2022/09/30

トポに初登スタイルの情報を

■ 赤チョーク

ある投稿…

ーーーーーーーーーーーFBより引用ーーーーーーーーーーーー
Ninjya 5.14a
二子山の美しき流れ5.14dを登って、少しクライミングは休もうと思っていたら 二枚目の写真が送られて来て
もう一目惚れしたルート、まだ写真だから分からなかったけど、いざ会いに行ったら本当に綺麗なラインで僕を虜にした。
大きな25mの一枚岩の真ん中にボルトが4本打ってある、1番簡単な弱点を突いて登って5.14a
めちゃ良いじゃん
初登の @glowaczstefan はグランドアップで落ちる度にロープを抜いてムーブの確認もしてないらしい
僕は2年トライして登れず、やはり週末、しかも1日しか行けないとコンディションに悩まされてストレスにも感じてしまった
なので、天気に左右されない二子山の乾杯5.14cでトレーニングしてから戻ろうと考えた乾杯は予想通りストレス無く毎週トライ出来た
乾杯も2年かかったけど、その後また2年のトライを経てニンジャを完登する事ができた
僕のクライミング人生で登ったルートの中で間違い無く1番綺麗なルート。
チョークは使うし、マークもつけるけどさ、少し考えたらわかるだろーよ
赤で印つけたら目立つしダセー事くらいさー
もうやめてね
せっかくかっこいいラインなんだからさ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

■ スタイル無視… = 無知

何年もクラックを登っていても、スタイルって言うことには、目が向いていないのが、男性新人クライマー。

登れたか?登れなかったか?の白黒思考なので、スタイル、っていう発想は、きちんとフリークライミングの歴史を追求している人しか、分からない発想なのかもしれません…

なんせボルダーは、スタイルはゼロで、何やっても登れればOKみたいな世界になっています…

こうしたクライミング文化の劣化を防ぐには?

  トポに初登スタイルを追加していくプロジェクト


をしたらいいんじゃないですかね? 

■ 失われつつある文化

昨今はジムに岩雪が置いてあること自体が稀です。

https://tamasaka.typepad.jp/tama/2007/05/%E9%9B%91%E8%AA%8C%E5%B2%A9%E3%81%A8%E9%9B%AA-%EF%BC%91%EF%BC%91%EF%BC%96%EF%BC%99.html

福岡に来て岩雪があるジム自体を見たことが一回もありません。福岡のジムで置いているところはないんじゃないでしょうか?置いてあっても、かろうじて、ロクスノ、です。現代のロクスノは、全然ロマンもスタイル情報もないし…。

情報がないので、初登時のスタイルを重視しろ、と言われたところで、初登のスタイルを知らない、分からない、のかもしれません。昨今のクライマー君たちは…、現代の若い人どころか、年配で地元で尊敬されている人ですら、動くようなものに道標付けてそれを自慢にしてしまうレベルです…。

しかも、外ボルダーの影響で、どんな汚い手を使っても…例えば、粘着性のあるチョークとか…登れさえすれば、成功と思っているのは、ごく普通のクライマーです。

アルパインを長い間(例:10年とか)やったようなクライマーでも、ロープがスタックして登れなくなったりしても、登れた!と結果オーライの判断になって、反省するどころか、自己肯定感、高くなっちゃう(汗)。

だれかちゃんとした指導者が必要そうです。

結局のところ、

 ニンジャって言って分かる人

が、クライミングを教えていないで、全然そんなのは知らない人が、教えているわけです。

トポに初登の時の、スタイルがどうだったのか?エピソードを書き込んでいく、というようなことをしないと、登れさえすればどんなスタイルでもいい、というボルダーのルールをリードに持ち込むため、本気チョーク、どころか、赤チョークでも、悪気なくやってしまう人が後を絶つことはないだろうと思います。

 

 

画像(ステファン・グロヴィッツの最近の投稿https://www.facebook.com/stefanglowacz から…)

トポがアートで驚いた…

■ ムーブの解説を書いてしまう開拓者達…

開拓者は、のぼってもらいたいという気持が強いので、例えば

 ”核心部は、3ピン目と4ピン目の間”

とか書いてしまいます…。 

核心が1ピン目以下にあるのであれば、ビレイが困難になるので、5.10代などの入門者向けグレードでは、注意事項として書いたほうが良いかもしれませんが…

一般に3ピン目以降は落ちても安全なのが、フリークライミングなので、よほど、3ピン目でランナウトしていて、そこで落ちてグランドフォールの危険があるのではない限り、核心がどこか?を書くことにそんなに意味があるとは思えません。

ムーブを細かく解説しているトポを見ると…過保護系な母親を連想したりします。

そう言う内容ではなく、トポには、

  初登時のスタイル 

ラッペルか?グランドアップか? チョークはつけたのか、ノーチョークなのか?どのような苦労をして登ったのか? 何日かかったのか?

そういうことを書いたほうが良いと思います。

男子は、突破力の1点豪華主義で、5.12が登れると自己申告してきても、その内容は?特定の自分のお買い得5.12だけが登れるという意味だったり、その登った5.12は〇〇日間もうんうんうなって登ってものだったりで、結局、山にある10cで2時間半とか、かかるかもしれません… オールラウンドな自分の実力を正直に申告したいという人は少ないかもしれません。

そういう事情の中では、

 トポにムーブの解説があると、得意で登れそうなムーブのルートだけに行きたい、

というニーズが出てきてしまうかもしれず…ますます、一点豪華主義加速。

 トポにムーブは書かない

というルールはクライミングを提供する側が徹底したほうが良いかもしれません。


2022/09/29

やっぱり崩れたよなーの図

 皆伐跡地の再造林地… こんな林業やったらダメって、木を切り倒す前から結論がでているのに、ウッドショックで、木材価格が上がったと思って儲かると思ってやっちゃうんですよね…

クライマーと地域をつなぐ活動も、よーく気を付けていないと、クライマーを

  自然破壊の手先

にしてしまう結末になります。

再造林をしてくれる人を探している林業は、

 ババ抜きのババを引いてくれる人

を探している林業です。誰もやりたがらないのは、人手がないからではなく、

 やっても意味がない

からです。その証拠に大型フォワーダを自社で買って、10年で返済可能な勢いで木材搬出業者はもうかっていますし、フェラーリも買えそうです。一方植える人、は、この写真のような結果を被ることになります。


雪崩講習、ビレイ講習、雪上確保、岩場のレスキュー

■ やっていて当然のことをしていないで、山に行く=そりゃ遭難するわな

本来、山やになるには、やらなくてはならないことは、登山者自身が主体的に考えれば、分かる程度のことです。
雪の山に行くのに、雪崩講習を受けずに行けば、当然その人は雪崩に喰われるリスクは高くなります。
クライミングをするのに、ビレイの講習を受けずに行けば、危険にさらすのは、相手であり、自分は人を殺す可能性があります。
そういう本来しなければならないステップを端折って、
 名誉だけを得たい

2022/09/28

弟の死とクライミングの関わり

■ こころの働きの不思議

弟が亡くなったのは、もうずいぶん前です。弟は突然死で、24歳で亡くなりました。

余りに急だったので、よく分からないまま、平常の日常に彼の死は埋もれて行きました。
 

あまり弟の死の意味を深く考えることもないまま、40代になり、クライミングを趣味でするようになりました。しばらくは楽しいクライミングでしたが、疑問に思う言動が多く、悩まさせられました。

とくに九州に来てからは、

 命知らず自慢をわざと行い、

 生を軽んじるような言動を繰り返す、

そのようなクライマーたちの在り方に、ものすごい違和感を感じるようになりました。

もともと私は優等生タイプなので、粋がりで、命を落とすような 

 ”幼稚さ” や ”あほくささ” 

とは、そもそも相性が悪く、そのようなメンタリティとは、無縁のタイプです。

■ 自分を守る盾(自分らしさ)を失ったこと

問題は、そのような自分を守る盾になっていた、

 本来の資質

が、弟の死、によって、生かされなくなったということです…。

相手の生死について、責任を感じてしまうということです。

■ 弟思いの心=弱点

私の周りには、弟思いの私の思いに


 ちゃっかり便乗、
 

したいという人が集まるようになりました。

■ 山やになるためにしなくてはならないこと

本来、山やになるには、やらなくてはならないことは、本人が主体的に考えることができます。

雪の山に行くのに、雪崩講習を受けずに行けば、その人は雪崩に喰われるリスクが高くなるのが当然です。

クライミングをするのに、ビレイの講習を受けずに行けば、危険にさらすのは、相手であり、あなたは人を殺す可能性があります。

俺はもう分かってるから行かない、と言って、奥村講習に来ない=傲慢です。

本来、毎年岩講習をやって、当然なのです。

そういう本来しなければならないステップを端折って、
 

 名誉(結果)だけを得たい
 

という人が集まるようになり、

 殺されるかもしれない、というリアルな恐怖

が生まれるようになりました。 この恐怖には、合理性があり

 無知 + 傲慢 = 死 (それもチンケな)

 が、初心者山やの死の公式みたいなものだからです。 

無知と傲慢が、私の幻想ではなく、本物であることを何度も確認することになりました。

これが、九州に来てから、私のクライミングの歴史に起こったことです。

よって立つ技術を向上して行かないのに、難易度だけを上げていけば、当然、死に近づきます。

 

自分より肉体的能力の劣る女性に、ちゃっかり便乗して登ちゃおう!という男性の、どこが男らしいのでしょう?

