■ 新パートナー、新エリア
先日、日向神奥壁へ来てくれた、新パートナーT中さん☆と初クライミング♪
彼は、関東でクラックを登っていたそうなので、クラックを企画です。当初、岸良を計画したのですが、どうも、竜頭泉に、易しいクラックが多数開拓されたという噂だったので、私の膝の脱臼のことも考え、今回は、運転が短い竜頭泉を計画してみました☆
2名だと、互いにビレイチャックはできない。新エリア、トポない。
という上記2点の理由で、助っ人で先輩が来てくれました~ 持つべきものは、心優しい先輩☆ありがとうございました☆
前回、見晴らし岩で、ご一緒したYさんもクラック触ってみたいとのことで、ご参加。開拓者のT田さんも偶然にもいらっしゃり、にぎやかな集まりとなりました。
しかも、Yさんはボルダー大変お詳しい!ということで、ボルダー見学にも出かけ、
クラックも、ボルダーでも、実りあるクライミング
になりました!
■ 新クラックエリア
九州では、クラックを練習するところがないのですが、新しいエリアが開拓され、10本くらい登れるようになっています。
ここのクラックは、湯川と同じで、崖沿いに、ずらーっと並んでおり、次々と登れます。開拓者の方に感謝、感謝です☆
この岩場は、クラックの内部が凸凹としており、カムセットが大変難しいです。初心者がカムのセットを身に着けるのに最適な岩場です。純粋なクラックムーブの岩場ってわけではないです。その点は、龍洞の岩場に似ています。(少しですが、クラックムーブの課題もあります)
このような岩場ではムーブ自体はフェイスで簡単で、カムのセットが難しいだけなので、カムは実際にテンションすることなく、気休めであり、登れても、カムセットがいいかげんである可能性があります。
看板ルート ドラゴンヘッド |
私は易しい5.8のクラックを朝一リードでとりついたのですが、カムのセット写真を取ってもらいました。このクラックは、カムは色々なパターンでどうとでも取れる。しかし、そこにセンスが現れると思いました。
私の場合は、まだ初心者なので、1ピン目は立てるところから入れろとは習っていますが、さすがにこの課題では、多少登ってから1本目を取りました。登攀は易しいからです。その意味では、去年、龍洞で登ったウエディングルートと同じ感じです。
その後、TRで、5.10dフェイスをやりましたが、やっぱり膝も調子悪いし、アップアップ。ところどころ、サムカム利いて、ちょっとうれしい。だいぶ落ちました。
左隣のワイドをTRで触らせてもらいましたが 、「リードで行けるんじゃ?」
うーん。確かに上部はなんとかなりそうでしたが、下部の出だしが…1本目のカムがバチ効きに利かせられるかが核心?
これは、易しいということですが、私のゆとり120%な登りではないです…ゆとりだいぶ現象…ギリギリまではいかないですが、まぁ快適な登攀というわけではないです。
こちらはTR限定課題?
プロテクションをセットするのがかなり難しそうな課題。全員TR.
これ、2日目に1撃で完登されていました!モチベーション高い!
ハンド→ワイドと進んだので、オフィズス5.9を試してみたのですが、カムエイドでも無理っとなり・・・相方が頑張ってくれなんとか。ひもを使わずカム回収…。
これ、よれました。あげこまるを思い出しました。5.9ではなく、5.10Aに改定されていたカサメリ沢の課題です。
ちょっと奮発?して、竜頭泉荘という近所の名物の店で、お夕食。
鯉こく定食 2500円(値上がりしていました)
うなぎ定食 3500円 (なんか高かった…)
3人で割ったものの、予想外にちょっと奮発系お夕食に…
それを思うと韓国安かったな~ プルコギの夕べ、安かった。
■ 翌日
翌日は、奥の課題をリード。やはりクラック内部が凸凹で、カムセットが課題。登攀はそうでもないです。
エリアを変え、入門クラック5.10Aへ。これは私は1フォールRPで登れていた課題ですが、相方の奮闘を見て、リードで取りつくのは辞めておき、TRにしておきました。
膝、あまり無理をしないほうがいいかなと。結果やはり上の右上で、左足足ジャム&右足スメアの右足スメアはありえないので、右足もジャムしかできないとなると、ムーブ的に困難になり、限定かけたみたいなことでした。苦労して登りました。でも、ここ以外では、純粋なクラックムーブって出てこないので、だいぶ満足。
手前の竜頭泉レイバックは、再登でもあるし、TR掛けれる紐がついていなかったので、辞めておきました。
再度、昨日リードでとりついた、5.8を再登。カムのセットが核心だということを理解。
カムは設置するとき、足で立てる場合は、腰でセットすると良いとアドバイスを貰い、なるほどと思いました。腰クリップのほうが安全です。
《カムセットのルール》
・1本目はできるだけ高く
・2本目は近く (1本目が効いているとは限らない)
・3本目以降はランナウトしない程度に入れる(腰クリップ)
・核心前には、2点
・乗越前も、入れる
・テラスが出てきた場合、地面と同じで1本目はできるだけ高く入れる、2本目近く
登攀に余裕があるが、ランナウトを避ける目的で入れるときは腰クリップ。
これが今回は一番の収穫でした。まぁ、膝の脱臼の回復に半年はかかるので、半年はチャレンジクライミングはなく、リハビリクライミングのみです。
私はまだカムのセットには自信がないので、竜頭泉は歩けるレベルの登攀でカムセットの安定のために通いたいと思いました。