2022/10/02

ポジティブバイアスの悪用

■ ポジティブバイアスの悪用 

=ちゃっかり、であるなぁ… としみじみ実感中。

栄養学的に満たされて、正常な思考回路回復中です。 

仏教では、ネガティブバイアス(=煩悩)、ポジティブバイアス(=きれいな心)です。

しかし、善意を持って解釈すると、本当に起きている事を正しく見るのではなく、相手に同情的に解釈してしまう…相手の事情を慮ったしまいますね。

この心の動きは、心がきれいな人の習性です。習性なので、なかなか本人からは気が付けない。

例えば、私は、ずっと、

 無知、

がクライマーを命の危険にさらしていると思っていました。これがポジティブバイアスです。


ところが、事実起こっていることは?

 わざと危険になるようにしている、

 危険でなくてもいいのにも関わらず、危険にしている(ランナウト)

ということです。

小さくは、

 敗退を想定しないロープ配分  = 1本でルートに行く

 とか。 慢もいいところ…。

無知が原因ならつける薬があるけど、わざとやっている人たちにつける薬はない。

というので、こんな人たちと付き合ってること自体が仏教でいうところの悪なのだとわかりました。

九州に来て以来、クライミングでは、ほとんど、慢か、嫉妬か、そんなのにしか遭遇しませんが…

なんでなんだろう?


 

2022/09/30

トポに初登スタイルの情報を

■ 赤チョーク

ある投稿…

ーーーーーーーーーーーFBより引用ーーーーーーーーーーーー
Ninjya 5.14a
二子山の美しき流れ5.14dを登って、少しクライミングは休もうと思っていたら 二枚目の写真が送られて来て
もう一目惚れしたルート、まだ写真だから分からなかったけど、いざ会いに行ったら本当に綺麗なラインで僕を虜にした。
大きな25mの一枚岩の真ん中にボルトが4本打ってある、1番簡単な弱点を突いて登って5.14a
めちゃ良いじゃん
初登の @glowaczstefan はグランドアップで落ちる度にロープを抜いてムーブの確認もしてないらしい
僕は2年トライして登れず、やはり週末、しかも1日しか行けないとコンディションに悩まされてストレスにも感じてしまった
なので、天気に左右されない二子山の乾杯5.14cでトレーニングしてから戻ろうと考えた乾杯は予想通りストレス無く毎週トライ出来た
乾杯も2年かかったけど、その後また2年のトライを経てニンジャを完登する事ができた
僕のクライミング人生で登ったルートの中で間違い無く1番綺麗なルート。
チョークは使うし、マークもつけるけどさ、少し考えたらわかるだろーよ
赤で印つけたら目立つしダセー事くらいさー
もうやめてね
せっかくかっこいいラインなんだからさ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

■ スタイル無視… = 無知

何年もクラックを登っていても、スタイルって言うことには、目が向いていないのが、男性新人クライマー。

登れたか?登れなかったか?の白黒思考なので、スタイル、っていう発想は、きちんとフリークライミングの歴史を追求している人しか、分からない発想なのかもしれません…

なんせボルダーは、スタイルはゼロで、何やっても登れればOKみたいな世界になっています…

こうしたクライミング文化の劣化を防ぐには?

  トポに初登スタイルを追加していくプロジェクト


をしたらいいんじゃないですかね? 

■ 失われつつある文化

昨今はジムに岩雪が置いてあること自体が稀です。

https://tamasaka.typepad.jp/tama/2007/05/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E5%B2%A9%E3%81%A8%E9%9B%AA-%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%96%EF%BC%99.html

福岡に来て岩雪があるジム自体を見たことが一回もありません。福岡のジムで置いているところはないんじゃないでしょうか?置いてあっても、かろうじて、ロクスノ、です。現代のロクスノは、全然ロマンもスタイル情報もないし…。

情報がないので、初登時のスタイルを重視しろ、と言われたところで、初登のスタイルを知らない、分からない、のかもしれません。昨今のクライマー君たちは…、現代の若い人どころか、年配で地元で尊敬されている人ですら、動くようなものに道標付けてそれを自慢にしてしまうレベルです…。

しかも、外ボルダーの影響で、どんな汚い手を使っても…例えば、粘着性のあるチョークとか…登れさえすれば、成功と思っているのは、ごく普通のクライマーです。

アルパインを長い間(例:10年とか)やったようなクライマーでも、ロープがスタックして登れなくなったりしても、登れた!と結果オーライの判断になって、反省するどころか、自己肯定感、高くなっちゃう(汗)。