2022/09/27

ふたりのA木

■ 子どものころの傷

18歳のころ、母は私の心の優しさに付け込んで、自分の責任である弟と妹の養育まで、長女の私に押し付けようとしたわけですが、そして、ちゃんと私はNoと言って、お断りしてきたわけですが(行為)、
 

  そんな親でも心配になる(因)
 

ことに変わりはない。業力不滅で、業力…愛情…は、残っているわけです。

似たような状況で、同じ業(スキーマ)が繰り返される…
 

■ 一人目のA木さん

師匠の青ちゃんは、憎めない性格の、大人げない、お父ちゃんタイプの人でした。

どれくらいやんちゃ(=大人げない)か?というと、韓国でクライミングしていて、店からつまみ出されるくらい大人げない(笑)。ああ、私のいる時でなくて良かった。

娘のことが目の中に入れても痛くないほど可愛いみたいで、社会的な成功をすでに収めた後の私から見れば、そんなことで自慢するの?みたいな内容(つまり、自慢話にならない)の娘さんの自慢話をしてくるのでした。そのため、私を可愛がってくれるのは、本当は娘さんがクライミングをしてくれたら嬉しいけど、してくれないので、代わりなのだろうと思っていました。

しかし、3年前の今日の記録をみたら、弟子の私が右膝脱臼して、ワイドは、今、無理~…って言って、涙目で訴えているのに、自分が登りたいから、って理由で、ショイナードB

この時は、引きづる足で登っていて、ほんとに私は愛されていないなぁ…って思った。無理して出かけて行って、泣きっ面に蜂で帰ってきた。けど、それでも、師匠は師匠…。 

彼と出会ったことで、自分の母親がADHD的だったんだと分かりました。母親のADHDぶりに振り回された子ども時代だったような?

母同様、色々、てこずらさせられたけど、師匠は師匠。

師匠で思い浮かぶ別の家族は、弟でした。

弟は、頭が悪いと言われてコンプレックスだったけど、本当はちゃんと賢い子どもでした。じゃないと、水泳でメダル選手とかにはなれないですよね。 でも、私は姉として、彼に気の毒感をもっているわけですね。

今も痛む膝は、青ちゃんがテーピングしてくれました…。本人が、怪我を何度もしているだけあって、上手なテーピングでした。 

ところで、膝は今も良くなっておらず、今でも痛いです。

■ 二人目のA木さん

実名を書くのは、つるし上げる用途ではなく、A木さんと書くと、師匠が連れて行ってくれた岩場を、二人目のA木さんが行けるのか?と誤解が誤解を生むからです。

誤解がないようにしないと!です。

二人目のA木さんは、師匠の青ちゃんほどは高度な場所は登れません。青ちゃんのようなベテランではありません。

先輩の荒木さんも、私が取り付いた日向神の10dを、”ちょっと待った”と言って、自分が登って見せ、ランナウトの危険を私が察知できなかった点をカバーしてくれました。

あれはありがたかったな~。

九州に来てから2年ほど、ビックリ仰天の岩場の数々を一緒に巡り、「こりゃ~、JFAが見たら、ひっくり返るね~」と私は言っていましたが、よく考えると、JFAが見てひっくり返ると分かるのは、私だけだったような?

初めて一緒に行った太刀岡での出来事を良く覚えておくべきでした。

岸良では、私のビレイをしてくれず。大堂海岸では、自分が登りたいところだけを登っちゃって、しかも、それって、私のロープだった…。

同じようなことはその前にも何度もあったのですが、結局私がリードできる優しめの課題がない岩場だと、かわりばんこという法則は、ゆがめられざるを得ないので、男尊女卑になっていることに気が付かなかった…ってわけでした。

岸良は私がリードしたくて行った岩場だったので、そこでビレイしてくれないということは…男尊女卑な方と分かったので、もうそれ以来登っていない。

お互いクライミングの初心者の時代から、苦労して技術習得に努力しあってきたと思うので、ロープの出し方を分かっていない様子…例えば、登攀の後で出てくるⅡ級の場所を岩角にひっかけながら、行くこととか…を見ると、

 たぶん教えられていないのだろう、

と思っていました。そうじゃなくて、師匠から、盗む能力がなかったのかもしれません。

なんせインスボン、3年前の今日、痛む膝を抱えて連れて行ったんで、青ちゃんのリードを見たはずですし。(https://allnevery.blogspot.com/2019/10/blog-post.html

彼、何年もクライミングジムを経営しているパートナーとヨセミテに行っていたので、恵まれているほうだったので…。ヨセミテの経験を話さないことを考えると、ヨセミテでは、大したことができなかったのだろうと。それはそれで気の毒です。

しかし、彼は私の倍くらいのクライミング経験があるはずなので、そんな長い経験があったとしても、大した内容のリードはできない…(白亜スラブ参照のこと)というような情報が私にとって役立つわけなのでした。

つまり、このレベルの人にはこの程度の理解を期待して良い、とかそういうものです。男性は概して、自分のことを大きく申告しがちです。真に受けてはいけない。

一般法則として、男性は、登れても、ロープへの理解がイマイチ。女性の私は、そういう現状と比べると、ロープの理解がきちんとしているので、相手から見ると、これくらいは登れるだろう、と男性のリード技能のものさしで測られると、全然登れません。なんせ、日本の岩場では、チビのほうが取らねばならないリスクは大きいのです。男性にとっての5.9は、私にとってのナインではありません。

(現在の私は、日本的基準では、登れてやっとこさ5.9ってとこでしょう。このままでは殺されるとマジで思ったので、ここ3年、登っていません。登らなくなれば、ムーブがあってもパワーが無くなり、登れなくなります。)

私が苦しむのは、愛情があるが故で、その逆ではないです。

仏教では愛情=執着。

私には子供はいませんが、ちょうど子離れ期の女性が、同じような問題で苦しむ時期… 女性としての人生を順調に生きているってことですかね…

それもこれも、先祖の導き?によって、焼き畑へ出かけたおかげ。

クライミングを離れて良かったのは、こうして関係性を整頓できたことです。


 

積雪期における剱岳の登山届「富山県登山届出条例」を解説 Introduction of the Mountain Climbing Notifi...

2022/09/25

KY(危険予知)とHHK(ヒヤリハット気づき)

 ■ 奥多摩の東京チェンソーズ

自伐型林業を勉強している中で気が付いた、

”かっこいい人たち”

です。 東京チェンソーズについてはこちら…

 

 ■ 動くものにピンクテープ事件

最近も、九州の山やの知性の低さに愕然とする出来事があり…、もう虚脱感というか…

 道の中に落ちている動くものにピンクテープ

つけて、それがおかしいと分からないみたいでした…。

それどころか?自慢話になってる…(汗)。 

赤布やピンクテープは、読図力がない登山者のためのものです。どんなに数が少ないにしても、赤布やピンクテープを頼りに歩いている限り…その人がやっている山の本質は、初心者と同じで、目印を捜すゲームです。

本当の上級者というものは、読図力があり、尾根と谷を見極めてルートファインディングができるもの、ですので、そもそもピンクテープや赤布を必要としないんですよ?

必要とした上に、そのピンクテープが…登山道上に落ちている動くものについていることに、おかしいと気が付かないなんて…(汗)。どんだけ~ってやつです。

上級者を自覚する山やなら、その場でピンクテープを動くものから外して、動かない枝などに付け替えましょう

■ 基礎教養に問題がある

昨日、精神科医の動画を見ていたら、コロナ禍で、多くの人がガセネタに踊らされているのは、

基礎教養の低さ

に原因があると言っていました。私は正直なので、ばっかじゃないの?と思ってしまいますが…それで子供のころは母に良く、「可愛くない」と言われていました…しかし、

動くものにピンクテープをつけてあるのを見ておかしいと気が付かない

どころか、自慢の種にするって山屋… それベテランって言えますか?

はぁ…って虚脱症状になりました。

読図は、オリエンテーリングの大会なども良く行われていますし、ちゃんと取り組めば大したことはないです。特に九州には大きな山がないので、尾根一つ降りる程度の読図の練習は、気軽に取り組め、失敗したとしても、大した距離を失わないはずです。

■ KY 活動

さて、話は戻りますが、KY活動というのは、危険予知活動、です。HHKというのは、ヒヤリ・ハット・きづきの略です。

林業は、非常に事故の多い活動で、指を切断するとか、良くあります。チャップスをつけていれば、動きが止まるチェーンソーより危険なのは、刈払機での下刈りです。

ちなみに、自伐型林業を実践していれば、下刈り、という作業は、ほぼ発生しません。全伐や皆伐がないためです。

しかし、搬出の関係上、列状間伐の入ったりなどの例外での植林で、下刈りが必要になることはあるかもしれませんね…

さて、リスクが多い林業で取り入れられているのが、KYとHHKです。


 

作業前に、KYで危険予知を行い、作業後にHHKでヒヤリハットを気づきにつなげる。

平たい言葉で言えば、傾向と対策、です。こういう傾向があると気が付いたら、それに対して対策する、です。

九州のベテラン山屋を自覚する男性に関する中では、

KY= 基礎教養の欠如により、根拠の希薄なことを自慢話のネタにする傾向がある

 ↓

HHK = 間違っている点を本人にしっかり指摘して分からせる 

これで愚かな自慢話が辞めばいいですが…。もっと、恐ろしいのは、若い人がこのような言動を見て、

 動くものに目印をつけるなんて愚か者のすることだと気づかず模倣

することです。 

■ 登山口の無い山 舞岳

https://stps2snwmt.blogspot.com/2020/12/blog-post_20.html

 自慢するわけではありませんが、私がいた御坂山岳会での雪山の会山行は、目印一切ないですから。初心者のころ行った八ヶ岳のバリエーション川俣尾根も、テープ一か所、尾根の別れ目だけです。

https://stps2snwmt.blogspot.com/2015/01/blog-post_22.html

2022/09/24

ソシオパス

■ ソシオパス

自己責任論がクライミング界のソシオパスに、悪用されているような気がします。

ソシオパスは、実際に何かを引き起こした感覚がないため、悔恨や恥を感じることができません。

例えば、建物の窓から何か重いものを不注意に投げ、外に立っていた人が怪我をしてしまった場合、何も間違ったことをしたと感じないでしょう。 彼は、窓の外を歩いていた人が悪い、と考える。

…そうです。これがソシオパスの思考回路。 これなど、あきらかに

 自己責任論の悪用、

です。

ずっと以前ですが、大阪で飲み会中に聞いた話です。後ろに走らないと適切にビレイできないボルト配置の、斜陽、という課題が関西にあるそうなのですが、5人も6人も重大事故者がでているそうです。これは、ピンが遠く、配置が悪いため、なのだそうですが、課題設定者は、


 おれのせいではない

と主張して改まらないそうです。

これは、明白なソシオパスでは?

