2024/07/03

【日記】今の私があるのは自分のおかげ80% 無数の皆さんのおかげ20%です

■ 2019年7月2日の投稿…

正常な判断力を持っていた2019年当時に大体、回復してきました☆

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誰のおかげか?

一番目の師匠は、私は岩場で会いました。感謝はしていますが、「弟子にしてください」とかって、私が頼んだわけではなく、「勝手に山に登りますので、結構」と言っていたのに、「いや、山には師匠が必要ですよ」と説得されての押しかけ師匠でした。思えば、心配だったのだろうと。どこでもいいから山岳会、入って、と言われましたが、その入った山岳会では、一回目の山から、私はガイドする側でした。このころは相方ができて、その相方が分不相応にすごい山に行きたがるので、決裂。

2番目の師匠も押しかけ師匠でした。頼んでもいないのに、レスキューを一杯、教えてくれて大感謝☆ ステキ☆と、目がハートマークになり、歓迎しました。

が、どちらの師匠も、別に私が「弟子にしてください」と言ったわけじゃないんです…。どっちかというと、向こうから勝手に来た。

それに、1番目の師匠は、人工壁に通うと、ぐちぐち文句を言って来たし、2番目の師匠は、私がしたいアイスクライミングのリード練習をさせてくれないし、どう考えても、なんか変…コントロールしようとして来るので、嫌でした。

登攀力が足りないなら、補わないと困るのは私だし、リード練習したいのは、クライマーなら普通のことです。

私が先輩なら、後輩がしたいようにやらせます。それが先輩のあるべき姿と思う。

ので、結局のところ、今の登山者としての私があるのは、一番大きく、誰のおかげか?というと、

  私のおかげ

です。 

UIAAのトップ、スティーブ・ロングさんとも知り合いですが、なんでか?というと、インスボンで登った時に、アルパインサマーと言う教科書が韓国語で出ているのをみて、

 なんで韓国語があって日本語のがないのー ゆるせーん!

と、私が勝手に思ったからで、別に誰から紹介されたわけでもなんでもない。師匠2は、私がその本を発見した時、一緒にいましたが、素通りです。目の前にあっても見えるものは、それぞれ違うからです。

ので、私みたいな、ちんちくりんの人がなんでクライマーなんだよ?!と、腹が立つ人もいると思いますが、そして、私だって俺だって…と私と比べてしまい、言いたくなっていると思いますが…今のクライマーとしての、自分を形成するのに

誰のおかげだったのか?と言えば、8割、自分のおかげです。

I am proud of myself!

誰に一番世話になったかと言うと、自分に一番世話になりました。

その他は、無数のみなさんのおかげです。

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■ B12欠乏による悪性貧血

22年2月に鬱のアタックがあり、希死念慮再発して、そこから回復に2年5カ月目。ヴィーガンに入っていたのは、2018年からです。ので、4年でB12枯渇。ビタミンB群は、体内の細胞に貯蓄されているみたいです。

つい最近も血液検査、受けてきたところです。B6のインバランスが改善されていないのは、腸内環境の改善がまだだからだと思います。

■ ビタミンB12の真実

・胃酸が出ていないと吸収されない

・胃酸はたんぱく質からできている

・体内貯蔵は5年で枯渇する

胃で生産されるタンパク質である内因子と結合しないとB12は吸収されません。 内因子がないと、ビタミンB12は腸を通過し、便と一緒に排出されてしまいます。

■ 福岡でもっと上手くやれただろうか?

一昨日は歩きたくなって、ももち浜に行ってきました。

もし、山野井さんだったら、自分軸がしっかりしているので、ももち浜と油山しか身近に自然がなくても、着々と自分の山をやれるのかもしれないなぁと思ったためです。

しかし… 何回見ても、魅力がない場所でした。

要するに、私にとって、甲府の愛宕山の裏山は、油山と同じ標高でもトレーニングに使う気になったが、ももち浜ではやる気減退ってことでした。

今、福岡が何か?を知っている目で見ても、とても魅力がない場所でした。福岡よりももっと魅力がない大都会の大阪でも、暮らしたことがありますが…やっぱり、福岡は私の町でない感じですね。福岡大好きとは思えないですね。

