1)LDHは、乳酸を分解する酵素
・ LDH 180が理想
http://www.sahoko.com/ldh-488
高め=解糖系が良く働いている
2)B6不足があるかどうか?
ASTとALTの値が大体同じくらいで差がないほうが良い
ASTとALTがともに一桁または10台前半であればたんぱく質やビタミンB6がかなり不足
ASTとALTがともに一桁または10台前半であればたんぱく質やビタミンB6がかなり不足
5.5くらい
1)LDHは、乳酸を分解する酵素
・ LDH 180が理想
http://www.sahoko.com/ldh-488
高め=解糖系が良く働いている
2)B6不足があるかどうか?
ASTとALTの値が大体同じくらいで差がないほうが良い
ASTとALTがともに一桁または10台前半であればたんぱく質やビタミンB6がかなり不足
ASTとALTがともに一桁または10台前半であればたんぱく質やビタミンB6がかなり不足
5.5くらい
■ 女性ばっかりあざができる
これは、ラオスで、クライマーの間で話題になったことですが…
同じところを登っても女性クライマーばっかり、あざになっている(汗)
これはなぜなのでしょう?
例の『アスリートのための分子栄養学』に記述がありました。(P42)
■ 男性アスリートも無縁ではない!
パワーリフィングの選手が気が付いた異変が、ヘビーリフティングの時だけ、顔にあざができる、ということだったそうです。これは毛細血管のコラーゲンが弱くて出来るのだそうです。特定の動作の後に、頭痛がする、というのも、同じ事情で毛細血管が壊れている、ということ。
これの対策には、練習前にヘム鉄4㎎とビタミンc1000㎎を取るようにしたところ、あざはでなくなったそうです。
■ 鉄不足=コラーゲン不足=筋や筋の断裂、疲労骨折
体内の鉄というのは、貯蔵鉄から少しづつ亡くなっていくので、鉄不足の症状はステージ1~4まであり、医学的な意味での
貧血
と診断される以前にもかなり、鉄が理想的な量を保てていない、という可能性は濃厚です。
ステージ1 → 貯蔵鉄減少
ステージ2 → 上記に加え 鉄血清減少、総鉄結合能の上昇
ステージ3 → 上記に加え、赤血球遊離、プロトポルフィリン上昇、
ステージ4 → 上記に加え、組織鉄減少
貧血と診断されるのは、ステージ3と4でだけです。ヘモグロビン測定だけでは、貧血状態を見つけることができないということです。
ヘモグロビンは血中の鉄とくっついている約3分の2の鉄だけだからです。例えるなら、生活費が足りているかいないか?は分かるけれど、貯金が減っているかどうかは分からないということですね。
鉄欠乏の原因は以下です
1)偏食
2)鉄フライパン、鉄鍋を使用していないこと
3)農業で堆肥ではなくなり、化学肥料になったこと
4)インスタント食品・加工食品
5)吸収が悪い… プルーン不可、コーヒーなどのカフェインも鉄の吸収を妨げる
6)胃腸障害 ピロリ菌 井戸水、沢水を飲む人は、胃にピロリ菌がいる可能性が大
7)ストレスによる吸収力低下
8)怪我による鉄需要の増大
9)持久系スポーツ マラソン、水泳、エアロ、自転車など
10)足の裏に振動が多いスポーツでの溶血 格闘技、剣道
11)その他内出血、鼻時、生理、など
■ 何もしなくても1日1mg出る
ので、1㎎は絶対に入れないと出ていく一方になります。また鉄の運搬にタンパク質が必要になります。
■ B6 と C
網状赤血球が赤血球になる際に代謝で必要。 ビタミンcは、鉄の吸収を高めます。
■ フェリチン値
貯蔵鉄は、フェリチンを調べないと減っているかどうかわからないです。
フェリチン値は、最低でも100は超えていたいところです。
■ 赤血球の数(血液内の数)
参考基準値 (単位:万/μl)
男性 : 430 ~ 570
女性 : 380 ~ 500 http://www.bestmeditec.net/kessan/rbc.html
が基準値ですが、アスリートの場合、低めだとパフォーマンスに影響が出ても不思議ではありません。
ちなみに私の36歳時の赤血球カウントは417で、貧血気味だということが分かります…
■ ワイドクラックの後は…
鉄補給で決まりですね!