いつのまにやら、日本はソシオパスが、権利だ!と主張して、人命を奪っても、反省すらしない社会になってしまったようです…末期症状ですね。



2022/09/23

玄米豆食〇 玄米菜食×

■ 玄米豆食〇 玄米菜食×

玄米菜食に成功して鬱になったのですが…(汗)。もとをただすと、タンパク質欠乏=アミノ酸欠乏を起こしたわけですが、植物にもアミノ酸ありますよねぇ?というので、おかしいな~と思いながら、栄養学の本を読みあさっているのですが…。やっとわかった。 

精製していない穀類に含まれるアミノ酸を摂取するには、豆とのセットで食べないとダメなんですよ。しかも、比率も重要。2・2/3:1=穀類:豆 つまり、豆が100gなら、穀類は266g。穀類には、トリプトファン、リジン、メチオニンが含まれていないのは、超有名ですが… 

■ 具体的に

100gあたりに玄米に含まれるたんぱく質は6gですが、これは、上記の比率で豆を一緒に食べないと吸収されないのです。

玄米で一日に必要な50gのタンパク質を採ろうとすると?830g。玄米のカロリーは350Kcal/100gなので、2905Kcalとなり、大幅にカロリーオーバーにはなりますが、昔の人が肉体労働しているレベルでは、食べれない量ではないです。

これを白米でやると?100g中3.5gしか利用できないので、1.4kgも米を食べないといけなくなり、総カロリーは4942kCalとなって、大幅にカロリーオーバーです。
たった50gのタンパク質でそうなので、男性向けの70gだとエライこっちゃです。

 一体一日50gのタンパク質を採るために、卵とチキンスープを組み合わせてどれくらいの玄米が現実的な量なのか調べないとです。

豆は豆腐をちょっととか、納豆を一日1パックみたいな食べ方では、ぜんぜんタンパク質量を底上げすることにならないようです。

ラオスのお食事 ビーガンのメニューも多く、半分はビーガンにしていましたが、体調は良好でした。
 

2022/09/22

【再掲】トップロープだからって安全では無い

1)アンカーの崩壊等 22%
2)ノーヘル 20%
3)ローワーダウンでのエラー 17%
4)不適切なプロテクション 抜け 16%
5)アンザイレンの失敗 16%
6)コミュニケーションのすれ違い 13%
7)単独登攀中 12%
8)すっぽ抜け 12%
9)懸垂 10%
10)ビレイエラー 10%

つまり、開拓者側に全責任があるもの 1)、4)、

ビレイヤーに全責任があるもの 3)、10)、

クライマー個人が全責任があるもの2)、7)、9)で、

後は相互責任といえるもの、5,6,7です。





2022/09/21

九州でのクライミングでトラウマが活性化

■ 発達性トラウマとは?

福岡でしばらく荒木さんとクライミングをして、やたらと、

 ”父からプールに落とされるイメージ” 

が、湧くようになり、古い3歳児の傷が活性化されたなーと思ったのですが… これって何トラウマ?って思っています。活性化するのは荒木さんと登るとき。というか九州のクライマーと登るときかもしれません。

 ーーーーーーーー

長期にわたって反復される虐待やネグレクト、養育者や他の大人からの性被害など、幼少期の逆境体験(II型トラウマ)により、発達課題を達成できなかった状態は、「発達性トラウマ障害」「愛着トラウマ」などと呼ばれていました。
ーーーーーーーー

長期には、わたっていないので、発達性トラウマではない。

私は色々な困難…大学を自力で卒業とか、海外に行って働いて英語を習得する、とか…は、適切に乗り越えた、と思うのですが、もしかすると、

  最後に残った傷が父から受けたもの、…はるか、かなたの忘却の果てにあったもの…

なのかもしれません。

なんせ3歳のころの記憶なので、本物かどうか?すら怪しい、プールに落とされて溺れた記憶…で、一番覚えているのは、父の顔です。

 笑っていた… 子どもが死にかけているのに…

■ フラクタル

それが、クライミングで、

 私が殺されかけている…

 =ピンが遠くて、男性には命がけにならなくても、私には命がけになる…とか、

 =ロープがアップされない

 =ボルト自体がそもそも、危険

 =優しい箇所でロープを岩角に引っ掛けながら安全確保するとか知らない

 =ヨセミテに行けば、誰でも楽しいと思い込んでいる

…などなどの、男性側の無理解な心…こちらが殺されかけているのに、誰もそれがピンチとは気が付かない…

という図と重なるのです。 

いや~、クライミングでは、いわゆる”男性の無知”に、殺されかけた!とマジで思います。

■対策 

・すでに水泳で水の恐怖は克服済み

・あなたには安全でも私には危険です、という解説を懇切丁寧に行う 

・自分が思う以上に相手は、”相手の立場を理解できない可能性”があると想定する



2022/09/20

大人のADHD

■ 小児ADHDの学習

クライミングの師匠のお孫さんがADHDだったので、彼は俺も大人のADHDかも?ということで、クライミングでADHDって言葉を知ることになったんだが…、最近、栄養学の本で、私の症状(鬱)とADHDや自閉症、発達障害の根本原因が同じ(栄養欠損による脳内物質の棄損)なので、自分もそうだった、もしくは、そうであるのかなぁ?と思いつつ、学習。

結論的には、私は全くの定型発達で、鬱は、葉酸、B12,ナイアシン欠乏、でした。

 

集中力をあげる(=ドーパミンレベルを上げる)のに、お酒が必要になる、という話だったんですね…。てっきり、アル中かと思ってたよ…。

いや~、数々の、師匠の謎の行動… の”謎”が解けて良かった…。

以下、謎の行動の数々‥‥

1)レスキューワークを教えるからと公園に呼び出された…んだが、呼び出した本人が思い出せず、「ビール買って来て」。え?ビール?昼から? ええから、ええから…と言われ、目が点になったが、言われた通り、買って来て、ホントにお酒飲んだら、思い出し、ロープワークの紹介、無事終了した。

2)自分が勝手に集合時間、間違えて、1時間早く集合したのに、私に「なんで教えてくれないんだ」 え?だって間違えるってこと、わたし、予言できないよ?

3)クライミングに若い男子を連れて行くと怒る 

4)かといって宴会に誰も連れて行かないと、誰か連れてこいと言う

5)吉田クライミングにつき合わせたら、喧嘩

6)韓国に行ったら、突然切れて、放置プレイ

7)飛行機券を手配してあげないと怒る 

8)絶対ガラガラのバスなのに、きっちり予約しないと怒る

9)安全な日本で荷物のそばから離れたがらず、コーヒーも飲めない。のに、安全でない韓国でトイレのために、気安く荷物を離れて盗難にあう

10)めちゃくちゃ、あれこれ、頼みごとが多い 普通は頼まないようなことを頼んでくる

…と、解釈に困る感じで、大変だった…。

善意で娘さんと私を重ねているのだろうと思っていた。が、それは普通の人の発想で、ADHDの人としては、特別扱いが必要なのは目に見えているでしょ、ということなので、ADHDの人は、単純に無能(=できないんだよ!)を分かってもらいたい、という要求が正義なのだ、ということがよく分かった…。(例:PCが苦手)

普通の大人社会と突き合わせると、全体に

 それは自分の責任でやるべきことでしょう 

ということを他者に丸投げしようとすることが多い(=できないのが当然だから)ような気がします。

PCが苦手って言われても、あまりにも誰でも出来るような程度のことなので、てっきり、共依存しようと持ち掛けているのか?と思っていました。

私は超がつく定型発達児なので、発達障害がある人の側から見たら、頼れる人。それは共通理解よね、みたいな感じなのでしょう…。

■ 脅し

自分の思い通りにならないと、すぐ「お前とは登らない」と

 脅す

ので、愛着障害なのか?とも思っていました。

お前とは一緒に登らない!と脅されても、全然、一緒に登れる環境に、そもそもないので、あんまり意味がないような状況の時でも、脅しとして、これを言うので、あんまり深く考えて発言しているとは思えず、逆に可愛いとも言える感じだったのです…

…が、これも発達障碍、独特なんだろうな。

元気にしていてほしいな。 ずいぶん、無理を重ねて私のために頑張ってくれたということが分かり、ホントにありがたいなと思いました。そうだったんですね…。

絶賛クライミング中の時は、分かってあげられなくてすみませんでした…。

結論: 私のことは、だいぶ無理を重ねて、クライミング指導を頑張ってもらったようだ


2022/09/18

ナイアシン欠乏型とマグネシウム欠乏型

 クライマーにも増えているADHDや自閉症スペクトラム障害ですが… ヒューマンエラーが多い人はそうかも?

