2023/08/09
【提言】トップクライマーのYouTubeチャンネルを! その2
【提言】トップクライマーのYouTubeチャンネルを!
2023/08/08
【提言】 日本クライミングもいいとこどりを。別に大和魂を失うことにはならない
普通の人がやるロッククライミングの指導者マニュアル
2023/08/07
【私はどうやって生き延びてきたか?】自己確保の登攀ができるようになっておく
■ ロープアップされないマルチ
マルチに行きたい!って人が九州では多いようで、ロープワーク勉強会、というから行ったら、全然ロープワークは教えず、マルチピッチに無料で新人を連れていく会ってだけだったことがありました。
たぶん、マルチピッチに連れて行ってヤッホー感を味合わせ、そのあとにロープワークを教えよう、という作戦なのだろうと思いますが…
お菓子食べた後に、ご飯、食べます?
普通のわがままな子供は食べませんよね?
そして、クライミング業界ってのは、わがままな子供っていう心理学でいうところの、FCという自我が優位な人が多いのです。
だから、順序は大事です。
フリーチャイルドが大きい人には、まずいものから食べさせないと、一生食べません。
つまり、ロープワークのあれやこれやは最初に教えて、お菓子の位置づけにあるご褒美マルチを後にしないと、そういう人たちは一生学ばないで、金魚の糞をしよう作戦に出ます。
■ ロープクランプ & ユマール & プルージックコード二本
というわけで、マルチに行きたい人がすべからく学んでおかなくてはならないことは、マルチピッチのピンチが起きたら、どうするか?ってことのすべてです。
1)リードの仕方
2)ロープがアップされないときの対処法
3)リードができないときの対処法
4)リードが落ちたときの対処法
参考: https://allnevery.blogspot.com/2019/03/blog-post.html
1)リードができること
当然ですが、どっちの人もリード技術があることが前提です。片方がリードできないのでは、それはガイド登山です。まぁ、すべてのピッチがリードできなくても、自分がリードできるピッチがあれば、良しとされています。
2)ロープがアップされないときの対処法
これがゼロで行く人が99%なので驚きます。
ロープアップされなかったら、セカンドは事故確保で登らないといけません。
それには、簡単な順に、ロープクランプ、ユマール、プルージックコード2本、のいずれかがいります。
最後のプルージックコードは、他のことにも使えるので、もれなく持っていくことになります。
3)リードができないときの対処法
これは、敗退ということです。敗退は、非常に難しく、たいていのクライマーにとっては、敗退のほうが勉強になります。
懸垂下降で降ります。
しかし、登るルートが屈曲していると、登ってきた支点にたどり着くことができるとは限りません。懸垂下降は垂直の直線だからです。
ロープの長さは当然ですが、登ってきたピッチの倍は最低いります。
4)リードが落ちたときの対処法
これも想定していないで岩場に来ることが多いです。落ちても、動けるなら、再度登りだせばいいだけです。たいていはそうならない。
なのでリードで落ちるような奴と登らない、という予防策みたいな対策も含まれます。
■ 事例
こちらの記録は、ロープが岩角に当たってロープアップされない場合の対応が、私の場合のですが載っています。
ロープクランプがあれば一番簡単で、フリーで登れます。ユマールだと自動的に動きに追従するわけではないので、エイドでしか登れません。
というので、自分の技術が身を助けた事例、って感じです。
私の失敗は、このような中途半端なリードをしても、それを成功だと思ってしまう理解レベルのクライマーと登ってしまったことです。
同じ行為をしたとしても、この自分の行動が良くない行動だ、と分かっている人と分かっていない人では、その経験の重みが全く違います。
クライミングが分かっているというのは、ものすごく漠然とした言い方で、たとえば、このムーブを出してそのあとはガバで…とクライミングムーブのつながりが分かっていることを、クライミングが分かっている、と言ったりもします。
つまり、課題は、ダンスのように、ステップのつながりがあります。最初、立ちこみで、次にキョンして、最後、マントル、とかね。
そういう動きだけに注目して、クライミングを分かっている分かっていないと判断するのは、登山でハイキング道を歩けるか歩けないかだけで判断するのと同じで、半分だけの理解です。
マルチピッチを含め、クライミングは岩場でやるショートでも、ムーブがばらせるだけでクライミングを貫徹できることは稀です。
分かっていない人は分かっていないことが分からない、というのが、クライミングの難しいところ…
なので、常に自分は分かっていない部分があるのでは?と疑う謙虚な心が必要です。
しかし、フリーチャイルドの自我が強い人は、周囲の人と同じなら自分はあっていると思ってしまいます。
しかし、現代は周囲の人の9割が全くクライミングを理解していない時代…カムが飛ぶって、大失敗って意味ですよ、っていう基本的なことですら、教え損ねられていて、カムの使い方を指導できる指導者には、私はまだ一度もあったことがありません。
40年登っていた私の師匠ですら、「俺はカム外れたことないけど、教え方は分からない」、と言っていました。
そもそも、教わるものではなく自ら習得するものではありますが、習得するプロセスを指導者が知らないために、指導もできない、というのが、日本人のカム習得プロセス…
勝手に使い慣れてくださいのレベルです。
というわけで、何年も登っていても、全く間違った理解をしていていも、気が付いていないことがほとんどです。
その人が自分が設置したカムが飛んで自分がグランドフォールになる分には、他人事ですが、マルチでロープがアップされないとなると、迷惑をこうむっている、と言うことになります。
なにしろ、クライミングは双方が楽しむために行くもので、一人がエイドでしか登れないのであれば、それはお手伝いに行ったということにしかなりません。
マルチ=リードしてくれる人がガイドみたいになんでもしてくれるクライミング
と言う先入観が九州のクライマー特に私にリードを頼んできた人にはあるように感じられました。そんな先入観は危険ですので外しましょう。
ホント、技術が身を助けるってこのことです。というか助けずに、1ピッチ目でじっとしていればよかったですね。
2023/08/06
50歳以上でクライミングを楽しむためのヒント
良い記事が回ってきたので翻訳を掲載します。
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- Stay away from training on the campus board, bouldering in the modern style (dynamically between volumes - far too much strain on the shoulders!). Toprope bouldering is the much better alternative.
