2023/02/23

指導目標の設定

 これは個人差があって当然のものです。私の場合を書きます。

クライミング以前 … 山の生活技術の習得、天気の学習、経験値の獲得 

クライミング0~1年目 … ビレイの習得(=人工壁通い)+ 体験クライミング、基本ムーブの習得

クライミング1~3年目 … 経験値の獲得 初心者用の岩場、インスボン、台湾、ラオス

クライミング3~5年目 … 国内岩場めぐり  (主に九州の岩場)

クライミング5年目以降 … 小川山など、国内岩場 …海外には初心者向けのボルトの新しい岩場があるが、国内では限られてしまいます。リボルトで、ボルトが新しくてもランナウトしていてはリスクは減りません。

■ ロープワークの習得、基本ムーブの習得、経験値の獲得

私はロープワークは講習会で学習した後に、友人レベル、山岳会レベルで行く山に参加しています。ので、お金を払わずに、教わったことはありません。

たぶん、ほとんどの人は、ここをただで済ませたいがために、経験者と登れ、と言われていると勘違いしているようなのですが、お金を払ってクライミングガイドと登っても、

 エイトノットはね…

とか起こらないです。そこに深い誤解が横たわっている。

例えば、アンザイレンのノットは自分で選択するものです。エイトノットがコンペでは義務付けられていますが、ブーリンの人もいますし、ボーラインを勧めて来る人もいます。(解きやすいため) しかし、選ぶのは本人です。私は、薦められたとしても、エイトノット。ベテランぶる必要がない、どころか、むしろ、エイトノットでいるほうが安全の管理に良いと考えるためです。

目標をグレードにするしかなくなるのは、クライミングの総合性を理解しそこねているからかもしれません。

10年登っていても、カムの配置が悪いとロープが流れなくなることを学習できていなければ、ちょっと視野が狭窄していたということが言えます。そんなことはまずいと常識でわかるどころか、実際にロープがでなくて登れなくなるので、初歩的な失敗であるからです。あんまりリードはしてなかったのかもしれませんが、原因はともかく、常に自分のクライミングの欠点を反省する姿勢がクライミングには必要で、天狗になる、というのが最も避けるべき事態です。

ムーブを習得したかどうか?というのは、素人である初心者クライマーが見てもわからないです。経験値が高い人に判定してもらいましょう。ムーブがダメでも、パワーがあり、確実性があれば、リードはできます。男性はこの路線が多いです。リードできるからムーブが習得できている訳では無いということです。

人をだんだん老いるので、パワー依存のスキル習得はだんだん通用しなくなりますので、子供や女性、高齢者のように、ムーブ習得中心のクライミング活動に入るのも、手です。男性でもこの路線の人はいます。ジムでよく長ものを飽きずにやっていたりするような人です。

一方、パッと見に同じスキル追求型でも、突破力系のボルダーの人は、力を発散したい、オールアウトしたい、という真の欲求の現れのような気がします。

どちらでも別に良いと思いますが、自分の欲求が、すべての人と同じである、と誤解しないことが大事です。オールアウトが誰にでも気持ち良いわけでなく、そうすることで、リスクが増える人もいます。(例:迷ったらハードプッシュ)

言うまでもないですが、目標は随時バージョンアップします。

しばらく前は、ワイドとクラックを頑張っていました。

現在は私の目標は、基礎体力回復です。そのためにテニスをしています。

年齢性別によるクライマーの個性の違い

■ 以下の項目を個人に当てはめ、吟味します。

  1. 技能レベル
  2. 体力 
  3. 運動能力
  4. リスク管理でのレディネス
  5. パーソナリティ
  6. 目的
  7. 興味や関心の度合い

■ 事例 クライミング歴40年 

山岳会の重鎮とされるレベルの人は、知識経験は十分だが、体力は減衰しており、スキルにはビレイが下手などの過不足があり、意欲は減退していることが多い。教えるのもたぶん、めんどくさいと思っている。 情報弱者に陥っていることが多い。ボルダーはしない、興味がない。クラックはしない興味がない、アイスはしない、ドライはしない、など関心に偏りがある。

  1. 技能レベル 5
  2. 体力  4
  3. 運動能力 4
  4. リスク管理でのレディネス 5
  5. パーソナリティ 2    ← 過去の栄光自慢
  6. 目的 2       ← 自己承認欲求のため
  7. 興味や関心の度合い 2 ← クライミングには飽きているし、情報弱者

■ 事例2 成人女性 クライミング歴10年

いくら壮年期女性でも、女性である限り男性並の体力を期待するのは、お門違い。一方、登攀能力だけに限ってみると、ジムクライミングで伸ばすことができる。

  1. 技能レベル 2  ← 年齢相応の平均
  2. 体力  2    
  3. 運動能力 2
  4. リスク管理でのレディネス 4 ← 知性の勝利
  5. パーソナリティ 3  ← 普通の人 命かけていない
  6. 目的 3       ← 健康 普通
  7. 興味や関心の度合い 5  ← 関心は高い

■ 事例3 成人男性 クライミング歴0~3年

成人男性でも、初診の頃はムーブも下手で、登らせられない。20山行くらいはセカンドで登らないと理解力はつかないが、連れて行ってもらうだけで、計画を自分で立てる習慣化がないと、連れて行ってもらった山の意味が理解できるようには成長しない。根拠のない自信がある。

  1. 技能レベル 2  ← 大体男子はムーブ下手
  2. 体力  4    ← けど体力はある
  3. 運動能力 3  ← 年齢相応の普通
  4. リスク管理でのレディネス 2 ← 低い 俺だって佐藤ユースケ!と思っている
  5. パーソナリティ 3 ← 普通
  6. 目的 3 ← 普通
  7. 興味や関心の度合い 5 ← 高い 目立ちたがる

■ 事例4 成人男性 クライミング歴 10年

リスク管理もおおよそでき、スキルも体力もあるが、根拠のない自信や怠惰により、事実誤認することがあり、命取りに発展することがある。これくらい楽勝、とノーザイルや敗退計画なしなど。 情報は黙っていても与えられる。オールラウンドにクライミングをこなすには良い時期。大体は、仕事で時間が取れず、手軽なボルダーでキープすることになる。

  1. 技能レベル 4 ← 高い
  2. 体力  4 ← 高い
  3. 運動能力 4 ← 高い
  4. リスク管理でのレディネス 3 ← 新人よりましだが俺だって佐藤ユースケ!と思っている
  5. パーソナリティ 3  
  6. 目的 3
  7. 興味や関心の度合い 4 ← 高い 本人が調べなくても周囲がけしかける

■ 事例5 成人初心者 クライミングジム上がり男性

視野が狭い。ムーブだけが上手であるので、自信過剰であることがわからない。 

  1. 技能レベル 5 ← ムーブは上手
  2. 体力  2  ← 歩けない
  3. 運動能力 2 ← ムーブ以外は才能ない
  4. リスク管理でのレディネス 2 ← 新人は何が危険かわかっていない
  5. パーソナリティ 3 ← 普通
  6. 目的 3 ← 普通
  7. 興味や関心の度合い 5 ← 動画で予習する 例:ビデオトポ

■ 事例6 子供初心者  成人女性と近くなる

子供には特別な配慮が必要。関心は高いが、一人では遊ばせられない。リスク認知に穴があることが多いため。ただ、子供の場合、自分の弱さに自覚があるので、うっかり以外のミスは少ない。