で、マグネシウムの欠乏型とナイアシン欠乏型があるそうです。

https://www.facebook.com/tokumi.fujikawa/posts/pfbid02dPB1jcmebaNeCzABYpfXuHGaEwi34BqyvL9nXWpKwruHDm9ure3exEAYMZgGjkp6l

https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12741959778.html

識別は、MGでお腹が緩くなるかどうか。また、試しに飲んで著効すれば、それが欠乏型です。

しっかし、栄養療法は、目を見張るような効果が出ます。

■ 欲望と戦わずに済む

ナイアシンを摂れば、私は甘いものへの渇望がゼロです。

今日の仏教説話は、欲望をどうコントロールするか?という話でしたが、食欲の場合、痩せたい!という名誉欲と食欲が戦っている状態と、仏教では言われますが、ナイアシンを十分取れば、不要な食欲はわかないので、そもそもコントロールすること自体が不要です。 

人間は動物なので、生物、としての欲求は抗うことが難しいのかもしれません。

習慣という力は、意思力の節約をもたらす最大の力ですが、クライマーなら筋トレを習慣化することでクライミングには役立つはずです。

逆に言えば、やったらいいような筋トレをやらないクライマーの場合、クライミングへ向かわせる心の本当のところは、名誉欲、にあるのかもしれません。

ちゃんと筋トレしているクライマー見るたびに、えらいな!と思います。


 



エリック・ホッファー 働く哲学者

 ■エリック・ホォッファー働く哲学者

労働者という立場を守りながら哲学を独学で収めたことで、超尊敬される人になったホッファー。
 
そういえば、ラオスで登っているとき、60代なのに一度も、まともな仕事にはついたことがないまま、フリーターでクライミングを続けているアイルランド出身のクライマーが、若者から超尊敬を集めていました。

日本では、尊敬を集める人物の基準が、微妙ですなぁ… 金持ってるとか、スキルが高いとか、持っているもの、で相手を判断し、その人が唱えている事、その人の生き方、をあまり問うていない。
 
それだけ、日本社会が未熟だということでしょう…


 ■

失敗や間違いを犯すことも人生の権利の一つ

15歳のころ、30万円しかかからない留学の話を親に持って行って却下されたというのは、32歳のころ、せっかくテレコムニュージーからヘッドハンティングされて、ニュージーランドに移住する道が開けたのに、夫に却下されて実現しなかったというのと同じ、
 
未解決な感情
 
そもそも、選択肢として検討のテーブルにすら載らなかった…
= 私の人生について、母も夫も、どうでもよいか、自分の付属物のようにしか考えていなかったのでは???
 
という疑念という感情が生まれているのですが…、この”疑念”が、グルグルと私を苦しめているように思います。
 
15歳のころの出来事については、女性の友人が子供の進路に、あれこれ必要と思われる以上の詮索をしている様子を見て、”母親だもの、心配が動機なんだなぁ”と思い、15歳で娘を一人で海外にやるには、ヤマザキマリを育てたほどの肝っ玉母さんが必要で、母にその器があったか?と思うと…。 ないと思うので、仕方ないや…と許せそうな気が…。
 
一方のヘッドハンティングについては、微妙… ま、世界のどこにいても、幸福は作れると思いますが… テレコムニュージーでは、韓国人のあまり優秀でない人を蹴落とすことになってしまう感じだったので、それだと、人の道に踏み外してしまったかもしれないし… 誰かの人生を私が身を引くことで救ったともいえるからなぁ…。まぁ、よしとするか。
 
■ 身を引かずにWINWINを作る
 
自分をもったいないあり方ではなく、十分に有効に使える在り方を模索していますが…
 
ヨガの先生
 
は若い女性に勇気を与えることが出来て良かったですが、クライミングは、私の道ではないとハッキリ自覚できます。
 
なんせ、フリーでブイブイ鳴らせようとか、吠えたい、とか、一切感じません。ジムで、登って見せてくる女性とかいますが、ぜんぜん挑発に乗らないので、シラケさせている。

クラックが登れて、瑞牆の調和の幻想とかやれたら、かっこは良いだろうとは思うけど、私は、かっこよさのために生きるなんて愚かな行いは、そもそもしたくないし…
 
私にとっては海外の放浪も、実は富士経済がそのような仕事で、調査なので、普通の日本人が行かないような僻地に、ハイヤーと通訳を雇って(つまり、会社の経費で)自由に行くことができたのですが、別に大きな喜びはもたらさず、まぁ、って程度だったんですよね。会社を辞める時、同僚に、こんな楽勝の会社辞めるの!と慰留されたけど…。そのあとニュージーの話きたから、辞めたほうが可能性は開けたってことでしょう・・
 
ホッファーにとっての沖合氏みたいな仕事を見つけるのが課題かな。

2022/09/17

終活・遺産寄付でリボルト資金へ?

■ アメリカはオピオイド系で人がバタバタ死んでいる

巨大製薬会社の陰謀…というドキュメンタリーを見て、

アメリカで登るリスクはこれだな~と。

銃社会、ということ以外には、麻薬社会ってのがあります。自己責任の比率が日本より大きい。

要注意の名前は、オキシコンシンとフェンタニルです。よゐこは近づかないように。

 

しかし、米国企業はこんな感じだよな~と見ていて思いました。誰も悪い者がいない間に巨悪が積みあがる様子が、デジャブー感でした。

■ 遺産を岩場に寄付キャンペーン

 これから、大量の団塊世代のこの世からの引退がスタートするはずですが…みんな家を二つも3つも持っていて、家余でイラナイ、という人が多いです。

そういう人は、相続税で子孫に負担をかけるより、遺産をクライミング界に残すというのはどうでしょうか?

リボルトの基金になれば、この世に素晴らしい業績を残したことと同じになるでしょう。

http://jelf-justice.net/wp/wp-content/uploads/2016/07/%E6%8E%A8%E8%96%A6%E5%9B%A3%E4%BD%93%E8%B3%87%E6%96%9920200825%E6%9B%B4%E6%96%B0.pdfより引用

JFAやその他協会が受け取り手になれば、良い具合に図らわれるのではないでしょうか?

2022/09/16

ナイアシンが著効して、製薬会社の闇を知る

■ 著効

私はナイアシンがどのビタミンよりも著効したのですが… 著効したということは、

潜在性のナイアシン欠乏症

があったということで、体質的に?あるいは、食習慣的に?ナイアシンが不足しがちなライフスタイル(縁)もしくは、体質・遺伝(因)を持っていたということになるのですが…

 ナイアシン → 糖・資質・タンパク質 すべての代謝の補酵素

 ナイアシンアミド → 糖の代謝の補酵素

なので、たしかに白い砂糖とか数年レベルで食べていないはずだしな。

ナイアシンアミドは効果を顕著に感じるわけではないので、私の体に関しては、ナイアシン、がスゴイです。

今日で、500㎎、二日目ですが、初日ほどの快眠効果はなかったな…。

一回目の100㎎ でも著効して爆睡したので、欠乏症を埋める場合、驚くほどの効果が出るようです。

こちらに藤川医師のナイアシン服用指南が載っています。

https://yuhobika.net/yuhobikaweb/niacin/ より引用

 ■ 補酵素

これは、糖の代謝で補酵素がどう関与するか?という図です。とりあえず、数えてみた…。

http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/vitamin.htm より引用


B6 5か所
ナイアシン 10か所
パンテトン酸 2か所
B1 2か所
B2 6か所
ピルビン酸 1か所
葉酸 1 箇所

ナイアシンって、ダントツに、解糖系に必要なんですね‥‥ 

■ 脂質代謝とタンパク質代謝

で同じように補酵素として働いているのか?調べてみようと思いましたが、ピルビン酸くらいしか関与見つけられなかったので、結局、ACT回路で、いるんですね。

脂質でも、糖質でも、著効したからいっか、となるよな。

こちらの論文等によると、体質?あるいは食生活によっては、著効しないどころか、肝臓に問題が出る人もいるそうなので、用心が必要です。

https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail590.html#1

■ 光アレルギーにもナイアシン

太陽光アレルギーのクライマーを一人知っていますが、ナイアシンの欠乏は、光過敏症にも表れるそうです。

https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12684777260.html?frm=theme

ほかに、ナイアシンが欠乏して出ると思われる症状で、クライマーや山屋に適応しそうなものは、

糖尿病、膝関節症、白内障、ADHD,自閉症、統合失調症です。凍傷の際の治療薬にもナイアシンはなっています。

■アシピモックスなら 1g 14700円

アシピモックスはナイアシン誘導体です。糖尿病の治療薬。

誘導体ではなく、ナイアシンそのものを摂れば、格安です。

私の使っている500㎎ 100タブレット入り、617円。2錠で1g=13円程度。

どれくらい製薬会社が暴利をむさぼっているか、分かりますね…

 

今日は、アシピモックスの価格を知って、スッキリ!
 
ナイアシンの感動 → 製薬会社の闇を暴く にデータからつなげることが出来て、調査力に満足。
 
 
 
「コーヒーの薬理学」に、ファイザー社がナイアシンの臨床データが公に知られるのが嫌な理由が書いてありました。価格までは載っていませんがでしたが、帰宅して調べたら、14700円vs13円の暴利をむさぼっていた。
 
〇〇誘導体が聞くなら、〇〇そのものが効くのは当然です。
ナイアシン誘導体のアシピモックスが効くなら、ナイアシンそのものが効くのです。
 
よゐこは、ちゃんと調べられる頭脳になりましょう。
 

 

2022/09/15

ナイアシン500㎎たった1錠で爆睡

■たった1錠で快眠

ナイアシンって、メガドースを取り始めた1日目に爽快な睡眠をもたらすようです。

前回も、ナイアシン100㎎程度の低用量でも、睡眠が劇的に改善して、爆睡し、何年も眠りが浅かったことに気が付いたのでした…。

今回は、ナイアシン500㎎で、20時ごろに服用して、フラッシュが出たのが22時頃の就寝時で、気が付かずに寝て、爆睡。今日は気分爽快!

