、もっと良かったな。

■ クライマーのそこはかとない連帯

いつも助かっています(笑)…を今回も、感じました。

初日の柏島エリアは、案内者がいてくれないと、たどり着くことすら不可能(笑)。しかも、お帰りもクライミング。モスキートは、ビレイエリアすら、たどり着けない(笑)。

ので、別の人がパートナーをビレイしてくれましたが、そこルーフなので、セカンドがフォローしないと回収もできないです。

ちなみに、台湾龍洞の岩場でセカンドがフォローで回収するのは、経験済み。屈曲したルートなども同じでした。上に歩いて抜けれるルートなら、終了点が要らなくなります。

初心者のころ、小川山で、フォローでプルージックしていたら、隣のフリークライマーに嫌味を言われたけれど、プルージックでもいいから、上がってくれないと困る。

なので、私は自分の務めをきちんと果たした良いクライマーだったんだなーと、5年後に納得。

ここは帰りの登攀が必要で、一番易しいラインをリードフォローで、あげてくれたので、安心が増えた。そこならリードできるので、なんとか帰れる。

雪山ですが、ツルネ東稜は下山路ですが、他のバリエーションへステップアップしたかったら、最初に登っておかないといけない。阿弥陀の御小屋尾根とかも、そんなルートで、それをやらない人が多いのが遭難の火種であるのと、岩でも話は一緒なんだなーと理解。

まぁ、プルージック登攀ができれば、どこでも登り返して帰れます。

二日目は雨だったので、レスト日のアクティビティを探しましたが、大堂海岸は、それがネックかもです…することがない(笑)。映画でも見るというのがいいんですが、Wifi核心ですかね。

とりあえず、四国の道を偵察で歩きに行きましたが、アプローチは、城ケ崎との比較で3倍くらい大変ですかね…。

お座敷エリアなど、そもそも巨岩の飛び石です…。空荷で行っても、大変で、行けるけど帰れなくなる可能性あり(笑)。

プチボルダー連続って感じ。荷物を背負うと体が重くなるので、ジャンプの飛距離が短くなります。それで去年は着地で傾斜地に降り立ってしまい、肉離れしたので、今回は危険は取らず。となると、お座敷エリアなども、そもそもクライミングエリアまで行けない。

3日目、モンキーは行けましたが、ハーバーエリアは、エライ高潮で渡れず。

■ 上級編な岩場です

というので、シークリフのタイプとしては上級編で、台湾の龍洞の岩場が人気になる理由が分かった。龍洞の岩場以上に玄人向けで、懸垂できない、プルージック登攀できないクライマーはお呼びではないです。あと、ザックを担いでプチボルダーできない人も行けない。

今回は、4年前ほど前に小川山の宴会に呼ばれたときに会ったクライマーさんと再会…あれ?どこかでお会いしましたよね??みたいな感じでした(笑)。

実は、私は別の女性とあの宴会、呼ばれたんですが、なんで宴会一緒にしないといけないんだろうなぁ…って感じで、会の新人でもないし、ただおいでって、呼ばれて行っただけなのに、なぜかパシリはさせられるし、一緒に行ったS野さんと、”あたしら、なんで呼ばれたんだろう?貧乏くじ?”と言う感じでした…が、その時会っていたおかげで(?)、今回、色々と情報を貰えてとっても感激でした。

大堂海岸は百岩場にも載っているけど、だいぶ上級者向けな岩場です…ローカルグレードがイマイチ信頼できないのは、どこの岩場で同じでしたが… やっぱり、日本の岩場が閉鎖的なのは、

ベータが核心

です。

海外のトポはベータが充実しています。日本のベータが数10行、せいぜい400文字程度なのに比べ、海外のベータは数ページ。ベータが充実しないと、そもそも、自分のスキルにマッチした岩場を選択することすら、できません。判断材料がないので。

今回は、そんな岩場で、旧知の人に出会えたのが勝因です。

情報が欠如している中、クライマーが何とかなっているのは、みんな同じように、狭いコミュニティなので、誰かが誰かとの知り合いで、ああ、あの時見かけた〇〇さん!みたいなネットワークで、親切の恩送り、で何とかしているから…と思われます(笑)。

今回も、その恩送りネットワークに助けられた格好でした☆ 

 初日のルーフクラック

このエリアは私は登るものがない。
 海、きれいでした。
モンキーエリア

5.8のおまかせクラックをリードしました。

5.8のぐいの実クラックを疑似リードで、ノーテンでした。とりあえず、登れた。

その後スーパークラック 5.9をTRで登り、最後に5.8のおまたせクラックをリード。

岡山ルートをやった先輩もレイバックに入ってしまい、ワンテンだったのですが、
私も、5.8のおまかせクラックで、レイバックに入ってしまい、テンション

クラックに正対して登るのがよかったらしいです…

二人とも、課題はシンクラック。

参考サイト
https://yama2013.exblog.jp/21481614/

http://mino-climbing.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/5secret-agent-m.html

https://crazyjam.exblog.jp/21466464/

http://teamrocks.doorblog.jp/archives/cat_10016178.html

https://widecrack.exblog.jp/28196283/

http://kbt1235.hatenablog.com/entry/20121231/1357308637

2018/10/26

龍洞の岩場 (12) 愛を紡ぐ

まぁ大体のことは書きつくした感じですが…

今回も、愛の山が紡げて良かった☆

愛というのは大げさですが、クライミングって、より強いもの、より恵まれている人が、続く人を助ける、というペイフォーワード活動なんです。

まずはデイビッドと私が一緒に龍洞の岩場に行こう!というところから、思いやりの連鎖がありました。

私が行きたい!というので、デイビッドが一肌脱いてくれたのかなって。Pキャンには驚きましたが、奥様のワンや1歳のアントワンもPキャンで、パパと私に付き合ってくれたってことでしょう? 結構、頑張らないとPキャンは…しかも、雨の中。

1歳児連れの旅は大変だろうと思います… ワンは、「デイビッドの重荷になっているの…」と遠慮していましたが、家族と楽しい思い出を分かち合うのは、とても大事です。

実は私もそう思ったので、初期のころは、夫を人工壁とか、菊池さんのクラック講習会とか、吉田さんのクラック講習とか、兜岩でのクライミングとか、重要度が高いクライミングには、連れて行っていましたが、彼は一緒に楽しもうという姿勢がないというか、どっちかというと連れてこられて迷惑なんだよ、おれは、みたいな態度なので、同行は無理です。

ワンが一緒に旅行に行きたい!というのは、家族のきずなや思い出を作る意味でとっても重要だと思います。

そして、素晴らしかったのがタオ…。タオはヨセミテ経験ありということで、ヨセミテには、とっても難しい課題しかないみたいなので、これはタオが”先輩”です。ので、岩を見る目とか、どこをリードするかとか、ギアはとか、一緒に相談できてよかった。

何しろ、私もクラックはまだ初心者です。外岩経験値は高いですが、岩って言っても、色々あるんですよね。

クライミングをする人は、大体相手の経験値やどれくらい任せていいか?などが瞬時に判別できますが(笑)、タオ、リーダー決定、で、私の肩の荷が少し降りました。タオにとっては、自分より劣るクライマーと登るのは、ちょっと面倒を抱える感じと思う。

タオの思いやりのクライミングでした。

途中で自立可能になり、デイビッドと二人で、校門へ行きましたが、ロープスタック3回です(笑)。これは外岩経験が多い私のほうが出番でした。

私は勝手にどこかでクラック登りたいな~ 

どこか横にワイヤー渡してある岩場ないですかねぇ‥‥ 5.9くらいのクラックがダーッと横に。クラック登りを習得するのと、カムエイドとを習得したい。

今ではジムがあるので、ジムでクライミングのムーブを覚えるのがまずは手っ取り早いと思いますが、クラックってジムでは、なかなか覚えられないですよねぇ。

クラックは、外岩チックな登りです。

今回は、とても楽しかったですが、雨対策だけはもっと手厚くすればよかったです。レインウェアくらいしかなく、これは…(汗)。

実は、日本からも、心強い応援を貰い、ほんとに助かった。ベーシック中国語は多少必要です。

ニーハオ、シェイシェイ、以上終わり、では、結構大変。

QXは、実は私とデイビッドの様子を見て、これは…と思い、タオを呼んでくれたのではないか?とすら思えたのですが、QXのクライミングガイドに参加するのもいいかも?一日1対1だと6000元と言っていました。2人だと4000元だそうです。グループだともっと安いかも?

途中でシンガポールから来た3人組がいましたが、彼らはジムでいつも登っている仲間だそうでした。3人でQXをガイドとして雇ったみたいでした。ちゃんとした技術を学べるし、今どきはこういう路線で勉強するのがいいのかも?