だれかちゃんとした指導者が必要そうです。

結局のところ、

 ニンジャって言って分かる人

が、クライミングを教えていないで、全然そんなのは知らない人が、教えているわけです。

トポに初登の時の、スタイルがどうだったのか?エピソードを書き込んでいく、というようなことをしないと、登れさえすればどんなスタイルでもいい、というボルダーのルールをリードに持ち込むため、本気チョーク、どころか、赤チョークでも、悪気なくやってしまう人が後を絶つことはないだろうと思います。

 

 

画像(ステファン・グロヴィッツの最近の投稿https://www.facebook.com/stefanglowacz から…)

トポがアートで驚いた…

■ ムーブの解説を書いてしまう開拓者達…

開拓者は、のぼってもらいたいという気持が強いので、例えば

 ”核心部は、3ピン目と4ピン目の間”

とか書いてしまいます…。 

核心が1ピン目以下にあるのであれば、ビレイが困難になるので、5.10代などの入門者向けグレードでは、注意事項として書いたほうが良いかもしれませんが…

一般に3ピン目以降は落ちても安全なのが、フリークライミングなので、よほど、3ピン目でランナウトしていて、そこで落ちてグランドフォールの危険があるのではない限り、核心がどこか?を書くことにそんなに意味があるとは思えません。

ムーブを細かく解説しているトポを見ると…過保護系な母親を連想したりします。

そう言う内容ではなく、トポには、

  初登時のスタイル 

ラッペルか?グランドアップか? チョークはつけたのか、ノーチョークなのか?どのような苦労をして登ったのか? 何日かかったのか?

そういうことを書いたほうが良いと思います。

男子は、突破力の1点豪華主義で、5.12が登れると自己申告してきても、その内容は?特定の自分のお買い得5.12だけが登れるという意味だったり、その登った5.12は〇〇日間もうんうんうなって登ってものだったりで、結局、山にある10cで2時間半とか、かかるかもしれません… オールラウンドな自分の実力を正直に申告したいという人は少ないかもしれません。

そういう事情の中では、

 トポにムーブの解説があると、得意で登れそうなムーブのルートだけに行きたい、

というニーズが出てきてしまうかもしれず…ますます、一点豪華主義加速。

 トポにムーブは書かない

というルールはクライミングを提供する側が徹底したほうが良いかもしれません。


2022/09/29

やっぱり崩れたよなーの図

 皆伐跡地の再造林地… こんな林業やったらダメって、木を切り倒す前から結論がでているのに、ウッドショックで、木材価格が上がったと思って儲かると思ってやっちゃうんですよね…

クライマーと地域をつなぐ活動も、よーく気を付けていないと、クライマーを

  自然破壊の手先

にしてしまう結末になります。

再造林をしてくれる人を探している林業は、

 ババ抜きのババを引いてくれる人

を探している林業です。誰もやりたがらないのは、人手がないからではなく、

 やっても意味がない

からです。その証拠に大型フォワーダを自社で買って、10年で返済可能な勢いで木材搬出業者はもうかっていますし、フェラーリも買えそうです。一方植える人、は、この写真のような結果を被ることになります。


雪崩講習、ビレイ講習、雪上確保、岩場のレスキュー

■ やっていて当然のことをしていないで、山に行く=そりゃ遭難するわな

本来、山やになるには、やらなくてはならないことは、登山者自身が主体的に考えれば、分かる程度のことです。
雪の山に行くのに、雪崩講習を受けずに行けば、当然その人は雪崩に喰われるリスクは高くなります。
クライミングをするのに、ビレイの講習を受けずに行けば、危険にさらすのは、相手であり、自分は人を殺す可能性があります。
そういう本来しなければならないステップを端折って、
 名誉だけを得たい

2022/09/28

弟の死とクライミングの関わり

■ こころの働きの不思議

弟が亡くなったのは、もうずいぶん前です。弟は突然死で、24歳で亡くなりました。

余りに急だったので、よく分からないまま、平常の日常に彼の死は埋もれて行きました。
 

あまり弟の死の意味を深く考えることもないまま、40代になり、クライミングを趣味でするようになりました。しばらくは楽しいクライミングでしたが、疑問に思う言動が多く、悩まさせられました。