  1. 技能レベル 3 ← 登るのは比較的上手
  2. 体力  2    
  3. 運動能力 2
  4. リスク管理でのレディネス 2 ←単なる無知
  5. パーソナリティ 3
  6. 目的 3
  7. 興味や関心の度合い 5 ← クライミング大好き

  ■ 事例5 ピオレドール受賞者

円熟したクライマーは皆ここへつながっていくはずなんだが、そうなる前に死ぬ人が多いので、今生きている人は、”生き残り”であると考えるべき。

  1. 技能レベル 5 ← 当然高い
  2. 体力  5 ← 当然高い
  3. 運動能力 5 ← 当然高い
  4. リスク管理でのレディネス 5 ← 当然高い ピンチを耐えれる
  5. パーソナリティ 5  ← クライミングに磨かれて高くなっている
  6. 目的 5 ← クライミングが人生
  7. 興味や関心の度合い 5 ← 当然高い

 ということになります。

いくらベテランであっても、この周囲の中を見渡せば、トップクライマーと一番近いとは言っても、当然、限界があります。 例えば、体力や、運動能力は、どんなトップクライマーであっても、減衰していきます。

クライミング歴10年という、常識的に見れば、十分、経験値が溜まったのではないか?と思える人でも同じです。このクラスの人は、クライミングジムのメリットがあるので、5.12くらいは平気で登れますが、リスク管理に関するレディネスは比較的低いです。

危険認知は一通りできているはずですが、それでも、まだ心の何処かで、俺だって、運さえ良ければ、佐藤ユースケ(他に、平山ユージ、小山田大、倉上慶太、横山ジャンボ、…あこがれの人を入れてください)と思っていたりします。

男性の40代は、パワーと知力がその人の人生でもっとも高い時期ですので、そこがその人の頂点です。

俺だって…の根拠ない自信は、50代に入って本格的な老いがスタートするまで治らないみたいです。運の問題ではなく、どれだけ真剣に取り組んだか?の差なんですけど…。フルタイムでやっている人と週2回の人が同じであるはずがないでしょう。

男性は基本的に、皆の注目の的になってチヤホヤされたい!(=モテたい)という思いがなかなか克服できないようです。しかし、冷静になって現実を見れば、トップクライマーだって、そんなモテ人生を送っている人はいませんよね。むしろ、頼まれごとで自分の好きなことができないことも起こっているようです。

一般市民レベルのクライミングの円熟は、日本は今からですが、全員一律の基準を全員に適用すると、弱い人…子供、女性、高齢者が淘汰されるはずです。登攀スキルレベルだけを上げて、リスク管理がおろそかになっていると、危険です。

リスクは、体力一点豪華主義、登攀力一点豪華主義(グレード主義)、などではヘッジできず、総合的な力が必要です。


2023/02/22

指導者が優秀でないのかも?

クライミング界も反省したほうがいいかもしれん…。  

吉田さんは、ジムに行く時間を短くしろって言って、実際私はうまくなったんですよね。

■【武井壮】時代遅れの根性論暴力指導者はクソ【切り抜き】

Climber's Characteristics and Climbing Instruction

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Climber's Characteristics and Climbing Instruction

(1) When teaching climbing, it is first necessary to understand the characteristics of the climber from various aspects.

  •     Skill level
  •     Physical strength
  •     Athletic ability
  •     Readiness in terms of risk management
  •     Personality
  •     Purpose
  •     Degree of interest


2) Instructional goals and tasks need to be established, organized, and sequenced.

3) It is necessary to revise the directions, during instruction.

Form of instruction

  •     Rock climbing workshops (many people)
  •     Daily climbing in a mountaineering club (group instruction)
  •     Climbing in a master-disciple relationship (individual instruction for pairs)
  •     Climbing with a partner (pairs, self-learning) 


The prognosis is better when there is no bias toward a particular type of instruction. If the climber only knows how to climb within a narrow social context, such as a seniority system or a mountaineering club, he or she may have adapted to an extreme organizational cultural scheme. For example, they may think 5.9 is high standard, which is the thing of the past in 2023.

It is better to have as many climbing opportunities as possible, including climbing abroad, and to climb without bias, so that you can keep a broad perspective and avoid extreme thinking.

If there are too many people to the instructor, then the risk is often not managed as well as it could be, and should be avoided, using the guide ratio, FYI.

In climbing, when receiving private instruction, it is better to receive instruction in pairs with a partner, so that the instruction can be shared and reviewed, leading to early independence. (e.g., once the leader takes the climber to a multi-pitch, the two climbers then go again to review the route together).

However, since the leader is basically forced to adjust to the majority, it may be more fruitful to provide a different group for children, women, and elderly climbers who are not part of the mainstream.

The majority of climbers these days are adult males in their 20s and 30s, and if children, or women or elderly people training is compromised by them, it would be a complete disaster. The mastery strategy of the low-strength groups of children, women, and the elderly is primarily short, frequent climbs. 

For mainstream climber like men, the strategy is high intensity for long periods of time. This is because they will finally learn the moves when they are tired, and used up all excessive energy.

Teaching Methods for Individual Differences

(1) Descending... Descending is the most basic climbing technique to learn.

Needless to say, once you climb, you must descend.

This may seem so obvious that it should not be verbalized, but in reality, 90% of the near-misses that occur at crags are due to the fact that climbers have not been prepared for the technique of descending down. (Case in: Hiei)

Therefore, all climbers, regardless of their level, must master the technique of descending after climbing.

The main descent techniques are;

  •     rappelling (rappelling down)
  •     Lowering down (ATC or Grigri)
  •     Jump-off (landing)
  •     Climb down 


After mastering these four techniques, it is necessary to consciously learn how to climb. 

In particular, rappelling is known as a technique where failure is not an option.

Personally, when teaching children, I have found the following methods to be successful in safely teaching the descent technique

 After learning to lower oneself down with a grigri, one can then lower down with a belayer. When self-lowering with the grigri, a knot is tied about 2 meters above the ground so that the climber will stop even if fall. In this case, any bulky knot is acceptable.

(2) Skill level (grade)

In general, free climbing grades start at 5.9 on the outdoor rock. With allowance, 5.8 is considered to be the safe entry level grade.

Not many beginner begin climbing in the outdoor crags. Majority starts at indoor gym.  1:9 is probably about right.

In the case of beginners who started from mountaineering and followed the growth path from flat terrain, to slopes, and then gradually to walls, the three-point support of hands and feet is often already acquired by hiking in the mountains. In such a case, the first task is to have them climb lightly overhang on artificial walls, learn side body (twist), and master two-point support.

On the other hand, for beginners in indoor bouldering gyms, which account for 90% of the beginner climbers today, the standard climbing ability is 5.9 on the outdoor rock is when they are able to climb a 5th level in indoor gym grade without falling down. So 5th or 5.11 is the level they should aim, except for rope work.

3) Learning to belay

It is necessary to learn to belay at early stages.

The standard for learning to belay is six months of climbing twice a week, in artificial walls. 

If the climber is able to recognize the risk of landing on the outdoor boulders, it is acceptable to start him or her on the outdoor rocks at a lower grade. It is rather better for risk perception in the outdoors. 

Since the primary risk factor in outside bouldering is landing, it is important to make them aware of the risk before they are able to climb up. Many notice they can not climb down after topping out the rock.  Accidents of landing in gaps between mats are very common.

5) Grouping by climbing grade is becoming less meaningful.

Today, it is no longer meaningful to divide climbers into beginner and intermediate levels based on their climbing grade (like decimal) or the length of their experience.

What makes a climber beginner and what makes a climber intermediate? This is a question that needs to be examined closely by advanced climbers.