今回は、さらに中国のクラックへの興味が沸きました。

カムエイドと初歩的なクラックが登れるようになったら…中国ですね。その前にスコーミッシュへ行かないといけないようですが…。

ラオスで石灰岩をバンバン登ったら、なんかアイスが上達したので、しばらくはラオスで登り、スコーミッシュと龍洞で、クラックを覚えるといいのかなぁ…

作戦をいろいろ考えています。まぁまずは体幹なので、ヨガを精進することですね。

実は今も指が痛くて左手とか変なので、ジムにはいけないです…


2022/03/27

命あってのものだね 昇仙峡11ⅽ

ーーーーーーーーーーーーーー 

皆、命あっての物だね、なのです。

そこを基準に捉えない限り、何も見えてきません。

他人の基準で作られた世の中のものさしなど、何も役には立ちません。

あなた一人の全体、魂・心・体のバランスこそが大事なのです。

 ーーーーーーー  『ソウルリーディング』より引用…


■ 昇仙峡の11c

この11c、吉田講習で使っていたやつですが…(隣は5.9ワイドで、上は、ジャムジャム84)

ユージさん開拓の課題だったんですねぇ…

知らなかった…。

しかし、3月後半だと、もうシーズン終わりですね、昇仙峡は…。

上のマルチのジャムジャム、今ならリードできると思うんですが…

いいなぁ、遊びに行きたい。

長い間、ちゃんと遊んでいません(笑)。











■ 他人の基準で作られたものさしなど、何の役にも立ちません

というセリフが分かるには、普通のボルトクライマーは、クラックを登るべきですね。

クラックは手のサイズとの相性次第なので、例えばフィンガーなどは、手の小さい女性が有利だったりします…

5.8のワイドより、5.9のハンドクラックのほうが数倍簡単…

5.8のフィンガーって、どこに課題遭ったっけ?フィンガーってだけで、すでに10代に突入な気がしないでもないが… あ、そうだ大堂海岸にありました…。リードして、テンション入ってしまった奴。余談だが、日本の5.8はその岩場内で一番易しいのに、5.8とつけているだけで、本当にスキル的に5.8とは思えない。例えば、龍洞にあの課題があれば、絶対に5.8ではないと思う。龍洞における5.8の基準は、もっと易しい。登れなくなるような人がいないような課題でプロテクションが豊富な課題に5.8が与えてあると思う。

あ、話はそれましたが、グレードで何もかもが一列に並んでいるという幻想が事実であるのは、コンペクライミングだけで、それはコンペという性格上、そうなるように、あえて人為的に作っているからです。作る人(セッター)は大変そうですが。

自然界の中の岩場では、

 ・長い5.8は、長さゆえに5.9になり、

 ・怖い5.8は、怖さゆえに5.9になり、

 ・危険な5.8は、危険ゆえにRが付与されます

そういうことをちゃんとわかって登るのが外岩クライマーです。

例えば、小川山の愛情物語は、5.8で優しいですが、プロテクションディフィクルトなので、プロテクションが確実であるか、もしくは、プロテクションを必要としないで登れるかのどちらかである必要があり、そのどちらを取っても、初心者はあてはまらない。取り付くことが許されないです。つまり、愛情物語5.8を登っていいのは、11ノーマルの人になってから、です。

同じ論理で、白亜スラブの1ピッチ目5.8は、右上したボルト1本だけのフェイスですから、5.8といえども、11ノーマル以上の人でないと墜落時の保険がゼロ=フリーソロでも確実な必要があるので、10ノーマルの人はリードはできません。ましてや、5.8が限界グレードの人は禁止です。

それは、クライマーならば、見てパッと分かるものなのです。見てパッと分かるようになるのがクライミング教育です。

そういうことをきちんと伝える情報教育が、九州のクライミングに欠けている教育です。

■ 誰にも教わらないでも分かるのが普通

私が誰かに教わったか?というと、故・吉田さんを始め、別に誰からも教わっていません。

もちろん、私も愛情物語を登ろうとしたり、小川山レイバックなんて、かなりきわどいクライミングをしましたが…制止されてきて、その逆に、発破掛けられたりしたことはありません。

単純に、このユージさんの課題みたいに、5.9のワイドの隣にある11cフィンガーなどを触って、感触の違いから、自分で見出しただけです…。

そんなのは、外岩クライマーは誰だってやっているものだというのが山梨での認識でした…

関連記事: 白亜スラブ  昇仙峡11c (11bと思っていたようです)

2019/03/12

白亜スラブ

■ 白亜スラブの記録がMissing!だったこと

白亜スラブの記録がないのは、たまたま当時Moveという会に所属しており、その会を抜けるときに会のブログから記録をこちらに移すのを忘れたためだ。記録はきれいさっぱり無くなってしまった(--;)。

白亜スラブは、私にとって学ぶことの多かった、意味あるルートなので、思い出せる範囲で、記録を書いておくこととした。

■ 「敗退なしで!」

「11のクラックがあるから難しいだけど、フォローやってくれないかな」と先輩が持ちかけてきてくれたのは、小川山のアルバイトから帰り、龍洞の遠征目前の9月。

行く予定の台湾・龍洞は、クラックの岩場なのに一人で行く。当然、誰だって心配だ。というので、できるだけ多くのクラックを触らせてあげたいという先輩のやさしい思いが見える、2泊3日の比叡行き。が、問題のクラックが…5.11と私の技量をはるかに超えている。・・・ので返事は保留(笑)。

初日は、台風一過の日之影へワイドクラックがあるボルダーを探しに行った。日之影は、とても美しく、楽しそうな場所で、何日も長居したい感じだった。ところが、台風で大増水中で、ボルダーは見つからなかった。ただとても美しい渓谷で、その美しさに満たされた。二人とも、別にボルダーが見つからずとも満足な感じだった。

翌日、マスターズルーフへ出かけた。5.12のルーフクラックだ。私は当然、ルーフには用はないのだが、下が5.9(と言われている10c)のコーナークラックなので、私にとっても勉強になる。この記録は割愛する。ただ、同行していたベテランが、もっとも行ってはならないと最初に教わった支点ビレイをしていて、肝を冷やした。ベテランたちのビレイが超怖いというのは、これで2例目だった。

最終日の帰宅日で、帰り間際にサクッと登ろう!と提案されたのが白亜スラブ。これは、私はクラックがやりたかったのと、最初の1P目と5P目はグレードが低かったので、私でもリードが取れるのではないかと思ったのだった。「行ってもいいですよ」。行って”も”、というところが、多少の譲歩感を出しているのだが、これは、自分のルートではないという意味だ。

先輩は、「じゃロープは一本で!敗退なしで!」という。振り返れば、この時に、よく事態を理解すればよかったのだが…。

最近とても強くなっている人で、上り調子だ、自信がある、ということに聞こえた。むしろ、問題は私がフォローで11のクラックを登れるかどうか?だと思えた。大体、登れなくなって、フォローもできないとなるのが核心のように思われた。

それで、一応ユマールを保険に持っていくこととし、目的は、5.11のクラック!という認識だった。2、3時間でサクッと登って早めに帰ろうね!ってことだ。宮崎は遠い。

5.11のクラックは、当然だが、まだ登れたことがなく、私にとっては難しすぎるチャレンジというのは明らかだったので、先輩は無理についてきて、とは言わない。でも、行きたいんだろうなぁというのは、感じられた。

いつも世話になっている先輩のことだし、ここはいっちょユマールを保険に頑張るか!と思ったのだった。

■ 当日

翌日も快晴でいい日だった。白亜スラブはとっつきも、簡単で、ほぼゼロ分だ。トンネルの上。それで、ルンルン気分で出かける。さっさと片づけよう~みたいな感じだ。

身軽に装備する。ロープ、最小限のギア、下山用の靴。水。まぁ5ピッチしかないしね!みたいな感じ。ランチは下山後でいいよね!ってことだ。セカンドがザックを背負ってリードする人は空荷だ。ずっと、これが標準スタイル。

ところが、最初の1ピッチ目を一目見て、私のリードはないと、先輩も私も瞬時に理解。

…というのは、確かに登攀は易しく段々なのだけど、斜め右に上がっていて、ピンは10mは先であり、地面は8m下であり、まったくピンの意味をなしていない配置だった。ゼロピン目を取りましょう~と言っても、そのゼロピン目は、ビレイヤーを守るだけで、クライマーには全く関係なし。たしかに人間は8mから落ちても死なないとは思うけど。

別の人だが、ずっと以前に雪の北岳で、下部岸壁のトラバースでフォローしていたら、全く中間支点がなかった。先行している先輩に「これ~、何のビレイにもなっていないよー!」と叫んだら、先輩から「すいませーん!!!」と返事があった…のを思い出した。あれは、先輩もアップアップで、中間支点が取りたくても取れないのだった。リードクライマーの先輩も危険だったし、フォローの私もノービレイと同じだった。ロープ、タダの邪魔。むしろあったほうが墜落した時、2名になってしまう。

 
しかし、これは違う。明らかにランニング(ボルト)を入れる手間を省いていて、ただ怠惰なだけなのだった。

私の目には、ただのバカっぽいピッチにしか見えなかった。

何も言わず、当然のように先輩のリード。まぁ、このルートは彼が来たかったルートなんだしね。

2ピッチ目は直上で素直なピッチで少しホッとする。しかし、ロープが上がらないので困った。しばらく待ったが、フリーは断念し、ユマールで上がった。今回は、いつも持っているロープクランプを持ってこなかったので、フリーで登れない。もし自己確保して登るとなると、自己確保に使える器具がユマールしかない。

上がったら、ロープが上がらなかったわけが分かった。カンテの屈曲でロープがスタックしている。カムの回収も、セカンドでも工夫が必要だった。少し振り子で振って回収。

■ ひん曲がったRCCボルト

その後が問題だ。3P目は、ルート名の由来になった、きれいな白いスラブ。

だが、先輩がなかなか離陸できない。 

私の見た目には5.10だし、普段ゲレンデのショート、フリーで登っている感じだと、そんなに考えるものでもなさそうに思った。ピンが右にも左にも見えた。どちらが敗退用なのだろうか?