とくに九州に来てからは、

 命知らず自慢をわざと行い、

 生を軽んじるような言動を繰り返す、

そのようなクライマーたちの在り方に、ものすごい違和感を感じるようになりました。

もともと私は優等生タイプなので、粋がりで、命を落とすような 

 ”幼稚さ” や ”あほくささ” 

とは、そもそも相性が悪く、そのようなメンタリティとは、無縁のタイプです。

■ 自分を守る盾(自分らしさ)を失ったこと

問題は、そのような自分を守る盾になっていた、

 本来の資質

が、弟の死、によって、生かされなくなったということです…。

相手の生死について、責任を感じてしまうということです。

■ 弟思いの心=弱点

私の周りには、弟思いの私の思いに


 ちゃっかり便乗、
 

したいという人が集まるようになりました。

■ 山やになるためにしなくてはならないこと

本来、山やになるには、やらなくてはならないことは、本人が主体的に考えることができます。

雪の山に行くのに、雪崩講習を受けずに行けば、その人は雪崩に喰われるリスクが高くなるのが当然です。

クライミングをするのに、ビレイの講習を受けずに行けば、危険にさらすのは、相手であり、あなたは人を殺す可能性があります。

俺はもう分かってるから行かない、と言って、奥村講習に来ない=傲慢です。

本来、毎年岩講習をやって、当然なのです。

そういう本来しなければならないステップを端折って、
 

 名誉(結果)だけを得たい
 

という人が集まるようになり、

 殺されるかもしれない、というリアルな恐怖

が生まれるようになりました。 この恐怖には、合理性があり

 無知 + 傲慢 = 死 (それもチンケな)

 が、初心者山やの死の公式みたいなものだからです。 

無知と傲慢が、私の幻想ではなく、本物であることを何度も確認することになりました。

これが、九州に来てから、私のクライミングの歴史に起こったことです。

よって立つ技術を向上して行かないのに、難易度だけを上げていけば、当然、死に近づきます。

 

自分より肉体的能力の劣る女性に、ちゃっかり便乗して登ちゃおう!という男性の、どこが男らしいのでしょう?

2022/09/27

ふたりのA木

■ 子どものころの傷

18歳のころ、母は私の心の優しさに付け込んで、自分の責任である弟と妹の養育まで、長女の私に押し付けようとしたわけですが、そして、ちゃんと私はNoと言って、お断りしてきたわけですが(行為)、
 

  そんな親でも心配になる(因)
 

ことに変わりはない。業力不滅で、業力…愛情…は、残っているわけです。

似たような状況で、同じ業(スキーマ)が繰り返される…
 

■ 一人目のA木さん

師匠の青ちゃんは、憎めない性格の、大人げない、お父ちゃんタイプの人でした。

どれくらいやんちゃ(=大人げない)か?というと、韓国でクライミングしていて、店からつまみ出されるくらい大人げない(笑)。ああ、私のいる時でなくて良かった。

娘のことが目の中に入れても痛くないほど可愛いみたいで、社会的な成功をすでに収めた後の私から見れば、そんなことで自慢するの?みたいな内容(つまり、自慢話にならない)の娘さんの自慢話をしてくるのでした。そのため、私を可愛がってくれるのは、本当は娘さんがクライミングをしてくれたら嬉しいけど、してくれないので、代わりなのだろうと思っていました。

しかし、3年前の今日の記録をみたら、弟子の私が右膝脱臼して、ワイドは、今、無理~…って言って、涙目で訴えているのに、自分が登りたいから、って理由で、ショイナードB

この時は、引きづる足で登っていて、ほんとに私は愛されていないなぁ…って思った。無理して出かけて行って、泣きっ面に蜂で帰ってきた。けど、それでも、師匠は師匠…。 

彼と出会ったことで、自分の母親がADHD的だったんだと分かりました。母親のADHDぶりに振り回された子ども時代だったような?

母同様、色々、てこずらさせられたけど、師匠は師匠。

師匠で思い浮かぶ別の家族は、弟でした。

弟は、頭が悪いと言われてコンプレックスだったけど、本当はちゃんと賢い子どもでした。じゃないと、水泳でメダル選手とかにはなれないですよね。 でも、私は姉として、彼に気の毒感をもっているわけですね。