For example, there have been accidents both in Japan and overseas where climbers who can climb 5.13 have fallen to their deaths on 5.8 wide crack or slabs, etc. The gap between the grade and the actual skills required at the crag is too wide, and hard to be recognized.

5-2) Technical Level Classification (Draft) 
 

Introduction level:  requires supervision by an advanced climber. rented gear.

Beginner: Can climb in a group without accidents. No lack of gear.

Intermediate: Able to go and come back with climbers of the same level as themselves.

Advanced: A climber who is able to climb difficult climbs and return home in a safe condition.

Experienced: A climber who can make sound decisions and give guidance in a pinch.

Proficient: A person who can give creativity to climbing.

(6) Increase readiness to recognize danger

Climbing is an extreme sport that involves danger, so it is important to properly assess the ability to recognize danger as well as the appropriateness of the exercise itself, and to provide appropriate guidance.

In particular, if the ideology that celebrates death wishing behavior is not corrected in the early stages of climbing, it can lead to loss of life or damage to the climber's life in the rudimentary stages. Examples include the death of a climber who slipped and fell on the west ridge of Mt.Karasawadake.

Training for the instructor's selfish purposes can lead to grade supremacy, which, if not corrected, can create people who are exclusive, uncooperative, inconsiderate, aggressive, emotionally unstable, and self-centered. Especially when teaching junior high and high school students, instruction that is detrimental to the development of an amicable personality must be avoided.

Similar problems may occur with adult climbers, so activities to teach basic risk management in climbing, both culturally and ethically, will become even more important as the number of climbers increases.

It a big loss for the climbing community if young climbers, who have the potential to make great records, are killed early in their climbing careers because of minor mistakes.

The discussion in this area has been very slow, and every year accidents are reported that could have been prevented without death (e.g.,  Amida North ridge of  Gakushuin University).

Instead of the idea of taking life in stride, what kind of efforts and what kind of precise risk calculations led to great adventures and great records? should be talked about.

As a case study, we can make better climbing plans by reading past accident cases as a collection of failures, with examples of failures such as multi-pitching without a defeat plan (Hakua slabs ).

The legacy left by our predecessors should be utilized. In other countries, books compiling accident reports have also been published. (AAC: https://amzn.to/3Ip5TSr)

Learning in the form of discussions with top climbers would be a good way to transmit the ideas of great climbers.

Translated with www.DeepL.com/Translator (free version)---------------

個人特性とクライミング指導法 (試案)

 ■個人特性とクライミング指導法

1)指導に際して、まず対象者の特性をいろいろな側面から把握しておかなければならない。

  • 技能レベル
  • 体力
  • 運動能力
  • リスク管理でのレディネス
  • パーソナリティ
  • 目的
  • 興味や関心の度合い

2)指導目標や課題を設定し、整理・配列する必要がある。(事例https://allnevery.blogspot.com/2023/02/blog-post_51.html

3)指導中に何度も方向修正する必要がある。

■ 指導形態

  • 岩登り講習会(一斉指導)
  • 山岳会の日常クライミング(グループ指導)
  • 師弟関係でのクライミング(ペアに対する個別指導)
  • 相方と登る(ペア)  

特定の指導形態に偏らないほうが予後が良い。師弟関係のみ、あるいは山岳会だけなど、狭い社会内でのクライミングしか知らない場合、極端な組織カラーに適応してしまっている場合がある。 例えば、5.9でブイブイ言わせる、など。

海外でのクライミングを含め、できるだけ多くのクライミングの機会に触れ、偏らないで登るほうが、視野を広く持て、極端な考えを持たないで済む。

指導者に対して人数が多ければ、それだけ、リスクの管理が疎かになることが多いので、ガイドレシオを参考に、あまり多くの場合は避けるべきである。

またクライミングの場合は、個人指導を受ける場合、パートナーと二人一組で受ける、ということが、指導内容の共有もでき、復習もできるため、早期の自立につながる。(例:一度リーダーにマルチに連れて行ってもらったら、その後2名で同じルートを復習に行く)

指導者は個人の特性を考えて、人工壁での課題のグレード設定、練習時間、を設定すべきだが、基本的に多数派に合わせざるをえないので、 メインストリームからズレる、子供、女性、高齢者の場合は、別の場を設けるほうが実りが多いかもしれない。

昨今クライマーの多数派は、20~30代の成人男性で占められており、それに合わせると健康が損なわれるとなれば、本末転倒だからである。子供、女性、高齢者の低体力なグループの習得戦略は、主に、短時間頻回である。メインストリームの男性は、長時間高強度が戦略になる。疲れてきてやっとムーブの習得に進むことになるためだ。

■ 個人差に応じた指導法

1)登れても降りれない…   下降は、もっとも基本的な習得技術

言うまでもないことだが、登ったら、降りなければならない。

このことは、文字に書いてみると、あまりにも当然であり、言語化すべきことではないようであるが…実際には岩場で起こっているヒヤリハットの9割は、登っても降りる技術を用意して来なかったことによる。(事例:比叡

したがって、レベルに関係なく、登った後に降りる技術は、クライマーはすべからく全員が習得していなくてはならない。

主たる降りる技術は以下である。

  • 懸垂下降
  • ローワーダウン(ATC もしくはグリグリ)
  • ジャンプオフ(ランディング)
  • クライムダウン 

これら4つの技術をマスターした後に登る、という意識的な技術習得が必要である。特に懸垂下降は失敗が許されない技術として知られている。

個人的に子供に教える際に成功した下降技術の伝達方法は

 グリグリで自己ローワーダウンを習得した後、ビレイヤーによるローワーダウンを行う方法である。グリグリによる自己ローワーダウン時には、ノットを地上2mくらいに結んで万が一、滑り出してもそこで止まるようにしておく。この場合のノットは、バルキーであれば何でも良い。

2)技能レベル(グレード)

一般にフリークライミングといえるグレードは、外岩の場合、5.9からである。ゆとりを見て、5.8が入門グレードとされている。

現代の入門者でいきなり外岩に行く人は、あまり多くない。1:9くらいであろうか?

登山からスタートし、平坦地から、傾斜が加わって、徐々に壁になっていく、という成長の仕方を辿った入門者の場合、すでに手、足、足の3点支持、は、山歩きで身についている場合が多い(正体)。その場合、人工壁では薄被りを登らせ、側体(フリ、ツイスト)の習得、2点支持の習得、が、まずは第一の課題になる。

一方、現代のクライマー初心者の9割を占めるインドア・ボルダリングジムでの入門者の場合、楽しんで登らせ、インドアジムグレードで5級が、ほぼ落ちずに登れるようになった頃合いが、外岩で5.9が、おそらく怖がらずに登れるだろうと想定できる登攀力の目安になる。

3)ビレイ習得

したがって、これらの段階でビレイを習得しなくてはならない。

週2回で半年がビレイ習得の目安となる。

もちろん、外ボルダーでランディングの危険認知ができている場合、もっと低いグレードから外岩に触らせても構わない。むしろ、アウトドアでのリスク認知にとっては、より良い結果をもたらす。外ボルダリングでの主たるリスク要因は、ランディングであるので、登れても降りれない状態になる前に、リスクを認知させるのが大事だ。マットの隙間に降りるという事故がとても多い。

