■ 膝の亜脱臼&台風17号
3度目のインスボンに行くことになった。
夏に青ちゃんに会った。”またインスボン行きたいね~(楽しかったよね~)”というのが、”テレパシー”で伝わってきた。
あちらは、手首の故障中。こちらは、右足のふくらはぎの肉離れ。お互いにリハビリ中。両方が、怪我で、調子が万全ではなく、”スラブとか易しいクラックなら登れるかも?”、と言う訳だった。
ところが、私は夏のバイト先で、ボルダーに行ったときに、クライムダウンで、膝を亜脱臼してしまった。出発10日前だった。出発時も、痛くて、びっこをひく始末。
「あーあ、なんでこんな時に怪我をしてしまったのだろう」というのが率直なところだ。
とても悲しかった。
”中止にしますか?”と、同行者の仲間は、二人とも言うけれど、その二人は、別になんともないので、中止にする理由にはならない。
私は家にいたところで、座って、PCを睨んでトレードチャンスをうかがっているだけのこと。
怪我になる前から、最初の3日間は、二人で登ってもらって(上級者は行きたいところが初心者と少し違う)、私はその間に山の縦走路を探検してこようと思っていたことだし、後半は、少しは良くなっているかもしれないし…。
町の中でカフェで座っているだけでも、得るものがある、と考えて、出かけることにした。
ところが…。
台風17号接近で、当日は飛行機が飛ばないかもしれない。同行者から、再三問い合わせが来たが、こればっかりは空港へ行ってみないと分からないんだよなぁ…。
という具合で、弱り目に祟り目ってわけだった(笑)。
昼ぐらいの便だったので、朝9時くらいに空港に着いたが、格安航空会社のTway…日本では、なんとなく、旅客機の整備とか、”大丈夫なの~”な雰囲気。でも、ちゃんと飛んだ。良かった。
同行者はもう、飛ばないという前提で、来ているくらいで、「え?!飛ぶの??」って具合だった(笑)。まぁ、私は国際線なので、よっぽどでないと、飛ぶとは思っていたんですが。多くの国内線が、欠航になっていました。福岡→釜山は、欠航で、福岡→ソウルは、飛んでいました。不思議ですね。
■ 核心は、合流!!
さて、飛行機は心配していなかったのですが、心配していたのは、先に行っている同行者との合流でした。
というのは、前回とは違って、新しく地下鉄ができ、その終点駅が最寄りの地下鉄駅ですが、その場所がGoogleマップで確認できなかったのです。新しすぎて、まだ載っていない?いや、もう半年以上ですけど?!
地下鉄駅の場所によっては、私が知っているウイドンのバスターミナルや、今回待ち合わせたエーデルワイスという登山ショップまで、どうやって歩いて行くか?が核心になるところでした… すでに分かっている109のバスに乗ったほうが確実だったかなぁ…と頭をよぎる。
海外での待ち合わせは、確実に会えるところに工夫が必要です。
青ちゃんとは、17時に、登山ショップのエーデルワイス前で待ち合わせでしたが、14時に着陸しても、出国手続きに長蛇の列で、17時は無理そうでした。連絡が…。
■ 通信が核心
私は海外では、ローミングは高くつくので使わず、Wifi経由で無料通話できる、FBの付属ソフトのメッセンジャーかラインです。これだと空港など主要ポイントで連絡が入れられます。しかし、常時接続ではないので、いい加減な待ち合わせだと、すれ違いの可能性がありました。テクノロジーの共有は大事です。
Wifiベースであれば、ほとんど無料での通信が実現できている時代…携帯電波、若い人はほとんど使わないです。なにしろ、電波使うと、とても高くつきます。
今回はこの問題は、同行者が一日980円のローミング契約をしてくれて助かった…。でもローミング高い。宿の宿泊が1泊が1500円です。
世の中、安く上げようと思えば、工夫がいる、工夫が邪魔くさいなどと手を抜けば、ボラれるとなっていますね。
一回当たり数分の通話を2、3回で、980円なんてぼったくりですよねぇ。