しかし、かといって山梨が大好きか?と言われるとそれも困りますね…

日本では、私が住みたい!根っこをおろしたいという町はないかもしれません。流れ流れていきついた先でいいかなーみたいな感じかな~

なんせ、私がホントに欲しいのは、ビクトリアンレイディーズなのです。古民家とかいろいろ見ていますが、まぁ魅力に欠け、頑張る気になれません。

ので、全く徒労な日々だった…。

最近、脱出し始めました。

■ 納豆


今日は、自家製納豆仕込みました。もうすぐ山、ってだけで気分はうきうき☆

山にいると何か、先祖の集合意識に近いような?抱かれている、ような、そんな気持ちになれますよね。

海外との接点があると、日本人の日本人性は何にあるのかな?と感じたりしますが、

 日本の細やかな自然界の美しさ

は、日本人の日本人らしさを表したものであると思います。

その細やかな自然の元で暮らすのは、意外に大変なんですが…それでも、日本の先祖は、なんとかやりくりして次世代につないできて今があるわけですよね…

そのヘリテッジが失われつつあるのは、非常に悲しいですが、時代を乗り越えて、したたかに日本の魂は続いていくことを山で感じてきたいと思います。

2024/07/02

【クライミング心理学】軒先貸して母屋取られないクライマーになる


5 Ways a Super Empath Destroys a Narcissist

1”. A Super empath destroys a Narcissists sense of entitlement

・質問を使う。
「被害者の権利は踏みにじられていいのですか?」
「この状況で、もっともかわいそうなのは誰ですか?」

2.A Super empath sees through a Narcissists mind games

 ・被害者のフリに騙されない
 ・”シンパシーバンパイア”という言葉を知る
 ・ナルシストの常套手段について知る
 
3. A Super empath destroys a Narcissist ego
 ・ナルシストには、賞賛やバリデーションが必要だが、それを与えない
 
4. A Super empath does not take anything a Narcissist says seriously
 ・Blame sifting =責任転嫁に騙されない

5. Super empaths fight a Narcissist real hard
 ・相手の行動が予想できるので良く戦える

 ■ 期待に応える人生はしんどい

倉上慶大さんの業績と死を考えていて、期待に応える人生は、大変だということを改めて考えていました。

クライミングで、クライミング史上誰にも成し遂げられなかったことをしたのに、それでも、不満で、もっと!もっと!とクライミング界が彼に求めたことが、彼の死の遠い原因だったんではないかと思います。

こちらにロビン・ウィリアムズの死について述べている心理分析があります。

https://youtu.be/uARqjJb1tc4?si=epofyX5caT2_QhkJ

私は梯谷先生の、”息子、やったな”論を支持しているというか、直接の原因は病死でも、わざわざ心停止を招くような、富士山をやっての死なので、自分自身で期待された死だったのではないかと思います。

■ 期待に応える=エンパス 期待が理解できる人&能力がそもそも高い人

私はもともと、エンパスであるために、6歳で、母が困っているということが分かりました。(普通の子は14歳でも分からない)

エンパスであるために、本で読む内容がすごく理解できたのだと思います。エンパス能力は共感力であり、本に書かれたことを共感する力=理解力なのです。

そして、親の期待は、大体は子供の幸福を願ってのことなので、私は相手の期待を

 善意だと勘違いする癖

があります。これは、気が付いたので改めて行こうと思います。

善意ではなく、悪意のことがあります。

■ 例) 相手の期待をすぐ善意の期待に勘違いする癖 

例えば、白亜スラブの時は、

あ、私が一人で龍洞に行くと言っているから、応援で、クラックを登らせてくれようとしているんだな…

と相手の意図を善意に勘違いしてしまい…

実際は、殺されそうになった…(><)

なので、私の解釈がかなり歪んでいる、という問題があります。

おそらく一般の人は、同じ人が同じように言っても、ひっかからないのではないかと思います。

原因としては、私が、愛情にあふれた、良い生い立ちで、周りがいい人ばかりだったということなのかもしれませんが…。愛されて育ったということです。

逆に感謝体質だったのが良くないのかもしれません。

子どもには与えられて当然の愛にも、感謝してきたということです。

相手の意図が、全部、善意に見える、っていうのは、どういう病なのでしょうね?

■ 父にも愛されたという前提で生きたかった

あ、分かった。私は愛されて生まれてきた、と思いたかったのですね…。

実際は、父に、2歳でプールに突き落とされ、子供として、”父親への信頼と愛を裏切られた”のですが…、それを実感するのは、後回しと言うか…父は実際のところ、いないほうがよかったような父だったのです。なので、子供時代の本音は、あんな父ならいらない、でした。

父親に愛されなかったという事実はつらすぎるので、受け入れたくなかったがために、

 あれは、私のためを思ってやったのだ

と思いたかったんですね…。しかし、完全にナルシズムの勝利でした。

子ども相手だから、勝って当然ですね。

逆に私が大人になってからは、私を打ち負かすことはできない、という証明に、青ちゃんとの関係がなってしまったかもしれません。父へ報復する代わりに、青ちゃんにしてしまったかもですねぇ…

■ エンドレスに求めてくる人=共感吸血鬼=シンパシーバンパイア

母に始まり、子供時代の弟、妹、祖母、そして元クライミング・パートナーに至るまで、彼らは、私がいくら与えても、もっともっとと求め続ける......。そんな感じでした。

ありがとう、はなし…。

クライミングでは、一人一個しかない私の命を奪われそうになった。

それでもありがとうはなく、最後は暴言を吐かれました。全く感謝がないし、反省もゼロだったみたいだった。彼らがナルシストかどうかの試験は、例えば、貸したものを返さない、ロクスノを返さないとか、そういうことでも分かります。

あとは、犯罪への抑止力が超弱いです。残置のカラビナ、ねえねぇ一緒に山分けしようよ、って感じです。逆に、貢献への意欲は低く、JFAの井上さんが訪ねてきてくれた時は、一緒に会おうと誘いましたが、嫌がってきませんでした。ので、せっかく良い仲間が出来たかもしれない可能性の芽が摘まれました。逆にいえば、私の善のエネルギーより、彼の悪のエネルギーが勝っていたから、彼は組みたかったのです。