今も痛む膝は、青ちゃんがテーピングしてくれました…。本人が、怪我を何度もしているだけあって、上手なテーピングでした。 

ところで、膝は今も良くなっておらず、今でも痛いです。

■ 二人目のA木さん

実名を書くのは、つるし上げる用途ではなく、A木さんと書くと、師匠が連れて行ってくれた岩場を、二人目のA木さんが行けるのか?と誤解が誤解を生むからです。

誤解がないようにしないと!です。

二人目のA木さんは、師匠の青ちゃんほどは高度な場所は登れません。青ちゃんのようなベテランではありません。

先輩の荒木さんも、私が取り付いた日向神の10dを、”ちょっと待った”と言って、自分が登って見せ、ランナウトの危険を私が察知できなかった点をカバーしてくれました。

あれはありがたかったな~。

九州に来てから2年ほど、ビックリ仰天の岩場の数々を一緒に巡り、「こりゃ~、JFAが見たら、ひっくり返るね~」と私は言っていましたが、よく考えると、JFAが見てひっくり返ると分かるのは、私だけだったような?

初めて一緒に行った太刀岡での出来事を良く覚えておくべきでした。

岸良では、私のビレイをしてくれず。大堂海岸では、自分が登りたいところだけを登っちゃって、しかも、それって、私のロープだった…。

同じようなことはその前にも何度もあったのですが、結局私がリードできる優しめの課題がない岩場だと、かわりばんこという法則は、ゆがめられざるを得ないので、男尊女卑になっていることに気が付かなかった…ってわけでした。

岸良は私がリードしたくて行った岩場だったので、そこでビレイしてくれないということは…男尊女卑な方と分かったので、もうそれ以来登っていない。

お互いクライミングの初心者の時代から、苦労して技術習得に努力しあってきたと思うので、ロープの出し方を分かっていない様子…例えば、登攀の後で出てくるⅡ級の場所を岩角にひっかけながら、行くこととか…を見ると、

 たぶん教えられていないのだろう、

と思っていました。そうじゃなくて、師匠から、盗む能力がなかったのかもしれません。

なんせインスボン、3年前の今日、痛む膝を抱えて連れて行ったんで、青ちゃんのリードを見たはずですし。(https://allnevery.blogspot.com/2019/10/blog-post.html

彼、何年もクライミングジムを経営しているパートナーとヨセミテに行っていたので、恵まれているほうだったので…。ヨセミテの経験を話さないことを考えると、ヨセミテでは、大したことができなかったのだろうと。それはそれで気の毒です。

しかし、彼は私の倍くらいのクライミング経験があるはずなので、そんな長い経験があったとしても、大した内容のリードはできない…(白亜スラブ参照のこと)というような情報が私にとって役立つわけなのでした。

つまり、このレベルの人にはこの程度の理解を期待して良い、とかそういうものです。男性は概して、自分のことを大きく申告しがちです。真に受けてはいけない。

一般法則として、男性は、登れても、ロープへの理解がイマイチ。女性の私は、そういう現状と比べると、ロープの理解がきちんとしているので、相手から見ると、これくらいは登れるだろう、と男性のリード技能のものさしで測られると、全然登れません。なんせ、日本の岩場では、チビのほうが取らねばならないリスクは大きいのです。男性にとっての5.9は、私にとってのナインではありません。

(現在の私は、日本的基準では、登れてやっとこさ5.9ってとこでしょう。このままでは殺されるとマジで思ったので、ここ3年、登っていません。登らなくなれば、ムーブがあってもパワーが無くなり、登れなくなります。)

私が苦しむのは、愛情があるが故で、その逆ではないです。

仏教では愛情=執着。

私には子供はいませんが、ちょうど子離れ期の女性が、同じような問題で苦しむ時期… 女性としての人生を順調に生きているってことですかね…

それもこれも、先祖の導き?によって、焼き畑へ出かけたおかげ。

クライミングを離れて良かったのは、こうして関係性を整頓できたことです。


 

積雪期における剱岳の登山届「富山県登山届出条例」を解説 Introduction of the Mountain Climbing Notifi...

2022/09/25

KY(危険予知)とHHK(ヒヤリハット気づき)

 ■ 奥多摩の東京チェンソーズ

自伐型林業を勉強している中で気が付いた、

”かっこいい人たち”

です。 東京チェンソーズについてはこちら…

 

 ■ 動くものにピンクテープ事件

最近も、九州の山やの知性の低さに愕然とする出来事があり…、もう虚脱感というか…

 道の中に落ちている動くものにピンクテープ

つけて、それがおかしいと分からないみたいでした…。

それどころか?自慢話になってる…(汗)。 

赤布やピンクテープは、読図力がない登山者のためのものです。どんなに数が少ないにしても、赤布やピンクテープを頼りに歩いている限り…その人がやっている山の本質は、初心者と同じで、目印を捜すゲームです。

本当の上級者というものは、読図力があり、尾根と谷を見極めてルートファインディングができるもの、ですので、そもそもピンクテープや赤布を必要としないんですよ?

