2019/10/17

愛あるクライミング♪ 初めての奥壁 

ドピーカンな朝!
 ■ 愛を感じました!

さて、トンデモクライマーに引っかかってしまった前回の日向神クライミングですが…

でも愛を感じるクライミングでもありました。

愛その①

ジローさんの紹介。クライマーはジローさんの紹介でした。日向神近所のゲストハウスをされている方です。海外から多くのゲストを受け入れている地元では超めずらしい勝ち組です。

ジローさんがクライマーを紹介してくれてうれしかった☆

しかし、ジローさんはクライマーではないので、相手がどんなクライマーか?峻別する能力はない…のです。残念ながら…。

ので、変なクライマー、クライマー未満のクライマーを紹介してくる羽目になっても、ジローさんには望みようがありません。ロープ持ってこないクライマー=ダメクライマー。

というので、次回から、クライミングガイドの方を紹介することにしました☆ これなら、いいでしょう☆



■ 愛その②  奥壁ツクツクホウシ 5.10A

奥壁にある課題で、お!これは登れそう!

というのが

つくつくほうし 5.10A

でした。

これは、リードしてくれたT木さんのクライミングを見て、将来、フラッシュで登るのに取っておくことにしました。

登れそうに見えた♪

T木さんとは、竜岩で会ったのですが、何か月か、そのままでした。

今回私が膝が悪くて、リードできないので、ちょうど日向神に行かれるところだったので、トップロープを張るの、お願いしました。

いくら外国の人がクライミング経験者って言っても、いきなり、知らない人のビレイで登れる岩場ではない日向神。

実は、日向神ではなく、歩いてトップロープ張れる見晴らし岩でって、思っていたんですよね。なにしろ、膝の問題で、リードは無理だし、わざわざキーボウさんを見晴らしまで呼びつけるわけにもいかないので。見晴らし岩なら、私一人でも、トップロープ張れるので。

今回は、T木さんが私に接待してくれたクライミングでした☆ 愛その②です。

愛あるクライミングってこんなことか~って分かった♪ ついたら、なんとずらーとヌンチャクがかかっていました!ほら~登り放題!って(笑)!

そう私リーチに問題あるので、ぬん掛けしてくれるとホント助かるんですよね。甘えちゃいけないと思って、マスターでもリードするように心がけていますが、日本の課題は作りがマズイことが、けっこうな頻度であります…(とほほ)。

■ 愛その③ キーボウさん

足軽 5.10b
そして、愛その③は、キーボウさんが来てくれたこと…。実は、お世話になるまでもないかなと思っていました。いつもお願いしてバッカリで恩返しがなく、悪いなって思っていたので。

でも実際は、来ていただいて、すごく助かった。私は通訳で手一杯だったからです。













■ 愛その④ 英語人材 T中さん

またFBの外岩募集で来てくれたT中さんも、ステキな方でした☆ 

なんか英語を話せる人が唯一私というより、複数のほうが、歓迎しています、という雰囲気がでるので…

でも、来てくれた外人さんは、ちょっと疑問の人材でしたが、応援に来てくれてうれしかった。

しかも、ビレイで活躍してくれました☆ ありがとうございました。

かかってきなさい 5.11A
■ 愛その⑤ 女性クライマー

女性クライマーが二人来てくれていました☆ 先輩格。

テルマ&ルイーズな感じで、二人で組んで登っているようで、ワタシ、ちょっと憧れます。

かかってきなさい5.11Aをされていました。

核心が2つあるのですが…。

みんなで同じようなところをあれこれ工夫するのが楽しい♪

クライミング歴10年とおっしゃっており、クライミングを始めた年齢も私より遅く、なんか憧れます…

私もずっとクライミングしていきたいので…。女性の経験は本当に知りたいことの一つです…

女性たちのクライミング経験をインタビューした本があったらいいのになぁ。すごい人のではなく、普通の人の。

だって、そうじゃないと、指導者が男性ばかりなので、男性と同じ期待をされてしまい、それって絶対能力的に無理なので、なんか違和感が拭えません…

ワタシと先輩をみたら、まぁ身体能力の差って、もう火を見るより明らかですよ(笑)。なんなら体力測定で数値で出してもいいくらいです。

まぁクライミングは、身体能力に劣っても、才能で結果が出せるのが魅力ですが(笑)。



■ 男は分かっちゃいないのかも?!