連打されたRCCのボルトが困難を物語る。だけでなく、その支点がひん曲がっていた。

普段はもっと難しいグレードをゆとり付きで登っている先輩が、オブザベに長い時間をかけていた。

アルパインでは落ちれない。というか、落ちたら死ぬと思う。ここは3ピッチ目だが、スラブなので、落ちれば、大根おろしを免れない。しかも、敗退できないロープ配分だ。

オブザベ時間が長い。

どうしようか…。私は、敗退を考え始めていた。しかし、50mのロープ1本で来てしまったため、1P目が降りれない。2P目はギリちょんだが、まぁいい。スリングは120が一本、60が…と考えていた。最悪は継ぎ足しで降りるか。1P目が右上していたので、懸垂で降りると1P目の距離は正確ではないかもしれない?降りてみて、ダメだったら、フィックスにして回収に来るか?

考えている間に、先輩がスタート。スラブはだいぶ時間がかかった。

これは、セカンドは急いで登らねば…。セカンドで上がると、ランニングのヌンチャクにカムのビナが使ってあった…クイックドローが足りなくなってしまったのだった。ここナチュプロが取れるという話で、カムで支点を取りたいと、持って上がったので、その分、ノーマルのスリングやカラビナを節約したのだろう。

次は懸案の4P目。5.11のクラック。ここは比較的スムーズだった。しかし、ロープ一杯なんですけど!! ロープが足りなくなり、少し上がって、さらにロープを出す。

「ロープ一杯!」

と叫ぶが、リードクライマーには声が届かないようだ。しかし、このように少し登ってロープを出す、をいつまでも続けるわけには…。これだとコンテになってしまう。

ちゃんとランニングが取れているか、こちらからは見えないし、中途半端なところでロープが足りなくなれば登れないだけでなく、落ちるしかなくなる…。と思い、ロープを出すのを辞めた。ビレイヤーが少し上がるというのは、ほんのちょっと足りないときには、有効なんだが、ずっとは…。

コールを待つ。待つこと5分。ロープも動かない。もうちょっと待つ。動かない。動かないよね???と自問自答しつつ…ユマールを掛けた。コールが届かないのでは、アップもされない、と思ったからだ。ロープに全体重をかけて、ユマーリングで登った。最初の一歩に勇気が必要だった。まぁ、フリーで登れなかったことについては、もともと5.11は難しすぎると思っていたから、惜しいことは無い。

ユマーリングは宙づり登り返しと同じ方式で、足と腰に振り分けて、尺取虫のように上がった。途中カムの回収があるので、ユマーリングとはいえ、結構テクが必要だ。本来は、架け替えつつ回収するように教わったが、めんどくさく、まぁ、いいかと、フリー交じりに回収。途中から傾斜が緩んだからだが、足の側を抜くと、ロープテンションが無くなり、やり辛いのだった。やはり、ランニングが足りなくなったらしく、中間支点にカムのビナが使ってあった。

到着すると、相方は、テラスの一歩下、ほんの1ピン、終了点に足りないところにいた。立派なペツルに、二人でぶら下がっていた。(注:この時のボルトは、ペツルではなく、ペツルもどきカットアンカーである

以下は、こうすべきだった…という内容で、実際に起きたことではない。


「いいペツルですね~」(実際は1点にぶら下がっていることに、絶句してしまい、言葉にすることができなかった)


あと少しだったんだなーと見て思ったが、相方はバツが悪そうにしていた。支点は2個というのがクライマーの常識だからだが、この状況では、だれが見ても、それがベストであった…。

どうも4P目の終了点を見落として5P目とつないでしまったらしかった(これは後で、致し方なくやったのではなく、わざとであることが判明した)。少し3P目でオブザベに時間がかかったというのも、心理的に押された理由にあったかもしれない。

しかし、天気は良く、景色は素晴らしく、二人とも、少々の敗北感は忘れてしまいそうな大絶景だった。

最後は、終了点のあたりの座れるテラスまで2,3m上がるだけ。

そのテラスで、ビレイしたまま、並んでのんびり行動食を食べた。足が痛い。早くクライミングシューズを脱ぎたい。

なんだか、どういう感想を言っていいのか、この時点では分からなかった。(←ひどい目に合っているのに、びっくりしすぎて、怒れていない=怒りの内面化)

ただ、目の前の矢筈岳が絶景で、先輩も私も無事だった。

「いや~、ロープは60だね!」と相方の先輩が言う。「いや、そうか?」と突っ込む。「やっぱり、ロープは2本でしょう~」(実際は突っ込めていない。)

今回は、ダブルを二人とも持って行っておらず、シングルだったので、ロープは十分にあったのに、シングル2本は重い、というのが50になった理由の一つだった。誰もそうは言わないけど、二人とも分かっている。

実際、シングルロープをダブル使いすると、確保器から出なくて、ビレイヤーは大変なのだ。出さないとクライマーは、当然登れなくなるし。出ないのと、ダラリンでは出ないほうが困る。

ダブルロープであれば、二人とも60なので、たとえ60ダブル1本で登っても、最後の4,5ピッチは連結になったとしても、ロープは足りただろう。しかし、敗退となった時、やはり60一本では35mは降りれない。結局2本50もしくは60を持つか、1本なら70がいる。

また、いつものように最後はちょっとジャンプする(笑)? ちょっとロープが足りないというのは、実は時々あって、結局クライムダウンしたりとか、している。(こうした小さな予兆で、相手にOKを出してはいけない。厳しく諫めて相手の態度を改めさせないと大きな怪我や事故につながる)

しかし、ロープの相談をいい加減にしかしなかったからなぁ。それは、なぜかというと、デシマルグレードに引きづられ、一番辛いピッチの5.11以外は、楽勝!とか考えていたからだった。

私もセカンドだから、リードクライマーが考えることだという甘えが、どこかにあった。私の務めはユマールであっても、なんとしても上がることです!みたいな気持ちだった。上がれればいい、というザイルパートナーは、パートナーとしての最低限の要件を満たしているだけで、良きパートナーとは言えない。本来は、ちゃんと敗退用のことを考えて、何か助言をしなくてはいけなかったのだ。(自分ばかりが反省しており、相手は反省していない。それどころか成功体験になっている)

■ 難しかった

この白亜スラブは、私にとっては、少し挫折の山になった。というのは、5.11のピッチはともかく、ほかの易しいグレードのピッチでも、私がリードできるかという目で登ったが、私のリードは、この先何年もないだろうと自ら判断できた。

グレードをゆとりを残して登れなくてはならない、というのは、マルチやアルパインでは当然だが、そのゆとりの量が問題だ。

5.10のスラブをリードするには、5.10bのスラブがショートでリードできていればいいと思っていた。いや、5.11のスラブがリードできないとダメなようだ。プロテクションがプアなので、フリーソロするのと同レベルの技量が必要だ。

5.8のフェイスがリード出来るにも、5.11が必要みたいだった。つまり、ランナウトしているのでロープが保険になっていない。フリーソロと同じだ。

5.11のクラックは、5.12が必要だ。ここが一番易しいかもしれない。いざとなれば、カムエイドが可能だからだ。

要するに、ここを安全にリードするには、オールラウンドに5.12がギリギリ届いていないとならないという話だとセカンドでも理解できた。

5.12クライマーになるというのは、私の中にはない。

40の手習いのクライミングだ。5.11に届けば御の字と思っていたのだった。

それで、たぶん、日本中のクラシックルートは登れる登攀力だと思っていた。それが私のここ5年間の目標だった。しかし、このルートを経験して、ショートで5.11登れる力では、ほとんど選択肢が広がらないのだ、ということが理解できた。

クラシックルートは支点がプアなため、またランナウトしており、命綱であるロープの意味が全くなくなっているために、フリーソロと同じ技量を要求するのだ。

今の登攀力は、野岳の5.11だったら、もしかして登れるかも?みたいなところで、まだ5.11は届いていないが、見えてはいるくらいだ。しかし、その見えているゴールに到着したところで、ご褒美は出ない、ということがはっきりと分かった。

ニセピークだったのだ。読図でよく出てくるやつ。ここがピークだと思ったら、もう一個あった…ってやつ。しかも、到着時点でヘロヘロだから、次のピークに行く気力はもう残っていないパターン…。

これは、”クライマーあるある”なのか? それとも、敗北なのか…。

先輩はクライミング歴が私の倍くらいあり、しかもボクサー出身で、おしりはちんまりと小さく、肩はがっちりしている。いつも小さいお尻を羨ましく思っている。私は、と言えば、お尻がデカくて外側に引っ張られて重たい…つまり、お尻に一つ小さいザックを背負っているみたいな感じ。上半身は華奢で、筋力がなさそう…。これでも女性の中ではお尻が小さいと言われているけれど、しかし、中学のころから安産型と言われて下半身デブだ。お尻を削るのと、上半身を鍛えるのではどっちが早いのだろう…。

しかし、今までの経験では上半身が鍛えられる以前に、指が参ってしまう。全然、クライマーに適していない…。

■ 「それはすごい!」

帰りは仲良く、登山道を下った。二人ともプレッシャーから解放され、のんびりしていた。最後は竹林で、登山道を外して、適当に林道へ。帰りの林道も絶景だった。

帰りに、旨いと噂の鶏の南蛮だっけ?そういうものを道の駅で食べた。ランチの時間は終わりそうなギリギリの時間だった。

少し運転を交代したが、そのときも、このルートで受け取ったメッセージを昇華中で、少しぼうっとして考え事に頭が向かってしまい、運転があぶなっかしい…。

帰って、最近の師匠さん、キーボウさんに報告したら、「素晴らしいルートだったでしょう!」という答えだった。

素晴らしいルートだったのか?