- If something hurts or even only slightly twinges, it is better to stop at least until the following day and to look out for what develops.
- Really warm up well. This can take a damn long time, especially in cold weather. I need at least 5 warm-up routes on the climbing wall with increasing difficulties.
- Particularly train your shoulder stability. I only do two exercises twice a week, but more would be better, especially for people with long limbs.
- Stop climbing before you get very pumped. Most injuries happen when you are tired.
- Treat your limitations with care. For instance, “Egyptians” are dangerous if you suffer from arthritic knees, and people with elbow problems should stay away from locking off. Most often you can substitute risky moves with other techniques.
2023/08/01
【ガイド】日本の夏山登山におけるガイドツアーは問題が多い
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1日目は畳平(2702m)までバスで移動し、そこから乗鞍岳(剣ヶ峰)(3026m) まで。2日目は千畳敷駅(2612m)までロープウェイで上がり、そこから中岳(2925m)と木曽駒ヶ岳(2956m)へ。
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山の素人が山岳遭難を起こして危険、というニュースが周知しているので、ガイドツアーを使う必要のない人までもが、ツアーを使った場合の感想だと思った(笑)。
■ 問題1: 中高年という年齢の括りがおかしい
自分が中高年という年齢の括りになってから、登り始めたからなんだが…38歳で山スタートしたが、その頃、私も大手ツアー会社の登山ツアーに参加して、下界の町も、まともに歩けない、リハビリが必要なレベルのおじいちゃんやおばあちゃんが、低山だから、というので、甲斐駒黒戸尾根にすら出てこないような、ものすごい急登の山道で、崩落痕になっているのを、全員でトラロープを引っ張って、登るので、びっくり仰天したことがあった。
こういうことになってしまうのは、中高年と言った場合に40代以上になっているから。
山岳総合センターで、雪上訓練に出た。滑落停止の基本技術で、七倉沢の雪の急斜面を背中で滑りながら、体を翻して、ピッケルを指す、という訓練があるんだが…4人のメンバー内で一発でできたのは私だけで、講師に、ピッケルの向きが反対だよ、と言われたのを、雪面滑りながら、あ、ほんとだ、と治してピッケル指すという具合のゆとり。他の男性クライマーたちは、全然ダメで、何度やってもできる人が一人もいなかった。この講習では、雪道歩きがあるんだが、なぜか一番私が足が速く、男性は50代までしかいなかったのに、全員がバテバテ。講師について歩けたのは私だけだった。
大体、山では体力は、年齢順、です。
■ 山での安全の約半分くらいが体力で、残りが計画を立てるという知力です。
その心は?
実はそうじゃないのです。6時間かかる人は、6時に登山口に行くのです。朝、起きれない?夜登山口に行って、そこで車中泊をすれば、朝起きたら6時出発になります。だから、65歳以上の高齢な登山者たちは、みんな車中泊なんですよ。あれは安全対策なのです。
このように、登山の安全は、半分が体力、半分が知性です。
これが分かっていない人は、下界の時間を山に持ち込みます。なので、山の遭難の約半分はもう登山口で分かっている遭難です。
■ 問題点2 : ”みんなで一緒” は、もう”ない”
日本の登山で文化的に問題なのは、”みんな一緒”という、根拠の希薄な前提です。
なにしろ、標準コースタイム、というのは、日本国だけの前提です。
”平均”という言葉は、”みんなができる”、”多数派”、みたいなことを連想させ、”平均に合わせなくては…”という力学が作用します。
平均ピッタリの人なんて、世の中には一人もいないんです。あるのは個別。人の指紋が一人一人違うようにです。葉っぱだって一枚一枚葉脈が違うでしょう。
そういうことを学びに行くのが、登山なのに、ツアーに参加し、みんなに合わせる、ということが大目標になったとたんに、大事なものが見落とされ… 他人のお尻を追いかける旅となってしまいます。
脚力が弱く、足が遅い人が、無理して周囲に合わせて歩いたら、どうなるでしょう?