■ ホットフラッシュ

昨日やっとiHerbのナイアシンが到着し、500㎎を取ったのですが、なんと、500㎎一錠でホットフラッシュ…がでました。

ホットフラッシュってことも最初気が付かず。なんか手がちかちかするなぁ…、何のアレルギーかな?という感じでした。

就寝時だったので、赤くなっていることも気が付かず。よく考えたら、あれがホットフラッシュだった。末端の血管が拡張して血行が良くなるってやつです。

寒いところで、急に熱い温泉に入ると、手がじんじんしますよね?あれと同じ感じで、痛いって言うより、ちかちかします。

私は、手はとても暖かく、大した運動しなくても、冷え性とは無縁なのですが、そんな私でも血行不良は多少あったんですかね…しかも今夏ですし…。

ナイアシン500㎎でホットフラッシュって、予想以上に低量で出たので、ま、安くつきそうで良かったかな…。

■ 統合失調症

ナイアシンを取り始めたのは、自分が、

 統合失調症

の初期症状なのではないか?という感覚があるからですが…統合失調症自体が、超分かりにくいです。
 

ーーーーーーー
こころや考えがまとまりづらくなってしまう病気

前兆期:  気分障害やうつ病のような症状が前兆として現れはじめる時期です。 

 焦り、不安、感覚過敏、集中力の欠如、意欲低下、不眠、食欲不振、頭痛などの症状です
ーーーーーーーーー
 

自然農では、なぜか明らかに尋常でないメンヘラ系の人が多いです。自然農の人は優しいので、おかしな行動も受け入れていますが、あきらかに社会人の行動としてちょっと健康的でない場合もあり、目を見張りました。自然農の人たちは食事が偏っていることが多いので、栄養の偏りを考えました。

昨日オーソモレキュラーのライブがあったので、参加したのですが、私のフェリチン26.1は、確かに鬱など精神症状が出る値ですが、他の参加者は、フェリチン12とか。ごく普通のお医者の先生です。もう何か障害が出ないとおかしい!というレベル。つまり、お医者でもそんなレベルなんですよね。

私は気が付いてナイアシン療法を医者に言われる前に試していますが、私ほど鋭くない人が、放置して、前兆どころではなく、本態性の統合失調症を発症しても、栄養学の知識がないと、

きつねつき 

等と誤解され、お祓いを受ける、なんてことは予想できるよな~という感じです。

具合が悪い方、ホッファー先生の『統合失調症を治す』だったかな?図書館で読んでみて、ナイアシン100㎎ + アミド500㎎からスタートしてみたらどうかと思います。
私は今第二ステップです。 

第一段階 ナイアシン100㎎ + アミド500㎎ /日 → ナイアシン300㎎ アミド1gまで増やす

第二段階 ナイアシン500㎎ + アミド500㎎/日 → 続ける

■ おまけ

余談ですが、ナイアシンアミドのほうは、美容で注目されているらしく、女性は、メンタル症状の改善だけでなく、美容効果が得られそうです。

https://isom-japan.org/news/detail?uid=kOMTg1548833808&fbclid=IwAR17cUQN7QK96HD678qD-bf1AmMTzf-HPeTDD_psp7BD8xnefM0s-my35AA

コレステロール抑制のためには、ナイアシン。

https://isom-japan.org/news/detail?uid=nh6c91548853799

2022/09/14

開拓クライマー志願者 適性問診票(案)

■ 問診票

1)開拓作業は通常のクライミングより危険です。アウトドアでのリスク認知は得意ですか?

1)いいえ 2)ちょっとうっかりが多いです 3)普通 4)やや気が付くほうです 5)はい得意です


2) トップロープフィックスでぶら下がって登る方法をふたつ以上知っていますか?

 1)しらない 2)一つは分かる 3)ふたつ 4)ふたつ以上 5)いつもやってる

3)腐食したダメなボルトとそうでないボルトが見極められますか?

 1)いいえ 5)はい

4)クライミングの倫理観が求められる → 別途 面接

5)現実的なバランス感覚が求められる → 別途 面接

6)どの程度の幅でエリア経験がありますか?

 1)近所のゲレンデ 2)他県のゲレンデ 3)小川山まで 4)全国 5)海外まで

7)色々なスタイルの経験はありませすか?

1)ボルダーのみ 2)リード(インドア) 3)リード(外岩)4)リード(トラッド)5)リード冬壁

8)エイドクライミングの技術はありますか?

 1)できない 2)A1 3)ボルトラダー 4)アメリカンエイド 5)A5まで登れる

9)トラッドのプロテクション技術 

1)知らない  3)カムでリードできる 5)ナッツも確実にセットできる

ーーーーーーーーーー

これで合計点を出せば、知識が見える化されるので、開拓者になりたいという男性に、こういうスキルが必要だよ~という警告をすることもできるかも?


 

集落に突撃するよなーの図



■ 集落に突撃するよなーの図

この写真を撮ったのは、「牧歌的でいい景色だな~」というわけではなく、上の皆伐地で出た水は、集落に突撃することが誰が見ても分かるレベルなので、こんなに明らかなところで、皆伐しても住民から何も言われずに済むのか~と思ったためです…。

草刈りは文句言うのに、家が流される配置になるのは、文句言わないのか…。

私だったら豪雨が来たらすぐ逃げれるよう、避難場所確保かな…。
 

■ ベテランは明示的には教えない

沢で、寝場所を決めるには、ベテランの知恵が要りますが、小さい地形上の危険・非危険と、大きい地形上の危険・非危険は、大体同じなので、勉強になります。

ただベテランは寝場所を決める時、別に事細かく解説しない。教わる側がよく気を付けて見ておかないとダメです…。

さすがに新人がとんでもないところ…中州とか…に、寝ようとすると、制止すると思いますが…、そうでもしない限り、「寝場所はね…」などど明示的には教えられないです。

私が師匠についていたというので、よっぽどこと細やかに教わったのだろうと、羨ましがる人は多いようですが、師匠につく、というのは、俺から盗んでいけ、という意味ですよ?


2022/09/12

誰でもホイホイ開拓者にはなれないということ

■ 岩場紹介活動の弊害 露呈

自治体に、「オタクが持っている岩場は、全国レベルで有名ですよ~」という話を折々にしています。

これは、自治体が地域資源に無知であることが多いことと、東京の物まねではなく、自治体が持つ個性を生かしたあり方、生き方が良いと思うためです。

個性を生かすことが、人間においても幸福の道であるように、地域自治体においてもそうであろうと。

ただ、人間においてもそうですが、地域が、本来の個性を生かしたあり方を見出すのは、見出すまでが、いばらの道です。自分のことは自分では見えない。

そこを考えての、お知らせ活動。

しかし、そうは受け取らず、美味しい話、と受け取られてしまうと、違ったことになります。

個性を生かす道というのは、基本、いばらの道ですよ。他の道もどうせイバラなので、それでいいと思いますが。

■開拓するには何が必要か?

以下は、黒田論文からの引用です。開拓作業は…

スキルの因数分解

 事実→スキル

1)開拓作業は通常のクライミングより危険 → 通常のクライミングがこなせるようになった後の人が行う

2) ぶら下がって行う → ぶら下がる方法を知っている人しかできない

3)ボルトがダメになる前に行う → ダメなボルトがどれか見分けられる

4)クライミングの倫理観が求められる → 倫理観が高い=人格が優れている

5)現実的なバランス感覚が求められる → ある程度の社会人経験が必要

6)色々なエリア → 全国岩場の経験

7)色々なスタイル → ボルトのスポートルートだけではなく、クラック、やアイス

8)エイドクライミングの技術

9)トラッドのプロテクション技術

と、ざっと、9つものスキルが必要。これに5段階評定が付くと思ってください(笑)。

 ■ 私がスゴイのではなく、世間のレベルが暴落しているんですよ

ちなみに私は、やっとプロテクションの配置やリズムを覚え始めたころに、山梨を離れたため、ルートづくりは、完全初心者です。

ルートファインディングも岩場版はやっとスタートラインに立ったところでした。(ボルトルートだけをやっていては、一生スタートラインにすら立てないですから、山梨でクラックやアイスをリードしていた経験は貴重です)

岩場を見出す力は、今から、です。
 
繰り返しますけど、私はすごくはまったくありません。
 
ただこのような複数の軸を持っている人が大変少ないのです。
 
ボルダーだったらボルダーしかできないとか、フリークライミングだったら、フリーは言われたとおりに登るだけ、って意味で、ルートを作りながら登る経験が皆無です。
 
フリーって、お手本をなぞって覚えるお習字に、似ています。いくらやっても、自分らしい字を書くとか、新しい漢字を想起するとかできるようになるわけがないでしょう…。
 
世の中の人の、”普通これくらいできるでしょ”のレベルは、現在、暴落しています。
日本全国が、総ゆとり世代化。女性沢やなんて、かつては山ほどいたはずです。片田舎の屋久島でも沢の記録が楽しそうに残っていました。私がしたいのは、そんな気楽な冒険。普段着の山です。普通にデート沢って言われる沢と、ゴルジュ登攀の見分けがつかないのが、現在の日本の普通の人たちです。
 
山野井さんの奥さんみたいに、甲斐駒黒戸尾根から縦走で塩見を一日で、なんて無理ですから(笑)。でも、かといって、黒戸尾根17時間も往復にかかるなんて、誰それ?って感じです。山ガールたち…世間の普通の人の体力は、17時間で登れるどころか、そもそも、黒戸尾根を登れるようになるまでに、何年か修行が必要です。
 
岩場の開拓も同じです。
 
開拓ができる素地は、アイスをリードしていたクライマーやクラックをリードしていたクライマーなら、誰でも持っていると思いますが、そうでないでボルトルートオンリーの人は、たとえ5.13登れても、開拓については、はてな?って状態です。九州にはアイスもクラックも、ほぼないので、開拓にステップアップできる外岩クライマー母数は、かなり少ないということです。
 
まして、初めて今日クライミング始めました、って人だと、2,3年で5.9が登れるようになったら早い方です。 
 
1)岩の形状を見ながら、ボルトを打つとか、
2)そもそも、クライミングに適した岩場を見極める目を持つ
 
とか、うんと先の話ですよ。
 
あまりにも、必要なスキルの見積もりが、甘すぎて、箸にも棒にもかからないレベルなので、開拓クライマーとか紹介できません…。失礼になってしまいます。 

■ 侮られているみたいです… 

私が提案すると、”侮られる”、というリスクがあるんだよな…と、改めて自覚中です。

”侮られる”というと、誤解があるかもしれません。侮っている本人は、ただ無知なだけで、侮っているつもりはないような気がします。ただ、無意識の先入観で、私のように、小柄な女性が言えば、彼女ができること=男性の俺なら、あるいはもっと若くて屈強なアイツなら、当然、出来るっしょ、と思ってしまう…。

 
…以前、積雪期八ヶ岳のちょっとマイナーなところに登って、楽勝だったので、ヤマレコに、その報告をしたら、その翌週ヤマレコで私の記録を見た人が、「俺も…」と出かけたみたいで、その人、下山が遅れて、二日後くらいに、ヤマレコに報告の記録が出ないことに気が付いた人が通報し、遭難が発覚して、亡くなっていたんですよね…。以来、ヤマレコには記録をあげないようにしました。スキルを因数分解できない人が真似をすると死にいともたやすくつながるので。

私が狙っているルートは玄人チックというか、体力度だけで判断すると、そう高くないけれど、ルートファインディング力がないと登れないところ、だったり、と、一つの物差しでは測れず複数の物差しを掛け合わせて、にくい線を行く、というのが、私の山の楽しみ方なのです。

結果、けっこう高度なところに行っていました。これ、夫にも理解ができないみたいなので、知性も山には必要なんですよね… これは愚痴ですが。

私は、悪天候の時は絶対に登らない(天候の知識が必要)し、レスキューも勉強し(人気のない山で安全を確保するために必要)、雪崩講習にも出て(積雪期の基本知識)、読図もマスターし(ルートファインディング)、装備は、必要なものを自分で考えて、自腹でお金をかけてきちんと揃え、素性の分からない借り物とか、なし(防御力の基本)。そこまで用意しても、なおかつ自分の最大の能力の6割程度の山にしか登らないんです…(控えめな判断)。と価値観の軸としては、6個も掛け合わせしています。

現在の巷の人は、体力、という1軸の判断軸だけですよね?

