2022/09/18

エリック・ホッファー 働く哲学者

 ■エリック・ホォッファー働く哲学者

労働者という立場を守りながら哲学を独学で収めたことで、超尊敬される人になったホッファー。
 
そういえば、ラオスで登っているとき、60代なのに一度も、まともな仕事にはついたことがないまま、フリーターでクライミングを続けているアイルランド出身のクライマーが、若者から超尊敬を集めていました。

日本では、尊敬を集める人物の基準が、微妙ですなぁ… 金持ってるとか、スキルが高いとか、持っているもの、で相手を判断し、その人が唱えている事、その人の生き方、をあまり問うていない。
 
それだけ、日本社会が未熟だということでしょう…


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失敗や間違いを犯すことも人生の権利の一つ

15歳のころ、30万円しかかからない留学の話を親に持って行って却下されたというのは、32歳のころ、せっかくテレコムニュージーからヘッドハンティングされて、ニュージーランドに移住する道が開けたのに、夫に却下されて実現しなかったというのと同じ、
 
未解決な感情
 
そもそも、選択肢として検討のテーブルにすら載らなかった…
= 私の人生について、母も夫も、どうでもよいか、自分の付属物のようにしか考えていなかったのでは???
 
という疑念という感情が生まれているのですが…、この”疑念”が、グルグルと私を苦しめているように思います。
 
15歳のころの出来事については、女性の友人が子供の進路に、あれこれ必要と思われる以上の詮索をしている様子を見て、”母親だもの、心配が動機なんだなぁ”と思い、15歳で娘を一人で海外にやるには、ヤマザキマリを育てたほどの肝っ玉母さんが必要で、母にその器があったか?と思うと…。 ないと思うので、仕方ないや…と許せそうな気が…。
 
一方のヘッドハンティングについては、微妙… ま、世界のどこにいても、幸福は作れると思いますが… テレコムニュージーでは、韓国人のあまり優秀でない人を蹴落とすことになってしまう感じだったので、それだと、人の道に踏み外してしまったかもしれないし… 誰かの人生を私が身を引くことで救ったともいえるからなぁ…。まぁ、よしとするか。
 
■ 身を引かずにWINWINを作る
 
自分をもったいないあり方ではなく、十分に有効に使える在り方を模索していますが…
 
ヨガの先生
 
は若い女性に勇気を与えることが出来て良かったですが、クライミングは、私の道ではないとハッキリ自覚できます。
 
なんせ、フリーでブイブイ鳴らせようとか、吠えたい、とか、一切感じません。ジムで、登って見せてくる女性とかいますが、ぜんぜん挑発に乗らないので、シラケさせている。

クラックが登れて、瑞牆の調和の幻想とかやれたら、かっこは良いだろうとは思うけど、私は、かっこよさのために生きるなんて愚かな行いは、そもそもしたくないし…
 
私にとっては海外の放浪も、実は富士経済がそのような仕事で、調査なので、普通の日本人が行かないような僻地に、ハイヤーと通訳を雇って(つまり、会社の経費で)自由に行くことができたのですが、別に大きな喜びはもたらさず、まぁ、って程度だったんですよね。会社を辞める時、同僚に、こんな楽勝の会社辞めるの!と慰留されたけど…。そのあとニュージーの話きたから、辞めたほうが可能性は開けたってことでしょう・・
 
ホッファーにとっての沖合氏みたいな仕事を見つけるのが課題かな。