そりゃ急ぎますね? 急いだらどうなるでしょう? そりゃ、注力散漫になりますね?
注意力散漫になったら、どうなるでしょう? そりゃ、コケやすくなりますね?
ということで、個人で行くより、ツアーで行くほうが、もともとの体力が低い人には危険、です。
しかも、ここには、日本的な「足を引っ張って、すみません」が入るんです。無理に合わせてケガをしたうえ、負い目を感じるという、踏んだり蹴ったりな羽目が待っています。
■ 問題点3 : ガイドレシオの無視
こうした問題があるにもかかわらず、日本の団体ツアーはなくなりません。
それは、定年退職した人の中に、できるだけ安く、でも、誰かと登りたい、というのがあるからです。ケガをしたときの保険が欲しいんですよね。
それは、やっぱり保険なので、若い男性が適していると思います。あるいは、うようよ人がいるときであれば、誰か親切な人が救援に走ってくれるので、混雑した山を選べば、一人でもOKです。混雑した山=孤独ではない、です。
保険を得るために、無理をするというマイナスを甘受していては、本末転倒です。
団体ツアーは非常に問題が多く、大規模な遭難事件は、大体、ツアーご一行様なので、ガイド協会では、ガイドレシオといって、ガイド対お客さんの比率(宝剣なら1:5です)をもうけていますが、基本無視されています。バスガイドくらいの扱いです。法律で規制したらいいのにね。一向に個人ガイドを雇う習慣が身につかない日本人。
私は登山ガイドは、積雪期ガイドステージ2という、自然ガイドよりも上の資格を取りましたが、ガイドにはなりたくないです。ババ引きのババだからです。
60代のお客さんの足では、4時間の行程も、6時間~7時間かかるのに、前述のように、6時登山口、出発、5時登山口、出発にするのが、難しすぎるからです。お客さんは基本的に無知で、みんなが4時間で歩けるところが、自分も歩ける、という前提でいます。ところが、大体、高齢者は歩けませんよね。
となると、本来到着しているべき山小屋に、定刻にたどり着けないことは、ほとんど、登山口にいる時点で明らかなわけです。
となると、まぁ、雷予報の山頂に突っ込むか、森林限界の手前あたりで、ビバークするかになってしまいます。たいていが、12時ころ、が判断の時間になるので、それでは、お客さんは納得しません。お客さんの持っている”町の時間感覚”をベースにした感性だと、”え?まだ明るいよ”となります。 でも、雷って、回避しようがないんですよ。純粋に運です。でも、その時点では、天候、崩れていません。お客さんは納得しません。
で、結局、行くことになるでしょう… で、雨が降ってくる。雷になる。これで、お客さんがこりて、レインウエアを着て、下りましょう、というガイドの言葉に従ってくれればいいですが、たいていはそうならないですよねぇ…。えー、ここまで来たのに?ってなるでしょう。
まぁ、悪くすれば、そこで遭難です。純粋に運です。つまり、ABY遭難というのは、こういうことです。あのバカやりやがったぜ、の略だそうです。もう登山口の時点で遭難しているんですよね。
お客さんは、自分の無知が原因だとは思っていない。運が悪かったのだと思っている。ガイド、何とかしてくれよ、と思っています。そのためのガイドだろ、って思っている。
裁判所の判決は、このようなケースでも、ガイドの注意義務違反になります。
事前に一時間くらいの講義を聞いてくれるお客さんならいいのかもしれませんが、そんなのレジャーなんだから、ヤダってなりますよね。
なにもかも、”標準コースタイム”がもたらす前提(無意識)に、”皆が同じ体力”という大きな誤謬が含まれるためです。
山の世界的団体、UIAAも、なんども、標準コースタイムを辞めよ、と日本に言ってきていますが、一向に改まらない。
なんせ、標準コースタイムに慣れすぎていて、標準コースタイムの何割で歩けるか?が、能力測定のモノサシになっているからです。
九州では、厳しい山がないので、自分が1時間で標高何メートルを登れるのか?という、標高を知る習慣すら失われています。本州で1700mと標識があれば、それは標高1700mのことですが、九州では、1.7㎞のことです。
そんな古い基準にしがみつかず、高齢者が安全に前夜泊で山に登れるように、登山口に広めの駐車場を整備したらどうですかね?七倉のように。まぁ、山岳地帯で駐車場確保は難しいのは分かりますが。
ちなみに、一般の人、普通の体力の人は、ツアーに参加するメリットは全くありません。
一般に、山ヤと言われる登山のベテランや愛好家が、夏山の小屋に泊まっていることは、ほとんどありません。みな、人がいない山を選んで、テント泊、しています。山は不快なので行かず、大体、沢にいます。
ですので、ベテランと山で出会って教えを乞う、というのは、期待できません。夏山にはベテランは来ない。ここでいうベテランとは、一般縦走しかしない人ではなく、登山をオールラウンドに理解している人のことです。一般に、岩登り、沢登り、雪山とオールシーズン登っている人のことを指します。
そういう人が、山小屋のご主人である、という確率は、比較的高いです。
私もガイドができるというと、糸島の山に一緒に行ってもらいたい、と言う人が出て、困ります。私が分かるのは、八ヶ岳です。なんせ八ヶ岳には年中通いましたから。
そういう山の個別性を理解せず、ガイドなら、どこの山でも案内できるという発想が、どこで生まれるのか謎です。
普通の町を案内してもらうのでも、普通、詳しい人に教えてもらいますよね?パリに行くのに、東京のタウンガイド連れていきます?行かないでしょう?