それは、今もってよくわからない。分かるのは、あとで庵に行ったとき、比叡ではどこを登ったのと聞かれ、このルートをセカンドでも登ったと言えば、「それはすごい」と返されるってことだ。(ベテランの人たちも正常な判断ができていない)

もしかすると、ここはボルトを打ち替えたいのに、皆が年を取ってしまって、打ち換えられなくなっているのかもしれない。そのため、フリーソロするくらいの気合が必要なのだろう。そのことを地元は知っているが、来訪者は無知だ。

しかし、すごいという評価は間違っている。

それに、セカンドは基本的な知識があれば、スリングを2本持ってさえいれば、基本的にどこでも登れる。庵の人たちはそれを理解していないのかもしれない。

私はここをセカンドで登ったと”セカンドで”を強調しているが、庵では誰も意味を理解しようとしないようだ。クライマーはどんなに登攀力が低くても、セカンドなら、エイド交じりで、別にどこでも行ける。だから、セカンドで登ったルートは自分のルートではない。リードで登った山が自分の山だ。トップですらエイドを出して登れるようなルートがある。

というより、このボルトがプアなルートを行くか?ということなのだろうか?

■ もう登った

いつも都合よく自分が登りたいときに、最適なパートナーがいるわけではない。誰か行ってくれないかな~と思ったときに、「もう登った」と言われるのが、悲しい…。のは、クライマーなら、だれでも経験があることだ。もう登ったからって行かないの?って思うが、まぁ大抵はそうだ。(反省点としては、憐憫の感情を持たないこと)

今回の白亜スラブは、大体の強いクライマーは、”もう登った~”なんだろう。それで、お鉢が回ってきて、私も登ることになったが、私のクライミングではないし、”もう登った”ということにはならない内容だ。

しかも、もう一度行くということは、そうそうありそうでない。自分のリードで、ここに行くということは、おそらく未来永劫ないだろう。

■ 関連記事リスト(認知行動療法の経過)

https://healthycitizenclimbing.blogspot.com/2024/02/blog-post_22.html

https://allnevery.blogspot.com/2023/01/blog-post_2.html

https://allnevery.blogspot.com/2024/02/blog-post_37.html











2018/10/27

龍洞の岩場 (13)アンカー情報

さて、龍洞の岩場は海岸なので、アンカーの信頼性がかなり問題となります。

最近のアンカー状況が、The Bivyでは、ファイルにまとめられています。


Solid=強固、questionable =疑問アリ

お宿に到着したら、まずトポにこれらの情報を書き写すことから、クライミングは始まります。これ、ほんと。この情報がないと、どれを登るか、確定できない…。

アンカーが疑問あり、ってのには、海外で登りたくありませんよね?怪我したら、面倒が多いのが海外です。

アンカーの信頼性って、見た目では分かりません…。

こちらが、QXが作っているムービー! 怖いですよ~




2020/03/28

日本の岩場vs龍洞 比較

■龍洞の岩場のトポ

には、

1)ボルト設置年

 ”スポーツルート”と書かれた課題のほとんどは、2012年のボルト設置です。

2)使用ボルトタイプ
 
 ステンレススチールの316グレード 一体型、グルーインが2004年ごろから使用されています。

3)問い合わせ先

Climbstone@yahoo.com に問い合わせしてください

と書かれています。

たぶん、これが責任ある立派な開拓者の態度で、そうじゃない事例が一杯日本国内にはありますが…。

尊敬に足る事例を見ていないので、若い人は、悪い事例を見ても悪い事例と気が付かないだけなのでは???




2018/10/27

龍洞の岩場 (14) カムのお手入れ

さて、龍洞は塩害がある岩場。

だからこそ、ボルトを整備するよりも、トラッドで登るほうが意味があるのだろう、と今回思いました。

易しいクラックで登ってロープを上げ、高難度フリーに挑戦するということなのかなぁと。

何しろ、12と7が混在しています。

ボルトがコロージョンしている様子を見ると、ボルトを打っても仕方ないよね~と確かに思います。

というわけで、ボルトより、トラッドの支点が合理的になるわけですね。

となると、今度はカムのお手入れが必須と言うことです。

QXは、

This is my life

と言っていました…。もうしょっちゅうやっていて、まるで生きることそのものみたいなもんだよ、って意味です。

命を預けるプロテクションですので、やっぱり大事にしないと行けないですね。

2018/10/25

龍洞の岩場 (4)初日

さて、写真はラオスで一緒に登って、龍洞の岩場も一緒にデビューなデイビッドとその一家です。

妻はタイ人、夫はカナダ人のカップル。出会ったのは韓国!インターナショナルです~ で、カナダ人なのでデイビッドの母国語はフランス語。奥様はタイ語。

1歳半の赤ちゃんのアントワンは、フランス語と英語とタイ語。

お返事が、「ウィ」っていうのが、超可愛い!とっても愛らしい坊やです。

私は若い時、語学を習得しにアメリカへ行き、ベビーシッターをして生計を立てていたので、子供はまぁ大丈夫。アントワンもすぐ懐いてくれました。

しかし、驚いたのはPキャン… あとで、どこでPキャンしていたのか、見に行ったのですが…ここ。(外部リンクです)



あら~ これでは私たちが城ケ崎とかで、Pキャンするのとかわりがないではないですか…

さすが西洋人、タフだわね、と感心してしまいました…。

とりあえず、おなかが空いた!ので、晩御飯をご一緒に食べましょう!とディナーへ出かけました。が、近所は何もない土地柄…

フードコートのような店がかろうじて開いており、なんでもいいから出して!とお願い。
もう閉店中だった

お姉さんが英語を頑張ってくれて、なんとか、食べ物にありつきました。

しかし、駐車場は海沿いなのですが、ものすごく嵐になってきて、車も波にさらわれそうでした…

ちょっと様子が伝わりにくいですが、屋根だけあるところ、でもザーザー雨で、少々寒々としていました…。
いわし?がおいしかった!格安 3人で400元くらい


お食事終了しても、なかなか席を立たないので、どうしたのかな?と思っていると…

「アントワンのうんちを待っているんだよ」とデイビッド… 

そして、アントワンが、むむっと顔を赤くてしゃがむと、待ってたよ~とばかりにデイビッドは男性用お手洗いへ…。おむつ替えらしいです。

パパがおむつ変えられるなんていいわね、と思わず奥さんのワンに声をかけてしまいました。

「彼は私ができることはなんでもできるわよ」とワン… 最近の若い人はイクメンだから、日本でもおむつくらいは替えてくれるのかなぁ。

若いころ、いつも家庭的な男性に憧れていましたが…私が家庭的に見えるため(実際は違う)、私に魅力を感じてくれる男性って、たいていが生活能力が著しく低い人なんですよね…。まぁ、ある意味、正解なのですが。私が生活能力、著しく高いので。

でも、羨ましい子育て協業と思ったのでした…。デイビッドの躊躇ないパパぶりというか、育児を当然としている様子がたくましい!

日本のパパでここまで主体性というか、当然感を持ってパパをやっている人、あまり見ないので…。一気にお二人に対して尊敬の念がアップ。

アントワンもまだ小さいのにPキャンだと大変だろうなぁと。

この日は、これでお別れでしたが、本当に暴風雨だったので、テント張るのも結構大変だったろうと思います。

私は、屋根がある、このフードコートでPキャンすることを提案したのですが、警察に見つかると面倒だから、と駐車場へ行くデイビッド一家。

明日が心配に…

2019/10/21

久しぶりの見晴らし岩

昨日は、新パートナーのYさんと見晴らし岩で、初めましてクライミング♪

■ 鬼ヶ鼻岩

鬼ヶ鼻岩も、ついでで取りつきを案内したんですが、びしょびしょで福岡側はダメでした。この岩は濡れ勝ちなので、掃除が大変すぎて、実用に耐えていないかも…です。

鬼が鼻岩は、アプローチも、ちょっと見つけづらく、案内者がいないと、なかなか発見ができないです。私たちも2度も敗退したんですよね。

一杯きのこが生えていた!こちらは鬼が鼻岩周辺のキノコ観察の記録です。もうキノコ狩りに行く岩場として採用(笑)?!それだけ、湿度が高いってことでしょうか?