もちろん、やむを得ず雨とか、必ずしもそうでないときもありますけど。リスク計算ゼロの、チャレンジの山っていうのは、ホントに数えるほどしかないです。

こんな感じです… 脚力(=体力)も、そろそろ溜まってきたから、甲斐駒黒戸尾根(もちろん厳冬期です)でも、登ってみようかな…(黄連谷の予習にもなるし…)、この天気ならリスクもないし、クライミングも大したことないから、阿弥陀北稜も単独で行けそうだな…(厳冬期です、行ってみたら、2往復くらいできそうでした)って感じです。ダメなら敗退すればいいので。

これは、英語とか、他の学生時代の受験勉強でも同じで、英語もだいぶ慣れてきたし、そろそろ、TOEIC受けてみようかな?

 → 初回から860点 2回目925点 (950点満点の時代)

みたいなタイプなんです。もちろん対策はしますよ。しないで受けたら、ただのバカですよね?

クライミングは、一般の人から見ると、登山以上に、何が能力、と判断されるのか、全然わからないのでしょう…

関連記事
https://allnevery.blogspot.com/2021/11/40.html

https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/images/contents/syusai/2021/tozankensyu36/2-7.pdf

当方、バーンアウト中です

そうか、私はバーンアウトしていたんだなぁと自覚

ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー

■バーンアウトとは?

1)「意欲を持って取り組んでいた仕事に対して、急にやる気が出なくなった。」 

2)「これまでがんばれていたことががんばれなくなって、どうでもいいとなげやりになってきた。」 

3)「目標を達成して、さあこれからという時なのに、気力がない。」など。
です。
 

この心が燃え尽きたように意欲を失った状態を、バーンアウト・シンドローム(燃え尽き症候群)と言います。 

■ バーンアウトの特徴 

1)情緒的消耗 

感 情緒的消耗感とは、感情的なエネルギーが枯渇している状態です。身体も疲れているのですが、特に心の面で力を出し尽くした消耗感が特徴的です。 意欲が高かった人や責任感のある人ほど燃え尽きてしまいやすい。 

2)脱人格化 

人に対して気遣いをする余裕がない、人に興味が持てなくなる、人の気持ちに共感しづらくなる、コミュニケーションがおっくうになるといったことです。 

3)達成感の低下 

バーンアウトする前は意欲的に取り組み、それなりの成果や達成感があった人が、やる気を失い、がんばれなくなったとしたら、パフォーマンスの質の低下は避けられない。
前のような結果は出せなくなるでしょう。 

達成感 低下
やりがい 低下、
自分自身の能力への疑い 浮上
 

■ 心的エネルギーを取り戻すために何をしたらいいのか? 

1)心を休める時間をつくる 睡眠や休養 = 物理的なお休み
ぬり絵、写経、編み物、プラモデル、運動=心を休める時間=自分を苦しめる考えと距離を取れる時間 

2)価値観を見直す バーンアウトは「これまでの延長ではどうにもならない」という地点に立つことで 「自分にとって何が大切か?」を自分に問うきっかけでもあります。
=より自分らしい生き方を手に入れるチャンス 考え方・感じ方の調整
=「こうでなければならない」という完璧主義をゆるめる
  自分や他人への期待を手放す
   優先順位をつけて取捨選択、
  できない自分を受け入れる

■ 自分は何が好きで、何が喜びで、何が楽しいのか?
調べ方 その1)

仕事が忙しくてあきらめていたことや、これまで自分に我慢させていたことにチャレンジしてみ
その2)「プチ体験をしてみよう」くらいからがいい
その3) 楽しさや喜びを心に取り戻す
=心に活力 = 意欲
 

以上メマガより抜粋引用… 成形当方。


■ そもそも 山が好き

雪山が好きで、クライミングはそのついででしかなかったんだよなー

国際交流が好きで、クライミングは、そのついで。
雪が好きなんであって、山ならどこでもいいわけでもないし…どこか寒いところに行くべきだなぁ… アイス登りたいな~。

 ベースキャンプの帰りの奥多摩林道でバーストしたタイヤ(笑)今ではすっかり自分でスペアタイヤに変えれる女になりました…


2022/09/07

聞かれると嬉しい…英語の勉強…

■ TOIECは2回目でほとんど満点

当方IELTS7.0です。TOEICは925/950。2回目のテストでほとんど満点だったので、それ以上、受ける理由を失い、ここ20年くらい受けていません。なぜか英語力は向上しているので、また受けてくれと言われても、うける気はしませんが。お金の無駄です。
 
昨日、勉強法を聞かれ、以下のように解説しました…
 
1)どのようなテストでも、テスト勉強は、実力ではなく、テスト慣れ。時間内に答えられなければ、分かっていても、点数、下がる。したがって、テスト対策の基本は過去問です。
 
2)英語系の外国のテストは、コミュニケーションを目的にしているので、基本はリスニング。聞いて理解できないと話にならない。ので、問いを理解できるように、まずなる。
 
3)会話力は、浮かんだ英語を口で話すための条件反射力・・・つまり、脳と口の運動神経の発達促進。これにはシャドーイングで、聞こえた英語をそのまま口にする練習…意味は、分からなくていい。やっていれば分かるようになる。
 
これをやっていると、5W1Hの答えには、すぐ答えられるようになります。かかる期間は、個人次第。運動神経ってことなので、逆上がりができるようになる系、です。
 
4)次の段階は、長文読解。パラグラフごとに最初の1文か2文だけ読んで、大意を取る練習。新聞だと難しすぎるので、興味がある雑誌があるいいです。私ならクライミング雑誌。
 
ほとんどタイトル以外読まないでいいですが、ポイントは、分からない単語があっても、読む。私でも単語知らないのが一杯なので、新聞は一行づつ読むと辛いです。本でも、分かるとこだけを読んで分かればいいという読み方です。その場合、推理力が必要ですが、正誤を取り違えないように。
 
これは一生かかる。常に勉強。
 
5)この段階が終わったら、ライティング。ライティングは、物まねです。今日来た、アクセスファンドのメール… ひな形と取り出し、自分の引き出しに入れておきます。
 
ーーーーーーーーーーーーーー
Hey 誰それ
I’m 自分の名前
As・・・・として、新しいメンバーを〇〇するのは、TopNotch(一番重要)です。 
What’s 反語、? Anyone (前の反語の受けで言いたいこと)
ーーーーーーーーーーーーーー
 
こんな感じ…で、効果的な表現術をひな型にしておきます。大体、重要な文書は、英文のひな型がビジネス書で出ているので、真似して必要なところだけをいじくればOK。
 
これはクリエイティブライティングというよりは、生活に必要なライティングがとりあえずこなせるためのもの。小説家になるための勉強は後回しです。基本は起、本文、結。大事なことが一番先に来るのが、日本語との違い。日本語は最後に結論がきます。
 
6)最後に、一般の会話の練習
 
これは、
 
 〇〇、Please
 
がスタートです。 今ある状況から、もっとも重要な単語ひとこと、〇〇、を取り出す練習です。
 
事例:
 
お久しぶりが、Long Time No see で通じる。
 
長いことあっていないという大意 
 
 = 長い時間Long Time  会う=See  ない=No 
 
大意の抽出力で、文法とかイラナイ。日本人は、大意がつかめず、先に文法を考えるので、発話できない。
 
No See ができたら、No work, no eat, no sleep, …など、無限に作れるはずだし、Long Time があるなら、Short time、 short while, no time, in time, very long time などなど…色々作れるはずです。
 
■ 正解が多数あるが、正解はある
 
全般に英語力は、1+4=5 の学問ではなく 
 
A+B=5になるためには?と発想し、2+3,3+3,4+1、を思い浮かべる系です。
 
答えが複数ある場合の回答力。 
 
1+4=5型の答えがひとつしかない発想を複数の発想系に切り替えるところが、日本人の大誤解の解除で、刷り込みによる思い込みの解除なので、若いほど楽ですし、一番の肝です。
 
注意点としては、回答が複数あるということを、おバカな人は、3+3=5の回答も正解に要求しだすことです。
 
正解が複数あるということは、間違った回答がないということではありません。 



2022/09/06

ものすごい台風の夜に木下さんというクライマーの死を知る

■ものすごい台風

今夜はものすごい台風で、重低音の風音が鳴り響くので、目が覚めてしまった…。現在、夜中の3時。私は夜間低血糖があるのですが、これくらいの時間に低血糖ならしく…空腹。