というわけで、一番良いのは、自分の好きな山を見つけ、簡単で安全に登れる難易度のところから、一歩一歩、自分の足で自信を深めながら登ることです。
そうすれば、帰納法的に、山というものは、こういうものなのだな、と一般的な山のことが分かるようになります。失敗しても大きな傷にならない山を選べばいいのです。
このようなことを教えてくれる人がおらず、不安がっていると、私が連れて行きましょう、という人が出てきますが、避けましょう。
不安は、正しいことです。その不安に向き合い、つぶしていくプロセスで、人は成長します。
これこそ、山が教えてくれる、ビジネス界にも通用する、人生の教え、です。
2023/07/31
【クライミング世直し】海外バムクライミングのリアルなYoutube動画アップを
■ たぶん、海外で登っている人は動画
をYoutubeにアップしたら、”ザ・日本男児”って感じの日本国クライミング界の発展に寄与すること、間違いなしです(笑)。
たぶん、相当に嫉妬(ルサンチマン)で攻撃を受けるだろうけどなぁ…。女性の嫉妬より、男性の嫉妬のほうが恐ろしいからなぁ… 日本では。
それでも、ペツルで働いている君は、嫉妬の攻撃から守られていると思うぞ?
あるいは、パタゴニアで働いてる君も。
あるいは、スポーツクライミングでワールドカップで優勝した君も。
なんせ、日本国は遅れていて、1位のやつ以外は、黙っておけって文化で、
民主主義って何のこと?
状態なんですよ…。そこで、黙っていること自体がこの事態の悪化に加担していることになる…
とはいえ、フツーに岩場で登っていたら、みんなにシェアすべき、目新しいことはないよなぁ・・・フツーなんで。
でも、フツーであることに意味があるのが海外。日本人は海外ってだけでビビっているわけなんで、特に日本国男児はビビっているわけなんで、フツーの様子を動画で回すだけで意味があるのが現在。ばれてしまえば、意味がなくなるので、今、海外ってだけでキラキラムードな今しかできない読者獲得だと思います。
世界中が、国境がなくなり、人類皆兄弟化が進んでいる中で、なぜか日本だけが、俺なんて・・・とイジケて、世界の仲間入りしていない現在… いいもん、日本国内で遊ぶもん、みたいな感じに特に男性クライマーたちは、なっているような気がしないもでもない…そういう人がひがむので、心理に配慮して海外情報の発信もはばかられる…と言うことになっていると思うんだが。
一位なら発言していい。記録なら発信していい。つまり、それ以外はダメって風潮がなぁ…
特に、女と子供はいたぶっていい、っていうのが、元々の男尊女卑カルチャーの根底にあるので、それはたぶん、劣等コンプレックスの裏返しのように思われるので…おそらく、たぶん、儒教あたりから来ていそうですが…
と言うわけで、女性よりも若い男性クライマーが今のところ、クライミング界では、一番発言パワーがあります。
肝心のやつらが、目上の人に、にらまれたら、俺、泣いちゃうーと、たいしたことを発言できず、5.15登れましたー以上終わりである、ということが、日本のクライミング界が発展できない理由であると、バレエダンサーのユーチューブを視聴して分かりました。
ちあこちゃんねるみたいな若手クライマーのチャンネルがあれば、あとに続け!と続く人が大勢出て、一気に日本のクライミングは、昭和(1980年代)から令和にブラッシュアップしそうな気がします。
はやく令和になってくれ~
って、30年も前にアメリカにいた私ですら思います。はやく追いついてほしい日本。
ある海外のクライマーのゲストハウスの本棚【Climbing policy】Better to have no bolt at all if you can not afford to fall 落ちれないボルトならないほうがまし
■ A comment that made me feel that I am not a fool
Now I know I am not the only one who thinks so... so this made me feel very good, I am wise as someone who said this.
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if bolts are spaced far apart there is no excuse for not making them reliable at the very least. Otherwise it’s like Russian roulette if you fall off, better to have no bolt, at least than you know that falling is not an option.
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If you are a foreigner, go to read this page also.
https://allnevery.blogspot.com/2023/04/on-miyazaki-climbing-hinokage.html
■ こんなコメントをもらいました
心の癒しになりました。 Chat GPTで上記コメントを翻訳してもらったらどうでしょうか?
