友人から回ってきたものです… 悲報。 マズイ支点シリーズかなぁ…
2021/07/08
2021/07/05
故・吉田和正さんとのスコーミッシュの面白い記録
https://ameblo.jp/batta-world/entry-12207452809.html
何でも拾って…(笑)。
私もアメリカでは、なんでも貰い物で済ませたなぁ…
日本では、労働でお金を得てきちんと対価を払える身分なのでそんなことはしませんが…
グレードを適正化するには、基準値を作らないと難しいのではないだろうか?
■貰った反応は反発 …恐れ
これが反応としてもらったことだなぁ…。
九州に限らず、地方では、他所から来た人に対して、対抗意識で措置しているそうです。
これは、三倉の開拓者に聞きました…。三倉は分かっていて辛くしているんだそうです。舐められたくないから。
九州では、そこまで悪質ではなく、単純に、米澤さんの場合ですが、米澤さん以上に登れる人がおらず、自分が過去に登った5.11bより、若干難しいからじゃ5.11cなどという付け方をしており、単純にサンプル母数が圧倒的に足りないため、グレードが主観的に偏ってくるのだそうです…
母数が足りない問題
は、ホントにありそうです。
なにせ、Marsを登った時、5.13dと控えめにしていたせいで、故・吉田さんは世界に名前を轟かせ損ねたわけなので…。名誉心だけなら、5.14aにしておいたら今頃クライミング史に名前が載っていたわけなんですよね…。
グレードが確定しない、という問題は、トップクラスのクライマーでは、再登者がなかなか出ない、という技術上の問題があるようですが…
■ 5.12以下のグレーディングには標準化を
これは、5.12以下のグレードではもはや当てはまらないでしょうねぇ…。現代では、5.12以下のグレードは、
一般市民レベルのクライマーが楽しく遊んで帰って来れるべきグレード
で、
ブイブイ言わす
というのは、13よりは上の話なので…。
特に5.9は正確に。11アンダーは初心者グレードです。当然ですが、低グレードほど登る人口数は多いです。
■ 案
思うのですが、90度の垂壁に、〇〇cm間隔で一定のサイズのホールドをつけ、そのホールドを
1)徐々に90度からオーバーハングにして行って、困難度の変化を調べる
2)徐々に〇〇cmの距離を離して行って、困難度の変化を調べる
3)徐々にホールドサイズを小さくしていって、困難度の変化を調べる
などしたらどうでしょうかね?
登るクライマーの身長も、130cm、140cm、150cm、160cm、170cm、180cmと変えて行って。
統計的知見は貯められるでしょう。
何しろ、5.9でも届かなければ、一発アウトですし。エイドルートで届かないのと意味合い的には同じです。
グレード設定に関して、科学的見地があまりにも足りなさ過ぎて、
勘と経験
に任せすぎているから、単純に様々な知見が生かされない、地域間競争に陥る、というだけのような気がします。
ボルト強度がない + 技術ない = 死へまっしぐら
■心理的安全性どころか
九州には、師匠とのクライミングを一年やって、なんとか疑似リードで5.9のトラッドがリードできるのではないか?という段階で移住してきたわけですが…
そのような段階にあるクライマーにとっては九州は心理的安全性ゼロどころか、リアルに身体的安全性が脅かされる場でした。もう証明済みです。
こちらは私が技術と仲間を求めてお尋ねした会のリストです。名前を上げると苦情が来ると思いますので、知っている人にだけ分かるようにしていますが…技術低下は著しいです。
1)想〇会 読図力ゼロレベルで槍に登りたい中高年登山全盛なので、アルパイン指向の人は参加無駄です。逆に丸腰でロープがいる場所に挑む、と言うことになっている。
2)ピ〇クル 若い人の会ですが、ロープワーク講習会でけが人だしそうな勢いでリスク管理意識が乏しく、技術的な補充もないので、危険です。結果的にハイキングしか行かない(いけない)になっている。冬山合宿の季節に常にアドバイスを出す側になっています。数年見ていますが一向にレベルアップしない(できない)その前段階で何をすべきか?わからないようです。