5)グレードでグループ分けすることに意味が薄くなってきている

現代では、登攀グレード(段級やデシマル)で初級、中級と分けたり、経験年数の長さで分けたりすることに意味がなくなってきている。

何ができれば初級者で、何ができれば中級者と言われるべきか?というのは、上級クライマーによる精査が必要な段階になってきている。

例としては、5.13が登れるクライマーでも5.8のワイドやスラブなどで落ちて死ぬ、などの事故事例が国内・海外問わず起こっており、グレードと実際の岩場で必要になる技能の内容が開きすぎている。

5-2)技術レベル区分 (案) 

入門者 : 自立的な自己完結したクライミングがまだできない、上級者の監視が必要な状態 自分では登る課題を選ぶことができない。

初級者 : ギアの不足などもなく、事故らず、クライミングがグループで実践できる状態

中級者 : なんとか自分と同レベルのクライマーとなら、行って帰ってこれる状態

上級者 : 難しい登攀にチャレンジしても自分の命を確実に守って帰ってこれる状態

ベテラン : かなりのピンチに追い込まれても確実な判断ができ、指導も可能なレベル

熟達者 : クライミングに創造性を与えることができる

6)危険認知力というレディネスを高める

クライミングは、危険を伴うエクストリームスポーツであるため、運動そのものに対する適正はもとより、危険認知力を適切に見極めて、適切な指導を行うことが大事である。

特に、クライミングの初期に、命知らずな行為を称える思想を矯正されないと、初歩の段階で命を失ったり、クライマー生命を損ねたりすることになる。例として、涸沢岳西尾根での滑落死、など。

指導者の利己的な目的達成のために、トレーニングされると、グレード至上主義となり、矯正されない限り、排他的で、協調性や思いやりに欠け、攻撃的、情緒不安定、自己中心的な人間を作ってしまうことにもなる。特に、中学生、高校生を指導する場合、円満な人格形成の弊害になるような指導は、避けられなければならない。

成人クライマーの場合も、同様の問題が起こりうるので、クライミングの基本的なリスク管理への態度を文化面、倫理面で教える活動は、クライマー人口が増えた今後、より重要だと思われる。

本来、偉大な記録を残すかもしれない将来のある若者が、些細なミスで、クライミング人生の初期に死んでしまっては、クライミング界の振興はありえないからである。

この分野では対応が非常に遅れており、毎年、死ななくても済んだと思われる事故が報告されている。(例:学習院大学阿弥陀北陵)

命を粗末にする思想ではなく、偉大な冒険、偉大な記録は、どのような努力、どのような緻密なリスク計算から生まれたのか?を語るべきである。

事例としては、敗退計画なしのマルチピッチなどの失敗事例(白亜スラブ)を交え、失敗集として過去の事故事例を読み解くことで、より良いクライミング計画が立てられるようになる。

先人の残した遺産を活用すべきである。海外では事故報告書をまとめた書籍も出版されている。(AAC: https://amzn.to/3Ip5TSr)

一流クライマーとのディスカッション形式での学習で、偉大なクライマーの思想を伝達できるものと思われる。


第五章 クライミングの指導法 (試案)

 テニスの指導者マニュアルに従って、クライミングの指導者マニュアル的なものができないかという試案です。

目次は以下のようになっています。 

第五章 クライミングの指導法  
1)指導の基本課題
 1.個人特性とクライミング指導法
 2.動機付け
 3.指導対象に応じた指導計画と指導内容
2)技術指導法と指導内容 
 1.技術指導の基本的な考え方
 2.技術レベル別の到達目標と段階的指導法 
 3.示唆による指導 
 4.ビレイ技術 

 5.技術指導の留意点 
 6.技術の矯正法 

3)本ちゃんの指導(初心者)
 1.易しい本ちゃん(ゲレンデ)から、本格的な本ちゃんへの導入 

2.指導者の後について登る 
3.同レベルのクライマーと登る
4)クライミングの指導実践例
1.指導の進め方 
2.ジュニア  
3.マスター 
4.シニア  
5.女性 

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What we need is, maybe, a climbimg instructor's manual?

 Draft Table of Contents for an Instructor's Instructional Manual for Climbing

 This is a full application from the Tennis Instructor's Instructional Manual. I have stared tennis lately as my rehabilitation of my dislocated knee. I was in Tennis club when I was in Junior high school, and was a captain. To my surprise, in tennis, teaching methoed have improved tremendously... when I was a kid, there were no teaching methoeds. Now, they teach beginner so well. 

I felt  This is it! I thought.  I thought, "This is what we need in climbing community!"

so this is an tempt of application...


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Chapter 1: Characteristics and History of Tennis

(1) Characteristics of Tennis

 1. Characteristics as a competition

 2. Characteristics as a Lifelong Sport

 3. Characteristics as a Commercial Sport

 4. Characteristics of Facilities and Equipment

(2) History and Current Situation

Chapter II Tennis and Instructors

(1) Current Status of Instructors

(2) Necessity of coaching and issues in coaching

3) Knowledge and ability required for instructors

 1. Knowledge necessary for instructors

 2) Competencies required for instructors

Chapter 3 Science of Tennis

1 ) Biomechanics of tennis

2 ) Exercise physiology

3 ) Nutrition


Chapter 4 Techniques of Tennis

1) Technique and skill characteristics

2) Technical structure and its mechanism

 1. Technique structure

 2) Technique Structure

3) Grip

4)Body Control and Ball Control

5)Basic Techniques

6) Applied Techniques

Chapter 5 Tennis Instruction

(1) Basic issues in teaching

 1. Individual characteristics and tennis teaching methods

 2. motivation

 3. teaching plan and contents according to the object of teaching

(2) Methods and contents of technical instruction 

 1. Basic concept of technical instruction

 2. Targets for each skill level and step-by-step teaching methods

 3. Instruction by suggestion

 4. Sending technique

 5. Points to keep in mind when teaching technique

 6. Correction of technique

(3) Game instruction (beginners)

1. Introduction from simple games to games

2. singles

3. doubles

(4) Practical examples of tennis instruction

1. How to teach a lesson

2. Junior

3. Master

4. Senior players

Chapter 6 Training Methods

(1) Warm-up and Cool-down

(2) Physical fitness training methods

(3) Technical training methods

4) Mental training methods

Chapter 7 Health and Safety Measures in Tennis Instruction

(1) Safety measures in tennis instruction

1. Medical check

2. Health management of tennis players

3. Safety measures for injury prevention and instruction

2) First aid on the tennis court

1. First Aid

2. General trauma (RICE)

3. Bleeding wounds

4. Typical injuries and their first aid

3) Common sports injuries of tennis players and their prevention

4) Conditioning necessary for tennis players

5) Taping necessary for tennis players

Chapter 8 Tennis Instruction and Management

1) Knowledge and management of facilities and equipment

2) Planning, operation and management of tennis schools

3) Planning, operation and management of tennis councils

4) Operation and management of tennis clubs

 1. Clubs as community sports

 2. Clubs as school sports clubs

 3. Clubs as commercial sports

Chapter IX Rules of Tennis and Refereeing Methods

(1) Explanation of the Rules

 1. What are the rules of tennis?

 2. Explanation of the Rules of Tennis

(2) Manners of Tennis

 1. Manners as a player

 2. Manners as a spectator

(3) Refereeing

 1. Basics of Refereeing Techniques

 2. Transition of refereeing methods

 3. Difference of officiating methods according to the method of game

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Climbing version

The points in red are the points that I think are missing from the "explicit" language, especially in climbing.

Explicit is important today, and today's young people are ordinary citizens, not the selected elite...usually famous university students... like in the past.


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Chapter 1: Characteristics and History of Climbing

(1) Characteristics of Climbing

 1. characteristics as a competition → sport climbing and free climbing are two different types of climbing.