私の命は、彼のエゴより重要ではなかった。彼にとって、クライミング・パートナーの命は、ナルシストの人にとっては、ものすごく軽い。自分がかっこつけるために、相手の命は軽んじてよいと言語化して思っているわけではないだろうが、行動の結果は、そう示しています。

エンパスがナルシストに主導権を渡しているフリをするのは、めんどくさいからです。うまくこちらが従うふりをして御したほうが、正面から対決するより楽、と思ってしまうのです。

たとえば、なぜ、実際にマルチピッチに行く前に、ロープの計画を立てないといけないのか?なぜロープは2本なのか、説明する手間が…始めると一から十まで説明してやらないといけなくなります。

相手はそうしたことをマスターしてからクライミングに来るのがマナーだ、とは考えておらず、来ましたー、俺、どうですかーでOKだと思っているのです。

特にクライミング界自体が、「クライミングは自己責任」という標語で、無知で無学の上でパートナーを殺してしまう側の権利を擁護して、不当に殺されてしまった側に、自己防衛できなかったのは、「自己責任だから仕方ない」を押し付けている。

ある意味、それこそが、ナルシストにとってクライミングが魅力的である理由なのです。

かれらから見れば、チャンス!と映ります。自己責任って「人にせいにしていいって意味ですよね」としか聞こえないのです。

死んでしまうほどのことがあるのだから、きちんと勉強してから挑め、という意味には聞こえていません。

その上、業界的な文化的後進性が彼らの態度を後押しし、正当性を与えています。

これは、彼のナルシズムが山梨では抑えられ、九州で炸裂したことで伺えます。

要するに元から赤でしたが、朱に混じれば赤くなるの、赤が、濃くなるってことです。悪い人でも、良い環境にいれば、悪さはできないですが、悪い環境にいれば、やっていいんだーと抑制が外れるって意味です。

■ 自分への課題

日本のクライミングコミュニティで、私がクライミングを続けるためには、白亜スラブのようなことが、私に二度と起こらないように、予防し、防御しなければならない。

■ ナルシストから身を守る

倉上さんは、秀でることで、世間から自分を守ろうとしたのではないか?というのが私の読みであり、それは、私自身の戦略が、初期にそうだったからです。

強くなりたい… 母を守れるほど…

強くなりたい… 家族を守れるほど…

それが私の子供時代の強い願いだったので、神は私に試練をもたらしたが…

試練から帰ってみると、強さとは、孤独のことであり、弱者であると主張する人たちからエンドレスに搾取され続ける人だということが分かった。

その上、大人になれば各自自分を守れるのです。守ってもらわなくても。

■ もっともっとの名誉搾取

もっと成果を、もっと名誉を、もっとメダルを、の”もっともっと”は、スポーツ界に顕著に言える。ぼろぼろになって、引退するまで、搾取され、続ける選手たち。結局、もうかっているのは、企業であるスポンサー。アスリートは使い捨て、です。

クライミング界においては、クライマーは、集客力がないのが、そこそも幸いしているのではないだろうか?エンドレスな搾取は、まだ聞いていない。

スポンサーは、金をくれてやっていると思っていると思う。

しかし、お金をもらう側は、魂まで売り渡していないか、気を付けなくてはなりません。

優れた選手になれば、スポンサーがついて、クライミング三昧できると思うだろうが、そのお金はひも付きであり、人であることを超えるほどの挑戦をしても、さらなる挑戦を追いかけることが前提の金だ。無理です…は、許されない。

そんな苦しい立場に自分を追い込みたいです? 戦略的に脆弱性があることは、予見できますよね?

■ 14歳の時 ライオンズクラブの奨学金を断りました

私は、上記と同じ理由で、14歳の時、月3万円のライオンズクラブの奨学金を断ったことがあります。

魂を売り渡すのはいやだったんですよね…

それで相当貧しい生活を潜り抜けることになりましたが…今でもよかったと思っています。

クライマーも同じで、

スポンサードされて羨ましいなぁ

ではなく、自分の足で立って、そしてクライミングしていくということのほうが、よほど立派ではないでしょうかね?

人生はだれのものか?あなたのものですよね?スポンサー企業のものではなく…

その独立を守るカギは、お金。だから、伝統的にクライマーは超ビンボーを受け入れて、クライミングしてきたのでしょう…。

その伝統に立ち返ったほうが強い。山野井さんは、人にお金をつけてもらわないクライマーで有名です。


2024/07/01

【クライミング心理学】ちゃっかりする=盗みだった(汗)


開拓者になればオンサイトはない
もちゃっかり栄誉が得れる一例か?


ずっと日本の登山界を説明するのに、ちゃっかり、がキーワードだと思っていました。



今日は動画視聴で、ちゃっかりというのは、盗みなのだ、ということが分かりました。

■ ナルシストのちゃっかりを引き付ける登山界の実力主義の不透明さ

この動画を見て分かりました。

https://www.youtube.com/watch?v=zNj5hSgFnG0

 ”ちゃっかり” = 盗み
Stealing
is the act to obtain something without earning, unjustly, unfairly.
Killing, is to kill your personality. Devalue you. you have no voice. so you can not take it back.


盗みとは?
不正に、不当に、稼がずに何かを手に入れる行為である。


■ 現実的な努力を伴わずに賞賛を得ることができるチャンスと登山が見なされている


特に高所遠足になってしまったエベレストですね。700万円払えれば、誰でも山頂に立てるものになってしまった…。


参考: https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/053100315/


すごい行列になってしまい、行列にいること自体が滞在時間の長さになって、長いことで、死が近くなるという悪循環にあるようです。


■ 一般登山では、難易度でグレーディングされており、その難易度に向けて皆が競争しています


特に、競争好きな、団塊世代…。


ロッククライミングでは、5.12など、数値が付けられ、競争が分かりやすいので、さらに競争マインドが強く、みんな、数字の追っかけに魅せられてしまい、山のほうの難易度を上げることはお留守になっていますね…


本当に好きなのは、山ではなくて、競争のほうなんだろうな。特に、勝ちやすい土俵だな、と感じた人が多そうです。


登山もクライミングも、モノサシが一般の人に分かりづらいので、


 自分はすごいです!


と自己申告すれば、そうなんですね、と受け入れられやすい土壌になっていると思われます。


■ 栗城さんのように、すごくない人もすごい扱いを修正されない


世間の無理解が深刻なので、本当にはすごくない実力アッピールも、評価する側がそうと分からず、すごくなくてもすごいってことになってしまうという世間の流れがあります。


みんなそういうので、成果を競っていますよね。


なので、クライミングの歴史できちんとした成果を歴史に刻み続けようと思ったら、ある程度トップに立ったクライマーが、きちんと、栗城さんなら栗城さんを評価し、声明を出すと彼の死は防げたのかもしれません。


まぁ言っても聞かないでしょうが。なんせ、ナルシストは、失敗した山でも、あそこまでぎりぎりに迫っても死ななかったという逆の解釈をしてしまい、失敗の要因について、反省して次回はつぶしてくる、ってことはないのです。


そんなことしていたら、人生終わってしまうほど、長い長い努力が必要になる、と分かってしまいますし…。


例えば、私なら、私が一年発起したところで、一生、5.14RXを登るようになるか?絶対にならないですよね。なりたいとも全く思いませんが…。


男性クライマーでナルシスト型の人は、ここがちょっと違い、俺だって…と思っている時間が長いです。


まぁ頑張ることは副次的に健康に良いと思うので、50代でも、60代でも、5.14を目指してがんばれはいいし、実際、60代の5.13クライマーはいますが…。


逆に体が軽くなって登りやすいみたいな現象も起きます。


しかし、それだけで、達成→賞賛、だけで、終わることは、人としての人格形成の発達段階の、学童期みたいなところで終わったって意味です。


親から、「よく頑張ったね~」「できたね」と言ってもらいたいというエネルギーを大人で持ち越しているって意味だからです。


■ 承認欲求の山


日本では、夏山の富士山が煩悩の山。槍もそうですね。あとは、ジャンダルム、でしょうか?


結局、日本の登山者人口の9割以上は、
 
 人的成熟的に小学生の段階の人たち


ってことになってしまいます。そういうインチャを満たすためにやっているってことですね。


もしかしたら、お前は、ダメだ、ダメだという脳内の親の声があるのかもしれません。


劔は、富山の人にとっては、赤岳が山梨の人にとって日帰りの山であったり、北岳が日帰りの山であるように、日帰りの山のようです。


結局、日本の山って、縦走しない限りは、体力的にはそうすごいのはない、ということだと思います。


もちろん、富士山だって、0合目から歩く、というように…つまり海水の標高ゼロから歩くということですが、難易度はいくらでもあげられるのですが、誰もそんなことしませんよね。


■ 山には一番長い尾根を登ってご挨拶する、と言った師匠


私は初期に、師匠から、山に登るときは、一番長い尾根からご挨拶するもんだ、という風に教わりました。


なので、金峰山を大弛峠から登るとか、すごく軽蔑して、そうした登り方を受け入れることができるようになるまで時間がかかりました。


しかし、ガイディングする側になると、相手の体力を考慮してコースを選ぶ必要があるので、初心者を山に連れていくときは、体力度が、相手の体力を超えないように工夫します。


そうすると、自分の日常でも、


・2-3時間空いたってときは、短縮コース
・丸一日使えるなら?ロングコース


などと、山に接する回数にバリエーションが付けられるようになりました。より山に多面的にかかわれるようになった。


・自転車で山に登れば、同じ簡単ルートでも大変ですし…
・ランにすれば簡単な山でも、軽量化を追求できる…


すべて、そう、すごくはない日本の山を楽しむ工夫、です。


・ベアフットにすれば、超簡単ゲレンデも難しい


ですし… なんなら


・ザック付きで登って見たら、易しいルートでも大変


です。


■ ”ちゃっかり名誉”より、”楽しみ方をたくさん持つ”


人間の創造性の方角として、


 ちゃっかり賞賛ゲット


っていうのは、さもしい…。


そんなことせず、楽しみ方をたくさん持つ…ほうが豊かな生き方ではないですかね?