■ 両替&インフォメーション&T‐Money
さて、飛行機を降りたら、両替。空港は両替レートが悪いので、交通費程度にしておきます。そして、インフォメーションへ速攻で行きます♪
地下鉄の路線図をもらい、BukhansanUi駅までの乗り換えを教えてもらいます。乗り換え2回でしたが、あまり難しくはなく、空港とソウル市内を結ぶ、空港鉄道から地下鉄終点駅まで一回も改札を出ることがなく、到着できました。
T-Moneyという電子マネーを購入したかったのですが、空港のコンビニで買おうとしたら、T-Money自体が購入に、お金がかかるということでした。日本の、はやかけん、みたいに無料じゃない。
結局、交通案内のところで、買ったら、T-Moneyじゃないのを渡されてしまいました。今は、こっちが最新版なのか? 分かりませんが、デポジットが2700KRWでした。早速、30000KRWほど入金しておきます。
空港からは、まるで関空快速みたいな電車で各駅停車1時間。特急があるのかと思って、そっちに行ったら、特急と言っても、快速みたいなやつではなく、指定席の梓みたいなやつで、別に指定席料金がかかり、なおかつ到着も5分しか変わらないと教えてもらったので、普通電車に乗りました。地元のおばちゃんたちが乗ってきて、なんか大阪みたい!なんでか、韓国の人は、大阪の人とファッションセンス?が似ています。
乗り換え駅で、年配のおじさんに、合っているか尋ねたら、日本語で返してくれました。年配の人は日本語ができる人もいるようで、若い人は英語ができる。どっちかで何とかなるようです。
心配していた合流も駅を降りたら、見覚えのある景色でした。バスターミナルまで、徒歩1分。道の向こうのノース前で、同行者も待っていてくれて、ほっとしました。
■ チェックイン前に行ってトラブル
実は、先に住所をタクシーの運ちゃんに渡して、宿まで行ったようです。
Wifiが入るようになってから、同行者が送ったメールが来ました。見たら、先にAirBの宿に行ってしまい、まだ泊まっている人がいたようです。お兄さんがパンツ一丁で出てきたそうです(笑)。
ハウスルールも読んでね、って言っていたのですが、きっと読んでいなかったのでしょう。普通のホテルのつもりで出かけちゃってる?
そのアパートの場所も、もっと登山口に近いと思っていたら、地下鉄2駅先というのが以外でした。
最寄り駅を聞いていなかったのが悪かったのですが、聞いていても、新しい駅が、地図に表示されないので、利便性が良いかどうか?ということがよく分からない。行ってから、合流して、アパートに全員そろっていくのが、順当と思っていました。
今回は初AirBでしたが、同行者はAirB(民泊)がよく分からなかったようです。要するに友達の家をまた借りする、ってことです。それが有料になったら、AirBです。
先に行ってしまった同行者は、たぶん、荷物が重いので、行って先に置いておこう、とでも思ったのだと思いますが、一般にホテルであっても、チェックインは15時以降ですし、AirBの宿は、フロントがあるわけでもなんでもないので、預けておく、なんてできません。
AirBでは、大体、直接アパートに行って、自分でテンキー(暗証番号)で、カギを開ける仕組みです。
基本的には、誰とも会わないことが多いハズです。ホテルやゲストハウスのサービスを想定していると、アレ?となります。お客さんに会わないで済むから、勤め人の副業になるわけですよね。
要するに、友達の家に泊まるのに、友達が家に住んでいないケース、と思ってくださいね。
まぁ、この日は、もう、合流だけが核心でしたので、めでたく合流して、ほっとしたら、後は、なじみの韓国料理の店へ行きました。チヂミと豚足で、お腹いっぱい。韓国では余ったら、持って帰れます。
あと、タクシーに乗って、宿まで帰りました。2,3メーターくらいの距離感でした。