 2. characteristics as a lifelong sport → competition climbing and climbing as a lifelong sport are different types of climbing. There is no need to be aggressive like in competitions or grade supremacy, in public climbing for lifelong sport, which is usually done on the cragging.


 3. commercial sport characteristics → Commercial gyms, bouldering gyms and lead gyms generally have a supervisor who controls the grading and safety (mats, bolts, etc.) of the routes. Outside climbing, like cragging,  do not have supervisors.

 4. characteristics of facilities and equipment 

On the artificial walls, the bolt distances are calculated backwards so that the impact force in the event of a fall will be 0.3. Therefore, the risk of crashing is minimized and almost nonexistent. You can not expect the same in outdoor climbing.

At the outdoor rock, the bolts have been in place for more than 40 years without supervision. The distance of the bolts may also not be placed in a way that allows for a fall. (runouts). The strength and quality of the bolts themselves are also very different today than in the past, but this is not reflected in the actual rock climbing community. Usually new people are left ignorant.

This is a worldwide problem and is the reason why old crags are not popular. As a result, it is a major factor in Japan that results in certain people holding a privileged position of exclusive access to crags, a fact that may go unnoticed due to opportunism.

The result is a battle of vested interests between commercially based climbers who want to promote civilian climbing and the old regime.

(2) History and Current Status

Chapter 2 Climbing and Leaders
 

(1) Current state of instructors → The aging of the population has resulted in a total lack of instructional fitness. There is no official institution in Japan to train climbing instructors, and the content of climbing instructor education is left to the efforts of individuals who are making the effort, and remains primitive, customary, rather than being vetted by a third party and meeting standards.

2) Need for Instruction and Instructional Challenges → Today, climbing has been embraced by the general public and the climbing population is growing fast, but the market needs are not being met due to a lack of instructors.

As a result, people are going to outside rock with the very immature assumption that just because they can climb in an indoor gym 5.11, they can go straight to outside rock and climb 5.11 there,  and cause serious accidents (e.g., lumbar spine injury).

(3) Knowledge and abilities required for instructors 
 

 1) Knowledge required for instructors → The knowledge required for instructors is the technique of securing safety with ropes and the moves that are meant for climbing itself, but there is no place to convey the former technique, which is required for general climbing (cragging), and what content is not being conveyed is not discussed at all.  Also, there is no place to teach the former technique in Japan, which is required for general climbing (cragging), and there are omissions, even if there are well-meaning instructors.

Particular things failed to teach  are

 Top rope is not always the safest way to climb, connecting two ropes, how to learn cams, passing the knot through the ATC (passing the knot), how to use double and single ropes, how to choose ropes in the multipitch, rope selection based on personal physique, the difference between belaying on artificial walls and belaying on outdoor rock, how to secure a climber by running behind, etc. Running back belay, etc.

2.


 2. abilities necessary for a leader → In the past, the abilities necessary for a leader were established by the fact that individuals who were deemed to have leadership potential received leadership training at mountaineering clubs, etc., and were vague, like an oral teaching, while today, climbing gym staff (who are hired at a minimum hourly wage) are expected to play the role. In contrast, today, climbing gym staff (who are hired at a minimum hourly wage) are expected to play the role, and the responsibilities and compensation do not meet well at all.

The assumption that climbing gym owners generally come from a climbing background has became things in the past.

Translated with www.DeepL.com/Translator (free version)

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曲がった松を曲がった松と見る

 ■ 正見


私の場合は、

 弟=年下の男性、

 父親=自分の父親くらいの男性

が、どうもまっすぐ見れない。どちらのことも、”気の毒だ、かわいそうだ”、と思っているからです。

例: 年を取ったのに未だに大学生の遠征で運転担当。最近の若い人は指導者がいなくて気の毒。

気の毒だ、可愛そうだ、という気持ちに事実の裏づけがない…。

私がその若い人の年齢だったとき、自分はもっと大人だったし、しっかり予習復習しており、自分ができることを相手ができない、ということを前提にしている…(姉と弟の関係)。

つまり、弟役になった人から見れば、サボっていても咎められない、ということになります。

そこで、ちゃっかり楽をしたいという気持ちが起きてしまいますね、人間は弱いから。

 亡くなった弟への無念…もっと早期に弟と関係回復しておけば良かったな…というのは、父への苦悩…お父さん、どうして、私達三人を愛してくれなかったの?という思いよりは、軽症のようです。

今、栄養学的に脳内セロトニンやら、オキシトシンやら、アドレナリンやらが満たされた状態で、冷静に考えると…どうも、私は、九州の山岳会の零落ぶり、を零落と正しく捉えることができず、”そんなはずはない”と、偶然悪いサイコロの目が出ただけ、と思いたいがために、それに反証するように、だめ事例ばかりが出たみたいです。

 

山岳会Aに入会希望者で行く。レスキュー講習 → ダメ内容だった

山岳会Bに入会希望者で行く。→ 槍行きたい初心者系。話にならない系。

山岳会Cに入会する → ちびに向かってエイドで鍛えてやる。スキル内容古い。

山岳会Dに出会う → 5.12登れるという人が10cで唸り、支点ビレイされている

師匠Aに出会う → ホッとして一緒に登り始める。肉離れで離別。

先輩Aと登る → お返しビレイがない

私の危機管理スイッチが押されるような、ネガティブな出来事が起こるたびに、

レスキューの講師を招いてきちんとした講習会をしたらいいのに…

きちんと山の価値観を教えたらいいのに…

現代のクライミング技術にアップデートしたらいいのに…

年齢にはトップクライマーも勝てない…

男性クライマーは想像力にかけるので明示的に教えないとわからないらしい…

と対策が、イメージできました。

対策がイメージできたということは、このような失敗事例に陥らない思考回路が持てるということですので、これらは、私に、現在の山岳スポーツを学びたいと思っている一般市民クライマーが置かれた状況について伝えるために起きた出来事かもしれません。

事例としては、だいぶたまりました。

本来のあるべきクライミングのあり方につながる、

  クライミングの指導者向けの指導教本

ということに興味があります。指導者が指導できないことが問題の根源とわかったからです。

不思議と、女性に関しては正見できるみたいです。母と妹に関しては、複雑なコンプレックスはないみたいです。女の園のバレエ界や、ヨガ界で鍛えられたからかな?

 

2023/02/21

初級男性≒中級女性

 

■ リハビリ

ちょっと馬に乗りたい!そういう生活をしたい!