必要とした上に、そのピンクテープが…登山道上に落ちている動くものについていることに、おかしいと気が付かないなんて…(汗)。どんだけ~ってやつです。

上級者を自覚する山やなら、その場でピンクテープを動くものから外して、動かない枝などに付け替えましょう

■ 基礎教養に問題がある

昨日、精神科医の動画を見ていたら、コロナ禍で、多くの人がガセネタに踊らされているのは、

基礎教養の低さ

に原因があると言っていました。私は正直なので、ばっかじゃないの?と思ってしまいますが…それで子供のころは母に良く、「可愛くない」と言われていました…しかし、

動くものにピンクテープをつけてあるのを見ておかしいと気が付かない

どころか、自慢の種にするって山屋… それベテランって言えますか?

はぁ…って虚脱症状になりました。

読図は、オリエンテーリングの大会なども良く行われていますし、ちゃんと取り組めば大したことはないです。特に九州には大きな山がないので、尾根一つ降りる程度の読図の練習は、気軽に取り組め、失敗したとしても、大した距離を失わないはずです。

■ KY 活動

さて、話は戻りますが、KY活動というのは、危険予知活動、です。HHKというのは、ヒヤリ・ハット・きづきの略です。

林業は、非常に事故の多い活動で、指を切断するとか、良くあります。チャップスをつけていれば、動きが止まるチェーンソーより危険なのは、刈払機での下刈りです。

ちなみに、自伐型林業を実践していれば、下刈り、という作業は、ほぼ発生しません。全伐や皆伐がないためです。

しかし、搬出の関係上、列状間伐の入ったりなどの例外での植林で、下刈りが必要になることはあるかもしれませんね…

さて、リスクが多い林業で取り入れられているのが、KYとHHKです。


 

作業前に、KYで危険予知を行い、作業後にHHKでヒヤリハットを気づきにつなげる。

平たい言葉で言えば、傾向と対策、です。こういう傾向があると気が付いたら、それに対して対策する、です。

九州のベテラン山屋を自覚する男性に関する中では、

KY= 基礎教養の欠如により、根拠の希薄なことを自慢話のネタにする傾向がある

 ↓

HHK = 間違っている点を本人にしっかり指摘して分からせる 

これで愚かな自慢話が辞めばいいですが…。もっと、恐ろしいのは、若い人がこのような言動を見て、

 動くものに目印をつけるなんて愚か者のすることだと気づかず模倣

することです。 

■ 登山口の無い山 舞岳

https://stps2snwmt.blogspot.com/2020/12/blog-post_20.html

 自慢するわけではありませんが、私がいた御坂山岳会での雪山の会山行は、目印一切ないですから。初心者のころ行った八ヶ岳のバリエーション川俣尾根も、テープ一か所、尾根の別れ目だけです。

https://stps2snwmt.blogspot.com/2015/01/blog-post_22.html

2022/09/24

ソシオパス

■ ソシオパス

自己責任論がクライミング界のソシオパスに、悪用されているような気がします。

ソシオパスは、実際に何かを引き起こした感覚がないため、悔恨や恥を感じることができません。

例えば、建物の窓から何か重いものを不注意に投げ、外に立っていた人が怪我をしてしまった場合、何も間違ったことをしたと感じないでしょう。 彼は、窓の外を歩いていた人が悪い、と考える。

…そうです。これがソシオパスの思考回路。 これなど、あきらかに

 自己責任論の悪用、

です。

ずっと以前ですが、大阪で飲み会中に聞いた話です。後ろに走らないと適切にビレイできないボルト配置の、斜陽、という課題が関西にあるそうなのですが、5人も6人も重大事故者がでているそうです。これは、ピンが遠く、配置が悪いため、なのだそうですが、課題設定者は、


 おれのせいではない

と主張して改まらないそうです。

これは、明白なソシオパスでは?