そういう豊かさを提案できる人であるというのは、素敵なことですね。










【悲報】1963年以来冬山教室がない

 ■ 九州の登山史を読みました


1963年まで、毎年ということは、それ以降ないという意味では?

こちらの本です…

九州では、

エイドクライミングがアルパインロッククライミングだと誤解されて、若いクライマーに伝達されている、ということに、5年くらいかけてやっと気が付いたのですが…

フリークライミングは、アルパインの基礎力です、

という世界になってから、20年以上たっているんですが…


たぶん、冬壁のほうも、マッターホルンヘルンリ稜を30代の若い男性が登って、成果報告するようなレベルなので、たぶん、全国的なレベルで見ると、非常に前時代的、で、2つくらい前の世代間で止まっているのではないか?と思います。

なんせ、師匠の青ちゃんの時代ですら、ヘルンリ稜ではなく、北壁、の時代でした。50~60ピッチあると言っていましたが…。大量のピッチ数を稼ぐ練習している男性クライマー見たことないです…。5.12波状攻撃の人しか見ていない…。

アイスもたぶん、ですが、ハンドル付きや、ウィル様登りは普及しておらず、いまだにアックステンションでスクリュー打っているのではないでしょうかね?見たことがないので勝手な想像ですが…。

誰かきちんとしたクライマーが(例えばギンちゃんが)、ちゃんと招聘されて、きちんとしたアイスクライミングの技術を九州に伝えたらいいのに…と思います。

YouTuberの女性とか、夏山フェスタに呼んでいないで、山野井さんとの対談で、ギンちゃんを呼べばよかったのに…と私などは思ってしまいました。

世界最高難度のアイスを登ったのに、地元である九州でスルーされるなんて…

気の毒。

ま、本人は意にも介していないでしょうが…。

トップロープなら一般クライマーもこれくらい登る時代ですよ。私はどっちかというと遅れたクライマーなので、東京方面のアイスクライマーはもっと登れます。


【クライミング心理学】自己愛性パーソナリティは治る(治そうとすれば)

 ■ 「そんな男、一生治らないから、別れてしまいな!」は間違い

白亜スラブについては、あまりの暗算能力の無さに唖然として、言い返しもできなかった私なのですが、その後、このクライミングパートナーは、改善の兆しを少し見せたことがありました。

それは、ヨセミテに行ったときに、女性を連れているクライマーを見て、その女性が泣きながらセカンドをやっていた、ということを目撃したことに起因しました。

彼からすると、セカンドでも大変、というのが、理解できなかったんでしょうね。

アルパインクライミングでは、セカンドは、ひどい扱いをつけて当然、とされています。

なので、アルパイン出身のフリークライマーだと、セカンドをいい加減に扱います。

そして、現代のフリークライマーの半分くらいは、アルパイン出身なのです。

私は、故・吉田さんが私のトップロープのロープのたるみをあっという間に取ってくれたことに、ひどく感動したほど、それまでひどい扱いを受けていたのでした。

問題は、ひどい扱いを受けても、それがひどい扱いだと気が付かない、ということです。

これはラオスでも同じで、一緒に行った老年期のクライマーは私にリードを無理強いしており、それを見たアメリカ人クライマーが助けに来てくれたほどです。ほかの人の目には明らかな虐待でした。

トニー、あの時はありがとう。

■ 外国人を見ると、何が正常なのか分かる (逆に言えば、見なければ分からない)

日本では、多くの男性、そして、女性は、何が正常な男女の関係性なのか?たぶん、見ていないのではないですかね?

私は、アメリカ人の恋人がいましたが、彼との関係と日本人の男性との関係は明らかに違うと感じます。

日本人男性の大多数は、女性に、母親を求めていませんかね?

クライミングの関係性でも同じように、白亜スラブのパートナーからは、母親役を求められていると感じていました。

ナルシスト男性にとってドレイヤーとは、イコール母親のことのようでした。

しかし、彼は変わろうと少ししたんですよね。

■ ロープ持ってあげようか?

ロープを持ってあげようか?というオファーが一回ありました。

しかし、ロープは自分で自分のを持つのが一番安全なので、私には、ちょっとの親切をしたことで、どんな倍返しを求められるのか?と受け取られ、そんな小さな親切を受け入れたせいで、自分の命などの大切なものを差し出させられるのでは?と逆に疑心暗鬼になりました(笑)。それまでの蓄積があったからです。

というわけで、ナルシスト男性も変わろうとすることはあります。それは、”お前の女性に対する扱いは、おかしいよ”と他の男性に指摘されたり、海外で男性が女性をどう扱うかを見たり、という、

 アレ?俺っておかしい?

という自覚とか

 アレ?このままだと俺一生お婿に行けない?

みたいな自覚が必要だと思います。

■ 自覚した人はカウンセリングにかかろう!

しかし、本人がカウンセリングにかかるなら、ともかく、彼女として育てる側になってしまうと、多大なエネルギーが必要になります。

その男性に、よほど見込みがあるとか、男性としての魅力が十分ある、ということでないと、まぁやっていけないというか、女性としては多大なエネルギー投資の回収が見込めないのに投資、ということになると思います。たぶん、そんな女性は多くはないです。

女性は、恋人がほしいのであって、プロジェクトが欲しいわけではないので。

■ もし恋に落ちたら女性もナルシスト

誰でも恋に落ちることはあると思いますが…女性がナルシストに恋に落ちることは、その女性がナルシストであるという証明にもなっている面がありますので…

参考:

https://youtu.be/5_3xew7c6z8?si=hG9Q1vDsNirNI9Vr

そういう意味でも、ナルシスト人格の人にとって、共感性の高い人が、クライミングと言う一時のことでも、相手を務めてくれるというのは、本当に得難い改善のチャンスのはずですが…

みなさん、それに気が付かないみたいなんですよね…。

鏡に映った自分の姿のほうに見とれているので…。

私自身もナルナルちゃんなのか、自己検証してみましたが、その毛はないと結論しました。なぜなら、私がナルシストの彼らに恋に落ちたことはないからです。

■ 花

別の話題ですが…


最近は花に癒されています☆ 今日も活け替え。

最近、自然物がもたらす癒し、について、より敏感に癒しのエネルギーを感じられるようになってきました。足を痛めたおかげで、より敏感に、自然の癒しを感じられるように…

これまでは、アドレナリンジャンキー路線にハマりそうで、いやだ、そっちに行くのは、怖いと思っていました…。それがクライミングを糾弾するエネルギーになりました。非難していれば、誰も誘ってこないと思ったのです。というのは、誘ってくる人がどの人がナルシストで危険で、どの人がOK人材か、切り分けができる自信がなかったのです。

私の好きな山は、縦走のロングトレイルだったりするので…クライミングは、北アの縦走を安全に行うため、がスタートでした…。冬壁をしたいという野心を抱いたことはなく、私は一生、ラオスに毎年通うというレベル感で満足なんです。

ただ、その活動の”ついで”に、若いクライマーたちの情報不足を何とかしてやれれば、クライミング界に貢献してあげることができる、とは感じていました。

こんな大変な目に合うとは!

しかし、やっと最近は、心を許せる友達もできて、人生がまともになってきました。

引っ越しが重なると、積み上げた精神的資源を奪われます。人間関係によるサポートって意味ですが…

甲府で積み上げたものがゼロに…やっと自分の土台ができてきたかな?

いつか、この怖い経験も笑い話にして話せる日が来るでしょう…



【クライミング心理学】ナルシストの攻撃&ダメージからの回復 

自己愛性パーソナリティ障害の人に傷つけられた人が回復する方法

1.  無理に忘れようとしない
2. 信頼できる人に話す
3. 相手を理解する

■ 前提

傷の大きさ= かすり傷から、重症まで。
相手の自己愛性PDの深刻度= 誇大性、賛美欲求、共感の欠如、他人の利用と幅が広い

■ 診断

次の9項目のうち5つに該当すると、単なる性格ではなく人格障害となる。

1)自己重要感の誇大性=自分は仲間とは別格であると思う、自分の業績は独特であると言いたい、
2)限りない成功の空想に囚われている、非凡な美しさ・理想的な愛の獲得に囚われている、
3)地位の高い人への同化、特別に才能がある人たちだけが自分と関係がある、そのような人たちだけがあなたを理解する、凡人には理解できないのだと感じる
4)過剰な賛美を求める 褒めてくれないときに傷つく 普通の人は批判されたら傷つく
5)特権意識 人々が意に沿わないとイライラしたり、怒ったりする
6)搾取的 他人に自分の望むことをさせようとする、他人を利用する
7)共感の欠如 他人の気持ちや欲求に気が付かない、自分勝手
8)嫉妬 他人があなたやあなたの人生をうらやんでいると感じる
9)傲慢な行動 恩着せがましい横柄な態度を指摘されたことがある

意外に本人は苦しい。
https://www.youtube.com/watch?v=nES8WadoOpQ より引用

■ クライミングと自己愛性PDの相性の良さ

以下は、クライミング自体がもつ本質がナルシストと相性が良い点です。

クライミングの事実として、いくつも相性が良い点があるため、クライミング界自体の内的な自浄作用が働かないと、クライミング界はナルシストだらけになってしまいます。

1)自己重要性

クライミングのニュースの在り方、クライミング写真の撮り方などが、過剰に自己重要性を強調しており、岩そのものを強調していない。クライマーを映して、岩を映していない。

2)成功幻想
 ・クライミング界自体が終わりのない成長神話に囚われている
 ・非凡な才能、非凡な業績の獲得に囚われている

3)俺を理解できるのは地位の高いクライマーだけだ、という同化

・誰でも入れるわけではない山岳会や、内輪主義がはびこっている
・また実際、登山の価値やクライミングの評価は非常に難しく、かなり歴史的な勉強が必要である。一般登山客は理解力が不足しているため、ポピュリズムに流れる