■ 見晴らし岩 スラブ 5.10c

台風で倒木が…

見晴らし岩も、下部は濡れ濡れ、上部だけは乾いていたので、トップロープで触ることに…。いつもの5.10cです。これ、下はもう不可能な感じの濡れだったので、TRでもエイド。

組んで初めての時は、互いのビレイチャックをしたいものですが、そのためには3人必要ということが、分かったのが今年の夏の遠征です(笑)。

クライマーは、登攀中は、ビレイヤーのビレイを評価できないです。クライミング中は、下をちょっと見るくらいしかできない。

それもありますが、見晴らし岩は開拓者の米澤さんグレード辛めだし、すごくピン間隔が安全ってわけでもないので、初回は歩いて終了点へ行ける岩場なのですから、そのアドバンテージを取って、TRで全く問題ないと思います。

有名岩場でも、有名課題でもないし、この一本のOSのために苦節〇年!っていうような岩でもないです(笑)。練習用のゲレンデというのが位置づけとしては良いと思います。

まぁ、一回も落ちないで、登れそうだったら、登ったらいいと思いますが。落ちそうなクライミングをする岩場でもないです。
意味不明の敗退スリング?


■ ヨセミテノーズ

昨日は、ヨセミテのノーズに行った知り合いの報告が上がっていました。米澤さんもノーズは行きたいと言っていました。しかし、米澤さんがいくら強くても、知り合いたちの打ち込み具合を見ると…彼らのほうが現役数段強い…。その彼らは敗退だそうなので、まぁ、相当厳しいだろうなぁ。

フリーの聖地のグレードは、辛いという噂の三倉より辛いそうで、それなら、私がヨセミテで楽しいと感じることは、一生ないかも~です。

それでも、別にラオスで楽しければいいんじゃないかと思ったりしています。

■ グレード感

でも、不思議なのはグレード感。私と去年一緒に龍洞登ってくれたタオは、ヨセミテ育ちですが、私の登攀力を正確に測っていた。5.10Aぎりちょん、ってものです。

その5.10Aは龍洞の5.10Aですが…。合っていました。タオのグレード感ってかなり正確みたいなんですが、どうやってそれを得たのかなぁ?

■ ツタときのこ

私は、山に生えている、ちょっとした植物を見ると、なんか気分がほっこりします。

そろそろ岩より、自分のしたいことに帰ろうかな~

キノコと山菜かな?!

■ 夕焼けきれい




帰りは早めに帰ってきましたが、すごい夕焼けでした。お天気が心配に。

欲張らず、目の前のご縁と目の前の幸福を大事に登って行きたいです。

岩場にいたカエル君。

なんか、雨っぽいって意味なんですかね?


2019/10/10

今の自分の体にしてあげられるベストなことは何か?

■ ふくらはぎ、調子悪いです

今この傷ついた体にしてやれるベストのことは何か?

ということを思案しています。

肉離れと膝の亜脱臼では全く別物でした。

 肉離れ → 受傷直後歩ける
 亜脱臼 → すぐから無理

膝の亜脱臼は、肉離れの受傷から、自分が思っているよりも筋力を失ったことによると思います。大腿四頭筋が、あきらかに細くなりました。

膝の亜脱臼は、韓国で歩いて、だいぶ良くなったのですが、筋力の回復がまだのような気がするので、本来は歩きをたくさん積み上げるほうがいいのかもしれません。

龍洞のクライミングは、当初、毎回1本2本のギリギリグレードを登っても、上手にはならないので、たくさんの易しいクラックを登り貯めする予定でしたが、パートナーの都合で2、3日だけとなると、たくさん登り貯めできないのであれば、他に良い時間の使い方があると感じるようになりました。

まぁ、トラベリングクライマーの実践時間にしてもいいのですが、龍洞には、近くにトレーニングができる場所というのはないです。

私はマシントレというのは、都会OLのころ、ゴールドジムに行くほどでしたが、あまり好きでもないし、私の返るべき場でもないことは、去年の今頃再度GGへ通おうとして理解…。 

今したいのは、本音をいうと、大阪でのジム通いとKoWallなんです…あと槇尾山の岩場みたいなの。どんどん登る系。

今の足の様子だと、リードは無理で、肉離れの回復がイマイチなんだと思います。

頑張ると、再度肉離れしそうな予感がします。基本的に易しい強度で負荷を上げない状態で、血流量を増やすというのがあっていそうな気がします。

韓国で、300度のサウナに入ったらかなり良くなったんですよね。温熱効果でしょうが…中から温める系には、段々と寒くなり、時期的に厳しくなってきました。

ギリギリグレード一発勝負式の教育方針以外でないと、私は決して成長できない、ということを確信中です。

年を取ったら、同じことを達成するにもたくさんの量が必要なんです。その量を稼ぐのが易しいクライミングをたくさん、です。

2019/10/23

カムセット練習に最適 竜頭泉 新クラックエリア

■ 新パートナー、新エリア

先日、日向神奥壁へ来てくれた、新パートナーT中さん☆と初クライミング♪

彼は、関東でクラックを登っていたそうなので、クラックを企画です。当初、岸良を計画したのですが、どうも、竜頭泉に、易しいクラックが多数開拓されたという噂だったので、私の膝の脱臼のことも考え、今回は、運転が短い竜頭泉を計画してみました☆

2名だと、互いにビレイチャックはできない。新エリア、トポない。

という上記2点の理由で、助っ人で先輩が来てくれました~ 持つべきものは、心優しい先輩☆ありがとうございました☆

前回、見晴らし岩で、ご一緒したYさんもクラック触ってみたいとのことで、ご参加。開拓者のT田さんも偶然にもいらっしゃり、にぎやかな集まりとなりました。

しかも、Yさんはボルダー大変お詳しい!ということで、ボルダー見学にも出かけ、

  クラックも、ボルダーでも、実りあるクライミング

になりました!

■ 新クラックエリア

九州では、クラックを練習するところがないのですが、新しいエリアが開拓され、10本くらい登れるようになっています。

ここのクラックは、湯川と同じで、崖沿いに、ずらーっと並んでおり、次々と登れます。開拓者の方に感謝、感謝です☆

この岩場は、クラックの内部が凸凹としており、カムセットが大変難しいです。初心者がカムのセットを身に着けるのに最適な岩場です。純粋なクラックムーブの岩場ってわけではないです。その点は、龍洞の岩場に似ています。(少しですが、クラックムーブの課題もあります)

このような岩場ではムーブ自体はフェイスで簡単で、カムのセットが難しいだけなので、カムは実際にテンションすることなく、気休めであり、登れても、カムセットがいいかげんである可能性があります。
看板ルート ドラゴンヘッド 

私は易しい5.8のクラックを朝一リードでとりついたのですが、カムのセット写真を取ってもらいました。このクラックは、カムは色々なパターンでどうとでも取れる。しかし、そこにセンスが現れると思いました。

私の場合は、まだ初心者なので、1ピン目は立てるところから入れろとは習っていますが、さすがにこの課題では、多少登ってから1本目を取りました。登攀は易しいからです。その意味では、去年、龍洞で登ったウエディングルートと同じ感じです。


登攀はゆとりなのですが、膝のおかげでハイステップできない…ので、より良くスタンスを見るようになり、これはこれで良いかも? ゆとり120%な登りです。

その後、TRで、5.10dフェイスをやりましたが、やっぱり膝も調子悪いし、アップアップ。ところどころ、サムカム利いて、ちょっとうれしい。だいぶ落ちました。

左隣のワイドをTRで触らせてもらいましたが 、「リードで行けるんじゃ?」

うーん。確かに上部はなんとかなりそうでしたが、下部の出だしが…1本目のカムがバチ効きに利かせられるかが核心?

これは、易しいということですが、私のゆとり120%な登りではないです…ゆとりだいぶ現象…ギリギリまではいかないですが、まぁ快適な登攀というわけではないです。


 こちらはTR限定課題?

プロテクションをセットするのがかなり難しそうな課題。全員TR.

これ、2日目に1撃で完登されていました!モチベーション高い!