という目標も見えてきたので、筋トレで、体力復活してみることにしました。

自宅筋トレの本をみつつ、筋トレしてみたんですが、あんまりピンと来ないので…

ちょっとマシントレーニングにでかけて、自分の現在の筋力を測ってこようと思うのですが、

この表見ていて気がついたこと…




■ 男性初級がだいたい下半身の筋力では女性中級

ってことです。やっぱりー。

 男性で初級=年齢が上の人… 50代以降=強い女性クライマーと大体同じ。

私は、中学の時に部活で下半身を作ったので、今も下半身は筋力あると思うのですが… 今日筋トレの本で調べたら、まだ細マッチョ体型に数字上は区分されるみたいでした。

ヨガを教えていても、私は女性の平均よりは強いんですよね…。そりゃ男性の中級者上級者と比べられると、弱いですけど。そんなの、当然だし。

なので、一番強い右足を怪我してしまって、戦力大幅に削がれた…そんな、おとどしでしたが、そろそろ、安静も嫌になって、テニスもしてみたら、ダッシュも大丈夫みたいなので、本格的に体を使い始めないと、です。今をのがしたら、フレイル化した肉体から、もとの肉体を奪回できないかもです。

今年は回復の年にしよう…

馬に乗ると腰痛が治るとか、色々書いてあり… 私は心の絆を作る作り方を馬から学びたいというのが基本的な路線なのですが、それでも副次効果があると嬉しいかもです。

腰は、膝とつながっており、膝痛の原因は、腰にあり、腰の原因は、腸内環境の悪化にあると思うんですけどね…

腸内環境悪化=セロトニン回転不良=鬱

だしなぁ。脳腸相関で、セロトニンがきちんと作れないと、便秘になり、鬱になります。

益田ドクター曰く、鬱は、ストレスマネジメントの失敗、だそうですが、私の場合、運動習慣を断ち切られると、ストレスマネジメントどころではなくなり、鬱っぽくなる気がします。

たぶん、もともと体を動かすのが好きな子供なのに、そういう子供を母は勉強するマシンに仕立てることに執着してしまったのでしょう…

なんせ、私、ほっといたら、46時中、勉強してしまいます…。

クライミングの指導者向け教本 目次(案)

 これはテニスの指導者教本からの全面応用です。これだー!!と思ったので。

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第一章 テニスの特性と歴史

1)テニスの特性

 1.競技としての特性

 2.生涯スポーツとしての特性

 3.商業スポーツとしての特性

 4.施設・用具の特性

2)歴史と現状

第二章 テニスと指導者

1)指導者の現状

2)指導の必要性と指導上の課題

3)指導者に必要な知識と能力

 1.指導者に必要な知識

 2.指導者に必要な能力

第三章 テニスの科学

1)テニスのバイオメカニクス

2 )運動生理学

3)栄養学


第四章 テニスの技術

1)技術と技能特性

2)技術構造とその仕組み

 1.技術構造

 2.技術の仕組み

3)グリップ

4)ボディコントロールとボールコントロール

5)基礎技術

6)応用技術

第五章 テニスの指導法

1)指導の基本課題

 1.個人特性とテニス指導法

 2.動機付け

 3.指導対象に応じた指導計画と指導内容

2)技術指導法と指導内容 

 1.技術指導の基本的な考え方

 2.技術レベル別の到達目標と段階的指導法

 3.示唆による指導

 4.送球技術

 5.技術指導の留意点

 6.技術の矯正法

3)ゲームの指導(初心者)

1.簡易ゲームからゲームへの導入

2.シングルス

3.ダブルス

4)テニスの指導実践例

1.レッスン指導の進め方

2.ジュニア

3.マスター

4.シニア

第六章 トレーニング法

1)ウォームアップとクールダウン

2)体力トレーニング法

3)技術トレーニング法

4)メンタルトレーニング法

第七章 テニスの指導での健康管理と安全対策

1)テニス指導における安全対策

1.メディカルチェック

2.テニス選手の健康管理

3.障害防止の安全対策と指導

2)テニスコートでの応急処置

1.救急救命

2.一般外傷(RICE)

3.出血している傷

4.代表的な傷病とその救急処置

3)テニス選手に多いスポーツ障害とその予防

4)テニス選手に必要なコンディショニング

5)テニス選手に必要なテーピング

第八章 テニス指導と運営

1)施設・用具に対する知識と管理

2)テニススクールの計画と運営・管理

3)テニス協議会の計画と運営・管理

4)テニスクラブの運営と管理

 1.地域スポーツとしてのクラブ

 2.学校運動部としてのクラブ

 3.商業スポーツとしてのクラブ

第九章 テニスのルールと審判法

1)ルールの解説

 1.テニスのルールとは?

 2.テニスの規則の解説

2)テニスのマナー

 1.プレーヤーとしてのマナー

 2.観戦者としてのマナー

3)審判法

 1.審判技術の基本

 2.審判方法の変遷

 3.試合方法による審判法の違い

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■ クライミング版

赤のところが、特にクライミングで、”明示的に”、語られそこなっていると、私が思う点です。

明示的である、というのは現代では重要で、現代の若い人は、昔のような選び抜かれたエリートではなく、普通の市民です。

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第一章 クライミングの特性と歴史

1)クライミングの特性

 1.競技としての特性 → スポーツクライミングとフリークライミングは異なるクライミングです。

 2.生涯スポーツとしての特性 → コンペクライミングと生涯スポーツとしてのクライミングは異なるクライミングです。コンペの攻めの姿勢・・・グレード至上主義・・・を、外岩で行うことが通常である一般市民クライミングで行う必要はありません。


 3.商業スポーツとしての特性 → 商業ジム、ボルダリングジムやリードジムでは、基本的に管理者がおり、課題に対するグレーディング、安全性(マット等)が管理されています。外岩は管理者がいません。

 4.施設・用具の特性 → 

人工壁では、墜落時の衝撃係数が0.3になるように逆算されたボルト距離になっています。したがって墜落のリスクは、最小化されており、ほとんどありません。

外岩では、ボルトはいったん設置されたのち、管理者不在のまま40年以上が経過しています。またボルトの距離も、墜落を前提とした配置にはなっていないことがあります。(ランナウト)。またボルトそのものの強度や品質も、過去と現代では大違いですが、その反映は実際岩場には、なされていません。

このことは世界的に問題になっており、古い岩場は人気を集めない理由になっています。結果として、日本では、特定の人だけが岩場を独占する特権的地位を守る結果になる、主たる要因になっており、そのことはご都合主義によって指摘されていないかもしれません。

結果、市民クライミングを普及させたい商業ベースのクライマーと旧体制の間で、既得権争いの様相を呈しています。

2)歴史と現状

第二章 クライミングと指導者
 

1)指導者の現状 → 高齢化で指導体力は全くなくなっています。日本にはクライミングの指導者を育成する公的機関がなく、クライミングのインストラクター教育の内容は、努力している個人の努力に任せられ、第三者が吟味したもの、基準を満たしたもの、というよりは、慣習的なもの、身内主義的なもの、という原始的な内容にとどまっています。

2)指導の必要性と指導上の課題 → 今日、クライミングは、一般市民に受け入れられ、クライミング人口はウナギ登りですが、指導者が不足しているため、市場ニーズに答え切れていない。

そのため、インドアジムで登れるだけで、そのまま外岩で登れるという素朴な前提で、外岩に行ってしまい、重大事故を起こすことになっています(例:腰椎損傷)

3)指導者に必要な知識と能力 
 

 1.指導者に必要な知識  → 指導者に必要な知識は、ロープによる安全確保技術+登ることそのものを意味するムーブであるが、一般的なクライミング(クラッギング)で必要になる前者の技術を伝える場がなく、どのような内容が伝えられていないか?が精査されていないため、善意のインストラクターがいたとしても、伝え漏れが存在する。

特に伝達漏れがあるのは、

 トップロープが必ずしも最も安全なクライミングではないケースがあること、 ロープの屈曲、カムの習得方法、ザイル通過(ノットの確保器の通過)、ダブル、シングルロープの使い分け、本チャンでのロープの選び方、個人の体格によるロープの選択、人工壁ビレイと外岩ビレイの差、後ろに走る確保、など

です。


 2.指導者に必要な能力 → 指導者に必要な能力は、かつてはリーダー性があると判断された個人が、山岳会等において、リーダー教育を受けるということで成立しており、口伝のような曖昧なものだった一方で、現代では、クライミングジムのスタッフ(最低時給程度で雇われている人)に役目が期待されており、まったく、責任と対価が、噛みあっていない。