要約すると、落ちれないボルトなら、最初からないほうがマシ。なぜなら、落ちることが最初から選択肢にないと分かっているから。
こちらにもそのように記述しています。
4年の総括 九州クライミングの状況
https://allnevery.blogspot.com/2021/12/blog-post_16.html
です。日本中の岩場でカットアンカーが使われていますので、日本中の岩場がロシアンルーレット状態です。
2023/07/30
【Psychology】 Learning to forgive who used me for their ego and almost killed
It started even before I came to Kyushu, where climbing is 40 year backward compared to Ogawayama, which is considered "The camp4" of Japan. I learned climbing in Kofu (and surrounding areas like Saku, Nagano), where every serious young climber wants to move into. That is considered a climbing mecca.
Then, I came to Kyushu, where aid climbing is still considered the normal alpine rock style. Since there are no high mountains in Kyushu, there is no "real" alpine style, no snow nor ice, only mock climbs, mainly slab climbing like in Hiei, there is no trad crags.
So, you can imagine the situation. Trusting the bolts is not recommended, and hanging on the bolts is also risky. This means the only safe climbing option is similar to free soloing. For the safety reason, 5.12 is required to lead a route 5.9.
A man who pulled me down on a wall
When I was a beginner, I used to go to an artificial climbing wall every Wednesday night for about half a year, solely to improve my belay skills, not for my climbing ability. Using the artificial climbing wall was the only way to safely learn how to catch a fall.
Then, there was a climber who pulled me down; he tightened the rope when I needed slack. That climber was from Kyushu. At that time, another climber felt bad for me and offered his belay for me.
Now I think, he was educated in Kyushu, which means there was no proper education on climbing safety.
A man who dropped me at a crag
The second time I was almost killed was back in Kofu, my home crag. I was with this guy for the first time, and he was proud that he climbed as hard as 5.12. I assumed he must be experienced in the industry. The route was familiar, and it was my 4th time leading it, so I didn't wear my helmet, which turned out to be a bad decision.
I set my first draw and then, instead of going left like usual, I decided to try going right, and that's when I fell. I hit the ground and cut my head, resulting in 7 stitches. The photo was taken when I returned home from the hospital.
The belayer was testing his new belay device, a click-up, which was supposed to catch falls without much skill. However, the device failed to work properly or he had just too much slack.
Those two incidents didn't break my heart but at least made me more careful and doubtful. It's not that I can't forgive those guys, but there are some things I just can't forget. This guy was also from Kyusyu.
What I could not forgive… An egoist
Then I came to Kyushu, where climbing is so backward. In my first year, I went back to Ogawayama to climb because I had no climbing partner here, so I didn't fully understand how dangerous the crags (and climbers) are in Kyushu.
In 2019, I climbed with my new mentor, a 74-year-old well-known old-school developer climber whom I had admired as a reader. He had a book. It was a delight to meet him in person, and he told me he still taught climbing to university students in the club.
I felt bad for him and offered my assistance. We went to Kagoshima one day, and before I even started climbing, I injured my right calf due to five hours of driving alone. Normally, climbers take turns driving to distant crags, but this time I drove all the way while he only sat there. I didn't mind.
This incident caused me a serious mental damage. I was very sad that my good intentions had turned into such a nightmare. I tried so hard to convince myself that it was due to his age, not his personality, nor intention, but my efforts were meaningless. He was also unkind to his wife.
The second heartbreak; a narcist
The second incident was during the "Hakua Slab" climb in 2019, just before I go to Long Dong. My ex-partner, whom I had known since I was a total beginner, didn't seem to understand the importance of safety... I had been with him only a few times back in Kofu, before I came to Kyusyu, mainly I was trying to include him to my climbing mates since I was with good people with experience and rescue knowledges. My intention was so he can learn from them. I paid to gain my skills in the mountain in Nagano, taking a year long course, which is not for everyone...there is a screening to join, so I wanted to share.
During the Hakua Slab multipitch climb, he connected pitch 4 and 5, which was obviously the rope is going to be short because we were climbing 25m and 35m with 50m single.
Also, going back to the ground was impossible since rappelling requires double the rope length, but we had only one 50m single rope. Looking back, it was insane to attempt a multipitch climb with just one rope, but I did not realized it before the climb since I was attached to him already and was OK in the crags so trusted him since we had been climbing together for about half a year.
This climb left a deep scar in my heart, as I trusted him so naively and he endangered myself and himself, just to show off his climbing skills.
The conclusion
In both cases, my good intentions were met with disappointment.
I was scared that their personality immaturity would lead them to ask me to belay them again(they actually did), putting me in a difficult position to turn down their requests because they don't understand what they did wrong — ignoring an injured partner is bad behavior and a lack of rope planning is such an armature mind, which almost killed me; the both are not a small mistake nor inevitable mistake. It's more like their choice.