■ アメリカ人クライマー
と、今、ロープを組もう!と言ってお話中ですが…
一緒に台湾で登ったヨセミテ育ちのタオと違って、カム持っていません、クラック、やったことありません、僕ボルトルート専門です…という感じで、なかなか彼の”トキメキポイント”、が見つかりませんが…
マルボーさんのくれたクラックボルダーを見せたら、喜んでくれたので、一安心…
■ 現代のクライマー
前に佐世保の米軍に来たクライマーを日向神に案内しましたが、”5.8しか登れません”と自己申告だったのに、私がRP中の5.10cの核心部によし!とやる気満々で、とりつこうとしたりして、やはり、女性がいるとやる気になるんだな~と思いました。が、愛のエリアの初夢5.9はやっぱり、怖いらしく、まだ下部の4級しかない3ピン目で敗退していました…。
一般に海外クライマーは、グージョンどころか、ケミカルと普通のハンガー系ボルトの見分け方も、教えないと知らないくらいな感じでした…。完全に知っているか知らないかの問題です。海軍の人だから、体力、パワーが課題で登れない訳がない…。ジムからいきなり外岩にくれば、誰だって共通に、分からないことは、分からない…のです。
「そんなことも知らんのか!」と言って、「俺はそんなことは教わらなかったぞ」とか言う態度を取るのは、非常に初心者に不親切な態度であり、傲慢、ということです。
なんせカットアンカーだって、私のクライミング歴40年の師匠ですら、見て、これはカットアンカーなるものだとはよくわからなかったくらいです…なんかいつも見ているのと違うな~くらいは思ったと思いますが…、それだと、クライミング歴2年で九州に来た私と大して変わらないわけです。
日本の怖いスポーツクライミングのランナウト…日向神の場合ですが…は、米軍クライマーすら追い返す、怖さってことですね(笑)。
こちらに目指せ!低脂肪というブログがあり、一見して大変経験値の高いクライマーが書かれているようです。
https://lowfatclibmer.blogspot.com/2022/
こちらがアメリカの歴史的帰結の引用・・・・
ーーーーーーーーーーーー
アメリカのスポーツクライミング発祥の地であるスミスロックでは、ランナウトが善とされた時代が確かにあったようです。それに対して、当地のlegendary local crewの一人とされるTedd Thompsobは、今になって考えるとバカみたいだと言っている…
ーーーーーーーーーーーーーー
どうも、初期の開拓者は、ランナウトしないとルートじゃない!くらいな思いだったらしいですが、グランドアップの課題で、Rをきちんとつけていれば、それでも許せる気がします。
■ 小川山でも事情は同じだが、違うのは、教えられ方
例えば、私が小川山で初期に練習に使っていた「春の戻り雪3P」は大ランナウトが核心、と最初から教えられていったので、当然ですが、2グレード下です。
一方、ジム上がりの現代クライマーの場合
1)大ランナウトが核心、という言葉が何を意味するのか?分からない時点で取りつく
2)大ランナウトが核心の場合、どういうアクションを起こすのが対策になるのか…2グレード下で落ちないことしか対策はない…ことを明示的に教えられていない(=アドバイスを与えられていない)ので、分からない
の2重苦があります。教えられてもいないし、自覚できもしないということです。
ランナウトしたスポートルート問題は、日本の岩場に普遍的な問題です。特に低グレード。
ナインアンダーは特にそうですし、クライミング人口が最も多い、10代を登るクライマーが取り付くような課題は、ほほほぼ、
ランナウトしたスポートルート化
しています。
結果として、5.12の中級者となる以前に事故によって岩場に行けなくなります。例外は
・ものすごい無理を重ねるか、
・よき指導者に巡り合うか、
・課題選びが非常に卓越であるか、
・あるいはボルトの無いボルダーへ転向するか
…しか、若い人には選択肢がありません。なので、ボルダーが人気にならざるを得ないわけです。それに乗じて、改善をサボっている、というのが現状です。
ちなみに、私の師匠は、私がインスボンをリードするまでに5年ほど見込んでいたようです。年に一回毎年行って、5年です。セカンドでは初回からほとんど落ちていません。
若い人の知識不足も確かにありますが…例えば、2年もフリークライミングの外岩に会で連れて行ってもらっていても、新しい岩場に連れて行ってもらう際にトポも調べてこない場合、それは誰の責任なんでしょう? 本人?会?