ハンド→ワイドと進んだので、オフィズス5.9を試してみたのですが、カムエイドでも無理っとなり・・・相方が頑張ってくれなんとか。ひもを使わずカム回収…。

これ、よれました。あげこまるを思い出しました。5.9ではなく、5.10Aに改定されていたカサメリ沢の課題です。

ちょっと奮発?して、竜頭泉荘という近所の名物の店で、お夕食。

鯉こく定食 2500円(値上がりしていました)
うなぎ定食 3500円 (なんか高かった…)

3人で割ったものの、予想外にちょっと奮発系お夕食に…

それを思うと韓国安かったな~ プルコギの夕べ、安かった。


■ 翌日

翌日は、奥の課題をリード。やはりクラック内部が凸凹で、カムセットが課題。登攀はそうでもないです。

エリアを変え、入門クラック5.10Aへ。これは私は1フォールRPで登れていた課題ですが、相方の奮闘を見て、リードで取りつくのは辞めておき、TRにしておきました。

膝、あまり無理をしないほうがいいかなと。結果やはり上の右上で、左足足ジャム&右足スメアの右足スメアはありえないので、右足もジャムしかできないとなると、ムーブ的に困難になり、限定かけたみたいなことでした。苦労して登りました。でも、ここ以外では、純粋なクラックムーブって出てこないので、だいぶ満足。

手前の竜頭泉レイバックは、再登でもあるし、TR掛けれる紐がついていなかったので、辞めておきました。

再度、昨日リードでとりついた、5.8を再登。カムのセットが核心だということを理解。

カムは設置するとき、足で立てる場合は、腰でセットすると良いとアドバイスを貰い、なるほどと思いました。腰クリップのほうが安全です。

《カムセットのルール》
・1本目はできるだけ高く
・2本目は近く (1本目が効いているとは限らない)
・3本目以降はランナウトしない程度に入れる(腰クリップ)
・核心前には、2点
・乗越前も、入れる
・テラスが出てきた場合、地面と同じで1本目はできるだけ高く入れる、2本目近く

登攀に余裕があるが、ランナウトを避ける目的で入れるときは腰クリップ。

これが今回は一番の収穫でした。まぁ、膝の脱臼の回復に半年はかかるので、半年はチャレンジクライミングはなく、リハビリクライミングのみです。

私はまだカムのセットには自信がないので、竜頭泉は歩けるレベルの登攀でカムセットの安定のために通いたいと思いました。

2019/10/14

オンサイトが楽しい!を積み上げるほうが幸福が長い

■ オンサイトしても、楽しくない?!

龍洞に一緒に行こう!と話していた友達がいたのですが、話していたら、なんと易しいところをオンサイトしても楽しくないことがあるのだそうです…

「キミーが5.4をオンサイトしても楽しくないじゃろ?」とのお達し…

た、たしかに…っていうか、5.4って誰でもオンサイトできますよね???

いや、できない人がいるとしたら、高所恐怖症か、すでにご高齢初心者かと思いますが…。

■ RPで成長する=ずーっと修行

日本は外岩資源が少ないから、仕方ない面もありますが…。一般にフリークライミングのクライマーは、限界グレード更新ばかりが課題になります。

逆に言えば、グレード更新ばかりを外岩で目的にしてしまう。すると???

 オンサイトを楽しめなくなる

という危険が将来あることが、この会話から分かりました。

■ OS > RP

RP(レッドポイント)よりも、オンサイトのほうが登攀スタイルとして優れている、というのは、すべてのクライマーの共通の思想と思います。

しかし、RPグレードを上げることだけをずっとしていると、まぁ当然ですが、オンサイトできるグレードは上がっていきます。ただ、

 ”気がついたら、5.7くらいをオンサイトしても何も楽しくない”

という状況に陥ってしまうそうです…。ええ?!そうなの!!とびっくりした次第。

■ じゃオンサイトばっかでいいかも~

まぁ、落ちながら登らないと、もうOSできる課題が少なくて、登れないのしか残っていないのですが…(笑)。

私は、今は5.7でも5.9でも、オンサイトなら、なんでも楽しいので、楽しいと感じることをやりたいのです。

何のために今RP5.10cなのか?っつーとですね、5.7のオンサイトを楽しむため、なんですよ…

■ トレード条件

初心者時代は、登りたい課題、なんて実はないです。何しろ、色々見ても、質なんて分かんないんですから。とはいえ、ちゃんとしたクライマーほど、ビレイ自体は初心者でも信頼できます。そこは最低限だからです。

なので、逆に言えば、右も左も分からない初心者を連れて歩きたい人は自分が登りたいところばっかり登って、相手が登りたいところはビレイしてあげたくない人なのかもしれません。ビレイする立場が退屈で嫌だとか。

しかし、最初は初心者で、右も左も分からなくても、誰でも自分が登りたい課題っていうのが出てきます。

私は、2年も前に、2回もシュイナードBは登っているので、また再登=完全にビレイしてあげる側、です。連れて行ってくれてありがとー!ってなる?ならない。

そりゃ仕方ないです。そもそも、行こう!って言ってたルートじゃないんだし。

インスリッジって話で行っているんですから。

ビレイは変わりばんこでしょう。ビレイしてほしいなら、代わりに私が行きたいところをビレイしてくれないと…(笑)

私は5.10cで落ちるところをビレイしてくれる相手には事欠いていませんが、私がオンサイトしたいところをビレイしてくれる人は、とんと表れていないので、おーい!って感じです(笑)。

■ 海外

それで、海外、行くんです。海外だと、ビレイヤーが信用ならないのは普通で、ほとんどの人が、2グレード下を登ります。

私はラオスでは一回も落ちたことなく、ほとんどの6Aは登ってしまって、いよいよ、落ちながらしか登れないグレードまで、いってしまったので、次回は、ちゃんとしたパートナーがいないと、ラオスは登るとこ、ないんだよなぁって感じです。

まぁ、龍洞は、前回は下見程度で、まだ一杯オンサイトできそうな5.7~5.9があったので、ビレイヤーは、まぁ普通の人ならだれでもいいです。

さすがに、ダラリンとかの初心者とか、彼女の接待向けビレイヤーは嫌ですが、超ギリギリを登るわけじゃないので、普通なら…。なにしろ、限界に挑戦しないし、どうせ落ちないので。

旅行中、特に海外での旅行中では、限界挑戦なんて誰もしないですよ、して怪我になったらどうするんです???

2020/08/06

バニラ・ジェンダー仮説が私のクライミングの壁でした!

■バニラ・ジェンダー仮説

女性の成功の大小を、男性と同じ価値基準で計ることの、的外れさを指摘している言葉です。バニラ・ジェンダー仮説という心理学で専門用語があるのです。

バニラジェンダー仮説は、昇進を断る女性がいることから、研究された概念です。
(バニラだけが唯一のフレーバーじゃない https://www.economist.com/books-and-arts/2008/04/17/vanilla-is-not-the-only-flavour

昇進、栄誉、名誉、昇給、というものは、男性ならだれでも、当然のように、褒美、と感じるものだと思いますが、女性にとっては、そうではないということです。

ーーーーーーーーーーーーーー
実際に調べてみると、小さい時からの知能指数、大学進学率、大学院での学位取得率など、男性より女性の方が優秀であることがわかっています
このままでは大学が女子大化してしまうと危惧した大学当局が、男子学生に下駄をはかせて入学させているというのです。
こうした優秀な女性たちがなぜ有望なキャリアを離脱するのでしょうか?
ーーーーーーーーーーーーーー https://ameblo.jp/l-counseling/entry-10290389019.html

■ ”成功”を押し付けられている?!

どうりで、師匠らが彼らが考える成功を私に押し付けようとしていると感じていたわけが分かりました…

私は勝手に自分で自分の”成功”を定義して、勝手に自動運転で成功していきますので、心配しなくても大丈夫ですよ~

今、私が ”成功”、と定義づけていることは、

クライマー界にリスク管理意識を根付かせる
ってことです。ので、どっちのほうがすごいクライマーか?競争とか、グレード更新とか、全然興味ありません。

私が心から求める ”成功” というのは、一般の男性が求める ”成功”… みんなから一目置かれるクライマーになる、有名になる、すごいルートが登れる… と全く違うんです…。ごめんよ。

クライマーとしての私を馬鹿にする人がいたとしても、だから何?ってくらい、蚊に刺されたくらいの痛みしかないんです…

皆さんは、バカにされている私を見て、気の毒に思ってくれるから、色々と私が登れるけどそれなりにグレードがあるもの、を勧めてくださるんですよね??

その基準からみると…ですが、いかに無欲か?という話です。

■ いかに無欲か?
なにしろ、昇進のチャンス!と言えるような奴ですら断るくらいんですよ… ご一緒するのを断ったルート

1)錫杖 岩
2)石尊稜 雪
3)錫杖 アイス
4)祝子川 沢
5)大山北壁
6)2回目の龍洞

名誉とか楽しさとか取って、命が持っていかれるのはヤダなと思います…  錫杖は私は行けましたが、後輩君をまだ一本もマルチを登っていないのに、つれていくのは倫理に反すると思ったので断りました。彼は歩荷要員でした。

石尊は代わりに昇仙峡のワイドクラックに行きました。ほんとは南沢大滝に行くのが良かったんですが…黄連谷の転進だったので。

錫杖アイスは、師匠の過信が心配でした…大山北壁もです。あと一人メンバーがいたら行きました。

祝子川は先輩が二人で行こうと誘ってくれたのですが、私が流された場合、一人だと…ゴルジュって逃げようがないですよね?みんなは、スポーツクライミングみたいな沢だと言っていましたが、だとしてもチャレンジ系の沢に2名こっきりは… エスケープ豊富な場所ならいいけど… まぁ、これは念のための用心でした。

2回目の龍洞は、相方の女性がツヨツヨ男子にこび売っているところだったので、これはお邪魔虫と思って辞めました…女性でも価値観が男性よりの人はいます。そういう人は強いことに自分の価値を見出していますので…それはそれでいいと思うのですが、私は自分の強さが私のクライマーとしての価値とは思えないんです…実際、弱いんで。弱くてもこれだけ登れているってのが人類の光と思っています(笑)。尊敬しているのは、老いても登れるところを、誰にも頼らないスタイルで登り続けたフレッド・ベッキーです。

というので、まぁ欲深くないクライマーです。私が心から楽しいと感じるのは、フォローしてくれたベテランはシラケた顔をしていましたが、まぁまだ東稜みたいなレベルです。

振り向いてロープの流れがいいと、うふ☆私って素敵!って思います。

クラックも同じ理由です。

2018/10/26

龍洞の岩場 (9)Stearcase 5.4

さて、やっとクライミングできたので、気分も麗しい翌日。

今日も行くぞ~と士気が上がっていました。もう3人で登るっていうのは、規定路線のようです。

朝は、セブンのお隣の朝食の店へ… ここでは、デイビッド一家と合流。この日はデイビッド一家は午前中で引き上げて、午後は拠点(ホテル)を移動するそうでした。

アントワンは、朝のご挨拶にハグに来てくれました。かわいい~ アントワンのまつげはとっても長いので、時々女の子みたいに見えるんですが、とってもハンサム。

大根餅+薄焼き卵

朝ごはんを注文するのは、一種の冒険で、いかに目ざとく、ほかの人が注文しているおいしそうなものを、中国語しか解さないおねえさんに、了解してもらうか?がポイントで、手ぶり身振りで大奮闘です。

朝ごはんの注文をするだけで、難関をクリアした達成感、満点です。

大体、このころには、皆頭が良くなっていて、ほかの仲間が注文したものを写真に収め、それをお姉さんに見せて、注文します。



たまに中身の具を聞かれますが、全部、”シェイシェイ”。つまり、”ありがとう”。 

多分、「ベーコンにしますか?ハムにしますか?」みたいなことを聞かれているんだろう…と思うのですが、「ありがとう」一点張りだったら…? まぁ、あきらめますよね(笑) テキトーに入れてやれ~と思うでしょうが、それがこちらの願いなので、まぁ問題なし(笑)。

中国語のメニュー、漢字は日本人なので、読めますが、発音が全く違うので、ダメ…次回は、メモ帳持参です。よみがえる若いころのパリの思い出…筆談、大活躍。

さて、早速クライミングで、校門エリアへ向かいます。今日はデイビッドは半ドン。昨日ザックが重すぎると判断されたみたいで、私はロープ免除になりました。まぁ3人で2本は普通なのでいっか。やっぱりロープは多いほうが良いです。二人パーティのときでも、すごく遠くなければ2本。

私はスクールゲートでは、登りたいのがありましたので、一番で。ステアケース5.4 ☆三つ課題です。

これは誰でも登れます。カムさえあれば。登山初心者でも登れる。

Stearcase 5.4 これは降りるときは隣のアンカーで。ロープスタックします
5.4は日本でいうⅢ級~Ⅳ級で、登山道でフィックスロープが出ている程度のところです。フィックスロープが出ていても、それは補助で、それに全体重をかけて、なんて登りませんよね?

というわけで、一番で朝一リード。カムは丁寧に考えて行きました。簡単なので、まぁ楽勝。ただ終了点位置が奥まっていて、ロープがこすれる可能性があるので、タオの指示で隣のアンカーに降りました。これで、降りながら回収ってのはなくなり、誰かが回収にセカンドで上がらないといけなくなります。

セカンドは当然、デイビッド。これは簡単なので、別の面の5.6を全員TRで登り、アップ完了。

次はタオが、お隣の5.10B Suprise Crackをリード。セカンドはTRでデイビッド。これは私は、TRで楽勝で登れました。ちょうどハンドサイズだったので。

私が最後だったので、回収ついでにバックロープを引いて上がり、となりのTiger'sTooth5.11bにロープを掛けました。TRするため。

まだ11を登るのに、ビレイヤー誰でもいいわけではありません。これは結構、感触が良く、意外に登れる感ありました。まぁトップロープだからね。


 1歳も岩場参加。

落ちれないかも…

この岩は一通り感があり、お隣の岩へ。人面岩です。英語では、Disco Buttress。人面岩がなんでそういう訳出になるのか不明。

さて、人面岩では、タオが活躍してくれました。DiscoFistcrack 5.10Aです。これは、フィストサイズではない!!全然すっかすかでした。いったい誰のフィストサイズなんでしょう? タオに下から、リービテーションをするように言われました…やってみたけど、そのあとが…。何にもできないよ~。

岩の外に出たら、ドスラブ。カンテ持ちにクラックをもって、スラブを上がろうとしてみたんですが、それって、5.12Aです(><)。無理でしょう~ っていうので、こここそ、カムエイドな場面でしたが、カムは持っていなかったので、引き上げてもらいました。

あとで聞いたら、地元ガイドのQXも初めてではこれは登れなかったそうです。ので、みなさん、頑張ってください(笑)。

このDisco...は右に逃げても12、左に逃げても12、で、ほんとにクラックが一番弱点というルートです。

このディスコで、良かった点は、タオが、デイビッドにビレイヤーのセルフビレイを設置していたことです。この課題出だしから、被りです。落ちる可能性があり、落ちるときちんとビレイしていないとグランドしそうな高さですし、ビレイヤーが軽いと浮き、被った岩に、頭、激突です。

タオは、「僕は重すぎますか?」と私にも聞いてきてくれました。お返事は、「下にセルフを取れば大丈夫です」。

体重差が大きければ大きいほど、クライマー同士で互いに安全管理意識がより必要です。下にビレイが取れない課題で、1本目で落ちる可能性が大きい場合は、浮いて激突、が問題になるので、体重がより重いほうがビレイし、軽いほうが登るほうがより安全です。それでも衝撃荷重があると、ビレイヤーは衝撃受けますし、ビレイがーが浮かないということは、その分を支点やあるいはロープが吸収していることになります。私は軽いビレイヤーなので、人間ショックアブゾーバー、です。

さて、このDisco Fistcrackは、今回のベストストラグル、でした。

この斜めクラックが有名課題らしい


デイビッドはトライしましたが、これはかなりあぶなかっしかった…。私は裏から歩いて1本目を4番で取ってあげました。下が水たまりなんですよね。

水たまりのお魚


次の岩へ移動します。デイビッドはお昼までで帰ったので、タオと二人で。とりあえず、長い課題を登りたかった。二人ともクライミングに飢えていました(笑)。

私がリードしたかったので、昨日のデイビッドが登った、Wedding Routeを5.8の難しいほうでリード。まぁ登ってみて、これなら落ちないだろうと納得しました。クラックではなく、トラッドのプロテクションが一杯取れるフェイスって感じでした。これもプロテクションを念入りに。自分の感触では、なかなか良い感じでした。

私は、徐々にグレードを上げて行ったので5.9のクラックをたくさん登れたらいいな~と思っていたのですが… 5.9のクラックって龍洞では結構、グレードより難しそうです。

というのは、龍洞って易しくても、被りがあるのが当然。日本の課題の感覚だと、5.8ってのは被りがないって意味ですが、こちらでは5.8でもかぶっています。あれ?

要するに、かぶり=側体=ムーブという図式はない。易しいかぶりにはムーブ要らないので、易しいグレードでもかぶり出てきます。というので、認識を新たにしました。

順番的にタオのリードになったので、MovieDick 5.10Aを。この辺で最も易しい5.10Aです。タオはとても気遣いがあり、「5.10Aだけどセカンドも上がらないといけないんだ。快適じゃないかもしれないけど、セカンドやってくれる?」と…。なんて紳士なんだ
~。

私としては、「10A?行く行く~」という感じだったので、喜んで行ったのですが、最後の最後の1ポイントまで、楽々快適で、こっちの10A楽勝じゃーん、な勢いだったのですが、最後に出てきたのがクラックじゃなくて、苦手のピンチホールド。スタンスは大きかったけど、ここだけ怖かった…ピンチ持てない。

クラックは私がそのスタンスに立っても届かない位置にあり、赤キャメが差してありましたが、カムエイドしようにも、ステムにすら届かない。つまり回収もそのピンチでのムーブがこなせていないと、届かないんです。しかもトラバース気味にロープは出ていて、ムーブを作ろうと思って下がるとロープが出る=怖い。近づくとロープが引かれる=ムーブしづらい。どっちもどっちです。3回落ちて、3回ってのは十分と思ったので、一回だけプルージック登攀。足をかけて体を上げたらすぐ別のホールドが取れました。赤キャメ回収も楽勝。そのワンムーブだけで、5.10Aついていたみたいです。

あとは山頂で写真を撮り、懸垂で降りました。

この日はお腹いっぱい登って楽しかった。

 夕飯は、みんなで、と思ったので、昨日出かけた海鮮の店に、出かけました。車がないと行けないですしね。

そのレストランに東洋人の赤ちゃんもいたので、引き合わせると、アントワン、この顔。誰?って感じなのかなぁ?