実は、男は分かっちゃいないのでは…???

というのを最近、ますます強く感じるクライミング…(笑)。

クライミングにおいて、男性主導というのは、まずいかのもしれません。

女性主導、というほうが、男女ともに幸せな関係を築けるのかも??

というのは、男性主導にさせてあげると、男性は、

 男女双方にとって自己破滅的解

を取り勝ちなのかもしれないからです。勝者がいない解を選び勝ちということです。

たとえば、自分の我を通して、マルチ2本登って、その後、登れなくなったら、何の得が? 

男性はどうも直観力、鈍いので、直観力に優れた女性のほうが判断はいいのかもです。

■ 邪魔くさがって後輩指導を端折ると自分も損をする

男性の感じる、”邪魔くさい” ”面倒だな~”というのは、実は、そのほうが近道なのかもです。

つまり、ちゃんとコミュニケーションをとったほうが、です。

”黙って俺についてこい”は、ますます市民権を失い、もはやレガシーですらあるアルパインの世界でも、誰も黙ってはついて来てくれない時代です(笑)。

”素直な人”と”服従する人”は、違いますが、新人の間は右も左も分からないので素直な人ですが、自立を獲得するということは、自分のやるべきことが自分で分かるということなので、無条件でついてくるわけじゃなくなります。

そうすると、”服従”しなくてはならなくなりますから、いくら従順が売りの女性でも、そうは問屋が卸すわけがないです。

なにしろ、盲目的な従順はクライミングでは死すら意味します。

■ 急がば回れ

例えば、後輩の後ろを歩いてやったほうが実は近道です。賢い人はそれをすでに実践していると思います。

人は恩義を忘れないものだから、です。

そのほうがリードできないように育てて、自分を頼るように仕向けるより、人は離れて行かないものだと思います。

例えば、私が3年前に烏帽子岩左稜線をどこか一か所でもリードしていれば、あるいは、湯川で疑似リードしたいというのを聞き届けていれば、今頃はシュイナードBでも納得したでしょう(笑)。たった2日で疑似リードまで進めそうな私って、だいぶ才能あったと思います…その時、ちゃんとやるべきことをやっていれば…。

実際、シュイナードBは今の身体能力のレベルにあってはいるからです。リード技術がないだけで。

何しろ核心は、リード技術=セカンド=後輩、なのですから、いつまでも初級ルートが終わっていないのに、飛び級で、上位のルートの難しいのに、自分が行きたいからと言う理由を貫いて連れて行っても、セカンドの後輩は、それを聞き続けてくれるはずがないのです…。万年セカンドを強いられていることに気が付かないクライマーなどいません。

クライミングは自己責任の世界で、このままでは、ギャンブルの掛け金が上がっていくだけだと分かるからです。

■ 神の采配! 膝の脱臼経験者との出会い

さて、今回の出会いは、神様が用意したとしか思えませんでした…

M本さん… 膝の脱臼経験者でした…。彼女の話を聞いて、私は台湾は取りやめることにしました。

膝の回復には長い期間がかかるということが、経験者の話を聞いて分かったからです。

この出会いで、私は龍洞、キャンセルを決定しました…苦渋の決断。

■ 龍洞…パートナーが必要な岩場です

実は、龍洞は、もう半年以上前から、M居さんと一緒に行く約束をしてあったのですが、韓国に行く時点で、チケットを取っておらず、後ろめたく思っていました…。

チケットを取っていなかった理由は、私は4日では足りず、もう少し登りたかったからです。

しかし、龍洞は、相手を予約せずに登れる岩場ではありません。ので、誰か一緒に行く人があと一人現れないか?と待ち状態でした… 大体1週間くらいいたかったんですよね。

というので、龍洞のチケット、取るに取れず、もう取らないと値上がりする!ってタイミングで取ったんです‥‥韓国初日に。

だって、整形外科の先生、3週間で治るって言ってたし…。

そして、実際韓国に入って数日は、痛み止めを飲んでいたのですが、Dulegilを歩いてだいぶ、回復しました。

が、シュイナードBでは、やっぱりワイドは大変でした。足と腰で突っ張るボディテンション、無理…

でも、スラブはまぁ慣れているのもあって、インスボンのスラブは細かい立ち込みでも対応できるので大丈夫でした…

足が真下なら大丈夫なのです。ハイステップやきょんは禁止です!!

