■ 誰をビレイパートナーにするべきか?
前にいた山梨アルパインクラブは、毎週水曜日が人工壁の日で、私は半年ビレイの習得のために通っていたのですが… どうも会長さんは教えないタイプの人で、会長本人以外のクライマーは、ビレイヤーとしては微妙みたいでした…どうしてそれが分かったか?というと、自分の女性パートナーをほかの男子と組ませないので、理由を聞いたら、分かった。その女性に怪我してもらいたくないから、だそうでした…(笑)。それ、私なら怪我してもいい、って意味ですけど、どうも発言するときに、意味を考えないみたいですね、みなさん。
こりゃこの会にいたら殺されるって意味なので…とっとと辞めましたが…。
私を個人として大事にしてくれる人なら、ビレイも確実なのかなぁと思って、師匠の青木さんと登っていましたが…なにしろ、私を娘さんと間違うくらい可愛がってくれた方なので… それでもやはり、男性クライマーを育てた経験しかないみたいで、女性特有のリスクには、理解ができないみたいで…「きぬちゃん、一杯ランニング打ってあげたで~」って、相沢大滝55m… 私まだ小滝リードが終わっていないんですよ?普通は、醤油樽→小滝→大滝→…です… 男性クライマーはいきなりビッグな壁で燃えるらしいんですけど… ああ、すれ違い…。とか、俺のカムで登れ!…うーん、青ちゃんのカムは手が届かないんですよ。
そんなこんななので、若いクライマーは当然ダメだし、年配のクライマーさんは、九州では私を座ってビレイした人や、2名リードを同時にビレイした人もいるくらいなので、当然ダメ…(笑)。スポーツクライミング(人工壁)をしていない人はビレイでキャッチした経験がないので、ビレイは形だけです。信頼はできない。しかし、人工壁をしているからと言って信頼できるかと言うとそれも違い、立ち位置がとおーい。
一人で岩場に行くのは、事故の時、危ないから…と思っていたら、それも違い…むしろ、一緒にいた方が、自分が肉離れの事故の時、お医者にかかれないという…(汗)。むしろ一緒にいる方がマイナス… 一人で運転して行き、一人で運転して帰りましたからね…。保険にならないパートナーは、ただのリスク増要因…
男子の会は、イケイケ過ぎて女性に必要な安全の配慮は分からない…4級?ロープ要らねぇみたいな世界観ですし…。それ以前に、私だけが女性だからと言うことで、学歴自慢などの特定の攻撃をされても、男性の仲間たちにはそれが分からない。攻撃されている事実が伝わらないので、当然守ってももらえない。
それに、あんまり安全安全って言いすぎると面白さがそがれますよね?クライミングは…。
そもそも、危ないのが楽しいので…。でも私がいると、私だけに危険が増えるわけだし…私には一緒にいても得るものがない。
会に属すのではなくて、自分の仲間を作るのはどうか?というのもやってみましたが、作った仲間…私のパートナーで来た人をかすめ取られて行って、ありがとうもないので…まぁ
気の合う者同士が登ればいいんだから、いいけど… もう借りは返したから、二人ですきにやってね、って気分ですね。君には十分上質なビレイを提供したよ、もう。
…というので、私の場合、一人で登るのが一番安全みたいなんです…
私に必要な保険は、携帯電話が入りますね、くらいの保険なので…。なんせ行きたい岩場は近所の岩場なので。 それもトップロープフィックスで各自で登っているみたいなのが、好みなのです。韓国のアイスクライマーは二人ともそうしているみたいでしたよ、普段。アイスのビレイは長すぎて、寒いから各自登るんでちょうどいいんですよ…なにせアイスでは落ちるところ登りませんから。でも事故の時の保険は欲しいですからね。
こういうと、君をビレイしてあげよう、みたいな奇特な人が、気持ちをくじかれると困りますが…、今のところ特にオンサイトし残した、とか、執着している課題があるわけではないですし、登りたいジムはKoWallとか、ベースキャンプとかで、福岡にはないですし…。
壁を登るより、山道を歩いていた方が気持ちがいいので…
ゲストクライマーを案内する程度の親切は、いつでもできますので(落ちないところしか登らないので)、そういうのは気にしないでいいですよ。旅先で親切にしてもらうのは、お互い様ですし、日本各地の情報を貰えるというのは、とても助かることなので。
例えば、日向神の夢中歩行5.9(現在10b)に、佐世保の米軍クライマーを連れて行ったんですよ…彼ヨセミテ仕込みだというから…サンセットで練習して岩慣れしてから…。そしたら、2ピン目で敗退しましたからね… オンサイトに価値を置いていないそうです。はあ…。そういうのを見るだけでも、勉強になりますし。
それをほかのクライマーに話をしたところ、私が思った通りの反応をしたのは奥村さんだけで、くだんの九州クライマーは、佐世保クライマー擁護しており、なんだかなあ…と思いました。要するには、私は落ちない登りしかしないですが…なにせ、九州のボルト、カットアンカーなので… 落ちろ落ちろと責められてキツイです…。
最初から登る気がないようなクライミングで、私の張ったトップロープ限定の人が擁護され、登らせてあげている私の方が、なんだか責められて嫌ですが、スタイルが問題なのではなく、たぶん、単に、きちんと自己責任を取る姿勢、そういう人自体が嫌いなんだろう…と。なんせ、チェストハーネスしているだけで、相方、馬鹿にされていましたからね…
安全軽視のクライミング以外は、ぜんぶ嫌いみたいなんですよね… 結論。
(背が高ければ危険ではなくなるので、他者の視点に立てないというだけのような気がしないでもないですが。エイドルートのフリー化っていう束縛から逃れられていないってことなんでしょうかね…)
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「私たちは、自分自身の魂の命令にだけ従い、環境や他人に左右されないように個性を伸ばしていき、世俗的な束縛から自分を自由にしなければなりません。」
「どんな時も、舵を他人の手に委ねてはいけません。自分の行うことすべてが、すべての行為が、いやそれどころか、考えの一つ一つが、自分自身から発せられ、それによって、自発的に、全く自発的に生き、人を助けられるように、絶対的で完全な自由を得なければなりません。」
「私たちに与えられたただ一つの義務は、自分の良心の命令に従うことであり、ほんの一瞬も他人の支配に屈しないということです。」
Dr.E dward Bach-Heal Thyself(汝自身を癒せ)より
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