クライマーなら出来て当然、やってきて当然という登る前の宿題…情報収集…や予習…が、2年経っても出来ていない…。
これは、両方の怠惰だと思われます。私の師匠は、そのような新人を相手にしないでしょう。
■ お前だってそうだったでしょ
もちろん、私も、初心者時代には、え”ーと言われていました。特に小川山に日帰り装備で行ったときは、東京方面のクライマーに、文句言われました(笑)。
というのは、山梨クライマーにとっては、小川山は、”近所”で、”遠征” ではないからです。
長い事、カムを買うお金がなく、師匠を悩ませましたし… 登る課題についても、相手が登りたいものを登って、自分が登りたい課題を自分で見出すことは、フリーでは、なかなか起こらず…常に登ることがマルチピッチや山の練習という位置づけなので、これを登りたい!っていうのが今でもないです。
いつだって、登れそうと思ったから登りたいだけで、課題にほれ込むっていうのは、ないので、「どれを登りたいですか」と聞かれたら困るかもしれませんし、自分がリードできないのに、登りたいという発言をするのは、非常識ですが…、それでも、トポを用意して、どれを登ろうかくらいは、先に目星をつけていきます…岩場の偵察も含めてです。
相方がいたときは、登りたいというより、登れる課題、裏からロープが張れる課題ですね、まずは初心者時代は…を探して、目が血眼でした。
なので、リードで登ったあとの、ロープを貸してくれる人には大感謝でした… この辺の事情は誰でも同じはずです…自分の力だけで苦労して岩場に行っていれば…
なので、初心者時に登れないことは当然のことなので恥ずかしいこととは思えませんが、もっと恥ずかしいこと…残念なことは、何年たっても、自立したクライミングができるための自立のレールの上にセットされていない、基本的なことを伝授されていないということなのではないかと思います…
■ 初登者にはオンサイトはない
開拓者の米澤さんが言っていましたが、開拓者というのは、基本、オンサイトがありません…開拓している限り、トップロープによる試登が必須になってくるからです。
つまり、グランドアップでボルトが打てたのは、よっぽど易しい課題です。それも、トップクラスの登れるクライマーが開拓を担うことがこれまでの流れ。最低でも、5.12がスイスイレベルの人が、これなら落ちない程度の難易度だからと言って取り付いて作るのが、グランドアップの課題。となると、その開拓者が開拓した当時くらいの登攀力がないと、登るには危険ということです。
以前、ソロイストで登っている友人がいましたが、彼は、5.12が登れましたが、ソロイストで登るのは、5.7まででした…。推して図るべしです。
春のもどり雪 5.7 3Pをリード中の私です。この時は小川山2度目くらいの初心者です。一度マルチに連れて行ってもらったら、2度目からリードしています。2年登っていて、セカンドの確保のセットを知らないというクライマーは会にいなかったと思います…■ ヨシーダさんの講習生課題だったジャムジャム84 3P
これは最後が核心で、1回目はテンションかかってしまい、2度目で登れたのですが…吉田さん握手してくれたんだよなぁ…
当時の様子だと、「えっ?!これくらいも登れないの?!」という感じで、登れないといけないっぽい感じでしたが… そのことを考えると、1P眼だけだったのかもしれません。
トータル3回登攀したけど…。
世界のユースケさんの記録で、後日談というか続報が出ていたので、転記しておきます…
ーーーーーーーーーーーー引用ーーーーーーーーーーーーーーー
昨日、甲府近郊の岩場にてジャムジャム84と言うマルチを初めて登ってみました。オリジナルのラインからスタート。
1ピッチ目は講習でもたまに登るエリア1番左のワイドの左のとても簡単なチムニー状部分から。バリエーションルートとなっている5.10aの凹角からスタートも無理なく合流できます。
2ピッチ目は2つ並ぶクラックの左を選択。チキンウィングを効かせながらノープロでチムニーを上がる。キャメ8番?サイズかな?短いけど立派なチムニーで楽しい!
3ピッチ目は、40mの堂々としたハンドクラック。最後が少し難しくジャムジャム84オリジナルの核心となっている。
岩はまだ上に続いているが顕著な摂理は終わっていて、ジャムジャム84は終了。やはりマルチは岩の終わりまで行ってみたい。頑張って上に抜けてみようと開拓してみました。
リングボルトのビレイ点から左に5m程トラバースして松の木からスタート。木登りと沢登り的な登りで壁に突き出して生えている松に到達。ここまでも結構大変(木と硬めの土が落ちない事を祈る感じのロシアンルーレット的な内容なのでその部分は、登った後フィックスしました)。ここまで来ればあとは快適かなと思っていたが。。。
