■ 子どものころの傷
18歳のころ、母は私の心の優しさに付け込んで、自分の責任である弟と妹の養育まで、長女の私に押し付けようとしたわけですが、そして、ちゃんと私はNoと言って、お断りしてきたわけですが(行為)、
そんな親でも心配になる(因)
ことに変わりはない。業力不滅で、業力…愛情…は、残っているわけです。
似たような状況で、同じ業(スキーマ)が繰り返される…
■ 一人目のA木さん
師匠の青ちゃんは、憎めない性格の、大人げない、お父ちゃんタイプの人でした。
どれくらいやんちゃ(=大人げない)か?というと、韓国でクライミングしていて、店からつまみ出されるくらい大人げない(笑)。ああ、私のいる時でなくて良かった。
娘のことが目の中に入れても痛くないほど可愛いみたいで、社会的な成功をすでに収めた後の私から見れば、そんなことで自慢するの?みたいな内容(つまり、自慢話にならない)の娘さんの自慢話をしてくるのでした。そのため、私を可愛がってくれるのは、本当は娘さんがクライミングをしてくれたら嬉しいけど、してくれないので、代わりなのだろうと思っていました。
しかし、3年前の今日の記録をみたら、弟子の私が右膝脱臼して、ワイドは、今、無理~…って言って、涙目で訴えているのに、自分が登りたいから、って理由で、ショイナードB。
この時は、引きづる足で登っていて、ほんとに私は愛されていないなぁ…って思った。無理して出かけて行って、泣きっ面に蜂で帰ってきた。けど、それでも、師匠は師匠…。
彼と出会ったことで、自分の母親がADHD的だったんだと分かりました。母親のADHDぶりに振り回された子ども時代だったような?
母同様、色々、てこずらさせられたけど、師匠は師匠。
師匠で思い浮かぶ別の家族は、弟でした。
弟は、頭が悪いと言われてコンプレックスだったけど、本当はちゃんと賢い子どもでした。じゃないと、水泳でメダル選手とかにはなれないですよね。 でも、私は姉として、彼に気の毒感をもっているわけですね。
今も痛む膝は、青ちゃんがテーピングしてくれました…。本人が、怪我を何度もしているだけあって、上手なテーピングでした。
ところで、膝は今も良くなっておらず、今でも痛いです。
■ 二人目のA木さん
実名を書くのは、つるし上げる用途ではなく、A木さんと書くと、師匠が連れて行ってくれた岩場を、二人目のA木さんが行けるのか?と誤解が誤解を生むからです。
誤解がないようにしないと!です。
二人目のA木さんは、師匠の青ちゃんほどは高度な場所は登れません。青ちゃんのようなベテランではありません。
先輩の荒木さんも、私が取り付いた日向神の10dを、”ちょっと待った”と言って、自分が登って見せ、ランナウトの危険を私が察知できなかった点をカバーしてくれました。
あれはありがたかったな~。
九州に来てから2年ほど、ビックリ仰天の岩場の数々を一緒に巡り、「こりゃ~、JFAが見たら、ひっくり返るね~」と私は言っていましたが、よく考えると、JFAが見てひっくり返ると分かるのは、私だけだったような?
初めて一緒に行った太刀岡での出来事を良く覚えておくべきでした。
岸良では、私のビレイをしてくれず。大堂海岸では、自分が登りたいところだけを登っちゃって、しかも、それって、私のロープだった…。
同じようなことはその前にも何度もあったのですが、結局私がリードできる優しめの課題がない岩場だと、かわりばんこという法則は、ゆがめられざるを得ないので、男尊女卑になっていることに気が付かなかった…ってわけでした。
岸良は私がリードしたくて行った岩場だったので、そこでビレイしてくれないということは…男尊女卑な方と分かったので、もうそれ以来登っていない。
お互いクライミングの初心者の時代から、苦労して技術習得に努力しあってきたと思うので、ロープの出し方を分かっていない様子…例えば、登攀の後で出てくるⅡ級の場所を岩角にひっかけながら、行くこととか…を見ると、
たぶん教えられていないのだろう、
と思っていました。そうじゃなくて、師匠から、盗む能力がなかったのかもしれません。
なんせインスボン、3年前の今日、痛む膝を抱えて連れて行ったんで、青ちゃんのリードを見たはずですし。(https://allnevery.blogspot.com/2019/10/blog-post.html)
彼、何年もクライミングジムを経営しているパートナーとヨセミテに行っていたので、恵まれているほうだったので…。ヨセミテの経験を話さないことを考えると、ヨセミテでは、大したことができなかったのだろうと。それはそれで気の毒です。
しかし、彼は私の倍くらいのクライミング経験があるはずなので、そんな長い経験があったとしても、大した内容のリードはできない…(白亜スラブ参照のこと)というような情報が私にとって役立つわけなのでした。
つまり、このレベルの人にはこの程度の理解を期待して良い、とかそういうものです。男性は概して、自分のことを大きく申告しがちです。真に受けてはいけない。
一般法則として、男性は、登れても、ロープへの理解がイマイチ。女性の私は、そういう現状と比べると、ロープの理解がきちんとしているので、相手から見ると、これくらいは登れるだろう、と男性のリード技能のものさしで測られると、全然登れません。なんせ、日本の岩場では、チビのほうが取らねばならないリスクは大きいのです。男性にとっての5.9は、私にとってのナインではありません。
(現在の私は、日本的基準では、登れてやっとこさ5.9ってとこでしょう。このままでは殺されるとマジで思ったので、ここ3年、登っていません。登らなくなれば、ムーブがあってもパワーが無くなり、登れなくなります。)
私が苦しむのは、愛情があるが故で、その逆ではないです。
仏教では愛情=執着。
私には子供はいませんが、ちょうど子離れ期の女性が、同じような問題で苦しむ時期… 女性としての人生を順調に生きているってことですかね…
それもこれも、先祖の導き?によって、焼き畑へ出かけたおかげ。
クライミングを離れて良かったのは、こうして関係性を整頓できたことです。