4)褒めてくれない傷つき体験

・素晴らしい成果を出しても理解されないことが実際には多い。ので成果自体が過激化する。

 例:スーパー赤蜘蛛フリーソロ
※これは傷ついたということではありません、理解されなかった事例

5)特権意識 

・一般登山者でも、登山初心者にウエアがどうだと怒っている人をよく見かける

6)搾取的 

・ドレイヤーが広がっている。つまり、搾取的関係でクライミングをしたがる人が多い

7)共感の欠如

・相手を殺してしまうような行為も登山やクライミングでは自己責任の掛け声のもとに横行しており、ミスした側の責任が問われない

8)嫉妬 

・ルサンチマンがクライミング界の伝統。 男の嫉妬は気持ち悪い。

9)他者が指摘するほどの傲慢な行動 

・グレードを鼻にかける

■ 改善方法

1)過剰な自己重要性を改める在り方

クライミングのニュースの在り方を見直し、多様な価値観を含める。ローカル岩場の清掃などの募集は、全国レベルで報道すれば、各ローカル岩場で清掃が行われている事実が広く共有される。

クライミング写真の撮り方を見直し、個人が特定できない程度の露出にとどめ、ナルシズムを過剰に刺激しないようにする。岩や山そのものを強調する。

2)成功幻想を矯正する

 ・クライミングに限らず、終わりのない成長は存在しないことを理解する
 ・非凡な才能、非凡な業績の獲得などの成果ではなく、プロセスにも注目した報道を行う

3)特権階級への同化を辞めさせる

・内輪主義ではなく、誰でも岩場に歓迎する雰囲気を作る
・遠い1ピン目などで、よそ者を追い返そうという意図をもった課題作りを辞める
・実際、登山の価値やクライミングの評価は非常に難しく、かなり歴史的な勉強が必要であるので、教育をしっかり行う。特にフリークライミングの歴史は戦後史と同じで、全くまとめられておらず、戦後70年の歴史は空白化している。一般登山客は理解力が不足しているため、ポピュリズムに流れるが、現在の報道体制がそれを助長しているので、ポピュリズムを刺激しない。

4)傷つき体験を改める

周囲に理解されなくても、褒められなくても、傷つかない。賞賛を得ることを目的に、登攀の対象を選ばない。自分の満足を起点に、クライミングの対象を選ぶ。

例:開拓 簡単なルートでも自分で開拓したルートは思い入れがあります。

5)特権意識 

登山者だけがアウトドアアクティビティの頂点に立つわけでないことを納得する。マウンテンバイクやトレイルランも重要な山のアクティビティで共存共栄を目指す。

6)搾取的 

ビレイヤーの地位を向上する。クライミング業界がビレイ技術についての解説をきちんと行う。

7)共感の欠如

自己責任は双方向をの掛け声に。ミスした側の責任をきちんと問う。事故の解析をきちんと行い、情報公開を行う。

8)嫉妬 

過剰な賛美=嫉妬。 過剰に賛美する習慣を改める。

9)他者が指摘するほどの傲慢な行動 

・グレードを鼻にかけるのをやめ、グレード一点豪華主義を辞める。

■ 自己愛性PDのあるクライマーの特徴

以下のうち、5点に該当する。

1)自己重要感の誇大性=自分はクライマーとして別格であると思う。
2)限りない成功の空想に囚われている=永遠にグレード向上を求め続ける
3)特権階級意識 = 俺は特別で、一般人には理解されないと思いたいため、なんとか相手に自分を理解させようとする。例:俺一高。俺だって佐藤ユースケ。
4)過剰な賛美= クライミングで間違いを指摘されると怒る カムのミスプレイスを指摘したら、なんでそんなことを言うんだよ!と返事する。
5)特権意識 = 一升瓶で阿弥陀北稜
6)搾取的 = 一升瓶で阿弥陀北稜に行き凍傷3人、〇〇買ってきてと言って買ってこさせる
7)共感の欠如 = リードの無理強い
8)嫉妬 = 私だって英語が話せたら…
9)傲慢な行動 = 自分がリードした後の回収クライミングを後輩に高く売りつける

■ 回復へのステップ

いや~、こういう人に近づいてしまったのは、なぜ父が私たち兄弟3人を捨てたのか?を知りたかったためなのですが…

回復のステップに最近乗り始めました。

1.  無理に忘れようとしない …白亜スラブ あまりにアホすぎて驚いた
2. 信頼できる人に話す … カウンセラーに話しています
3. 相手を理解する … ナルシストがどういう風に出来るか?理解しました。

■ ナルシストを作る子育て…親からの負の遺産

ナルシストって意外なんですが、生まれてから33カ月以前に親から、十分なケアを与えられず、ネグレクトやアビュースを受けたかわいそうな赤ちゃんなのです。

 男の子は外在化して暴力的になる
 女の子は内面化して内気になる

そうです。男の子は暴れて、親の注目を集めようとしてしまう、ということが将来的な残虐事件にもつながる暴力性の源泉。

幼児への虐待などの犯罪者はほとんどが自身も被害者であるのは、事実なのですが、だからと言って、免罪されるとは言えないので、自分が被害者であることを理由に加害を正当化することはできません。