いつのまにやら、日本はソシオパスが、権利だ!と主張して、人命を奪っても、反省すらしない社会になってしまったようです…末期症状ですね。



2022/09/23

玄米豆食〇 玄米菜食×

■ 玄米豆食〇 玄米菜食×

玄米菜食に成功して鬱になったのですが…(汗)。もとをただすと、タンパク質欠乏=アミノ酸欠乏を起こしたわけですが、植物にもアミノ酸ありますよねぇ?というので、おかしいな~と思いながら、栄養学の本を読みあさっているのですが…。やっとわかった。 

精製していない穀類に含まれるアミノ酸を摂取するには、豆とのセットで食べないとダメなんですよ。しかも、比率も重要。2・2/3:1=穀類:豆 つまり、豆が100gなら、穀類は266g。穀類には、トリプトファン、リジン、メチオニンが含まれていないのは、超有名ですが… 

■ 具体的に

100gあたりに玄米に含まれるたんぱく質は6gですが、これは、上記の比率で豆を一緒に食べないと吸収されないのです。

玄米で一日に必要な50gのタンパク質を採ろうとすると?830g。玄米のカロリーは350Kcal/100gなので、2905Kcalとなり、大幅にカロリーオーバーにはなりますが、昔の人が肉体労働しているレベルでは、食べれない量ではないです。

これを白米でやると?100g中3.5gしか利用できないので、1.4kgも米を食べないといけなくなり、総カロリーは4942kCalとなって、大幅にカロリーオーバーです。
たった50gのタンパク質でそうなので、男性向けの70gだとエライこっちゃです。

 一体一日50gのタンパク質を採るために、卵とチキンスープを組み合わせてどれくらいの玄米が現実的な量なのか調べないとです。

豆は豆腐をちょっととか、納豆を一日1パックみたいな食べ方では、ぜんぜんタンパク質量を底上げすることにならないようです。

ラオスのお食事 ビーガンのメニューも多く、半分はビーガンにしていましたが、体調は良好でした。
 

2022/09/22

【再掲】トップロープだからって安全では無い

1)アンカーの崩壊等 22%
2)ノーヘル 20%
3)ローワーダウンでのエラー 17%
4)不適切なプロテクション 抜け 16%
5)アンザイレンの失敗 16%
6)コミュニケーションのすれ違い 13%
7)単独登攀中 12%
8)すっぽ抜け 12%
9)懸垂 10%
10)ビレイエラー 10%

つまり、開拓者側に全責任があるもの 1)、4)、

ビレイヤーに全責任があるもの 3)、10)、

クライマー個人が全責任があるもの2)、7)、9)で、

後は相互責任といえるもの、5,6,7です。





2022/09/21

九州でのクライミングでトラウマが活性化

■ 発達性トラウマとは?

福岡でしばらく荒木さんとクライミングをして、やたらと、

 ”父からプールに落とされるイメージ” 

が、湧くようになり、古い3歳児の傷が活性化されたなーと思ったのですが… これって何トラウマ?って思っています。活性化するのは荒木さんと登るとき。というか九州のクライマーと登るときかもしれません。

 ーーーーーーーー

長期にわたって反復される虐待やネグレクト、養育者や他の大人からの性被害など、幼少期の逆境体験(II型トラウマ)により、発達課題を達成できなかった状態は、「発達性トラウマ障害」「愛着トラウマ」などと呼ばれていました。
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長期には、わたっていないので、発達性トラウマではない。

私は色々な困難…大学を自力で卒業とか、海外に行って働いて英語を習得する、とか…は、適切に乗り越えた、と思うのですが、もしかすると、

  最後に残った傷が父から受けたもの、…はるか、かなたの忘却の果てにあったもの…

なのかもしれません。

なんせ3歳のころの記憶なので、本物かどうか?すら怪しい、プールに落とされて溺れた記憶…で、一番覚えているのは、父の顔です。

 笑っていた… 子どもが死にかけているのに…

■ フラクタル

それが、クライミングで、

 私が殺されかけている…

 =ピンが遠くて、男性には命がけにならなくても、私には命がけになる…とか、

 =ロープがアップされない

 =ボルト自体がそもそも、危険

 =優しい箇所でロープを岩角に引っ掛けながら安全確保するとか知らない

 =ヨセミテに行けば、誰でも楽しいと思い込んでいる

…などなどの、男性側の無理解な心…こちらが殺されかけているのに、誰もそれがピンチとは気が付かない…

という図と重なるのです。 

いや~、クライミングでは、いわゆる”男性の無知”に、殺されかけた!とマジで思います。

■対策 

・すでに水泳で水の恐怖は克服済み

・あなたには安全でも私には危険です、という解説を懇切丁寧に行う 

・自分が思う以上に相手は、”相手の立場を理解できない可能性”があると想定する