 昨日摂った写真で注文したのですが…

なぜか魚が勝手に追加され、こうなった。


お持ち帰り用容器に詰めて帰ったほうがいいかな?というくらい量がありましたが、みんなまともなお食事に飢えていたのか、あっという間になくなりました。

2018/11/13

クラックの進捗 三倉

私のクラックは、光が見えてきました。昨日は、日月で2度目の三倉。

初日は、ハンドで足がない、素直な直上ルートの、チビリノクラック5.10a を3回行きましたが、ハンドジャムよりも足ジャムが課題でした。ムーブは2度目が一番よく、3度目はヨレて、ダメ。クラックもムーブを起こしながら登らないと意味がない。つまり、雑に登っても、リードにはつながらないということです。チビリノ…では、カムエイドしていませんが、カムエイドしたとしても、フットスタンス勝負、つまりアブミも出さないと登れない可能性があるということが分かった。

1回目の三倉で行った入門クラック5.9は、ほぼほぼ全部カムエイドで、ジャムせずに抜けましたが、カムエイドをしたことで、カムがバチ効きということが分かりました。カムのサイズ見極めには、だいぶ自信を深めました。もう一回行けば、もっとカムエイドが洗練されそう。

プロテクションへの信頼は、カムエイドで作りたいですが、アブミに乗るカムエイドをまだしていないので、アブミカムエイドで、どっかぶりを超える練習があれば、と思いますが、これは次回の龍洞でできそう。私には大きすぎるフィストクラック5.10Aでやるのがいいかなぁと思います。

クラック特有のムーブは、ムーブ練習で別の練習です。これは、兵隊クラックで。3回目は、リードできそうでした。兵隊クラック一回目は、もうムーブもへったくれも…みたいな登りでしたが、2度目はカムエイドでカムの順番を作り、3回目の昨日はムーブ、なぜか定着しており、次回はリードできそうでした。疑似リードが先とは思いますが。

昨日は、ほかにラップクラック、パンプキン、ヒップクラック(途中まで)をやりましたが、ハンドはそこそこ定着、フィンガーは今から、右上、左上は今から、チムニーはOK、ワイドは大いにくたびれ中…です。

習得が遅いと非難されて心外に思っています。それは比べる対象が、24歳とか、もともと国体選手だった人とか。勘弁してよ、全く遅くないよと、自分が後輩を育成した経験から、思います。

前の会での話ですが、”会長さんの専属パートナー、通称愛人”だった人がいました。
自分でクライミング環境を整える努力不要。すべて会長パートナーに指導は、指導計画も含め、すべてお任せ、丸3年オールセカンドで、マルチや本チャンに行き、ついでに言えば、歩荷も免除でザックは背負ってもらって登って、4年目で5.10bを人工壁、外岩5.7のリードが課題、だそうでした。

つまり”大人の山岳部”は、エリート教育をしても4年で人工壁5.10b&外岩5.7リード、そこまでということなので、今現在、私がやっていることは、一般の大学山岳部においては入門クラスですが、”大人の山岳部”においては、かなり難しいことをしていると思います。

先輩に上達が遅いと言われましたが、クライミングのスタート年齢(42歳です)や体力のハンデ、身長(小さいです)、自分で進む道を選び、環境を整える努力を自ら行ってきたこと、等を考慮すると、かなり早いのでは?と思います。

クライミングのスタート時点の能力は、人それぞれですが、私の指導経験から言いますと、スタート年齢は重要です。

スタート年齢が低いと、危険認知力が備わっていないので、クライミングムーブそのものの習得は早いです。あぶないということが分からないので、危ないことを平気でやってしまうため。

私は、人工壁に通いだして3か月目で、初めてのゲレンデに行き、その日に5.8をリードしましたが、それが私のスタート時のクライミング能力ですが、ラオスで指導した若いドイツ人女性は、5A(5.6くらい?)がやっと。山梨で指導した50代女性は、5.4も登れないスタート、でした。一方若い男子は、5.9は、普通の5.9であれば、その日に登れると思います。

今回の三倉では、昨日は、ワイドのムカデトラバース5.9を一本目でやりましたが、クライミング歴10年以上でフェイスなら5.12RPの方でも、そこそこ苦労して登っていましたので、クライミング能力というのは、あまりグレードに執着しないほうが良いと思います。

とくにクラックは、グレードよりも、クラックのサイズで判断したほうが良いそうです。たしかに龍洞のフィストクラックは、5.10Aでしたが、誰のフィスト?っていう感じで、私にはリービテーションが必要でした。カムだと4番。私にとって、5.10Aでないことは確実です(笑)。

ということなので、まぁ三倉は2回で、そこそこ納得感がありました。まぁ、もうしばらくは、三倉はいいかな。

ムーブより先に、カムエイドを磨いたほうがいいですね!

2018/10/25

龍洞の岩場 (2) 装備

さて、行く!となった龍洞の岩場… トポを送ってもらって、ワクワクしながら、その日を待っていました。が、いつも登っている先輩のほうは、少し心配してくれていたのかも… 直前にクラックに執着して岩場に行ってくれました。

なんと、矢筈岳マスターズルーフ! ここは5.12のルーフです。ので、私にとっては雲の上ですから、まぁ自分が登ろうというテーブルに上がること自体が不可能感、満載です。

しかし、なんと都合の良いことに、マスターズルーフの1P目って、5.9なんですよね(笑)。

とはいえ、行ってみたら、全然5.9ではありませんでした。私は小川山レイバックレッドポイント終わって、5.10Aは、まぁ困らないだろうレベルですが、間違っても私がリードで取りつける5.9ではなかったです(笑)。背の高い、若くてまだ元気な男子で、スポーツルートで5.12が登れる人ですら、リードに2時間くらいかかりました。しかも、エイドも出してきて、です。

この矢筈岳のクラックで楽しくクラックを触れたおかげで、ちょっと台湾へのドキドキが減少したような?

とはいえ、一緒に行くことになっているカナダ人のデイビッドは、ちゃんとクラックを分かっているのかなぁ…少し不安…。クラック初めてで、ヘキセントリックを持ってくる、って言ったからです。

パッシブは、初心者にはちょっと怖いと思うのですが、彼は無邪気な様子だったので。しかし、無理をするような性格だったり、かっこつけて登ることはないと思われたので、大丈夫と思いました。

デイビッドは西洋人の中では小柄なほうですが(フランスの人やイギリスの人に小柄な人が多い)、とっても物腰が柔らかく、無理強いするタイプではないからです。

それに行くことになった時は、彼の言葉の端から、単独ではなく、パーティ行動のように感じられたので、私は気軽に混ぜてもらうつもりでした。

それより、心配は、お宿までの道のりです…何しろ、予約を入れたのが一週間前で、バタバタと出かけたので…。ほとんどバスなどの予習もなしで行きました。

まぁとはいえ、こういう場合でも、英語が話せるとあまり不安がないというか、駅や空港などの主要な観光客通過ポイントで、しっかり道案内をきけば大丈夫だろうと。台湾って先進国ですし。

航空券は、例のごとく、スカイゲートで探しました。往復で32800円でした。もう少し早く予約していれば、もっと安かったかも?

友人が山梨から遊びに来てくれましたが、同じく3万円ほどだったそうです。海外へ行くのと変わらない…。ちなみに車で行ったときは片道が3万円でした(汗)。

さて、装備ですが、長いルート、短いルートいろいろあります。

60mシングルロープ

を事前に購入しました。マムートの9.4mmです。しかし、この岩場は、岩角でこすれることが多く、現地ガイドのQXは、岩でこすれて切れて、2度落ちたことがあるそうで、もっと太いものが適していると思います。

ロープガード、もしくはガムテ

があるとよりベターと思われます。

ガイドブックには、#3までのラックとありますが、キャメロットの#4は頻出でした。また塩害でさびやすいので、ミシンオイル持参がベターです。

今回持っていったもの
・ヘルメット(必携、落石がある岩場です)
・シューズ
・ハーネス
・カム 小型エイリアン、キャメロット1式 + No1以外の0.5~2番 2セット
・60m シングルロープ
・テーピング用テープ
・ドロー10本
・終了点セット ゲート付き小型ビナ2枚と180cmスリング、HMS環付きビナ2枚
・PAS
・スリング数本、捨て縄、
・グリグリ、普通のATC、
・プルージックコード、ムンターミュール用ケブラーコード
・ナッツキー、ミニハンマー
・着替え 2着
・タオル 4枚
・ヘッドライト
・ナイフ、笛などのアルパインネックレス
・ヘッドライト
・雨具
・歯ブラシ
・トイレットペーパー
・帽子

ギアが重くて、今回は21kgでした。まぁ、ザック一個に入りますね~

要らないのは、シャンプー・石鹸類です。宿にありますし、なくても、セブンで買えます。

持っていけばよかったのは、PCでした。雨の日が多かったため。

現地のゲストハウスはWifiが使えたのであれば、暇つぶしにブログ書きが現在進行形でできたでしょう…

今回は観光については全く興味がなかったですが、近所に千と千尋の神隠しのモデルとなった九分があったようです。(分の字が出ない)。

https://matome.naver.jp/odai/2134252907841399801