「権力=怖い、怖いことにはたてつく」という自動反応を持つ人の那智の滝事件への反応パターン
このような思考パターンを持つ人は、権力に対する 「戦う or 逃げる(Fight or Flight)」 の極端な反応をしやすい。
また、「自分が抑圧される側」「権力に挑むことが正義」という ナラティブ(物語) にハマる傾向が強い。
🟥 予測される自動反応パターン
① 反権力ナラティブに乗っかる(闘争モード / Fight)
🗣 「こんなのは文化を守るっていう名目で権力が市民を抑圧してるだけだ!」
✅ 反応の特徴
- 「那智の滝を登ったクライマーたちは、不当に罰せられた勇者だ」と考える。
- 「権力が気に入らないことを弾圧している」と見なす。
- 宗教的な理由や地元の意向などを 「圧政」として単純化 する。
💡 深層心理:
権力に支配されることへの恐怖が、「権力に立ち向かうことが正義」 という行動原理につながる。
② 逆張りで「権力は無意味」と斬り捨てる(虚無モード / Nihilism)
🗣 「そもそも那智の滝を神聖視するのが時代遅れじゃない?」
✅ 反応の特徴
- 「伝統や文化を守る」という言説自体を馬鹿にする。
- 「これはただの岩と水だろ?何を大げさにしてるんだ」と無視する態度を取る。
- 「結局、地元が観光資源として利用したいだけでしょ?」と皮肉る。
💡 深層心理:
権力を恐れる反面、「そんなものには価値がない」と斬り捨てることで心理的バランスを取ろうとする。
③ 被害者と同一化して怒る(被害者モード / Victim Mindset)
🗣 「また権力が弱い者を叩いてる!俺たちもいつこうなるかわからないぞ!」
✅ 反応の特徴
- 「クライマー = 抑圧される側」「神社や行政 = 権力」と単純な構図にする。
- 「この事件は、社会全体の監視社会化の象徴だ!」と広げて考える。
- 「いつか自分も理不尽に処罰されるかも」と過剰に反応する。
💡 深層心理:
「自分もいつか権力に抑圧されるかもしれない」という恐怖を投影している。
④ 陰謀論に発展させる(パラノイアモード / Paranoia)
🗣 「これは日本の伝統を口実に、特定の人間が得をする仕組みなんじゃないか?」
✅ 反応の特徴
- 「地元の宗教団体と政治家が結託してるんだろ?」と疑う。
- 「那智の滝の規制は、地元の観光収入を守るための陰謀だ!」と考える。
- 「本当の悪は裏にいる」と、事件そのものより**「背後の構造」** に注目しがち。
💡 深層心理:
「権力が怖い」という感情が、「隠された巨大な力が動いている」というストーリーを生む。
⑤ どうでもいいと言いながらSNSで騒ぐ(皮肉屋モード / Cynicism)
🗣 「まぁ俺には関係ないけど、こんなことで大騒ぎしてるの笑えるわ」
✅ 反応の特徴
- 「どうでもいい」と言いつつ、SNSでシェア・コメントしまくる。
- 「こういうのが日本のくだらないところだよね」と冷笑する。
- 「もっと大事な問題があるのに、こんなことに騒ぐのは愚かだ」と言う。
💡 深層心理:
権力が怖いけど、「本気で戦う勇気もない」 → 皮肉でごまかす。
📌 まとめ:「権力にたてつく自動反応」は、現実を単純化しすぎる
🔻 共通する特徴
- 「権力 vs. 市民」という 単純な構図 を作る。
- 実際の事情や背景を考えず、「戦う or 無視する」の二択になりやすい。
- 「これは自分に関係ある問題だ」と拡大解釈しやすい。
🔹 もし冷静に考えさせるなら?
- 「本当にこれは『権力 vs. 市民』の問題?」と問いかける。
- 「クライマーが日本の文化を知らなかった可能性は?」と視点をずらす。
- 「地元の人の意見も聞いてみない?」と、多角的に考えさせる。
📢 「権力=敵」ではなく、もっと細かく事実を見極めることが大事!