”一般にクライミングジムオーナーはクライマー出身である”という前提も崩れ、純粋にビジネスの勝算による営業ジムが増えたため、指導者に必要な能力を欠く人材による指導しか、クライミングジム出身のクライマーは得ることができない。山岳会出身のクライマーも同様。

そもそもどのような能力が指導者に必要なのか?が精査されていないため、そのような指導者の下で育ったクライマーは、さらに間違った技術を伝播してしまう(例:終了点ロープ直がけ、ATCなのにグリップビレイ、リードクライマーに支点ビレイ)結果になっている。

もとより、アルバイト等に過ぎないスタッフに指導力を期待する事自体も筋違いである。

一方、伝統的に指導者とされてきた山岳会も高齢化で、機能はしていない。 

クライミングガイドも指導内容が統一化されていないので、漫然とトップロープを貼ってやるだけ、という結果に陥っている。

第三章 クライミングの科学
 

1)クライミングのバイオメカニクス → 内藤さんらによるクライミング教本等で、すでに詳述されている。


2 )運動生理学 すでに詳述されている

3)栄養学   『アスリートのための分子栄養学』が最適。海外のヴィーガンクライマーには鉄分不足の懸念をする必要がない。小麦粉に鉄と葉酸が法的に強制添加されているため。日本で菜食によるアスリートの能力向上を行うのは時期尚早。


第四章 クライミングの技術

1)技術と技能特性

→ クライミングの技術が何なのか?自体が伝達されそこなっている。

一般クライマーは、ムーブのことをクライミング技術だと誤認識し、登攀グレードが上=上級という誤解が通じてしまっているが、上級グレードとされる5.13が登れる者であっても、ヨセミテ等の初級とされる5.8のスラブで落ち、重大事故になる。これは岩の傾斜ごとに必要なクライミング能力が違うためであるが、その認識自体が欠けてしまう業界の構造にある。クライミングジムでは、一般にオーバーハングを登る能力以外は身につかない。ジムで登れる技術を身につけても、スラブを登る能力はつかない。

したがって、この盲点は、業界の仕組みからくるものであり、個人に過失責任を求めても、事故は減らないであろう。

2)技術構造とその仕組み

 1.技術構造 → ロープによる安全確保技術 + ムーブ = クライミング技術

 2.技術の仕組み → 経験値による習得が大きい。経験値による習得が主体だということは、個人の能力・理解力による、習得・理解の度合いの差が大きいということである。

どんなに経験年数が長くても、意識的に学ばない人は一生学ばない。事例としては、10年クラックを登っていても、カムの配置が悪くロープをスタックさせることがリードクライマーが行き詰まる、登れなくなる要因でありうるとはわからない。あるいは、最初の1~3ピン目のカム配置が、身長の差によって違い、安全性の差が出るということが40年登っていてもわからない。ビレイの体重差も同様。

これは、想像力という資質の差であり、個人によるこの能力差を埋めるような、明示的教育をしなければ、どれだけ経験値、という時間をその個人に与えようとも、解決はされない。

3)ムーブ → ムーブは 内藤さんらが詳しく書き記している

4)ボディコントロールとロープコントロール

→ ロープによる安全コントロール能力が付く前に、外岩に出るという失敗が多い。末端が届いていない懸垂下降、すっぽ抜けするロープ長のショートでの登攀など、だ。ザイル通過については無知な人が多い。二本のロープの連結についても無知な人が多い。

セルフビレイの重要性については、全く知られていない。伸びないスリングにセルフを取った場合の墜落による衝撃が大きいことも、メインロープによるセルフの重要性も、知られていない。

自己の肉体が耐えうる衝撃の量についても学習が不十分であり、12~13kN(120kg~130kgの衝撃)ですら、人体が壊れるには十分なのだ、という知識が共有されていない。


5)基礎技術 

→ 何が基礎技術なのか?という合意形成がされていない。危急時講習で習うロープワークは基礎技術にすぎない。


6)応用技術

→ 何が応用技術なのか?という合意形成がされていない。レスキューが相当する。
 

第五章 クライミングの指導法  → 全般に全く議論されていない


1)指導の基本課題

 1.個人特性とクライミング指導法

背の高いクライマーと低いクライマーではリーチに差があり、そのまま核心前にクリップできるできない、のリスクに置き換えられる。おそらくメタボであるか、ないか、も同じ意味があり、指にかかる体重は、個人差が大きいが、指が出せる力には、個人差が少ない。結果、背の低い人、太った人は、著しく不利になる。その他、子供、シニア、女性などが、身体面で不利を抱えない一般成人男性と同じ、画一的基準で教えられると、無理をきたす=事故につながる、と思われる。

 2.動機付け

内的動機と外的動機。

 3.指導対象に応じた指導計画と指導内容

成長期への指導計画が、老年期のクライマーと同じであるはずがない。

2)技術指導法と指導内容 

 1.技術指導の基本的な考え方

ムーブの習得に先に目を向けさせ、フィジカルによる我慢のクライミングは後回しにするほうが、一般に予後が良い。フィジカルが高すぎる人は一般にムーブの習得が遅いので、疲れてから、登るほうが良い習得結果を生むことがある。


 2.技術レベル別の到達目標と段階的指導法 → 全く議論されていない。事故につながっている。山には順番がある、と言われる内容と思われる。これの標準化がなされれば、事故が減るだろう。


 3.示唆による指導 → なされていない。一般にメンタリングがない。

 4.ビレイ技術 → ビレイが技術であるという認識がそもそもされていないので、早急に技術であるという認識の確率が必要。ビレイも段級制を採用するといいのかもしれない。ビレイ一級、ビレイ二級、みたいに。

 5.技術指導の留意点 → 議論がない。スポーツクライミング出身の人は、外岩で落石があるところにザックを置いたり、逆にアルパイン出身の人は人工壁で怖がったりと誤解が多く蔓延している。ラッペル時代に突入したフリークライミングで、未だにグランドアップと言い続けるなどの時代錯誤も多い。

 6.技術の矯正法 → 議論がない。ボルダームーブの人がリードに進むと、デッドやランジばかりで、危険でリードさせられない。

3)本ちゃんの指導(初心者)
 1.易しい本ちゃん(ゲレンデ)から、本格的な本ちゃんへの導入 → 代表的な到達基準となるルートをアルパインやフリーでも示すべき。エイハブ船長=一級、みたいな感じで、多くの人が目標として、登れる基準。 各地方ごとに必要。そうでないと東京近郊以外の人は不利になる。

2.指導者の後について登る → 大体の山岳会の様子。通常、5年、20~30山行程は、あれやこれやを学ぶ修行時代とされている。この段階から上に行けない人や、指導者不足でこの段階をすっ飛ばして、理解が乏しいまま、3.に進む人が多い。

3.同レベルのクライマーと登る → 同人と言われる会の様子。指導者について登る山を十分消化しないで、この段階に行ってしまい、事故って死ぬ人が多い。(例:宝剣での滑落。涸沢岳西尾根での滑落死。白亜スラブ。)

 

4)クライミングの指導実践例 → 週2半年人工壁でビレイ習得、などの期間的な基準を示す。何も目安がないと、確保器を購入しただけで、落ちたクライマーをキャッチした経験もないのに、「ビレイできます」というクライマーが大半を占める。何ができたらビレイができるという意味なのか、共有がされていないため。

1.指導の進め方  → クライマーの個別性を認識する。高校山岳部、大学山岳部と同じ内容で、社会人クライマーが育つわけがない。資質が違いすぎる。社会人の場合、山の体力強度を下げる必要がある。社会人の場合、自分には、行けないレベルがあることを受け入れる必要がある。(例、女性の厳冬期北ア。7日間雪洞泊に耐えれるか?)


