■ 実例
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クライミング仲間の皆さん、こんにちは
オーストリア出身のロッククライマーです。明日から東京に2週間滞在できます。
一人で行く予定ですが、できるだけ多くの時間をロッククライミングに費やしたいと思っています。
私の主な興味はトラッド、アルパイン、スポーツクライミングです。ロープ、クイックドロー、カムのダブルセットを持っています。
素敵なクライミング仲間に出会えることをとても楽しみにしていますし、日本の素晴らしい花崗岩や石灰岩のライン(特に美的なラインに惹かれます)に登ることができたら、とても光栄です。
レンタカーは持っているし、どんなクライミング・ロケーションにも柔軟に対応できる(瑞牆でクライミングするチャンスがあれば、間違いなくとても素敵だ)。
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という投稿を見かけた。
まぁ、ロープも、カムをダブルセットで持っているってのも、かなり好感できる。
前に来たコスタリカ人は、ロープ自体をそもそも持っていなかったのである…。どうやって登る気なんだろう?
色々なトンデモ事例がたまったよなぁ…、この過去5年。
一番トンデモだったのは、
25m+35m=60m であることも計算できず、50mシングルで登り切ろうとした人が、それ以前に、
初心者は俺はごめんだよ…
とか言っていたことである。お前が言うことかい!みたいな感じで、ほんとに分かっていない人、自己が客観視できない人は、客観視がないゆえにどんなことでもいうので、それを相手が普通の人だと思って真に受けると、は?ってことになる。
■ そいつを選んだお前が悪い?という逆ギレへのコメント
心理学では、相手に対する期待が高すぎる、というコミュニケーション上の問題が指摘されているが、
25+35=60が計算できる、という前提を持つのは、日本で教育を受けた人なら、100%計算できて当然だという期待を持つのは、合理的期待、
だと思う。
これくらい分かってくれよ…という理不尽に高い期待値を私が持っていた、とは言えない。
ロープを持ってくるのがクライマーの常識である、ということも、理不尽に高い期待を私が持っているとは、言えない。
沢にボルトが打ってあるルートをスポーツクライミングみたいな沢のルートと称した人がいたが…それって、ロシアンルーレットみたいなルートであって、その沢のボルトを信頼する人って、かなりな平和ボケって意味である。
そんなの、水の中に金属があれば腐食するんで、誰が考えても分かるだろう…
しかし、平和ボケの恐ろしいところは、これが平和ボケだと全く分からなくなり、まるで赤信号を青だと思って堂々と渡ってしまう親に、子供が疑いもせず、ついていくように、人々を指導する側本人が、間違った方向に導いていってしまっていることで、指導している当人もそのことに全く無自覚であることなのである…。
25+35が分からなくなる心理と同じなのではないだろうか?
つまり、そもそも、どうクライミングを組み立てていくべきか?の101から分かっていない…本来のクライミングとは、全く似て非なる活動を皆でやってしまっているってことなのである。
じゃんじゃか流れてたけど、リード。これ楽しかったんですよね~。