■ 人としての正常な発達課題の充足を軸にクライマーを判断する


https://www.tatsuki.org/DoshishaThesis3/thesis/2016/19131034Miyakado.pdf
より引用。

■ 12歳~ 

クライミングができるのは、大体12歳以上の大人並みの理解力ができてからなので、学童期以降ですが…

この時期の解説しては、こうなります。
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この時期には,自分が誰かの役に立っている・ものをつくり,より良くできる・完全にできるという感覚をもち,仕事を完成させる「生産性」の喜びを身につけることが必要である
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要するに、先生に言われた通りにできるということです。熊本の会長さんが、「3回落ちたら、ハイ交代!」や、「5.9が4本登れたら次」というルールを守らせようとしたことは、学童期の子供への教え方を大人に強いたということになります。

大人は、自分が成長するために、適切な戦略は自分で選べます。

■ 14歳~

中高生は、クライマーとして身体能力が非常に伸びる時期ですが…思春期は、大人や親に与えらえた自我と自分のしたいことを統合することが大事になります。

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思春期には,子どもは親の価値観や生き方を見て,自分の価値観に取り入れたり修正したりするが,親の 価値観や生き方に矛盾が多くあればあるほど,子どもはそれらを自分にうまく取り込めず, 反社会的な行動をすることで親の生き方を批判する場合がある
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例えば、自分を乗り越えることが大事だと親が言いながら、グレードだけを評価したりすると、子供は混乱します。

褒めて育てる子育てはNGです。

クライマーとしては、自分がどんなクライミングをしていきたいか?を決定する時期だと思います。

名誉を求めるクライミングを俺はしたい!と、心から思っても、もちろん、良いのですが、頭が悪いと名誉でないことを名誉だと勘違いしてしてしまうことも起こります。

たぶん、クライマー的にはこの時期の発達課題で、

 クライマーとして、どんな生き方をしたいか?

の決定に困っているクライマーが多いと思います。

私は、ラオスに一回目に行ったとき、日本のクライミングスタイルを捨て、海外の仲間と和気あいあいと登るスタイルを取り入れたいと思いました。クライミングは国際言語っていうクライミングスタイルです。

なので、正直、ネパールなどの高所登山や5000~6000mでのミックス・マルチピッチクライミングなどの挑戦は、まぁ当然ですが、私とはカンケー無いので、後回しと言うか…記録などを勉強する気にも全くなれませんでした。

それより、楽しく登れる海外岩場を日本のクライマーに紹介するほうが、価値があるというか… もうわざわざ連れて行ってあげるツアーを組んであげてもいいくらいです。当方、仕事では、アテンド経験があるので、随行やツアー企画は慣れています。

話がそれました。もとに戻します。

■ 成人初期期、18歳~

20代の若いクライマーは非常に多いです。
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初期成人期では,友人やパートナーとの出会いが発達において重要になる.自分のこと を愛してくれる重要な他者を見つけ,魅力や愛情を注ぎ,注がれることで親密な関係や相 互的な関係を築くことで,「親密性」を獲得することができる.
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デートを目的にしたクライミングが多い理由かもしれません(笑)。みなさん、クライマー同士での結婚が多いです。

■ 一般成人期 30代~

一般成人期は、
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次世代を育てていくことに対して興味を持つことである.また, 結婚して子どもを育てることが生殖性を獲得する唯一の方法ではなく,自分の特別な才能 を活かした芸術や知識などを社会に与えることも方法の 1 つとしている
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ここに90%のクライマーが位置すると思います。

私なら英語能力、誰とでもすぐ友達になれる能力を生かして、海外クライマーと登るのは、クライミング界への貢献活動です。

■ 50代~ 人生後半に入ったクライマーの在り方

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成熟期の発達課題である完全性とは,「自分の人生は自分自身の責任であるという事実を
受け容れること」(エリクソン 1958=1987: 123)と定義している.
つまり,自分自身がこれまでに作り上げたライフサイクルを評価し直すことで,自分の人生を肯定的に受け入れることだと言える.しかし,成熟期に完全性を獲得できない・欠如したままでいると,自分の人生に後悔や挫折感を持ち,自分の人生を受け入れられない
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自分のクライマーとしての限界も含め、自分のクライミング人生を良し、と納得する態度が必要です。

いつまでも初心者クライマーと自分を比べることで自分を持ち上げようとしていると、必要な納得を獲得できないかもしれません。

最近、高齢のクライマーの投稿で、自分のクライミング人生について語ったものを読みました。

沢やさんでしたが、良いクライミング人生とはなんだろうか?と不思議な思いに囚われました。

素晴らしい業績を残された方だったからです。

そうした人でも苦悩するということは、クライマー界は意外にカウンセラーニーズが高く、私の高い共感性が、話し相手として、そうした心の傷を持った年配のクライマーの聞き役として最適だった、ということが言えるかもしれません。

普通の人は、聞くことがないようなクライミングや人生での挫折や心の傷などを聞かされたことは一回や2回ではなく、私は、焚火を見ながらの山の談話はカウンセリングルームみたいだな~と感じていました。無償のカウンセリングです。

■ 自分自身に誠実な生き方をしましょう

自分自身が楽しい!と思える山だけをすることは、意外に難しいのかもしれませんね。

山をお金に変えたいという思いや、名誉や賞賛が欲しいという思いにとらわれると、したくないことをしないといけない羽目に…。

皆さん、気を付けましょう☆