2.ジュニア  → のりしろを取り切る、早くから海外登攀を経験させる、など。できるだけ広い視野を持たせるような内容が良い。

3.マスター → 自律的にチャレンジする。自分のオリジナルの目標を見つける。ワイドの帝王、ヒマラヤの未踏峰、南極横断、などなど。既存の枠にとらわれないクリエイティブなクライミングに注力すべし。 

4.シニア  → 老いる体と折り合いをつける。記録より充実感。成熟にふさわしいクライミングを行うべきで、ランナウト自慢などはそれには当たらないだろう。一般に温暖地でのクライミングが好まれる。

5.女性  → 女性の有利な特性、不利な特性を知る。RPでの瞬間風速的な記録を求めるメインストリームにはない、強みの発掘。(例:指の細さを活かしたシンクラックのリン・ヒル)女性ならではの持久力を生かしたクライミングの記録、など。女性だけの沢、登攀、アイス、アルパインロック、などのクライミングでは、男性の基準とは違う基準を打ち立てることができるはず。

第六章 トレーニング法  → 個人の特性別 年齢×性別

1)ウォームアップとクールダウン

2)体力トレーニング法

3)技術トレーニング法

4)メンタルトレーニング法

第七章 クライミングの指導での健康管理と安全対策

1)クライミング指導における安全対策

1.メディカルチェック → そもそもクライミングに必要な体力があるのか?指が変形=必要な強度がなかった事例。その場合、変形を受け入れる必要がある。

2.クライマーの健康管理 → アスリートとしての自覚に基づくべき。

3.障害防止の安全対策と指導 → 岩場までの運転直後×初めての岩場で、フル装備で岩場に出ない、空荷で偵察を行う (目視による危険認知を先に行う)

2)クライミングでの応急処置 → 日赤救急救命の義務付け 

1.救急救命  クライマーならジムクライマー以外は、全員受けていて当然

2.一般外傷(RICE) 同上 

3.出血している傷  止血法を学ぶ

4.代表的な傷病とその救急処置

3)クライミング選手に多いスポーツ障害とその予防

4)クライミング選手に必要なコンディショニング

5)クライミング選手に必要なテーピング

第八章 クライミング指導と運営 → 上級クライマーによって語られるべき。

1)施設・用具に対する知識と管理

2)クライミングスクールの計画と運営・管理

3)クライミング協議会の計画と運営・管理

4)クライミングクラブの運営と管理

 1.地域スポーツとしてのクラブ 

助け合い、相互扶助を旨とするので、単独で行くよりも安全にならない場合は、なんらかのボトルネックがある。(例:3人凍傷者を出した阿弥陀北稜。地図を持ってこない高齢登山者。あるいは、必要な体力の共有認識がない、など。)

 2.学校運動部としてのクラブ

ここで基本的技術を学ぶべきだが、指導者が専門家でないという一般的欠点がある。専門のクライミングガイドや登山ガイドに引率をアウトソースするべきだ。(那須岳の雪崩遭難)

 3.商業スポーツとしてのクラブ

一般の山岳会ではなく、ガイド講習の講習性が自主的に講習上がりの人で作った会などは比較的技術がしっかりしている。ガイド講習はここを目指すべきで、卒業生のアルムナイ的な会が良い。事故が少ない。入会基準を、ガイド講習卒業生に絞るなど、レベル低下への対策も立てやすい。

第九章 クライミングのルールと審判法

1)ルールの解説
 

 1.クライミングのルールとは? → フリー、スポーツ、アルパイン、ボルダー、ドライ、アイス、など、種別によるルールの違い オンサイト、レッドポイント、ビデオトポによる視認、など多様化するクライミング形態の解説をすべき。


 2.クライミングの規則の解説 →それぞれの解説。レッドポイントだけでなく、ヘッドポイント、グリーンポイント、ピンクポイント。ワンプッシュ、ワンデイ、継続(パチンコ)など。


2)クライミングのマナー  

→ 全く欠けている。モラル不在で、終了点の窃盗、ラッセル泥棒、ルート泥棒、ロープのタダ乗り、ドレイヤーが、まかり通っている。公開された岩場でのノーマット問題。 駐車、うんこ問題。山火事問題。棲み分け問題。環境保護。

 1.プレーヤーとしてのマナー 

終了点を盗まない、終了点を独占しない。ドレイヤー扱いしない。人のロープでリードしてはいけない。人のギアを無心してはいけない。けが人を保護する。リードを無理強いしない。危険なことは危険であると指摘する。


 2.観戦者としてのマナー → そのような現場を見つけたら、注意喚起する。公開されたボルダリングの岩場でノーマットで登る、などの迷惑行為を見過ごさない。

 3)審判法  → 全く語られていない。そのため、称賛に値しない記録が記録として持ち上げられる結果になっている。 例:ラッセル泥棒で行った中山尾根。40年前の基準によるアイスクライミング記録。


 1.審判技術の基本  → 上級クライマーによって語られるべき。
 2.審判方法の変遷  
→ 上級クライマーによって語られるべき。
 3.クライミング種別による審判法の違い  → 上級クライマーによって語られるべき。

全体に何が価値あるクライミングなのか?が語られていないため、世論の形成もされず、価値のない内容でも発表してしまったもん勝ち、あるいは、単なるグレード競争に陥り、リスクから身を守るための防御力が欠如したまま、クライミング山行を重ねる結果につながっている。

過去の記録の表現車と比べて、現代クライマーのボキャ貧にもつながっている。
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ぐるり

2023/02/20

どんな人をクライミングの相方とすべきか??

 ■ ドキ!自分も入ってるかも?!

と思って見ましたが、別に入っていませんでした…。しかし…


https://www.youtube.com/watch?v=5-dnLgHejy8&t=525s より引用。

中学の時のテニス部の先生、ラケット折ってた… 付き合ってはいけない人じゃん!

  • 小学校の水泳の先生=竹刀で子どもをぶって泳がせる → トラウマ化
  • 中学のテニスの先生=ラケット折る         → 付き合ってはいけない人
  • 高校の美術の先生=美術部は無視して野球にご執心中 → 絵、教えろよ!


で、ことごとく、課外活動の先生に恵まれていない子供時代を実感しました(笑)。

競走馬のごとく、勉強と優秀であることだけにチューニングされた人生を送ったなぁ。おかげで、だいぶ早期に海外に出たり、外資に勤めることができて、視野は広がったな。

子どもは、巡り合う先生によって、だいぶ成長が違ってくるだろうなぁ。

■ あなたは良い相方でしょうか?

この表をクライミングに置き換えると

1)すぐに本チャン(マルチ)に行こうとしない

2) ピンチになると人のせいにする

3)ピンチになると固まる、問題解決に動かなくなる

4)すぐアドバイスしたがる

5)自分の好きなように登り、相手のニーズを考えない

6) 時間にルーズ

7)目標を持っていない

以外に、目標は大事な気がしますね~。目標がないと、内的動機ではなく、褒められたい、かっこよくみられたい、すごいと言われたい、とか、外的動機になってしまい、その結果、すぐ本チャンに行こうとし、うまく行かないと人を責める、ということになるような気がする。

悪い事例 シューズ投げて八つ当たりしている…こんなのを手本にしてはいけない。

 https://www.youtube.com/watch?v=4LoQ6u3gu4A

クライマーあるある、っぽいので、気を付けましょう。