3)福岡〇の会 オールドスクールのクライマーさんがいる歴代、人材輩出の会ですが、二人一緒にビレイ、など技術の低下が著しく、若い人はそれを正解だと思って技術習得してしまうことで、むしろ害悪になっているようです。きちんとした継続的なクライミング技術習得への道筋が立っていない。誰も本州の文登研などの研修に参加しないのではないでしょうか。
4)フラ〇ベ 一番まともですが、若い方がかわいそうに支点ビレイされていた…私もされる羽目になりそうで怖くて行けない。
5)ムー〇 フランベの前身ですが、技術の内容が古くて現代クライミングでは…みたいなことになっている… とにかく九州は情報が古くてガラパゴス化しているのが問題です。背の低い女子に向かって、エイドで鍛えてやる、と言われても、誰が私をショルダーするんですか?みたいな話です。
■ 頭7針
私は九州に来る前に、クリックアップで落とされて頭7針、縫っていますので、かなり慎重化している段階で来ました。
思えば、死なない程度のこの怪我で慎重になっていてよかったです…(><)。
私は、開放性が高く、人を信頼しやすく、自己責任比率が高くてあまり相手を責めない体質なので、殺されないように、このような経験が与えられたのだと思います…
九州では、もう一回目の外岩でグランドフォール(クライマーもビレイヤーも悪くない、タダのランナウト)を見たり、
初めての日向神でリードした5.9が10bだと言われたり…
オールドスクールクライマー達の超怖いビレイを見たり…
ホントに胃がキュッとなる経験が多かった…。
ダラリンビレイどころか、支点ビレイとか、二人一緒にビレイとか、お座りビレイとか…。
ダラリンビレイなんて可愛いものですね、状態でした…。
もう、九州クライミングってさんざんレベルでしたねぇ…
何に対しての恐れなのか?そりゃ、リアルに殺される恐れでしょう(笑)!!
2021/06/29
成竹山 580m
■ 新しい友人と親睦の山
新しい友人から、山で朗読会があるから…というお誘いで、成竹山へ。朗読会に千円の参加費がかかるというのが、ネガティブ要因だったが、何回かOリングテストしても、Noという答えは出なかったので、どうしてかな?と思いつつ、出かけた。
登山ガイドレベルの人を、有料の山を誘うというのは、勇気がある誘いだと思うけれど、友人はそんなことは知らない訳だしね。
友人は家から歩いて、3歳と5歳を連れて歩くというので、なんとなくピンときた… 一人で山道を幼児二人は大変すぎる。
■ 山ヤ装備でないのが里山では普通
行くと、友人は山ヤではないので、軽装で靴もローテクスニーカー、手作りのリュックサックだった。そうだよなぁ…。たかだか500mくらいの山で、”化繊のウエア着なさい”とか、ちゃんとしたザックを持ちなさい、とか、登山教育はかなり正確なのを知っている私でも、あほらし、と思う。
私はと言えば、当然だが登山ウエア…でもTシャツはコットン。念のためシャツを入れているがそれは化繊。肝だけ抑えておけばいいかなと。ザックも登山用のを持っていくほどの山でないので普段の。ただ、子供を背負うかもしれないと思っていたので、中身はかなり空にしてきた。水は余分を持って行った。
■ 子どもはコースタイム2倍で
子供たちは二人とも元気いっぱい。3歳でも歩けるのか?そこは自分の経験から疑問だった。ので、歩いている様子を見て感動。
登山は、だらだらした緩やかな傾斜が続く林道…というか廃林道が続く道で、”子供でも歩ける”という表現は子供を馬鹿にした表現かもしれない…というのは、壊れたアスファルト舗装の道って、意外に障害物が多くて歩きづらいからだ。無意識に歩ける道ではない。
が、まぁ林道。やっとこさ、ちゃんとした山道になったら、5歳のお兄ちゃんは超元気になった。そうだよねぇ~と思う。土の上を歩かないと楽しくない。というか、人間が元気にならない。
お兄ちゃんが元気になってきたころ合いで、弟ちゃんが、だっこーになった(笑)。だよなぁ。お母さんが落とし前をつけて抱っこ(笑)。とはいえ、私も荷物持ちで貢献。お母さんには、ザックを反対にしておんぶ紐にする方法を教えた。山道を抱っこして歩く羽目になったお母さんがぐったりしてこないか?そこが核心だと思って、できるだけのんびり歩いたが、5歳の元気なこと!
■ 5歳児のほうがクライマーより、安全管理を自己管理できる
そして、五歳児、賢い!その辺のクライマーなら、かっこつけて、リスクを冒して見せて、ええかっこしい、するようなところでも、急だから怖い~と言ってしゃがんでいる…それは尻セードって言うんだよ~とか、教えて、葉っぱ尻セードをして楽しむ。
子供は全然傾斜がないところも、急傾斜に感じるみたいだった。むしろ立っているところで、しっかりした5cm以上の段があるところが、楽しく見えるみたいだ。
さらに、お兄ちゃんはリュックサック途中で放棄した(笑)。やっぱり、空荷が人間は快適なんだよな~。フリークライミングは常に空荷でしょう。
重たいザックを背負いながら登る、アルパインアイスのルートなんて、何が面白いの?となるのも、不思議ではないよなぁ…人間としての欲求に素直だったら…。(ちなみにどんなのか知りたい人はここに写真があります。)
途中から沢も出てきた。快適そう。今度、沢登りを教えてあげてもいいけれど、装備がない。子供は沢登りより、ただ滞在型で、沢で過ごす、そっちのほうが好きだと思う。
ボルダーは色々あったけど、どれも、課題として魅力があるか?というと… うーんな感じ。
■ 尾根の下り
やっとこさ、尾根に乗り、下りにかかるが、途中で道があっているか?不安になったとのことで尾根に戻り、遠回りと思われる道を選択。それで正解。
この辺からなら、適当に降りても目的地に着くよ、と案内者は言うが…読図法によると、降りるほうが目的地から離れてしまうケースが多いんだよなぁ… 今回は私のGPSは圏外で戦力外だし。FiledAccessが使えなくなって、ホント不便。テクノロジー後退しているが、なんでなんでしょう?
一方、ローテクなヤッホー作戦で目的にいる仲間に呼びかけに答えてもらって、声のする方に行くという原始的な方法で、何とか目的地の原っぱに到着…。いや~ 仲間がいて良かったですね(笑)。
声が聞こえたら、元気回復。ついたら、もはや14時近くで、子供も大人もくたくただった。なにしろ、9時から歩いているからなぁ…。なんとなく予想していたことだったけど…。
■ 波動治療
時間切れで朗読は一瞬で終わり。あとは、不思議な波動治療器で友人が波動療法で治療されているのを眺めて過ごす。友人は膵臓の調子が良くないという診断だった。聞きなれないレメディ名が出ていたので、後で調べようと思った。Tabacum。レメディは大体、全体像は把握しているハズなんだけどなぁ…バッチ博士のレメディ以外のレメディなのかも???
(あとで調べたら、ドイツ発のホメオパシーのほうだった。砂糖玉舐める療法で、科学的根拠なし。だけど、依存するのではなく、試すのは問題ないのでは?)
さて、治療も終わったし、帰りましょう、ということで下り。立派なボルダー…、これなら課題にもなるのではないか?というのがいくつかあった。
■ 保全&観光
ローカルグループが保全してきた山で、景勝地を作る会というのを結成する?のらしい… 参加を呼びかけられたが、山を景勝地にすることに、私は、そもそも反対意見だからなぁ…。
でも、参加を呼び掛けるなら、ヤマップとか、雑誌の『のぼろ』、岳連に連絡するだけ、と山の世界でのマーケティングチャネルは超シンプル。
パラグライダー離陸地だったのっぱらは、ネットで情報を得た人たちが増えて迷惑しているのだそうで、それも、同じチャネルで登山自粛を呼びかければいいだけだよ、と同行者に教える。
なるほどね~と。今日はこのお役目で呼ばれたんだな~と思った。同行者は私が登山にどっぷり浸かっている人とはわからないわけだしね。
■ ほほえましい
多少思い込みというか相手の意向を考えないで自分のアイディアを勧めてしまう傾向の強い人だということは分かったが、いい人だった。それにしても、草刈りしてほしいそうだが、なんで私が成竹山の草刈りをしたいと思っていると思ったんだろう(笑)??? 最期は、彼女の発想が、微笑ましい終わり方だった。
今日はなんと、3歳児も5歳児も、昨日、頑張りすぎて熱を出したそうで、あら~!と。お兄ちゃんが頑張ってくれたのは分かったが、二人とも、ホント楽しかったんだろうなぁ…
アメリカで住んでいた家で飼っていたラブラドールを、レイクタホに連れて行ったら、ボールを投げてくれというので、一杯投げてやったら、帰ってきたら、犬がぐったりして、寝ていることになったのを思い出した… 子どもと犬を一緒にしたら失礼かもしれないが…やっぱり、標高500mくらいの山でも5時間も歩けば、子供はぐったりなんだなぁ…
私はと言えば、全然、運動量が足りないので…というか、福岡の山でがっつり歩いたーと実感する量を歩くとか無理な気がする。でも、毎日1時間とかのほうが、まとめて20時間歩くより、絶対、健康には良い。
というわけで、ローカルで色々と問題がある山で、子供ガイドの経験蓄積?になった山だった。
2021/06/25
あなたは5.15より上ですか?
https://genelife.jp/covid19-score/
Covid19 にり患しても重症化するリスクがない年齢層の人が、まだ治験も終わっていないワクチンを受けると、ワクチンのほうがリスク大になってしまいます。
逆にり患重症化リスクが高い人には、ワクチンによるり患ですら耐えれない体力の人もいます。
ワクチンは、軽いCovid19、コロナにかかるという意味ですよ。コロナにかからないという意味ではなく、自ら罹るという意味です。
インフルエンザワクチンも、ワクチンを打った人のほうが、熱だしているでしょう…
ので、自分が重症化するリスクがどれくらいあるのか?を見極めるところが一歩目です。
5.15よりみんな下だと思うよ~(笑) まぁ!クライミンググレードみたい! |
無知の知 が初心者クライマーに必要なこと
今日の仏教説話からです。
■ アルパインの初心者も、フリーの初心者も、ジムクライマーの初心者も、ボルダーの初心者も
無知の知
自分はまだ駆け出しだ、という自己認識が必要です。
■ 事例1 アルパインの人
インドアジムでリードで、5.11が登れるから、という理由で、北岳バットレス四尾根に今すぐ行けると思っている
■ 事例2 フリーの人(これは私です)
一回トップロープで1テンで小川山レイバックが登れたからリードして良いと思っている。
2度目で小川山レイバックにリードで取りつき、しかも、組んでいるパートナーは初見で、振り向いたら、ダラリンビレイだったので、カムエイドで降りてきた人。
■ 事例3 ジムクライマーの人
10年登っていて、5.12がRPできる人でも、長ヌン初耳。ロープをびしょ濡れにしてしまう。レスキュー想定不在。ロープドラッグであっても登れたと思ってしまう。
■ 事例 4 トラッドの人
トラッドを何年も登りこんできていても、カム設置位置が悪くロープスタックで、ロープアップができない。それでも登れたと思ってしまう。
■ 事例 5 ボルダラー
初心者講習に出ても、ランディング練習、マントル練習もなく、ただ気を付けて登る、だけ。方法論、皆無。
■ 事例 6 開拓クライマー
30年前の情報でいまだにカットアンカー&手作り終了点。現代のスポートルートに必要とされる支点強度にない。
■ 事例 7 オールドスクールクライマー
人工壁をしていないので、落ちるクライマーをキャッチした経験がないまま、「ビレイできます」と言ってしまう。落ちることが前提であるフリークライミングの岩場で、落ちないアルパインの登りをクライマーに期待してしまう。
■ 事例 8 安全の軽視 リードもボルダーも
インドアでは、落ちるまで登る、落ちてなんぼ、だが、アウトドアでは落ちて良いところと、おちてはNGなところの見分けが必要。リスクの加算ができない。
■ 問題の9割はグレード競争によるグレード依存症が起こした問題
結局、クライミングと言う活動の中で、何をゴールにして登るか?ということを考えた場合、安直に
グレード
となってしまうのが、問題の根源です。諸悪の根源と言ってよい。
グレードは、自分の適したチャレンジを選ぶ際の、
目安
です。
(グレードを目標とする)=NG
(グレードを目安とする)=OK
ま、問題は、グレーディングが目安として機能するには、バラバラになりすぎていて、まったく目安として機能していないっていうことなんですけどね…
そこは仕方のない面もありますが、大事なことは
取れるリスクの範囲は人それぞれ、
であり、
別にクライミングは命知らず自慢をするゲームではない
ということです。
2021/06/24
治験の終了日予定は2023年5月2日ですよ
2021/06/21
本当にクライミング界のためを考えれば、という選択肢を取りましょう
■ 事実として間違っていることを熱心に解説して私を非難して来る人
もたまにいるんですが…。
そんな人の ”思い込み” を解除するには、何時間もの突っ込んだ議論が必要になると思われ、それをそういう人は要求してきますが…。それこそ、どんだけ…って感じで…。私はそこまで暇人でないというかですね…。さらに言えば、その方にそんな時間を突っ込むほど、その人と親しくない。
昨日は、ワクチンを打つか打たざるべきかで議論になりましたが、打つという人が私を見下した態度をとったのですが… その人に対して、むっとは来たけど、その人が人体実験にあえて参加したいのだったらいいんですしね…彼女の体は彼女の体。私は親でも何でもないので、自分で考えて正解と思う道をとったらいいと思います。
クライミングでは、
カットアンカーが安全だと私を説得しようとしてきた人
には、驚きました。若い人です。
■ 5-15kNという数字の意味
そりゃ、トラッドでは、カムでバンバン落ちているんだから、適切に設置されたカットアンカーで、打たれてまだ間もない状態であれば、今すぐボルト脱落事故が起きることは考えにくいでしょう…
しかし、だからと言って、UIAAが世界的に基準として定めている25kNを大幅に下回る5kNー15kNで、新規に支点を整備することが正しいことだとは言えない。
つまり、今すぐ死ぬわけじゃないという1点において、白だからと言って、グージョンとカットアンカーを比較して、残りの9点はグージョン採用に現代では正解があるわけですから、カットアンカーでもいいよね、ってことにはならないのです。
■ なんでそういう発想になるのか?
なんで、そういう発想になるのか?ちっともわからなかったなぁ。
おととい山に友人と登りに行った。友人はアメリカ人なんですが、単純に彼女は山登りそんなに好きでも、自然が大好きというわけでもない… 日本のことですら、そんなに知らない、ごく普通のアメリカ人なんですよね…
じゃあ、なんで日本に来たの?と言えば、単純で、日本に住んだことがある、というエキゾチックな経験が彼女は欲しかっただけみたいなんですよね。同じようにエキゾチックな経験を積んだ男性との出会いも出会いやすくなるし…。
短い言葉で言えば、箔って感じですかね。だから、ほんと日本社会に不満だらけで、なんだかなぁ…と思いました。日本はアメリカとは違うから意味があるわけで。
■ 箔
この経験で、そうか、あの文句を言ってきた若い女性クライマーも、そう言うことだったのか…と分かりました。
その人の目的は、岩場を良くするってことではなく、自分を素敵に見せるためのクライミング、ってことだったんですね。
開拓も整備も手伝って、かっこよくステキな、できるクライマー、っていうことだったんですね… 開拓手伝いしたり、その情報を広めることは、彼女を素敵に見せるのに役立つ…
■ 公共の善を考えるクライマーはごく少数
しかし、経験から言わせてもらえば、大体、クライマー連中っていう人種は自己顕示欲ばっかりで、クライマー連絡向けFBを運用していますけど、参加するクライマー連中の中に、役立つ情報を広めようという考えがある人、全然いません。
男性クライマーが積極的に出す情報って、どこを登って、どこをRPできたとか、自分がカッコよく見える話ばかりで、そういうのを見ると、私などは微笑ましいなって思うだけですけど
…とどのつまり、自己顕示欲、ってことですよね。
まぁ、私は記録として、こんな料理を作ったというFBをアップしていたら、女子力アピールしていると男子は思っていたらしいから…その人の本当の意図っていうのは、いつでも本人に直接聞いてみないことには、何か?と言うことは、分かりませんけれども。
それにしても、私の海外の友人が日本に来て日本文化に興味がありますっていうのに、一向に日本についての本も読まず…。なので、そうか、彼女にとっては日本に住んだことがあるというその経験、で自分がエキゾチックでステキに見えることが来日の目的なんだなって分かる…それと似ています。
■ ビレイヤー資源の取り合い
私は、故・吉田和正さんのビレイヤーになったのは、ただの状況的に仕方なく…です。色々なツヨツヨクライマーに声を掛けたけど、”そんなすごい人とは登れません”とか言って、誰も来なかった。
米澤さんと登っていたのは、米澤さんが開拓者だから、ではなく、初めから存在をHPを通じて知っており、歩きつくした痕跡も知っていたので、とても尊敬していたから。こんなに正しい山やはいないなと思っていました。ついでに、家がかなり近く、一緒に岩場に行くのに、交通費を折半で来て、互いに都合がよかったからです。別に泊を付けよう、と思っていたわけではない。
もし私が賢い選択、を取るなら、今でも米澤さんとは登っていたかもしれません…。ただ相方が怪我をしたときに保険にならないどころか、悪化させるような選択を取る人と登るのはいくら何でもできない…と泣く泣く断念、が正しい状況です。
感謝できることをする、それが正しい選択肢。
しかし、それにしても、なんで山梨では次から次へと感謝しか湧かないような恩寵がクライミングで私にもたらされたのかなぁ… あ、そっか、九州で、この”ボルトは危険ですよ”活動を正しく展開するためだったですね…
というわけで私のクライミングにおけるお役目、は、しっかりと末尾まで全うさせていただきましたので、そろそろ引き上げさせていただきたいと思っています。
付録:揚げ足取りの人に対する対策 https://smartlog.jp/146311
2021/06/18
360 Ascent 現代的なマルチピッチの話
■現代的なマルチピッチ
これはスポーツクライミングのマルチピッチの話です。一回目のトライで12時間かかっている。
https://climbers-web.jp/news/20210203-1/
13ピッチ、最も簡単なグレードで7b、6ピッチは8a以上で、最難は10ピッチ目で257m付近の8b+(5.14a)。
非常に現代的で、こういうのが、現代の若者にとっては、最適なチャレンジなのではないか?と思いました。
最適なチャレンジができないというフラストレーションは嫌ですよね。成長、ということにとって機会喪失。
スポーツクライミングですから、死ぬリスクはなく、やたら困難…8Aとかです。
その代わり、ロング…かなーり長い。体力の限界を試される、ということです。オールアウトできる。短いルートが達成出来たら、次はそれを長くしていく、という意味で、クライミングの伝統を踏襲しています。
■通常のマルチとの違い
スポーツクライミングのマルチなので、リードがフリーなのは当然ですが、セカンドもフリーにこだわって登る。
伝統的なアルパインのマルチでは、スピード重視ですので、リードもセカンドも、エイドを許容しています。そうではなく、フリーにこだわるマルチというのが特徴。
■ そんなデカい壁どこにあるの?
こんなマルチが作れるキャンバスをどこに求めるか…ですが、ダムの壁とか、そんなくらいですかね…?でかい人工的なコンクリートの壁っていうのが…。クライミングのためにわざわざ作るっていうのは、今のところありそうにないですし…。
■ 子持ち有段クライマーも、これなら満足するのでは?
私は先輩に2段登れる人がいるのですが、アルパインは生死が関わるので、子供が生まれてから、彼は困難を追求するアルパインはしなくなりました。リスクの低い、富士山の春山スキーか、太刀岡左岩稜みたいな易しいマルチのみ。スーパーアルパインへ進む素養もあった人で、中国の未踏峰まで踏んでいますが…生死を掛けるクライミングって、社会人生活と両立しないですよね…。
この煙突高難度マルチだったら、彼でも登れる。
現代の高度に上達したクライマーが、挑戦でき、達成感を感じるには、こんなルートがいいのではないか?と思いました。
スポーツのマルチなので、何か事故があるとすれば、単純に自分のポカミスです。
https://www.redbull.com/jp-ja/films/360-ascent?autoplay=true |
登山研修VOL.36を読んで、JMSCAにリボルトをお願いしましょう!
https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/tabid/82/Default.aspx
こちらにそれ用のフォームがあります!ぜひお金のあるJMSCAに資金拠出をお願いしましょう!
2021/06/16
登山研修VOL.36
クライミングをこれからも楽しむために…と題された黒田誠さんの寄稿です。
https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/images/contents/syusai/2021/tozankensyu36/2-7.pdf
やっぱり、カットアンカーは終コンです。