重低音の風音=自動的に恐怖=覚醒。

窓辺で寝ている=モノが飛んできたら、ガラスの破片にさらされる? 6階ではそんなことはありそうもないが、自動的に目が覚めて覚醒してしまう。 

こういう資質が、山では役立つ。沢で寝ているときとか… 増水を見越して、沢ではロープを垂らして寝ます。

覚醒したので、パソコンをつける。すると、きのぽん、の愛称で呼ばれる、内輪では著名なクライマーが亡くなったニュースが飛び込んできて、あら…だれだろう?と思ったら、木下徳彦さん、というよく見かけた名前でした。けんじり君が詳しくネットにあげてた。

ーーーーーーーーーーーーーhttp://selfbelay.seesaa.net/article/439644542.html?seesaa_related=category

やむなくゴルジュの中で泊まるときには、増水しても逃げられるような対策をしておきたい。急な増水はひとたまりもなく、時には命さえ奪うこともある。ゴルジュの側壁を見て、高さ5~6mも上にある草が倒れていたりすれば、そこまで水位が上がる事が分かる。どんな天気でも上流に雪渓などがあれば、鉄砲水の恐れがある。絶対大丈夫ということはありえないのだ。

【寝る】
 雨の来襲がありそうな時は、いざというときに備えて、ザックに荷物をしまって、すぐに脱出できる様にしておくことが大切だ。ゴルジュの沢では増水は非常に早く10分程度で増水する。辺り一面に荷物を散らかしておいたがために、増水であらゆるものが流されたという、笑うに笑えない失敗談を聞く事もある。本当に危険な場合は、ウェットスーツを着たまま、靴を履いたまま寝たほうが良いだろう。寝具といっても、泳ぐような季節の遡行はシュラフカバーのことがほとんどだ。靴を履いて寝たところで、使用不能になるほど汚れるわけでもない。足が保温されて暖かいぐらいだ。ウェットスーツも着ていれば、かなり体がポカポカする。ビバークザックという袋状のレスキューバッグがあるが、シュラフカバーの外側に使えば、寒さから逃れる事が出来る。

ーーーーーーーーーーー引用終わり

ノー天気な九州のクライマーといると、何を大げさな、って付き合ってられんと言う顔をされてしまうのですが、脳天気なのは、どちらかというと九州のクライマー側だと思う。

こちらでは、アプローチがほとんどないスポーツルートとか、ボルダーだけで、リスクがある山は、高齢化でやっていないとか、事情は分かるようになったが。

■ 習慣と惰性…山以外に何をしたらいいか分からないから

こちらで尊敬されている御年74歳の米澤さんが山に行くのは、

 山以外に何をしたらいいのか?もはや分からないから… 

でした。

 私はまだ若く、山以外にもやることがある

ので、山に行くのは、行きたいときだけ、でいいかな。老後まで取っておきましょう。

米澤さんは、当時で74歳だったけど、そろそろ誰かがついてやらないと危険かもしれない…。ビレイループが二重に加工されているほどの用心深さでしたが、山って滑ったり落ちたり、で、

若い時には、危険でないことが危険になっていくのが、年齢と山の関係

 ですよね。

■ 山屋のベストシーズン40代で散る

訃報が出ていたクライマーの木下徳彦さんは、特に年齢には問題ないというか、まだ40代後半だったのではないかと思います。74年生まれと言うことでした。荒木さんくらいかな?

男性クライマーの更年期は50歳。

なので、40代後半だと、体力は落ちつつある感じではあっても、山を小さくする発想は持ちづらいだろう…。

一般的には、若い時から継続して登っていたら、40代が一番安全。

理性と体力がマッチして、もっとも合理的判断力に優れる年代です。頼るなら40代の山やです。50代の人は、すでにだいぶ体力落ちています。

ゴルジュにドボンで亡くなったらしい…という経緯から想像するに、体力の限界付近でやる山が若い時から続いて、年齢と体力低下を自覚して、山を小さくする前に亡くなったのかな?と思いました… 記録を見ると、どんどん、高度化していっていたので…、台湾の沢とか。

台湾の沢は、私も海外遡行同人で話を聞いてきたことがありますが、普通の山岳会の見識を越えるハイレベルです。

仙人集会って、山じゃなくて報告を聞くだけなのに、御坂山岳会の先輩を誘っても、「めっそうもない。俺なんて、そんなとこ、行けない」と金玉縮んじゃって、誘っても一緒に行ってくれる人を見繕うのが大変でした…。

海外遡行同人の幹事の方も高齢化し、集会は催行されなくなった…。

ネットで山の知識を分かち合う場

 とか出来たらいいのに…。山行報告を良く聞かないと、山の内容っていうのは、甲乙つけがたい、内容を吟味しがたいものです。Zoomで山行報告したらいいのではないかな?公開で。

例えば、赤本『チャレンジアルパイン』のデータ主体の内容だけを聞くと、相当数の男子が、”俺にも行ける”、とか思ってしまいます…(><)。

ベテランたちに泣きついても、めんどくさがって、

 ”そんな(アホな)奴は、ほっておけ”

とかしかいわないし。

九州以外では、誰も面倒見よくないですよ。 

面倒見てあげたほうが良いような、ちゃんとしたいクライマー達…フランベの子たちとか…も、実力の見極めに関しては、自信過剰なのでは?と思います。傍証としては、クロスケオテ沢の初登記録がエイドだったこと、かな…。ちゃんとしたアルパインのクライマーから話を聞く機会がないから…そうなってしまうんだろう。

■ お一人様クライミング

師匠の青ちゃんも、お一人様アイスクライミングで墜落して、メジャーな湯川で近所でほかの人も登っていたのに、なぜか、発見してもらえず、腰椎骨折の大手術後に私に会ったので、私はリハビリ要員でした。

最近、秋になってきたし、栄養療法で、体力も、だいぶ戻ってきたので、岩場で一本、な気分が復活してきたのですが、一人で登るのは、いかなる場合でも、危ないよな~。たとえ、トップロープフィックスで登るにしても、誰かいたほうが。岩場って、一般登山者に見えない、隠れたコソコソした場所が多いですし。

昔の人は、街の中で、石垣を登っていたそうですが、クライマーがすでにクライマー自身の評判を落としてしまった後の世代は、そんなことは、もはや許されマジ、です。

■ 死にざま

人はいつ死ぬのか?選べません。この木下さんというクライマーの死は、納得と言うか、犬死ではないと感じました。

犬死っていうのは、今初めて人工壁でクライミング習っているところで、ビレイも習得できていない、お上りの人が、根子岳行きたいです!とか言って、根子岳で死んでしまうようなのです。2段を登りたいと言ってノーマットで3級の人が登っているとか。

木下さんの死は、こうしたアホ垂れ系と全然違う。この方は、まっとうな山やらしい生き方をしたんだなと思いました。

よく遊んでいるな~ って感じの記録のかずかずだった。

仏教では中道を行けと言われますが、命を堪能するためには、

突き抜けろ

とも言われ、どっちが本当なのだろう?と常日頃、考えていますが…。

この方、突き抜けていますよね。

こちらで 木下徳彦さんの記録が拝見できるようです。

ご冥福をお祈りいたします。

http://selfbelay.seesaa.net/

   写真は記事と関係ありません。当方が登っている様子


2022/09/03

リスクに向き合うのがアルパイン フリークライミングは、ムーブを楽しむもの

■ リスクに向き合う

リスクをつぶす

というと難しく聞こえますが…


・雨が降るかも→カッパを持つ
・お腹すくかも→食べ物を持つ
・たどり着けないカモ?→計画を立てる
・道が分からないかも?→地図を持つ
・コケるかも→ファーストエイドキットを持つ
 

などなど…言われても見たら、普通のことです。なぜか、みんな、これができない。

見落としたリスク… 例えば、

 ・夜になっちゃった → ヘッドライトを持つ

など、多くの人が経験しない間は、見落とすリスクもあります。

アウトドアのリスク管理と言われてビビる必要はないですが、そう言われて安心しすぎて、何もしなくていい、というのは、安心しすぎです。

カッパ、ヘッドライト、水

は、だから、注意点として、よく言われるわけですね!都会では、ナシで済ませられることが普通なので、大概の人にとって盲点、だからです。

■ スポーツルートなのにR

フリークライミングは、アルパインクライミングと違い、リスクに向き合うゲーム、と言うわけではありません。しかし、外岩に行くとなると、外岩=自然界。なので、多少はリスクに向き合っておかなくてはいけません。外の岩場には、落石を受けてしまうリスクや、雨が突然降ってくるリスク、あるいは、日射や風、気温変化など、インドアにはないリスクがあります。

で、盲点になっているリスク認知が

スポートルートなのにR

です。たとえば、日向神などのボルト配置で、必ずしも岩場をよく知っている人に率いられているわけではなく、トポだけを頼りに来てくれる海外クライマーに、どうトポだけで危険を知らせるか?ということを、ベテランに一緒に考えてもらったのですが、出た答えが 

 スポーツルートなのにRつき。

自己矛盾しているけど、日本の現状をめっちゃ簡潔にまとめている言葉だと思いました(笑)。

言葉の定義からして自己矛盾しているため、ありえないけど、起こっている…そして、もっとも合理的な表記、だったりして…。ボルトのルートだと、スポートと言うことに世界の常識では考えられていますが、日本ではアルパインのクライマーが開拓者の船頭を切ってきたという事情のため、なぜかボルトルートでも、R。
 

その心は、ボルト節約だったとしても、命を守るという用途に役立たない配置のボルトなら、ただ岩を汚しているだけで、実質フリーソロです。

ベテラン開拓者の心にあっただろう、特攻隊の精神…俺が行かねば…は、実際の特攻では、自分では飛ばない人が考案しました。限界のRXにいきなりリードで登る人はいないでしょう。 

外岩5.9RXに ジムで5.11が登れるという人が挑む=限界のRXにいきなり、とほぼ同義です。 

         自分でプロテクションを打てば、Rしても自己責任だが


2022/09/02

UCP1遺伝子…アルパインクライマー遺伝子?

