ユージさんは、若いころ7年ヨーロッパで登っていますよね。その時、ヨーロッパの文化が気に入ったんじゃないかな…。
私が見た、ラオスの楽しいクライミングの世界も、ベースがドイツ人ですから、ヨーロッパ文明のクライミングです。
同じフリークライミングの世界でも、アメリカのヨセミテ系の古いクライマーの、命知らず自慢レベルで、日本のフリークライミング文化は歩みを止めていると思われ、「俺、ヨセミテ行ったことある」が、いまだに水戸黄門の、印籠みたいになってる。
それで、「ははー」ってひれ伏しちゃうのって、日本人クライマーだけですよ。余談ですが、”ヒマラヤ”もアルパインで同じことになっていますよねぇ…。
ヒマラヤもヨセミテも、普通の観光客、でも行けるところなのに…。
日本で一番高い山は富士山ですが、富士山に登れました!って人が山岳会に来て、ははーってひれ伏します?しませんよね? え、富士山?山のド素人さんが登る山、ですよね?
だから、場所の名前で、その人の実力を連想するのは、無意味です。特に、ヨセミテ、とか、ヒマラヤとか、漠然としすぎている場合。
ヨセミテのなんてルート?まで聞いて、そこを何時間で登ったのか?まで聞かないと、正確なことはわかりません。フリーなら、Aゼロしたのか、ちゃんとフリー貫徹できたのか、帰りでロープスタックしたりしなかったのか…
さらに、日本フリークライミング界の慣行の謎が、”フリーで5.12登れたら、ご褒美がヨセミテビックウォール”ってやつ…。
ビックウォールってエイドクライミングですよね?だからフリーが登れることのご褒美には、全然ならないでしょう…。
日々、エイド技術を磨いて、20ピッチくらいは、一日で登れるようにピッチ数、稼いでいますっていう人が行くのなら分かるけど…。
フリーでRPで5.12が登れる、が努力の結果だと仮に仮定したら、ご褒美は、どこかの海外の岩場で、女性の初心者に僕が登ってあげるよーとやって、女性に感謝され、うまく行けば、彼女ゲット、というのが、定番ご褒美なのではないでしょうかね…? 男子の動機がモテ、なんだと仮定すると、の話ですが。
まぁ、女性には、もてなくても、男性同士で、わいわいと登って、楽しいクライミングをすれば、それは、その人のフリークライミングの努力に対して、ご褒美になるんじゃないですかね?
ふつーに誰もバカにされない、楽しいクライミングがヨーロッパ社会の人が海外で楽しんでいるクライミングですよ? みんな普通に楽しく登ってる。太っていても、なんのその、です。4歳だって登っています。
そーゆーノリが分かるYouTubeチャンネルって、ユージさんなら作れそう…だって7年も、遊んできたんですからね~
私みたいに2週間を2回行っただけで、日本式のクライミングなんてやーめた!と思っちゃう人がいたほど、日本と海外のクライミングカルチャーは違います。
日本のクライミング= 年功序列の忍従クライミング ビレイヤーはドレイヤー
海外のクライミング= みんなでワイワイと楽しく登るクライミング 誰も犠牲にならない
何の差?かと思うと、誰がえらいかっていう競争意識だと思います。
なんで競争心が湧いてくるのか?っていうと、現実認知能力が低いからではないかと思います。
もう、トップクライマーと趣味で登っている一般クライマーって、実力差ありすぎなんで、プロクライマー以外は、5.12も5.10も、目くそ鼻くそなんですよ?目くそが鼻くそ笑ってどうする?ってフツーに分かると思いますけど…
ボルダーで有段者でも、別にリードでは全然登れないとか、ですしねぇ…。リードは別の能力です。
そういうことが、日本にいたら、分からないみたいなんだよなぁ…
ぜひ、ちあこチャンネル、フリークライマーバージョンみたいな、海外クライマーとフツーに交流する様子を描いてほしいです。人類皆兄弟。
ロッククライミングの良いところは、別に英会話なんぞできなくても、クライミングシステムの理解自体が、国際共通言語なところ、です。
ま、それが日本人クライマーが身に着け損ねているところなんですけど。
懸垂下降できないとか、ローワーダウンができないとか、自己確保の登攀方法を知らないとか、ロープの長さがたりない、とか、クライマーとしてあり得ないです。それらはマルチに行く前に身に着けるものです。
そういう人はフリークライミングしかする気がなくても、山岳総合センターか、都岳連の岩講習にでも行くしかありません。っていうか、行ってください。
ユージさんがYouTube動画作ってくれたら、全部英語・日本語交じりでっていうので、いいんじゃないですかね?
能力のある若い人は、とっとと海外でましょう。
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日本の岩場は、ボルトが40年経過したカットアンカーなので、危険なだけでなく、アウトドアロッククライミングの適切な指導者自体が、ほとんどいません。指導者自体が間違ったクライミングをして墜落したりしています。
エイドクライミングによるアルパインの経験は、アウトドアロッククライミングで行う、フリークライミングの指導において、まったく十分と言えません。
結果、間違った観念を植え付けられている可能性があります。
AMGAインストラクターから教わるほうがいいですよ。何事も最初が肝心だし。
【動画】プロクライマー 平山ユージが語る「崖っぷちからの挑戦状 with ジミー・チン」| ナショジオ