いい感触をもって帰ってきたインスボンでのクライミング…

ところが、今回、日向神でフェイスをやって、こりゃだめだわ、と理解…

5.10bの足軽、3回くらいテンションでした…怖かった…。

でも、触った感触からして、普段なら登れるだろう、と思いました。ギリギリではあっても、なんとか登れるレベルの困難でしたが、異様に怖く感じました。

やっぱり足のせいです…

というので、膝の脱臼ってエライ時間がかかる、ってことに納得しました。

■ 龍洞でもトンデモパートナーしか見つからず…

また、龍洞でも、パートナーは見つかりました…ところが、その人、ガールフレンドと登りに来ているクライマーで、自前のロープなし、ヌンチャクなし…。

マックス君と同じではないですか… これでは、パートナーどころか、抱え込むのは

 ”お荷物”

であることがはっきりしました。つまり、龍洞行かないほうがいいという神のお達し=マックス君だったのです…

というので、QXに宿泊キャンセルのメールを打ちました…

3万円がなにもなく流れていくことになりますが…まぁ、格安航空券にはいつもお世話になっているからなぁ。

お金より、体が第一です。

■ 自分が正しい!と言う気持ちが強すぎる人は海外には合わない

自己肯定感が強い、というのは素晴らしいことですが、自分があっていて、周りが間違っている、という観念が強すぎる人は、海外には適性がないです。

慣れてる韓国ですら、AirBなのに、普通のホテルのつもりで、突撃しちゃうとか…チェックイン時間前に行く…ことです。事前に読んでおいてね、と送ったハウスルールは、読んでいない。

海外では、自分の常識、相手の非常識、というのがよくあることです。なので、事前に分かることは分かっておくのが普通です。それを怠って、あら?ってのは私も良くやりますが、それでえー!って怒ることはないです。自分のせいですから。

海外というのは適性があります…私は、別に、そう、適性が高いタイプではなく、前にいた会社では、男性たちはフィリピンなども行っていましたが、私はそういう危険国は行きませんでした。

つまり、私が行くような国は、海外と言っても初級と言うか、治安が安定しており、一般先進国の常識が通じるような国だけなのです。


賄賂を渡さないと通行もできないとか、そんな機転は必要ない国ばかりです。ただ、だとしても、多少の用心は必要で、何がその国での普通なのか?ということは、まぁ自分が分かっていないかもしれないという前提で、考えていく謙虚さというか、頭の柔らかさが必要です。

その辺は年配の人には、お願いしづらい。

そういえば、以前こんな苦情を言われました。バスのチケット、発券がコンビニなのに、できるコンビニとできないコンビニがあるのはおかしい!と。

ローソンではOKで、ファミマでは扱っていないとか。それでコンビニの店員さんを責めて自分に正当性があると思います? 普通の人はないです…だって違う会社だし。

でも、コンビニ各社は同じサービスを提供すべきだ!と声を荒げていた青ちゃん…うーん。たしかにコンビニは、もう行政機関そっくりに機能していますが…。でも、お門違いと思うぞ?

でも、黙っていました…。そういうのは、時代的背景や文化的背景、育ちでだいぶ違うだろうと思うからです。

それにいつも娘さんの話をしてくるので、私を娘さんに重ねて、頼ってきているのだと思っていました… 本当は娘さんと岩に登りたいんだろうな★と。

私は父を知らないで育ったので、まぁ父親を世話するみたいなもんかなーと思っていました(笑)。本人には内緒ですが。まぁ、これは好意的解釈すぎますね(笑)。

■ つくつくぼうし&竜頭泉友田開拓エリア!

さて、そんなこんなで、日向神奥壁には、足が治った暁には、つくつくぼうしを登りに行くぞ~!と思っています。

いけなくなった龍洞のお口直しは、岸良もとい竜頭泉です。最近易しいクラックが開拓されて、一杯登れそうなところがあるらしいです☆

今から、楽しみです☆