■遺伝子検査おらさい中

数年前に受けた遺伝子検査のおさらいをしています。(ジェネシスヘルスケア社の遺伝子キットは、あまりお勧めではありません。検査項目は多数ですが、興味レベルの項目…耳垢がウエットとか…耳が巻いてるとか…も多く、解説が生活改善に役立つもの、でなく、だから、どうなの?って点が多い)

白筋、赤筋、それらの混合、というボディタイプがあることは、古今東西、知られています。

スポーツ遺伝子をご存知ですか? https://ginza-yobo.clinic/column/252

それらを知ることで、 子供に適していないスポーツを無理強いしてしまう愚は、さけられるかもしれません。

最近、ゲノム分野で技術革新が起きていて、だいぶ明らかになってきているようです。

ちなみに、私は、ヴィーガンを徹底した結果、葉酸欠乏型の巨赤芽球性貧血になってしまったのですが…これは、MTHFR遺伝子というのが直接かかわり、私はCC型で欠乏しにくいタイプですが、メチレーション回路は、高メチレーションで、通常の人より、葉酸がたくさん必要な体質です。

メチレーションに体質が関係すると思うのですが、そこは遺伝子情報はまだアップされていないようでした。血液検査を受ければ、高メチレーション体質か?そうでないか?分かります。

メチレーションについてはこちら。https://miyazawaclinic.net/depression/biotype/

■ 自分に向いたクライミングを選ぼう!という時代へ

九州では、ボルダリングが盛ん、ですが、これは、体質的に、誰がどう見ても、赤筋の発達した人が向きそうです。つまり瞬発系ですね。一般にリードは持久力っぽいですが、クライミング1本登るのにかかる時間は、そう長くないので、やはり全体的に見ると赤筋の人が有利そうなのが、全般的クライミングです。

ちなみに私は、遺伝子的に見て、バランス型です。持久力も並み、瞬発力も並み、と言うことです(笑)。

その並みの人にすら、現代のオジサンクライマーは負けちゃうわけですが…、その能力低下の理由のほうが、遺伝子にありそうです。

 ■ UCP1遺伝子

https://www.nittai.ac.jp/department/exphys/news/detail/Gene.pdf

からの出典です。

私はアイスやっていて、だいぶ適性を感じたのですが… ボルダーには、一切、適性を感じません(笑)。 

ラオスは楽しく登ったので、気温とは関係がないカモですが。赤筋、白筋というのは、ありそうです。

瞬発力(=迷ったらパワープッシュ)を利用する戦略は、全然、私にあったセオリーではないです(笑)。やらされると、落ちること確実な戦略。

 参考:アルゴメディカルサロン http://arugo.jp/



男性クライマーで若いころは、黄連谷も平気だったのに…もう俺はヤダなー寒いところは…みたいな人は、実は、UCP1遺伝子がG型なのかもしれません。    
 

2022/09/01

エターナルフレーム、中島さんのスイスドラツー

 ■ Eternal Frame vs 白亜スラブ vs インスボン

標高 6239m     600mくらい   300mくらい?

ピッチ数:24P    5        12~15 (一日2ルート) 

最高難度:8A    約7A       約6B

※デシマルはヨーロッパグレードへ変換しました。

データだけ見たところ…つまり、体感の気温や空気の薄さによる体への影響、あるいは、アプローチでの体力消耗など…を考慮せず、こんな感じに違います。平地でも、24P登れるクライマーっていないんじゃないかなって思いますが。

 現代初心者クライマー → 白亜スラブ型=ロープに使われてしまい、5Pでもまともには登れない

 ベテランクライマー → インスボン型=年齢的にも、もはや高い難度や厳しい環境のものは登れない

どっちが安全か?というと、リスクを分かっているベテランクライマーのインスボン型クライミングと思いますが…、リスク管理や素早いロープワークによるスピードをベテランにやってもらって、若い奴は、単純で思考力の要らない突破担当、にすれば、

”一日12~15Pで600mくらいの壁で、7A(≒5.11)くらいまでのルートで、アプローチの困難がないもの”

は、登れるんじゃないですかね? 山の素養を色々と身に着けた人ではなくても…。この組み合わせは、男同士のプライドから、成立しないことが多いように見受けていますが。

■ 最高難度が8aだからって、スポーツクライミングで8Aが登れる人ではエターナルフレーム登れない

というのは、明らかなような気がするのですが、そうでもないのかもしれない、と男性の言動を見て思っています。

https://www.climbing-net.com/news/eternalflame_20220728/

5.12を人工壁でやっている若手の男性、OBGのルートで、現代グレードで5.10c、付与グレードが5.9の箇所…うんうんうなって、スカイフックなどのエイドも出して、2時間半くらいかかっていましたっけ…。でも、やっぱり、5.12が今のグレードで、頑張れば5.13行けると感じているようでした。そういえば、ジムの店長さんで、女性のクライマーも、グレード上の上を目指すという意味なのか、5.13を目指す、みたいな意味合いのことを言われたことがありました。これは、婉曲に一緒に登りたくないと言われたのだろうと解釈していましたが…。

私が不安に思うのは、男性クライマー諸君は、やっぱり、

 高い標高の影響

 山で登るということ

 8Aというグレード感

とか、あんまり実感として分かっていないんじゃないかな~と言うことです。エターナルフレームの記事の下で、ボルダリングで、若い男性クライマーが8cを登っていたりすると、ぱっと見に、素人考えの現代初心者クライマーたちの脳裏には

「”8cがこの子は登れるなら、ロープを教えたらエターナルフレームに行けるんじゃ?”とか、思うのでは?」

ということです…。なぜなら、フリーを教えていた熊本の会長さんがそんなノリで若い人を私に回してきたからですが。

■ あいつがやれて俺ができない理由がない、か?

他者がそう思っているか思わないかを別としても、”あいつがやれて俺ができないはずがない”、つまり、”同調”…が、どうも、男性たちの考えの基礎にあるみたいなんですよね…。しかし、ポジティブでいいって言えばそうですが、それは、現実的でないです。

 スタート時年齢

 現在の体力、

 そもそも伸長などの素養

 筋力の有無

など、どうやっても人が越えることができないものはあります。 バレエと同じく、クライミングは、岩に刻まれたホールド、という動かない型に自分のほうを当てはめていく活動なので、どれくらい寄り添えるか?には限界があります。ちなみにバレエは入門する前に、すでに成否が分かれてしまいます。入った時にすでに180度のターンアウトができる人がやるという前提があります。クライミングも似ていると思います。似ていないのは、バレエ界では、一般ダンサーとプロは全く別レベルと理解されていることが、クライミング界では理解されていないのでは?ってこと…

■ 異なる価値観のクライミングを同一グレードで表記することによる錯覚

そこの質の差を、業界ではだれも網羅的に語っていない…。

昨日ユージさんと小山田大さんの動画に巡り合ったので、ちらっと見てみましたが、どうも

 命がかからないクライミングをしている人たちのクライミングの楽しさ

というのと、

 山での登攀の愉しみ

は、全く別物であることが、片方からは片方は見えない、みたいなことになっているような気がします。

 

そこへ、グレードが入ってきて、グレードと言う一つの物差しで、異なる価値観の両者を結び付けようとすることで、全く違うものなのに、同一線上にあるかのような錯覚

が生まれてしまっているのでは?、と思うのです。

もっと厳密に誰か分かる人がクライミングの困難さを語ってやればいいのかもしれません。

■  市民クライミングとの差の錯覚

アルパインの価値観の中にも、”オールフリー”(一回もセカンドでもテンションしないで登る)、ワンプッシュ(一回こっきりのトライで完全に登りきる)などのフリーの価値観が侵入していると思いますが、市民レベルのアルパインクライミングで、セカンドが落ちてロープにぶら下がったからと言って、残念だったねと言う人はいません。

ので、市民クラスのクライマー群とは、アルパインクライミングのクライマー群の中でも、価値観が違ってきています。

市民クライミングのレベルが下がり、トップレベルのレベルが上がり、乖離が極端ということです。 

そこが見えていないので、市民クライミング側のクライマーたちが、まるで、トップクライマーが浴すべき尊敬を、得て当然みたいな感じ…平たく言えば、慢、になってしまっているような気がします。

■ 中島さんの記録

ドラツーの中島さんが、アイロンナイトを登った記録が出ていますが… これなど、実はものすごい成果なのではないか?と思います。

現代アルパインクライミングの成果を上げるのに、ドライの技術はマストというか、ないと話にならないというか…アイスが登れても、山の上でアイスが途切れたら登れないというのでは、続きが登れません…。ドラツーはハングを登るので、プロテクションは、すでに打たれていることが多いですが、それは未踏の山で期待しないにしても、垂直クラックにアックスを差し込んで登れるくらいのドライの技術は必要だろうと思います。

でも、現在、ドラツーって、クライミング業界の中では異端ですよねぇ…私は、将来のアルパインクライミングの発展のためには、ここが抑えるべきポイントと思いますが…

■ クライミングのPPM

PPMというのは、マーケティングで使うマトリックスです。

 

1)フリークライミング

2)スポーツクライミング

3)ボルダー

4)アルパインクライミング

だと思いますが、新たな2)の可能性が高いのが、現在1)のドラツー、ではないかと思いますが。

ドラツー、フリーで普通にやるルーフより、うんと身体負荷が大きいので、たぶん、もう登れないところがどこもないなーと退屈しているユージさんのようなトップクライマーでも満足するんじゃないかと思いますが…

 ギア代が高い上、国内で登れる場所がないって話もありますが。

逆に市民クライマーなら、ちょっとやってみれば、ビックリ仰天すること請け合い。特にオールドクライマー。 この程度の壁を登って偉ぶっていた自分が恥ずかしくなるかもしれません。

■ 今日の名言

これは東大の上野さんの名言と言われている祝辞です。

《世の中には、がんばっても報われない人、がんばろうにもがんばれない人、がんばりすぎて心と体をこわした人……たちがいます。がんばる前から、「しょせん、おまえなんか」「どうせ、わたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。

恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれない人々を貶めるためにではなく、そういう人びとを助けるために使ってください。

そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください》