■ 人間には無理でも、AIなら客観的な判断ができる
市長の答弁をAIが楽勝で作ってくれたそうです。このニュースです。
https://www.youtube.com/watch?v=8eJtkn7blOI&ab_channel=ANNnewsCH
へぇ~!
じゃ、全国の良心的クライマーは、各自ボランティアで、
AIに『岩と雪』を読み込ませたらいいんじゃないの? (命名:クライミングAI)
そもそも、事故報告、遭難の報告、そういうものがネットに転がっていないために、正しい情報が事前に情報収集できないことが、初心者男性クライマーの
超・非現実的なルート選択
の一つの原因にもなっていると思うので。
自分のレベルを正しく客観的に見れない、という状況が改善されれば、ある程度、遭難は減るかもしれません。
例えば、こんなの。これ、他人事じゃなくて、クライミングでもフツーに起きています。
ここは私が初心者の時に登った場所で、きちんとした計画があれば、梯子はカラビナを架け替えながら登ればよく、難しい場所ではありません。
ま、落ちれば立場川まで、すってんころりん400mです。少しのミスも許容できない、という意味です。
■ 昔のアルパイン”エイド”クライマーの育てられ方
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僕のショートの師匠は、グレードに関係なく、
××さんならここは登れるよ、ここは厳しいかもよ、
という感じでしたので、ルートの特徴と僕の体力や得意なムーブをよく理解した上で、面白いルートを選んで登らせてくれてましたので、僕は最初からグレードにこだわらなかったんですよ。そして後から気が付いたら、先週登ったあのルートは11だったんだってわかった、という感じでした。
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これが自分で自分が登るルートを選べないクライマーが作られる理由です。
言う間でもないですが、これは共依存関係です。
※未熟な=”自分が登るルートを自分で選べない自分”
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先輩
「後輩は、ずっと、どこを登るべきかの選択に、先輩の俺を頼らなければならない、自分でルートを選べない、未熟な後輩でいて欲しい」
後輩
「後輩の自分は、ずっと面倒をみてもらえるよう、自分でルートを選べない、未熟な自分でいなければならない」
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これを温存したいのは、ずっと一緒に登りたいから…
関係の終わりは、後輩が、
”この人から搾り取れる、”俺が登れるルート”は、終わったな…”
って思った時かもしれません…。
自分が行くルートは自分で選ぶ、という自立と自己責任の原則をクライミング界は、手に入れることで、適切なグレードの話が、現実味を帯びた議論になると思います。
ラオスでは、登りたいところは自分で選べるようになっているのですが、それは、グレードが辛すぎたり、甘すぎたりしないからです。