そこから立派な凹角続いている。しかし根っこがクラックに挟まっていてプロテクションは取れないので小釜で地道に根っこを掘り出し1つプロテクションを決める。ここからが長い戦いの始まり。仕事でやったガイド史上1番のリードだったと思います。と言うかプライベートでもあんなに攻めたこと最近あんまりないかも。あんなに吠えたの何年ぶりか覚えて無いくらいでした。個人的には先日オンサイトした現人神より価値のあるクライミングだった気がします。
ランナウトした状態で落ちなくて良かった。そしてグランドアップ開拓の厳しさと素晴らしさを感じたクライミングでした。
何度も掃除しては力尽きクライムダウンかエイドダウンしてレスト。最後の部分はフリーで抜けたんだけど、写真のタイム見ると多分リードに1ピッチ3時間もかけたらしいです。
グレートはよく分かりません。掃除(後日やります)ちゃんとすれば5.10台の楽しく?結構難しいワイドになると思います(問題は落ちるとテラス的な緩斜面に当たりそう)→「やはり掃除しても相当難しい気がしてきました2022.2月 記載」。厳しいチキンウィングとステミングで必死にコケをブラシで掃除するのが核心でした。顔の全部の穴が真っ黒になり辛かったけど諦めなくて良かった。
寒い中、辛抱強く開拓に付き合って頂いたお客さんに感謝です。
真っ暗になって下山しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■ 最近、やっと自分に起こったことが正しく評価できるようになってきました
これは今日の仏教説話です。
倉上慶太さんのこちらのサイトより引用…
https://anchor.fm/rainymonkeysradio/episodes/16-a-k-a---33-e1952ll/a-a6og0b9
■エココンシャスでインクルーシブなクライマーの宿
ラオスで見た、クライマーのゲストハウス… 半年先まで予約が取れず、地元経済に貢献している…を見て、日本に必要なのはこれだ!と思ったわけなのですが…、それを実現したい夢として、活動してきましたが、現在どのような具合か?ということをまとめておきたいと思います。
九州では踊り場です。やれることはやりつくし、問題も出尽くしたかな…ということです。
八女 → 近所にあるゲストハウス『天空の茶屋敷』さんに日向神が九州クライマーにとってはホームベースであることを伝えてある。地元クライマーの会もできた。ベータをまとめたサイトも出来ているので、後は地元行政の意思と、マーケティング次第だが、今のボルト状態で、あまり人が増えてしまっても、事故が増える。…と、問題がこじれると思われるので、現状で働きかけはしない方が得策と思える。海外に売り出すなら、リボルト後、ボルトの適正配置がなされた後、にしないと、現代クライマーはスポーツクライミング出身なので、クライマー本人の過失に起因しない事故ばかりが増えて、多分、問題のほうが多く出てしまう…
八面 → 地元の主体的な活動が始まって良かった。地元観光協会の人たちもクライミングに対する理解ができた。規模が小さい。
大村 → 野岳の岩場は土砂崩れで当面、登攀禁止だが、野岳湖公園に人工壁移設は可能になりそう。議員さんがかなり力強い助っ人。当面、動きなし。今、マーケティングしても仕方がない。
日向神と同じで、こちらもカットアンカーのボルトなので、リボルトは必須。ただ東さんの開拓なので、ボルト配置などは、適性であると思われる。規模が小さいため、国際的な広がりには満たないかと思われる。
全体を通じて、昔のように、クライミングがコソコソと行われるもの、非常識なスポーツという一般市民の認識、ではなくなっているのではないか?と思いますが…世間の認識は変わっても、もっと変えるのが難しいのが、ローカルクライマーの認識、のほうのような気がします。
繋ぐ壁…でプロモーションされていたのは、地元と世界的クライマーの繋がり…まで、であり、それでも相当大変そうでした。
老若男女、それこそ、多人種だったり、LGBTだったりするわけではない…ラオスでは、なんと僧侶まで興味を持って、登りに来たんですよね(笑)。登る坊主、ですよ(笑)。おかもん先生、頼んだら、やってくれるのかなぁ?
みんなが登って、みんなが楽しんだら、素晴らしいなって思うのですが…
そうなると私が打ちだしたらいいのは、多様性、かもしれませんねぇ…(遠い目)
クライマーのステレオタイプである”若い男子”以外のユニークな人材求む!かな?!
ある意味、自分が、非・ステレオタイプであるような気がしますが(笑)
■ 上手にはなりたいけど、グレードは上がらなくていい
最近、新しい仲間ができそうになり、ちょっとお話ししてみましたが、私の登りたいところって、今は野北とかなので… それを思うと、やはり
丁寧に登攀経験を積み上げていきたい!
というのが、私の一番強烈な願いなのだということが分かりました。それが尊重される世界がすき。
間をすっ飛ばして、いきなり上手に登れるということに、嫌悪に近い、なにか避けるべきリスクというか、そういうことを感じます…。
小さな一歩を積み上げる
一歩が小さければ、小さいほど堅牢
そう思っていそうです。それは私の信念であるように思います。
■ ローモチベーション
今日みたいに晴れた日は、ロープにぶら下がって登るだけでも、戸外で登っていたら気分いいかな~とは思いますが、やっぱり重い腰は上がらないんですよねぇ…。
膝の痛みがあるので、歩く気にすらなれない…
モチベーション、ひくーい感じです。たぶん、誰か一緒に行く人がいたら、重い腰も上がりそうですが、そもそも、誰かといないと行く気になれないのであれば、行かなくていいという意味かもしれぬと思いました…。
なにしろ、湯川のアイスですら、一人で行った日があり、青ちゃんに、”言ってくれたら、つきあったのに…”と言われたくらいだったので、一人で行くのが怖いから、という理由ではなさそうです…。
それだけ、身体的なダメージというのは、私にとってローモチベーションってことですね。
頭を7針縫っても、翌日ボルダーしに行ってしまったほどなのに、膝の脱臼が再発するかもしれないと思ったら、もう全然、リスクを取る気持にはなれません。
歩いて治す、というソウルでやった自主的治療も意欲、湧かない…。
■ 自給自足と無料物件ゲットと伐採技術…
夢の実現に必要そうな技術ということでは、自給自足の自家菜園を作る能力は、身に着いたように思います。
自然農はタイミングです。稲作も2年で分かるようになったし、畑作も大丈夫なので、こちらの方面でも、意欲を失いつつあります。分かってしまうと学ぶ意欲にならないんだよなぁ…。
チェーンソーによる伐採の技術も身に着いたと思うので、これも終了。もちろん、プロの技はありませんが、女性が身に着ける分としては十分な技能があると思います。ギアも。刈払機もあるしね。
後は、物件が取得できれば、というところですが、物件取得は、もうかれこれ6年くらいは横目でにらんでいますが、後になればなるほど、無料取得に近づく感じで、20年くらい前に私が立てた市場予測と同じです。少子高齢化で家余りなので不動産価格は下がる、というもの…です。
大事なことは、大きな岩場がある地域が過疎地であるということです。岩場のそばが過疎地であれば、観光資源としての岩場もありがたがれ、歓迎され、物件も、そんなことなら無料で差し出すよ、となることが見込めます。
そうでないと、あまり価値を感じてもらえないです。特に人工のクライミングウォールだと、ランニングコストがかかるので、費用対効果、という話になってしまいます。
自治体が過疎化で追い詰められているほど有利ということです。ただ、岩場がある多くの自治体は、岩場が世界的な観光資源になるということ事態に気が付いていないことが多いので、AIDOMAの法則で、気が付く、というところからスタートなので、かかる時間が長い、ということがあり、その事例は、五木の天狗岩、ですね。町役場などの自治体の認知が育っていないということは、非常に不利で、都会のほうが分かっていたりするので、トレードオフになります。
地元行政の理解が進んでいない場合、あまり性急に事を進めるのは、逆効果、です。無理強いされて喜ぶ人はいない、という道理です。
…という以上の理由で、私はこちらでは、やれることはやりつくした感があります。
■ メッカで…
日本全国を見渡した時に、やはりGCH日本版ができるとすれば、それは、小川山周辺であろう…とは思います。
金峰山荘や岩根山荘は、すでにクライマーの宿、となっていると思いますが、長期滞在ができるような形にはまとめられていないかもしれないですね…そこは、既存の施設で、すでに成り立っているという場合は、マーケティングの方角を変えたい、という意思が、働らかないかもしれません。
最近、グリーンクライマーズホームを作ったターニャが、ドイツに新たなクライマーの宿をオープンしたというニュースが流れてきました…
こちらです。Tullis Climbers Home https://tullis-climbershome.com/
クライミングインストラクターによる手ほどきも受けれる。
https://tullis-climbershome.com/kletterkurse/
いいなぁ!と真っ先に感嘆符が出ました!
こういうのを作れたら、ホントにいいな!と思いますが…日本では諸般の事情で…道のりは遠そうな気がします。
私のライフタイム以内での実現は難しいと思うので、自分の周りにダイバースなコミュニティを作ることで代替え案とする以外ないと思います。
それには、グレード偏重の九州は環境的に不向きなので、思案中です。
町の人とクライマーの分離…クライマーは一目散に宿へ。交通費1000円■訃報 村上先生
山岳総合センターのリーダー講習で、私の班の講師をしてくれた村上先生が、突然亡くなられていたことを昨日、知り、ショックです…
■ 引っ越してきた人はメンバー集めができない
パタゴニアで講演会があったので、その機会に、七倉沢での雪訓を提案しようかと先生にメールを打ったら、返事がなく…お忙しいんだな…と思って断念したところでした…。
去年もチャレンジし、去年はコロナで講習シーズンの先生の予定が空いていたので大チャンスでしたが、有効な数のメンバーが集まらなかったんですよね… でも雪上訓練なしの冬山なんてありえないし…。
というのは、こちらの若い人の会を毎年見ていますが、会の最大のイベント冬山合宿がなかなかきちんと催行できないでいるからです… GWの雪訓が無ければ、誰だって本格的な山には踏み込めませんから、仕方ないよな…と見ていて気の毒だったのです。
その前の年も、危急時講習を開いてもらおうとしたら、講師料は無料でいいよ!と先生は言ってくれたのでした…
しかし、残念ながら人を十分集めることができそうな見込みがなかったのです… 引っ越してきた人というのは、知り合いゼロなので…
■ いわゆる”登り返し技術”などは、”危急時講習”で教わる項目であることが新人さんは分からない
55mの登り返しができない人は来るな!という話題が、フリークライミング協会関係の人のブログに上がっており、現代のフリークライミングのクライマーの技術不足によるチャレンジが、問題視されていましたが…
神須ノ鼻のこちらの記事 http://blog.livedoor.jp/jamminggentleman/archives/28868811.html
登り返し技術って、フリークライミングの教科書の中に出てきませんよね? ビレイ講習とかトップロープ講習、リード講習というのは聞いたことがあっても、
懸垂下降講習、
ローワーダウン講習、
登り返し講習、
自己確保で登る講習、
ビレイヤーの自己脱出講習
介助懸垂講習
…とか、フリークライミングの世界で、聞いたことがないです。
ユマーリングというのは、エイドクライミング、ですから、フリークライミングを教えます、と標榜している講習が教えなくても、普通のことですし…。
エイドの技術も、要る、必要性がある、という自覚が、フリークライミングの指導者の意識の中には、存在しない訳で、教えられていないものを、ジム出身のクライマーに求めても、そりゃ無理だろうと思います。
アルパインの技術講習の中では、上記のようなことはすべて、
危急時講習
に含まれます。しかし、危急時講習ときけば、フリークライミングのクライマーは、
「緊急で危険…って、フリークライミングでは起こらないからなぁ…」
ということで、誘っても誰も来ません。甲府時代もフリーの友人をレスキューの講習に誘いましたが来ませんでした。
こういう仕組みで、フリーの人たちは教えられそこなっているのです。
山岳会に属していない人たちはなおさらですが、昨今は参加していても、指導体力がない、ということがほとんどのケースになっています。やっても表面だけで実践できないということです。
アッセンダー&マイクロトラクションによる登り返し
https://allnevery.blogspot.com/2021/04/blog-post.html
https://allnevery.blogspot.com/2021/04/ct.html
ダブルストランドでより安全なバージョン
■ 後悔… 人の命はひと時のことなのだ…
去年、自腹を切ることになってでも、何としても頑張って、やっておけばよかった…。
人の命は突然失われることもあり、時間は無限でないと、弟の死で分かったはずなのに、やはり、また同じあやまちを繰り返してしまいました…
村上先生は、チャーミングな方でした。
私が打った、ゆるゆるのハーケンをこっそり抜いて、後ろ手に隠して生徒を慌てさせたり、ザックに荷をつめるのが遅い人たちを、ボケっと待っていたら、先生が「すいません!」と言ってきたり…、それで、パッキングが遅いというのは、ダメクライマーって意味なんだなぁと… そんな風な指導をしてくれた、先生でした。
リードの仕方を教えてくれたのも先生でした。立木で支点を取りながら、簡単なところを登っただけですが、霧が晴れるように、意味が分かった瞬間でした…。なので、私も同じ教え方を後進の人にはしています。リードクライマーに付き添わせて、同じことをさせる、という教え方です。
八ヶ岳のバリエーションに行くときは、先生の知り合いであることで、少し安心が増えた。
先生は遭対協の方でした…
八ヶ岳の救助では、愚かな記録が多く、いつも怒っていましたっけ… 私が一人で、阿弥陀北稜に行った時は、万が一の保険になってくれました…。
あの時は、海外から取り寄せたドッグボーンがなぜか大量に来て、先生に引き取ってもらったのでした…。バリエーション後に引き取りの約束をしていたので、私が現れなければ、先生が遭難に気づくだろう、という段取りになっていました。
先生のご冥福を祈っています。
■ ベテランさんからこのような助言を貰いました
ーーーーーーーーーーーーー
ガメラの指導って丁寧適切だと思いました。
日本のクラシックルートなら、ボルトは人工ルート以外にはほとんどないです。
ボルトが多数あるのは、穂高屏風岩、谷川岳衝立岩、丸山東壁くらいです。
日本の本チャンルートは、登られているルート以外は行かないほうがいいです。
登れらていても岩がルーズで、危険なルートはチンネ左稜線と八ッ峰6峰Dフェース。
錫杖の注文の多い料理店より、瑞牆山の調和の幻想のほうが遙に良いルートです。
ーーーーーーーーーーーーー 太字当方
■ 大御所ガイド
”ガメラ”とあるのは、菊池敏之さんのことです。菊池さんのガイドサイト。
菊池敏之 https://www.ne.jp/asahi/gamera/climb/
関東では、杉野保さんのガイド講習は、丁寧な教育で、行列ができるガイド講習として有名でした。私は長いリストに並ぶより近くに岩場があったので、行っていませんが、行ったことにある人に聞いたら、ものすごく丁寧なクライミングガイドだったようです。
故・杉野保 https://cliff.climbing-instructor.jp/
故・吉田和正 http://blog.livedoor.jp/hardlucktome/
國分誠 http://trpclimbing.blog.fc2.com/blog-category-2.html
私は吉田スクールに行っていました。その前は、菊池さんにお世話になりました。
こうした人たちのクライミングガイドで外岩にデビューできるのは、幸せなことのように思います。
■ クライミングインストラクター協会のガイドさんのリンク
ここにまとめておられます。
https://climbing-instructor.jp/member/#Free
この協会が書籍を出してくれたらいいなぁ…とひそかに夢想しています。
■ 九州でないか探してみました
枝村さん https://lightfootwork.wixsite.com/edamura
藤井正広 https://botchkankou.wixsite.com/field-channel
枝村さんは、九州では有名だが、行っているという人を聞いたことがない…。なかなか自立できるようにならないとは聞いているんだが、それはその本人のせいなのか、それともガイドが自立させないようにしているためかは不明。
九州のアニキ、田嶋さんは、ガイドはしていない模様。
https://kurume.joywallclimbing.com/
こうなると、クライミングガイドから、学ぶのが近道ですよ!といくら言ったところで、ほとんどの人が実践しようがない。
■ クライミングガイドを軽視する傾向
ほんとに初心者の人は、どこに向かっていいか…となる実状ですね…。
山岳会は、クライミングガイドであれ、登山ガイドであれ、”ガイド”という言葉を軽蔑する傾向があります…
それは、”ガイド”という仕事が、”教育者”ではなく、”おもてなし”の”接待者”と位置付けられているからなのですが…。
ただ現状というか、実態は、山岳会のほうが、”新人来た=接待”みたいになっていたり、教育しようにも、高齢化しすぎて、教えたくても、どうしようもない場合や、教育法が分からない、という場合もあります。
クライミングで一番簡単なのは、トップロープを張って登らせてあげる、というだけの作業で、そこは入門レベルのことなので、ガイドではなくても誰でも出来ること…。
それ以上の指導…、支点の作り方とか、クイックドローの伸ばし方、ロープの選び方、あるいは何ができたらリードに進んでいいか? 初心者向けのリード課題はどれか?、どう成長していくか…など…具体的な指導ができない、ということも、あり得ます。
■ 独学
結局、独学がおススメになります。
その場合、技術的習得だと、読書と実践が大事になりますが…。
お勧めは以下です。
北山真 フリークライミング https://amzn.to/3DLwypU
中根穂高 簡単!フリークライミング https://amzn.to/3x9jtpb
井上大助 アウトドアクライミング https://amzn.to/3jhORti
イラストクライミング https://amzn.to/3ugt4c4
フリークライミングの歴史 https://amzn.to/3ugttv6
フリーファン https://amzn.to/35S9REc キンドル無料です
ロープレスキュー技術 https://amzn.to/3ucDtW6
生と死の分岐点 https://amzn.to/3ugk4nh
■ 岩場の機微…欠けている情報があります
ただこれらの岩場情報のどこにも、次のような情報が載っていないのです…
ーーーーーーーーーーー
70年代、80年代に開かれた岩場は、グレードが辛い。2000年以降に開拓された所は、大体まとも。
誰が開いたか?も重要なファクターになります。日本だったら、城山と小川山の一部が國分さんによるもので、グレードが辛い関東にあって国際グレードがついています。
四国の日〇佐の岩場ですが2000年にこぶしの会が開拓しました。このときはちゃんと国際グレードがついていたのですが、後からやってきたツヨツヨクライマーが高難度を開拓してグレードがバラバラになりました。
トポを手に入れたら開拓年度、最初に拓かれたルート、そして開拓者の順番でチェック。
ーーーーーーーーーーーーー
ですので、全くの初めてだと、それぞれの岩場の機微や性格が、そもそもよく分からない、という問題が起きます。
どの岩場をホームベースの岩場とするか?は、そのクライマーがどのようなクライマーになっていくか?ということに重要な影響があります。
例えば、本匠のような岩場だと、パワー系になるでしょうし、瑞牆で育つとクラックの岩場ですので、クラック育ちになるでしょう…
何で育ったか?というのは、そのクライマーがどういう指向や、クライミング戦略を持っているか?ということに直結していきます。
ボルトルートだとボルトルートの登りになりますし、同じボルトルートでもカチ系の岩場とパワー系の岩場では変わってきます。
一般にクラックの岩場は、危険だと思われていますが、ボルトが古いルートのボルト強度とカムの強度は、どっこいどっこいですので、プロテクションプアの度合いがどちらが強烈か?といえば、まぁどっこいどっこいのような感じで、ボルトのあるスポートを登っているからと言って、安全性が高いということは言えない現状があります。というので、結局のところ、現場現場で、色々な人に聞き取りをしていくというのが大事なことになります。
ボルトの見分け方を分かっていると安心が増えます。
■今日の仏教説話
「つながりは、コントロールできない」、というおかもん語録が、秀逸でした…。
子どもとの死別など、大変な目に合っている人は、なぜこんなことが起きたのだろう…と考えてしまって、大変だなぁ、気の毒だなぁと傍目に思ったりします。
そういう”喪失”も、人間の意思の力ではコントロールできない大きな力が働いている、ということ…を意味する言葉です。
クライミングにおける喪失…死や、パートナーとの別れなどもそうかもしれませんね。
クライミングでは、自己破滅的選択肢を採っている、と私の目には思える人には、ハラハラさせられてきたのですが… そういう場合も
”繋がりはコントロールできない”
と 唱えると心が落ち着きそうです。
死への傾倒…DeathWishingというのは、クライミングの伝統でもありますしね。クライミングの、というかヨセミテの、かもしれませんが。
■ 生かされる自分
クライミングのお話では、ジャンボさんのトークでご縁に生かされてきた、というお話が思い出されます…
私自身も自分の登攀は、たぐいまれなるご縁に導かれてここまで繋がった…と思っているのですが…
良い縁をつないできたなぁ…と思うのですが、UIAAとのご縁などは、どう捉えたらいいのか分からなかった。
私などの末端クライマーがつながっても仕方なく、影響力のある人に…というので、ずいぶん多くの人に声を掛けましたが…なかなか共感のベースに載るだけの大きな視点がある上級クライマーとは繋がれず、もどかしさというか、無念な感じを受けました。
あるいは、若い人につなげないと…と思って、だいぶ声を掛けました。若いクライマーは登れるし、記録を提供すること(自利)には興味があるけど、それ以上の広い視野は持てない人が多いです…というか、それこそが若さ、な感じです。
自利利他というのは、自利、が満たされたのちに発生しがちなもの、なので…。まだ自分を満たすことにいっぱいいっぱいの段階では、みんな、のことに目がいかないのは普通のことだし…。
どっちを向いても、八方ふさがりというか… 自分自身の力不足、というより、立場により見える物事は違うので、UIAAから見えていることを見える立場に立つことが可能である、日本人の上級クライマーになかなか出会えない、という感じでした。
■ 日本のガラパゴス化
日本のクライミングの世界は、今の時点で、国際的に見てもかなり極端な形というか、ガラパゴス化しているというか…
これは、別にクライミングに限らず、けっこう日本は、国際社会で異質なのは、事実です。
日本はグローバル化の時代と言っても、ものすごく国際的に見れば、独自カラーが強かったりします。市場が閉じているというか。例えば冷蔵庫洗濯機って、日本だけかなりユニークです。お隣韓国では、西洋スタンダードが普及していて、私はそっちが好きなので羨ましいくらいです。
クライミングに戻ると、海外から見たら、日本はデスパレート…追い込まれた状況に見える…ということなのでしたが…そういう状況である、という認識自体が、国内でしか登らないと分からないわけです。
海外で登っていたような人でも、オールドクライマーは問題意識を持つ個人的ニーズ自体がない。…かといって若い人の海外離れは著しく、若いだけに広い視野というのは、今だ必要せずな人も多いわけですから、なかなか時間がかかった任務だった。
身に余る任務で、かなり疲れたのでした…。
■ 繋がり…縁
縁というのは、不思議なもので、コントロールできないものだ…と思っていると、
なにがしかの意味を与えなければ!という能動性を伴った成果に対するこだわりが、手放せそうな気がします。
無意味にしてしまわないためにどうしたらよいか…
この4年の長い間悩んでいたのでした… もう相当、鬱症状でした…(笑)。
■ 段級システムからのコンバージョンは正確か?
昨日も、海外から、8c+の課題について問い合わせが入っていましたが、グレードって再登者が出てくれないと確定できないですよね…
なので、岩の場所を知らせないと、なにか意図が背後にあるのかな?と勘繰られても仕方がないかもしれません… 非公開の岩場とか、アクセス問題があり難しい場合は、その旨書いておくなどの配慮もいるかもしれません。
日本国内の段級システム、これだけ普及してしまうと改めにくいですが、海外の人が再登すれば、段級からの国際グレードへの、コンバージョンも確実だけど…そうでない場合は、発表するときに、(仮)とかつけておかないと、本当にそうなのか?と記録をつけているような人は、思うものなのかもしれません…
グレード偏重は嫌いですが…記録となると、繊細な心遣いが必要かも???
その場合に、日本は国際的配慮に欠けているかも???
一般クライマーは、プロセスを大事に、楽しく登ったほうがいいと思います。向上しても向上しても、まだまだ自分を褒めてあげられない世界に、自ら好き好んで入る必要もないかと…。特に私のように高齢になってからスタートした人に同じ価値観を求められても…(笑)。
■ 備忘
愛で繋ぐ山