The Hakua Slab experience only boosted his confidence instead of teaching him a lesson. There were signs of this before, like when his 3 cams popped out during a fall, but he didn't learn from it; it only made him more confident.
I felt alone in this situation. My husband does not climb so he is no way of knowing my suffering. The people in Kyusyu is the same tribe as who gave me this pain.
I concentrated on letting out my emotions in my blog to stay sane, but the more I wrote, the more I realized the darkness in their minds, not mine.
Wise people stay away from bad people
For the climbers in Kyusyu, it is natural for them to fall easily on 40 year old cut anchor just because everyone else does it.
Everyone avoids confronting the outdated culture out of fear of being called a chicken from the community
【提言】国際化が遅れることの解析
■ちあこちゃんねる
最近、ちあこちゃんねるにハマって、海外のバレエ団に就職した人のYouTubeを見ています。実は、私も海外では、似た生活していました。別にバレリーナじゃないけど。週二日働いてあとはしたいことしていました。
https://www.youtube.com/channel/UC3ksN_4AjdLqefrgnSfB8NA
クライミングは、バレエのように確立した職業ではないかもしれないのですが、それでも、
自らプロクライマーと自称
する人もいるしなぁ…。プロのバレエダンサーと比べると、クライミング界の国際化(というより世界に追いつく度合い)は、バレエ界とくらべると、かなり遅れている。
端的に言うと スポコン&ナルシズム から、プロ意識&シェア ですかねぇ…
■ 似た発展の仕方
バレエとクライミングは、日本において似た発展の仕方をしているようで、女性版・男性版って感じです。
1)お家制度の採り入れ (と間違った指導法)
2)過剰な競争 (と若い人の身体への弊害)
3)満たされなかった自尊心を満たす場が成人 (成人後の趣味で男女別)
です。
日本のバレエ界も、ワガノワ式一色×コンクール中心の子供×大人のバレエ(女の園)、という図式で、かなりガラパゴスな発展でした。
知らない人のために解説すると、バレエは、指導法にイタリア、フランス、ロシア、英国のヨーロッパ式がもっとも発展を遂げており、ロシアの指導法は、国営バレエというロシアの国策が生み出した、どちらかというといびつな指導法で、こどもを身体測定にかけて、股関節が180度開く子供だけを鍛える、というのが最大の特徴です。
日本はなぜか、古い先生は全部ワガノワ。で、日本の子供は最初から股関節が180度ひらく子供なんていないので、無理をさせられ、筋骨格系が奇形児になっている人が多数。これは、日本の指導法が遅れている、ってことなんですよね…。私も弊害ができたので、ヨガへチェンジしました。
ヨーロッパのほうが教育システムが先進的で人体の現実に即している=良いので、ヨーロッパ帰りのダンサーたちからこんなチャンネルができています。
https://www.youtube.com/@dancerslifesupport
お教室制度は日本独特で、花道や茶道の家元制度を模したものです。師弟制度。レッスンのことは稽古と言いますし、挨拶は、昼でも夜でも、「おはようございます」です。
子供はコンクールで勝つだけが、ヨーロッパへの逃げ道。先生たちは自分の指導者としての名誉をかけてコンクール命で勝たせる。スポコンです。トウシューズが血みどろになっても踊る。ケガしても踊れ系です。なので、昔の日本人ダンサーはみんなスタイル悪いです。
で、一方、大人向けのバレエ教室っていうのもあるんですが、これは、もう経営のための資金集めの場です。指導は手抜き。なんていっても、今から別に上手になるはずないのですから(笑)。なんで先生たちの人気集めの場になっています。上手に踊れるようにしてあげようっていうよりは、日ごろのエクササイズの場。でもって来る人もエクササイズ目的の人はいいのですが…たまに勘違いして、チュチュを着てきたりするんですよねぇ‥。紐がバッテンでトウシューズ風になっているバレエシューズとか…。それが変だと気が付かない人もいます。全体に、人生ひと段落した定年後の人が多いので、大人で趣味としてバレエに取り組みたい人はかなり少数派です。バレエが好きなんではなくて、乙女チックな服を着たい人が来る。違いは、バレエ公演を見に行くかどうかですね…。好きな人は観劇のほうもします。
そうでない人は観劇には行かないので、日本はバレエを見る人より、習う人が多いといういびつな構造になっています。
■ クライミング界も似ている
で、考えてみると、クライミング界も構成は、同じ。
特殊な教育法 × コンペ中心 × 大人のジム(男の園)でガラパゴスな感じ。
山岳会は、登山技術、ロッククライミング技術を伝授する場としては、もはや衰退の極み、って感じです。
バレエの教室制度と違い、教える側が無償なので、さっさとやめちまった模様。結果、親から無償で教えてもらえる二世クライマーだけが、ちゃんとした技術を得ています。
コンペ中心というのは、コンクール中心と言うのと同じで、勝たねばならない理由が親のエゴっていうのも同じですね。
