■ ロクスノの追悼文
ロクスノにある方の追悼文が載っていたんだが…私も知っている人であったが、もうほんと、これじゃ何も言っていないのと同じではないか?という下手くそな追悼文の書き方で、寄稿したクライマーの文章能力の低さを感じた。
何も文学作品を書け、とは言わない。
だが、その人がどのようにクライミングに取り組んだか、クライミングがその人の人生にとっては, どのような意味があるものだったか?そういうことを書かないといけないんですよ。
彼は偉大だった、って、誰もその人の名を覚えていないような存在感である人に言っても…開拓者であっても、開拓の第一線から降り、その人がやっていた活動をしなくなる、ということは起こります。それは人が老いるからには当然のことです。
ただ偉大だ、偉大だというだけで、現在の行動が伴っていなかったら…ただの老いぼれです。
その場合は、彼の過去の業績を本当に書きます。ロクスノが取り上げ損ねたようなエピソードがあるでしょう、それを書きましょう。
結局、ただ偉大だと言ったところで、非言語のコミュニケーションのほうが、よりよくコミュニケーションしてしまいます。
したがって、晩年の緩やかな活動期を隠す必要はありません。そうなったのは、影響力が薄れたとか、勢力が衰えた、のではなく、人が年を取れば、それが当然なのですから。
超人をクライマーに求める、そのような投影があるから、追悼文が、その人のすばらしさを伝える中身にならないで、薄っぺらい賞賛になるわけですよ。
そんな賞賛をもらうくらいなら、一緒に過ごした思い出を語るべきでしょう。
■ 追悼文の書き方 ChatGPT
追悼文を書く際には、故人の生涯や人生の重要な要素を思いやり深く記述することが重要です。以下は、追悼文に含めるべき大事な要素の一部です:
- 生い立ちと家族: 故人の出生地や家族構成、兄弟姉妹などに触れることで、彼らの背景や影響を読者に伝えます。
- 人格と特徴: 故人の個性や特徴、愛すべき点や優れた面を描写し、彼らがどのような人間だったのかを読者に伝えます。
- 成就と業績: 故人の人生で達成したこと、功績や貢献、仕事や趣味など、彼らの活動や成果について触れることが重要です。
- 思い出とエピソード: 故人との思い出や共有した経験、彼らの人生における特別な瞬間やエピソードを振り返ります。
- 感謝と哀悼: 故人に対する感謝の気持ちや哀悼の意を述べ、彼らの存在や影響について感謝することが大切です。
- 遺産と影響: 故人が残した遺産や彼らの影響が今後どのように続いていくかについて考察し、読者に共有します。
- 最後の別れと思い: 最後の別れの言葉や、故人への思いや祈りを込めて文章を締めくくります。
これらの要素をバランスよく組み合わせ、故人の人生を温かく、尊重し、記憶に残る形で追悼文を書くことが大切です。
■ クライマーズウィロストには、一般クライマーも入れるべき です。
開拓者やリーダーのみならず、一般クライマーも大事な仲間だからです。
有名な人、知名の人だけの追悼文をロクスノに載せる行為がどのような意味を伝達するでしょうか?
無名クライマーの命なんて、虫けらさ、です。
無名クライマーで、5.8しか登っていなくても、私たちの大切な仲間です。
そのようなメッセージをこそ、ロクスノは伝えるべきです。
クライマーはこの本から学ぶべし