でも、バレエでコンクールで優勝したらヨーロッパがその子を救ってくれますけど、クライミングでコンペで勝っても、日本ではそこで終わりで、別に何がどう、と言うわけでもない。
ちやほやされるって言っても、狭い業界内だけのことで、一歩外に出たら、ただの人です。
クライマーもバレエダンサーも、非日常動作なので、8~18歳のゴールデンエイジ期に、”ばっかり”、をしなくてはならなず、結果として、クライミング以外、バレエ以外の能力を身に着け損ねるということになっているかもしれません。
起業、って言ったら、かっこいいけど、他に能力がないためにする、っていうのが、バレエ教室であり、クライミングジムであり、クライミングガイドなんで…
必然的に、教えるのは下手です。そりゃそうですよね、その職業になりたくてなっているわけじゃないんだし。
ただ登るだけで一生済ませたい、とか、ただ踊るだけで一生済ませたい、みたいな人が、誰かに教えるっていう重責を担えるか?というと、これは、全く別な才能が必要なわけです。…が、現代社会にそれ以外の職業選択肢は、残されていないわけですし。
と言うので、
元トップクライマー=教え方が分からない=指導は、受ける側の能力次第、
みたいなことになるよなぁ…。
それに、同じ理由で、自分のお教室が自分のファンクラブであるのと同じ理由で、自分のジムは自分のファンの場でしかなくなるし、来てくれた一般の趣味の人たちに、「(俺が初心者の時にできたことが)なんでできないんだ!」ってことになる。バレエも同じでした。みはるちゃん(私が初心者のころに習っていた先生)怒ってたもんね。
■ 市民愛好家は自尊心との関連
プロとは無縁の一般市民愛好家の場合は、なぜか、
自尊心の課題
と結びついている。日本では大人のバレエ教室は、満たされなかった自尊心を満たす場になっています。女性たちがフリフリのスカート履きたがる…私はあんまり素敵と思えなくて嫌がったら、「〇〇ちゃんだってかわいいよ」と的違いな慰めをされました…(汗)。フリル、積極的に着たくない…。子供時代ならまだしも。なんせ、私が、あこがれているの、イリ・キリアンとか、そっちなんですよ?
クライミングも同じで、男性たちは、テストステロンを見せびらかしたがっている。それを見て女性がうっとりするというより、男同士で、「お前、男らしいな!」って互いに承認したがっているようでした。「強いねぇ」っていうのがそれ。
でも、クライミングの真実は、強くなくても登れる…のがバレるといろいろと困るから、正直女子には来てほしくないのかもしれません。あるいは、弱い男子が歓迎なのかもしれません。解析はともかく、どこかに都合の良い悪いの線があるよなぁ…
バレエは女の園ですが、クライミングは男の園です。
どちらも、なんだか自尊心や自己顕示欲、人気集めのほうが重要テーマで、肝心の技術習得のほうは、なんだかおろそかになっている、っていうのが特徴です。
■ 国際的な環境
たぶん、バレエもクライミングも、もっとも先進的なのはヨーロッパであると思われますが、
1)お家制度ではなく、指導者資格をきちんとして、指導法を習得した人が教える
2)子供は才能がある子供のうち好きな子だけが特進 プロへ
3)別に2)でプロの道を歩まなくたって、フツーに生涯スポーツ(予防医学)として続けられる
です。別に何歳になっても草野球してもいいし、プロでなくてもテニスするでしょう。
なので、
男女の垣根、著しく低い
プロとアマが明らかに線引きされており、プロレベルをアマに求められることはない
市民レベルで普及している
が違いです。
海外のバレエクラスは、男性のおじさんとか普通にいます。そりゃ昔、若かった人は誰でも年取ったら、おじさんだよなぁ。
トウシューズがアマに求められることはないし、公演への出演が義務だったり、チケットノルマがあることもないです。
それに教えてくれる人は、その教室のベテランとかではなく、ちゃんと、もともとプロで踊っていて指導者になった人です。先生がプロで、生徒がアマ。日本では先生もアマで、生徒もアマ。
まぁ、西洋文化の僻地、オーストラリアに行ったときはバレエクラス取ったら、下手で驚きました… カリフォルニアより下手だった。なので西洋国でも文化の差はあります。いつかヨーロッパで、クラス取ってみたいです。
クライミングは、ジムオーナーがクライマーじゃない、クライミングを分かっていない人が多くて、そういう人に習ってしまった人が、あふれていますよねぇ…例えば、福岡でクライミングを初めてすることになったら、小川山に行くとカルチャーショックと言うことになるでしょう… なんせ、終了点、直掛けでいいよいいよ、っていうローカルルールは、かなり特殊事例です。
つまり、私が経験したのは、日本のクライミングメッカと僻地の距離感ってことですよね。
■ ロッククライミング指導者マニュアルの不在
気が付いたことは、誰も指導法を分かっていない、ってことです。ムーブの教え方ではなく、ロープワークやロープワーク周辺のあれこれってことです。
元々、クライマーの歴史の第一ジェネレーションのプロ級クライマーたちが、
現代版ロッククライミングの教え方 指導者向けマニュアル
というものを作っていないので、(ちょっとだけ、ほかの人より、俺登れるー)&(若者の職業難でジムでも開こうかー)となったのかもしれません。
とにかく、指導法がなっていない。
指導は、結局コンペで勝つ方法に偏っており、ぜんぜん、
アウトドアロッククライミング指導法
になっていないので、外岩に行って、ロープ足りませーん、とかそういうことになっている。私を引っ張り落そうとした人もいました。実際、ほんとに落とした人もいました。
そんな、ちゃんと教わっていない人が99%の中を、死なないで登れるほうが奇跡の連続、っていうことになっています。
現状日本の岩場では、まだまだ40年前のカットアンカーが主流なので、人工壁の登り方しか知らない人が、安全に外岩デビューできるようにはなっていないです。この知識ですら、誰も明示的に教えていない。日本のボルトを信用するのは愚かなことです。
それもこれも、
ロッククライミングの正しい教え方が分からないまま、俺を見て盗め!
っていう教え方をしているからで、見て盗める知性が上等な人は、とっくに盗んで、その指導者のもとは、とっとと去ってしまっているわけなのですから、結局、日本の大企業と同じで、
できない子だけが残る仕組み
になってしまっています。というわけで、
ロッククライミングの歴史第一世代の栄誉あるプロクライマーの方は、
アウトドアロッククライミングの指導者向けに正しい指導法を後世に残す
というのが、クライミング界に対する恩返しとしては最良のものではないかと思います。
特にカムのセットの習得法については、スティーブに聞いたら一家言ありそうでした。
日本のクライマーと言えば、カムが三つ外れて、反省するどころか、それが自信につながるという低レベルの理解力です。
自分がクライミングを全く勘違いしている、ということすら、そもそも理解できていない段階。自分が分かっていないことが分かっていない、ということです。
そういうことは、王道ではない、良くないと気が付いても、日本では、外道のほうが自分に都合が良い勢力のほうが多数で、基本、アウェーですから、正しいことを教えたい人がやる気になれないのは、分かりますが、ガラパゴスを辞めようという努力は、バレエ界のヨーロッパ帰りの女たちを見習うと勇気が出てくるかもしれません。
上記チャンネルをどうぞ参考にしてくださいね。
プロクライマー〇〇の一日、とかそういうの作ったら見る人多いと思いますよ。急がば回れ、ですよ。
王様は裸だと気が付く人が増えないと、日本は全然変わりませんよ。
【Translator’s Note】How to manage Japlish
1)Bolting -> Japanese has "rebolt" as a Japlish. I try not to use "rebolt" since it gives a wrong impression to the Japanese audience. However, in rock climbing categories, when the situation is absolutely perfect, I will use it. So far, there has been no such case.
2)Climbing ethic. "Ethic" is perfect in English, but in Japanese translation, the term terrifies the audience since it is not at all familiar to us. So, I decided to use the milder and more often heard term, "moral." You know how climbers are. They don't read! So, this document's first priority is readability.
3)Any unfamiliar term, I can just spell out without translation, but so far, there has been no such case thanks to your plain writing. I personally think you are a very wise person since writing plainly is not easy.
■ 要約
2023/07/28
【Safety】On Japanese crags bolting situation: Transition from Aid to Free
I am involved in bolting issues in Japan for the past 5 years, providing information to local governments, and have successfully finished one crag by reinstalling new bolts.
I had a few climbers from overseas come to climb with me at a Japanese crag, but the problem is that there is no suitable crag to entertain them...
Now, Yuji is facing a very tough time trying to fix the crag in his area, but he is not succeeding.
The older generation thinks it is their right to deny the removal of old bolts and replace them properly.
The developer climbers are taught that the routes are their "artwork" when they are young, and they only install bolts for their own use.
As a result, there are many routes that are no longer safe for climbing free. They insist that young climbers should bring their own bolts for protection or climb the un-climb-able routes.
This way, only a few good climbers can accomplish the mission impossible!
We need the transition from aid-climbed crags to "free climbing" crags. Well, at least in Kyusyu... all of those routes I've climbed were aid route turned into free.
The purposes of bolts in aid climbing and free climbing are so different, for aid the bolts does not need to be that strong, because shock load does not need to be considered, and for the bolt distance, the far the better. But in free Climbing, old aid climbed bolt layout is unreasonably dangerous, especially for a short climbers.
Young people, speak up!
Knowledge of bolting is not only important for Japanese young climbers, but they also need to have the courage to speak up for themselves.
Moving on the history of climbing is not rebellion.
However, it has been the age of free climbing since the 1980s, and now it's been over 40 years. No one really likes to climb the hugely runout aid routes anymore.
Even the old climbers themselves acknowledge the risks
Thus, installing new bolts with updated knowledge and skills is actually a "benefit" to them too.
In fact, it's good for everybody.
Who wants to climb with this kind of anchors? But if this is their best shot... who can blame?










